ドラマ『シグナル』のあらすじ結末まとめ!無線機男の正体や原作との違いも紹介

フジテレビの連続ドラマとして好評のうちに終わったドラマ「シグナル」この作品は、アメリカ・韓国で放送された作品のリメイクです。本作品は、韓国で連続ドラマとして放送されたものを日本風にアレンジして作れた。最終回が途中で終わっているという結末に韓国版、アメリカ版の本やDVDを相関図を確認しながら見た人の話もネットにあふれた。日本を含めそれ以外の国のあらすじ・ネタバレの結末を確認しながら、シグナルの原作がどういう原作であったのかまとめます。

ドラマ『シグナル』のあらすじ結末まとめ!無線機男の正体や原作との違いも紹介のイメージ

目次

  1. シグナルとは?
  2. シグナルのあらすじネタバレ~日本版~
  3. シグナルの最終回・結末ネタバレ~日本版~
  4. シグナル(原作韓国版)のあらすじ・結末ネタバレ
  5. シグナルの原作は本?
  6. シグナル(日本版)のキャスト&相関図
  7. シグナルの魅力・面白い点とは?
  8. シグナルのアメリカ版とは?
  9. シグナルに関する感想や評価
  10. シグナルのあらすじ・最終回のネタバレまとめ

シグナルとは?

シグナル(日本版)のドラマ情報

シグナルの日本版は、韓国版シグナルが原作。韓国版は約1時間の中身が16回なので、相関図の中には、日本版では出てこない人が居る。日本版の45分×10回に原作をまとめたので、美咲と大山の恋愛要素がだいぶ削られているが、事件解決の部分では、原作に忠実に描かれている。シグナルの大本はアメリカのドラマが原作とも言われているが、アメリカの原作を韓国版がヒントにしてそこから発想を広げた形になっている。

シグナルの元ネタとなった事件

韓国版のシグナルは、アメリカの時を繋ぐ捜査という点をモチーフに作った原作になっている実際にあった事件をそこに組み込むことで、原作にリアリティを出している。一つ目は誘拐事件。1997年にソウルの当時小学2年生のパクさんを、誘拐したのは、当時28歳の女性で当時妊娠していた。まさか妊婦がと、一時容疑者から外れたが、事件後14日目に逮捕された。彼女はサイコパスの要素を持った人物で、身代金目当てだった。

シグナルの中でホワイトボードに書いた相関図が消えて、過去が変わることに健人が驚くシーンが印象的な連続殺人事件は、1986年~1991年に起きた京畿道華城郡(ファソン)での連続殺人事件。10名の女性が犠牲になった韓国史上初の連続殺人事件。2006年4月2日に最後に殺された一人の時効も成立してしまった未解決事件。

シグナルの原作の中で、悲惨なバス事故やまじめに生きてきた元窃盗犯を悲しい最期に追いやってしまった大盗事件は、韓国の石川五右衛門事件のような心温まる事件が元になっている。お金持ちから盗んだものを、換金してその半分を貧しい人たちに分け与え、犯行は白昼堂々という点ではルパンの様だとも言われた。犯人は捕まり、出所後は宣教師として活動しているという。

シグナルのあらすじネタバレ~日本版~

シグナル第1話あらすじ・ネタバレ:無線機からの声

シグナルの始まりは15年前、三枝健人(坂口遼太郎)は、傘がなくて帰れない少女と一緒にいた。健人は傘を持っていたが、少女を入れてあげることは出来なかった。すると派手な身なりの女性少女に傘さしかけそのまま、二人は消えていった。その後、少女が誘拐されたことを知り、さらに犯人が男だとニュースで流れた。健人は自分の見たのは女性だったと、警察に伝えに行くが、誰も小学生の健人の相手をしてくれなかった。

それから15年後、健人は警察官になっていた。仕事を終えて帰る健人が、警察の不用品が置いてあるゴミ置き場を通ると、無線機から呼ぶ声がする、古めかしい無線機を取ると、無線機の向こうの男は、健人の事を「三枝警部補、あなたの言う通り死体があった」といいます。半信半疑ながら、その場所に行くと、15年前誘拐事件の犯人とされた男の白骨死体が見つかった。

