2018年12月07日公開
2018年12月07日更新
わろてんかのスピンオフ「ラブ&マンザイ」のあらすじネタバレ!出演キャストは?
2018年「わろてんか」のスピンオフ「ラブ&マンザイ」がBSプレミアムで放送されました。「わろてんか」は2017年の下期に放送されたNHKの連続テレビ小説ドラマで「ラブ&マンザイ」は、本編では語られなかった裏側がオムニバス形式の物語で綴られました。この記事えは、笑いあり、感動ありのスピンオフ作品「ラブ&マンザイ」の物語、全4編について、キャストやあらすじについてネタバレたっぷりでご紹介します。
目次
わろてんかのスピンオフドラマ「ラブ&マンザイ」が気になる!
2017年下期のNHK連続テレビ小説ドラマは吉本興業の創業者をモデルとした「わろてんか」が放送されました。そして、半年の放送を経て2018年春「わろてんか」の主要キャストのスピンオフ「ラブ&マンザイ」が放送されました。
スピンオフ作品ということで主役の2人以外にスポットを当てたストーリーが用意され、本編の裏側を垣間見ることができます。物語は全部で4本。ここでは「わろてんか」スピンオフ作品「ラブ&マンザイ」について、あらすじやキャスト、視聴者の感想などネタバレありでご紹介していきます。
わろてんかのスピンオフドラマ「ラブ&マンザイ」とは?
「わろてんか」のスピンオフ「ラブ&マンザイ」が放送されたのは2018年4月21日。BSプレミアムにて夜8時に放送されました。タイトルは第1章が風太とトキの「風太のジェラシー」、第2章がリリコと四郎の「リリコのボディーガード」、第3章が楓とアサリの「楓の恋のラビリンス」、最終章が、てん、隼也、つばさの「勘当のフィナーレ」となっています。
ネタバレになってしまいますが、1章は風太とトキの、2章はリリコと四郎の恋のきっかけとなった物語を。3章は将来に悩む楓、最終章ではてんと隼也親子の物語、です。「わろてんか」本編では見られなかった気になるエピソードを物語にしています。
本記事では、キャストの紹介、あらすじネタバレ、ユーザーの感想、最後にまとめ、の順でご紹介していきます。あらすじは大いにネタバレを含みますので、未視聴の方はあらすじネタバレの見出し記事にご注意ください。
わろてんかのスピンオフ「ラブ&マンザイ」のキャストを紹介!
風太/濱田岳
「わろてんか」のスピンオフ「ラブ&マンザイ」には「わろてんか」で主要キャラを務めたキャストが大勢揃いました。ここでは「ラブ&マンザイ」に登場するキャストについて、一人ずつ紹介します。どの章に登場するか、というネタバレも含みますのでご注意ください。
風太はてんの従兄にあたる青年です。スピンオフでは第1章に登場し、キースとトキが仲良くする姿にヤキモキする様子が描かれました。風太を演じたのは濱田岳、1988年6月28日生まれ、東京都出身です。9歳の頃、スカウトされたのがきっかけで芸能界入り。一時、休業した時期もありましたが金八先生への出演を機に本格的に俳優を志すようになります。
金八先生への出演当時から演技力への評価が高かった濱田。2008年には映画「アヒルと鴨のコインロッカー」で高崎映画祭最優秀主演男優賞を受賞し、広く知られました。「平成夫婦茶碗〜ドケチの花道〜」や映画の「偉大なる、しゅららぼん」が有名です。CMではAUの金太郎役でお馴染みとなりました。
トキ/徳永えり
トキはてんの身の回りをお世話する女中として働き、北村笑店が出来てからは会計庶務係として働きました。スピンオフでは第1章に出演し、キースとのやり取りを風太に誤解されます。トキを演じたのは徳永えり、1988年5月9日生まれ大阪の吹田市の出身です。中学2年生の時にピチモデルオーデションで準グランプリに輝き、モデルとして活躍する傍ら芸能事務所に自ら応募して合格。
2004年にドラマ「放課後」で女優デビュー。2006年には「放郷物語 THROES OUT MY HOMETOWN」という映画で初主演も果たしました。NHKの朝ドラ「梅ちゃん先生」での堀北真希の親友役や「亀とアキレス」でのビートたけしの娘役などバイプレイヤーとして活躍し「わろてんか」で存在感が光っていた、と広く知られるようになりました。
