2018年07月17日公開
2022年11月14日更新
ワンピースのクザン(青キジ)の目的と正体は?黒ひげとの関係や過去を考察
今回の記事では、ワンピースに登場するクザン(青キジ)について紹介していきます。ワンピース初期から登場するクザン(青キジ)は、ワンピースに登場する多くのキャラクターの中でも、トップクラスの強さと人気を誇っています。そして、クザン(青キジ)はどのキャラクターよりも多くの噂や考察、仮説を生み出しています。今回の記事では、クザン(青キジ)の正体や目的に迫る様々な噂や仮説を、反証などを交えながら紹介していきます。
目次
- 人気作品ワンピースとは?
- ワンピースで判明しているクザン(青キジ)のパーソナルデータ
- ワンピースに描かれたクザン(青キジ)の略歴
- ワンピースに描かれたクザン(青キジ)の掲げる正義の変遷
- ワンピースに描かれたクザン(青キジ)の強さとは?
- ワンピースに描かれたクザン(青キジ)唯一の敗北とは?
- ワンピースパンクハザード編クザン(青キジ)と闇に纏わる噂とは?
- ワンピースドレスローザ編クザン(青キジ)と黒ひげの関係とは?
- クザン(青キジ)の正体に直結?ワンピース頂上戦争編後の黒ひげの動向
- ワンピース「落とし前戦争」について作中で描かれた事
- クザン(青キジ)はいつから黒ひげに加担しているのか?
- クザン(青キジ)はどの様な形で黒ひげに加担しているのか?
- クザン(青キジ)が黒ひげに加担する目的は黒ひげを見極める為?
- クザン(青キジ)の正体は革命軍?目的は黒ひげの監視?
- クザン(青キジ)の正体は赤犬の部下?目的は黒ひげの監視?
- クザン(青キジ)の正体はセンゴクの部下?目的は黒ひげの監視?
- クザン(青キジ)の正体はイムの配下?目的はルフィや黒ひげの命?
- クザン(青キジ)が持つワンピースに描かれた伏線や謎とは?
- クザン(青キジ)のワンピース再登場はいつ?
- クザン(青キジ)の正体にも注目!ワンピースの今後の展開
人気作品ワンピースとは?
20年以上連載が続く長寿作品ワンピース
ワンピースは、20年以上週刊少年ジャンプで連載が続く大人気漫画です。主人公ルフィとその仲間達の成長や冒険が中心に描かれるワンピースには、強力な強さを持つ強敵や個性豊かなキャラクターが多数登場します。そんな中でも、人気、実力共にトップクラスのキャラクターが今回紹介するクザン(青キジ)です。
クザン(青キジ)は、海賊である主人公ルフィと敵対する組織、海軍に所属する強敵として初登場し、強烈な強さと個性で読者を魅了しているキャラクターの1人です。しかし、現在のクザン(青キジ)は、海軍を去り、多くの噂や仮説を生み出すキャラクターへと変貌をとげており、これまでとは違った形で多くの注目を集めています。
今回の記事では、そんなクザン(青キジ)の正体や目的に迫る多くの噂や仮説などを、反証や画像を交えながら紹介していきます。はたして、クザン(青キジ)の正体とは?クザン(青キジ)の真の目的とは?そして、黒ひげとの関係とは?
