わろてんか脚本家の吉田智子はどんな人?ドラマの評価はひどい・面白くない?

わろてんかは、大阪吉本興業の吉本せいさんの人生をテーマに朝ドラにした作品です。テーマということでフィクション部分も多く、大阪の笑いを毎朝届けたいというテーマのわりに、面白くない、脚本家の吉田智子の脚本がつまらないなどと批判を受けてしまったわろてんかです。面白くないの中には、新人の葵わかなへの批判や、演出への批判もありました。その辺をふまえて脚本家・吉田智子さんを調べます。

わろてんか脚本家の吉田智子はどんな人?ドラマの評価はひどい・面白くない?のイメージ

目次

  1. わろてんかの脚本家の吉田智子が気になる!
  2. わろてんかとは?
  3. わろてんかの主要なキャストを紹介!
  4. わろてんかの脚本家の吉田智子を紹介!
  5. わろてんかの評価を紹介!面白くないという感想も!
  6. わろてんかの脚本家の吉田智子についてまとめ!

わろてんかの脚本家の吉田智子が気になる!

「わろてんか」の朝ドラの脚本を書いた脚本家の吉田智子さん。ドラマのテーマや話の中には、心揺さぶるセリフなど、よい部分もたくさんあったのですが、「わろてんか」は面白くないなどの、厳しい批評も多かった作品です。

「わろてんか」が面白くないとされた部分には、現実離れしているという点や、脚本家の吉田智子さんには責任のない演出の悪さなどもありました。わろてんかは、面白くない、現実離れした点を確認しながら、脚本家の吉田智子さんについて調べます。

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わろてんかとは?

少女時代

「わろてんか」は、NHK連続テレビ小説97作品目で2017年度下半期の作品です。2017年10月2日から2018年3月31日まで放送されました。「わろてんか」の脚本は吉本興業を興した吉本せいさんの青春時代から、吉本興業が成功したのち、戦争により焼け野原になった大阪の街での復興を誓うシーンで最終回となります。

「わろてんか」の脚本がひどい・面白くないと言われた部分を中心に概要を見ていきます。てんは、大きな薬屋の長女で、父親(遠藤憲一)はドイツから薬を輸入するためにドイツからの客さんを呼ぶのですが、てんのゲラのせいで、お客様を怒らせてしまってから、てんは笑うことを禁止されてしまいます。

この怒らせるシーンも蝶々が飛んできてリボンみたいになった姿をてんが大笑いするのですが、大阪の笑いはこんなもんだろうという演出に腹を立てて吉田智子の脚本家としての実力を疑うきっかけになりました。

笑いを禁止されたてんが、お笑い芸人を目指す藤吉と出会い、てんを「わろてんか」(わらってくれませんか)と言って笑わせます。藤吉は芸の才能がないことに悩んでいました。そんなか大笑いしてくれたてんに心惹かれる藤吉と笑いを禁止される中で笑わせてくれた藤吉への淡い思いで二人は文通をはじめます。

この文通を取り持っていたのは、てんの遠縁にあたる風太(鈴木福・濱田岳)です。風太もまたてんの事を思っていました。藤岡屋の倉庫が焼け、経営危機に直面した父が何と金を工面しようと蔵を探がしている時に、うっかり首を吊りそうになってしまいます。運よく助かりましたが、死ぬところででした。

このエピソードを何故か笑いに持って行く強引な「わろてんか」ドラマの手法と、死に対しての軽々しい扱い方は、てんの兄新一(千葉雄大)が、金策に走る父の代わりに病弱ながらも債権者たちに対応しているうちに体を壊して、死んでしまった時の扱いにつても批判が出ました。

ナレーションだけで死んだことを表現したのは、大河でもよくあるのですが、この朝ドラでは、49日も過ぎていないのにてんが赤い着物を着てニコニコ仏壇に供え物をしています。脚本に問題というよりも演出に問題の部分ですが、批判は脚本家の吉田智子に向かいました。

