【逃亡医F】実写ドラマの最終回あらすじをネタバレ！結末や黒幕・犯人の正体は？

ドラマ「逃亡医F」は、ある事件の容疑者として指名手配が出された天才外科医のスリリングな逃亡生活と、事件の黒幕に迫った医療サスペンスドラマです。以下では、漫画が原作のドラマ「逃亡医F」の最終回結末のあらすじネタバレや、結末ラストと黒幕・犯人の正体、ドラマの各話のあらすじ、ドラマ版と原作との違い、出演キャスト等を、あらすじネタバレ紹介します。

「逃亡医F」は、伊月慶悟原作・佐藤マコト作画による医療サスペンス漫画で、2007年～2008年にかけて「プレイコミック」にて連載されました。原作漫画の単行本は刊行されておらず、2011年から「マンガ図書館Z」での配信が開始され、電子書籍・全3巻で構成されています。

「逃亡医F」のドラマ版は、2022年1月～3月にかけて日本テレビ系列「土曜ドラマ枠」にて放送され、全10話で構成されています。ドラマ版では、原作漫画のストーリーや設定に変更や脚色が加えられ、ドラマオリジナルの展開となっています。

以下では、結末ラストまで波乱の展開が繰り広げられた、逃亡医Fのドラマ最終回あらすじ結末を、あらすじネタバレ紹介します。

留置所の長谷川が何者かに殺害される事件が起き、その事実は筋川のアパートにいる藤木たちにも聞かされます。自身の命に危機を感じていた長谷川は、生前、筋川と沢井にあることを託し、長谷川の妻子の元へ向かいます。長谷川の手紙には、残された家族への思いがつづられ、父親として正義の形としてぬいぐるみに忍ばせたUSBを、藤木に渡して欲しいと書いてありました。

USBには、佐々木が開発したガイストの臨床実験で死亡し、その事実をうやむやにされた人々のリストであり、佐々木の罪を実証する重要なものでした。

妙子が目覚め、藤木たちが喜びに沸く中、佐々木は警察へ藤木を捕まえるように要請するも、留置所の長谷川の殺害を受け、警察や政府関係者は佐々木を見限りはじめ、窮地に陥った佐々木は「ガイスト」「DDSη」「藤木の血液のサンプル」への守りを固めます。その頃、妙子によって事件当日の出来事が明かされ、見知らぬ男が研究所に現れて自白剤を打たれ、意識が朦朧とする中、屋上へ運ばれ、妙子は窮地に追い込まれました。

そして、連絡を受けた藤木が屋上に駆けつけた時には妙子は屋上から落下し、その時、藤木がすれ違った男こそ、妙子を追い詰めた男であり、彼は事故の騒動に紛れて逃亡しました。また、過去に藤木が大怪我を負った際、治療に「ガイスト」「DDSη」が使用されるも、万が一、実験に失敗すれば、藤木の将来を奪いかねない事態が起きることも想定され、妙子は相談できずにいました。

2週間後、逮捕状が出された佐々木は逃亡し、彼が持っていた3つの研究データは烏丸が入手します。藤木も、こまれでお世話になった人々に自分が無実であることを証明するため、事件の真相を明るみにするため、警察への出頭を決意します。そこへ、佐々木から連絡が入り、指定の場所に来るように指示されます。

指定された岬には佐々木が待っており、より多くの命を救うためにガイストを完全なものにするための協力と、裁判では佐々木の有利になる証言をすることを要求します。しかし、協力を拒否され、ガイスト開発の真意を見透かされた佐々木は、藤木を更に陥れるべく、自ら崖下に飛び降ります。

病院に運び込まれた佐々木は、辛うじて一命は取り留めたものの、いつ心肺停止になってもおかしくない状況にあり、藤木が手術を申し出ました。そして、手術を終えると、藤木は外で待機していた警察に連行されていきました。一方、烏丸は、妙子を追い詰めた男・鳥羽山桃次郎に3つのデータを運ばせ、鳥羽山に麻酔注射を打つと、彼をスーツケースに隠してどこかへ向かいます。

半年後、裁判を控える佐々木は、世間から注目を集めており、八神拓郎と筋川は海外の救援活動に向かい、佐々木から3つのデータを奪った烏丸は、それらを海外の企業に売り飛ばしました。また、沢井美香子は、海洋観測士の仕事に戻るも、藤木の方は、ガイストの副作用に悩まされ、楽しかった時の記憶を思い出せずにいました。

