2019年04月18日公開
2019年04月18日更新
僕だけがいない街最終巻(8巻)のあらすじ・感想をネタバレ!ラストの結末は?
数々の賞を受賞し、アニメ化や映画化もされた漫画・『僕だけがいない街』。年代や性別を問わずに多くの人びとを魅了し続けている漫画・『僕だけがいない街』の最終巻(8巻)のあらすじ・感想・ラストは一体どのような結末になっているのでしょうか…?そこで今回は、大ヒット漫画・『僕だけがいない街』の最終巻(8巻)のあらすじや感想・ネタバレを詳しくご紹介しますので気になる方は必見です!
目次
僕だけがいない街とは?
大ヒット漫画・『僕だけがいない街』。その人気さから、アニメ化や映画化・ノベライズ小説なども出版されていき、益々人気が加速した作品として知られています。現在は完結している漫画作品なのですが、完結後も人気はとどまることを知らず、未だにネット上でも度々話題になっています。そんな人気漫画作品・『僕だけがいない街』とはどんな作品なのかについてまずは調査してみましょう。
僕だけがいない街の作品情報
『僕だけがいない街』は、2012年6月から2016年3月にかけてKADOKAWA出版社の雑誌・ヤングエースにて連載された漫画です。作者は三部けいという男性で、北海道苫小牧市出身の千葉県在住です。ちなみに、三部 敬(さんべ けい)・瓦敬助(かわら けいすけ)の名義でも執筆しています。『僕だけがいない街」のほかの代表作は『菜々子さん的な日常』や『鬼燈の島-ホオズキノシマ-』などが挙げられます。
『僕だけがいない街』の単行本本編は全8巻となっており、『僕だけがいない街』完結後の2016年7月号から12月号まで連載された『僕だけがいない街 Re』は本編最終巻となる8巻に続き、単行本の9巻に収録されています。
作品の過程や結末が素晴らしいのはもちろんなのですが、『僕だけがいない街』は最終巻が8巻と、短めなこともあり、「手軽に興味を示しやすい」という理由も手伝って、世間でも非常に好評の漫画となっています。そんな『僕だけがいない街』では多くの賞を受賞しており、『このマンガがすごい!2014』オトコ編では第15位に、『マンガ大賞2014』では第2位に輝きました。
さらにすごいのが、『僕だけがいない街』の原作が2017年10月にフランスのSF専門出版社『ActuSF』が選ぶ『歴史改変SF大賞』にて『グラフィック賞』に選出されたということです!実は、この賞を受賞したのは日本の漫画としては初だったそうです。数々の賞を受賞している漫画『僕だけがいない街』は日本国内だけではなく、海外でも評価されている、日本が誇るべき漫画といえる作品です。
僕だけがいない街の最終巻に至るまでのあらすじ
売れない漫画家・藤沼悟は、『再上映(リバイバル)』と呼んでいる特殊能力を持っており、事件や事故などといった『悪いこと』の原因が解消されるまで何度もタイムリープしてしまう能力でした。そんな能力が発動し、クラスメイトの雛月加代と杉田広美が殺害される事件を阻止しようとしたり、過去の事件を解消しようと奮闘していました。
僕だけがいない街最終巻(8巻)のあらすじネタバレ
『僕だけがいない街』が最終巻(8巻)に至るまでのあらすじネタバレが分かったところで、やはり多くの人が気になるのが最終巻となる8巻のあらすじネタバレではないでしょうか?悟たちは一体どの様な結末を迎えるのでしょうか…?お次は、大ヒット漫画・『僕だけがいない街』最終巻(8巻)のあらすじネタバレをチェックしてみましょう!
