タイムレス（TIMELESS）シーズン1のネタバレあらすじ！評価や感想は？

「タイムレス」（原題：TIMELESS）は、2016年にシーズン1の放送が開始されたアメリカのテレビシリーズ。「スーパーナチュラル」や「Revolution」などで知られるエリック・クリプキが制作を担当しています。日本ではAXNでシーズン1が2017年4月より、シーズン2が2019年3月より放送されました。

極秘裏に開発されたタイムマシンを、元スパイのガルシア・フリンが盗むところから物語は始まります。彼は盗んだタイムマシンを使って、タイムトラベルを繰り返します。行く先々でアメリカの歴史を塗り替えていくフリン。国土安全保障省のデニースは歴史が改変されるのを防ぐため、歴史学者のルーシーや陸軍特殊部隊のワイアット、タイムマシンパイロットのルーファスにタイムマシン奪還を命じます。

続いて、タイムレス（TIMELESS）の予告編動画をご覧いただきましょう。ドラマの概要を説明するナレーションは、盗んだタイムマシンでタイムリープを続ける男を追いかけるためエキスパート3人が招集されたことを告げています。最後に「彼らは過去を、そして歴史を変えずに事態を収拾できるのか？」と結んで終わります。

歴史学を専門とする大学教授ルーシー。歴史の知識を活用し歴史改変を防ぐ使命を担ってタイムマシンに乗り込みます。そんなルーシーを演じているのは、アメリカ合衆国の女優アビゲイル・スペンサーです。彼女はテレビシリーズ「CSI:科学捜査班」や「プライベート・プラクティス 迷えるオトナたち」、「スーツ」などのゲスト出演で知られています。

陸軍特殊部隊デルタフォースの曹長ワイアット。ボディガード担当としてタイムマシンに搭乗します。ワイアット役にはアメリカの俳優マット・ランターがキャスティングされました。彼はテレビシリーズ「新ビバリーヒルズ青春白書」や「アルティメット・スパイダーマン」などでメインキャストを務めています。

「タイムレス」幕開けで登場。国家安全保障局の元スパイでタイムマシンを盗んでタイムリープを繰り返す男、ガルシア・フリン。クロアチア・シベニク出身の俳優ゴラン・ヴィシュニックが演じています。

タイムマシンのエンジニアでタイムマシンの操縦やメンテナンスを担当するルーファス・カーリン。テレビシリーズ「プリーチャー」や映画「ハート・ロッカー」などに出演しているアメリカの俳優マルコム・バレットが演じました。

ここからはタイムレス（TIMELESS）シーズン1のあらすじをネタバレでお届けします。本作のヒロインは、妹のエイミーと元大学教授で今は寝たきりになった母と暮らすルーシーです。彼女もまた母と同様、大学で歴史学の教授をしていました。ところがある日、ルーシーは大学から教授としての契約を更新しないと宣告されます。母の築いた学部を追われることになり落ち込むルーシーでした。

そんなルーシーの元を、国土安全保障省のエージェントが訪れます。特命業務の依頼に来たという男は、ルーシーをメイソン工業の研究所に連れていきました。そこには、陸軍特殊部隊所属のワイアットという男性が先に来ていました。責任者を名乗るデニースという女性は、早速任務に取り掛かってもらいたいと2人をある場所に案内します。

2人が案内されたメイソン工業では、秘密裏にタイムマシンの開発が進められていました。ところが、そのマシンが国土安全保障省の元スパイ・フリンに盗まれ、過去にタイムリープしているということでした。マシンを取り戻すにはフリンがいる時代にタイムリープしなければなりません。

そこで白羽の矢が立ったのが、歴史学に見識の深いルーシーだったのです。そして彼女を危険から守るために特殊部隊兵士のワイアットが、タイムマシンの操縦士にはメイソン工業のエンジニア・ルーファスがそれぞれ選ばれました。3人は試作品のタイムマシンに乗って時空の旅に出掛けます。

ルーシーたちは、フリンが過去にタイムスリップして人を殺すなどして歴史を変えないよう、彼を殺害するという過酷な任務を与えられたのです。

1回目のタイムトラベルで着いたのは、1937年5月6日のアメリカはニュージャージー州。ドイツの飛行船ヒンデンブルグ号が爆発事故を起こす4時間前でした。ルーシーたちがフリンを探していると、ケイト・ドラモンドという記者と出会います。ヒンデンブルグ号を取材しに来たケイトは、爆発に巻き込まれて死亡することになっていました。しかし、ワイアットはケイトが亡き妻に似ていたため彼女を助けてしまうのです。

