2020年09月25日公開
2020年09月25日更新
ブラック・ミラー「ホワイト・クリスマス」をネタバレ!後味の悪いラストとは?
ブラック・ミラー「ホワイト・クリスマス」とは2014年のイギリスのドラマ作品です。ブラック・ミラーは2011年から2019年に渡って合計シーズン5まで作られている大人気ドラマ作品であり、「ホワイト・クリスマス」はシーズン2の最後に制作されました。そんな「ホワイト・クリスマス」は1人の娘が原因で主人公が永遠の地獄に苦しむといった内容となっており、後味の悪い作品だといった感想が多く寄せられています。本記事ではそんなドラマ「ホワイト・クリスマス」のあらすじやキャスト、感想などをネタバレ紹介します。
目次
ブラック・ミラー(Netflixドラマ)シーズン2とは?
2013年に制作されたブラック・ミラーの最終話であるイギリスのドラマ「ホワイト・クリスマス」。「ホワイト・クリスマス」は「Zアイ」と呼ばれる機能が存在する世界を舞台に、主人公の1人がとある女性の娘との出会いがきっかけとなって永遠の地獄に落ちる姿を描いた作品であり、非常に後味の悪い作品として知られています。本記事ではそんなドラマ「ホワイト・クリスマス」のあらすじやキャスト、感想などをネタバレ紹介します。
ブラック・ミラーシリーズの概要
それではドラマブラック・ミラー「ホワイト・クリスマス」のあらすじやキャスト、感想などについてネタバレ紹介していく前に、ドラマブラック・ミラーシリーズの簡単な作品情報をネタバレ紹介していきます。「ホワイト・クリスマス」が収録されているブラック・ミラーとはイギリスが制作した海外ドラマ作品です。ドラマブライス・ミラーは2011年にシーズン1が公開され、2020年9月現在までに合計シーズン5も制作されています。
これまで合計シーズン5もの作品が制作されているドラマブラック・ミラーは現代から近未来を舞台に、社会風刺や未来で起こりうる恐怖を描いた1話完結型のSFアンソロジー作品となっています。シーズン3からNetflixが番組全てを購入し、Netflixにより全シーズンが配信されています。そんなドラマブラック・ミラーシリーズはエミー賞を数多く受賞するなど評価が高く、日本でも非常に高い人気を博し続けています。
ブラック・ミラーシーズン2の概要
上述でもご紹介した通り、ドラマブラック・ミラーは2011年にシーズン1が放送されました。シーズン1が高く評価されたドラマブラック・ミラーはシーズン2の制作が開始され、2013年の12月に合計3話構成でシーズン2が公開されました。本記事でご紹介する「ホワイト・クリスマス」はそんなブラック・ミラーシーズン2の後にスペシャルドラマとして制作された作品であり、他のシーズンと同じく好評な感想が多数寄せられています。
ブラック・ミラー「ホワイト・クリスマス」のあらすじネタバレ
あらすじネタバレ①Zアイ
ではここからはドラマブラック・ミラー「ホワイト・クリスマス」のあらすじをまとめてネタバレ紹介していきます。ブラック・ミラー「ホワイト・クリスマス」の主人公であるジョーとマシューの2人は雪原の中にある人里離れた一軒家で生活していました。しかし共に暮らすジョーとマシューは性格から会話すら碌にしていませんでした。しかしクリスマスの日、ジョーとマシューはお祝いもかねて非常に久しぶりに会話をすることになります。
この2人が住む世界には他人と目を共有させる「Zアイ」と呼ばれる機能が存在していました。マシューはかつて「Zアイ」を使って恋愛のアドバイスを男性に行う恋愛アドバイザーの仕事を裏で行っていました。裏家業に恋愛アドバイザーをしていたマシューは碌に仕事をせず、他の男性と「Zアイ」による共有を行い、人の恋愛事情にヤジを飛ばすことを一番の楽しみにしていました。その過去をマシューは静かにジョーへ語り始めました。
あらすじネタバレ②クリスマスパーティー
