【相棒】衣笠藤治役の大杉漣が急死?代役は杉本哲太で設定はそのまま?

『相棒16』で副総監である衣笠藤治役をしていた名俳優・大杉漣が急死して代役を立てたことが話題になっています。『相棒16』最終回と最新シーズンとなる『相棒17』では実力派俳優・杉本哲太が衣笠藤治役を演じていて、大杉漣の代役として警視庁の副総監という重要な役どころをこなしています。そんな杉本哲太の評判や視聴者が感じた違和感などを調べてみました。さらに急死した大杉漣、杉本哲太のプロフィールなども紹介していきます。

【相棒】衣笠藤治役の大杉漣が急死?代役は杉本哲太で設定はそのまま?のイメージ

目次

  1. 衣笠藤治はどんな役柄?
  2. 衣笠藤治役の大杉漣が急死?
  3. 衣笠藤治役の代役は杉本哲太で設定はそのまま?
  4. 衣笠藤治役の代役・杉本哲太は違和感がある?感想や評判を紹介
  5. 衣笠藤治演じる大杉漣が登場しない相棒17
  6. 衣笠藤治役についてまとめ

衣笠藤治はどんな役柄?

日本を代表する刑事ドラマシリーズ『相棒』で警視庁副総監である衣笠藤治を演じていた大杉漣の急死により、『相棒』シリーズではめったにない代役を立てての撮影が行われました。反町隆史演じる冠城亘に相棒が変わって以来、独特の存在感を発揮していた衣笠藤治なだけに代役を立てざるを得ない状況になっています。ここでは相棒の基本情報や衣笠藤治の役どころを見ていきましょう。

相棒の作品情報

『相棒』はテレビ朝日系列で200年から19年間放送されている大ヒットテレビドラマシリーズです。2000年6月から2001年11月にテレビ朝日系『土曜ワイド劇場』で三度、二時間ドラマとして放送され、好評を博したためにテレビシリーズとして制作されることが決定しました。

2002年10月から連続ドラマ『相棒』としてシリーズ化され、現在に至るまで17シーズン制作されています。さらには派生作品として劇場版4作と人気のキャラクターを主役に据えたスピンオフ映画2作が公開されており、高い人気がある作品となっています。

衣笠藤治は警視庁副総監

衣笠藤治のキャラクターについて見ていきましょう。衣笠藤治は警視庁副総監であり階級は警視監です。『相棒season15』第1話から登場しており、警視庁ナンバー2の副総監として権力に固執する典型的官僚として描かれています。その一方で、警察組織の改革にも積極的に取り組む野心家であり、『特命係』の存在にも表向きは肯定的に受け止めていました。

しかし、裏では『特命係』を利用して権力闘争のライバルである『警察庁長官官房付き』である甲斐峰秋を引きずり降ろそうと企てています。さらに最近では『特命係』とは娘の事件や妻がかかわった事件によって巡って微妙な距離感になっており、副総監として権力を行使しながら今後も敵対していくことが予想されています。

相棒 season17|テレビ朝日

衣笠藤治役の大杉漣が急死?

『相棒season15』第1話から衣笠藤治を演じていた名俳優である大杉漣が急死したため日本中を驚かせました。そのため『相棒』でも代役を立てなければならない事態になり、他番組も対応に追われました。特に『相棒』は最終回の収録途中だったこともあり、急遽代役が決められて急ピッチで撮影が進められていきました。

衣笠藤治役の大杉漣が相棒16放送中に急死

大杉漣が急死したのは2018年2月20日です。その日は千葉県富津市内などで早朝からテレビ東京系ドラマ『バイプレイヤーズ 〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜』の撮影を行っていました。しかし23時ごろに体調不良を訴えて病院で診察を受けるも容体は悪化し、5時間後の2018年2月21日午前3時53分に急性心不全により亡くなりました。

この時、『相棒16』の3月14日放送の最終回にも衣笠藤治役として出演予定でしたが、急遽杉本哲太を代役に起用することになりました。すでに一部撮影を終えていたため、その部分は杉本哲太を衣笠藤治役として全てのシーンを撮り直し、予定通りに3月14日に放送されました。

大杉漣のプロフィール

ここでは急死した大杉漣のプロフィールについて見ていきましょう。長年、名バイプレイヤーとして活躍し、日本では知らない人がいないほど有名俳優となったため、多くの人が衝撃を受けました。そんな大杉漣のプロフィールは以下にまとめておきます。

  • 本名:大杉 孝
  • 生年月日:1951年9月27日
  • 没年月日:2018年2月21日(66歳没)
  • 出身地:徳島県小松島市
  • 死没地:千葉県
  • 身長:178 cm
  • 血液型:B型