ワンピースで判明しているクザン(青キジ)のパーソナルデータ
クザン(青キジ)のモデルは過去の名俳優松田優作
クザン(青キジ)のパーソナルデータとしてワンピースの作中などで公表されているのが、誕生日と年齢です。クザン(青キジ)は、昭和を代表する名俳優松田優作氏をモデルに描かれたキャラクターであり、誕生日もモデルとなった松田優作氏と同じ9月21日となっています。また、年齢についてはワンピース初登場時で47歳、現在は49歳となっています。
その他の、身長や体重、家族構成などについては明らかにされておらず、幼少時などの過去に纏わるエピソードなどは特に描かれていません。しかし、上の画像にある様にクザン(青キジ)の過去として、少年期のデッサンが公開されており、クザン(青キジ)の過去は貧しかったのではないか?或いは、クザン(青キジ)の過去にはグレていた時期があるのではないか?といった噂が有るようです。
ワンピース海軍本部大将は全員過去の名俳優がモデル
ちなみに、ワンピースに登場する海軍本部大将は全員が過去の名俳優をモデルに描かれています。赤犬は菅原文太氏、黄猿は田中邦衛氏、藤虎は勝新太郎氏がそれぞれモデルとなっています。また、正体が明らかにされていない緑牛についても、過去の名俳優である原田芳雄氏がモデルと予想されています。
ワンピースに描かれたクザン(青キジ)の略歴
クザン(青キジ)は、ワンピース空島編直後に描かれたロングリングロングランドで海軍本部三大将の1人として初登場し、登場早々に主人公ルフィーを圧倒的な強さで打ち負かしています。その後も、ワンピースウォーターセブン編やワンピース頂上戦争編などで度々登場し、海軍本部大将としての圧倒的な強さを見せています。
出典: https://festy.jp
しかし、ワンピース頂上戦争編後に起きた海軍元帥の座を賭けた戦いで、同じ海軍本部大将である赤犬に敗北し、クザン(青キジ)は海軍を除隊しています。ワンピース2年後の海「新世界」でのクザン(青キジ)は、黒ひげとの繋がりが明らかになっている他、王下七武海最強とも言われるドフラミンゴと小競り合いを起こしています。
しかし、ドフラミンゴとの小競り合いが描かれたワンピースパンクハザード編以降、クザン(青キジ)の動向は一切描かれておらず、現在の動向は不明となっています。クザン(青キジ)は現在、誰と何を目的にして行動しているのでしょうか?
ワンピースに描かれたクザン(青キジ)の掲げる正義の変遷
クザン(青キジ)は、初登場時から現在にかけて「だらけきった正義」を掲げています。これは、クザン(青キジ)の性格や信念、本質を知る重要な情報と考えられています。このクザン(青キジ)が掲げる「だらけきった正義」とは、世界政府や海軍の意向だけが必ずしも絶対的な正義では無く、正義とは立場や状況によって大きく変わるものだとする、柔軟な正義を意味していると考えられています。
しかし、クザン(青キジ)は、はじめから「だらけきった正義」を掲げていたわけでは無く、オハラへのバスターコールが起こる以前は、「燃え上がる正義」を掲げています。この「燃え上がる正義」とは、世界政府や海軍本部が下した命令こそが正義だとする、頑なな正義だと考えられています。
では、なぜクザン(青キジ)は掲げる正義を変更したのでしょうか?この点には、クザン(青キジ)も関わったオハラへのバスターコールが深く関係します。オハラへのバスターコールとは、世界政府が禁忌とする「ワンピース空白の100年についての調査」「古代文字の研究」を行なうオハラに住む考古学者を、1人残らず島ごと焼き払うという作戦を指します。
そもそもバスターコールとは、海軍本部大将以上の階級にある者、または世界政府最高権力と言われる五老星にしか与えられていない権限の一つで、バスターコールの発動は海軍本部や世界政府の掲げる絶対的正義の執行とも言える作戦です。オハラへのバスターコールが発動された時のクザン(青キジ)は、「燃え上がる正義」を掲げており、オハラの掃討はクザン(青キジ)の中でも正義の執行だと考えられています。
しかし、オハラへのバスターコールが発動された時、「徹底的な正義」を掲げる赤犬の苛烈な行動を目の当たりにし、また、同僚であり友人でもあったハグワール・D・サウロの行動を目の当たりにした事で、クザン(青キジ)は自身が掲げる「燃え上がる正義」に疑念を抱きます。
そして、散々に悩んだ末、クザン(青キジ)は確固たる信念を持って「だらけきった正義」へと掲げる正義を変更します。「だらけきった正義」へと掲げる正義を変更したクザン(青キジ)は、オハラ唯一の生き残りとなるニコ・ロビンを、オハラへのバスターコールから救い出し、逃げ延びさせています。この掲げる正義の変更は、現在のクザン(青キジ)の正体や目的に迫る重要なポイントだと考えられています。
ワンピースに描かれたクザン(青キジ)の強さとは?