結局ケイトは、ヒンデンブルグ事故ではなく別の原因で死亡します。また、ヒンデンブルグ号の爆発発生タイミングも変わってしまったため後の歴史に影響が現れます。ルーシーが現代に戻って来たとき、彼女の妹エイミーの存在が消え、寝たきりだった母も元気な姿を現します。歴史が大きく変わってしまったのです。以上が「タイムレス」シーズン1のあらすじとなります。

「タイムレス」最終回は過去のシーンから始まります。フリンの妻と娘が登場、フリンとの幸せな時間を過ごしています。こんなに仲の良い家族だっただけに、妻子殺しの容疑で追われることになるとは夢にも思わなかったことでしょう。

妻と娘を救うためリッテンハウス掃討作戦を立てるフリン。リッテンハウスの連中が集まるミーティングを狙おうと企んでいました。

タイムマシンでルーシー一行は現代に戻ってきます。大けがを負ったルーファスを助けようとしますが、リッテンハウスに見つかってしまうため病院へ行くこともできません。ルーシーは婚約者のノアに頼んで治療してもらいます。事情を尋ねる婚約者に何も言えないと言うルーシー。結局2人は破局してしまいます。

再びタイムマシンで1954年にタイムリープするルーシーたち。その後ルーシーとワイアットはスパイの疑いを懸けられ逮捕されてしまいます。尋問を受けていたワイアットですが、その後ルーシーと共に脱走に成功します。フリンのリッテンハウス・メンバー暗殺計画阻止に全力を尽くすルーシー。フリンにリッテンハウスの組織壊滅を約束します。ルーシーの熱意が通じたのかフリンは心を開きます。

ルーシーはリッテンハウスのメンバーである祖父と接触。リッテンハウスの集会について聞き出し、自分が孫娘であることを伝えます。その上でリッテンハウスの組織を壊滅するために助けて欲しいと頼みます。

メイソン工業の社長のコナー・メイソンが、味方だったことが判明します。彼は部下のルーファスを守りたいとデニスに持ちかけます。リッテンハウスがルーファスを亡き者にしようとしているのを知って、ルーシー父・ベンジャミン・ケイヒルを倒すために周到に準備していたのです。ルーファスを思うコナー社長を目にしてデニスも信用したようです。

その後ルーシーは現代に戻り、おじいさんに会いに行きます。遅くなったことを謝罪するルーシー。過去のタイムスリップしたルーシーが頼んだことを忘れず、おじいさんは何十年分ものリッテンハウスの記録を保管していました。その時突然コナーが現れます。一緒に来たデニスがメイソンは我々の味方だと周囲を説得しました。

ルーシーはフリンに彼の妻子殺害を命じた男の名前を教えます。タイムマシーンでその男を追いかけ妻子を救うよう進めるルーシー。やっと妻子を救うことが出来るとフリンの顔もほころびます。そんな時、突然デニスが現れフリンを逮捕してしまいます。テロリストだからという理由でしたが、フリンは納得できません。信じていたルーシーに裏切られたと怒り狂うフリンでした。

ルーシーの祖父が取っておいた資料のおかげでリッテンハウスの男たちが逮捕されました。ルーシーにはタイムトラベルの許可が下り、妹エイミーを救いに出発します。ルーシーとの別れを惜しむワイアットは、一緒にエイミーを救いに行くと言い出す始末でした。

ルーシーはタイムマシンに乗り込む前に母に会いに出かけます。過去にタイムスリップして妹を救おうとしている事を打ち明けます。妹を取り戻すと代わりに母が病気になってしまうことも。ところが母は、リッテンハウスがそんな小娘のために私を病気にさせるわけがないと言い出します。その言葉を聞いてショックを隠せないルーシー。

実の母がリッテンハウスの忠実な僕（しもべ）であることも判明。母も父同様、リッテンハウスの血を受け継いでいたのです。と言う事はルーシーも同様でした。母はリッテンハウスがタイムマシンで時空を支配すると主張。ちょうどその時、リッテンハウスのスパイ・エマがタイムマシーンに乗り込もうとしていました。そこには夥しい数の死体が横たわっていました…。

