ウォーキングデッド5の詳細なあらすじ！ネタバレ感想と登場人物は？

大人気海外ドラマ｢ウォーキングデッド｣はゲームやコミックスにもなっております。原作はグラフィックノベル･シリーズ｢The　Walking　Dead｣です。ドラマとは違った内容であることも視聴者･読者の目が離せない理由の1つです。また、ウォーキングデッドに登用されたことで知名度をあげた俳優も多数います。2010年から2018年現在まで、シーズン8と長く続く作品であり、それだけ人々に愛されている作品といえるでしょう。

今回はそんな中からウォーキングデッド5のあらすじをネタバレ解説し、登場人物キャスト、ウォーキングデッド5を見た人の感想などもまとめて紹介します。ウォーキングデッド4でリックに追放されたキャロル、ハーシェルを死亡させた総督(ガバナー)の仲間だったタラと一足先に終着駅にたどり着いたグレンたち。バラバラになった仲間たちが無事集結するのでしょうか。

ウォーキングデッド5は、登場人物の回想シーンを用いて｢いつ｣、｢だれが｣、｢何を｣、｢どこで｣、｢どのように｣したのかを描くことで、より視聴者のお興味を惹きドラマに深みが出ています。海外ドラマ｢24｣のようなコマ割りではなく、同時進行で｢だれ｣が｢何を｣していたのか、わかりやすく演出されているのが特徴です。飽きて離れないよう、視聴者を置いてきぼりにしない工夫がされています。

｢ウォーキングデッド5｣は2014年に放送が開始されました。日本で2017年11月に読売TVの深夜枠でシーズン1が地上波放送され注目され始めた作品です。ウォーキングデッド5はゾンビによる世界の終末を迎えた後の物語であり、荒廃したアメリカ合衆国で安住の地を求め、ウォーカーから逃れつつ旅をするリックたち少数グループを描いています。ウォーキングデッド5は前半8話・後半8話の2パートで構成されています。

シーズン4でジョージア州北部から、ウォーキングデッド5中盤よりバージニア州リッチモンドへ舞台が変わります。ベスのいた病院(アトランタ)からノアの故郷バージニアまで860㎞、日本でいえば東京広島間に相当します。高速道路を使って10時間かかる距離をリックたちは途中から徒歩で移動し、仲間を次々と失い失意のどん底にありました。情緒的な面とアクションの格差が印象的なシーズンだといえます。

ウォーキングデッド5は主役級の登場人物･またはその家族･恋人など、大切な人を次々と失っていきます。シーズンを重ねるごとにしなやかに成長する登場人物たち。彼らに愛着を持つファンも驚く展開が待ち受けています。この記事ではリックたち主役級の登場人物の精神的なダメージからくる行動や個性的な登場人物に対する感想も紹介していきます。

ウォーキングデッド5で聖域と呼ばれる｢終着駅｣にたどり着いたリック･ダリル･ミショーン･カールたち。終着駅(ターミナル)の住人に貨物車に閉じ込められ、そこでグレン･マギーたちと再会しました。手足を縛られシンクの前で一列に跪かされます。4人が殺害されいよいよグレンの番となった時、銃声と爆発音が響きます。

一方、キャロル･ジュディス･タイリースは終着駅に向かう途中、ウォーカーの大群に襲われそうになりました。リックたちが応戦する銃声でおびき寄せられるように終着駅に直進するウォーカーたち。キャロルとタイリースは、森の中の小屋で終着駅のメンバーの1人を拘束します。彼女はジュディスと男を託し、単身終着駅へ向かいます。

キャロルは終着駅のフェンス越しにリック･ダリル･グレン･ボブたちが連行される現場を目撃しました。ウォーカーの大群が群がり始めたのを機に、タンク車を爆破します。彼女はウォーカーに紛れて忍び込み、敵を倒しつつ進むと所持品置き場でリックがサムに渡した時計とダリルのクロスボウを発見します。途中、敵の女性に見つかり揉み合いに。足を撃ちウォーカーに襲われている間に立ち去ります。

ウォーキングデッド5でリックは初めて人間を食料にしているグループを知りました。囚われた仲間を助け出し、森に隠した武器を手に皆殺しにするために｢終着駅｣へ戻ろうとすると、そこにキャロルが現れうやむやになります。皆をタイリースがいる小屋に案内し、リックとカールはジュディスと再会し泣いて喜びました。

ウォーキングデッド5の｢終着駅｣は安息の地ではなく、人をおびき寄せ、物を奪い殺して食べるという、聖域とはかけ離れたおぞましいものでした。｢終着駅｣はタンク車の爆発炎上とウォーカーの襲撃により壊滅、リックは看板に｢聖域はない｣と残します。エンドロール後、終着駅の看板を見るガスマスクを着けた男が登場します。なんとそれはモーガンでした。