シグナル第2話あらすじ・ネタバレ:女児誘拐事件

過去の白骨遺体から、その遺体があった病院の看護師が捜査上に上がってくるが、時効までの時間のタイムリミットが迫っていた。健人が見たあの女は警察の事情聴取を受けているが、証拠がそろわず、時効が成立してしまう。しかし。科捜研の小島(池田鉄洋)の持ってきた証拠により、その女が殺したもう一人の男の時効は深夜12時を超えていた事がわかった。

少女の事件は、時効により罪に問えなくなったが、もう1人の男の殺人で、その女は警察に捕まえることが出来た。この事件が報道され、時効撤廃のムーブメントが起こり、日本の殺人事件など重大事件の時効は、2010年4月27日成立、即日施行された。過去とのつながりから事件解決に導いた健人に大山は、自分が死ぬかのようなことを伝えてくる。そして聞こえた銃声。

シグナル第3話あらすじ・ネタバレ:連続殺人事件

誘拐事件をきっかけに、時効撤廃から8年。警視庁捜査一課の中に長期未解決事件捜査班が作られ、桜井美咲(吉瀬美智子)は、班長になり山田勉(木村祐一)、小島信也(池田鉄洋)たちと未解決事件の解決に対応していた。そこへアメリカで、正式にプロファイリングを学んだ健人がやってきた。

誘拐事件の時は、警察官だった健人。過去からの大山の情報で、美咲たちに情報を与えつつ、現場を混乱させた健人の登場に歓迎と言うよりも、戸惑いで迎えられた。そして4人が次に取り掛かったのは連続殺人事件だった。美咲たちは、連続殺人の相関図を作り、ホワイトボードにその状況などを書き込んだ。

その夜8年ぶりに健人が捨てられないでいた無線機に、大山から通知が来る。大山は健人の事を知らなかった。無線の向こうの大山は、誘拐事件の3年前の大山で、大山にとって健人との通話は初めてだった。話を聞くと、健人が今調べている連続殺人事件のさなかにいた。2人目の被害者がどこにいるか探しているという、健人はホワイトボードの相関図から、場所を教え、次の殺害現場まで大山に伝えた。

大山は健人の言う場所に向かうと、別の警察官が遺体を見つけていた。健人の言葉が気になった大山は、健人がホワイトボードにあった事件の相関図から答えた3人目の被害者が出る場所をパトロールしていた。そのおかげで、3人目の被害者は、殺人未遂助かった。そして、ホワイトボードに書かれた相関図も、その被害者が未遂で生きていると、健人の目の前で相関図の文字が揺れるように変わっていった。

シグナル第4話あらすじ・ネタバレ:次の被害者

原作である韓国版と大きく違うのは、次の被害者が日本版の原作では大山が面倒を見ていた元不良少女だったが、韓国版の原作では大山が愛する人だった。健人から、次の被害者が知らされて、必死で助けに走るが、間に合わない大山の深い悲しみが、韓国版原作・日本版原作どちらも伝わって来て、死んだ女性が用意したチケットの映画を一人で見る大山と一緒に泣いたという感想も多かった。

犯人は、韓国版原作も日本版原作も大山が女性にプレゼントした品物に犯人の皮膚片が付いていたことが、証拠になって逮捕に至った。犯人はバスの運転手の息子だった。息子をかばう父親のゆがんだ思いが、事件を複雑にしていた。

シグナル第5話あらすじ・ネタバレ:大山の過去

無線機でつながった大山はどんな人間だったのか、健人は、警察に残る資料で調べると捜査上知りえた事で、ヤクザに脅しをかけて、お金を巻き上げたことが原因で逃走し、見つからないまま懲戒免職になったことになっている。そんな中、次の事件は資産家ばかりを狙った事件を調べ始めると、過去の大山の世界でも、資産家の窃盗事件の容疑者を探すようにと言う命令が下る。

