愛してたって秘密はあるの犯人は誰？黒幕の正体や最終回をネタバレ紹介

2017年7月から放送された、秋元康企画による日本テレビ系サスペンスドラマ「愛してたって秘密はある」。今回は「愛してたって秘密はある」の犯人・黒幕を、最終回のネタバレあらすじと併せてご紹介いたします！多くの人物が錯綜していく「愛してたって秘密はある」ですが犯人・黒幕の正体は…一体誰なのでしょうか？それではまずはじめに、「愛してたって秘密はある」の作品情報についてご紹介いたします。

秋元康企画・原案によるサスペンスドラマ「愛してたって秘密はある」は、2017年7月～9月まで日本テレビ系「日曜ドラマ」枠にて放送されたテレビドラマです。福士蒼汰演じる弁護士志望の司法修習生、奥森黎（おくもりれい）を主人公に不可解な出来事が次々と巻き起こるサスペンス作品です。「愛してたって秘密はある」は全10話放送され平均視聴率は8.6%、最高視聴率は最終回の10.1% だったようです。

【制作スタッフ】

• 企画・原案：秋元康
• 脚本：桑村さや香、松本美弥子
• 演出：河合勇人、佐久間紀佳、山田信義
• 音楽：林ゆうき、橘麻美
• 主題歌：家入レオ「ずっと、ふたりで」
• チーフプロデューサー：福士睦
• プロデューサー：鈴間広枝、柳内久仁子（AXON）
• 制作協力：AXON
• 制作著作：日テレ

中学3年の頃、母親（奥森晶子）に暴力を振るう父親（奥森皓介）を殺害した過去を持つ主人公・奥森黎。そして黎の恋人、司法修習生の立花爽。爽の実家に挨拶しに行った際に、出会った彼女の父親・立花弘晃と母親・立花茜。そして黎の父・皓介の後輩にあたり密かに晶子に好意を抱いている准教授・風見忠行など…「愛してたって秘密」では多くの人物が錯綜していくところも見どころのようです。

ここまでサスペンスドラマ「愛してたって秘密はある」の作品情報と、人物相関図をご紹介いたしました。複雑に入り組んだ人間関係が見どころの「愛してたって秘密はある」ですが、犯人・黒幕の正体が視聴者の間でも予想されていました。それではここから「愛してたって秘密はある」の、犯人・黒幕の正体として考えられる人物を紹介していきます。最終回で明らかになる犯人・黒幕の正体…その人物は一体誰なのでしょうか？

まず第一に考えられる「愛してたって秘密はある」の犯人・黒幕として、名前が上がっている人物は黎の母親・晶子です。初期から怪しい雰囲気が漂っていたという晶子ですが、彼女が犯人・黒幕と考えられる理由は「犯人しか知り得ない事実をしっていた」という点から犯人ではないかと疑われている様です。その犯人しか知り得ない情報とは、“庭に埋められていた父親の死体”についてです。

中学生の頃に父親を殺害した息子・黎を庇うため。庭に父親・皓介の死体を埋めて証拠隠滅した昌子。この事実は本来、黎と昌子の二人しか知り得ない情報です。また犯人から爽の元に送られていた“戸籍抄本”が、昌子が犯人であるという第二の根拠と言われています。家族ならば取得しやすい戸籍抄本ですが、第三者が取得しようとすると記録が残り容易に犯人だと知られる可能性があるといいます。

また第三の根拠は、昌子が黎にとって“一番身近な人物”であるということです。黎の部屋にある鍵つきの引き出しから、物を取ったり出来る人物は“身近な人物”に限られます。これらの理由から昌子が犯人という説が予想されていますが、もし彼女が犯人だとすると“庭を掘り返す体力面”や“自作自演の演技”に協力する共犯者もいるのではないかと考察されているようです。

第二に「愛してたって秘密はある」の犯人・黒幕ではないかと浮上している説が、法律事務所を構えている香坂と黎の共犯というものです。母・昌子が警察に自首した際に、黎は嬉しそうにスキップして口笛を吹いていました。このことから「黎は二重人格」という説が立ち込めましたが、犯人は黎にメールを送っている事などからも“黎が犯人だとするなら共犯者がいるのではないか”と考えられています。