以下では、最終回結末で示唆された、逃亡医Fのドラマの犯人や黒幕の正体について、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

ドラマでは、バイオネオと妙子の繋がりから、佐々木が事件の黒幕・犯人と推測されました。しかし、ドラマ最終回結末にて、妙子を屋上へ追い詰めた男・鳥羽山桃次郎が、烏丸京子の協力者であったことから、藤木が佐々木が犯人ではないことを示唆するようなセリフから、佐々木は事件の犯人ではないという見方が強いでしょう。

妙子の落下事故から始まった一連の騒動には、そもそも犯人が存在しない事件だったことが発覚するも、騒動の引き金となった黒幕の存在は否定することができません。ドラマ版の黒幕の目的は、妙子の研究データを奪うことでしたが、妙子の事故をきっかけに架空の事件が生まれ、犯人として藤木が追われる身となりました。

最終的に藤木の無実が証明されるも、最終回結末までに怪しい動きを見せていたのが烏丸であり、妙子を追い詰めた男との繋がりから、彼女こそ事件の黒幕の正体と考えられます。また、藤木への協力も、彼が妙子の恋人であり、友人を見殺しに出来ないとの思いがあったでしょう。

以下では、ドラマの原作となった「逃亡医F」の原作漫画の打ち切りの真相や、ドラマ・原作との違いをネタバレ紹介します。

「逃亡医F」の原作漫画の最終回結末は、連載の打ち切り終了だったことが判明しており、連載終了後も未単行本とされていました。しかし、「マンガ図書館Z」への投稿をきっかけに電子書籍としてまとめられ、「逃亡医F」の漫画も広く知られるようになりました。

「逃亡医F」のドラマと原作漫画は、設定やストーリーはもちろん、最終回結末や黒幕の正体まで異なっている点が特徴です。以下では、逃亡医Fのドラマと原作の違いについて紹介します。

ドラマ版では、恋人同士という設定でしたが、原作では大学病院の同僚という設定で、恋人同士ではありません。また、藤木が逃亡生活を始めた経緯は、妙子の才能に嫉妬し、彼女の研究内容を外部に漏らしたことで、妙子を追い詰めてしまったことへの罪悪感から、妙子の研究者としての潔白を証明するためでした。

ドラマでの妙子の転落事故は、データの奪取を目論む烏丸の協力者の仕業とされるも、原作では妙子の自殺だったことが明かされています。

元レンジャー部隊という経歴から、パワフルな活躍を見せた八神拓郎でしたが、原作では登山家という設定になっており、ストーリー後半で登場しています。

ドラマ版の黒幕の正体で、最終回結末でその本性が明かされた烏丸京子も、ドラマ・原作での設定が大きく異なります。まず、ドラマ版では、バイオネオの執行役員・営業部門のトップであり、妙子とは中学時代からの親友という設定です。一方、原作では、イースト薬業の研究員という設定で、優秀な男性の遺伝子を集めるべく、藤木を執拗に追いかけるキャラとして描かれています。

ドラマ版のヒロイン的存在である沢井美香子は、原作では気象観測士という設定で、偶然、船に乗り合わせていた藤木の応急処置を受け、結末にて再登場を果たします。原作では、ストーリー序盤と結末のみの登場でしたが、ドラマ版では藤木の協力者として、沢井美香子の出番が大幅に増やされています。

以下では、原作漫画とは異なる面白さや、ドラマオリジナルの最終回結末が注目された、「逃亡医F」のドラマあらすじをネタバレ紹介します。

病院の屋上で八神妙子が転落する事故が起き、目撃者の証言などから恋人の藤木圭介による犯行とみなされ、殺人容疑がかけられてしまいます。まもなく藤木は逃走し指名手配がかけられる中、妙子の兄・拓郎は、妹の突然の死を遅れて知り、警察に問い詰めた結果、犯人が恋人の藤木圭介だと知り、彼の捜索に乗り出します。

一方、藤木は鳴海健介の偽名で海洋観測船に乗り込むも、駆け出しの海洋観測員・井沢美香子に指名手配の男ではと勘付かれてしまいます。また、藤木の目撃情報が警察に入り、観測船に乗り合わせていると思われた矢先、沢井が腕を負傷する事故が起きます。海上には霧が立ち込め、港から船が出せない中、藤木は沢井を救うべく応急処置を施し、藤木の的確な判断と技術に感心した船員たちは、藤木を見逃すことにしました。