その中で容疑者として挙がったのが、元窃盗犯の工藤(平田満)である。大山は工藤の社会復帰の手助けをしながら、娘の和美にも心を砕いていたことから、和美からも父を信じてほしいと言われていた。しかし工藤の目撃情報が出て、工藤を逮捕することになってしまった。二人暮らしの工藤と和美、和美をバスに乗せて叔母の所に行くようにと手配して、警察につくと、そのバスが爆発炎上したそのシーンをニュースが伝えていた。

シグナル第6話あらすじ・ネタバレ:誘拐した真実

爆発炎上したバスは、爆発する少し前からの映像が流れていた。その時に、和美よりも別の女の子を優先するように現場で指示していた父親がいた。和美を優先してくれていたら、和美が助かったのに。工藤は復讐の鬼になり、健人のいる世界でその父親に復讐するために、助かった娘を誘拐し、その娘を閉じ込め、車に爆発物を仕掛けた。

その車はカギが締まっていて、必死で開けようとした父親だが、開かない。その場に到着した美咲が拳銃を使いカギを開け、中を確認したとたんに爆発。美咲は、命を落とした。健人は過去の大山と連絡し合い、工藤が犯人ではない証拠を探る二人。工藤は大山には話さないが、健人には心を開き、心当たりを話す。それが真犯人逮捕のカギになり、工藤は無罪になった。

シグナル第7話あらすじ・ネタバレ:中本の警告

シグナルの韓国版原作では、日本版にない原作があり、犯人の男は、レイプ事件で仲間に脅されていた。その証拠をを取り戻すために、仲間である金持ちの家に入り、盗みを働いたというのが真相だ。その事件を解明する大山。事件は解決し、美咲は無事いつものように通勤してくるが、工藤の娘は死んだまま。結局工藤は、娘の復讐を遂げ、刑務所に入る。そして短い生涯を終える。

大山は、金持ちの息子を逮捕するが、中本は、相手が権力者の息子であることから、逮捕はもちろん、事件の解明すら、やめるように忠告する。工藤の無実を解明したい大山の願いはかない、犯人逮捕に至ったが。その裁判結果、金持ちの息子は、刑も軽く、執行猶予となった。

シグナル第8話あらすじ・ネタバレ:健人の兄

シグナル8話では、健人の兄の事件に、大山達が係る経緯が描かれる。この事件もまた、犯人は裕福な政治家の親族である少年が本当の犯人。少女が追い詰められて屋上からの自殺未遂をしなければ闇に葬られた事件だった。少女の自殺が騒ぎになったため、少女の勉強を見ていた健人の兄が、犯人として仕立てられてしまった。その街は犯人の少年の親の会社が実権を握っていた。証言したものはほとんどが、その会社の恩恵を受けていた。

当時、健人の兄の事件にかかわっていた岩田の娘が白血病の治療も甲斐なくなくなった。娘のために中本に脅かされて、悪事に手を貸していたことを後悔し、健人に兄の事件の情報を伝えたいと健人をある病院に呼び出す。呼び出された場所に行くと、岩田は刺されて虫の息だった。すぐに病院に運んだが、亡くなってしまった。第一発見者だった健人は疑われて事情を聞かれた。

健人は岩田の最後の言葉を事情聴取では明かさなかった。すべての始まりが、兄の事件だったということ、そして大山は岩田が銃で撃って殺したこと。磐田の言葉と、岩田を殺したヤクザの男の行動から、ヤクザの男の使われていない別荘に目星をつけ、そこに大山の遺体があると美咲と現場にに向かう健人。そして、大山の遺体が見つかった。

シグナル第9話あらすじ・ネタバレ:大山の遺体

美咲と健人は、大山の遺体を大山の父の元に届けると、大山の部屋に健人が子供の頃オムライスを作ってくれた店の名刺があった。久しぶりにその店に行くと、おかみは、健人のことも、大山の事も覚えていた。そして健人のオムライスは、大山が費用を出してくれていたことも分かった。

兄の事件の後、家族がバラバラになり、一人で生きてきたと思った健人に見守ってくれていた人が居た。それも大山だったことに、健人は涙を流した。健人は兄の事件にこれ以上かかわらせると大山に危険が及ぶことを無線で伝え、「この事件から手を引いて、幸せになってほしい」と頼むが、大山は、「健人の幸せのために捜査は続ける」という。