そこで浮上した人物こそが、黎と爽にとって恩師でもある香坂いずみです。弁護士であり信頼のおけそうなキャラクターでもある香坂ですが、回を重ねる毎に視聴者から怪しいという声が上がっていきました。そのような声が上がった理由として挙げられるのが、度々アップで映し出される香坂の“男物の腕時計”です。その腕時計について「昔…男にプレゼントしようとした物」と、香坂は第9話で意味深な言葉を残しました。

その後も「大きな秘密をかかえている人ほど、真実をぶちまけてしまいたいという衝動に駆られている」など意味深な言葉を残す香坂。これらの言動によって“香坂は二重人格の黎の恋人”なのではないか、男物の腕時計も二重人格の黎へプレゼントしようとしたものなのではないかと推測した視聴者もいるようです。これらの根拠から、“香坂と黎は共犯”と考えられているようです。

「愛してたって秘密はある」の第三の犯人・黒幕として考えられている人物は、香坂が単独犯というものです。「愛してたって秘密はある」作中で、黎の父・晧介の日記のコピーを持っているシーンが映し出された香坂。このシーンから「香坂は晧介の弁護人だったのではないか？」と推測されています。裁判の証拠となる何かが日記に残されている場合、弁護士である香坂が日記のコピーを持っていてもおかしい事ではありません。

ではなぜ“香坂が犯人”という説が浮上しているのかというと、香坂が依頼人の晧介に恋愛感情を持っていたからではないかと推測されています。そして度々映し出される香坂が見に付けている男物の腕時計は、失踪したとされる晧介にプレゼントする予定のものだったのではないかと考察されているようです。大学の講義で晧介の息子・黎に出会った香坂…ここで彼を恨むようになったのではないかと言われています。

黎は講義中のシーンでも、“事件の加害者の肩を持つ考え方”を見せます。この黎の発言などによって香坂は“黎が晧介を殺した”という確信に至り、黎に脅迫メールを送りだしたのではないかと考えられています。黎に対していつも笑顔を見せている香坂ですが、心の中では黎を深く恨んでいるのではないか、そして事件の犯人・黒幕なのではないかと言われているようです。

第四に「愛してたって秘密はある」の犯人・黒幕として考えられている人物は、主人公の黎が単独で犯行に及んだというものです。視聴者をゾクッとさせた、8話での口笛を吹いてスキップをしていたシーン。このシーンから“黎は二重人格”と、視聴者の間でも考えられるようになったようです。そのもう一人の人格が普段の大人しく優しい黎に対して憎しみを抱き、一連の事件を起こしていったと考えられています。

8話で二重人格説が浮上する衝撃のラストを迎えた黎ですが、9話では一変して自首してしまった晶子に対して終始「犯罪者の息子」を演じていました。しかし…9話でも父親を殺した際に流れた曲であり、8話のラストで口笛で奏でていた「トゥーランドット」を聞きながら、黎が不敵な笑みを浮かべるワンシーンが組み込まれていました。このゾクっとするシーンから、「黎は絶対二重人格」という確信を持つ視聴者もいたようです。

父殺害後に過度のストレスから、人格障害になってしまったと考えられる黎。公式最終話予告動画では「母だけが知る真実」というテロップが流れることからも、“母・昌子は息子の二重人格を知っていて別人格を庇っている”と推測されています。ではなぜもう一人の人物が犯行に及んでいるのか…それは「爽との結婚を決めた黎の幸せを怖し、人格を乗っ取ろうとしている」のではないかという説があるようです。

そして最後に「愛してたって秘密はある」の犯人・黒幕として考えられている説が、黎と晶子の親子による共犯というものです。“父親の死体を庭に埋めた”という秘密を共有しながら、11年間普通の生活を送ってきた2人。しかしその間に父親を殺害したストレスから黎がもう一人の人格をつくり上げて二重人格になり、母・昌子はそのことに気付きながらも本人には言わなかったと考えられています。

