オゲハのネタバレあらすじや漫画の感想を考察!最終回の二人の結末は?

異形生命体の少女とサイコパスチックな少年の出会いを描き、ホラーテイストと猟奇的な雰囲気を持ったストーリーで話題となったOimo作の『オゲハ』をネタバレ紹介します。人間と虫が融合したような生命体のオゲハと受験を控える少年が出会い、次第に二人の運命を変えていく本作。この記事では『オゲハ』のあらすじをネタバレを含めて紹介し、見た人の感想と評価もネタバレ紹介しています。最終回までの本作のあらすじやネタバレを多く含んでいるので未読の方は注意してください。

オゲハのネタバレあらすじや漫画の感想を考察!最終回の二人の結末は?のイメージ

目次

  1. オゲハのネタバレあらすじや感想を知りたい!
  2. オゲハの作品情報
  3. オゲハの登場人物
  4. オゲハのあらすじネタバレ
  5. オゲハの最終回をネタバレ
  6. オゲハを読んだ感想をネタバレ紹介
  7. オゲハのネタバレあらすじや感想まとめ

オゲハのネタバレあらすじや感想を知りたい!

中学生の少年と謎の生物が織りなす不思議な物語、『オゲハ』を1巻から最終巻まで順に、ネタバレも含めてあらすじを解説していきます。また『オゲハ』をすでに読んだ人の感想もネタバレして紹介していきます。まだ原作を読んでいない方はネタバレに注意してください。

オゲハ -

オゲハの作品情報

『オゲハ』はOimoさん著者の漫画作品です。2015年にKADOKAWAから出版され、現在全3巻が発売されています。物語は完結していますがその突飛な内容とホラーで猟奇的なテイストな雰囲気が人気で、現在でも国内外問わず評価されている漫画作品です。この作品にはなかなかにリアルな虫が登場するので、虫が苦手な人は敬遠しがちかも知れませんが、虫嫌いだというだけで読むのを控えるのは勿体ない面白さがあります。

オゲハの登場人物

漫画『オゲハ』のあらすじをネタバレ紹介する前に、本作の登場人物を紹介していきます。本作には登場人物が二人います。彼らは『オゲハ』をネタバレ解説するうえでなくてはならない存在です。

そんな『オゲハ』の主人公は二人のうち、一人目は中学校に通うごく普通の少年、キジ。本名は木島智(きじま さとし)といい、マンションに両親と住む中学三年生の男の子です。一見ごく普通に見える彼ですが表情が乏しく何を考えているのか分からないといったところがあります。また物語中でも大抵のことに無頓着で、あまり人の話にも興味を持ちません。

もう一人はメインヒロイン・謎の生命体であるオゲハ。ある日森の中に落ちてきた卵の中にいた彼女は、キジに攫われる形で生活を共にします。上半身は人間に近く、下半身は完全に虫、おまけに両腕は上腕から下が蝶々の羽という不思議な生命体です。基本的には大人しく人懐こいのですが、人間の世界に急に放り出された事もあり、何事にも興味津々で同時に警戒心が薄いところがあります。

この他にも、キジの学校の生物教師や、友人、同じマンションの同級生やキジの家族など様々なキャラクターが登場しますが、基本はこの二人だけでストーリーが回っていきます。キジは基本的に他人と触れ合う事が無いので作中でも他の登場人物がメインで出て来ることは稀です。しかし、その他の登場人物も大きな役割を持っていたりするので、注意して読むと更に『オゲハ』の世界に入ることが出来るかもしれません。

オゲハのあらすじネタバレ

さっそく『オゲハ』のあらすじ解説をネタバレ含めてしていきます。原作未読の方は最終回までのあらすじとネタバレがあるので注意してください。

ある夜、キジは自宅の窓から公園の森に何かが落ちるところを目撃します。まるで隕石のように光の尾をひいて落ちていったなにか。キジは興味を引かれ森へ向かいます。そこにあったのは大きな卵。その中には少女のような生命体が眠っていました。

暗い森の中にきらめく生命体に「おもしれー」と言いながら近づくキジ。すると突然、近くにあった木の棒で卵を切り裂き、中の生命体を引きずりだします。生命体は、少女のような姿をしていながら下半身は完全な虫でした。さらに興味を持ったキジは少女を無理矢理連れて帰ってしまうのでした。

自宅であるマンションへ連れ帰ったキジは生命体にオゲハと名付けます。無理矢理引っ張り出され、家まで引きずられてきた謎の生命体・オゲハはキジのいない間に逃げ出そうとしますが、マンションの廊下でキジに掴まり連れ戻されてしまいます。ろくに食べ物や水も貰えないオゲハは狭い段ボール箱の中で「おなかすいた」と泣くのでした。