賢い健人の兄は、犯人が誰か感じ取り、自分を犯人に仕立て上げた友人たちの証言をした背景も気が付いていた。だからこそ兄は、少年院での生活を受け入れた。しかし、少年院を退院した後、真実にたどり着こうと証拠集めをして、大山に伝えていたことが、中本にばれて、兄は命を狙われる。健人は、岩田がいた病院に兄が殺されていた証拠を見つけ、無線で大山に「兄を助けてと欲しい」と叫ぶ。

そしてその無線は、美咲も聞いていた。無線から流れる大山の声。すべてを知った健人もまた中本から狙われていた。美咲と一緒にいた時、健人は中本の襲撃にあい、瀕死の重傷を負う、救急車で運ばれる健人に付き添う美咲に、大山から、健人の兄を救えなかったと連絡が来る。受け取ったのは美咲。美咲は大山が殺される病院に行かないでほしいと、過去の大山に向かって叫ぶ。

美咲が伝えた大山の死に場所を知った上で、大山は中本や岩田に向き合う。そして仲間に協力を依頼し、大山は防弾チョッキを着た事で、命は助かり、美咲とも思いを打ち明けあった。中本はその場から逃げ去り、行方知れずになった。

シグナルの最終回・結末ネタバレ~日本版~

シグナル最終回結末ネタバレ:復活した健人

健人が目を覚ました時、穏やかで温かい家族がそばにいた。兄は、死んだままだったが、無実は証明されていた。そして健人は交番勤務の巡査だった。でも未解決班の記憶は残っている。未解決班に行くと、小島も山田も健人のことは覚えていなかった。美咲は長期休暇中で留守だという。

シグナル最終回結末ネタバレ:大山が逃げる理由

健人が実家に戻ると、母から大山が健人に渡してほしいと昔郵送してきたという書類を渡してきた。事件は解決したが、大山は事件を握りつぶそうとする権力者に立ち向かっていた。封筒の中の書類には、その証拠となるフロッピーが入っている。そして大山は、中本を殺した犯人として、指名手配になっている。健人は、送れてきた封筒にある住所に向かった。

シグナル最終回結末ネタバレ:フロッピーディスク

そこは小さな海辺の街、市役所で情報を聞こうと市役所に行くと、そこに美咲がいた。運命が変わり、美咲は健人を知らないはずなのに、美咲の記憶もあの日のままだった。二人は、美咲の車で、これからの事を話しあった。そしてフロッピーの中身を見ると、2000年に大山が見つけたある議員の汚職の証拠だった

シグナル最終回結末ネタバレ:大山のいる病院へ

2000年の警察では、解決できないが、健人が大人になった頃の警察なら、大山の未来への祈りのような望みをかけたフロッピーに託された願いと共に美咲と、健人は大山がいると思われる病院に向かう。

シグナル最終回結末ネタバレ:意味深に鳴る無線機

大山と健人を繋ぐ無線機がまたなったその時、大山の病院に、なにものかが、大山を狙いに病院に忍び込んでいた、美咲と健人は間にあうのか。韓国版の原作も、日本版の原作もこのシーンで終わった。

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シグナル(原作韓国版)のあらすじ・結末ネタバレ

シグナルあらすじネタバレ:無線機の男

シグナルの韓国版との差は、日本版の原作では、時間の都合でカットした部分があるのと、日本の風習が韓国とは違うところが、日本のシグナルの原作では描かれてない点などがある。韓国版シグナルの原作の相関図をみると、本当の諸悪の根源である政治家が相関図に乗っているのが印象深い。

無線機を扱うヘヨン(坂口健太郎)とジェハン(北村一輝)は、韓国版シグナルの原作では、ほぼ同格で、ジェハンの苦悩もたっぷりと描かれる。韓国版シグナルの原作では、ヘヨンとジェハンが主役、スヒョン(吉瀬美智子)はヒロイン的な立ち位置。

