2018年08月23日公開
2018年08月23日更新
ひよっこの漫画家コンビにモデルはいる?演じる岡山天音と浅香航大も紹介
総合テレビ(NHK)の人気朝ドラ「ひよっこ」のストーリー後半から登場する漫画家コンビ「つぼ田つぼ助」。個性豊かなあかね荘の住人が描かれていますが、その中でも一際愛らしく、そしていじられキャラコンビの「つぼ田つぼ助」こと坪内裕二と、新田啓輔のちっとも売れない漫画家コンビ。そんな漫画家コンビには実在するモデルが居たのか?や、演じる役者の「浅香航大さん」「岡山天音さん」ってひよっこのキャラクターと違って、どんな人かをご紹介していきます。
目次
ひよっこの漫画家コンビのモデルとは?役柄や演じる役者についても紹介!
人気朝ドラ「ひよっこ」の登場キャラクターで、人気の漫画家コンビ「つぼ田つぼ助」について、なぜこんなにも人気なのか、だれが演じているのかをご紹介いたします。見かけて気になっている方は必見です。
ひよっこ漫画家コンビの坪内 裕二(つぼうち ゆうじ)ってどんなキャラクター?
ひよっこ漫画家コンビの1人、坪内 裕二を演じているのは、浅香 航大さんです。裕二の人柄については、次のような描写がされていました。帰省したっきり東京に戻らないことから、諦めて実家に戻り家業を継ぐのだと思われていたが、みね子があかね荘に入居した年の4月、ひょっこりと戻ってきました。
戻ってこなかった理由が「田舎に内藤洋子似の女の子がいた。」ということから、女好きなのかな?と思われる場面もあります。「いつかは空飛べ!ロボッ太くん」や「頑張れ火星ロボジェミ次郎」といったギャグ漫画を書いていたが、どれも売れず、デビューを夢見る漫画家志望の青年です。
ひよっこ漫画家コンビの新田 啓輔(にった けいすけ)ってどんなキャラクター?
ひよっこ漫画家コンビのもう1人、新田 啓輔を演じているのは、岡山 天音さんです。啓輔の人柄については次のような描写がされていました。同じあかね荘の住人、早苗(シシド・カフカ)からは「貧乏神」と呼ばれたり、ナレーションでは「サボテン」と呼ばれるなど、いじられキャラはどちらかというと啓輔という感じです。
漫画の効果音でよくある「ガーン」などが口癖で、裕二と一緒にギャグ漫画を執筆するも売れず。日々、食事に困るほど貧乏で、母親からは帰郷して就職することを促されていますが、それでも真面目に裕二と漫画制作に取り組んで行きます。
漫画家コンビのモデルは、藤子不二雄先生の自叙伝「まんが道」?
ひよっこのインタビュー記事を読んでいくとインタビューの中に、漫画家コンビのモデルとなるお話があったと言う記事がありました。そこでお話に出ていたのが、藤子不二雄先生の「まんが道」という作品です。大長編の自叙伝漫画作品です。
まんが道を読んでみると、その中で主人公が「トキワ荘」へ引越しをする立志編が、情景や雰囲気として、ひよっこの漫画家コンビに似ているなと思われる描写が多々あります。まんが道が気になる方は、大長編作品なので、気合を入れて読み始めることをオススメいたします。現在、アマゾンなどでも販売されています。
ひよっこはどんな作品?
ご存知の方も多いですが、ひよっことは、2017年4月3日の朝8時から、全26週までNHK総合テレビで放送された人気ドラマです。大変多くのひよっこファンがおり、人気の役者さんも多数出演してまいます。今でも話題に上ることの多いドラマです。
ドラマ「ひよっこ」のストーリーの舞台は1964年(昭和39年)の秋、東京オリンピックが迫っている茨城県北西部の奥茨城村(おくいばらきむら)からストーリーが始まります。主人公は谷田部みね子(有村架純)は、奥茨城村(※空想の地名とのことです)の米農家に長女として育った17歳です。
東京オリンピックが迫っている実感が湧いておらず、生まれ育った、茨城県北西部の山あいの村、奥茨城村で過ごしていました。交通の便は悪く、東京とは同じ関東と思えないほど。みね子は6人家族で、不作の年にできた借金を返すため、父 谷田部 実(沢村一樹)は、東京に出稼ぎに行っています。
高校を卒業したら、農業を手伝い、家族を助けたいと思っていたみね子は、お正月に父が帰ってこなかったことで、ある決意をします。「私決めた、東京で働こうと思う。」そう言い出して、東京で働くことになります。東京で働きながら、父 実を探すという決心をしました。
高校卒業後に、東京に住むことになったみね子。集団就職で墨田区のトランジスタラジオ工場で働きながら、父を探すこととなりました。しかし、1年もせずに、オリンピック後の不況で工場が倒産してしまいます。そんな中、みね子が新しく働くこととなったのは赤坂にある洋食屋「すずふり亭」でした。
かつて父がハヤシライスを食べた場所でもありました。住む場所は、あかね荘というアパートで新しい生活を始めます。新しい仕事場にも勤め、新生活をスタートするみね子は、住人のドタバタや、恋にいたるまで、ここでたくさんのドラマにめぐり合うことになります。高度経済成長期に集団就職で上京した”金の卵”が、殻を破っていく姿を描いていく、人情味溢れたドラマです。
ロケ地は実際の茨城県北西部!