ウォーキングデッド5の2話は久しぶりに穏やかなムードから始まります。キャロルのおかげで終着駅から全員無事に脱出し、再会を喜び安堵します。休憩中、リックはキャロルに複雑な心境を明かし、彼女は仲間に戻ることを同意します。彼女が追放された理由を仲間のうち数名は知っていました。

ダリルはキャロルと夜の見張りをしている時に、自分たちの様子をうかがう怪しい視線を感じます。翌朝リックに｢何者かが見ている｣と伝え、狩りをしつつ形跡を追うが一切の痕跡がありません。警戒心を緩めず先を進むリックたちは助けを求める声を聞き、ウォーカーに囲まれたゲイブリエル神父を助けます。

ウォーキングデッド5で仲間と共に行動するかを判断する質問があります。｢ウォーカー･人間を殺した数は?｣です。神父は両方ともないというが曖昧な返答でした。神父の案内で教会に行き、物資調達の拠点にします。リックは神父が何かを隠しているので一緒にフードバンクへ連れていくことに。あるウォーカーを見て怯える神父。ボブは水中のウォーカーに引きずられますが倒します。

一方、キャロルとダリルは水を汲みに行き、車を発見しました。何かあった時の逃走用に置いておきます。思い悩んでいるキャロルを元気づけようとするダリル。リックたちは食料の調達に成功し、教会に戻ります。カールは教会の周りの窓枠をナイフでこじ開けようとした跡や、｢地獄の炎で焼かれろ｣と刻まれているのを発見し、神父が何かを隠していると確信したようです。

夜になり、教会にあったワインと確保した食料で穏やかな晩餐を満喫します。エイブラハムの説得で皆でワシントンへ向かうことになりました。キャロルは一人抜け出し、昼に発見した車にいます。ダリルが気づいて連れ戻そうとした時、ベスを連れ去った｢白十字｣の車が通りかかり、キャロルを乗せ慌てて追いかけます。

ボブは一人、教会から離れ泣いてます。そこに何者かがボブを殴って気絶させ、目覚めると終着駅の生き残りたちが居ました。仕方がないと言いつつ、リックたちに復讐する事を聞かされます。｢生きるため」と肉を食べるギャレスたち。ボブが自分の下半身を見ると左足が切断され、ギャレスたちに食べられているのを見て動揺します。｢期待以上に君はうまい｣という過激なシーンで終わりました。

ボブの足を食べながら語るギャレスに対し、徐々に笑い出すボブ。終着駅のメンバーはボブが足を食われて狂ったと思います。彼はおもむろに上着をめくり、ウォーカーに噛まれた事実を見せつけ｢汚染した肉を食った｣と笑い続けます。ウォーキングデッド5作中で未確定ですが、リックたちは感染者の肉を食うと転化するかもと避けています。慌てて吐き出すメンバーたち。腹を立てたギャレスはボブを蹴って気絶させました。

サシャたちが森でボブを探すが見つかりません。教会に戻りゲイブリエルに｢仲間がいなくなった原因はあなたの隠し事と関係があるのではないか｣と詰問します。ゲイブリエルは教会に避難してきた信徒たちを見殺しにしたと秘密を打ち明け泣き崩れました。その時カールが外で倒れているボブを発見し、皆で教会に担ぎ込みます。ボブはギャレスたちのこと、ウォーカーに噛まれたことを告白します。

ボブがさらわれた場所は徒歩で行ける距離にある小学校でした。耐えかねたエイブラハムは出ていくと主張し、リックは｢ダリルとキャロルが戻るまでここを動かない｣と反論します。お互い譲り合わず、折衷案としてグレン･マギー･タラがワシントンに同行することで、半日留まることになりました。リックたちは二手に別れ奇襲をかけるため小学校へ向かいます。終着駅のメンバーはリックたちが出ていくのを見届けて教会に侵入しました。

ジュディスの鳴き声で絶体絶命の危機と思われたとき、ギャレスの仲間2人が頭を撃たれて倒れます。｢銃を置け｣と形勢逆転、小学校へ行ったと見せかけたリックの策略でした。命乞いをする終着駅の一味を殲滅し、血の海と化した教会を見てショックを受ける神父。この後、ボブは静かに息を引き取りタイリースが転化を防ぎます。

翌朝バスでワシントンに向かうエイブラハムたち。(バージニア州リッチモンドの上にワシントンDC)リックに渡した地図には｢新世界にはリック･グライムズが必要だ｣と書かれてました。その夜、ミショーンとゲイブリエル神父が教会の前に座っているとダリルが姿を現します。｢キャロルは?｣と尋ねると、無言で彼女を見つめ｢出て来いよ｣と背後に向かって言いました。