しかし、港から船舶に向かってきた八神拓郎と遭遇し、藤木の弁解をよそに拓郎の暴走は止まることなく、やむを得ず足に麻酔を打って眠らせることで窮地を脱しました。

拓郎のボードを奪って陸上に降り立った藤木は、雪山で滑落したことろを地元の少年・健太に発見され、病院へ運びこまれます。身元がバレることを恐れ、診察を拒む藤木の前に、ギプスをはめた沢井が現れます。藤木の無実を信じ、力になりたいと思う沢井は、藤木の地図を頼りにここへ駆けつけ、2人の様子から駆け落ちだと勘違いした喫茶店主・香川の好意で、お店の2階を仮住まいとして提供されました。

喫茶店には、登山客の荷物が預けられ、その中には藤木が探してる都波教授のものもありました。都波教授は、八神妙子の共同研究者で、妙子の死の直前、自分に何かあったら都波教授に会うようにと、言われていました。一方、藤木を逃した拓郎は、以前、警察署に乗り込んだ際、弱みを握った刑事・筋川から藤木に関する情報を聞き出し、藤木・都波教授がどこかで待ち合わせをしていると考えます。

また、妙子の遺品整理をしていた友人・烏丸京子に対しても違和感を覚えており、彼女の身辺も密かに調べ始めます。その頃、香川の喫茶店にローカルテレビ局の松田・島崎が取材許可に訪れ、お店で働く藤木が指名手配犯だと察すると、スクープ映像を撮ろうと藤木への張り込みを始めます。都波教授の行方を探す藤木・沢井は、風吹の山道を歩いていると、雪に埋もれた健太を発見します。

夕方に藤木と遭遇した健太は、咳が止まらない持病を抱えており、病気ではと疑う藤木に対して「313」と答えていました。ひとまず、近くの山小屋に避難した3人は、健太の命を救うべく、限られた道具で手術を決行しようとした矢先、2人の後を追ってきた松田・島崎が乱入します。実は、健太と松田は親子であり、自身の保身よりも息子を優先した藤木の行動を目の当たりにした松田は、藤木を庇うことに決めました。

拓郎・筋川が、藤木のいる街に入り、情報収集を行う中、都波教授を探す藤木は、世話になっている喫茶店主・香川の料理から、彼が味覚障害を患っていることを察します。実は、香川は脳腫瘍の1つ聴神経腫瘍を患っており、手術しても味覚障害が戻らないという恐怖から、手術をためらっていました。その理由は、娘の結婚式で料理を披露するためで、それまで手術は受けたくないとの考えからでした。

そして、藤木・沢井の働きかけや絶縁した妻の計らいにより、香川は娘の披露宴会場の厨房で料理を振る舞うことになったものの、ひょんなことがきっかけで鳴海と名乗る男の本名が藤木だと知ってしまい、式の準備での疲労から、うっかり藤木を本名で呼んでしまいます。ホテル従業員は、指名手配犯の藤木がいると察し、警察に通報します。

その頃、香川の喫茶店へ都波教授が訪れ、留守を任された沢井と一緒にホテルに向かう事になります。一方、ホテルでは、藤木の正体がバレて大騒ぎなり、また香川も持病の悪化で倒れてしまいます。藤木が天才外科医であることを雑誌で知った香川は、料理を作りたいとの想いから藤木に何とかしてくれと懇願し、手術前に娘との思い出の品であるりんごの白鳥を作り上げた後、藤木から応急処置を受けます。

その後、香川は緊急搬送されることとなり、救急車に運ばれる中、式場の隙間から娘の晴れ姿を見守りました。一方、藤木は警察に取り囲まれるも、拓郎によって助け出され、妙子を殺した理由について問い詰められます。しかし、妙子の死はある黒幕によって偽装されたものであり、本物の妙子は、バイオベンチャー・バイオネオにて治療を受けていました。

拓郎に自白を迫られた藤木は、妙子の転落現場に怪しい人物がいたことを話すも、興奮する拓郎は聞く耳を持たず、藤木はある秘策を用いて窮地を脱します。しかし、スマホの入った上着を取り忘れてしまい、沢井との連絡手段が途絶えてしまいます。一方、香川の喫茶店には沢井がおり、拓郎は妹の恋人を心配する人間を装って沢井に近づき、藤木宛に送られたメールも拓郎が成りすまして返信し、沢井の信頼を得ていきます。