シグナルあらすじネタバレ:過去と現在

韓国版シグナルの原作では、韓国での殺人事件での時効撤廃の時期が日本より後の、2015年。これにあわせた形で、物語が展開するので、過去と現在の日付が韓国版シグナルの原作と、日本版シグナルの原作では、時効の撤廃にあわせたために時期が変わってきている。

シグナルあらすじネタバレ:未来の改変

未解決班が出来てからの韓国版シグナルの原作では、連続殺人事件は、韓国で実際に起きた事件をシグナルの原作に生かしている。殺害された女性の数は、日本版の原作よりも多い、現実の10人で描かれている。

時効撤廃は、犯人の父親に安息を与えなかった。時効の日まで、息子が犯人と知っていた同僚の女が、バスの運転手を脅していた。時効が来て、その脅しが終了したはずだったのに、バスの運転手は、またその女から脅され、ついには、その女を殺してしまう。

シグナルあらすじネタバレ:真犯人を逮捕

誘拐事件・連続殺人事件に関する真犯人逮捕については、韓国版シグナルの原作、日本版シグナルの原作共に、誘拐事件はパラサイトな女の犯行、誘拐事件は間違った親子愛などが描かれた。

シグナルあらすじネタバレ:窃盗事件

韓国版シグナルの原作でも、日本版シグナルの原作双方ともに、どんなに現在まじめに暮らしても、かつての過去が自分の足を引っ張るという悔しく、悲しい現実が、シグナルの原作で問題定義されている。

シグナルあらすじネタバレ:爆発事故

大盗事件から、誘拐事件に発展するオ(平田満)の娘のバスの爆破事故は、韓国版シグナルの原作と日本版シグナルの原作では、ある違いがある。日本版シグナルの原作では、交通事故としての爆発事故として描かれている。しかし韓国版シグナルの原作では、政治家の不正に絡む高速道路の手抜き工事により、道路が陥没し、バスが落下したことによる爆発事故とという韓国版シグナルの原作になっている。

日本版シグナルの原作よりも、韓国版シグナルの原作の方が、「政治家の不正を深刻に暴かなければならないという、思いが、シグナルと言うドラマの原作を通じて糾弾している」とドラマだと言われている。

シグナル結末ネタバレ:黒幕の正体

実行犯としての存在は、韓国版シグナルの原作も、日本版シグナルの原作も、主人公たちのそばにいる課長だったり、部長だったりするが、本当の黒幕は、権力やであり、政治家である。自分たちは手を汚すことなく、命令の言葉も、「一点の曇りもなく」と他の人が効いたらわからないような隠語で、命令を下す。韓国版シグナルの原作も、日本版シグナルの原作も、卑怯極まりない政治家のやり口を提示している。

シグナル結末ネタバレ:無事だったジェハン達

韓国版シグナルの原作も、日本版シグナルの原作も、お互いの無線が繋いだ事件解決は、ラストシーンまでは、ヘヨン・スヒョン・ジェハン3人とも、無事に生きている。しかしそこから先は、読者の想像に預けられてしまう終わり方になっている。

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シグナルの原作は本?

シグナルの本当の原作はアメリカ映画

シグナルの原作は2000年に映画がアメリカで公開された「オーロラの彼方へ」という映画があり、時空を超えた事件解決の話が、原作であると言われている。さらにアメリカには2016年に「シグナル時空を超えた捜査線」と言うドラマもあった。アメリカのこのドラマはさらに韓国版シグナルの原作に近いと言われている。

日本のシグナルは韓国版を原作にしている

日本のシグナルは、韓国版の脚本を原作として、日本風にアレンジすべきところは変えて、放送された。韓国版の原作と日本版の原作を見比べると、韓国も同じような政治家などの権力者や金持ちの金による裏取引があり、その腐敗への怒りが表現されている。

『シグナル』の脚本家(原作者)キム・ウニ

「シグナル」の原作者はキム・ウニさんと言う女性。日本では「冬のソナタ」の原作という多くの人に知られているドラマがある。そのほかサスペンスでは、「サイン」の原作や「ファントム」の原作などがあり、冬のソナタの原作とは違うサスペンス原作の名手とも言われている。

