わにとかげぎすの最終回あらすじや感想まとめ！原作漫画の結末は？

古谷実さん原作の「わにとかげぎす」は、「週刊ヤングマガジン」で2006年から2007年まで連載されていた人気マンガです。ふと今までの人生を振り返った主人公が色んなものから逃げてきたことに後悔し、そんな自分を変えるために動き始める物語です。「行け！稲中卓球部」や「僕といっしょ」でギャグ漫画家として人気のある古谷さんですが、サスペンス系の作品「ヒミズ」なども映像化されており人気があります。

ドラマ「わにとかげぎす」は、まったくモテない中年男とそんな男に惚れてしまう美人な女性との恋物語をユーモアに描いた作品です。「わにとかげぎす」は、TBSで毎週水曜日に放送されたテレビドラマで、プロデュースは峠田浩さんで主な作品は「逃げるは恥だが役に立つ」「コウノドリ」。演出は坪井敏雄さんで主な作品は「カルテット」「家族狩り」。脚本は髙橋泉さんで主な作品は「凶悪」「ミュージアム」があります。

テレビドラマ「わにとかげぎす」は、「くりぃむしちゅー」の有田哲平さんが主人公の富岡を演じ、ヒロインの羽田を本田翼さんが演じています。原作は「行け！稲中卓球部」や「僕といっしょ」のギャグ漫画から「ヒミズ」などのシリアスな作品も手掛ける古谷実先生です。キャスティングが話題を呼んだ「わにとかげぎす」ですが、製作スタッフも有名作品を担当している人が多く、出演者人に並び注目されているようです。

あらすじ1。物語の主人公で全くさえない中年男「富岡ゆうじ」は、恋人もければ友達もいない寂しい人生を送っていました。普段は深夜にスーパーの警備員として働いている富岡は、ふとこれまでの人生を思い返し、人と関わること避け面倒なことから逃げてきた自分の人生を改めようと考えていました。すると、空に現れた流れ星に友達ができるように祈ります。そこから物語はスタートしていきます。

あらすじ2。そんなある日、富岡のもとに奇妙な脅迫状が届きます。そこには、富岡への死の予言が書かれていました。その手紙を手にした富岡は平然を装っていましたが内心はかなりビビっていました。そしてしばらくすると、変ななホームレスに出会いまざまなトラブルや思いがけない事件に巻き込まれてしまう富岡でした。

あらすじ3。ホームレスと仲良くなってしまった事で代わりに借金を返す羽目になってしまいます。初めてできた友達のような気がしたからです。そのやり取りを一部始終隣の部屋で聞いていた羽田は、富岡の人間としての素晴らしさと、容姿に惚れてしまします。富岡が友達を欲しがってると知った羽田は自分が友達になると富岡に伝えました。

あらすじ4。しばらくすると富岡の働いている職場に新入社員が入社しました。一人は花林といういかにもバカそうなヤツで、もう一人は富岡に変な脅迫状を送った雨川という男でした。雨川は、好きな女性の部屋を覗くために今の職場で働いているのです。そんな雨川は、その女のためにある作戦を実行しますが、それに富岡たちも巻き込まれてしまいます。

あらすじ5。雨川達はヤクザのお金を盗むことに成功しましたが結局ばれてしまい警備で働いていた富岡が狙われてしまいます。その頃、雨川達は上原という男に出会い最悪の状況に追い込まれてしまいます。上原は父親と暮らしていましたが、銃でその父親を殺していました。そこで大金を持った雨川達と出合い拘束するのです。そのご富岡たちが合流し事件は予想外の展開を迎えます。

あらすじ6。富岡は、職場によく来る不良グループと顔見知りになり話をするようになっていました。彼らは、車泥棒などをやっており将来は自分の店を持ちたいと語っていました。そんなある日、富岡が出勤すると職場の前に車が停まっていました。気になりトランクを開けると、拘束された状態の女性が入っていました。そこから物語は最終回へ向けて動き出すのです。