恋愛アドバイザーをしていたマシューは好みの女性を捕まえるためにハリーという男性を雇います。そしてハリーはとあるクリスマスパーティーに忍び込みました。そこでハリーはジェニファーという黒髪の美女を発見し、マシューのアドバイスを駆使してキープすることに成功します。ジェニファーは少し病んでいる女性であり、新しい職場に転職しようか悩んでいました。それを知ったマシューは転職の後押しをするようハリーに伝えます。
その結果ハリーはジェニファーを自宅に誘ってベットインすることに成功しました。しかし突然ハリーは馬乗りになったジェニファーに大量のお酒を強引に飲まされてしまいます。そしてそのお酒が原因でハリーは吐血し、亡くなってしまいました。実はジェニファーは仕事では無く人生そのものを終わらせる気であり、そのまま自殺します。一部始終を「Zアイ」で見たマシューは急いで仲間達と共に証拠隠滅に動き出すのでした。
あらすじネタバレ③ブロック
ハリーとジェニファーの死亡後、証拠隠滅に動き出したマシュー。しかしマシューは妻のクレアに全てバレ、「Zアイ」のブロック機能を使われてしまいました。「Zアイ」のブロック機能とは対象の相手との会話が出来なくなり、姿もおぼろげになって見えないといったものでした。その後マシューはブロック機能が原因でクレアと離婚しました。実はマシューはこの過去があって人里離れた雪原にある一軒家でジョーと生活を送っていたのです。
あらすじネタバレ④マシューの仕事
ジョーに過去を話したマシューは自身が人間の役に立つ人格コピープログラム制作の仕事を本業にしていることを明かします。昔、マシューはグレタという人物の人格コピープログラムを作り、奉仕活動をさせていました。しかしジョーはそれを奴隷と同じだと断じました。人格コピープログラムはタマゴの形をしたプロセッサーに調教したCookieを入れ込んで作られるものであり、まさに奴隷に言うことを聞かせる方法と同じでした。
人格コピープログラムを奴隷と断じられたマシューはジョーを善人だと捉え、彼の過去の話を聞くことにします。かつてジョーにはベスという名前の彼女がいました。しかしジョーはベスの父親とあまり良い関係が築けていませんでした。そんなある日、ベスはジョーに対して素っ気ない態度を取るようになります。実はこの時ベスは妊娠しており、密かに妊娠検査薬を使っていることを知っていたジョーは全てを把握していました。
あらすじネタバレ⑤妊娠
妊娠していることを知っているジョーはベスに子供を産むよう説得します。しかしベスは子供を産む気がありませんでした。自分の思い通りにならないことが分かったジョーは子供を産まないベスを罵ります。ベスはその罵倒する言葉に我慢出来なくなり、ジョーへ「Zアイ」のブロック機能を使用してしまいました。その後ベスは激怒して怒鳴り散らすジョーを見捨て、1人で妊娠した身体のまま家を出て行ってしまうことになるのでした。
愛する彼女に出て行かれたジョーは何ヶ月もベスを待ち続けました。しかし結局ベスはブロックを解除して家に戻ることがありませんでした。そんなある日、ジョーはベスが子供を産んだことを知り、急ぎ彼女の下へ駆けつきます。そしてベスが産んだのは娘であったことを知ります。しかしブロック機能があるため、ジョーはベスの娘の顔を見ることが出来ませんでした。その中でジョーはあるニュースを見て衝撃を受けるのでした。
ブラック・ミラー「ホワイト・クリスマス」の結末ネタバレ
結末ネタバレ①娘の姿
ではここからはドラマブラック・ミラー「ホワイト・クリスマス」の結末のあらすじをネタバレ紹介していきます。結末に至るまでのあらすじでご紹介した通り、ジョーはベスが娘を産んだことを知ります。しかしベスは交通事故に遭い、そのまま亡くなってしまいます。それをジョーはニュースで初めて知りました。「Zアイ」のブロック機能は死亡することで解除されます。ジョーは何よりも早くベスの娘を見るために駆けだしました。
その日はクリスマスであり、ジョーはプレゼントにスノードームを用意して娘がいるベスの家を訪ねました。しかし何故かその娘はジョーとは違ってアジア系の容姿をした女の子だったのです。ジョーはベスが友人のティムと浮気したのではと考え、娘を追いかけてベスの実家の門を叩きました。しかしベスの父親に追い出されそうになってしまいます。その態度に激怒したジョーは誤ってスノードームで父親を殴り殺してしまうのでした。