あらすじネタバレ:41話 待たせたね2005.08
まずは『僕だけがいない街』最終巻(8巻)の第41話『待たせたね2005.08』のあらすじネタバレをチェックしてみましょう。さざんかの集いに参加した悟と母、そして北丸久美。しかし、八代学もひっそりとさざんかの集いに参加しており、ガムテープやロープなど犯罪に使うと思われる道具を運んだりして、悟が久美を殺害したように仕向ける計画を進めていきます。
さらに、悟の母の携帯を盗み、悟の母になりすました状態で久美にメールを送り、計画を進めるために「やまぶき荘に来て」と誘導しようとします。しかし、八代学のやり方を先読みしていた悟は事前に久美にプリペイド携帯を持たせ、本物の携帯とすり替えており、安全な「りんどう荘に来て」と打ち替え、転送します。
その一方、悟の記憶が戻り、ケンヤに電話をします。ケンヤも悟も真犯人が八代学であり、現在は西園市議であることに気づいています。さらに、さざんかの集いを計画したのも八代学であり、ケンヤの事務所に盗聴器が仕掛けられていたことも明かしています。
あらすじネタバレ:42話 目標(ターゲット)2005.08
続いては、『僕だけがいない街』最終巻(8巻)の第42話『目標(ターゲット)2005.08』のあらすじネタバレをチェックしてみましょう。悟とケンヤは連絡を取り合いながら、久美の安全を報告し合い、今後の久美のスケジュールを確認し合います。さらに澤田はガムテープやロープなどの仕掛けを回収し、八代学が逃げる時に備えて駐車場に潜伏しています。
すべてがうまくいっているかのように思ってた悟たちですが、久美が時間になっても集合場所に来ないことをケンヤに告げられ、悟は何とか手がかりを探ろうとします。すると、悟の母が八代がさざんかの集いに来ていることと、悟が持っていた水筒がなくなっていることに気づき、悟は久美がボートに乗せられ連れ去られたと予想します。
水筒と薬物というワードで、かつて八代が美里に仕掛けた罠を思い出し、悟は自分が八代のターゲットであることに気付きます。悟が八代が来るだろうと予想した場所は橋の上。そんな悟の予想通り橋にやってきた八代とついに対峙しました。
あらすじネタバレ:43話 告白2005.08
続いては、『僕だけがいない街』最終巻(8巻)の第43話『告白2005.08』のあらすじネタバレをチェックしてみましょう。八代は久美のスケジュール表の時間を15分早く書き換えていたため、アドバンテージがあるはずでしたが、悟の方が早く到着していました。そして、八代は久美も他者の死に抗う悟も殺すつもりだったたと話します。
橋の上で話す悟と八代は本音を語り合います。そして、自分は未来から来て現在は2度目の2005年だと悟が伝えると、ずっと味方であったケンヤも信じずいた事実を八代はすんなりと信じました。悟は「終わりにしよう」と八代を説得するも、八代は悟と一緒に死のうとします。とっさに悟は八代と共に橋の上から飛び降り、池に落ち、ボートにスタンバイしていたケンヤと澤田に助けられます。
僕だけがいない街最終巻(8巻)の結末ネタバレ
出典: https://festy.jp
緊迫した状況が続き、いよいよ物語の結末はフィナーレへ向かいます。『僕だけがいない街』最終巻(8巻)の第43話『告白2005.08』のあらすじネタバレまでチェックできたところで、いよいよ本編最終回となる結末のネタバレをチェックしてみましょう。
結末ネタバレ:ケンヤとの会話
『僕だけがいない街』最終巻(8巻)の結末ネタバレでも印象的なワンシーンとなる『ケンヤとの会話』についての結末ネタバレをチェックしてみましょう。2005年8月25日に八代は逮捕され、30件以上の殺人事件を起こしていたため現在は確定死刑囚として刑務所に収監中していることを話しました。また、八代は悟の事件以降は久美の殺害未遂事件まで子供を狙わなかったことも伝えます。