「わにとかげぎす」の名前の由来は深海魚から来ているようです。普段は光の届かないような深い海の底で暮らしている深海魚「わにとかげぎす」と、深夜のスーパーで警備員として働き人と関わることを避け今まで孤独な人生を過ごしてきた富岡。このタイトルの由来を知ることで、生きる場所も意味も違えど、重なる二つの生き方がタイトルから感じられるのではないでしょうか？

結末あらすじネタバレ1。富岡は、車のトランクから女性を助すけて逃がした事でトラブルに巻き込まれ不良少年グループに狙われてしまいました。彼らから逃げるために急いで荷物をまとめ、勤めていた会社の社長に連絡し辞める旨を伝えました。梓のことが気になっていましたが、迷惑をかけないために部屋に手紙だけ残して姿を消すことにしました。

そんな事になっているとは思ってもいない梓は、富岡を訪ねた際に事務所の中がめちゃくちゃに荒らされていることに驚きます。事務所を荒らしたのは逃げた富岡に腹をたてた不良グループの仕業でした。不良グループたちは富岡を探していると、事務所を出て帰る途中の梓の姿を発見しました。タクシーに乗る梓を見た不良グループのひとりがリーダーである吉に連絡し「拉致する」というメッセージを伝えていました。

ヤクザに追われ切羽詰まっていた状況の吉は、自分で書いた富岡の似顔絵を仲間に送り町中を探すように指示していました。一方、勤めていた会社も辞め住んでいた家も飛びだした富岡は、どこに行っていいか分からず朝まで橋の下に身を隠していました。その頃、家に戻った梓はドアに挟まっている手紙を発見し富岡からだと知るとまたすぐに家から飛び出しました。

梓が公園を探していると、その姿をたまたま公園にいた吉に見つかってしまいます。すぐに後を追う吉でしたが梓は追われていることに気づいていない様子です。ですが、吉が梓に追いついたそのとき、吉は横から突っ込んできた車にはねられてしまいました。吉をはねた車を運転していたのはヤクザの東金でした。東金は、吉が持っていた似顔絵の紙を見つけると、ぐったりしている吉にもたれかかりながら似顔絵をながめていました。

結末あらすじネタバレ2。不良グループに追われている富岡は、どこに行けばいいのかも分からず途方に暮れ歩いていました。すると、今にも壊れそうな自転車を売りつけてくる厄介な浮浪者に絡まれてしまいます。なんとその浮浪者は、以前富岡に命を救われた「オヤジ」でした。富岡の様子に何かを感じたオヤジは、富岡を自分の住んでる場所に連れて行くことにしました。

富岡は、不良達に追われていることや梓との関係を話しました。富岡の話を聞いていたオヤジは、自分から身を引くつもりの富岡を説得し、そのお陰で富岡は梓と会う約束をしまいた。待ち合わせ場所のやってきた梓は、書いた小説が大きな賞をもらったという事を喜びながら富岡に伝えました。そして、弱気になっていた富岡に説教するように喝をいれると、2人は何事もなかったように手をつなぎながらアパートに戻っていきました。

結末あらすじネタバレ3。時がたち、二人は新しい町で幸せに暮らし始めていました。そんなある日、梓のもとに最低最悪の元カレ灰野から電話がかかってきました。灰野は、金貸しの島田から返済をせかされており、小説家になり成功し始めた梓を脅し、盗撮動画を渡す代わりに200万円を要求していたのです。

それを隠れて聞いていた富岡は、警察に相談した方が良いと梓に提案しますが、梓はそれを拒否しお金も渡さないし会いにも行かないと告げ、富岡にも何もしないでくれと伝えました。しかし、放ってはおけない富岡は、自分が変装して待ち合わせ場所に行こうと決意します。すると、そこに現れたのは灰野の彼女と名乗る女性で、梓が写っている動画は捨てたのでもうこの話は終わりにして欲しいと告げて去っていきました。

結末あらすじネタバレ4。梓は、勝手に待ち合わせにいき約束を破った富岡に怒っていました。そして、富岡が居なくなって怖かったと富岡を殴るふりをして、そのまま富岡に抱きつき泣いていました。そして富岡も、自分のために泣いている梓を愛しく思い抱きしめました。