見合い相手伊能との出会いと藤吉との駆け落ち

てんの家の問題は、てんの見合い相手の伊能栞(高橋一生)が、てんの兄の薬に関するレポートに藤岡屋の将来を後押ししたいと言って、助けてくれたので、何とかなりました。伊能にそのレポートを届けたのはてんです。そんなてんを伊能は優しい目で見守ります。

この伊能の存在ものちのち、てんと藤吉に救いの手を何度も差し出したことから、「あさが来た」のディーン・フジオカ演じる五代の二番煎じと言われて批判されました。

てんの住む京都のお祭りで、藤吉は仲間のキースとと一緒に見世物小屋をやるのですが、それが、大きな板に血糊を塗って「大いたち」の店物だと言って金をとっていたので、祭りの主催者から追いかけられて、藤吉は大けがをしていまいます。そんな藤吉をかくまったてん。

蔵にかくまった事がばれましたが、怪我が治った藤吉とキースは早々に追い出されます。藤吉に惹かれている想いを父に伝えたてんは、反対され、今度はてんが蔵に閉じ込められます。風太(濱田岳)は、食事をしなくなったてんになんとか食べてほしいと、いろいろ届けますが、一切うけつけないてんです。

てんが閉じ込められているのを知って、天窓から、てんを笑わせて、なんとかものを食べさせた藤吉。二人は天窓を通じて数回お互いの気持ちを確かめ合うように二人の時間を持ちます。しかしそれがばれ、藤吉は、天の父の前で、てんと結婚したいとプロポーズします。けれど、父の気持ちはかわりません。

伊能栞は、自由恋愛がしたいと言って、てんを断ったので父は他の相手を探しますが、てんの気持ちは藤吉にあります。父親以外の家族はてんと藤吉を応援していました。妹はてんに自分が後を継ぐのでお嫁に行ってほしいといい、祖母(竹下景子)も母(鈴木保奈美)も表立って応援できませんが、てんの行動を見守っていました。

ある夜、駅で待つ藤吉の元へ走るてん、その日てんが出て行ったことはみんながわかっていました。それでもだれも止めないてんの駆け落ちでした。

大阪の藤吉の米問屋での修行

夜汽車に乗って、藤吉と大阪の街に降り立ちました。藤吉の母の元、米問屋の跡取りである藤吉を助け、暮らしていくつもりでいたてんにさらなる問題がありました。藤吉の母(鈴木京香)が決めたいいなずけがすでに藤吉の家で暮らしていたのです。藤吉の母啄子に使用人としてなら置いてやってもいいと言われ、使用人として働くてん。

藤吉はお笑いの才能もありませんでしたが、商売人としての才覚もなく、騙されて、安い外国米を高値で買い付けて来てしまいます。嫁としてこの米を売ってみせなさいと啄子に言われ、てんと啄子が決めた藤吉の結婚相手とどちらが先に売り切るか競わされるてんです。

外国枚は外国なりの美味しい食べ方があると、米の産地の外国人に食べ方を聞き、カレーのライスとしての相性を広めて売ると、藤吉の仕入れた米は何とか売り切れました。しかし藤吉が帰ってこなければ、この店を継ぐ可能性のあった番頭がよその米問屋に引き抜かれて行きました。その引き抜かれた店の影響で売り上げが落ちる藤吉の店。

なんとか店に金をという思いで、藤吉は怪しげなパーマネントの機械を契約書も読まずに大量に仕入れてしまいます。自分の店を担保にして。しかしそのパーマネントの機械は粗悪品で使い物になりませんでした。おかげで、北村の米問屋はつぶれ、啄子・藤吉・てんは、家を追い出されました。

笑いを仕事にするてんと藤吉

藤吉のお笑い仲間の住む長屋に3人で住む家を見つけてもらい、新しいスタートを切ります。
年が明け、神社にお参りをすると、つぶれた寄席があります。その店を買い取って、「お笑いを仕事」にすることを考え付く、てんと藤吉けれどその店を買うお金なんてありません。金策に回ってもだれも貸してくれません。