ワンピースに描かれたクザン(青キジ)の強さは、既に少し触れている通り、ワンピース初登場時から圧倒的なものとして描かれています。そもそも、クザン(青キジ)の初登場時の階級である海軍本部大将とは、海軍最高戦力とも称されるほど、他の海兵を圧倒する強さを持った特別な海兵を意味している事から、クザン(青キジ)は最強クラスの海兵だと言えます。
そして、クザン(青キジ)が持つヒエヒエの能力は、ワンピースの中でも希少であり、最強種とも言われている自然系(ロギア系)悪魔の実の能力である事から、クザン(青キジ)の強さはワンピースに登場する多くのキャラクターの中でもトップクラスだと言えます。
ワンピースに描かれたクザン(青キジ)唯一の敗北とは?
ワンピースに登場する多くのキャラクターの中でもトップクラスの強さを持つクザン(青キジ)ですが、ワンピースの作中で1度だけ敗北が描かれています。クザン(青キジ)の敗北が描かれた戦いとは、海軍元帥の座を賭けて行なわれた海軍本部大将赤犬との決闘です。クザン(青キジ)と赤犬の決闘は、パンクハザードで行なわれ、10日間に及ぶ激闘の末にクザン(青キジ)が左足を失い敗北するという形で決着がついています。
しかし、赤犬はこの決闘で勝利したにも拘らず、敗者であるクザン(青キジ)の命を奪う事無くパンクハザードを立ち去っています。なぜ決闘に勝利した赤犬は、敗者であるクザン(青キジ)の命を奪わなかったのでしょうか?この点は、大きな謎と言われている他、重要な伏線だとも言われています。多くの読者は、赤犬がクザン(青キジ)に情けを掛けたのだろうと考えているようですが、果たしてそれだけだったのでしょうか?
ともあれ、ワンピースの作中には海軍本部大将だった赤犬が新元帥へと昇格し、クザン(青キジ)が海軍を去った事が明らかになっています。しかし、その一方で海軍を去ったクザン(青キジ)が、その後どの勢力に与しているのか、何を目的に行動しているのか、といった点については現在も明らかにされていません。
ワンピースパンクハザード編クザン(青キジ)と闇に纏わる噂とは?
海軍を去ったクザン(青キジ)の動向について初めて作中に描かれたのが、ワンピースパンクハザード編です。ワンピース魚人島編で赤犬との決闘が語られて以降登場が無かったクザン(青キジ)でしたが、ワンピースパンクハザード編で再登場し、王下七武海ドフラミンゴに追い詰められていたスモーカー中将を助けています。
この時、ドフラミンゴがクザン(青キジ)に対して「お前今、何者なんだクザン(青キジ)」と質問をぶつけています。しかし、クザン(青キジ)はドフラミンゴの質問に対しては何も答えていません。
ドフラミンゴの質問に何も答えなかったクザン(青キジ)に対して、助けられたスモーカー中将が「まさか闇に通じている訳じゃねぇだろうな、アンタ」と意味深な言葉を口にしています。このスモーカー中将の言葉から、海軍を去ったクザン(青キジ)は、闇と呼ばれる何者かに属しているのではないか?と噂されるようになります。
また、この時スモーカー中将は、「アンタの良い噂を聞かない」とも発言しており、海軍や世界政府の目線でなのか、世間一般の基準でなのかは不明なものの、クザン(青キジ)には悪評が立っている事が明らかになっています。クザン(青キジ)が通じている闇とは、一体何者なのでしょうか?そして、クザン(青キジ)に纏わる悪評とは一体どの様な物なのでしょうか?
ワンピースドレスローザ編クザン(青キジ)と黒ひげの関係とは?
