相棒のアリス(シーズン11元旦スペシャル)のあらすじと感想!キャストや犯人は?

テレビ朝日で放送されているドラマ「相棒」。優秀なキャリアながらも、その変人ぶりから警視庁内の窓際部署「特命係」に所属している係長の杉下右京とその相棒が果敢に事件解決に挑む刑事ドラマです。今回はそんな相棒シリーズから、お正月のスペシャルドラマで放送されたお話「アリス」をご紹介致します。あらすじのほかにもキャスト情報、実際に見た方の感想も載せていますので、「アリス」をまだ見たことがない人は見る前の参考にしてみて下さい。

相棒のアリス(シーズン11元旦スペシャル)のあらすじと感想!キャストや犯人は?のイメージ

目次

  1. 相棒11のアリスのあらすじは?キャストや感想をまとめて紹介
  2. 相棒とは?
  3. 相棒11のアリスのあらすじを解説!
  4. 相棒11のアリスの犯人は誰?ネタバレ紹介
  5. 相棒11のアリスの出演キャスト一覧
  6. 相棒11のアリスを見た人の感想は?
  7. 相棒11のアリスを是非ご覧あれ!

相棒11のアリスのあらすじは?キャストや感想をまとめて紹介

テレビ朝日で放送されているドラマ「相棒」。特命係が果敢に事件解決に挑む姿を手に汗握る大人気の刑事ドラマです。今回はそんな相棒シリーズから、お正月のスペシャルドラマで放送されたお話「アリス」をご紹介致します。あらすじから出演キャスト、実際に見た方の感想まで調べてみました。

相棒 season11|テレビ朝日

相棒とは?

「名前を聞いたことはあるけど、いったいどんな作品なの?」という方の為に、まずは相棒シリーズについてのあらすじや特徴などを簡単にご紹介します。

刑事ドラマの代表作品

優秀なキャリアながらも、その変人ぶりから警視庁内の窓際部署「特命係」に所属している係長の杉下右京が、自身の下についた相棒と共に超人的な推理力・洞察力を駆使して活躍していく刑事ドラマです。2000年から放送が開始されてから今まで根強い人気を誇っており、劇場版が4作品、スピンオフ映画も2作品公開されておりいずれも大ヒットを収めている「刑事ドラマの代表作」といっても過言ではない作品です。

シリーズの人気を支える「右京の相棒」

相棒シリーズの大きな特徴が右京の歴代の相棒です。失態により捜査一課から左遷させられた亀山薫、元は右京を監視するスパイとして警察庁から送り込まれた神戸尊、右京の要望で所轄から引き抜かれた甲斐享、法務省からキャリア官僚として警視庁へと出向してきた冠城亘と、相棒は4人変わっています。それぞれの代で同じ相棒シリーズでも異なった楽しみ方が出来るのが長く支持されている理由といえるでしょう。

個性的なサブキャラクター

相棒シリーズでは右京とその相棒の他にも、準レギュラーの扱いで出ているキャラクターが沢山います。特命係を目の敵にしている反面時には協力し合うこともある警視庁の伊丹憲一やその後輩の芹沢慶二、特命係に協力的な鑑識の米沢守など、個性的なメンバーと特命係のやり取りも相棒シリーズの魅力となっています。

毎年恒例?お正月のスペシャルドラマ

普段は1話完結型の連続ドラマとして1クール毎に放映している相棒ですが、お正月には2時間30分の長編スペシャルドラマとしても放送されていることが恒例となっています。今回ご紹介するお話「アリス」も、3代目にあたる甲斐が相棒のときのお正月スペシャルで放送されたお話です。

Thumb相棒の歴代の相方パートナー一覧!名前・経歴や担当キャストを画像付きで紹介 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

相棒11のアリスのあらすじを解説!

