【この世界の片隅に】水原哲役は村上虹郎!最終回の結末やその後も紹介

「この世界の片隅に」の村上虹郎が演じた水原哲についてまとめる。水原哲は「この世界の片隅に」の主人公すずがお嫁入り前広島市江波に住んでいた頃の幼なじみで、初恋の相手である。すずと水原哲との青春時代の思い出や嫁いだすずの元に突然現れた水原哲の行動は話題になった。最終回に現れる水原哲はどんな形で現れるのか、結末はどうなったのか「この世界の片隅に」のその後についても要チェック。

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目次

  1. この世界の片隅にの水原哲とは?
  2. この世界の片隅にの水原哲役は村上虹郎
  3. この世界の片隅にのドラマ最終回ネタバレ
  4. この世界の片隅にの水原哲の最終回結末とその後
  5. この世界の片隅にの水原哲役の声優
  6. この世界の片隅にの水原哲に関する感想や評価
  7. この世界の片隅にの水原哲まとめ

この世界の片隅にの水原哲とは?

この世界の片隅にのドラマ作品情報

「この世界の片隅に」は双葉社の漫画アクション誌上で2006年から2007年にかけて発表されたこうの史代の作品をまとめたものである。初めは読み切りで書かれた主人公浦野すずの子供の頃をえがいた「冬の記憶」「大潮の頃」、今回取り上げる水原哲と浦野すずの重要な思い出を描いた「波のうさぎ」の短編が好評だったためその後の広島の人たちの戦争中の生活を描いた「この世界の片隅に」の連載が始まった。

「この世界の片隅に」は2011年8月5日に原爆投下関連の単発ドラマとして放送された。主演のすずは北川景子、水原哲は速水もこみちが演じた。この単発ドラマの結末では水原哲は死んだことになっている。その後この作品をアニメ化したい人たちがクラウドファンディングによって資金を集めアニメ映画が実現し口コミで徐々に上映する映画館を増やし大きな話題になった。

アニメのすず役はのん(能年玲奈)・水原哲は小野大輔が声を担当した。2018年7月からのTBSの夏ドラマとして日曜21時の枠で放送された。主人公すずはオーディションでの選考となり朝ドラ「ひよっこ」で有名になった松本穂香が選ばれた。水原哲役は同じ日曜劇場枠で放送された「仰げば尊し」での演技も好評だった村上虹郎が選ばれた。

原作と違うところは2018年の広島が描かれることで、その後広島の人たちが頑張って生きてきたこと、すずと周作の拾った女の子の2018年の姿も最終回で見ることが出来る。

この世界の片隅にの概要

「この世界の片隅に」は2004年公開の映画「夕凪の街 桜の国」で話題になったこうの史代の作品である。どちらもこうの史代の出身地である原爆投下の頃の広島県を舞台にしている。主人公すずは広島市生まれ嫁ぎ先の呉市の様子と、後半では原爆を描く。爆撃目標が数キロの差で生と死が分かれる結末だったことも理解できる作りになっている。

「この世界の片隅に」の結末には戦争の悲惨さを伝えている。けれどその結末よりも普通の人たちがどう生きたかを伝えることの方に重心が置かれている。

この世界の片隅にのあらすじ

「この世界の片隅に」はすずや水原哲の幼い頃からが描かれる。幼なじみの水原哲のやんちゃぶりに困っていたすずであったが、幼なじみとしての親しみもあった。ふたりが思春期になり人に恋する事を覚えるようになるころ、水原哲の兄が海軍の事故で亡くなった。今までやんちゃで大人たちが手を焼く水原哲だったが家庭内が兄の死で荒れはじめ、その後の水原哲は明るさを無くしていった。