クザン(青キジ)の近況については、ワンピースパンクハザード編に続きワンピースドレスローザ編でも描かれています。そのシーンが、上の画像です。このシーンでは、五老星の1人と海軍元帥となった赤犬の会話が描かれ、五老星の1人が「クザン(青キジ)の件はどうだ。あの巨大な戦力が今や黒ひげに加担しているとは!」と発言しています。
この五老星の言葉によって、海軍を去ったクザン(青キジ)が、現在は黒ひげに加担している事が判明しています。しかし、クザン(青キジ)が黒ひげに加担しているという事は判明したものの、いつから黒ひげに加担しているのか?どのような形で加担しているのか?クザン(青キジ)は何が目的で黒ひげに加担しているのか?などについては明らかになっていない為、現在のクザン(青キジ)の動向については依然多くの謎が残されています。
クザン(青キジ)の正体に直結?ワンピース頂上戦争編後の黒ひげの動向
クザン(青キジ)は、いつ頃から黒ひげに加担しているのか?この点については、ワンピース頂上戦争編後の黒ひげの動向から、ある程度の時期は推測する事が出来ると言われています。ワンピース頂上戦争編後の黒ひげの動向として、ワンピースの作中で明らかになっている事は、頂上戦争から1年後に白ひげ海賊団の残党と「落とし前戦争」と呼ばれる大規模な戦闘を行っている事、この「落とし前戦争」に黒ひげ海賊団が勝利している事。
そして、「落とし前戦争」に勝利した事で、黒ひげは四皇と呼ばれる様になった事。更に、「落とし前戦争」後の黒ひげ海賊団が、悪魔の実の能力者狩りを行っている事。これらの事が、ワンピースの作中で黒ひげの動向として明らかになっています。
ワンピース「落とし前戦争」について作中で描かれた事
「落とし前戦争」についてワンピースの作中で明らかになっている事は、白ひげ海賊団、黒ひげ海賊団ともに全戦力を結集した大規模な戦争だったという事のみで、クザン(青キジ)がこの戦争に参加していたかについては描かれていません。
クザン(青キジ)はいつから黒ひげに加担しているのか?
クザン(青キジ)の正体に迫る大きな疑問の1つ、クザン(青キジ)はいつから黒ひげに加担しているのか?については、前章、前々章で紹介した黒ひげの動向と落とし前戦争から、ある程度の時期が判断出来ると言われています。既に紹介している通り、落とし前戦争では両軍が全戦力を結集している事が明らかになっています。
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もし、元海軍本部大将であるクザン(青キジ)が、「落とし前戦争」の時点で黒ひげ海賊団に加担していたのであれば、ワンピースの作中で大きな話題となるはずです。しかし、クザン(青キジ)の参戦はワンピースの作中で取り上げられていません。
この事から、クザン(青キジ)は「落とし前戦争」の時点では黒ひげに加担していないと考えられます。つまり、クザン(青キジ)が黒ひげに加担し始めたのは、黒ひげが「落とし前戦争」に勝利し、四皇と呼ばれる様になった後という事になります。
クザン(青キジ)はどの様な形で黒ひげに加担しているのか?
クザン(青キジ)の正体に迫る大きな疑問の1つ、クザン(青キジ)はどの様な形で黒ひげに加担しているのか?については、「落とし前戦争」後の黒ひげの動向として判明している事に注目する必要があります。「落とし前戦争」後の黒ひげの動向として判明している事は、悪魔の実の能力者狩りだけです。つまり、クザン(青キジ)が黒ひげに加担出来る事は、この悪魔の実の能力者狩りしか無いわけです。
しかし、ワンピースドレスローザ編で黒ひげ海賊団の古株であるバージェスが「青キジなんざ信用できねぇ」と発言している事から、クザン(青キジ)は黒ひげ海賊団が行なう悪魔の実の能力者狩りにも、積極的には加担していない事が伺えます。クザン(青キジ)は一体、何を目的に黒ひげに加担しているのでしょうか?
クザン(青キジ)が黒ひげに加担する目的は黒ひげを見極める為?