結末ネタバレ:それぞれの現在
主人公の藤沼悟以外にも、雛月加代や片桐愛梨・北丸久美などといった登場人物がたくさんいました。『僕だけがいない街』最終巻(8巻)の結末では、それぞれどの様な現在を辿っているのでしょうか?登場人物それぞれの現在についての結末ネタバレをチェックしてみましょう。
まず、悟は高卒認定に合格し、夢だった漫画家の夢を叶え、アニメ化も決定するほどとなっています。久美は高校に合格し、雛月加代はクラスメイトだった杉田広美と結婚して一児を儲けました。片桐愛梨はラストで大きな荷物を持っていることから、夢だったカメラマンになっていることが窺えます。
結末ネタバレ:僕のヒーロー
物語にも度々出てきた悟の文集についてわかるのが、『僕だけがいない街』最終巻(8巻)の『僕のヒーロー』です。この文集では小学生の頃悟が大好きだった漫画・『ワンダーガイ』のような漫画を描きたいということと、信じ合える仲間をたくさん作ること、そして失敗しても諦めずに何度でもスタートして最後に成功したいという夢を語っています。
結末ネタバレ:アイリとの出会い
冒頭で描かれていた悟のバイト先の後輩である女子・片桐愛梨とは、一度目の再上映が起こった2006年で二人が離れ離れになった橋の下で再会します。9巻で描かれている様子では、この時愛梨は無職になったばかりで「次に会った人と笑顔で話すことから全てを始めよう」と考えて街を歩くうちに橋の下に佇む悟を発見し、何かを感じ取ったように彼の元へと駆け出したところでした。
僕だけがいない街最終巻(8巻)の伏線や謎を考察
構成がしっかりと練られ、伏線や謎がたくさん散りばめられていた『僕だけがいない街』は、一度読むだけではなく何度も読み返しながら伏線回収すると一層面白みが増します。そんな『僕だけがいない街』の面白さをより高めるために重要となる最終巻(8巻)の伏線や謎についてお次は考察してみましょう。
最終巻(8巻)の伏線や謎①悟の文集
『僕だけがいない街』最終巻(8巻)の伏線や謎1つめは、『悟の文集』についてです。物語の冒頭の方でも、悟の文集について出てきていたのですが、リバイバルした悟自身は何を書いたか覚えておらず、何故か加代が悟の夢が漫画家になることだと知っていました。また、母にも見せていない問いっていた文集ですが、ラストでは悟の文集を読みながら幼い頃の夢を叶えたと知っていました。
最終巻(8巻)の伏線や謎②悟の仕事場
『僕だけがいない街』最終巻(8巻)の伏線や謎2つめは、『悟の仕事場』についてです。漫画家となった悟の仕事場では、久美から貰った千羽鶴や病院のベッドに置かれていたぬいぐるみ、そして悟が小学生の頃によく一緒に遊んでくれたユウキさんのペーパークラフトなどが仕事場には置かれています。仲間との繋がりを大切にする悟の気持ちが仕事場にもしっかりと現れています。
最終巻(8巻)の伏線や謎③1話の編集者
『僕だけがいない街』最終巻(8巻)の伏線や謎3つめは、『1話の編集者』についてです。漫画家を目指している悟に対し、1話でダメ出ししていた編集者が最終話で再登場しています。「作者の顔が見えてこない」と悟にダメ出ししていた編集者ですが、悟が人間としても成長したこともあり、漫画家としての成功に導いた人間としてラストに描かれています。
最終巻(8巻)の伏線や謎④佐知子からのメール
『僕だけがいない街』最終巻(8巻)の伏線や謎4つめは、『佐知子からのメール』についてです。1巻の2話で悟の母・佐知子からのメールが描かれた際には、『藤沼佐知子携帯』と差出人がなっていましたが、最終話では『母 携帯』となっており、悟と母の距離感が近くなったことがわかります。細かな芸までしっかりされてて驚きです!