写生会の日水原哲は、「白紙のままなら家に帰らなくて済む」そう思い絵を描かない。とっくに書き終えて家の仕事の手伝いをしていたすずは海を見つめながら絵を仕上げていない水原哲に出会う。兄を飲みこんだ海を許せないという水原哲にかわってすずは海の絵を描く。水原哲が「白波がウサギが跳ねているようだ」と言うように白波をウサギにして描くすずの絵をみて観念したように水原哲は家に戻った。

年頃になったすずに「子供の頃一緒に人買いにさらわれそうになっても動じなかったすずと結婚したい」と周作とその父親がやってくる。この時代は親が承諾すれば子供の縁談は決まる。すずも素直にそれを受け入れる。結婚が決まった後、水原哲に出会ったすずは「縁談が来た時相手はあんたかと思った」と水原哲に言った。

水原哲は「自分はこれから死んだ兄の代わりに海軍に入る」と、すずに告げて小さな恋の結末は結ばれずに終わった。すずはその後、北条周作の家や隣組の人たちの間で頑張って生きていく。頭にハゲを作る程悩む日もあったが、持ち前の暢気さですずは乗り切っていく。そんなある日、すずの前に出撃前の水原哲が風呂に入らせてほしいとやってきたのだ。

戦争は悪化の一途をたどり、水原哲の訪問が別れのためだと理解する周作はすずと水原哲に二人きりの一夜を過ごさせる。ふたりは幼い日の話をしたり、すずが水原哲のために海の上からでも見られるような鳥の絵を描いた絵を渡したりしていた。死を覚悟した男の想いを感じた周作の苦しい判断の一夜だった。水原哲はすずを前にどうしても男と女の一線を超えることは出来なかった。そして早朝にそっと北条の家を出る。

家に戻りすずは水原哲と物置に二人きりにして家を閉め出した周作を責める。いままで言いたい事を言いあう事のなかったすずと周作はこの喧嘩によって夫婦としての絆を深める。戦火は激しさを増し、工場が爆撃され義父が入院する。家族で見舞いに行った時、すずは径子の娘晴美と二人で頼まれた物を買いに行った。だが歩いていると不発弾がさく裂する。すずが目覚めた時…晴美とつないでいた手の先がなくなっていたのだ。
 

手の先にいた晴美も吹き飛ばされてしまっていた。晴美を守れなかった申し訳なさと、右手を失い自分も周りの人に面倒をかけてしまう存在になった申し訳なさで、すずは実家に帰ることを決める。けれどすずに対してぶっきらぼうながら優しく接してくれる姿にすずは北条の家に残ることが許されているように感じ、家に残ることになった。そして1945年8月6日、遠くの空にきのこ雲が現れ…。

水原哲のプロフィール

「この世界の片隅に」の水原哲はすずと同い年の同級生。家が貧しいために水原哲の兄は早くから海軍に入り家の家計を支えていた。兄が生きている間はやんちゃな男の子で、すずもクラスの女の子たちも水原哲のやんちゃに巻き込まれていた。その後二人が思春期になる頃水原哲の兄が海軍の船が転覆し悲しい結末を迎えた。

水原哲はやんちゃだったがすずと同じように絵が好きな少年だった。ある日の写生会で海の絵を描きながら兄を奪った海を憎むような発言をすずにする。「仕上げてしまったら家に帰らなければいけない」いつまでも絵を仕上げない水原哲の代わりにすずはその絵を仕上げる。「打ち寄せる白波はウサギが跳ねているようだ」と言った水原哲の言葉をそのまま描くすず。

幼い恋を示すようにすずが拾いに来た葉っぱを、すずが絵を描いている間に集め最後に一枝椿の花を載せる水原哲の繊細な想いがこのシーンに描かれ、海軍に入った後の水原哲のある行動の裏付けになっている。

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この世界の片隅にの水原哲役は村上虹郎

村上虹郎のプロフィール

「この世界の片隅に」の水原哲を演じた村上虹郎は、俳優村上淳と歌手UAの間に生まれた俳優。両親の離婚後は母親と沖縄で暮らした。それ以降の経歴・出演作などをまとめる。