シグナル(日本版)のキャスト&相関図

シグナルの登場人物相関図

ドラマ「シグナル」は、時空を超えて二人の刑事が、協力して過去と未来の人間関係を頭の中で整理する必要がある。その為に相関図を見ながら、ドラマを見る視聴者も多かった。そのため「カンテレ」が作ったHPでは、あらすじを紹介するページには、その事件ごとに相関図を表示している。主な登場人物の相関図に加えての事件ごとの相関図はわかりやすくてよかったと好評だった。

三枝健人/坂口健太郎

シグナルの相関図の中で主演の位置づけになっている坂口健太郎は、このドラマが連続ドラマの初主演になった。幼い頃に、兄が無実の罪で連行され、少年院に入り、少年院を出た後に自殺してしまうという境遇の。少年時代を過ごす健人役を演じた。

最終回を迎えるまで、次に何が起こるかわからないハラハラドキドキのドラマシグナルの中で、大山と言う心の温かい時空を超えた先輩刑事に学んだり、直接の上司である美咲と協力して前に進みながら最終回まで成長を続けた姿は、坂口健太郎の成長とリンクしているという言葉もあった。

メンズノンノのモデルとしてスタートした坂口健太郎は、次第に俳優に仕事をシフトしていきました。モデルだった経験を生かした「東京タラレバ娘」や朝ドラ「とと姉ちゃん」で次第に人気も出てきました。シグナルのあと、「イノセンス」でも主演を演じ高評価だった。

大山剛志/北村一輝

美咲の教育係で、思いを寄せる刑事の先輩であり、健人の兄の事件をきっかけに姿を消した大山。最終回まで、大山の所在が見つからないというミステリアスな役を演じたのは北村一輝。子供の頃から映画が好きで、「蒲田行進曲」に衝撃を受けたという。シグナルの中ではこの蒲田行進曲の中で主演の平田満と共演している。海賊映画に憧れ、商船高専に進んだが、海賊になれないことに気が付き、退学し、俳優を目指した。

異色な経歴を持つ、北村一輝だが、なかなか芽が出ず4年間の海外放浪生活を送り、日本に戻り三池監督などとの出会いから、頭角を現し「大奥」や日本人にしては、濃い顔を生かして、「映画「テルマエ・ロマエ」などにも出演している。

中本慎之助/渡部篤郎

警察の上部にのし上がるために、権力者たちに力を貸し、階段を上るように出世していくが、最終回では、その権力者に裏切られ、無残な結末を迎える健人たちの上司。特に最終回近くで健人の兄、亮太を口封じのために殺すシーンでは批判が殺到した。

シグナルでは悪役の中本を演じた渡部篤郎は、バイト感覚で始めたエキストラがきっかけで、俳優の道に進み、これまでに多くの作品に主演作含めて出ている。大河ドラマ「独眼竜政宗」の頃はまだ駆け出しで、名前もクレジットされない足軽役で登場している。その後、着実に実力をつけ、相関図には必ず乗るような俳優になった。今回のような悪役もあるが、コミカルな演技もできるので、いろいろな顔をドラマで見せている。

桜井美咲/吉瀬美智子

刑事として配属された時、教育係だった大山に思いを寄せていた。その大山がある事件をきっかけに消えた後もずっと行方を捜している。未解決の誘拐事件を解明したことから、未解決班の班長になり、数々の未解決事件に向き合ううちに、大山の行方にたどり着く桜井美咲を演じたのは吉瀬美智子。

吉瀬美智子は高校時代美容に興味があり大手メーカーの美容部員を目指すが不合格になったためにエステや喫茶店でアルバイトをしていた。喫茶店でのバイト中にスカウトされ、モデルとして活動後、女優としての活動を始め「ハガネの女」で初主演した。今回美咲が憧れる大山を演じた北村一輝とは、昼顔で、不倫関係の演技で視聴者を魅了した。