ではなぜ“共犯”という説が浮上しているのかというと、黎が犯人とメールのやり取りをするシーンから“黎単独では犯行は難しい”と言われているからのようです。犯人からメールを受信した黎は、犯人へ「あなたは誰ですか？」と送信します。それに対し犯人からすぐ「君を一番よく知っている人」と返信が届きます。黎が犯人と二重人格であるならば、このメールのやり取りを単独で行うのは難しいと考えられているようです。

さらに親子による犯行だった場合、厳密にいうと黎の“別人格”と昌子による犯行ではないかと考えられているようです。昌子は息子である黎を庇おうとしていると同時に、逆らう事が出来ず“別人格”の指示に従って犯行に及んでいると考察されています。このケースも黎の別人格が黒幕ということになるので、動機は「黎を恨み、人格を乗っ取ろうとしているため」ということになります。

これまで「愛してたって秘密はある」で、犯人・黒幕と考えられている候補をその根拠と一緒にご紹介いたしました。最終回で明らかとなる犯人…一体黒幕の正体は誰なのでしょうか？それではここから「愛してたって秘密はある」最終回のあらすじを、ネタバレでご紹介していきます！ここからは結末手前までネタバレ要素を含みご紹介いたしますので、ネタバレを見たくないという方はご注意ください。

「父親を殺したのは自分だ」と恋人・爽に告白した黎。爽は衝撃のあまり黎を拒絶してしまいますが、その時爽の母親・茜から電話が。爽の父親・弘晃が刺されたとの連絡を受けて病院へ向かいました。刃物を持った風見から、息子・暁人を守ろうとした際に刺されてしまった弘晃。しかし暁人は弘晃がわざと風見を煽り、過去に犯した過ちの代償として罰を受けるため自ら刺されたのではないかと思っていました。

その翌日黎の元に刑事がやってきて、彼にパソコンの画面を見せました。刑事は監視カメラの映像によって、「爽に父親を殺した凶器であるトロフィーを送った人物がわかった」と語りました。その防犯カメラ映像を見た黎…なんとそこには母・晶子が映っていたのでした。これまで自分を脅してきた人物が母親かもしれない、と動揺を隠せない黎。しかし地検に入り資料に写真を挟む行為は、母には出来ないとも考えました。

晶子の弁護を依頼するため、弁護士で恩師である香坂の事務所を訪れた黎。一方香坂は黎の父親が書いた日記のコピーがポストに投函されていたことを語り、「爽が読むべきだと思い日記を渡した」と告げました。その翌日…自室からリビングにおり、その光景に驚きを隠せなくなった黎。父の日記のコピーがビリビリに破られ、リビング中に散乱している光景を見た黎は激しく動揺したのでした。

動揺が隠せない黎…彼の目の前には1枚のDVDが置いてありました。意味ありげなDVDを恐る恐る再生すると、今まさに自分がいるリビングで何者かが日記を破り部屋に撒き散らしている様子が映っていたのでした。謎の人物がゆっくりカメラに近付き、その正体を明かすと…なんとその人物は黎と瓜二つの顔だったのでした。その青年はカメラに向かいピースサインをして、不気味な笑みを浮かべたのでした。

「黎が実習も来ないし連絡も取れない」と、爽に連絡した虎太郎。爽は慌てて黎の自宅を訪ねると、玄関の先には黎が座っていました。明らかにいつもの黎と様子が違うことを感じ問い詰めた爽ですが、“もう一人”の黎に追い返されるのでした。その翌日…香坂に、晶子の接見に同席したいと言った爽。「どうしても黎にも晶子にも確かめたいことがある」と、香坂に伝えたのでした。

警察署で黎と落ち合った爽は「昨日私と会ったこと覚えている？」と問いかけますが、黎は「覚えていない」と言います。そして昌子への接見が始まり、黎は父親の日記のコピーを読んだことを伝えました。そこで昌子は黎に「思い出したの…？」と問いかけます。その問いの意味が分からない様子の黎に対し、「もう一人のあなたよ。黎と朔（サク）」と語った昌子。黎に宿るもう一人の人格、「朔」の存在を明らかにしたのでした。

偶然にも黎が以前、父の日記を読んでしまったことがあるという事を告げた昌子。大学に入ったばっかり頃、日記を読んだ黎は父が悪人でなかったことを知り激しく混乱。その結果「あんなクズ親父は死んで当たり前だ」と自らに言い聞かせるように、もう一人の人格である「朔」が誕生。暫く朔が現れなかったものの爽と付き合い始めた頃から再び朔が怒り始め、晶子にも2人の結婚を潰す協力をするように要求したのでした。