てんは、2度と敷居を跨がないつもりだった実家の父に融資を頼みに行きます。最初は断られたてんでしたが、祖母の機転によりお金を借りることが出来、念願の寄席を開くことが出来ました。この寄席を作るくだりで、座布団がない事がわかるとつぶれた旅館から座布団やらお茶碗が無料でもらえたり、新装開店の提灯飾りなどどこからそんなお金がと批判されました。

しかし、寄席に出る芸人がもともとの友達しかいなくて、客が集まりません。意を決して重鎮の師匠(笹野高史)に頼み一夜だけの出演で客であふれかえる風鳥亭。その後、芸人を儲けの7割を渡すことで借りることになりました。一応客は入るようになりましたが、お金がたまらないはずが、あっという間に父への借金も返すというおとぎ話のような部分。

藤吉が目玉の専属なってほしいと連れてきた団吾のために使ったお金、さらには、芸人を貸していた寺ギンの所から逃げてきた芸人の借金の支払いなどをてんが貯めてきたお金でチャラに出来た話などが、あの儲けでは、ありえないと批判されました。

寺ギンとのことが解決して、上り詰めていく風鳥亭、今度は息子(成田凌)が成長してアメリカにわたり、アメリカでみたマーチンショーを日本でもやりたいと言って詐欺にあったり、息子が取引先の銀行の娘と恋に落ちて息子も駆け落ち、など息子絡みの問題が噴出してきます。藤吉の病気、東京に進出後に起きた関東大震災で偶然連れてきたのが伊能栞の母親だったりいろいろ事件が起きます。

その間も夫がいきているうちから、伊能とてんに恋の予感を感じさせるシーンも問題視されました。最終回、戦後の焼け跡で風鳥亭のこれまでを演じるのですが、息子が演じたのは父である藤吉ではなく、伊能役。本当は息子は伊能の子供ではないかなんて憶測も出ての最終回でした。

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わろてんかの主要なキャストを紹介!

藤岡(北村)てん/葵わかな

わろてんかの主人公てんは、親から笑うことを止められるくらいの笑い上戸で、お笑いも大好きな女性です。笑うのを止められていた時期にスランプ状態のお笑い芸人藤吉に出会い、てんだけは、藤吉の芸で笑い二人は思いを重ねていきます。

その後、喧嘩もしながら、二人で寄席をもりたて、夫が死んだ後も多くの人の協力を得て、寄席から会社に成長させて、戦後も乗り越えていくだろうと予感させる最後で終わります。

北村藤吉郎/松坂桃李

米問屋の一人息子なのに(嫁に行った姉もいる)店を継がずに芸人になりたいと言って飛び出した息子、てんと一緒に戻ってきてあ跡を継ぐと言い出しますが、頑張るわりに結果に出ません。あせって誰にも相談なしにばくちのような取引で店をつぶしてしまいます。

てんと二人、笑いを商売としますが、思いついたらお金がどんなにかかっても突っ走る姿はてんを困らせます。が、それが結果的に良い方に転んだりもします。脳梗塞と思われる病気で入院し亡くなりますが、何故か幽霊になって度々てんにアドバイスをしに登場します。母親は木下藤吉郎のようになってほしいと藤吉郎と名付けますが、通り名は北村藤吉

伊能栞/高橋一生

てんのお見合い相手で、実業家。大阪で大手商家の父親の妾の息子として生まれました。本家に男の子が一人しか生まれなかったため、いざという時のスペアとして、東京の母から引き離されて、大阪の父の元に引き取られます。そのため義理の兄とは仲がいいとは言えない状況です。

「わろてんか」の主人公であるてんを見守り、てんが大変な時にはいつも手助けやアドバイスをしてくれる存在でもありました。「あさが来た」の五代友厚(ディーン・フジオカ)の二番煎じとも言われてしまった役どころでした。

風太/濱田岳)

てんの遠縁の子供で、てんより少し年上だけど、てんの家に引き取られた時に、あとからてんの家に来た事で弟扱いされててんと一緒に行動してきた「わろてんか」の中では一番長くてんを見てきた存在。

てんの事をずっと思っていたため、てんの父親が亡くなり代がてんの妹の夫が継ぐときに番頭になるチャンスがりましたが、てんの父親への恩義は帰したと言って、大阪にやってきます。なぜか相性のよかった寺ギンの元で、笑いを商売にする手腕を学びます。寺ギンのやり方が悪どくなってきたころ、芸人たちと一緒にてんの元へ身を寄せます。

風鳥亭にはなくてはならない存在となり、てんを支えます。てんのお付の女中でもあったトキといつの間にか惹かれあい、夫婦となります。

わろてんかの脚本家の吉田智子を紹介!