最終巻(8巻)の伏線や謎⑤アイリとの再会
『僕だけがいない街』最終巻(8巻)の伏線や謎5つめは、『アイリとの再会』についてです。悟が一度目の再上映となった2006年で二人が離れ離れになった橋の下で再会したのが伏線回収シーンです。悟が逮捕された直後に発生したリバイバルで悟が過去改変に成功したことが原因で悟との関係性が消滅しましたが、再会してアイリと結ばれるような結末となりました。
最終巻(8巻)の伏線や謎⑥最後の足跡
『僕だけがいない街』最終巻(8巻)の伏線や謎6つめは、『最後の足跡』についてです。先ほど悟とアイリが結ばれるような結末と述べたのが、最後の足跡についてです。足跡の距離が近いことから相合傘をしていることが予想できること、そして雪の足跡はアイリと悟が並んで歩む足跡を刻んでいくだろう…という未来がわかります。
僕だけがいない街最終巻(8巻)に関する感想や評価は?
数多くの賞を受賞し、日本漫画初の『歴史改変SF大賞』(Prix ActuSF de l'uchronie)にて『グラフィック賞』に選出された『僕だけがいない街』。多くの人々を魅了した名作とも言える『僕だけがいない街』の最終巻(8巻)に対する世間の感想や評価はどうなっているのでしょうか?最後に、『僕だけがいない街』の最終巻(8巻)に対する世間の感想や評価をチェックしてみましょう。
冬アニメでやっていた、
— パパさん (@afumiyan) June 10, 2016
僕だけがいない街
の原作漫画の最終巻をやっと借りてきて少しだけのつもりが夢中になって全部読んでしまい更に寝る時間がなくなった…ゲッ!(꒪ꇴ꒪|||)
アニメとは違う終わり方でこれまた面白かった!余韻で眠くないけどもう速攻で寝なきゃ‼︎仕事…まぁいいや〜
こちらの感想をtwitterに投稿されているは、冬アニメで『僕だけがいない街』に興味を持ち、原作漫画を読んだようですが、アニメとは違った終わり方に面白さを感じており、夢中になるあまり寝る時間を惜しんで最終巻を読破したようです。『僕だけがいない街』は続きが気になる展開を最終回までテンポよく描かれているので、見る人を退屈させない漫画です。
僕だけがいない街最終巻読み終わった。ほんとにアニメに負けず最高のラストだった。というか八代との決着個人的にはアニメより原作の方が断然良いと思う。
— ヨッシー (@yossyi662) May 2, 2016
何はともあれここまで買ってきてホントに良かった。外伝も楽しみ。 pic.twitter.com/fAxaUWtNrR
こちらの感想をtwitterに投稿されている方も、上記の感想投稿されている方と同じくアニメと原作漫画の両方をチェックされているようですが、八代学との決着シーンはアニメよりも原作の方が良かったとの感想を投稿されています。感想を投稿しているこちらの方のように最終巻まで読んで「買って良かった」と思える漫画である『僕だけがいない街』は、どれだけ評価されるべき作品かがわかる感想ではないかと思います。
「僕だけがいない街」最終巻を読んでみた。成る程こんなに複雑に緻密に終わるのね。原作ファンだったらあのめっちゃよく出来てたアニメですら物足りないだろうなあ。ましてや映画版はかなり許せないんじゃ?いずれにせよ、マンガ、小説を問わず「長編作品」の「実写化」はやっぱり見ないに限るのかも。
— 福田裕彦 8歳637ヶ月 (@YasuhikoFK) April 27, 2016
こちらの感想をtwitterに投稿されている方は、原作漫画だけではなく、アニメや映画もチェックされているようですが、やはり原作に対して最も好印象を抱いていることがわかります。これは『僕だけがいない街』だけに限らず他の作品にも言えますが、どれだけシリーズ化しても、原点であるものが一番であるということが、やはり作品の品質の高さを描いているのではないでしょうか。
僕だけがいない街最終巻(8巻)のネタバレまとめ
『僕だけがいない街』最終巻(8巻)のネタバレ・感想・評価まとめのご紹介はどうでしたか?アニメ化や連続ドラマ化・映画化・ノベライズ小説化され、大ヒット作品となった『僕だけがいない街』は8巻で最終巻を迎えますが、とても綺麗な終わり方でネット上に挙げられた感想も好感を抱く感想ばかりでした。日本だけではなく、海外でも評価されている『僕だけがいない街』、気になる方は是非チェックしてみて下さい!