【逃亡医F】漫画のネタバレあらすじと結末!犯人の正体や最終回のラストは?

2022年1月にドラマ化された「逃亡医F」は、同僚の殺害未遂の疑いをかけられた天才外科医の主人公の逃避行と、事件の真相や犯人に迫った医療サスペンスで、主人公のスリリングな逃亡生活と、潜伏先で見せる医療行為が見どころです。本文では、「逃亡医F」の原作漫画のあらすじネタバレや、最終回結末のネタバレ・犯人の正体、漫画版の打ち切りの真相などを、あらすじネタバレ紹介します。

【逃亡医F】漫画のネタバレあらすじと結末!犯人の正体や最終回のラストは?のイメージ

目次

  1. 逃亡医Fの漫画とは?
  2. 逃亡医Fの原作漫画のあらすじと最終回ネタバレ
  3. 逃亡医Fの漫画とドラマの違いや犯人
  4. 逃亡医Fの漫画の登場人物をネタバレ
  5. 逃亡医Fの漫画の魅力をネタバレ
  6. 逃亡医Fの漫画は打ち切りだった?ドラマはパクリ?
  7. 逃亡医Fの漫画に関する感想や評価
  8. 逃亡医Fの漫画ネタバレまとめ

逃亡医Fの漫画とは?

「逃亡医F」の漫画のイメージ画像

殺人犯の濡れ衣を着せられた天才外科医の逃走劇を描いた医療サスペンス「逃亡医F」は、ストーリーを追うごとに明かされる事件の真相や犯人の正体に迫る展開が見どころである一方、原作漫画は打ち切り終了を余儀なくされた経緯を持ちます。以下では、「逃亡医F」の原作漫画のあらすじネタバレや、結末のあらすじネタバレ、犯人の正体、原作漫画の打ち切りなどを、あらすじネタバレ紹介します。

逃亡医Fの漫画の概要

漫画「逃亡医F」は、伊月慶悟原作・佐藤マコト作画による漫画で、2007年~2008年にかけて「プレイコミック」で連載されていた医療サスペンス作品です。連載終了後、「逃亡医F」の単行本化は行われず、2011年から「マンガ図書館Z」にて、電子書籍として配信されています。

逃亡医Fのドラマ化

「逃亡医F」は、2022年1月にドラマ化され、成田凌さんが主演に起用されました。ドラマ「逃亡医F」は、日テレ系列の「土曜ドラマ」枠にて、全10話が放送されました。

逃亡医Fの原作漫画のあらすじと最終回ネタバレ

逃亡医Fの原作漫画のあらすじネタバレ・イメージ画像

以下では、打ち切り終了とは思えない面白さが人気を集める、「逃亡医F」の原作漫画のあらすじネタバレと、最終回結末のあらすじを、ネタバレ紹介します。

1巻あらすじネタバレ

事件が起きた帝都大付属病院のイメージ画像

帝都医科大学付属病院に勤務する医師・八神妙子が屋上から落下する事故が起き、自殺とみられた妙子の転落事故は、実は何者かによって突き落とされた可能性が浮上、調査の結果、妙子の同僚で、同病院に勤務する外科医・藤木圭介に嫌疑がかけられます。その後、藤木は行方をくらませ、警察は藤木圭介の指名手配を出し、藤木の行方を探し求めます。

ある日、気象観測士を乗せた船に乗り込んだ鳴海健介(藤木)は、ひどい船酔いに苦しみ、船員の橋爪に指名手配の男に似ていると指摘された矢先、気象観測を行っていた井沢美香子が、切れたワイヤーによって腕に重傷を負います。一刻の事態を争う中、頼みの綱の救助ヘリも海難事故の方へ飛んでしまい、船内が動揺に包まれる中、鳴海が井沢美香子の手術に乗り出します。