シーズン4でさらわれたベス。ウォーキングデッド5では病院のベッドで目を覚まし、医者エドワードと女性警官ドーンが現れ咄嗟に構えます。ここはアトランタの病院で、ベスはウォーカーに襲われているところを保護され、ケガの治療をしたと説明されます。食事や服も｢貸し｣で働いて返さなければならず、ベスはエドワードを手伝い患者を診ます。

治療の甲斐なく死亡した人間は、エレベーターから地上1階を徘徊するウォーカーに食べさせて死体を処理していました。新たな患者が運び込まれ、男性患者は助かる見込みがないが治療しろとドーンに命令されます。女性患者は病院から脱走しようとしてウォーカーに噛まれた部位を切断しました。ベスは洗濯室でノアと会い、病院の現状と機を見て脱走することを聞きます。

ベスが自分の病室に戻るとゴーマンがきて、彼女にセクハラをします。通りかかったエドワードが止めてくれました。ベスがなぜここに留まるのか尋ねると、医師は彼女を病院の1階に連れていきシャッターを棒で叩きます。音で無数のウォーカーが現れました。その後、彼と屋上に移動し病院の経緯を説明されます。

ベスはエドワードに誤った薬を投与するよう指示され、患者の医師を殺してしまいます。元警官たちは庇ったノアに罰として暴力をふるい、ベスは彼と一緒に脱走することにします。彼女はエレベーターのカギを盗むため事務所に忍び込み、自殺したジョーンを見つけました。ゴーマンに見つかり関係を迫られるが瓶で殴り、転化したジョーンに襲わせ混乱に乗じて病院から出ます。

脱走を試みたものの、ベスだけ捕まり連れ戻されます。彼女はノアを逃がすことができて微笑んでいました。ベスはエドワードに｢男性患者は医師だったから、私を利用して殺させたのでしょ?｣と指摘し、彼はそれを認めました。そこに新たな患者が運ばれてきます。それはキャロルでした。ウォーキングデッド5でやっと仲間と再会したベスですが、キャロルが担架で運ばれてきて驚きます。

今回はウォーキングデッド5で別行動をとるエイブラハムたちのストーリーです。ワシントンに向けてバスは進みます。何らかのアクシデントでバスが横転し、寄ってきたウォーカーを倒すと爆発しました。ウォーキングデッド5･5話でエイブラハムの過去が回想シーンで明かされます。ユージーンは戻ろうと言うが、エイブラハムは進むと主張します。

建物を見つけて一晩過ごすことになり、タラはユージーンにバスの事故でウォーカーと戦ってくれたお礼を言います。しかし、彼はバスに細工をしたことを打ち明け｢病気から世界を救えなければ私は無価値だ。見捨てられる｣と強い不安をあらわにしました。ユージーンは知的で臆病な性格の登場人物です。

翌朝、エイブラハムはすぐに出発するといい、窓の外に消防車が止まっているのを指し示します。見つけた消防車のエンジンをかけると少し動いて停車しました。何体も轢いたウォーカーの肉が詰まっているようです。前進させた消防車の後ろの建物から大量のウォーカーが現れ、ユージーンの機転で消化水でウォーカーを全滅させることができました。

しばらく消防車で進むと、溢れかえったウォーカーの腐臭が漂ってきました。突破できそうにない状況でもユージーンを強引に連れていこうとします。しかしユージーンは｢科学者ではない｣と告白します。｢生き残る確率が高いワシントンに行けば、結果的にその人たちのためにもなると思った｣と告げます。エイブラハムは怒りに駆られユージーンを殴り気絶させてしまいます。

ウォーキングデッド5･5話は、全編を通してエイブラハムの回想シーンが挿入されており、ここでまとめて紹介します。エイブラハムはスーパーでウォーカー?(暴漢?)を倒し｢エレン」と叫びます。奥にある机の下にエレンと少女･少年が隠れており、｢もう安全だ｣と告げる彼の血まみれの手を見て怯えます。翌日エイブラハムが目を覚ますと家族はいません。｢探さないで｣と書置きを見て慌てて追いかけます。

家族は既にウォーカーに襲われた後でした。絶望したエイブラハムが銃口を口にくわえた時、助けを呼ぶ男の声がします。それがユージーンとの出会いでした。ウォーカーを倒し去ろうとするエイブラハムを呼び止め、｢重大な任務がある｣と言います。ウォーキングデッド5の｢世界を救う科学者｣と護衛官という関係になります。