何故クザン(青キジ)は黒ひげに加担しているのでしょうか?クザン(青キジ)と黒ひげの接点は、ワンピース頂上戦争編のみです。頂上戦争での黒ひげの行動は、四皇白ひげを殺し、四皇白ひげから能力を奪い、そしてワンピースの世界では規格外となる2つ目の悪魔の実を体内に取り込んだという事です。そして、黒ひげは「おれの時代だあ!」と大声で叫んでいます。
この様子を間近で見ていたクザン(青キジ)が、黒ひげに対して脅威を感じた事は間違いありません。クザン(青キジ)が黒ひげに対して脅威を感じた理由は3つ。黒ひげが白ひげから奪ったグラグラの能力が「世界を滅ぼしうる力」を持っている点。黒ひげが持っているヤミヤミの能力が、クザン(青キジ)が持つ自然系(ロギア系)能力の天敵である点。そして、黒ひげがこれらの能力を使い、時代を築こうとしている点です。
クザン(青キジ)が黒ひげに対して脅威を感じていた場合、なぜ黒ひげに加担するのか?という疑問が生まれますが、これはクザン(青キジ)が掲げる「だらけきった正義」が大きく関係すると考えられます。クザン(青キジ)が掲げる「だらけきった正義」とは、立場や状況によって正義の所在が変わると言う考え方である為、黒ひげが強力な能力を使い築こうとしている時代がどの様なものなのかを、クザン(青キジ)は見極める必要があるわけです。
つまり、クザン(青キジ)が黒ひげに加担しているのは、黒ひげの築こうとしている時代を見極める為であり、黒ひげが築こうとしている時代が、クザン(青キジ)が許容できる範囲であった場合は、クザン(青キジ)は黒ひげの仲間になり、逆にクザン(青キジ)が許容できないものであった場合は、クザン(青キジ)と黒ひげは敵対すると言う事になります。
この、「クザン(青キジ)は黒ひげを見極める為に黒ひげに加担している」とする説は、これまでにワンピースの作中で明らかになっている事のみで構成されている説である為、完全には否定できない説として今も残されている説です。
クザン(青キジ)の正体は革命軍?目的は黒ひげの監視?
この章では、「クザン(青キジ)の正体は革命軍の一員説」を紹介します。クザン(青キジ)の正体が革命軍の一員だとする説は以外にも多く、その根拠と言われているのがオハラへのバスターコールです。既に紹介している通り、クザン(青キジ)はオハラへのバスターコールに参加し、自身が掲げる正義を大きく変更しています。この事から、クザン(青キジ)は世界政府の正義に少なからず疑問を抱いている事が伺えます。
また、オハラへのバスターコール以後のクザン(青キジ)は、ニコ・ロビンを気に掛け度々接触しています。ニコ・ロビンは頂上戦争後に革命軍と接触している事が明らかになっている為、ワンピースの作中には詳細は描かれていませんが、この時のニコ・ロビンにクザン(青キジ)が接触していた場合、クザン(青キジ)もまた革命軍に接触する機会があった可能性があります。
つまり、世界政府の正義に疑念を抱くクザン(青キジ)が、ニコ・ロビンとの関わりの中で革命軍の本質に触れ、革命軍の一員に加わった可能性は十分に有るという事です。しかし、革命軍とは世界政府(天竜人)の打倒を目指す組織である事から、クザン(青キジ)が革命軍の一員だった場合、黒ひげに加担する理由は無いように思えます。では何故、クザン(青キジ)は革命軍の一員として黒ひげに加担するのでしょうか?
クザン(青キジ)が革命軍の一員として黒ひげに加担する理由は、1つしか無いと言われています。この理由に大きく関係するのが、革命軍NO2である参謀総長サボの存在です。サボは黒ひげの行動によって、義兄弟のエースを失っています。つまり、革命軍NO2の仇敵が黒ひげという事になります。
この事から、革命軍は世界政府打倒と共に、仇敵黒ひげの打倒も視野に入れ、クザン(青キジ)を黒ひげ監視の為に黒ひげの元へ送り込んだのではないか?と、この説では考えています。この説を後押しするのが、ワンピース作中に描かれた、黒ひげ海賊団による革命軍本部の壊滅です。何故、この描写がこの説を後押しするのかと言うと、革命軍本部が壊滅したこの事件で、革命軍の主要人物が全くの無傷だった為です。
革命軍は、王下七武海にバーソロミュー・くまをスパイとして送っている、と言う噂が長い間囁かれていますが、現在のバーソロミュー・くまは人格の無い人間兵器へと改造されており、海軍関係の情報を革命軍にリークする事は不可能です。この為、黒ひげ海賊団の動向を革命軍へリークする人物がいなければ、革命軍の被害はさらに甚大な物になっていたはずです。
では誰が黒ひげ海賊団の動向を革命軍へリークしたのか?或いは、誰が黒ひげ海賊団の動向を革命軍へリーク出来たのか?それは、新たに黒ひげに加担し、行動を共にしているクザン(青キジ)なのではないか?と考えられる事から、黒ひげ海賊団による革命軍本部の壊滅は、クザン(青キジ)の正体が革命軍の一員だとするこの説を後押しする事になります。
ちなみに、クザン(青キジ)が革命軍の一員になった理由として、世界政府への反発や反抗を謳う説もありますが、ワンピースの作中でクザン(青キジ)が世界政府打倒を掲げるシーンや、それに順ずるエピソードなどは描かれていない為、クザン(青キジ)が世界政府打倒の為に革命軍に加わったとする説は下火となっています。
クザン(青キジ)の正体は赤犬の部下?目的は黒ひげの監視?