その頃、藤木は東京方面を目指すも、乗り込んだトラックの荷台にいる母犬と子犬6匹に苦戦していました。藤木の存在は運転手の雨宮・昌明に気づかれてしまうも、子犬たちを人質に彼らを脅し、口止めをします。また、運転手の2人も訳ありの人物であり、検問所に引っかかりピンチに直面するも、藤木の機転によって何とか乗り切ることが出来ました。

しかし、休憩中に荷台の扉を開けていたため、藤木の姿を第三者に見られてしまい、警察に通報されてしまいます。藤木たちは解体所に到着し、昌明から逃げるように促されるも、荷台に乗っていた犬が病気のため吐血をし、昌明ともみ合いを起こした雨宮も足を脱臼します。患者を放っておけない性分の藤木は、急いで犬の手術と雨宮の怪我の処置を行い、後のことは昌明に任せ、別の車で逃走しました。

一方、拓郎は、沢井と共に都波教授の元へ向かうも、都波教授・沢井を拘束し、筋川の家で監禁します。そして、筋川が自宅に戻ると、拓郎は都波教授に妹・妙子の死の真相について聞き出します。教授は、妙子がバイオネオと手を組み、何かに巻き込まれて殺されたことを話し、拓郎は、沢井を連れてバイオネオの佐々木世志郎の元へ向かいます。

一方、バイオネオでは治療中の妙子の様子を見守る佐々木の姿があり、ある計画のために警察に賄賂を渡し、いち早く藤木圭介を捕まえるように要求します。また、佐々木は烏丸とも手を組んでおり、彼女には妙子の資料を探るように指示していました。

昌明・雨宮と別れた藤木は八王子に到着し、2日後に帝都医大で開かれるシンポジウムにて都波教授と再会するべく、廃墟と化した団地の公園で過ごすも、ベンチの上で眠っている時に不法滞在の女性・チュンヤンに鞄を盗まれます。チュンヤンは足にチアノーゼ症状が出ており、彼女を助けた藤木はチュンヤンの仲間からの信頼を勝ち取ります。

その頃、バイオネオから筋川宅に戻った拓郎・沢井は、筋川・都波教授が消えたことに気が付き、以前、拓郎を襲った雀壮の定員たちの仕業と判明します。2人の身柄と引き換えに金品を要求された拓郎は、後輩の自衛官・今野にも手伝ってもらい、2人を救出します。一方、チュンヤンたちと交流を深める藤木は、味方を装う烏丸と出会い、自分の様子を烏丸を通じて佐々木に報告されます。

シンポジウム当日になり、ようやく都波教授と会えると思われた矢先、チアノーゼを持つチュンヤンが倒れたことを聞きつけ、彼女の手術を終えてから、バイクを飛ばして帝都大へ向かいます。

妙子の言葉を信じて都波教授の元へ向かった藤木でしたが、彼が沢井・拓郎と一緒にいる現場を目撃し、藤木はその場を後にします。また、烏丸から、妙子の部屋で見つけた「F」と記されたカセットテープを渡されており、テープのある部分に引っ掛かりを覚えていました。その頃、団地では別棟に住む日本人ホームレスによる外国人労働者への嫌がらせが勃発し、お互いにピリピリしていました。

その頃、団地には烏丸を尾行してきた沢井・拓郎・都波教授も現場に居合わせ、藤木は教授と会うことが出来ました。また、妙子が残したカセットテープのある部分の解析に成功し、都波教授によってデータ保存されます。団地内では、外国人労働者と日本人による抗争が勃発し、騒動に紛れて都波教授が襲撃され、佐々木の部下にデータを奪われる事態が起きます。

通報を受け、団地に警察が駆けつけようとする最中、藤木と拓郎は何とか外国人労働者とホームレスたちを逃がそうと案を巡らせるも、藤木はホームレスのノムさんに突き飛ばされ、鉄筋が突き刺さる重傷を負います。廃団地の周辺にはパトカーが集まり、藤木は限られた道具を駆使して鉄筋の除去に挑み、ホームレスの人達や外国人労働者の協力を得て、藤木たちは何とか警察から逃げることに成功します。