ウォーキングデッド5･6話の冒頭はキャロルの回想シーンから。追放されたキャロルは車で去り、しばらく進んで1人車内で泣きます。安全な家で何日か滞在していたが、刑務所の方向から煙が出ているのに気づき、リックたちの元に向かいました。ここからウォーキングデッド5･6話のダリルと2人でベスをさらった白十字の車を追いかけるシーンに繋がります。車から降りてきたのは2人の警官でした。

尾行を続けようとするとエンストを起こし、キャロルが知っている虐待避難所へ行きます。物音がしたので見に行くと、避難していた母と小さな子どもがウォーカーになってました。ダリルは刺そうとするキャロルを止め、翌朝親子を火葬していました。2人は周囲が見渡せる高いビルに移動し、橋の上に白十字の車があるのを発見します。部屋から出たところでノアに武器を奪われます。

武器無しで橋の上の白十字の車の元へ行くと、GMHと書かれたストレッチャーを発見します。キャロルが病院のものだと言い、ウォーキングデッド5作中でやっと白十字の意味が判明しました。直後、ウォーカーの大群が押し寄せ、2人はシートベルトをしめると陸橋の下に車体ごと落下させます。難を逃れた2人は、病院の見える所まで移動しました。

銃声がする方に向かうとノアがウォーカーに襲われており、2人は彼を助けます。今の音で病院の奴らがやって来ると聞き、ベスが病院にいると知ります。3人は見つかる前に逃げようとし、道路に飛び出したキャロルが車に轢かれてしまいました。彼女は治療のため病院に運ばれ、ダリルたちはトラックを盗み、仲間の元へ戻ります。

ウォーキングデッド5･６話全編にあるキャロルの回想シーンをまとめました。リジーたちの墓を作るタイリースとキャロル。次に、カレンとデイビットを殺し、燃える2人の死体を見つめているシーン。終着駅でリックたちを助け、森の中に入ります。ここはウォーキングデッド5･1話の森でリックたちに出合うシーンに繋がります。白い煙と黒い煙が対照的なストーリーでした。

ウォーキングデッド5･7話はストーリーが同時進行で展開していきます(リック･エイブラハム･ベス･ゲイブリエルの4グループ)。まずはリックたちグループの行動を書きます。ダリルがノアを連れて戻り、リックたちとベス救出作戦開始。ノアが囮になり警官を捕らえ、人質交換をすることで銃撃戦を避けます。しかし、警官の1人がサシャを騙し彼女を突き飛ばして逃げ出します。

ウォーキングデッド5･7話は4グループの行動が入り乱れているので、各グループごとにまとめました。グレイディ記念病院ではベスがキャロルの治療を停止しようと言った警官に抗議します。ドーンは｢あなたのせいで患者が死ぬことになる｣と言いながら、薬棚のカギをベスに渡します。彼女はエドワードから聞き出した薬を盗み出し、隙を見てキャロルに投与しました。

教会ではゲイブリエルは事態を受け入れらません。カールに｢防御しなきゃ殺される。一旦外に出たら、戦うことも必要な時がある｣と言われます。武器の扱い方を教えようとしますが、気分が悪いと自室に籠ります。ゲイブリエルは教会を抜け出し森でウォーカーに襲われます。石で殴ろうとしたが、十字架のネックレスを見てためらいます。

ワシントンに向かうはずだったエイブラハムたちはユージーンの噓により、目的を失い立往生してしまいます。ユージーンは気絶したまま。二手に別れ川を探します。(ロジータが水のろ過をユージーンに習ったことやエイブラハムとの出会いを語る)この時、ウォーカーの服から網を作って魚を捕まえました。戻るとユージーンが目覚めます。

ウォーキングデッド5･8話も前回に引き続き同時進行で、最後に仲間がリックたちと合流します。サシャを騙して逃げた警官はリックに車で轢かれます。死亡した警官はウォーカーにやられたことにし、屋上で警官たちを待ち構え人質交換を提案します。病院では、ドーンは彼女なりの方法でベスを守ったと話します。盗み聞きしたドーンに反感を持つ警官と争いになり、ベスがエレベーターの下に突き落としました。

教会から逃げ出したゲイブリエルは小学校で、ウォーキングデッド5･3話の食べ残しのボブの足を見つけます。小学校内にいるウォーカーの大群があふれ出し、教会に逃げ帰りミショーンとカールで迎撃します。教会が崩れそうな危機的状況にエイブラハムたちが合流し、ユージーンの噓でワシントン行きは無しと告げます。マギーはベスの無事を知り、皆で迎えに行くことになりました。

病院内で1人ずつ人質交換を行うが、ドーンがノア返せと約束を反故にします。怒ったベスがドーンをハサミで刺し、反射的にベスの頭部を打ってしまいます。ダリルがドーンを射殺し双方銃を構えると、病院側が｢彼女だけでいい｣と言って止めます。エイブラハムたちが迎えに来るとダリルがベスの遺体を抱いて出てきました。エンドロール後、モーガンは教会でエイブラハムがリックに渡した地図を拾います。