この章では、「クザン(青キジ)の正体は元帥赤犬の部下説」を紹介します。この説の根拠となっているのが、パンクハザードでの赤犬とクザン(青キジ)の決闘です。この決闘で勝利した赤犬は、情けを掛けてクザン(青キジ)を逃がしています。しかし、徹底した正義を掲げている赤犬が、情けと言う理由だけで自身と並ぶ程の強さを持つクザン(青キジ)を逃がすでしょうか?
この説では、パンクハザードでの決闘に勝利した赤犬が、敗者となったクザン(青キジ)を部下として取り込み、赤犬個人の密偵として黒ひげの元へクザン(青キジ)を送り出したのではないか?と考えています。この根拠は、既に紹介しているワンピース頂上戦争での黒ひげの行動です。(白ひげ殺害、グラグラの実奪取、2つ目の悪魔の実を食べる、おれの時代と叫ぶなど)
ワンピース頂上戦争での黒ひげの行動を間近で見ていた赤犬とクザン(青キジ)は、間違いなく黒ひげに脅威を感じたはずであり、黒ひげの排除という点では2人の利害は一致していると考えられます。この事から、赤犬とクザン(青キジ)がパンクハザードの決闘後に、手を組んだ可能性は十分に有ると言え、敗者となり海軍を抜けたクザン(青キジ)が黒ひげ海賊団に加担している目的は、黒ひげの監視という事になります。
しかし、クザン(青キジ)の正体を赤犬の部下とするこの説は、あまり支持されていません。その理由は、クザン(青キジ)と赤犬の掲げる正義に大きな隔たりがある点や、赤犬がクザン(青キジ)と黒ひげの関係が明らかになった場面で、「あのアホは海軍を辞めた人間ですけえ。どこで何をしちょろうがわしらにゃ関係ありゃあせんので」と発言している点にあります。
クザン(青キジ)の正体はセンゴクの部下?目的は黒ひげの監視?
この章では、「クザン(青キジ)の正体はセンゴクの部下説」を紹介します。この説は、前章で紹介した「クザン(青キジ)の正体は赤犬の部下説」とかなり似かよった説です。クザン(青キジ)とセンゴクには、ワンピースの作中で多くの良好な関係が描かれているほか、ワンピース頂上戦争後の新元帥へ、センゴクがクザン(青キジ)を推薦している経緯などが描かれています。
つまり、赤犬に敗れたクザン(青キジ)の身を、一番に案じていたのはセンゴクだといえます。この関係性がある事から、センゴクとクザン(青キジ)が手を組む可能性は十分に有ると考えられます。では、センゴクとクザン(青キジ)が手を組んでいた場合、何故クザン(青キジ)が黒ひげに加担する事になるのでしょうか?
この点については、前章で紹介した「クザン(青キジ)の正体は元帥赤犬の部下説」と同様に、黒ひげの監視が最大の理由だとされています。その理由も「クザン(青キジ)の正体は元帥赤犬の部下説」と同様で、センゴクもまたワンピース頂上戦争で黒ひげの脅威を目の当たりにしている為と考えられています。
この説は、反証材料が少ない為、一定の支持を受けると共に、今も残っている説です。ちなみに、「クザン(青キジ)の正体は元帥赤犬の部下説」や、「クザン(青キジ)の正体はセンゴクの部下説」が支持されるもう1つの理由として、クザン(青キジ)の「海軍に所属しなくても実行できる事はある。所属しねェから見えてくるもんもある」という言葉が、実は海軍との繋がりが今も有るという事への伏線だと考えられている為のようです。
クザン(青キジ)の正体はイムの配下?目的はルフィや黒ひげの命?