ひよっこの舞台となる、奥茨城村のロケ地は、実際の茨城県北西部で撮影されていました。茨城県高萩市、常陸大宮市、常陸大田市、日立市、北茨城市、大子町がひよっこの舞台モデルとして、ロケ地となってます。
今も観光地として多くのひよっこファンが訪れています。東京からは、電車で2時間ほどの場所で、現在はドラマの時代とは変わってアクセスが良好ですので、ファンなら一度は行っておきたいスポットです。
ひよっこの漫画家コンビとは?
ドラマ「ひよっこ」の中盤、東京で暮らすことになったみね子は、みね子が住むことになった「あかね荘」には、個性的な住人が集まっていました。あかね荘の住人の中でも、一際愛らしくいじられキャラなのが漫画家コンビ「つぼ田つぼ助」こと、坪内裕二(つぼうちゆうじ)と、新田啓輔(にったけいすけ)の2人。ちっとも売れない漫画家コンビの2人は、富山県出身で、同じ富山県出身の大物漫画家 「藤子 不二雄」に憧れて上京してきました。
大物漫画家「藤子 不二雄」先生に憧れているとわかるポイント
日本の誰もが知っているのではないか、というほどの大物漫画家「藤子 不二雄」先生。ひよっこに出てくる漫画家コンビ「つぼ田つぼ助」は、同じ富山県出身の漫画家として藤子先生をモデルとして描かれており、藤子先生に憧れていたのではないかと思える部分が見えています。
トレードマークのペレー帽
トレードマークのペレー帽!藤子先生のトレードマークとも言えるペレー帽。ひよっこ漫画家コンビも、もちろんかぶっています。これは、演出としても「漫画家に見えやすい」という部分もあるかもしれませんが、立派な共通点です。
漫画家二人で共同生活
漫画家2人で共同生活!藤子 不二雄先生と言ってますが、これは漫画家2人の共同コンビ名って事を知らない人も多いはずです。藤子不二雄というのはコンビ名で、実際は「藤本 弘(ふじもと ひろし)」先生と「我孫子 素雄(あびこ もとお)」先生という2名の漫画家コンビの名前なのです。後に藤子先生はコンビを解消し、それぞれ「藤子・F・不二雄(藤本)」と「藤子不二雄Ⓐ(我孫子)」となっています。
ひよっこ漫画家コンビも漫画家同士のコンビで共同生活を送っており、藤子先生に近づいて作品を作っていきたいという気持ちが、現れています。その他、ひよっこ漫画家コンビもちゃっかりメガネをかけていたりと、なにかと「藤子不二雄先生を真似ているんだな」とわかる点があります。そんなところも注意して見るのも楽しめます。
ひよっこの漫画家コンビはみね子をモデルにした漫画を描く?
ひよっこ漫画家コンビ「つぼ田つぼ助」が執筆した「恋の初心者(ひよっこ)」少女漫画で、みね子の恋路をモデルに執筆し、みね子と交際を始める島谷(竹内涼真)との恋路を見て漫画へ執筆します。このドラマのタイトルでもある「ひよっこ」は、ここから来ているのだとわかります。恋路を描いている漫画の最後には空白ページがあるのですが、最後にそのページが埋まるのか、どのように描かれるのかも、ドラマの見どころの一つとなっています。
ネタバレ紹介!漫画家コンビが売れる!
みね子をモデルに執筆した少女漫画「恋の初心者(ひよっこ)」は、編集者に見てもらうと「ヒロインが地味すぎる」と指摘されます。漫画家コンビが尻込みするも、「恋の初心者(ひよっこ)」にテコ入れをすることにしました。どんな風に変えるかというと、誰もが聞いたことのある作風に変化します。新作の「みねっこ」という漫画になるのですが、その内容がどうしても国民的アニメをモデルにしているな、と思える内容となります。
みね子をモデルに書いたヒロインを進化させ、21世紀の未来から来た、たぬき型ロボットに置き換えてストーリーが展開していく漫画になりました。そう、藤子不二雄先生の「ドラえもん」を思わせる作品となりました。視聴者はみんな「どこかで藤子不二雄の作品が出てくるのではないか。」と予想をたてて、ワクワクしていたところに、この展開です。この「みねっこ」が大ブレイクし、漫画コンビ「つぼ田つぼ助」は人気漫画家になっていくのです。
ひよっこの漫画家コンビを演じる役者を紹介!