リックたちは(ウォーキングデッド5･4話)ベスの意向を組み、ノアの故郷バージニア州リッチモンドへ向かいます。念のため森に車を停め徒歩で町に行くと、門は閉ざされており町は壊滅していました。物資を探すリックたち。嘆くノアをタイリースが慰めると、彼は自宅へ向かいます。家に入ってすぐにノアの母親の死体があり、彼は帰るのが遅くなったと謝罪します。タイリースは奥の部屋でノアの家族写真を眺めていました。

タイリースはウォーカー化したノアの弟に噛まれてしまい、ノアは慌てて助けを呼びに行きます。タイリースに対し死んだ者たちの幻が語りかけます。外ではミショーンが定住できる場所を求め、ワシントン行きを提案していました。助けを求めるノアの声を聞き、タイリースがウォーカーに噛まれたことを知ります。駆けつけたリックたちは腕を切り落とし、襲い来るウォーカーを倒しながら町から脱出します。

薄れゆく意識の中、かつての仲間ベス･ボブ･リジー･ミカがいます。ベスが｢いいんだよ、タイリース。もうわかってるでしょ｣、リジーとミカが｢だから安心して｣と言いました。車で運んでいる最中にタイリースが息を引き取ります。タイリースを埋葬し、エンドロールまで土を掘るシャベルの音だけが続きます。

アトランタを去ってから3週間、ウォーキングデッド5ではボブ･ベス･タイリースと立て続けに仲間を失い、絶望から立ち直れずにいるマギー･ダリル･サシャ。3人は物資を求め森に入るが、何も見つけられず合流してみんなの元へ戻ります。疲弊はピークに達しており、リックたちは物資もガソリンも尽き、徒歩で移動します。

ダリルは物資調達のため再び森に入り、キャロルもついていき彼を慰めます。道を歩きながらカールはベスを失って気を落としているマギーにオルゴールを渡し、徒歩で移動する一行の後をウォーカーたちが集まりだします。橋を見つけたリックたちは体力温存のため、橋下の崖にウォーカーを突き落とす作戦を実行するが、サシャが暴走しナイフで倒し始め、計画変更になります。

野良犬の群が現れサシャが仕留めて、食事にありつけます。ダリルはグループから離れ1人森の中で泣き、戻ると｢友より｣という手紙と一緒に水のボトルが置かれていました。リックは怪しんで手にしません。そこに雨が降り、嵐が近づいてきます。ダリルが見つけた小屋に避難し、リックが戦時中の祖父の話をします。夜中にウォーカーの大群が押し寄せ、皆で扉を押さえます。ダリルは修理したオルゴールをマギーに渡します。

朝、サシャとマギーが外へ出ると倒れた木の下にウォーカーたちを見つけます。2人が話していると突然、アーロンと名乗る男が現れました。ダリルが直したオルゴールの音が流れ続けます。

リックたちは突然現れたアーロンに｢仲間がいるかも｣と警戒します。アーロンは近くにコミュニティがあり、全員を受け入れたいと申し出ます。写真を見せコミュニティの安全性とそれを保つ人間が最も重要な資源だと説明します。リックはいきなり殴り、周囲を警戒するよう指示します。アーロンは水を置いたのも、リックたちを観察していたことも正直に言います。そして、外にいる仲間が1人だということも。

アーロンはコミュニティに連れていくための車が2台あると言います。ミショーンが真相を突き止めるため、車を探そうと提案しグレン･マギー･エイブラハム･ロジータが探索に行きます。リックはアーロンを見張るため小屋に残り、アーロンは泣きだすジュディスにバッグの中のリンゴソースを勧めます。彼に食べさせ安全を確認した後で、ジュディスに食べさせました。

その頃、ミショーンたちは指定の場所で車をみつけ、中には大量の物資が。小屋に戻り、ミショーンは行って確かめるべきだと主張します。アーロンはコミュニティの場所を教えると、仲間を危険にさらすため言えないと拒んだため、夜に23号線で行くことにしました。しかし、車の中で集音機を見つけ、アーロンが盗聴していたことが分かり、グレンが気を取られてウォーカーの群に車が突っ込みます。後続車が来ていないことに気づき、引き返そうとすると照明弾が。

アーロンが慌てて走り出し、ウォーカーの群に囲まれたリックたちも光の方に進みます。グレンは逃げたアーロンを見つけ、ウォーカーに襲われているところを助けます。何とか光の下へたどり着くと、ダリルが建物の外にいます。アーロンは恋人エリックを助けてくれたマギーたちに礼をいい、コミュニティはアレクサンドリアだと話します。翌朝、出発するとバスが故障しグレンが修理しました。その間にリックは森の中の小屋に銃を隠します。