この章では、「クザン(青キジ)の正体はイムの配下説」を紹介します。この説は、最新ワンピースで登場したイム様と呼ばれる謎の人物によって生まれた説と言われています。このイム様と呼ばれる謎の人物は、世界政府最高権力である五老星ですら膝を折る相手として描かれており、ワンピースに過去登場したどの人物よりも圧倒的な権力を持っています。
このイム様と呼ばれる謎の人物は、ワンピース主人公ルフィや黒ひげ、リュウグウ王国しらほし王女の写真を切り刻んでいる姿が描かれています。そして、五老星の面々が「おおイム様。歴史より消すべき灯がまたお決まりでしょうか?」と発言している事から、イム様と呼ばれる謎の人物が切り刻んだ写真の人物、ルフィ、黒ひげ、しらほし王女の3名は、イムの意思によって命を狙われているのではないか?と考えられています。
ワンピース主人公ルフィは、最新ワンピースでワノ国へ向かっている動向が描かれ、しらほし王女は世界会議レヴェリーに参加している姿が描かれています。しかし、黒ひげの動向は全く描かれていない為、黒ひげが現在どこで、何をしているのかについては不明となっています。しかし、クザン(青キジ)は黒ひげに加担している事から、黒ひげと行動を共にしている可能性が高く、黒ひげの動向を知る数少ない人物の一人です。
そして、クザン(青キジ)は、過去幾度となくワンピース主人公ルフィに勝利している人物でもある為、イム様と呼ばれる謎の人物が黒ひげ、ルフィの抹殺を考えていた場合、これ以上無い適任者と言う事になります。この事から、クザン(青キジ)の正体や目的に迫る説として「クザン(青キジ)の正体はイムの配下説」が生まれたと言われています。
しかし、「クザン(青キジ)の正体はイムの配下説」は、反証も多い説です。この説の否定材料として挙げられるのが、イム様と呼ばれる謎の人物と五老星の関係です。イム様と呼ばれる謎の人物と五老星の関係は、主従の関係として描かれています。しかし、既に紹介している通り五老星はクザン(青キジ)の事を危険視する発言をしている事から、クザン(青キジ)がイムの配下であった場合、この発言が矛盾します。
また、五老星はワンピース頂上戦争後の新海軍本部元帥に、クザン(青キジ)ではなく赤犬を推薦しています。この事からも、クザン(青キジ)と五老星は良好な関係では無い事が伺え、クザン(青キジ)の正体がイムの配下であった場合、この点もまた矛盾します。こうした否定材料から、「クザン(青キジ)の正体はイムの配下説」はあまり支持されていないようです。
クザン(青キジ)の正体や目的に迫る説は、ここまでに紹介してきた説以外にも、様々な説があります。しかし、どの説も決定的な説にまでは至ってい無いと言われています。それは、クザン(青キジ)が多くの伏線を持つ人物であり、謎の多い人物である為と考えられています。次の章では、ここまでに紹介していないクザン(青キジ)が持つ伏線や謎をまとめて紹介します。
クザン(青キジ)が持つワンピースに描かれた伏線や謎とは?