その頃、オゲハがいた卵の周辺では芋虫のような生き物がうろついていました。それらは公園に卵を植え付けた存在でした。彼らは卵からいなくなってしまったオゲハのことを「種(インフェルノ)」と呼び、時には人を操って必死に探します。キジやオゲハの居場所は分かってはいませんが、少しずつオゲハのもとへと向かってきているのでした。

オゲハとの生活

オゲハとの生活のその後をネタバレ紹介します。依然としてエサを貰えないオゲハは少しずつ弱っていきます。そんな姿を見たキジは学校の生物教師に質問をします。教師の「エサちゃんとあげてる?毎日」という言葉により、オゲハの体調不良の原因に気付いたキジは家に帰ると、雑にオゲハを箱から出してご飯を食べさせます。以降オゲハは人間の食べ物に強く惹かれ、また食欲も強くなります。

キジの家出

そんな中、キジに塾からの電話がかかってきます。キジは中学三年生なので受験を控えている身です。しかし勉強に意識が向いている様子はなく、塾へもしばらく通っていません。それについて心配した塾の講師は電話に出ないキジに「今日お母さんにも連絡しました」と留守電を残します。

キジの母親の職業は明らかにされていませんが、日勤と夜勤の両方があるようで、普段からキジの行動にはあまり関与していません。しかし母親にばれると「殺される」と言ったキジは、オゲハを連れての家出を決行します。家出の結末までをネタバレ紹介します。

どこか遠くへ行こうと、キジは自転車の前カゴにオゲハを乗せて走り出します。メシが食いたいというオゲハのためにコンビニへ寄りますが、そこにはオゲハを探す生物がいました。彼らは自転車でキジを待つオゲハを見つけますが捕まえられず、キジもまたそのことに気付かないまま走り去ってしまいます。彼らが唯一得られたのはキジの住むマンションの名前でした。

キジは今後のことに想いを馳せますが、道端にあった石にタイヤを取られ横転してしまいます。ペダルも取れ、携帯の充電も切れてしまったことに不安と苛立ちを募らせたのでしょうか。キジは無表情のままオゲハに別れを告げます。後を追いかけようとするオゲハのもとに、考え直したキジが戻ってきます。

家出が無謀であると分かったキジは、河原でオゲハと肉まんを食べながらオゲハに飛ぶことを要求します。しかしオゲハはうまく飛び上がることが出来ません。河原を転げ落ちたオゲハをキジは見下ろします。オゲハにとってキジはすでに無くてはならない存在となっていました。最初とは違ったドキドキを抱えるオゲハ。二人はマンションへ帰る事を決めました。

キジを信じるオゲハのこころ

オゲハと共に家へ戻ったキジは再び日常を始めます。学校で前に相談した生物教師に蝶の飛び方を聞きます。生物教師は蛹の状態で羽化に失敗すると飛ぶことが出来なくなると説明したうえで「飛べないなら直に死ぬんじゃない?」と投げかけます。それを聞いたキジは後日教師にオゲハを持っていくことを約束します。学校へと向かったオゲハたちのその後をネタバレ紹介します。

学校へ連れて行くために旅行ケースの中に入れられるオゲハ。学校に着くと先生が居ないため教室で二人で待ちます。そのうちキジの通う塾の時間が過ぎてしまいました。時計でそれを確認したキジは「はやく死なねーかな、オレ」と呟きます。その言葉を聞いたオゲハは大粒の涙を流すのでした。キジが死んでしまうことが嫌だと泣くオゲハに、キジは笑いかけます。「死ぬのお前なのに」ともらして…。

オゲハに近付く影

キジとオゲハのもとへ着々と向かっていた生命体。人間の体を操ってついにマンションまでたどり着きました。彼らはオゲハの匂いを辿ったり、キジの友人から聞き込みをしたりして特定したのです。生命体の行動のその後をネタバレ紹介します。

そんな中、オゲハはある日夢を見ます。自分に近付く黒い影、それは卵を引き裂き、自分を捕まえた恐ろしい存在。驚いて目を覚ますと横にはキジがいて、再び安心して眠るオゲハ。しかし、ベッドから天井に掛けて大きな亀裂が入っていました。夢の中で抵抗したオゲハは現実でも触手を動かしていたのです。

生命体はキジの父親を操ってオゲハと再会します。彼らはオゲハを一目見るとぼろぼろと涙をこぼし、再会とオゲハの惨めな姿に泣くのでした。人間に攫われたと思っている生命体と、キジに助けてもらっていると思っているオゲハ。しかし、少しずつ記憶を遡ると、夢の中で見たあの影の正体はキジであったと気付くのでした。

キジの正体を知ったオゲハ

自分を救って守ってくれたと思っていたキジは、自分のことを攫った人間であると知ってしまったオゲハ。心の整理がつかないまま、路上での生活を強いられます。そんなオゲハのことを気にかけ帰ってくるのを待つキジ。その後をネタバレ紹介します。