相棒について分かったところで、早速今回ご紹介する「アリス」についてのお話に移りましょう。まずは物語のあらすじからご紹介します。

事の始まりは「少女の神隠し」

昭和30年12月24日、郊外にある早蕨村にある贅を尽くした美しいホテルのロビーに2人の少女がいました。宿泊客で元子爵の令嬢の橘瑠璃子とホテルのオーナーの二百郷洋蔵の娘、朋子です。ふたりは森の中へと散策に出かけます。しかしその後瑠璃子は神隠しにあったように姿を消し、朋子は森の中に1人取り残されてしまいます。

そして月日は流れ、平成24年12月24日。ロンドンのとある邸宅で、75歳になった朋子が息を引き取りました。その朋子の臨終に立ち合った弁護士の石川から右京に電話が掛かってきます。「ヒナギクじゃなかった。茜が危ない。あの子を助けて」という言葉を残してこの世を去ったという話を聞き、茜が住む二百郷家の屋敷へ甲斐とともに向かいます。茜にとって朋子は大叔母にあたりました。

到着してみると二百郷家では事件が起きていました。飼い犬のタロウが改造スタンガンで殺害された挙句、何者かが物色した形跡があったのです。被害に遭ったのは8万円ほどの現金、家人が留守にした2時間ほどの隙を空き巣に狙われたと思われた。が、右京は「空き巣ではなく別の目的がある」と判断します。使用人の柴田久造から「泊まり込んでくれないか」と頼み込まれた特命係はそれに応じることにするのです。

 

右京と朋子の出会いとは?

右京と朋子の出会いは10年ほど前、右京が休暇で訪れたロンドンです。朋子は右京を見るやその場に倒れ込んでしまい、見かねた右京は朋子を救いそのまま食事をしました。朋子曰く右京を見て学生時代に憧れていた人を思い出したことがショックだったらしいのですが、恐ろしい事件の為にその人物のことを覚えていないらしいのです。朋子の弁護士・石川が右京の大学の後輩であることもあり、以来右京と朋子は交際を続けて来たのです。

朋子にとっての痛ましい事件と狙われる茜

その夜、神隠しについて調べているライターの遠野博明が訪ねて来ます。右京たちは遠野から過去の橘瑠璃子の失踪について聞かされます。「その夜にホテルが火事で全焼してしまったので、瑠璃子が失踪した日は彼女を探すどころではなかった」というのです。朋子は救出されましたが朋子の両親は死亡、朋子にとって痛ましい事件が同じ日に2件も起こったことになります。

次の日、右京と別行動をしていた甲斐は「茜から目を離さないように」と指示を受けます。そこへ米沢から「犬殺害の凶器には特殊な棒状のスタンガンが使用されていた」という連絡が入ります。それは公安の実働部隊である「出店」が使用するものだったのです。不安に駆られる甲斐ですがその予感は的中、茜が何者かに襲われる事態が発生します。

調べを終えた右京も合流して朋子が茜に何かを渡していなかったか尋ねると、瑠璃子のスクラップブックを預かっていたことが判明します。内容は英国式のスクラップブックでした。良家の子女にとって手紙は脅迫のネタになりかねず危険なもののため、日記ではなくスクラップブックという形で記録を残したのだといいます。

右京はスクラップブックにかかり切りで疎外感を抱いた甲斐は茜と共に郷土史資料館へ出かけます。菅井から「早蕨ホテルの焼失事件では、二百郷夫妻以外にもう1人犠牲者があったらしい」という情報を入手します。犠牲者は中林秀夫を名乗っていましたが、それは偽名でした。甲斐は中林が事件に関係している可能性を考えます。

事件の鍵「永沢の備忘録」

右京も「早蕨ホテル」に事件の鍵があると甲斐に語ります。ホテルの宿泊客の名簿の中から「永沢成親」の名前を見つけた右京は永沢の備忘録にヒントが隠されているかもしれないと考え、永沢の備忘録を捜すために茜と共に山岸昭和史記念館へ向かいます。

その頃、記念館では職員の1人・児島周三郎が殺害され、収蔵品が盗難にあうという事件が起きていました。警視庁の伊丹たちも出動する中、被害者の同僚によれば後藤陸軍大臣の手紙などと共に永沢元子爵の備忘録も盗まれたというのです。右京たちはこのことを知り落胆しますが、館長の吉川によれば電子データ化されたものが残されていると言うため閲覧することに成功します。

備忘録の内容

備忘録にはこう記されていました。"フロントで列車の時刻を確かめた。そこで法務省の国枝らしき人物を見かけた。だがフロントに確認すると中林秀夫という弁護士だと言う。世の中には似た人が居るものだと感心した。その後ポーターの傍に立っていた朋子嬢と瑠璃子嬢が見送りをしてくれた。「宝物について見つかったか」と瑠璃子に尋ねると、瑠璃子は「見つかった」と答えた。この瑠璃子の態度に気を良くし私はそのままホテルを去った"
 

「国枝文書」との関係は?