吉田智子の脚本作品を紹介!

「わろてんか」の吉田智子さんのこれまでの脚本家としての脚本作品を紹介します。「わろてんか」の脚本家として選ばれた時には、広瀬すず・神木隆之介の「学校のカイダン」松嶋菜々子・福山雅治の「美女か野獣」小栗旬も出演した「君の膵臓を食べたい」などがあります。

「学校のカイダン」は学校カーストなどによるいじめなども取り上げ、感動するセリフもたくさありました。広瀬すずも新人とは思えない演技力の高さで話題を呼びました。「美女か野獣」は、絵にかいたような主演の評価もありましたが、脇役のセリフに感動したという感想の方が多くみられます。

脚本家として吉田智子が「わろてんか」での面白くないという批判がでてしまったのは、お笑いの世界に無理に寄り添って笑わせようとした点や、無理やり面白いと思わせようとした演出などの失敗が大きいようです。

わろてんかの評価を紹介!面白くないという感想も!

「わろてんか」は放送前脚本家の吉田智子が「毎回3回は笑わせます」と言ってしまったために笑いの部分でのハードルを上げてしまったために、ツイッターでも「面白くない」「笑えない」と言われてしまった作品です。

辛辣な意見ですが、ドラマ好きな人ならではの意見です。演出で、この人の言うように藤吉が呆れているシーンが組み込まれていたら、わろてんかは「面白くない」という批判も緩和されたのではという意見もあります。やはり演出のフォローは大切です。

「わろてんか」の脚本の矛盾点にもツッコミもあります。「わろてんか」と言ってくれた芸人の藤吉がお笑いを辞めるといったプロポーズも感動シーンなのに視聴者に疑問を与えてしまいました。

団吾を北村笑店に引き込む時の団吾と団真のエピソードも泣けるものでした。そして団吾を演じた波岡一喜さんは「ちりとてちん」でも落語家だったことから視聴者が喜んでいました。

2019年には、CM共演もするという藤吉とてんに喜ぶ人もいて、「わろてんか」は面白くないといわれながらもファンも多い作品でもありました。

わろてんかの脚本家の吉田智子についてまとめ!

NHK朝ドラは、毎日の習慣に組み込まれどんな時間枠でも高視聴率をたたき出す枠で放送されているため、面白くないと感じられてもみんなが見ている枠です。おはよう日本から、あさイチまでのつなぎとしてみている世帯もあるので、つまらなくてもチャンネルを変えられないという声もある枠でほうそうされたわろてんかです。

そのため、少しでも欠点が多いと批判も増えるのが、この枠の特徴です。また大阪の吉本興業をえがくのに、東京出身の吉田智子には、大阪の笑いはわからないという批判もありました。NHK朝ドラは、大阪局制作と東京局制作で交代で行っているので、大阪局のディレクターや演出がカバーすべきところもカバーできていなかったことも脚本家吉田智子を批判させることになってしまいました。

けれど作品の中には、感動する場面もたくさんあり、吉田智子が脚本家として、脚本が面白くない、つまらない、ひどいと言ってしまうのには、気の毒です。主演女優の力量も新人だったこともあり、脚本の良さを引き出せない部分もあり、演出・監督の責任も大きいです。

「君の膵臓を食べたい」という映画の脚本は日本アカデミー賞の優秀作品賞にも選らばれています。映画もドラマも出演者・スタッフ全体のチームワークがうまく調和して良い作品が生まれます。面白くないという評価は、ドラマのチームワークがどこかずれていたのではないかという意見もあるように、吉田智子さんの脚本家としての評価がひどかったわけではないので、吉田智子さんの次の作品も期待しましょう!

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