浅香 航大(あさか こうだい)
ドラマ「ひよっこ」でこんなにも個性的な漫画家コンビの「坪内 裕二」と「新田 啓輔」を演じている役者さんの、浅香 航大(あさか こうだい)さんと、同じく役者さんの岡山 天音(おかやま あまね)さんのお二人をご紹介します。
1992年8月24日生まれの神奈川県出身です。2008年まではジャニーズ事務所に所属していましたが、現在の所属事務所は「A-team」というところです。浅香航大は芸名ではなく本名とのことです。「ひよっこ」出演前にも、2011年「花ざかりの君達へ~イケメン☆パラダイス~2011」や、2014年には人気ドラマの「マッサン」にも出演していました。ドラマに限らず、映画や舞台でも活躍している役者さんです。
過去のインタビューでは、「役者以上にやりたいことが見つかるか?」の質問に「いやいや、無理です!他の(役者以外の)仕事はできません。」っときっぱり言い切るほど役者というお仕事が好きなんだ。と伝わってくるほどです。今後もジャンルを問わず活躍していきたいと、熱い面を持ち合わせた浅香さんは、漫画家を目指す裕二の熱い部分と重っているみたいです。
浅香 航大さん これからの出演予定作品
映画に出演予定は、2018年3月「増山超能力師事務所~激情版は恋の味~」高原 篤知 役、2018年6月「ドルメンX」イチイ役。ドラマに出演予定は、2018年7月「グットドクター」中島役が発表されています。
岡山 天音(おかやま あまね)
1994年6月17日生まれの東京都出身です。現在の所属事務所は、ユマニテという事務所です。岡山天音も芸名ではなく本名とのことです。岡山さんもドラマ「ひよっこ」だけではなく人気ドラマ「半沢直樹」にも出演されている役者さんです。
岡山さんの特技は「絵を書く事」で趣味は「ヒップホップのダンス」だそうです。過去のインタビューでは、「これだけは他人に負けないものは?」と聞かれ「真面目さ」と答えるほど真面目です。ドラマ「ひよっこ」の啓輔も、漫画に対して真面目すぎて売れないのかな?と思うようなキャラクターでもあり、岡山さんも啓輔のキャラクターと性格が重なっているみたいです。
岡山 天音 さん これからの出演予定作品
映画に出演予定は、2018年秋「オズランド 笑顔の魔法教えます。」吉村 役、2018年秋(予定)「銃」、2019年(予定)「きばいやんせ!私」。ドラマに出演予定は、2018年5月「正義のセ」浅田 謙人役が、発表されています。
ここにも注目!ひよっこの漫画を手がけたのは「海老原 優(えびはら ゆう)さん」
少女漫画風のイラストです。恋の初心者ひよっこのイラストで、ザ少女漫画というようなテイストになっています。これを書いている人が、ギャグマンガ風にイラストを書くと、本当に同じ人が書いているのか?と思うほど変わります。
ギャグ漫画調のイラストです。恋の初心者(ひよっこ)のテイストとはうって変わって、コミカルでポップなイラストになっています。これも恋の初心者(ひよっこ)を書いている方と同じ人が書いています。
これを一人の漫画家さんが手がけていました。海老原さんは、漫画家・イラストレーターとして活動されておりますが、それだけにとどまらず、特撮のスタッフとしても活動しております。ご本人の写真が見つけられず、大変残念ですが、ツイッターのアカウントを見つけました。気になる方はこちらからチェックしてみてください。
ひよっこの漫画家コンビのモデルについてまとめ!
裕二を演じる浅香航大さんの熱い気持ちがマッチして、啓輔を演じる岡山天音さんの真面目な部分もうまくマッチした、奇跡のキャスティングから生まれた漫画家コンビ「つぼ田つぼ助」ですが、ドラマの中だけではなく、ナレーターにまでいじられているのは、浅香さんと岡山さんの本当のキャラクターから来る愛らしさなのかなと思いました。
最後はブレイクするという、大逆転を果たす漫画家コンビですが、あかね荘のほかの住人にも引けを取らない個性はドラマの中でも際立つキャラクターです。「恋の初心者(ひよっこ)」を描くために、みね子を観察していたり、時代背景を映し出すような存在感だったりと、ドラマの中ではなくてはならない存在の漫画家コンビです。そんな浅香航大さんと岡山天音さんのコンビをまた見たいと思っている視聴者さんも多いはずです。
今のところ共演作品の話は出ていませんが、いまから楽しみにしている方も多くいます。これからも、それぞれお二人の出演作品を楽しみにしている皆さんも多いようです。映画やドラマで活躍の多い役者のお二人ですが、これからますますの活躍に目の離せない「浅香航大さん」「岡山天音さん」をピックアップしてご紹介しました。