右京は焼死した偽名の人物中林秀夫に注目します。中林が偽名である以上、その正体が「国枝文書」を記した、消息不明となっている国枝文隆だと推理したのです。国枝は新警察法の成立に連絡役として密接に関わっていたらしく、この暗躍について克明に記された物が「国枝文書」と呼ばれる一連の記録です。表沙汰になれば威信が揺らぎかねない代物でした。
 

しかも国枝と二百郷洋蔵が学友であったことも判明します。出店の存在、児島の死、国枝文書。明らかに何者かの意志が働いていると考えた特命係は備忘録をコピーして資料館を後にします。夕食を終えて甲斐を残し茜と先に店を出る右京ですが、そこを何者かに襲撃されてしまいます。しかし、特命係はその襲撃を読んでおり茜を逃がすことに成功し事なきを得ました。

「泥棒の家」と呼ばれる理由

右京はずっと気になっていた二百郷家が「泥棒の家」と呼ばれていた理由を茜に尋ねます。早蕨ホテルの焼失事件後、二百郷家に多くの華族が現れ「泥棒!」と責め立てたのだそうだ。戦後の財産税により華族から最大90%近くの財産を税金として没収されており、これこそが華族没落の理由でしたが早蕨ホテルの利用客は誰1人没落することなくホテルを利用し続けたのです。右京は洋蔵と華族の間で密約が交わされていたのではと考えます。

茜は二百郷家が地元で泥棒呼ばわりされたことに傷付き、調査をしていたと言います。当時生存していた茜の父によれば洋蔵は華族の財産隠しに協力していた疑いがあったらしいのです。どうやら秘密の隠し場所がありそこに財産などが収蔵されていたそうで、秘密の隠し場所には国枝文書も隠されいてるのかもしれないと言うのです。朋子が予期した茜の危険は「秘密の隠し場所」に関連することだったのです。
 

茜は「洋蔵が預かった華族の財産を私的に流用していた事実など存在しないことを証明して欲しい」と右京に申し出ます。神隠し、ホテル焼失、児島の死、国枝文書、暗躍する公安部隊、と様々なことが複雑に絡み合う壮大なストーリーとなっています。

相棒11のアリスの犯人は誰?ネタバレ紹介

ここまであらすじをご紹介してきましたが如何でしたでしょうか?あらすじの次は「アリス」の犯人や真相はいったいどんなものだったかをご紹介します。先のあらすじでもご紹介した「山岸昭和史記念館殺人事件の犯人」「57年前の瑠璃子の神隠しの真相」「早蕨ホテルの火事の原因」の3点についての解説です。

山岸昭和史記念館殺人事件の犯人

記念館での殺人事件の犯人は、瑠璃子の失踪事件を調べているという名目で取材を行っていたライターの東野です。実はこの人物、財産備忘録を書いた永沢家の末裔永沢公彦だったのです。永沢家は火事後没落しており、その事で彼は二百郷家を恨み隠し財産を狙っていました。まだ正体がばれたくなかった東野は自分が来た事が分かってしまう記念館の閲覧記録を盗もうとした所、小島に目撃されてしまい殺害に至ったのです。

57年前の瑠璃子の神隠しの真相

華族の常連客が皆宿泊代を払わなくなってしまった事で当時ホテルは倒産寸前でした。ポーターだった柴田久造は隠し財産を勝手に売ってホテルのために使おうと思い、瑠璃子から隠し場所を聞こうとしますが失敗に終わります。その事がきっかけで殺意を抱きますが、殺害の途中で瑠璃子が自分で河原に飛び降りてしまったというのが真相です。柴田は事件発覚後警察で事情を聞かれますが時効で釈放、その後自殺しています。

早蕨ホテルの火事の原因

ホテルの火災は、瑠璃子を探すために朋子がろうそくを持って屋根裏部屋に入った事が原因でした。朋子は、捜しに来た柴田に助けられます。その時のショックで記憶の一部が消失してしまったようです。

相棒11のアリスの出演キャスト一覧

相棒シリーズは豪華なキャストが勢ぞろいしているところも魅力の一つです。今回はレギュラーのメンバーの杉下右京、今シーズンの右京の相棒のキャストのほかに、「アリス」のゲストキャストをご紹介します。