気象観測船に乗り合わせていた鳴海健介(藤木圭介)・イメージ画像

船内では備品が限られているため、ここでは美香子の腕を切断し、腕の縫合は病院で行うように処置しました。また、鳴海を乗せた気象観測船に男女を乗せたヨットがぶつかり、帝都医大の医師・佐伯と、彼の恋人で看護師の志穂と出くわします。お互いに面識があったゆえに、鳴海に対して複雑な感情を抱きながら、2人は無理心中するために、ヨットに乗って海を漂っていたことを明かします。

2人が無理心中を決行した理由は、佐伯の末期の膵臓がんと思われるも、志穂は佐伯との子供を身ごもっており、佐伯に知られまいと悪阻を抑える薬を飲んでいました。志穂の妊娠に気が付いた鳴海は、佐伯にこの事実を打ち明け、志穂の妊娠を知った佐伯は、これまで避けてきた延命の手術を受けることを決意し、友人の命を救うとどこかへ去っていきました。

喫茶店で働き始めた鳴海・イメージ画像

志水刑事の行きつけの珈琲店の前で倒れた鳴海は、そこの主人・富樫に助け出され、住み込みで働くことになりました。2年前、不良に絡まれた見ず知らずの人を助けるべく、仲介に入って死んでいった息子の面影を鳴海に重ねる富樫は、ひょんなことから鳴海が指定手配の男だと気が付くも、富樫は、見て見ぬふりをします。

そんなある日、志水刑事が、住み込みで働き始めた鳴海を怪しみ、彼の正体が藤木圭介である証拠を掴もうと躍起になります。そして、富樫が心臓発作で倒れた際、外科医だった鳴海にカマをかける言葉を投げかけるも、富樫が鳴海を「息子」だと読んで庇ったことや、富樫の気持ちを汲み取り、鳴海を見逃すことにしました。

車に轢かれそうになった子供を助ける・イメージ画像

富樫の珈琲店を後にした鳴海は新幹線で別の土地に向かい、車道に飛び出した子供を助け出します。間一髪で事故を免れることができたものの、心疾患を抱える子供はチアノーゼ状態を起こし救急搬送されます。一方、鳴海も子供を助けた際に足をねん挫し、一週間の安静を余儀なくされます。移動中に財布を掏られた鳴海でしたが、治療費は子供の両親が持つこととなり、安堵します。

しかし、子供の父親が新聞記者であったことから、鳴海が指定手配犯・藤木圭介だと見抜かれた矢先、子供の容態が悪化します。難しい手術に医師たちが頭を抱える中、かつて名外科医として名を馳せた鳴海が子供の執刀にあたり、手術を成功させます。鳴海の手術に感謝する子供の父親は、記者として鳴海の事実を証明することを約束し、再び鳴海は見逃されました。

中央研究所で治療を受ける八神妙子・イメージ画像

その頃、東京都奥多摩にあるイースト薬業の中央研究所では、八神妙子の治療が行われ、研究所の職員・烏丸は、優秀な男性の遺伝子サンプルを集めるのが趣味で、100人目には藤木健介のサンプルを採取しようと考えていました。ふと、テレビをつけると飛騨のスキー場が映り、そこに鳴海(藤木)がいることに気が付きます。

実は、移動中の電車で意識不明になった女性・秋美を介抱した鳴海は、そのお礼として女性の実家の宿に宿泊していました。宿には、帝都医大・微生物研究所のラベルが貼られた瓶があり、事件のキーマンである都波健吾もこの宿に来たことを知ります。都波教授が向かった先を聞き出した鳴海はさっそく出雲を目指すも、雪崩の影響で先に進むことができず、藤木の遺伝子サンプルの収集を目論む烏丸と対面します。

妙子とイースト製薬の関係が浮上する・イメージ画像

烏丸は、中央研究所で八神妙子の治療が行われていることを話し、その理由は妙子が何か画期的な発明をし、それを利用して儲けている者がいるのではと推測します。そんな中、早くスキー場を抜け出したい鳴海は、秋美と山道を歩いて避難小屋に入り、八神妙子に関する事件について語ります。