村上虹郎の経歴

村上虹郎は高校時代にカナダに留学をしていた。その時に世界的に有名な河瀬直美監督の「2つ目の窓」のオーディションの話があり、初出演・初主演をする。主人公界人の離婚後別れて東京に住む父役を実の父村上淳が演じた。この作品はカンヌ映画祭にノミネートされたが、受賞には至らなかったが作品は高く評価されている。その後も派手な映画よりは通好みの単館系の映画やドラマ・舞台で活躍している。

村上虹郎の過去の出演作品

デビュー作の「2つ目の窓」(2014年)のトークショーでは別れて暮らしている父親村上淳とのトークを楽しむ様子もあった。2世俳優という立場を利用するわけでもなく淡々と俳優として向き合う姿が印象的だったと話題になった。独特な雰囲気の村上虹郎の出演作品を紹介する。

村上虹郎の出演ドラマ

テレビドラマのデビューは2015年のWOWOWの連続ドラマW「天使のナイフ」で犯罪に係る少年の一人として参加した。同じ2015年地上波のテレビドラマ、人気アニメを実写ドラマ化した「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」(フジテレビ系列)では主演の宿海仁太(じんたん)を演じた。その後主演の寺尾聡をはじめとした2世俳優が多いといわれた「仰げば尊し」で注目を浴びた。

2019年「レ・ミゼラブル 終わりなき旅路」では1章のみの出演で主演の馬場純の親友役の拓海役を演じる。拓海役はドラマの中でとても重要な役で拓海を見事に演じた村上虹郎に注目が集まった。

村上虹郎の出演映画

デビュー作である2014年の「2つ目の窓」は奄美大島の伝説を舞台にした衝撃作だったが、2015年「忘れないと誓ったぼくがいた」は主演の高校生役でファンタジー要素の高い映画に出演している。2016年の「ディストラクション・ベイビーズ」は主演の柳楽優弥の弟役で他にも菅田将暉・池松壮亮など若手実力派俳優と共演している。

2017年の「ナミヤ雑貨店の奇蹟」では過去とのやり取りのあるハートフルファンタジー作品に出演している。2019年「ある船頭の話」はオダギリ・ジョーの監督作品で柄本明主演の映画に久しぶりに父親村上淳と共演している。その他多くの映画作品・短編映画にも出ている。

村上虹郎のその他の出演作

声優としても「いぬやしき」で主人公の声を担当したり、CMではドコモ・JR東日本・カロリーメイト・レコチョクなどいろいろな商品のCMに出演している。「村上虹郎の演技に関する評価や感想」でも触れるが、母親のUAの歌と共演するCMもある。魅力ある実力派として存在感を発揮している。

村上虹郎のSNS

村上虹郎のSNSツイッターは仕事の情報などをよく発信している。共演者たちとの様子など、村上虹郎のテレビでは見られない面を見せている。アカウント名は「村上さんとこの虹郎」@rainbowgagagaでみることができる。このまとめの「この世界の片隅にの水原哲に関する感想や評価」に水原哲を演じた時の村上虹郎のコメントを載せたので気になる人はチェックしてほしい。

村上虹郎の演技に関する評価や感想

2世俳優として色眼鏡で見えがちな村上虹郎であるが、ありのままに自分の境遇を受け入れ自然体の演技をしていると言われている。このツイートは、CMソングを母が歌うという息子の名前が定着してから母が表に出てきた形のCMである。ごり押しされる2世ではなく、自分の道は自分で切り開いていく2世俳優と評判になっている。

自分の家族への愛ゆえに人を傷つけてしまった馬場純(吉沢亮:少年時代)に瀕死の状態の拓海が「俺になって人生をやり直せ」という迫真のシーンの村上虹郎の演技がすさまじかったという感想も多かった。

映画・ドラマいろいろな分野で評価されている村上虹郎。「ナミヤ雑貨店の奇蹟」での演技も評価が高かった。この作品ではやはり地道に活動している佐藤浩市の息子寛一郎も共演している。