杉下右京役:水谷豊

いわずと知れた本作の主役・杉下右京を演じているのは大ベテランの役者、水谷豊さんです。相棒の他にも「傷だらけの天使」「男たちの旅路」「熱中時代」「刑事貴族」「探偵 左文字進」など数多くのドラマに出演しています。俳優業の他にも映画監督や音楽活動なども行っており、幅広く活躍されています。

甲斐享:成宮寛貴

3代目の相棒・甲斐享役として相棒には3年間出演、他にも「ごくせん」「オレンジデイズ」などの有名作品に出演しています。「金田一少年の事件簿N」では主人公金田一のライバル高遠遙一を演じ、稲垣吾郎の金田一耕助シリーズ「悪魔が来りて笛を吹く」で犯人役を演じており「金田一耕助の孫が活躍する物語」と「金田一耕助が活躍する話」の二作品でそれぞれと対決する犯罪者を演じた事も評判となっています。

二百郷茜役:波瑠

今回のお話の重要な役とも言える二百郷茜役は波瑠さんが演じています。2015年の朝ドラ「あさが来た」で知られた女優さんです。「マリア様がみてる」「おそろし〜三島屋変調百物語」「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」「お母さん、娘をやめていいですか?」「あなたのことはそれほど」「未解決の女 警視庁文書捜査官」などに出演していることでも有名です。

遠野弘明役:滝藤賢一

記念館殺人事件の犯人・遠野弘明役だったのは滝藤賢一さんです。映画監督を志して上京しますが映画「バレット・バレエ」のオーディションに合格したことを機に俳優を志します。2013年に大ヒットしたドラマ「半沢直樹」で注目を浴びようになります。他にも「龍馬伝」「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」「半分、青い。」にも出演されています。

橘瑠璃子役:広瀬アリス

今回のお話の発端である人物、橘瑠璃子を演じていたのは広瀬アリスさんです。女優業だけでなくファッションモデルとして活躍しています。広瀬すずさんのお姉さんにあたります。「銀の匙 Silver Spoon」でヒロインの御影アキを演じるに当たり役作りの為に今まで長かった髪を切り落とし、併せて乗馬や輓馬、乳搾りの練習を行うなど、ストイックな一面も持ち合わせている女優さんです。

相棒11のアリスを見た人の感想は?

あらすじとキャストまでご紹介してきましたが、実際に「アリス」を見た人たちからはどのような評判を得ているのか?ここからはそんな視聴者の感想を一部ご紹介します。視聴に未だ悩まれている方は、見た人の感想も是非参考にしてみて下さい。

元旦スペシャルならではの大作!

元旦スペシャルにふさわしい大傑作でした。スリルもあって、感動的な面もあって、「こういう話を見たかった!」と叫びたくなりました!太田さん、素晴らしい脚本ありがとうございました。最高のお年玉を貰った気持ちになりました。

このような感想が寄せられています。「最高のお年玉だった」「ストーリーが壮大ですごい」という感想が多く見られました。連続ドラマとは異なるテイストで物語が展開していくのもお正月スペシャルならではです。

脇役や犯人役のキャストが充実!

久しぶりに見ごたえがありました。2時間以上でも長く感じませんでした。中原丈夫さんは、以前お医者様役でも出演されていましたね。かなり好きな役者さんです。お嬢様を守り続けた後、時効にもかかわらず罪を償って自殺する。中原さんのイメージにぴったりでした。波留さんという女優さんをはじめて知りましたがかわいい方ですね。すっきりとした雰囲気がいいと思います。いつも思うのですが、相棒は脇役や犯人役で出演される方々が充実していますね。

こちらはキャストに関する感想です。他にも「お正月スペシャルにふさわしいキャストだった」「今回も豪華シャストで見ごたえがありました」という感想を寄せている方が沢山いらっしゃいました。

相棒11のアリスを是非ご覧あれ!

今回は相棒「アリス」のあらすじとキャスト、見た人の感想をご紹介してきましたが如何でしたでしょうか?様々な視点から楽しめる作品ですので、2回3回と見ても面白いお話です。まだ見たことのない方は勿論、1度見たことがあるという方もこの機会にまた見てみようときっかけになれば光栄です。

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