新薬開発に取り組む八神妙子・イメージ画像

妙子と藤木(鳴海)は、帝都医科大学付属病院の同僚同士で、妙子は基礎学研究の分野で優秀だったこと、そんな彼女に嫉妬した藤木は、ある日、お酒の席で彼女の研究内容をある製薬会社に勤める友人に漏らしてしまい、妙子の研究に盗用疑惑が浮上します。盗用を指摘したのは、その製薬会社とつながりのあり、医学界の権威である大学教授であり、医学界の派閥争いやスキャンダルに巻き込まれ、妙子は死を選んだと思われました。

しかし、警察の調べにより、妙子は何者かに殺されたと判断され、彼女への嫉妬を顕わにしていた藤木に疑いの目が向けられ、逃亡生活を余儀なくされました。同時に、藤木は妙子の名誉回復のためにも、一刻も早く証人となりうる都波教授を見つけたいと考えていました。

2巻あらすじネタバレ

都波から絵を譲ってほしいと頼まれた白井葵・イメージ画像

出雲に到着した鳴海(藤木)は、都波教授から絵を譲ってほしいと言われた画家・白井葵と出会い、鳴海を追ってきた烏丸とも合流します。都波教授から連絡を受け、急きょアトリエに戻り始めた白井でしたが、急性閉塞角緑内障の発作を起こし、緊急搬送された先で鳴海が手術を行うこととなり、出雲で都波教授と会うことは出来ませんでした。

そんな中、電車で浜田市方面に向かう都波教授を見つけた鳴海は、競走馬を運ぶトレーラーを運転する兄妹に乗せてもらいます。口裏を合わせてもらい、何とか警察の検問を通過することができたものの、馬の異変に気が付いた鳴海は、その馬には腫瘍があり命が危ないことを聞かされると、その馬を手術するべく、学生時代の友人がいる浜田総合病院へ向かわせ、富樫医師の協力のもと、馬の腫瘍摘出に成功します。

都波教授を追って九州方面を目指す鳴海健介・イメージ画像

富樫によると、都波教授は九州方面に向かったことが判明し、鳴海の無実を信じる富樫は彼の協力を申し出、金銭的な援助に出ます。その後、福岡市に到着した鳴海は、弁護士の横尾秀子と遭遇し、ある殺人事件の再審請求に関わる人物・左肩に花の形のアザがある男を探していることや、依頼人・清水亜美から父親が無実の罪を着せられたとの話を受け、被害者とされる諸井隆司の鑑定ミスを疑っていました。

事の発端は、釣りに出かけた清水の父親と諸井が船上で口論を起こし、バランスを崩した諸井が海に転落する事故から始まり、一ヵ月後、見つかった諸井の遺体に鈍器で殴られたような跡があったことから、清水の父親が逮捕されました。父親は無実であったものの、諸井に借金を抱えていたことから、事故にみせかけた殺人とみなされ、殺人罪の判決を受け、その後、獄中死しました。

死んだはずの諸井隆司の目撃情報が相次ぐ・イメージ画像

しかし、残された清水の周辺では、死んだはずの諸井隆司の目撃情報があり、真相を調べるべく、弁護士の横尾秀子に依頼しました。その頃、鳴海は歯の痛みを訴えて歯科医院にきており、通院患者との会話から、抜歯による出血性ショックで輸血が必要になった患者の血液型が普通と異なる型だったことを聞き、調査資料のカルテから諸井の血液が「Oh型」であることを突き止めます。

一方、遺体として発見された諸井とみられる男もO型であったものの、その方の血液型はいわゆる普通のO型だったため、矛盾が生じます。そんな中、父親の恨みを晴らすべく、清水がある男をハサミで刺す事件が起き、怪我を負った男が病院に運び込まれます。輸血を断わる男の様子から、鳴海はその男こそ諸井隆司であると見抜き、逃亡阻止のため麻酔をかけられた諸井は警察に逮捕され、冤罪事件は解決しました。