リックたちはアレクサンドリアにたどり着きます。ここでは居住のための審査があり、コミュニティのリーダー･ディアナと面談します。家を2棟与えられ、用心のため1つの家で寝ることに。アレクサンドリアは発電と浄水施設が完備された街です。建築学の教授だったディアナの夫レジが、近くの巨大モールから調達した資材で壁を作り、安全を保っています。

リックは久しぶりにシャワーを浴び髭を剃りました。そこへ元スタイリストのジェシーが日用品を届けにやってきて、リックの散髪をしながら自分の家族のことや徐々にコミュニティに慣れると話します。カールはジェシーの息子ロンの案内で同じ年頃の子どもたちに会います。その中にイーニッドという少女がおり、コッソリ門を乗り越えて森に入る彼女の後をつけ見失います。リックは隠した銃を取りに戻ると無くなっていました。

グレン･タラ･ノアはエイデン･ニコラスと調達の練習に出ます。2人は仲間を殺したウォーカーを木に吊るすと言い、グレンたちは反対しウォーカーを始末します。町に戻ると殴り合いになり、喧嘩の仲裁をしたのがリックとミショーンでした。2人はディアナから警官の仕事を引き受けます。その夜、リックは警官の制服を着て外にいたダリルとキャロルに、ここに腰を据え彼らが駄目なら俺たちが主導権を取ると話します。

リックが廃墟に隠した銃が無くなって、町の誰かが持って行ったに違いないと警戒心を強めます。ダリル･キャロルと武器庫から銃を盗む計画を立て、そこにウォーカーが現れキャロルが倒しました。ウォーカーの額に｢W｣と刻まれています。ディアナはリックたちを自宅に招き、歓迎パーティーを開きます。メンバーは以前のような光景に戸惑う者や溶け込もうとする者と様々でした。

キャロルが武器庫に忍び込み銃を盗んでいるところをサムに見られてしまいます。｢クッキーを作ってくれると思って後をつけた｣というサム。キャロルは誰かに話すと怪物に引き裂かれるが、話さなければクッキーをたくさんあげると幼いサムを脅しました。

ダリルは森でアーロンと出会い｢なぜつけた｣と警戒しますが、偶然だと主張するアーロンと同行し馬を見つけます。捕まえようとすると逃げられてしまい、ウォーカーに食べられてしまいました。アーロンはパーティーに参加するように勧めます。ダリルが外まで来て引き返そうとするとアーロンは夕食を誘い、元の住人が残したバイクの部品を置いた部屋へ案内し、スカウトの仕事を一緒にしてくれと頼みます。

パーティーでサシャはボブ･タイリース･ベスの姿が脳裏に浮かび取り乱し、その場を離れます。翌日、門近くにいるサシャにディアナが話しかけますが｢これは現実ではない｣と言い残して去ります。森では盗んだ武器をキャロルから受け取るリック。ダリルは主導権を握る必要が出てきても銃は必要ないと受け取りを拒否しました。

町ではそれぞれ仕事が与えられ、持ち前の能力を発揮するメンバーたち。ダリルは直したバイクでアーロンと共にスカウトに、グレン･ノア･タラは嫌がるユージーンを連れてエイデン･ニコラスと停電した町の電力復旧に必要な機械を入手するために調達に、エイブラハムとトビンは巨大モール建設予定地に資材を運び出すために来ていました。

エイデンは防護服を着たウォーカーの手榴弾を撃ち、爆風で吹き飛ばされ鉄骨に貫かれます。爆発で柵が壊れ、閉じ込められていたウォーカーがあふれ出してきました。タラが頭から血を流して倒れ、運び出す相談をしている時、エイデンの叫び声を聞きます。ユージーンにタラを任せて救出に向かうがニコラスは恐怖で逃げ出します。エイデンは｢仲間を見捨てた｣と打ち明け、グレンに逃げるように言いました。

一方、エイブラハムとトビンは巨大モールで資材の運び出し作業をしています。そこにウォーカーが現れ、逃げ遅れたフランシーンをエイブラハムがウォーカーを倒して助け｢仲間を見捨てるのか｣とトビンを怒鳴ります。今日の作業は止めようと言いますが、エイブラハムは周囲の監視の指示を出し、日没まで働けと言い放ちます。この活躍でトビンはディアナにエイブラハムが適任者だと報告します。