岩田一夫/甲本雅裕

白血病の娘の治療費がかかることで、中本からの権力者へ手を貸し、真実をゆがめる手伝いに手を貸す岩田は、大山とも仲が良かったことから、板挟みになって苦しむ役だった。そんな岩田を演じたのは、甲本雅裕。甲本は会社員の経験を経てから舞台俳優として活躍後、現在はテレビ俳優として活躍して、味のある役を演じている。ミュージシャンの甲本ヒロトは、彼の兄である。

加藤亮太/神尾楓珠

まじめで思いやりのある優等生だった健人の兄亮太。最終回までの話題では亮太が生きかえるのかどうか。最終回前には亮太に生き返ってほしいという叫びのような感想も実況掲示板などにはあふれていた。相関図で健人と兄弟とでているのに、名字が違うのは、殺人事件を起こした亮太との関係を隠すために、健人が養子に出されたため。

亮太を演じたのは、伊藤英明に憧れ、伊藤英明のいる事務所のオーディションに合格し、俳優として歩み始めている神尾楓珠、「監獄のお姫様」では小泉今日子の息子役、「3年A組」では生徒役の一人ではあるが、印象深い演技力で出演シーンが少なくても、爪痕を残すタイプの俳優。

小島信也/池田鉄洋

ドラマの最初の事件である誘拐事件では警視庁の鑑識に居て、犯人逮捕につながる、証拠を導き出し、未解決犯に入ることになった鑑識官を演じたのは、池田鉄洋。俳優として個性的な見た目で、様々な役を演じているが、どちらかと言うと曲者的な役が多い。「医龍」「アンナチュラル」での演技は、その曲者ぶりが話題になった。

安西理香/青野楓

大学の法医学教室で、遺体確認をする医師で、大山の遺体を探す美咲に協力している。医師としての協力だけでなく友人してもつき合っている。美咲の部下山田と小島がひそかに憧れている。安西理香を演じたのは、青野楓。めざましテレビのイマドキガールから、モデルに進み現在は女優として活躍している。空手の有段者で黒帯姿をバラエティーで披露したこともある。

山田勉/木村祐一

粗野なイメージがあるが、細かな調査で証拠を見つけるのが得意な山田を演じたのは、お笑い芸人でもある木村祐一。木村祐一は、お笑い芸人でありながら、料理上手のイメージもあり、繊細な面も見せているので、山田役はあっていたという意見もあった。最近では俳優としての面も多く見せている。

あらすじ | シグナル 長期未解決事件捜査班 | 関西テレビ放送 カンテレ

シグナルの魅力・面白い点とは?

事件解決によって改変される未来

事件によって死んだ人が、大山と健人の活躍によって、死ななくて済む事件もあった。けれど事件が残した傷により、助かった人も苦しみながら生きていた。そんな事実を目の前につきつけられる美咲と健人。過去を掘り起こすことが決まった時、幸せに暮らしていた男が犯人とされ、地獄の苦しみに突き落とされる。

その現実を前に泣き崩れる大山、そして美咲の命まで奪われた。美咲の命は、過去の大山と健人の連携プレーで救うことが出来たが、犯人とされた男と娘の命は戻らなかった。そして真の犯人は、権力と言う名前に守られる歯がゆい結末。

時を超えて捜査を行う2人の刑事

刑事になりたての美咲が、大好きな先輩大山の愛用の無線機にニコニコマークのシールを貼る。その無線機が時を超えて、健人の手に渡り、健人は死ぬ直前の大山からのメッセージを受け取る。そのメッセージにより、健人が子供の頃に起きた事件が解決され、殺人などの重大事件の時効が撤廃、未解決になっていた事件を掘り起こすことになった。現代の世界では美咲がリーダーの未解決班が出来る。

健人はアメリカでプロファイラーとしての修行を積み、未解決班に合流する。そこから新たに始まる健人と大山のの現在と過去を繋ぐ事件解決。最終回に近付く結末の中で見えてくるのは、二人の小さな、けれど深いつながり。

北村一輝の格好良さ

無骨な、女心もわからなそうな大山と言う男の刑事として、人間としての心根の温かさが、「シグナル」の中での北村一輝の格好良さを浮き上がらせている。不良少女を捕まえたらおわりではなくて、出所後の面倒を見る大山。同様に窃盗犯の男の様子も折に触れ、古い友人のように振る舞いつき合う。「シグナル」の中で肝になる事件で、北村一輝演じる大山は、子供時代の健人にであう。