養蜂家の姉妹と出会う・イメージ画像

福岡を出た鳴海は佐賀へ向かい、はちみつの違法売買を行うチンピラに狙われる養蜂家の双子の姉妹を助けます。その後、チンピラを撃退した鳴海は、花蜜の採取のため全国を巡る姉妹に対して、都波教授を見かけから烏丸に連絡を入れて欲しいと伝え、次は熊本県へ向かいます。病院の清掃業のアルバイトとして働き始めた鳴海は、抗がん剤の副作用で味覚障害に悩む久保田と出会います。

娘の披露宴で料理を出すことを夢見る久保田・イメージ画像

料理人の久保田は、娘の結婚式の披露宴で自身が作った料理を振る舞うことを夢見ていましたが、今はその夢も絶望的で、父親の復帰を望む娘の期待もむなしく、久保田は諦めていました。話を聞いた鳴海は、看護師の理子に協力してもらい、結婚式の前日に久保田の手術を決行し、結婚式当日には、久保田をホテルの厨房に立たせることを実現しました。

そして、披露宴の料理には、父と娘の思い出であるウサギ型の大根飾りが添えられ、厨房から娘の結婚を祝う父親の想いに、娘と離婚した妻は涙を見せます。

3巻あらすじと最終回結末ネタバレ

八神妙子の兄の帰国・イメージ画像

八神妙子には兄がおり、事件当時、兄はヒマラヤへ写真撮影に行っていました。そのため日本へ帰国してはじめて妹の事件を知り、事件の犯人で、指名手配がかかった藤木圭介へ怒りを募らせます。一方、鳴海は、自身が外科医を目指すきっかけを作ってくれた恩師・三井真一郎の訃報を受け、変装して恩師の告別式に向かいます。しかし、運悪く妙子の兄と遭遇するも、烏丸の機転により何とかその場をしのぎます。

また、告別式には都波教授も来ていたものの、鳴海とすれ違いになってしまいます。その後、鳴海は、烏丸によってイースト製薬の中央研究所へ向かい、治療中の妙子を見舞うと共に、事件の真相について語り、妙子がイースト製薬で手厚い治療を受けていることに疑問を覚えます。まず、妙子の新薬研究は、クラノ製薬と鳴海、岡部薬品の鳴海の先輩だけで、イースト製薬と岡部薬品の資金提供が浮上します。

イースト製薬による岡部薬品への資金提供・イメージ画像

烏丸の指摘から、事件解決の糸口が見えたと思われた矢先、鳴海を追ってきた妙子の兄が襲いかかります。ヒマラヤにいた妙子の兄は、足のつま先に凍傷を負っており、鳴海はその場から逃がしてくれた烏丸に、凍傷の治療方法を教えます。怒りの収まらない妙子の兄は、鳴海のことを警察に通報し、烏丸も事情聴収を受けることになりました。

その頃、帝都医大の研究室へ都波教授が戻っており、寝たばこにより火事を起こします。煙を吸い意識を失った都波教授は、駆けつけた鳴海・富樫医師よって助け出され、一命を取り留めます。その後、鳴海はあの事件について富樫にも話し、自殺を考える妙子は、教授から研究の基となった新種の微生物の公表を提案されるも、それでは自分が盗用したことを認めることになると、思いつめていたことを明かします。

無断で微生物を持ち出し研究を進める・イメージ画像

実は、妙子が研究に用いた微生物は、都波教授の研究室にあったもので、長期不在で使用許可が取れにくい状況の中、新薬の研究を急ぐあまり、無断で持ち出していました。許可は後日に取れば良いと考えるも、藤木が他言したことで、妙子の研究が奪われる結果になったものの、これまでの経緯から妙子も反論できる立場ではありませんでした。

妙子がこのようになってしまったのは、彼女の才能に嫉妬した自分に原因があるとみている鳴海(藤木)は、彼女の名誉と信用回復のためにも、彼女の研究がオリジナルだったことを証明するべく、都波教授に真実を打ち明けようとしました。しかし、その矢先に研究所で火災が起き、証拠が消されてしまった今、残された道は、岡部薬品に勤める先輩・長谷川だけが頼みの綱となっていました。