新しい生活が始まり、富岡もレンタルショップで働き始めました。そんなある日の帰り道、富岡はヤクザの東金とすれ違いました。吉が書いた似顔絵を持ってた東金は、その紙を取り出し富岡だと確認すると後を追いかけmした。ですが、途中で信号が赤になると「面倒くせー」と言って紙を捨て去っていきました。東金に気づいていないまま富岡が家へ向かうと、ベランダから手を振りながら、梓が富岡の帰りを喜んで待っていました。

原作最終回あらすじ1。富岡は、雨川と花林が起こした事件の影響もありスーパーの警備員を退職しています。その後働きだした市民体育館の警備の仕事では、同じ匂いのする人物と出会いますが考えや価値観の違いにい色々考えさせられる富岡でした。さらにそこでも、事件やトラブルに巻き込まれ退職することになってしまいます。無職の自分と羽田とのこれからを考えると自身が持てない富岡でした。

原作最終回あらすじ2。物語全体を通して色々なトラブルや事件に巻き込まれる富岡ですが、初めてできた恋人の羽田との愛を順調に育みながら同棲をスタートしていました。物語の冒頭であったように、今までの人生を思い返してみると、人とは関わることをせず孤独に過ごしていた事を後悔していました。そんな富岡でしたが、羽田との出会いによってささやかな幸せを感じていました。この幸せを守るために富岡は行動し始めます。

原作最終回あらすじ3。「わにとかげぎす」の原作では、頭から血を流した人物が倒れている描写で結末を迎えています。意味深なこの結末に対して、読者からは沢山の憶測や感想が寄せられています。ヤクザの恨みを買ってしまい始末されてしまった説や、幸せになった富岡が、深海魚が急に海面に姿を現すと体が耐えられないように、富岡も耐えれず幸せに押しつぶされて自殺したという説もあります。

沢山の意見や感想が出ている中で、一番有力だと言われているのが「過去の自分は死んだ説」です。羽田と出会うことによって、人としての喜びや楽しみを知り、深海魚のように暗闇で過ごしていた自分はもういないという解釈です。新しい自分に生まれ変わったという表現を、最後のシーンのように表したのではないかと言われています。はっきりした答えは出ていないので、今も沢山の感想が出ています。

ネタバレ考察1。最終回のあるシーンで、羽田は仕事をしている時にふと富岡のことを考えます。その時に流れていた音は烏除けのCDがぶつかり合う音で、富岡がゴミ捨て場で死んでいる場面で流れる音と同じです。対照的なシーンで同じ曲が使用されていた事で、富岡は殺されたのではないかという感想もあったようです。ですが、東金が信号のところで帰ったシーンがそれを否定しているので、死んでいないという感想も出ています。

ネタバレ考察2。物語の終盤では、ヤクザや不良グループがたくさん絡んできます。友達や恋人を守るために沢山のトラブルや事件に巻き込まれてきた富岡は、まさにこの言葉のように突き進んできました。そして、やっと大切な人が出来た富岡に対して、その人を失わないために送られたオヤジからの餞別のような言葉でもあります。

ネタバレ考察3。富岡が幸せを手に入れれたのは二人の存在が大きいと言われています。それは、物語の序盤から登場しているホームレスの「オヤジ」と、最終話の大きいポイントで登場した灰野の彼女です。最終回でおやじと再会しなければ羽田との幸せな生活はなかったはずです。そして、灰野の彼女の予想外の助け舟が「二人の幸せを守った」という感想が出ています。

同じプロデューサーが関わっている「わにとがげぎす」と「逃げ恥」は、共通点が多く存在すると言われています。そしてその共通点は「人と人との関わり」です。人と人が接すると、どうしても問題や面倒くさい事が起こってしまうものですが、そこから生まれる愛や絆が孤独から救い出してくれると言うことです。ふたつのドラマに対して「素晴らしい」という感想も多く出ています。

キャスティングに注目が集まっていたドラマ、「わにとかげぎす」には個性的なキャラクターがたくさん登場します。くりぃむしちゅーの有田哲平さんをはじめ、ミュージシャンなどが俳優として活躍している本作は、沢山の層から注目されています。