  • 活動内容:俳優
  • 配偶者:既婚
  • 著名な家族:大杉隼平(長男)
  • 事務所:ザッコ
  • 代表作(映画):『ソナチネ』『HANA-BI』『容疑者 室井慎次』『シン・ゴジラ』『アウトレイジ 最終章』
  • 代表作(テレビドラマ):『僕の生きる道』『どんど晴れ』『緊急取調室』シリーズ『花咲舞が黙ってない』シリーズ『銭の戦争』『バイプレイヤーズ』シリーズ

大杉漣の死を悼む声や感想が多数

突然の死に多くの芸能人が悲しみの声を上げました。大杉漣の最期を看取ったドラマ『バイプレイヤーズ』で共演したの松重豊、田口トモロヲ、光石研、遠藤憲一の4人も揃って参列して、田口トモロヲが代表して弔辞を読み上げました。

さらには多くの作品で共演した俳優の草彅剛も弔辞を読むなど、幅広い交友関係が分かる葬儀となりました。またバラエティー番組で共演していた岡村隆史や大杉漣を役者として成功させた映画監督北野武も自身の番組で彼の死を悼みました。その他、多くの番組で追悼コメントが放送され、追悼番組も多数放送されるなど大杉漣の功績をたたえる番組も多く放送されました。

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衣笠藤治役の代役は杉本哲太で設定はそのまま?

大杉漣の急死により『相棒16』では代役を立てざるを得ない状況になり、白羽の矢が立ったのが実力派俳優の杉本哲太でした。衣笠藤治は撮影中であった『相棒16』の最終回で重要な役どころであり、カットすることも設定を変えることも困難だったためにテレビ朝日は代役で撮影を続行することを決定しました。ここからは代役を務めた杉本哲太や代役の設定などを紹介していきます。

衣笠藤治役の代役は杉本哲太

大杉漣が演じていた衣笠藤治役は『特命係』の命運を握る重要な役どころであり、同じく『特命係』の裏で権力闘争を繰り広げる石坂浩二や榎木孝明などと対峙していく役だったために、かなりの知名度と実力がなければなりませんでした。そのため人気、実力、知名度の面で杉本哲太が選ばれたと言われています。

衣笠藤治役の役柄・設定はそのまま?

突然の代役となったために、衣笠藤治の役柄や設定はそのままにしています。『相棒16』の最終回『容疑者六人~アンユージュアル・サスペクツ』では衣笠を含めて多くのキャストが関わる複雑なストーリーとなったため、設定の変更は行わずに杉本哲太を衣笠藤治役として再撮影が行われました。そのため大杉漣と比べられることも少なくありません。そうしたファンの反応などは後述します。

杉本哲太のプロフィール

ここでは杉本哲太のプロフィールを紹介していきましょう。実力派俳優として多くの作品に出ており、近年では作品のキーマンや主演に準じる役を演じることも多くなっています。そんな杉本哲太のプロフィールを以下にまとめておきます。

  • 本名:杉坂 哲太(すぎさか てった)
  • 生年月日:1965年7月21日(53歳)
  • 出生地:神奈川県茅ヶ崎市
  • 身長:180cm
  • 血液型:O型
  • 職業:俳優
  • ジャンル:映画・テレビドラマ・CM
  • 活動期間:1981年 -

  • 配偶者:神津はづき
  • 著名な家族:神津善行(義父)中村メイコ(義母)
  • 事務所:シス・カンパニー
  • 代表作(テレビドラマ):『翔ぶが如く』『信長 KING OF ZIPANGU』『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』『あまちゃん』『HERO 第2シリーズ』
  • 代表作(映画):『白蛇抄』『ひかりごけ』『日本の自転車泥棒』

杉本哲太の経歴

ここでは杉本哲太の経歴について見ていきましょう。杉本哲太のデビューのきっかけは一風変わっています。もともと不良少年だった杉本哲太は、ある日路上でけんかをしているところを注意されます。その注意した人物が人気バンド『横浜銀蝿』の嵐ヨシユキであり、元々『横浜銀蝿』のファンだった杉本哲太は当時『銀蝿の仲間募集』という企画を行っていたのを知っていたためは嵐に直接頼み込み芸能界デビューを決めました。

デビュー当初は、横浜銀蠅ファミリーのロックバンド『紅麗威甦』としてアーティスト活動をしていましたが、不良少年役として俳優デビューし、1984年に『白蛇抄』で日本アカデミー賞新人賞を受賞することで本格的に俳優業を始めていきます。その後はバラエティー番組『笑っていいとも』に出演するなど幅広く活動をしていきます。

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衣笠藤治役の代役・杉本哲太は違和感がある?感想や評判を紹介

名俳優である大杉漣の代役として急遽、警視庁副総監衣笠藤治役を演じることになった杉本哲太についての評判について紹介していきましょう。独特の存在感を見せていた副総監の衣笠だったために、『相棒16』最終回放送前は多くの意見が飛び交いました。ここではそんな衣笠藤治役の代役を演じた杉本哲太への意見をTwitterなどを中心に感想や評判などを紹介していきます。

大杉漣の面影を感じる人が続出

代役で対応した『相棒』の衣笠藤治役ですが、大杉漣の独特の演技が存在感を放っていたために代役の杉本哲太にとっては高いハードルとなるというのが多くのファンの見方でした。しかし、『相棒16』の最終話が放送されると『杉本哲太に大杉漣の面影を見た』という声が多くあり、多くの相棒ファンの違和感や前評判、不安を払しょくする演技を見せたことで高評価を得ました。

杉本哲太の違和感の無さがスゴイ!