黎に脅迫メールを送ったり庭に花束を置いたりした犯人の正体も、黒幕である朔の指示に従った晶子だったのでした。やがて黎の恋人である爽の父が、皓介に過剰な取り調べをして精神的に追い込んだ立花検事だと知った晶子。朔がなぜ2人を潰そうとしたのか、彼の言っていた意味を理解したと告げました。息子の幸せを願う普通の母親でいたかった晶子…これまでの経緯を黎に謝罪してその場で泣き崩れたのでした。

晶子から真実を聞いた黎は、自首する事を決意。爽に謝り香坂に引き続き弁護を頼むと、黎は一人で警察署へと戻っていきました。その夜、爽は黎が自首したことを虎太郎に告げました。すると虎太郎が誰もいない筈の黎の家に、「人影が見えた」と話したのでした。そして黎が買った結婚指輪を爽に渡し、「100の嘘も1つの真実にはかなわない」と香坂が言っていたことを話したのでした。

爽は「人影が見えた」という黎の自宅を訪れることに。なぜか玄関の鍵が開いていて、爽が恐る恐る部屋の中へと入ると朔がいたのでした。「自分は悪い事をしていないから自首する必要がない」という朔に対し、自首を望んでいる黎の希望を叶えるため「彼氏から暴力を受けているから助けてほしい」と警察に連絡した爽。警察に連行されている際、人格が戻った黎は「爽。ありがとう…」と告げたのでした。

黎が殺人の疑いで逮捕されたと報道され、晶子は「自分は母親失格、結局自分が黎を追い詰めた」と香坂に話しました。そこで香坂は自身の話をしました。香坂には色々な理由から育児放棄をしてしまい、何年も会っていない息子がいる事を明かしました。息子に送ったプレゼントも受け取ってもらえず、そんな自分が許せないといいます。

そしてそんな自分を変える為に、弁護士になったと香坂は語りました。自分の境遇を話した香坂は、自責の念に駆られる昌子に「自分を許してあげてほしい」と言います。そして「愛する息子さんの幸せにのために一生懸命にやっただけじゃないですか。あなたは最高の母親です」と昌子に告げて微笑み掛けたのでした。

これまで「愛してたって秘密はある」の、最終回のあらすじを結末手前までネタバレでご紹介いたしました。これまでの不可解な事件の黒幕・犯人の正体は、黎のもう一人の人格「朔」によるものだったのでした。それではここからは「愛してたって秘密はある」の、最終回のあらすじを結末までネタバレでご紹介いたします！黒幕の正体が明らかになりましたが、この先どのような展開となるのでしょうか？

黎の元に、面会にやってきた爽。黎は罪を償えること、そして人生をやり直せるのは爽のおかげだと告げます。そして「爽が幸せになれるよう祈っている」と言いました。身を引く言葉を言った黎に対して爽は、「100の嘘を重ねたってコレには敵わないよ」と言って黎がプレゼントした結婚指輪を見せたのでした。黎が直接渡そうとしていた結婚指輪には、“ずっと、ふたりで”という文字が刻まれていたのでした。

「罪を償ったら今度こそ一緒に婚姻届出しに行こう」と黎に対する変わらない気持ちを告げた爽。「朔がいても黎は黎だから。黎のこと全部大好きだから」という爽の気持ちに答えるように、黎も「ずっと二人で。俺と一緒に生きてください」と爽に対する変わらぬ気持ちを示したのでした。そして面会終了後…黎は廊下を歩きながら、ふと「バラの香りがする…」と呟きました。黎の中には依然と、「朔」が存在し続けていたのでした。

これまで「愛してたって秘密はある」最終回のあらすじを、結末までネタバレでご紹介いたしました！2人の愛の強さを確かめ合う最終回となりましたが、最後に朔が登場したことで未だ続くことを感じさせる終わり方となりました。それではここから、「愛してたって秘密はある」の登場人物・キャストをキャラクターのプロフィールなどを交えながらご紹介いたします。