ある日、友人の田口の猫が死んでしまったと知ったキジ。生物は死期が近付くと姿をくらませることがあると知ったキジは、はじめてオゲハが死んでしまったのかもしれないと思います。近い存在の死を体感したことで、ただ待つだけではいられなくなったキジは自転車でオゲハを探し始めます。そうして『オゲハ』の最終回へとつながるのです。次項では本作品の最終回のあらすじをネタバレ解説します。

オゲハの最終回をネタバレ

未だ二人は再会できないまま『オゲハ』も最終回です。二人はもう一度巡り合うことが出来るのか、そしてオゲハは人間と生命体の生き方のどちらを選ぶのか。オゲハは未だにキジの事を忘れも憎みも出来ない状態です。最終回のあらすじをネタバレしながら解説していきます。

最終回ではオゲハと共に行動していた生命体はオゲハにたくさんの卵を産ませるとそれらを地上に植え付けていきます。彼らは繁殖を目的にこの地に降り立った生命体なのでした。卵を産んでぐったりとするオゲハのもとにキジの呼ぶ声が聞こえます。オゲハもまた、人間の最低な部分に触れなにを信用するべきか分からなくなっていながらも、必死で自分のことを探すキジを見て心が揺れ動くのです。

キジの正体を知っていながら、オゲハは生命体のもとを去ります。キジに再び会うためです。しかしそれを止めるために攻撃されてしまうキジ。オゲハは全てをやめさせるためにキジを守り、産み付けた卵を破壊していきます。そうして二人は再び日常へと戻っていくのでした。

オゲハとキジのその後をネタバレ

最終回ではオゲハの扱いが粗雑だったキジも、一連の騒動があったからか少し思いやりを感じるようになりました。一緒にゲームをしたり公園に出かけたりする姿が描かれています。これからも仲良く共に暮らしていくのでしょう。キジは未だに少し人間離れしたサイコパス感は感じますが、その代わりにオゲハの方が人に近付いている感じが見受けられます。ホラーテイストに始まった本作もハッピーエンドで最終回を迎えました。

オゲハを読んだ感想をネタバレ紹介

『オゲハ』をネタバレを含めて最終回まで解説してきましたが、そんな『オゲハ』を読んだ人はどのような感想を持っているのでしょうか?読んだ人の感想をネタバレ紹介していきます。

キジのサイコパス感がすごい!

大抵のことに無頓着で、表情に乏しいキジ。見た目だけではなく行動にまで彼の他とは違ったあやしさのようなものが表れています。第一話から蛹の状態であるオゲハを切り裂いて、しかも引き摺って持って帰ってしまう強行的さ。オゲハがいなくなってもエサをおいて放置してしまうなど、他にも倫理観や人間らしさが欠如しているような言動が見受けられます。そんなキジのサイコパスチックな面にも惹かれるという感想が多くありました。

虫が苦手でも面白い!

『オゲハ』の主人公である謎の生命体・オゲハ。彼女は上半身が人間で下半身が完全な虫の姿をしていますが、その緻密で繊細な描写から虫が苦手な人には読むのに苦労する、といった面もあるようです。しかしオゲハの可愛らしさには読んでいくうちにどんどん惚れこんでしまうほどのものがあります。更に先の読めない物語性から虫が苦手でも読んでしまう、という感想も多数ありました。

怖い…けど読んでしまう!

漫画『オゲハ』はホラーで猟奇的な雰囲気が漂っている作品です。主人公は人間と虫が合体したような異形の生物。もう一人の主人公は感情の読めないサイコパスチックな少年。人間を操ってオゲハ達を探す生命体など、一般的な漫画作品とは一線を画する濃い設定が盛り込まれています。そのため、ストーリー自体が怖いといった感想も多くありました。しかしなぜか読んでしまう。オゲハとキジの生活についつい目を奪われてしまうのです。

オゲハのネタバレあらすじや感想まとめ

oimoさんの漫画作品『オゲハ』の最終回までをネタバレを交えて解説し、読んだ人々の感想もネタバレ紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?主人公のオゲハがリアルな虫なので虫が苦手な人は敬遠しがちかもしれませんが、ただそれだけではない人と生物の生き方の違いなど、とても奥深く面白い内容の漫画になっているのです。

またオゲハの可愛らしさにも読んでいく内に気付くことが出来ます。最初はリアルな虫であるオゲハに少し取っ付きにくさを感じるかもしれませんが、次第に二人の幸せを祈り、さらにもっとオゲハの可愛らしい姿を見たいと思うようになるでしょう。これを機に『オゲハ』を最終回までのネタバレ解説を参考に、深く考察しながら読んでみてはいかがでしょうか?

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