キース/大野拓朗
キースはアサリとコンビを組み、どつき漫才にしゃべくり漫才と新しい笑いに挑戦しました。スピンオフでは第1章に登場し、トキとの仲を風太に嫉妬されます。キースを演じたのは大野拓朗、1988年11月14日生まれ、東京都の出身です。高校時代にミスター・コンテストで3年連続優勝、立教大学自体にミスター立教に選出されました。
芸能界デビューのきっかけとなったのは2010年の「キャンパスター☆H50」で、グランプリを受賞し、その年に映画「インシテミル」に出演。翌年には「美咲ナンバーワン!!でドラマデビューも果たしています。2014年から教育テレビの「Let's天才てれびくん」のMCとして活躍したことで広く知られるようになりました。
万丈目歌子/枝元萌
歌子は万丈目吉蔵の妻でマンマン亭の店主を務めていました。スピンオフでは主要な役では出ていませんが全ての章に登場しています。歌子を演じたのは枝元萌、1976年6月15日生まれ、滋賀県の出身で舞台で活躍する個性派女優として知られる人物です。枝元は若い頃から女優に憧れており、1度は夢破れて社会人として働くも、夢を諦めきれず女優を目指して上京しました。
東京に来てからは俳優教室で芸を学び、劇団「ハイリンド」を立ち上げ、演劇、舞台を中心に活躍。NHKの朝ドラは「まれ」以来2度目の出演で「わろてんか」への出演で多くの人に知られることとなりました。
秦野リリコ/広瀬アリス
リリコは女芸人として活躍した女性です。スピンオフでは第2章に登場、ストーカーに悩まされます。リリコを演じたのは広瀬アリス、1994年12月11日生まれ静岡県の出身で、妹に女優として活躍する広瀬すずがいます。小学校6年生の時にスカウトされたのが芸能界入りのきっかけでしたが、当時は肌の色が黒く髪も短かったため、男の子と間違われたのだそうです。
2009年に雑誌セブティーンのオーディションでグランプリに選ばれ、それから専属モデルとして活躍。その間に2010年にドラマ「明日の光をつかめ」でドラマデビューを果たし、2015年からモデルを卒業し女優に専念しています。「わろてんか」でコメディエンヌの演技が高く評価されました。
川上四郎/松尾諭
四郎はリリコとミス・リリコ アンド シローという漫才コンビで活躍した人物です。スピンオフ第2章にリリコと共に登場、ストーカーに悩まされるリリコのボディーガードとなります。不器用な男・四郎を演じたのは松尾諭、1975年12月7日生まれ、兵庫県の出身です。高校の時に舞台を見たのをきっかけに俳優を志し、2000年に上京。
オーディションを受け続けていた或る日、家の前で拾った航空券が、偶然にも芸能プロダクションエフ・エム・ジーの社長のものだったというエピソードがあり、そのままエフ・エム・ジーに所属。2000年に「忘れられぬ人々」でデビューし、2007年のドラマ「SP 警視庁警備部警護課第四係」でブレイク。大河ドラマ「天地人」や映画「テルマエ・ロマエ」などにも出演しています。
杉田 楓/岡本玲
楓は北村笑店文芸部の漫才作家を務めた人物です。スピンオフでは第3章に登場し、占いに嵌ってアサリを運命の人と信じます。を演じたのは岡本玲、1991年生まれ、6月18日生まれ和歌山県出身です。2003年、雑誌ニコラのモデルオーディションでのグランプリ受賞をきっかけに芸能界入り。ニコラの専属モデルとして活躍し、モデルグループで結成したアイドルユニットでCDデビューもしました。
2007年に上京し、ドラマ「生徒諸君!」にてデビュー。翌年の2008年にはモデルを卒業しソロでCDデビュー、映画「憐 Ren」で映画初主演も果たしましたが、音楽活動はその年で終了しています。ドラマでは「フリーター家を買う」や「純と愛」に出演。2011年に実写版コナンの遠山一葉役を演じたことも話題となりました。
アサリ/前野朋哉
アサリはキースとコンビを組んで芸人として活躍した人物です。スピンオフでは第3章に登場し、占いに嵌ってしまった楓の運命の男となります。アサリを演じたのは前野朋哉、1986年1月14日生まれ、兵庫県の出身で俳優・監督して活躍する人物です。監督作品では2009年の「脚の生えたおたまじゃくし」で第4回福井映画祭と2010年にはゆうばり国際ファンタスティック映画祭で賞を受賞。