主人公の富岡ゆうじは、スーパーの夜間警備員、38才になる今まで彼女も友達もいません。今までの自分の人生を振り返り改めて友達が欲しいと願っていました。そんな富岡に一枚の手紙が届き、そこから次々にトラブルや事件に巻き込まれていきます。富岡は、隣人や後輩、ホームレスなど色々な人との出会いで魅力を開花させていきます。視聴者からは、演じた有田さんが富田に「ピッタリ」という感想が多く出ています。

本作のヒロイン羽田梓は、富岡の部屋の隣に住んでいるちょっと変わったwebライターです。とても美人で将来は小説家を目指し作品を書きながら仕事をしています。男性のタイプが普通の女の子とは違っており、さえない中年である富岡に恋してしまいます。そんな羽田は、富岡を振り向かせようと色々な手を使いますが、そんなこと知るはずもない富岡は羽田の気持ちに気づいていませんでした。

花林雄大は、富岡の職場に新人として入ってきます。富岡にとって初めての部下である花林は、夢に出てきた女性とリアルな恋愛生活を送るために上京してきました。常にテンションが高めな花林は、他人との距離も近く空気が読めないタイプの人間です。そんな花林も、上司である富岡に反抗することはありませんが、一緒に入社した雨川とはちょくちょく言い争う事があります。

雨川勇は、花林と一緒に入社してきた富岡の部下です。雨川が今の職場で働いている理由は、好きな人の部屋を覗くことが出来るからでした。さらに雨川は、その惚れている女に騙され、ある大きな事件に関わってしまうのですが、そのトラブルに富川達も巻き込まれてしまいます。

山梨の山奥で暮らす異様な存在の上原洋介は、鬱でアル中の父親と2人暮らしです。今までちゃんと生きてきた上原は、色々な出来事によってすべてに絶望して生きていました。生きる意味も分からずに死んでしまおうと思っていたところで、雨川と花林達に遭遇するのです。

原作には登場しない東金直弥は、ドラマオリジナルのキャラクターです。ヤクザの若頭組長で雨川が惚れているパチンコ屋の店員の吉岡という女性が働くパチンコ店のオーナです。しかし裏では、人身売買などのかなり亜い事もやっており物語の結末でも鍵を握る存在です。

物語のカギを握る存在の「オヤジ」。物語のはじめから登場するオヤジは、ひょんな出会いから富岡に命を救われ、最終回を迎えるころまで富岡に感謝しています。物語の結末にむけてオヤジとの出会いが大きなポイントになっていくのです。

「わにとかげぎす」の作中で富岡が着ている服が話題になっているようです。富岡はよく洋楽のバンドTシャツを着ているのですが、ロックやへヴィメタなど色んなジャンルが登場しており音楽ファンの視聴者は注目しているようです。主題歌を歌っている長瀬さんも洋楽が好きなようで、TOKIOファンからも色々な感想が出ています。

物語やキャスティングに注目が集まっている「わにとかげぎす」ですが、出演者たちの発信するSNSが楽しそうだという感想が多く上がっています。特にヒロインを演じている本田翼さんのSNSはその状況が分かりやすく載っているようなので一度見てみてはいかがでしょうか？

ドラマ「わにとかげぎす」では、いろんなジャンルで活躍している方が役者として登場しています。主演を務めた有田さんはお笑い芸人ですが、DOTAMAさんなどのミュージシャンも色々な場面で登場しており物語を盛り上げています。ファンの方からは違う一面が見れてうれしいというような感想も出ています。

今回は、「わにとかげぎすの最終回の結末をネタバレ考察！原作漫画のあらすじも紹介」を視聴者の感想も交えて解説してきましたがいかがでしたか？沢山の感想が寄せられキャスティングでも話題を呼んでいる本作ですが、有田さん演じる主役に関しては原作ファンの評価も高いようです。その他のキャスティングでも、役者が本職ではない方をキャスティングしているので、沢山の層から支持されています。

「わにとかげぎす」で古谷実先生を知り、以前の作品を読んだり映像化された作品を観る人もいるようです。まだご覧になっていない方は、今回のネタバレ内容と合わせながら原作とドラマを見比べてはいかがでしょうか？また、古谷先生の以前の作品も人気があるので併せて見てみてはいかがでしょうか？