一橋大学法学部を卒業し、弁護士を志望している司法修習生・奥森黎（おくもりれい）役を演じたのは、「2013年上半期ブレイク俳優ランキング」で1位となった数々のドラマや映画で活躍する俳優の福士蒼汰です。中学3年の時に父親を殺害した過去を持つ「黎」と、正反対とも言えるような非道な性格を持つもう一人の人格「朔」を熱演し、視聴者から演技力の高さを評価する声が多く上がったようです。

10年前高校生だった頃に何者かに襲われた過去があり、黎の恋人で司法修習生の立花爽（たちばなさわ）を演じたのは、数々の映画やドラマ、CMなどに出演している女優の川口春奈です。恋人の黎が罪を犯した事を明かした際には戸惑う様子を見せましたが、それでも尚黎を愛する一途な姿は多くの感動を呼んだといいます。さらに爽役を演じる川口春奈のメイクや服装などが可愛いと話題となり、多くの注目が集まったようです。

港北医科大学附属病院消化器内科の准教授・風見忠行（かざみただゆき）を演じたのは、「LIAR GAME」シリーズをはじめとする数々の作品で圧倒的な存在感を放つ俳優の鈴木浩介です。密かに晶子に好意を抱いている風見は、黎の父・皓介の後輩にあたる物語の鍵を握るキーパーソンとも言える人物のようです。「愛してたって秘密はある」でも鈴木浩介の圧倒的な演技力で、多くの視聴者が物語に引き込まれたようです。

港北医科大学附属病院の看護師、そして黎の母である奥森晶子（おくもりしょうこ）を演じたのは、社会現象ともなった大ヒットドラマ「東京ラブストーリー」でヒロインを務め一躍人気女優となった鈴木保奈美です。「愛してたって秘密はある」では息子を庇うため自首を反対し、庭に夫を埋めるという選択をしてしまった母を演じました。独特の怪しい雰囲気を感じさせる演技から、序盤から視聴者から「犯人ではないか」と疑われていたといいます。

子供の時は児童養護施設で育ち懸命に働いて上京したという過去を持つ、爽と暁人の母で専業主婦の立花茜（たちばなあかね）を演じたのは、女優・タレント・司会者として活躍する岡江久美子です。1996年から2014年まで「はなまるマーケット」のMCを務め、親しみやすく飾らない人柄でお茶の間の人気者となりました。「愛してたって秘密はある」では結婚に反対する弘晃に対し、黎に優しく接する姿が印象的といいます。

11年前、前園代議士を逮捕するために奥森皓介に過度な取り調べをし、風見忠行の父親も逮捕しようとした立花弘晃（たちばなひろあき）を演じたのは、悪役からコミカルな役まで幅広く演じ分けるバイプレイヤー・遠藤憲一です。爽と暁人の父親でもある弘晃は、特捜の鬼検事といわれていた検事正。風見や奥森家に巻き起こった悲劇を生んだ張本人でもあるため、「愛してたって秘密はある」の影の黒幕とも言われているようです。

生前は港北医科大学附属病院の医師で、奥森黎の父親である奥森皓介（おくもりこうすけ）を演じたのは、俳優以外にも脚本家・映画監督としても活躍している堀部圭亮です。立花弘晃による過剰な取り調べから精神的に追い詰められ、ある時期を境に妻・晶子に暴力を振るうようになりました。その結果作中では11年前母親を守ろうとした息子・黎に殺害され、4年前に失踪中扱いになりました。

かつては検事を志していましたが、過去の事件が原因で父に反発してジャーナリストとなった立花暁人（たちばなあきと）を演じたのは、大河作品からコメディ作品まで幅広い映画やドラマに出演する俳優の賀来賢人です。「愛してたって秘密はある」作中で暁人は父・弘晃に対し強い嫌悪を露わにしますが、妹の爽に対しては兄として優しく接する姿や家族を守ろうとする姿が描かれています。