八神妙子だけが知る研究データ・イメージ画像

その頃、イースト製薬側では、意識の回復が見込めない八神妙子にある男が苛立ちを募らせていました。その理由は、新薬研究の肝心なデータを採取するためであり、妙子が目覚めない限り、データを取ることができません。また、イースト製薬から資金提供を受ける岡部薬品でも、長谷川は上司・峰専務から、鳴海からの連絡を無視するように命じられていました。

イースト製薬の抗がん剤「UU8T」に対抗する新薬開発を受け、長谷川は難病の妻の治療費を引き換えに、新薬の情報を聞き出すように命じられていました。結果、八神妙子の人生を狂わせた挙句、情報を漏らした後輩・藤木(鳴海)は指名手配を受けることとなり、長谷川が罪の意識にさいなまれる中、鳴海一行が長谷川の社宅を訪れます。

罪の意識に苛まれる長谷川・イメージ画像

長谷川の妻は偽粘液腫と見られ、まるで妊婦のように腹部が大きく膨らんでいました。また、治療を受ける関東学館医大では、一時的な処置として腹水を取り除いているものの、それでも妻の余命は1年と宣告していました。自分の先が短いことを悟った妻は、最後に夫のかっこいい姿を見たいと懇願し、かつて自分の命を救ってくれた鳴海の力になって欲しいと夫の背中を押します。

妻の言葉から決心がついた長谷川は、上司に対して事件の真相を打ち明けることを報告、鳴海に協力する道を選びます。長谷川の裏切りに焦る峰専務は、長谷川の妻の担当医・東条医師と手を組み、長谷川の妻の難病の原因が、過去に鳴海が施した虫垂炎の手術にあるという指摘をでっちあげ、長谷川に揺さぶりをかけます。

長谷川の妻の手術を行う・イメージ画像

峰上司の罠に嵌った長谷川は、鳴海への怒りを顕わにし、証言に立たないことを宣言します。責任を感じた鳴海は、長谷川の妻を説得させて房野台消化器病院に転院させ、過去に偽粘液腫の手術を成功させた小峰医師を頼り、長谷川の妻の手術を行います。手術には鳴海も立ち会うこととなり、手術は無事に成功します。

また、手術の結果、長谷川の妻の難病の原因は虫垂炎ではなく、卵巣腫瘍だったことが判明し、それらも手術で取り除かれ、長谷川は安堵します。一方、イースト製薬では、事件の真相が明るみに出る前に、鳴海を逮捕させようと目論みます。長谷川宅周辺の聞き込みにより、刑事たちは鳴海のいる房野台消化器病院へ到着した頃、八神妙子が意識を取り戻しつつあることが、烏丸から鳴海へ連絡が入ります。

船で東京を目指す鳴海健介・イメージ画像

そこで、鳴海は刑事に見つからないように、以前、井沢美香子を治療した気象観測船に乗って東京へ向かいます。一方、病院では長谷川の証言によって鳴海健介こと藤木圭介の無実が明かされました。そして、イースト製薬で追いつかれ、鳴海が逮捕されそうになった矢先、八神妙子が意識を取り戻し、事件の真相や自殺を思い立ったことを証言し、鳴海の無実が証明されました。

イースト製薬の企てが明らかになる・イメージ画像

事件の犯人はイースト製薬であり、自社の抗がん剤に対抗しうる新薬開発を妨害するべく、違法行為を犯して妙子を追い詰めました。一方、妙子の方も自身の弱みを握られたことで反論することができず、思い悩んだ末、自殺未遂を起こしました。しかし、新薬情報には、妙子にしか知らない情報もあり、それらを手に入れるために八神妙子の治療をイースト製薬が買って出ました。