ワンピースに描かれたクザン(青キジ)とオハラの関係
クザン(青キジ)が過去に発言したもので最も注目されているのが、「オハラはまだ滅んじゃいねぇ」というものです。クザン(青キジ)は過去にオハラへのバスターコールに参加し、オハラの壊滅を実行した人物の1人ですが、オハラ唯一の生き残りであるニコ・ロビンと度々接触しています。この事から、クザン(青キジ)はオハラに対して何らかの感情を抱いている、或いはオハラの現状を何か知っている、と噂されています。
クザン(青キジ)の「オハラはまだ滅んじゃいねぇ」という言葉が文字通りであった場合、クザン(青キジ)の正体や目的はオハラに関係する可能性が出てきます。この為、この発言はクザン(青キジ)の正体や目的に迫る伏線だとも言われており、注目されています。
ワンピースに描かれたクザン(青キジ)とガープの関係
出典: https://festy.jp
クザン(青キジ)の正体や目的に迫る上で注目されているのが、ワンピース主人公ルフィの祖父であり、Dの一族でもある海軍本部中将ガープとの関係です。クザン(青キジ)とガープの関係として明らかになっているのがガープとの師弟関係です。これは、クザン(青キジ)の過去として明らかになっているものですが、最新ワンピースでガープと謎の海賊ロックスとの繋がりが明らかにされ始めた事で、改めて注目されています。
今後のワンピースは、この謎の海賊ロックスが大きく影響すると考えられている為、クザン(青キジ)とガープに今も過去と同様の良好な繋がりがあった場合、クザン(青キジ)は謎の海賊ロックスに纏わるエピソードで、正体や目的の一端が描かれるのではないか?と噂されています。
ワンピースに描かれたクザン(青キジ)の能力が残す伏線
クザン(青キジ)が持つ伏線の中でも注目度が高く、海軍を抜けたクザン(青キジ)の目的に直結しているとも言われているのが、クザン(青キジ)が持つヒエヒエの能力によって凍結された人物達です。今回の記事でも既に紹介している通り、クザン(青キジ)は過去にオハラへのバスターコールに参加しています。そしてこの時、巨人族であり、Dの一族でもある、ハグワール・D・サウロを「アイスタイムカプセル」という技で氷漬けにしています。
サウロを氷漬けにしたクザン(青キジ)の技に、タイムカプセルと言う過去と現在を繋ぐアイテムの名前が付けられている事から、サウロは氷漬けにはされているものの、生きているのではないか?と噂されています。これと同様に、ワンピースパンクハザード編では巨大な人物達が氷漬けにされているシーンが有り、これにもクザン(青キジ)が関わっているのではないか?と噂されています。
クザン(青キジ)の持つアイスタイムカプセルと言う技が、文字通り過去と現在を繋ぐ意味を持つ技だった場合、サウロを氷漬けにした意味や、ワンピースパンクハザード編で描かれた氷漬けにされた巨大な人物達にも、過去から現在に何か重要な意味をもたらす存在理由が有ると考えられる事から、クザン(青キジ)の目的や正体に迫るエピソードに発展するのではないか?と考えられているようです。
クザン(青キジ)のワンピース再登場はいつ?
ワンピース四皇編でクザン(青キジ)は再登場する?
クザン(青キジ)の再登場については幾つかの説が生まれていますが、最も多く支持されているのがワンピース四皇編での再登場説です。この説は、四皇の1人である黒ひげとクザン(青キジ)が、行動を共にしている可能性が高い事を根拠として生まれた説です。ワンピース四皇編では、四皇に名を連ねる大海賊が一通り登場する事が予想されている為、黒ひげの登場にあわせてクザン(青キジ)も再登場するのではないか?と言われています。
ワンピース革命軍VS世界政府でクザン(青キジ)は再登場する?
もう1つ有力とされているクザン(青キジ)の再登場説が、革命軍と世界政府との間で起こる戦闘での再登場説です。これは、現在黒ひげに加担しているクザン(青キジ)の正体が革命軍であり、目的が世界政府打倒だった場合の説ではありますが、高い人気を持った説となっており、この場合クザン(青キジ)の再登場はワンピース四皇編よりだいぶ後になると考えられているようです。
クザン(青キジ)の正体にも注目!ワンピースの今後の展開
今回の記事では、クザン(青キジ)の正体や目的に迫る説を中心にクザン(青キジ)を紹介してきましたが、いかがでしたか?最新のワンピースでは、クザン(青キジ)にも関係する可能性がある革命軍の動向や、師であるガープの過去、イム様やロックスなどの正体不明の強力なキャラクターが描かれるなど、ワンピース全体の物語が大きく動き始めています。
また、最新ワンピースでは、ワノ国編が本格的に始動しており、クザン(青キジ)の正体や目的、再登場のタイミングなどと共に、ますますワンピースから目が離せなくなっています。