俳優では2005年に「剥き出しにっぽん」でデビュー。「恋仲」や「サバイバル・ウェディング」に出演、AUのCM一寸法師でもお馴染みです。お笑い芸人にも挑戦しており、2016年は「エミアビのはじまりとはじまり」で共演した森岡龍と共に、2017年は「わろてんか」で共演の大野拓朗とコンビを組んでM-1グランプリに出演。第1回予選を突破しました。
北村てん/葵わかな
てんは「わろてんか」の主人公です。スピンオフでは、最終章に登場し勘当したはずの隼也と再会することとなります。本編の主人公てんを演じたのは葵わかな、1998年6月30日生まれ、神奈川県の出身です。幼い頃から芸能活動に興味があり、彼女が小学校5年生の時にスカウトをきっかけに芸能界入りしました。
2009年にドラマ「サムライ・ハイスクール」で女優デビューし、2014年には映画「瀬戸内海賊物語」で1000人以上の候補から抜擢され、初の映画で初主演を演じました。また、2013年には「乙女新党」のメンバーとしてCDデビューもしましたが、こちらは2014年に卒業し女優業に専念。「わろてんか」で注目を集めました。2019年にはミュージカルにも初挑戦します。
北村隼也/成田凌
隼也はてんと藤吉の息子です。スピンオフでは最終章に登場し、てんと久々に出会います。隼也を演じたのは成田凌、1993年11月22日生まれ、埼玉県の出身です。美容師学校に通っていた時、MEN'S NON-NOのオーディションを受け合格したのがきっかけで芸能界入り。元々俳優志望だったため、モデルの仕事をしながら俳優業も始めます。
俳優デビューは2014年、フジテレビNEXT smartのオリジナルドラマ「FLASHBACK」で高梨臨とのW主演でした。2015年には「学校のカイダン」の出演で注目を集め、2016年にドラマ「ふれなばおちん」で年上女性と恋する男を演じ、演技力も評価されました。「わろてんか」の出演も注目され、今後の活躍が期待されています。
加納つばき/水上京香
つばきは隼也と駆け落ちし、結婚した相手です。スピンオフでは最終章に登場し、隼也とてんをなんとか仲直りさせようとします。つばきを演じたのは水上京香、1995年12月3日生まれで女優として活躍する人物です。2014年にトップコートのオーディションでグランプリを受賞して芸能界入りをしました。
ドラマでは「学校のカイダン」や「仰げば尊し」などに出演。のりたまのCMやファンタのCMにも登場しました。「わろてんか」の出演で注目を集め、若手女優としてこれからの活躍が期待されています。
わろてんかのスピンオフ「ラブ&マンザイ」のあらすじをネタバレ!
第1話「風太のジェラシー」
ここからは「わろてんか」のスピンオフ「ラブ&マンザイ」について、各話のあらすじを1話ずつご紹介していきます。ここから紹介するあらすじでは、1章から4章まで、オチまで含みネタバレありで紹介しています。ネタバレが気になる方や未視聴の方はご注意を。
本編で風太がトキに口紅を送ったエピソードの後の話です。口紅を送ったものの、全く口紅をつけてこないトキに風太がヤキモキしていた或る日、歌子の経営する喫茶店でトキがキースの手を握り親し気にしているところを目撃。女装までして仲を探ろうとするも、2人の様子に耐えられずに風太はキースを外へと呼び出します。
キースに詰め寄る風太は、逆にキースにトキをどう思っているかと聴き出されるもはっきりと口にせず、つかみ合いの喧嘩に。歌子の仲裁で落ち着きを取り戻し、よくよく確認してみれば2人はゲームで遊んでいただけだと判明。しかも、トキはうっすらと口紅をつけており、風太に気づかれたくて画策をしていたのでした。互いに誤解していたと気が付き、2人の距離が少しだけ縮まりました。
第2話「リリコのボディーガード」
人気芸人として活躍し始めたリリコは、最近誰かに付け狙われているようだ、と不安を覚えていた或る日。熱烈なファンから不安を煽るような手紙が届きます。リリコの護衛をしようと、四郎はリリコへの想いを手紙で伝えるも、名前を書き忘れたためにリリコの新たな不安の種を作ってしまいました。