また、犯人であるイースト製薬の暗躍には、岡部薬品の長谷川も含まれ、妻の難病に目を付けた上司に利用され、鳴海(藤木)から情報を聞き出し、藤木圭介を犯人に仕立て事件の隠ぺいを図ろうとしました。藤木は、自分のせいで八神が窮地に陥ってしまったと罪悪感を持ち、妙子の名誉と信頼回復のために奔走した結果、事件の真相が明かされました。

逃亡医Fの漫画とドラマの違いや犯人

「逃亡医F」の漫画とドラマの違いを考察・イメージ画像

以下では、「逃亡医F」の原作漫画とドラマ版の違いについて、劇中設定や事件の犯人、ドラマ版の結末などをあらすじネタバレ紹介します。

逃亡医Fの漫画とドラマの違い

「逃亡医F」は、原作漫画とドラマ版では設定が異なり、例えば、八神妙子について、原作では藤木圭介の同僚であり、彼が外部に研究情報を漏らされ、事件の引き金になりましたが、ドラマ版では、妙子は藤木の恋人であり、かつ藤木は彼女の研究を知らないと推測されます。また、岡部薬品の長谷川も、ドラマ版では藤木の後輩として登場し、帝都医大に勤務しています。

一方、原作での事件の黒幕・犯人であるイースト製薬株式会社と峰専務は、ドラマ版での登場はなく、代わりにバイオベンチャー企業・バイオネオや、そこに所属する天才研究者・佐々木世志郎の登場という、新たな設定が取り入れられています。

逃亡医Fのドラマの犯人の正体

原作と大きく設定が異なる「逃亡医F」のドラマの犯人の正体は、原作のイースト製薬に相当するバイオネオの佐々木世志郎が犯人では推測され、ドラマ版では、新薬開発の利権を巡る問題で佐々木がクローズアップされています。また、原作では主人公の味方だった長谷川は、ドラマ版ではその正体がバイオネオのスパイと判明し、口封じとして薬物を投与されてしまいます。

佐々木が妙子の新薬開発の情報の入手方法について、原作では藤木から長谷川を通じてイースト製薬に漏れたものの、ドラマ版では藤木から長谷川に情報が漏れておらず、藤木が新薬について語った人物が誰なのか分からないなど、原作とは異なる展開となっています。

逃亡医Fのドラマ最終回の結末

「逃亡医F」のドラマ最終回は、犯人の正体とされた佐々木を藤木が救い、昏睡状態にあった妙子も回復し、藤木にも穏やかな日常が戻りました。一方で、新薬「ガイスト」の副作用により、藤木は楽しかった時の記憶を失っており、妙子の研究情報を誰かに漏らしたのか気になっていました。

その人物は、藤木と妙子が居酒屋で知り合った人物とみられ、その正体は烏丸ではと推測されました。ドラマ版最終回では、烏丸がバイオネオから奪ったデータを売り、莫大な資金を手に入れた描写があります。烏丸がドラマ版の犯人の正体だと考えた場合、新薬に関するデータを手に入れるため、妙子とバイオマスに近づき、計画的犯行に及んだ可能性が高いでしょう。

逃亡医Fの漫画の登場人物をネタバレ

逃亡医Fの漫画の登場人物をネタバレ紹介・イメージ画像

以下では、最終回結末まで繰り広げられた主人公の逃走劇や、犯人の正体が見る者の目を引いた、「逃亡医F」の登場人物を、あらすじネタバレ紹介します。

登場人物①藤木圭介(鳴海健介)

藤木圭介(鳴海健介)のイメージ画像

「逃亡医F」の主人公で、帝都大学付属病院の外科医です。新薬開発に成功した同僚・八神妙子に嫉妬し、自殺にみせかけて殺害しようとした疑いで指名手配をかけられます。逃走中は、鳴海健介の偽名で行動し、逃走先で医療行為を行いながら、自身の容疑と妙子の汚名を晴らすべく奔走します。