代役を立てて作品を続けると、『違和感』というのが問題になります。突然演じていた俳優が変われば、そこへ違和感を感じてしまうのはファン心理としては当然です。しかし、今回の杉本哲太への評価では『思ったより違和感がなかった』という声や『違和感がなくてスゴイ』という違和感に関する声があり、違和感をなくすために杉本哲太の演技力や溶け込むための努力などが評判になりました。

大杉漣に寄せた演技に絶賛の声

杉本哲太の演技力や大杉漣の演技に寄せた芝居に絶賛の声が多く上がっています。特に『相棒16』の最終回では視聴者にも大杉漣の演じる衣笠藤治のイメージが焼き付いていたので、杉本哲太も大杉漣の口調や仕草、表情を模倣して演技しているので多くのファンが『役者ってすごい』と違和感をできるだけ少なくするために杉本哲太の演技力や模倣する姿勢を評価する声が相次ぎました。

突然の交代に戸惑いの声も…

代役でストーリーが進められることについて、肯定的な意見だけではありません。突然の訃報ということで、代役で対応することを余儀なくされたためそれほど否定的な意見は多くありませんが、ファンの中には複雑な想いを抱えているファンもいます。『大杉漣の演技も見たい』というカットされた出演シーンを望む声もありました。

杉本哲太本人も尊敬の念をもって演じる

大杉漣の代役に選ばれた杉本哲太も複雑な想いを抱えながらこの仕事を引き受けたことを語っています。かつて杉本哲太の主演作に大杉漣が出演していたこともあり、『指標とすべき存在だった』と語っています。多くの不安の声や違和感が寄せられつつも、前評判を覆すほどの見事な演技を見せ現在でも『相棒17』に衣笠藤治役として登場しています。

衣笠藤治演じる大杉漣が登場しない相棒17

2018年10月期から放送が開始された『相棒17』には副総監である衣笠藤治が引き続き登場しています。『相棒17』は大杉漣ではなく、杉本哲太が引き続き衣笠藤治を演じています。大杉漣の衣笠は『特命係』を苦しめる重要な役どころだったために、大杉漣の死後もキャラクターとして無かったことにすることができず、杉本哲太になっても引き続き登場し続けることになりました。

相棒17のあらすじ・見どころ

前作『相棒16』がサイバー犯罪対策課の青木年男が特命係に配属されるという衝撃の展開で幕を閉じました。そして『相棒17』から三人となった特命係がどういったストーリー展開をしていくのが最大の注目ポイントとなっています。相棒である冠城亘も四年目を迎えて、ますます信頼関係の強くなった二人の関係性も見どころの一つとなっています。

相棒17のキャスト

ここでは『相棒17』のキャスト情報をまとめていきましょう。『相棒17』では『相棒16』から追加キャストもなく、お馴染みのメンバーで物語が進んでいきます。さらに、副総監である衣笠役が続投するか、衣笠というキャラクター自体をストーリーから無くすか注目されていましたが、代役として『相棒16』に出演した杉本哲太が続投することになりました。

  • 杉下右京役:水谷豊
  • 冠城亘役:反町隆史
  • 月本幸子役:鈴木杏樹
  • 甲斐峯秋役:石坂浩二
  • 青木年男役:浅利陽介
  • 衣笠藤治役:杉本哲太
  • 内村完爾役:片桐竜次
  • 中園照生役:小野了
  • 伊丹憲一役:川原和久
  • 芹沢慶二役:山中崇史

衣笠藤治役についてまとめ

今回は衣笠藤治役として活躍していた大杉漣とその代役である杉本哲太のプロフィールや評判、違和感などについて見てきました。前評判では不安の声や違和感が残るという声が多かったものの杉本哲太のキャリアがそうした評判を乗り越えたというのが多くのファンの見方です。違和感や前評判を覆したことで杉本哲太は高評価を受けています。衣笠という重要な役割を見事に演じたためファンからは絶賛されています。

こうした評判が制作陣にも届き、杉本哲太は引き続き『相棒17』に出演しています。大杉漣の遺志を継いで『副総監・衣笠藤治』を演じ、『相棒17』でも存在感を放っているので、そういったところに注目して見ると違った見え方がしてきます。ぜひそうした視点で『相棒17』をご覧ください。

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