結末ネタバレ②代償
ベスの父親を殺害した後、ジョーはその場から逃げ出して路上生活を送り、警察に逮捕されました。警察に逮捕されたジョーは何が起こったか一切話そうとしませんでした。その話をした後、ジョーはベスの娘が助けを呼びにいった雪原で死亡したこともマシューに明かしました。するとその瞬間2人がいる空間が警察署に変化します。実は恋愛アドバイザーで罪を犯したマシューも現実世界で警察に逮捕されていました。
その時マシューは警察に協力し、Cookieのシステムを利用してジョーを仮想空間に閉じ込め、黙認する口を開けさせようとしていたのです。ジョーに罪を自白させたマシューはそのまま釈放されます。しかし一度逮捕された人間は全ての人間にブロックされるルールが存在していました。なのでマシューにとって世界は自分1人だけになってしまいます。一方ジョーは1分が1000年に感じる仮想空間に入れられ、頭を狂わせるのでした。
ブラック・ミラー「ホワイト・クリスマス」のキャスト一覧
ジョン・ハム
ではここからはドラマブラック・ミラー「ホワイト・クリスマス」に出演したキャストをまとめてネタバレ紹介していきます。まず主人公の1人であるマシューを演じたキャストはジョン・ハムです。マシューのキャストを務めたジョン・ハムとは2000年にデビューしたアメリカの俳優であり、2020年9月現在までに7回もエミー賞を受賞するほど非常に高い演技力を持っていることで知られています。
そんな俳優のジョン・ハムはドラマ「MAD MEN マッドメンシリーズ」や映画「地球が静止する日」、映画「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」などの人気作品にキャストとして出演しています。
レイフ・スポール
ドラマブラック・ミラー「ホワイト・クリスマス」で娘を追い求めて罪を犯した主人公のジョーを演じたキャストはレイフ・スポールです。ジョーのキャストを務めたレイフ・スポーツは2001年にデビューしたイギリスの俳優です。そんなレイフ・スポールはテレビドラマシリーズを中心に、これまでドラマ「Tring ~親になるためのステップ~」やドラマ「アガサ・クリスティー・ミス・マープル」などの作品でキャストとして出演しています。
ウーナ・チャップリン
ドラマブラック・ミラー「ホワイト・クリスマス」でグレタを演じたキャストはウーナ・チャップリンです。グレタのキャストを務めたウーナ・チャップリンとは2007年にデビューしたスペインの女優です。そんなウーナ・チャップリンは2007年にデビューした後、2020年9月現在までに映画「007慰めの報酬」や映画「もしも君に恋したら。」、テレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズシリーズ」などの作品にキャストとして出演しています。
ナタリア・テナ
ドラマブラック・ミラー「ホワイト・クリスマス」でジョーの恋人であったベスを演じたキャストはナタリア・テナです。ベスのキャストを務めたナタリア・テナとは2002年にデビューしたイギリスの女優です。そんなナタリア・テナは2007年に映画「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」でブレイクを果たし、これまで映画「ハリー・ポッターシリーズ」やドラマ「オリジン」、ドラマ「マンダロリアン」などの作品でキャストとして出演してます。
ブラック・ミラー「ホワイト・クリスマス」の見どころ
見どころ①Zアイのブロック機能
ではここからはドラマブラック・ミラー「ホワイト・クリスマス」のあらすじの中の見どころを2点ネタバレ紹介します。まず1つ目にご紹介する見どころは「Zアイ」のブロック機能です。上述でご紹介した通り、主人公のマシューとジョニーは2人とも大きな罪を犯した犯罪者です。最終的にマシューは犯罪者であることから全ての人間に「Zアイ」のブロック機能を使われ、まるで世界に存在しないような人間になってしまいました。