登場人物②烏丸

中央研究所に勤務する烏丸・イメージ画像

イースト製薬株式会社・中央研究所の女性研究員で、優秀な男性の遺伝子を集めることが趣味で、その100人目として鳴海(藤木)に目を付け、彼を執拗に追いかけます。また、鳴海の正体が、指定手配がかけられた藤木健介だと知りつつも、彼から事件の真相を聞かされ、藤木の無実を信じて逃亡を手伝います。

登場人物③富樫

藤木の友人・富樫のイメージ画像

浜田中央総合病院の勤務医で、藤木(鳴海)の大学時代の同級生です。藤木の外科手術の腕の高さを認めており、また、藤木の無実を信じて彼の逃走を手伝うなど、影ながら協力の手を差し伸べました。

登場人物④八神妙子

八神妙子のイメージ画像

帝都医大付属病院の女性医師で、藤木の同僚です。独自に研究を進めていた新薬開発に成功するも、彼女の才能に嫉妬した藤木が、長谷川に研究内容を漏らしたためイースト製薬に目を付けられ、追い詰められた末に、自殺未遂を図ります。犯人によって妙子は殺害されたとみなされ、藤木に疑いの目がかけられるも、妙子の証言により事実が明るみになり、藤木の疑いも晴れました。

逃亡医Fの漫画の魅力をネタバレ

逃亡医Fの漫画の魅力をネタバレ・イメージ画像

以下では、最終回結末まで一気に読みたくなるような面白さが見どころの、漫画「逃亡医F」の魅力を、あらすじネタバレ紹介します。

魅力①患者を救う爽快感

難病患者の手術に挑む藤木健介・イメージ画像

世間では指名手配がかけられた犯人とみなされる藤木健介(鳴海)ですが、彼の正体は天才外科医であり、元来の正義感の強い性格から、潜伏先でもあらゆる手術に取り組んでいます。藤木が潜伏中に行った手術は、末期の膵臓がんや急性閉塞隅角緑内障など、難易度の高い手術であり、かつ藤木の場合は手術の機材も限られているというハンディもありました。

しかし、藤木は手元にある機材を駆使して難しいと思われていた手術を成功させ、患者の命を次々と救います。そんな藤木の様子は患者の家族にも影響を与え、はじめこそ鳴海と名乗る男が逃走中の犯人・藤木だと疑うも、藤木に家族の命を救われたことを受け、彼を庇う行動に出ています。

魅力②徐々に謎が解き明かされていく

八神妙子の事件に隠された真実に迫る・イメージ画像

鳴海圭介こと藤木健介の逃亡生活から始まる「逃亡医F」は、ストーリーを追うごとに藤木が巻き込まれた事件の謎が明かされていく展開が特徴です。藤木が無実の罪を着せられた経緯や、事件の黒幕や真犯人の正体など、結末まで一気に読めてしまう面白さが魅力です。

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逃亡医Fの漫画は打ち切りだった?ドラマはパクリ?

漫画の打ち切りやドラマ版のパクリの憶測について調査する・イメージ画像

主人公の逃走劇を主軸に、犯人の正体に迫っていくスリリングなてんかいが持ち味の「逃亡医F」ですが、原作漫画打ち切り終了だったことが明かされています。以下では、打ち切り終了とは思えない面白さが支持される「逃亡医F」の原作漫画の打ち切りの真相や、ドラマ化の発表を受けて浮上したパクリ疑惑について考察しました。

逃亡医Fの漫画は打ち切りだった?

「逃亡医F」の漫画の打ち切り・イメージ画像

天才外科医のスリリングな逃走劇が見どころの「逃亡医F」は、ドラマ化もされた人気作でありながら、原作の最終回は打ち切り終了だったことが明かされています。また、原作漫画は、連載打ち切りだけでなく、未単行本となりました。その後、「逃亡医F」の漫画は、単行本未収録の作品を扱う「漫画図書館Z」へ投稿され、後に電子書籍化され、ドラマ化も制作されました。