1人で逃げようとするニコラスを追って回転ドアに挟まれる3人。中も外もウォーカーに囲まれ身動きが取れずにいると車を運転したユージーンが現れウォーカーを呼び寄せます。ニコラスが自分だけ逃げ、ウォーカーが隙間からノアの足を掴んで引きずり出し、グレンの目の前で襲われ死亡します。ユージーンが運転する車にニコラスが駆けつけ、強引に車を奪い出発しようとしました。そこにグレンが現れ殴り倒します。

町では家に忍び込んだサムにキャロルは｢クッキーが欲しければ板チョコを盗んでおいで｣と冷たく突き放すとチョコを盗ってきます。料理をしていると悲しいことも忘れられるとキャロルが言うと、サムは僕は物を壊すと答え銃が欲しいと言い出します。サムの様子が気にかかり、自宅を訪ねるとピートに接触を拒まれ虐待の疑いが確信に。彼女はリックにピートの虐待を止めるには殺すしかないと伝えます。

ゲイブリエル神父はディアナにリックたちは善人ではない、悪魔は光の天使を名乗ると忠告しました。手遅れでなければ良いけれどと言います。ディアナは考えてみると答え、その話をマギーが隠れて聞いていました。

スカウトのため町を出たダリルたちはWの実字が描かれた異様な死体をいくつも発見し、不穏な気配を感じていました。

ニコラスはエイデンとノアが亡くなったのはグレンのせいだとディアナに伝え、追い出すように話していました。サムから虐待の実態を詳しく聞いたキャロルはリックに相談しています。リックはディアナにピートのDVを報告すると、彼が外科医なので容認していたと知り、追い出せなければ殺すと言いました。しかし彼女は反対し｢あなたを追い出すかも｣と言います。

カールは繰り返し外に出るイーニッドを心配し、彼女を追いかけ理由を尋ねます。彼女は｢彼らの世界で生きているが、町の人たちは理解できない｣と言います。ウォーカーの群が通り過ぎるのを木の割れ目に隠れてやり過ごします。2人の距離は触れ合うほど近く、しかしカールは彼女に触れられません。

リックはジェシーを助けようと話をしに行き、彼女はリックが自分のことを思っていると知ってピートに立ち向かう勇気を得ます。そこにピートが現れ彼女に出ていくように言われると声を荒げて横暴な態度を取ります。リックが庇うと乱闘になり、止めようとしたディアナたちに隠し持っていた銃を向けます。感情的に喚くリックをミショーンが殴って気絶させました。

リックへのメッセージが書かれた地図を見たモーガンは、彼を追いワシントンDCを目指していました。額にWと刻まれた男が現れ｢お前のすべてを奪う｣と脅されます。モーガンは棒術で反撃し、撃退しました。(モーガンはシーズン1でリックを助けた登場人物です)

町ではピートと騒ぎを起こし町民に銃を向けたリックが、ミショーンの監視の元隔離されています。町に残っているメンバーから会合が開かれると知らされ、皆がいなくなった後、キャロルは盗んだ銃をリックに渡します。会合のため帰宅したリックをミショーンが迎えに行くと、リックは銃を盗んだ計画を話しました。彼女はリックを殴ったのはあなたのためだといって去ります。

探索を続けているダリルたちは赤いフードの男を追って見失いました。缶詰工場を発見し物資も必要だと敷地内に入ります。トレーラーの扉を開けると一斉に開き、中からウォーカーの大群があふれ出て近くにあった車の中に退避します。車内に｢罠だ｣というメモが。2人が車外に出て戦おうと決めたとき、モーガンが加勢してくれました。アーロンがコミュニティに誘うと｢自分は迷子だ｣と言い、リックの名が書かれた地図を見せます。

エイブラハムがタラのお見舞いに行くとユージーンが付き添っていました。ユージーンは自分の嘘を認め、人としての筋を通し2人は和解しました。リックの帰宅後、ゲイブリエルは門から外に出てウォーカーの首を落とし、食われていた人を殺して泣き崩れ町の門を閉め忘れます。その頃、グレンが壁を超えたニコラスを追って銃で撃たれます。2人はウォーカーを避けつつ乱闘になり、彼はグレンを殺そうとしました。

ミショーンが去った後、リックが窓から外を見ると門が開いているのに気づきます。慌てて駆けつけると肉片が。リックが1人で侵入したウォーカーと戦い、倒したウォーカーを担いで会合に出ます。そこにピートが乱入しディアナの夫を殺してしまいます。ディアナの命でピートを撃った場面をモーガンを連れてスカウトから戻ったダリルたちが目撃します。

ここではリックたち主役級の登場人物を除いて、ウォーキングデッド5で活躍する登場人物を紹介していきます。終着駅のメンバーや新たな居住地･アレクサンドリアの住人など、今シーズンでは多数のモブ的登場人物が存在します。その多くはすぐに死亡するので、ウォーキングデッドは登場人物の入れ替わりが激しい作品として有名です。