一方ジョーも1分が1000年に感じる仮想空間に閉じ込められ、罪を償うことになります。そうドラマブラック・ミラー「ホワイト・クリスマス」は非常に後味悪い終わり方をする作品なのです。しかし作品は非常に良く出来ており、世界中から好評な感想や評価が数多く寄せられています。
見どころ②救いようのない終わり方
2つ目にご紹介する見どころはその終わり方です。上述でご紹介した通り、ドラマブラック・ミラー「ホワイト・クリスマス」は救いが一切無い結末を迎える作品です。基本的にドラマブラック・ミラーシリーズは社会の問題などを近未来風に風刺した作品であり、ハッピーエンドを迎える方が少ないです。しかしこの救いの無い終わり方をするのがドラマブラック・ミラーシリーズが面白い大きな魅力の1つとなっています。
ブラック・ミラー「ホワイト・クリスマス」に関する感想や評価
ところで「ブラックミラー」最高傑作と呼び声の高い「ホワイトクリスマス」を見たんですが(ブラックミラーばっか見てんな)めちゃくちゃ面白かった〜ていうかハズレないなブラックミラー!そんでまんまとジョン・ハム様にハマってしまい旦那に「本当に分かりやすい趣味してんな」と言われる等 pic.twitter.com/0Fh8SiEY45
— 表情 豊 (@hyp39) May 3, 2019
ドラマブラック・ミラー「ホワイト・クリスマス」に関する感想では面白いといった感想が非常に多く寄せられていました。ドラマブラック・ミラー「ホワイト・クリスマス」はダークな作品であるものの、最初から最後までストーリー構成が非常に良く出来ています。そのためドラマブラック・ミラー「ホワイト・クリスマス」はブラック・ミラーシリーズの中で一番の超大作だと評されています。
『ブラック・ミラー』S2ep4“ホワイト・クリスマス”再見。ジョン・ハム様😻1時間10分ほどの短編なのだが、情報量が多くて先の読めない展開が最後綺麗に収束する様は正に超絶大傑作としか言いようがない。 SNSへの風刺も上手い。現実に人をブロック出来る恐ろしさよ!#Netflix pic.twitter.com/mCXf7Dx1gs
— まゆまゆ (@caramelholic) October 26, 2017
ドラマブラック・ミラー「ホワイト・クリスマス」に関する感想では風刺が上手いといった感想も寄せられていました。ドラマブラック・ミラー「ホワイト・クリスマス」に登場する「Zアイ」のブロック機能はSNSのブロック機能を風刺しています。その風刺の仕方も非常に見事であり、視聴者に今後本当に起こりそうな出来事という恐怖を強く与えています。
『ブラックミラーS2E4(ホワイト・クリスマス)』
— atom (@atom129129) September 13, 2017
展開が全然読めなくてめっちゃドキドキした。終わり方の胸くそ悪い感じも最高。小出しにネタを見せてラストにまとめる作りは爽快感すらある。1時間なのにすごい見応えあって面白かった! pic.twitter.com/0ZNSgqpZEe
ドラマブラック・ミラー「ホワイト・クリスマス」に関する感想では結末が胸くそ悪いといった感想も見受けられました。本記事でご紹介したあらすじネタバレを見ると分かる通り、ドラマブラック・ミラー「ホワイト・クリスマス」は非常に後味悪い終わり方をする作品です。しかし伏線やどんでん返し、ストーリー構成などの要素が全て完璧に仕上がっており、数あるドラマ作品の中でも特に高い評価を獲得しています。
ブラック・ミラー「ホワイト・クリスマス」まとめ
本記事ではドラマブラック・ミラー「ホワイト・クリスマス」についてあらすじやキャスト、感想などをまとめてネタバレ紹介しました。ドラマブラック・ミラー「ホワイト・クリスマス」はブラック・ミラーシリーズの超大作といわれるだけあって最初から最後まで非常に見応えある作品に仕上がっています。もし本記事をご覧になってご興味頂けましたら、是非Netflixで本作を一度チェックしてみて下さい。