更なる不安要素が出来たことでリリコは四郎に護衛を頼みます。リリコのボディガードを始め、四郎の手紙の誤解を解いた頃、最初にファンレターを送って来た熱烈なファンがやってきます。怯えるリリコを守る四郎。アコーディオンを奪われても「アコーディオンよりも大事なものがあるんや」とリリコを守った姿勢に、リリコは四郎を見直しました。
第3話「楓の恋のラビリンス」
自分の将来に不安を感じ、占いにハマってしまった楓。ある日歌子の店で常連が置いて行った占いの本を見ると「今夜8時に運命の人と出会う」と書いてありました。そして、予告していた時間に店に現れたのは占いの本に書いてあった通りの服装をしたアサリでした。
本の通りに進む展開にアサリに恋心を抱く楓に、アサリもまんざらではない様子です。しかし、仕事の打ち合わせをする内、自分にとって大切なのが仕事だと気が付きます。実は歌子が楓を心配し、目を覚まさせようとアサリに協力を頼んだ芝居でした。こうして楓は再び仕事への情熱を燃やすのでした。
最終話「勘当のフィナーレ」
妊娠したつばきは、てんと隼也を仲直りさせようと大阪へ戻り、歌子の経営する喫茶店を訪れます。そして、つばきを追って来た隼也と、妹のりんと待ち合わせをしていたてんが店で鉢合わせします。しかし、頑なに息子を拒むてん。隼也は他人のフリをしながら「生まれてくる子に自分の尊敬する2人に関連する名前をつけたいと思っている。しかし、勝手に名前を使うことを2人が許してくれるか」と話します。
それを聞いたてんは「自分は赤の他人だが、亡くなった主人は孫に藤の字がついたら喜ぶだろう」ということを伝え、自分の代わりにりんが安産祈願をした腹帯をつばきに渡します。そして、そっぽを向いたまま「体、大事にな」と伝え、店を後にします。
わろてんかのスピンオフ「ラブ&マンザイ」を観た感想を紹介!
スピンオフということで、「わろてんか」を視聴した人が多かった「ラブ&マンザイ」。ユーザーの感想はキャストの演技が良かった、楽しかったというものから、物語がつまらなかったという意見まで賛否両論でした。ここからは視聴者の感想をご紹介します。
キッチリした構成にはなっているものの、「額縁」が少し立派なだけで、描いてある絵の質の方は、完全にアマチュアなので、とても、誉められたものではありません。
今回のスピンオフですが、キャストや演技よりも脚本など物語の質が悪かったという意見がいくつか見られました。少々展開が強引であったり、不自然な部分があり、違和感を感じた視聴者もいたようです。
私はわろてんかが大好きなので、スピンオフももちろん楽しかったです。特典映像のハプニング集がなかなか貴重なキャストの素顔を見れる感じが特に良かったです。
わろてんか本編のファンだという視聴者の声で、スピンオフであるラブ&マンザイも楽しめたという声でした。こちらはDVD購入者の声なのですが、DVDには貴重なハプニング映像が収録されているとのこと。気になる方はこちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。
2話のラストの、アドリブ的なリリコと四郎のやりとりがすごく可愛かったです!
1章から3章では恋する女性を扱ったこともあり、女性たちの可愛らしさが光ったという声でした。特に1章と2章については、後に結婚する2人が恋心に気付く、という物語でしたので、とても初々しい印象だったようです。
わろてんかのスピンオフ「ラブ&マンザイ」のあらすじまとめ!
「わろてんか」のスピンオフ作品「ラブ&マンザイ」のキャストやあらすじ紹介、いかがだったでしょうか?2013年より、スピンオフ制作に力を入れているNHK。今回のスピンオフ「ラブ&マンザイ」の感想は賛否両論割れましたが、藤吉や栞の登場がないことを残念がる声も。新たなキャストでスピンオフを作って欲しいというファンもいました。
4月にはBSプレミアムで放送しましたが、残念ながら地上波での放送はなく、見逃してしまったというファンも。NHKオンデマンドで4話とも見られますので、気になる方は是非チェックしてみてください。また「わろてんか」本編も見られますのでこちらも是非チェックを。