その頃、都波教授は、佐々木の部下・幹とバイオマスのスパイである長谷川に襲われ、研究データ「DDSη」を奪われてしまい、自宅を放火されます。そこへ藤木たちが駆けつけ、火事から助け出されるも、懸命な治療もむなしく教授は息を引き取りました。一方、都波教授から研究データを奪い、有頂天になっていた幹は、それらが不完全だったという事実を突きつけられます。

都波教授の死にショックを受ける藤木でしたが、一刻も早く事件の真相を明かすべく、一連の騒動の黒幕とみられる佐々木と接点のある長谷川に目を付けます。また、教授のカセットテープに関する遺言から古書店に向かった一行は、都波教授の「DDSη(イータ）」の研究データと研究日誌を入手し、完全な「DDSη」のデータを手に入れます。

また、教授の研究雑誌から「DDSη」の被験者の可能性が浮上し、一昨年前に手術を受けていた藤木は、自身の手術の際に「DDSη」を投与されていた場合、藤木の身体を検証しなければデータを完全にはできず、その必要性を佐々木に訴えることで、佐々木の目論みを探ろうします。一方、佐々木から手を切ることを考える長谷川は、妊娠中の妻の難病を理由に、思い切った行動が出来ずにいました。

妻の難病の治療か、それとも藤木たちを選ぶか、板挟みに悩む長谷川は、佐々木に味方することを選び、話を聞きに来た藤木から「DDSη」のデータを奪います。その瞬間、妻の容態が悪化し、藤木は、逮捕されることを覚悟で長谷川の妻の手術に踏み切り、大学病院に運び込みます。手術は成功し、赤ん坊も無事に生まれ安堵したのも束の間、藤木たちはすぐさま病院からの逃走を図ります。

烏丸の車に乗せられた藤木たちは、妙子の生存を聞かされると同時に、佐々木と妙子の知られざる繋がりを聞かされます。佐々木が開発した新薬「ガイスト」は、脳の神経細胞の修復を促す効果のある一方で、重い副作用も確認され、その事実を知った妙子は佐々木への協力を拒否します。実は、ガイストの副作用は、DDSηを取り入れることで打ち消すことができ、バイオマスがDDSηの研究データを狙った理由でした。

藤木たちは、妙子をバイオマスから救うべく、烏丸の協力を経て佐々木との交渉に挑みます。藤木は、ガイストとDDSηを使った被験者をそれとなく挙げ、ガイスト投与に必要な最後のデータについて明かします。佐々木がデータを基にDDSηを作る間、藤木は研究所の一室に閉じ込められ、待っている間、自身の血液中の薬物代謝酵素が、ガイストの副作用を打ち消す効果があることに気が付きます。

そして、自身の血液を妙子に輸血し、佐々木から受け取ると、ガイストとDDSηを妙子に投与します。妙子の治療を終えた藤木は、佐々木の手で麻酔注射を打たれるも、拓郎たちがスプリンクラーを作動させ、騒ぎに乗じて佐々木を気絶させ、妙子の救助に成功します。

その頃、佐々木の部下・幹は、藤木の担当医だった富樫から情報を聞き出していました。そして、留置所にいる長谷川へ注射を打ち、長谷川は顔を青ざめながら倒れ込みます。

以下では、成田凌さん主演の「逃亡医F」のドラマキャスト一覧を、出演キャストのプロフィールと主な出演作品と共に紹介します。

ドラマ「逃亡医F」の主人公・藤木圭介役の成田凌さんは、1993年生まれ、埼玉県出身の俳優で、ファッション雑誌の専属モデルオーディションの合格を機に芸能活動を開始し、2014年に俳優デビューを果たしました。俳優・成田凌さんの主な出演作品は、NHK朝ドラ「おちょやん」、ドラマ「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」、映画「カツベン!」染谷俊太郎役、「君の名は。」等です。

妙子の兄・八神拓郎役の松岡昌宏さんは、1977年生まれ、北海道出身の俳優で、アイドルグループ・TOKIOのメンバーです。俳優からバンドのドラマーなどマルチに活躍する松岡昌宏さんの主な出演作品は、「必殺仕事人」シリーズ、「家政婦のミタゾノ」「死役所」、映画「ゴジラ FINAL WARS」「怪物くん」等です。