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この世界の片隅にのドラマ最終回ネタバレ

最終回ネタバレ①戦後

戦争が終わって新しい毎日の人々は暮らしを支えるために生きる姿を最終回では描いている。最終回で生きて戻ってきたのが分かったのは、志野(土村芳)の夫、幸子(伊藤沙莉)の兄はあの原爆でやけどだらけで呉の街に戻ってきたが力尽き亡くなった事がわかった。そしてすずもまたずっと気になっていたその後の広島にひとりで足を向ける。

最終回ネタバレ②再会

鈴の夫である周作は海軍の記録係だったために、呼び出され後始末のためにしばらく帰って来られない状態だった。最終回で描かれる玉音放送のその後の生活はまだ戦争が完全に終わったとは言えない状態だった。すずは妹のすみ(久保田紗友)が祖母イト(宮本信子)の元にいると聞いて祖母の家のある広島市内の草津という地名の場所に行き祖母と妹と再会を果たす。

妹は原爆の時を父と家の中で迎えたという。母は原爆投下の時間お祭りの準備で街に出てその後帰ってこないまま…父も母の後を追うように亡くなってしまった。原爆投下のその後、原爆の影響で寝たり起きたりになる人がたくさんいた。すみもそんな一人だった。祖母の家で寝たり起きたりの生活のすみ、すずと原爆投下前にあった時には好きな人の話を明るくしていたすみだったが、今はただ生きている。

来るのが遅くなった事を詫びるすずに来るのが遅くてよかったというすみ。すみの肌は原爆投下のその後祖母の家に来た時には赤いシミがいっぱいあったという。すこしそれが薄くなってから来てくれてよかったとすみはいう。祖母は「今できることは生きることだけ」そう言って呉の街に帰るすずを見送る。

最終回ネタバレ③ありがとう

最終回の結末が描かれる中でこの作品のタイトルである「この世界の片隅に」の言葉が視聴者の耳に飛び込んでくる。広島の祖母の家から戻ろうとするすずを迎えに来た周作。すずには迎えに来ることは告げてはいない。焼け野原のそれでもたくさんの人がいる広島の街の中で周作はすずをみつける。すずは周作に「この世界の片隅で私を見付けてくれてありがとう」と告げる。

最終回ネタバレ④新しい家族

広島の街中には原爆投下の結末を描くように焼け焦げた街が広がっている。その中で未だに家族を探す人たちがたくさんいる。小さな少女節子は母と一緒に街を歩いていたが、母はいつの間に死んでしまいその姿は崩れていってしまう。そんな結末を迎える人がたくさんいる中、節子は周作と一緒にいるすずをみつける。すずの落としたおにぎりを拾ってすずに届ける節子。

すずは節子に落ちたおにぎりではなく新しいおにぎりを手渡し節子に食べさせる。すずの横に座っておにぎりを食べる節子はすずに「お母さん…」と声をかける。節子の母は亡くなったという結末を察知したすずと周作は新しい家族として節子を家に連れて帰る。原爆投下のあとずっと着の身着のままだった節子の体には蚤や虱がいっぱいいた。

周作の姉径子は死んだ娘の服を、風呂から出てきた節子に着せる。「できることは生きることだけ」祖母の言葉の通り誰もが戦争の結末の大きな悲しみをそれぞれに背負っていた。悲しみの結末を背負いながらもみんなは必死に戦後を生き抜いた。ドラマ版の最終回には、2018年のすずや節子が描かれる。戦争を生き抜き、自然災害などの被害にあっても頑張る広島。

広島カープの本拠地の球場でカープを応援する今も元気なすずと節子。「負けるな、ひろしま」野球のチームを応援しているようですべての頑張る広島の人を応援している。昭和20年の節子を迎えたばかりの最終回の場面に戻り周作・すず・節子も「負けるな、ひろしま」と広島の街を応援しているシーンで結末を迎える。