高校受験の際に、黎が家庭教師をしていた女子高生。その頃から彼に好意を寄せる女子高生の浦西果凛(うらにしかりん)を演じたのは、3歳で芸能界入りを果たして「メイちゃんの執事」などに出演する女優の吉川愛です。その神出鬼没な姿で序盤、多くの視聴者から不気味な存在として見られていたようです。密かに爽に対して想いを寄せる虎太郎と組んで、黎と爽の結婚を阻止しようとしていたという一途な姿を見せました。

黎と爽の友人で司法修習生、そして大手食品メーカーの御曹司でもある安達虎太郎(あだちこたろう)を演じたのは、2010年の「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」出場をきっかけに俳優デビューした俳優・白洲迅です。学生時代から爽に想いを寄せながらも、気持ちを伝えることができなかった虎太郎。爽と黎が婚約したことによって、黎に想いを寄せる果凛と組んで2人の結婚を阻止しようとしました。

香坂の事務所に勤務していて、爽の修習を手伝うパラリーガル山田隆也(やまだたかや)を演じたのは、俳優の柄本明を父に持つ役者一家の一員・柄本時生です。母に角替和枝、兄に柄本佑、そして義姉に安藤サクラを持つ芸能一家。「愛してたって秘密はある」作中では、香坂を恐れながらも本音を漏らすユーモア溢れる役柄を演じました。そして時には爽をサポートする頼もしい姿も垣間見せます。

黎と爽が通う大学の講師でもあり、自身の事務所を構えている弁護士・香坂いずみ(こうさかいずみ)を演じたのは父が世界的デザイナー山本寛斎、そして夫に俳優・椎名桔平をもつ女優の山本未來です。湊かなえ原作ドラマ「Nのために」では怪演を見せて話題になった山本未來。「愛してたって秘密はある」では黎の就職についても面倒をみたり、黎と爽の関係を見守ったり2人にとって恩師にあたる存在でした。

これまで「愛してたって秘密はある」の登場人物・キャストをご紹介いたしました。主演福士蒼汰、ヒロイン川口春奈、さらにベテラン俳優の遠藤憲一など、豪華キャストが勢ぞろいのドラマだったといいます。それではここから、最終回終了後から配信開始となったHuluの配信動画についてご紹介していきます。続きを匂わせる最終回の後、黎にどのような運命が待っていたのでしょうか？

ドラマ「愛してたって秘密はある」の、最終回放送終了直後から配信開始となったHuluの配信動画。前編・後編の2編で構成されているHuluオリジナルストーリーですが、そのタイトルは「僕は誰だ？」というものです。逮捕後の黎と朔が描かれている内容となっていますので、彼らのその後が気になるという方は是非一度視聴してみてはいかがでしょうか？

「愛してたって秘密はあるのドラマが凄く感動した。相手の悩んでいることや苦しいことを一緒に考えたいと思った」「最終回、凄く感動した。誰にだって秘密はあるけど、共有して乗り越えた愛は本物だと思う」など、「愛してたって秘密はある」の最終回に感動したという声が多く寄せられていました。黎と爽の互いを思う愛情に、グッと来たという方が多いようです。

「黎と朔が同一人物に見えないくらい福士蒼汰くんの演技力がすごい」「黒幕の正体が朔と分かってこれまで点だったものが線に繋がった。それにしても朔の豹変振りがすごい」など黒幕の正体である黎のもう一人の人格、朔の演技が凄いという感想が多く寄せられていました。朔を熱演する福士蒼汰の表情全てが豹変するところも、ドラマの見どころのようです。

「愛してたって秘密はある、すごく面白かった！Huluのやつ今見てるけど面白すぎる」「愛してたって秘密はある、最初から最後までずっと楽しめた。犯人が誰かわからないハラハラ感がよかった」「最終回で今までの謎がとけて本当に面白かった。全員怪しく感じるから余計楽しかった」など、ドラマ「愛してたって秘密はある」が面白かったという感想が多くあがっていました。

今回はドラマ「愛してたって秘密はある」の犯人の正体、そして最終回のあらすじをネタバレでご紹介いたしました！黎を恐怖に追い込んだ犯人の正体は母・昌子で、それを指示した黒幕の正体は主人公・黎のもう一人の人格「朔」という結末を迎えました。最終回後にはHuluで続編が解禁された「愛してたって秘密はある」、気になる方は是非両方共視聴してみてはいかがでしょうか？