駆け出しの海洋観測士・沢井美香子役の森七菜さんは、2001年生まれ、大分県出身の女優・歌手で、芸能事務所からのスカウトを経て2016年にデビューしました。女優・森七菜さんの主な出演作品は、ドラマ「この恋あたためますか」映画「ライアー×ライアー」「ラストレター」、アニメ映画「天気の子」等です。

妙子の親友で、一連の黒幕である烏丸京子役の前田敦子さんは、1991年生まれ、千葉県出身の女優・歌手で、2005年にアイドルグループ・AKB48のメンバーとしてデビューしました。女優・前田敦子さんの主な出演作品は、ドラマ「花ざかりの君たちへ（2011年版）」「学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで」、映画「もしドラ」「コンフィデンスマンJP」等です。

藤木の恋人・八神妙子役の桜庭ななみさんは、1992年生まれ、鹿児島県出身の女優で、芸能事務所のスカウトを経て、2008年にドラマデビューを果たしました。女優・桜庭ななみさんの主な出演作品は、NHK朝ドラ「スカーレット」、大河ドラマ「西郷どん」、「ホーム・ノット・アローン」、映画「書道ガールズ!!」「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」等です。

藤木の後輩で脳外科医・長谷川輝彦役の桐山照史さんは、1989年生まれ、大阪府出身、2002年にジャニーズ事務所に入所、関西ジャニーズJr.としての活動を経て2014年にアイドルグループ・ジャニーズWESTとしてCDデビューを果たしました。俳優としても活躍する桐山照史さんの主な出演作品は、ドラマ「ごくせん」「HOPE〜期待ゼロの新入社員〜」NHK朝ドラ「あさが来た」等です。

「逃亡医F」の黒幕の1人と推測された佐々木世志郎役の安田顕さんは、1973年生まれ、北海道出身の俳優・声優・タレントで、演劇ユニット・TEAM-NACSのメンバーです。俳優・安田顕さんの主な出演作品は、NHK朝ドラ「なつぞら」「下町ロケット」「誰も知らない明石家さんま」、映画「ザ・ファブル」「不能犯」「とんび」等です。

妙子と共同研究を行っていた教授・都波健吾役の酒向芳さんは、1958年生まれ、岐阜県出身の俳優で、オンシアター自由劇場への入団を機に俳優活動を開始し、2018年に出演した映画「検察側の罪人」の松倉重生役で脚光を浴びました。俳優・酒向芳さんの主な出演作品は、大河ドラマ「黒田官兵衛」「晴天を衝け」ドラマ「ソロモンの偽証」、「最愛」等です。

以下では、主人公のスリリングな逃避行が目を引く、「逃亡医F」ドラマの最終回に関する感想や評価を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

「逃亡医F」の魅力と言えば、主人公に危機的状況が迫る中でも、目の前の患者の命を優先し、その場にある道具を駆使して治療を施す展開は欠かせない要素であります。自分の身の安全よりも、患者の治療を優先する主人公の姿は、原作はもちろん、ドラマ版ではさらに魅力が増し、そのような主人公がかっこいいとの感想も寄せられ、ドラマの続きが楽しみとの声も見られます。

「逃亡医F」のドラマ版は、原作漫画の設定の多くに変更が施され、原作では登場回数の少なかった沢井美香子や妙子の兄・八神拓郎の出番がドラマ版では大幅に増やされ、新キャラも登場しました。ストーリー面では賛否両論となった「逃亡医F」のドラマでしたが、登場人物のキャラを引きたてるような、濃いキャラ設定がストーリーを更に面白くし、視聴者の興味を引きつけています。

「逃亡医F」のドラマ最終回では、一連の事件の黒幕が烏丸京子であることが示唆されるも、烏丸が妙子を追い込んだ事実は藤木たちに知られることなく、真相は闇に葬られました。一方で、視聴者からは、烏丸の協力者でスーツケースに入れられた人物のその後や、新薬・ガイストの副作用を示唆するような演出など、謎を残す結末ラストにスッキリしないとの声も寄せられています。

「逃亡F」のドラマ最終回結末のあらすじネタバレや、黒幕・犯人の正体、ドラマ版と原作との違いなどを、あらすじネタバレを交えながら紹介しました。ドラマ版では、原作に大幅な脚色を加えたストーリーとなっており、ドラマ・原作では最終回結末も異なるものの、主人公のスリリングな逃走劇や黒幕の知られざる正体や結末など、ドラマならではの演出が見どころでしょう。