ウォーキングデッド5でエイブラハム･フォードを演じるのはニューヨーク州出身の俳優マイケル･カドリッツです。エイブラハムは元陸軍で正義感の強い頼れる存在です。代表作は｢交渉人｣｢ER　緊急救命室｣で、多数の映画やテレビドラマにも出演しています。

ウォーキングデッド5でユージーン･ポーターを演じるのはアリゾナ州出身の俳優ジョシュ･マクダーミットです。ユージーンのモデルは自分の弟だと言っています。彼は2006年から本格的に俳優活動をしており、ウォーキングデッドが代表作といえるでしょう。｢Retired at 35｣に出演しています。

ウォーキングデッド5でドーン･ラーナーを演じるのはカリフォルニア州出身の女優クリスティン･ウッズです。彼女は学生時代アリゾナ大学でミュージカル演劇を学んでいました。ドーンは地味な印象のキャラクターでしたが、見事演じきっていたと話題になりました。そんな彼女の代表作は｢クローザー」です。

ウォーキングデッド5でディアナ･モンロー役を演じるのはニューヨーク州出身の女優トバ･フェルドシュです。彼女は様々な作品に出演する大ベテランです。代表作｢LAW&ORDER｣で、エミー賞にノミネートされるなど幅広い分野で高い評価を得ています。

ウォーキングデッド5でゲイブリエル神父を演じるのはニューヨーク州出身のセス･ギリアムです。シェークスピア作品の舞台役者としても活躍しており、代表作は｢パーソン･オブ･インタレスト｣｢戦火の勇気｣です。

ウォーキングデッド5でモーガン･ジョーンズを演じるのはイギリス･ロンドン出身の俳優レニー･ジェームスです。モーガンは｢この世界｣になって1番最初にリックを助けた人物です。代表作に｢スナッチ｣｢24アワー･パーティー･ピープル｣があります。

ウォーキングデッド5でノアを演じるのはニューヨーク州出身の俳優でラッパー･武道家のタイラー･ジェームズ･ウィリアムズです。アメリカのコメディアン、クリス･ロックの少年時代をモデルとした｢Every body
Hates Chris｣に出演しています。

ウォーキングデッド5でアーロンを演じるのはコロラド州出身のロマ･マーカンドです。彼はモノマネが得意で俳優業を本格的に始め、ウォーキングデッドで知名度が上がりました。アベンジャーズ･インフィニティーウォーに出演しています。

ここではウォーキングデッド5を見た人の感想をピックアップしました。意外性を述べた感想･終着駅のカニバ的なシーンの感想･アレクサンドリアの住人に対するネガティブな感想･リックの猜疑心やサシャの陰鬱さなど、さまざまな感想がTwitterやSNSで数多く存在します。その中でも秀逸なものを選んで紹介していきます。

主要キャラクターが次々と死亡するウォーキングデッド5。だからこそ目が離せないのですが、ベスの死に涙するファンも多く、抗議と署名活動が起こりました。ベスの人気の高さを象徴しているといえます。ベスが見れなくなって寂しいとの感想が非常に多いです。

ストーリーに深みを出すため、各キャラクターが個別に動き複雑化しています。タイリースの幻覚シーンは独特の雰囲気があり、今までと違うと驚きを隠せないファンも多く、続きが見たいが終わらせたくないというジレンマに陥っているとの感想もありました。

混乱した世界にも平和的な常識人はいます。ディアナの夫･レジはリックたちに最初から公平な態度で接してくれる唯一の人物でした。彼が短期間で退場する結果になったのは惜しいとの感想が印象的です。

この感想はインパクトの強さが分かるものです。ウォーキングデッド5では人間の醜悪さを最初に描いています。リックには理由があっても倫理に反するのは良くないと言ってくれる仲間がいます。そして、｢エンドロール後にもなにかあるのでは?｣と期待する感想も書かれています。

ウォーキングデッド5のあらすじネタバレやキャラクター、仲間を失いどう立ち直るのか、新たな拠点での行動やウォーキングデッド5を見た人の感想を交えて紹介してきました。リックとモーガンは次作ウォーキングデッド6でどのような関係を築いていくのでしょうか。気になる終わり方に、新シーズンも見逃せません!

見逃せないのはウォーキングデッドだけではありません。フィーアー･ザ･ウォーキングデッドは、本作品｢ウォーキングデッドシリーズ｣とはストーリーもキャストも違う正式なスピンオフ作品です。前日譚なので世界が崩壊する以前のところから物語が始まります。ウォーキングデッドが好きで、ゾンビものが好き、世界がどのように崩壊するかを見たい方にオススメの作品です。