逃亡医Fのドラマはパクリだと言われる理由

原作漫画では打ち切り終了を余儀なくされるも、紆余曲折を経てドラマ化された「逃亡医F」でしたが、一部では、「逃亡医F」のドラマのパクリ疑惑も浮上し、物議を醸しています。まず、「逃亡医F」がパクリと言われる大きな要因は、過去に放送・公開された作品と似たような設定が指摘されたことで、以下に取り上げる3つの作品は、「逃亡医F」と酷似しているとの意見が寄せられました。

1作品目は、1993年公開のアメリカ映画「逃亡者」で、ハリソン・フォード演じる医者の主人公が、妻殺害の濡れ衣を着せられ、真犯人を見つけるべく逃亡生活を送るというもので、作品の設定やあらすじが「逃亡医F」と重なるでしょう。2作品目は、2020年に放送されたスペシャルドラマ「逃亡者」で、この作品は、前述の映画「逃亡者」の日本リメイク版として制作されました。

3作品目は、 漫画「MONSTER」で、1994年~2001年にかけて「ビックコミック」にて連載されていました。あらすじは、天才外科医・天馬賢三が殺人鬼の少年に手術を施したことからはじまり、殺人犯の疑いをかけられた天馬の逃走劇と、殺人鬼の少年の追跡を描いた作品です。

主人公が医者という点や、無実の罪を着せられ、逃走しながら犯人の行方を追う点は、「逃亡医F」以外の作品でも多く見られ、「医者」「逃亡」という分かりやすい設定が、パクリ疑惑が浮上するきっかけになったでしょう。

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逃亡医Fの漫画に関する感想や評価

逃亡医Fの漫画に関する感想や評価・イメージ画像

「逃亡医F」の漫画は打ち切り終了であったものの、打ち切りだったとは思えないストーリー展開や結末が高く評価されており、ドラマ放送をきっかけに漫画版への注目も高まっています。以下では、知られざる犯人の正体など、最終回結末まで一気に読める面白さが魅力的な、「逃亡医F」の漫画に関する感想や評価を、あらすじネタバレ紹介します。

感想1:「逃亡医F」の漫画が面白い

ドラマ放送をきっかけに注目が集まった「逃亡医F」の原作漫画は、電子書籍でしか入手できませんが、最終回結末まで読み応えのあるストーリーが面白いとの感想が寄せられています。また、「逃亡医F」の結末は打ち切りだったものの、連載の打ち切り終了だったとは感じさせないまとまりのある結末ラストが、物語の面白さを引き立てています。

感想2:ドラマでも違和感が漫画版では感じられなかった

「逃亡医F」のドラマ版では、結末ラストや犯人の正体など、原作の設定を大きく変えるストーリーが物議を醸し、ドラマ版では要所ごとに違和感を覚えたとの感想が寄せられています。一方、ドラマ・漫画版の両方を見た方からは、漫画版の方が違和感なく読めたとの声も寄せられ、漫画・ドラマ版での結末や犯人の正体の違いも、漫画・ドラマ版への評価が分かれるきっかけになったでしょう。

感想3:原作漫画も読んでみたい

「逃亡医F」のドラマ版は、視聴者によって評価が分かれたものの、ドラマ版を高く評価する感想の中には、原作漫画も読んでみたいとの声も寄せられています。「逃亡医F」の漫画は、打ち切り終了を余儀なくされたものの、ドラマ版とは異なる結末や犯人の正体など、ドラマ版にはないオリジナルのオリジナルの面白さがあり、漫画「逃亡医F」への評価が高まりつつあります。

逃亡医Fの漫画ネタバレまとめ

逃亡医Fの漫画ネタバレまとめ・イメージ画像

「逃亡医F」の原作漫画のあらすじネタバレや結末、登場人物、漫画の魅力や漫画の打ち切りの真相などを、あらすじネタバレ紹介しました。漫画は打ち切り終了を余儀なくされ、未単行本化であるものの、打ち切りとは思えない面白さや、結末まで一気に読めてしまうスリリングな展開が人気を呼び、知る人ぞ知る医療サスペンスとして支持されています。

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