「タイムレス」は冒頭で1937年にアメリカ・ニュージャージー州で爆発事故を起こした飛行船ヒンデンブルグ号が登場します。ドラマではタイムスリップしたフリンが歴史を改変しヒンデンブルグ号は着陸に成功。疑問を持ったルーシーは、当時の記者ケイトが寄稿した新聞記事を手掛かりにフリンの野望を暴き、それを阻止しようと画策します。

「タイムレス」は実際に起こった事件を扱ったドラマなので、当時の状況を知ることが出来るのが最大の見どころです。各話毎に異なる事件をモチーフにしているので、歴史上の様々な出来事の詳細を勉強できるのです。

「リライデッド」のキーワードの一つが”リッテンハウス”という言葉です。聞き慣れない単語ですが、フリンによると放ってはおけない危険な存在のようです。リライデッドの主要人物が抱えている問題すべてにリッテンハウスが関わっていました。ルーシーたちが追跡するフリンも犠牲者の一人でした。彼はリッテンハウス由来の人物を殺害し、リッテンハウスの消滅を目論んでいました。

「タイムレス」シーズン1の見どころ、続いては主人公ルーシーの活躍です。タイムマシンを盗んだ犯人を追跡するために国の安全保障省が専任した人物は、歴史学者のルーシーでした。違和感を覚える視聴者も多かったでしょうが、この人選は理に適ったものでした。過去にタイムスリップしてもその時代のことがわからなければ、犯人を追う糸口さえ見つけられなかったかも知れません。

その点、どの時代にも造詣の深いルーシーは有能でした。まるでストーリーテラーのように、その時代の解説をしてくれます。ワイアットらのファッションも細かくチェックし、その時代に合った服装をチョイスしていました。

最後に紹介する「タイムレス」シーズン1の見どころは、”SFとサスペンスの要素を共に楽しめるところです。「タイムレス」はタイムマシンが登場する定番のSFエンタテイメントであると同時に優れたサスペンスドラマでもありました。

フリンやルーシーの前に立ちはだかるのは、リッテンハウスという巨大組織です。ドラマでは、リッテンハウスを取り巻く人物たちの複雑な関係、目まぐるしく変わる展開に手に汗握る瞬間が待ち受けています。SF好きもサスペンスファンも楽しめる内容になっているのです。

ここまで映画タイムレス（TIMELESS）シーズン1特集をお届けしてきましたが、最後に視聴者の感想や評価を紹介します。まずはアメリカのマイナーな歴史を題材としているところが面白いという方です。

学校で勉強する歴史の教科書では取り上げられない出来事だけに、知識欲が刺激されるのかも知れません。

「タイムレス」に関する感想や評価、続いてはファンの熱い声援により、打ち切りの危機を乗り越えた本作への賛辞の声を送る方です。歴史ファンやSFファンはもちろんの事、いろんな方がハマる可能性大と称えています。

ドラマ「タイムレス」次の感想・評価は、ルーシーの言葉『人々を救わなきゃ、歴史は救えない』が素敵だと言う方です。シーズン2の12話最後で繋がるのがとても良かったと語っていました。

「タイムレス」に関する感想・評価、続いては字幕の言葉選びが大事だと言う方です。GAPのジーンズを履いて1930年代にタイムスリップしてきたワイアットを凝視するルーシーの演技を、「現代の服装」という味気ない訳が台無しにしたと嘆いています。

「タイムレス」に関する感想・評価、最後はドラマ・タイムレスが歴史の勉強に役立つという方です。ルーシーの博学さに毎回驚かされるというsnowさんですが、知識は世界を何倍にも広げてくれることを痛感したということでした。

ここまで、ドラマ「タイムレス（TIMELESS）」シーズン1のネタバレあらすじから評価や感想まで本作の魅力について解説してきました。

本記事を読んで「タイムレス」に興味を持った方のために、最後に本作の視聴方法をご案内します。タイムレスはテレビ放送をすでに終了していますが、Huluの30日間無料体験を活用すれば視聴することが可能です。その他、2話以降有料となりますがAmazonプライムビデオでも楽しむことができます。