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この世界の片隅にの水原哲の最終回結末とその後

最終回で姿が映る水原哲

最終回で安否の結末が気になる二人の人物。ひとりはすずの友達でかつての周作の想い人であるリン(二階堂ふみ)。そしてもう1人は「もう生きて帰ってくることは出来ない」そんな思いですずの家を訪ねてきた水原哲(村上虹郎)の安否である。すずがリンのいた遊郭を見に行くと、遊郭の建物は無残につぶれていた。そのがれきの中から、周作がリンのために買ったとすずが感じ取りリンに渡したお茶碗の欠片が出てきた。

水原哲は無事に帰ってきた

リンに関してはこれだけの描写だったが、すずの生まれ故郷の広島市江波の海では、一人海の前に立っている水原哲の姿を映している。海に向かって「ただいま、生きるで」そう叫ぶ水原哲である。「今できることは生きることだけ」この時代の人たちの胸にはその言葉があり、必死に生きてこの国を再生させてきた。「戦争の悲劇はくりかえさない」そんな思いを胸に…。

この世界の片隅にの水原哲役の声優

小野大輔のプロフィール

アニメ版「この世界の片隅に」では能年玲奈だった「のん」が声優を演じる事が話題だった。水原哲を演じたのは小野大輔である。小野大輔は1978年生まれの声優で元は番組制作の方を希望していた。当時は演じるキャストが少なくラジオドラマに出演したことから、声優の道に入った。

小野大輔の主な出演作

水原哲を演じた小野大輔の主な作品は京都アニメーション制作の「涼宮ハルヒの憂鬱」「らきすた」などの声優をつとめ「黒執事」などたくさんの人気作品で声を担当している。「この世界の片隅に」での水原哲の声を担当したことで受けたファンブックのインタビューはすずとすごした水原哲の一夜のことなどもあり、ファンブックを買ってよかったと言われている。

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この世界の片隅にの水原哲に関する感想や評価

村上虹郎のSNSであるツイッターでは、水原哲を演じた思いが綴られている。「普通の生活」の言葉の中には放送当時あった大雨が広島をはじめとした大雨による大災害のその後の人たちの生活の安定を願っているという意見もあった。

TBSの新番組が始まる時にある番宣番組「フレンドパーク」で活躍する松坂桃李・二階堂ふみ・村上虹郎・松本穂香。周作が好きだったリンとすずがほのかな想いをいだいていた水島哲の4人でゲームをする姿に平和の大切さを感じるという意見もあった。

水原哲は「この世界の片隅に」の中でも人気のキャラクターである。出演場面は少ないのだが、すずが水原哲に代わって絵を描くシーンやすずが絵を描いている間すずがやるべき葉を拾う仕事を代わりにやってくれ水原哲が想いを託すように籠の上に置いた椿のシーンが印象的と評判だった。そこからの水原哲との一夜である。それも周作公認の一夜の水原哲とすずにドキドキした人は多かった。

この世界の片隅にの水原哲まとめ

「この世界の片隅に」は戦争の中で生きる普通の人たちが描かれている。戦争がなければ普通に学校に通い、恋をして、家族を持ち生きていく。すずと水原哲の関係も違う結末がまっていたかもしれない。原爆投下で一番批判されているのが、原爆投下の場所が軍の施設でもなければ、権力者のいる場所でもない普通に生きている人たちの上に落とされたことだ。

戦争をしようと決めた権力者たちは生き残り、普通に生きた人たちは戦争のコマにされ死んでいった。のんきなすずが終戦の玉音放送を聞いた後、初めて戦争への激しい怒りを見せる。日本は負けないそんなウソのニュースばかりを聞かされていた普通の人の怒り。戦争の悲劇を「くりかえさない」という広島の公園に書かれた石碑の意味を感じられる作品、気になる人はチェックしてみては?

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