兄が犯人として捕まったことから、親戚の家で孤独に暮らす健人に、いつでも大好物のオムライスが食べられるように、手配する大山のやさしさ。それに答えた店のおかみは、のちに健人の相談相手にもなった。この作品では表に出さない男の思いやりと言うカッコよさを北村一輝が演じている。

時を超えた深い愛

自分の教育係だった大山を何年も探し続けた美咲、大山の父親とも慰め合い、大山の無事を祈っていた美咲だったが、その存在をあきらめた時、せめて遺体だけでも父親に返すと、目的が変わってもそこには、大山への深い愛があった。そして美咲の机の上のこっそり隠された二人のツーショット写真。本当の持ち主は大山であることが、後半わかり、二人の思いあう気持ちも話題になった。

もう一つは、健人の好物である「オムライス」が繋ぐ大山から健人への慈しみともいうべき、深い愛がこの作品にはある。子供なのに、一人ぼっちで放りだされたかに見えた健人が、実は見守ってくれていた人が居た事がわかるシーンで流れた主題歌に涙を流した人も多かった。

張り巡らされる伏線・謎

登場人物の一人一人が、何らかの秘密を持っている。その秘密が、伏線となって、明らかになった時に、物語が大きく進む。

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シグナルのアメリカ版とは?

アメリカ映画『オーロラの彼方へ』

2000年に公開されたアメリカ版シグナルが、シグナルの大本の原作であると言われている。30年前に死んだ父と、偶然に無線が繋がり、父が死ぬのを、親子で協力して阻止しようとする、心温まるヒューマンファンタージです。

アメリカドラマ『シグナル/時空を超えた捜査線』

アメリカ版ドラマのシグナルは、2016年に映画の要素にサスペンスの要素を加え、父親が消防士から、刑事に変わり、息子を娘に変えて、看護師連続殺人事件に挑む話になっていた。

シグナルに関する感想や評価

シグナルの中で扱う事件が無事に犯人が見つかり、事件解決という結末を迎えた。けれど、それによって不幸になる人が出てきてしまった。自分たちがやっていることがいいことなのか、悪いことなのか、思い悩みながら、健人と大山は、時空を超え、事件解決の結末に向かっていく。

番組改編期には、俳優が放送局のバラエティに出て、ドラマの番線をするのが定番になっている。ドラマでは最強にカッコイイはずの北村一輝さん、ババ抜きである癖があることを見透かされ、なんと!ババ抜き最弱王になった。ドラマでは見せない顔をバラエティで見られるのも話題になった。

シグナルの最終回は、美咲と健人が、大山のいる病院に向かうところで結末を迎える。その病院には、何者かが、襲撃をかけている。ここで最終回にした意図はいろいろと考察されている。韓国も日本も権力者は、法律でさえも悪の見方をする。どんなに証拠をそろえ、権力者が悪だと叫んでもマスコミや、時には警察ですら、権力者の側につく。

健人、大山、美咲が、時空を超えて、悪の権力者に「お前は悪者だ」と突き付けても、結末は「悪が勝ってしまう」そんな現実的な最終回を見せたくないという思いがあそこで終わらせたという推測。ハッピーエンドの結末の最終回だと絵空事の結末と言われるという推測。どちらに転んでも批判が起こるなら、もっと未来に「悪は悪である」と裁かれる結末の最終回を未来に託したのではと言う推察もある。

シグナルのあらすじ・最終回のネタバレまとめ

「一点の曇りなく」政治家は、自分の悪事を命令するときに、具体的には言わない。「自分の周りに悪事が見えないようにしろ」と言う気持ちを韓国版シグナルの原作では、こう伝える。権力者の横暴の中で消えていく命。シグナルは、そんな不条理な社会問題と向き合っているとも言われている。

今回は「日本版シグナル」を紹介しましたがいかがだったでしょうか?この作品に興味がでましたら是非ご覧ください。

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