刑事ゆがみのドラマ視聴率を一覧まとめ！面白いのに評価が低いのはなぜ？

2017年10月からフジテレビにて放送されたドラマ「刑事ゆがみ」。この記事では、ドラマ「刑事ゆがみ」の視聴率を一覧で紹介していきます。キャストは浅野忠信さん、神木隆之介さんといった演技派の豪華キャストで、内容も漫画が原作なので、面白いという意見が多いのに評価が低いのはなぜなのか？も一覧とともに紹介していきます。

ドラマ「刑事ゆがみ」は、「ビッグコミックオリジナル」（小学館）に連載されていた井浦秀夫さんの漫画「刑事ゆがみ」が原作です。浅野忠信さん、神木隆之介さんという豪華キャストが主演でドラマ化され、2017年10月からフジテレビにて放送されました。

面白いのに、評価の低いドラマ「刑事ゆがみ」。しかし、このドラマのキャストは主演だけでなく、豪華キャストが脇を固めています。視聴率一覧は後に紹介していきますが、ここではまず、キャストについて一覧で紹介していきます。

一覧の最初を飾るのは、主役の弓神適当（ゆがみ・ゆきまさ）です。うきよ署強行犯係の刑事です。過去に「透明人間」という異名を持つ窃盗犯を逮捕し、「警視総監賞」を貰う等、数々の実績を持つ優秀な刑事でした。しかし、過去の事件で、真犯人の存在を上司に訴えますが、無視され、もみ消されてしまいます。そのことをきっかけに、適当な性格の問題刑事になってしまいます。

しかし、独自の視点で難事件の捜査にあたり、違法行為もさながら、新事実を解き明かしていきます。その行為に、周りが巻き込まれていきます。

この弓神適当を演じるキャストは、浅野忠信さんです。1988年放送のドラマ「3年B組金八先生III」で俳優デビューし、1990年公開の映画「バタアシ金魚」ウシ役で映画デビューも果たします。2003年公開の映画「地球で最後のふたり」でヴェネツィア国際映画祭コントロコレンテ部門主演男優賞、2009年公開の映画「ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜」で日本アカデミー賞優秀主演男優賞等、数々の賞を受賞しています。

2011年には、映画「マイティー・ソー」ホーガン役で、初のハリウッド映画に出演する等、日本のみならず、世界的に活躍されています。

次に紹介するのは、羽生虎夫（はにゅう・とらお）です。弓神の相棒で、うきよ署刑事課強行犯係の刑事です。正義感が強く真面目ですが、出世欲が強いため、腹黒い性格をしています。何かと弓神に弱みを握られ、振り回されることになりますが、引き受けた仕事は真面目にこなし、弓神をサポートしていきます。

この羽生虎夫を演じるキャストは、神木隆之介さんです。1995年に、CMデビューし、1999年放送のドラマ「グッドニュース」白木直也役でドラマ・デビューを果たします。2005年公開の映画「妖怪大戦争」で主役を演じ、日本アカデミー賞・新人俳優賞を受賞しました。

他にも、「探偵学園Q」、大河ドラマ「平清盛」、映画「るろうに剣心 京都大火編 / 伝説の最期編」と数多くの映画やドラマに出演しています。また、俳優業のみならず、アニメ映画「サマーウォーズ」、アニメ映画「君の名は。」、アニメ映画「メアリと魔女の花」で声優を務め、多才さを発揮しています。

次に紹介するのは、氷川和美です。普段は「ヒズミ」という愛称で呼ばれる、天才ハッカーです。パソコンを使い、リサーチ能力を生かし、弓神をサポートしていきます。彼女はしゃべることが出来ませんが、それは過去の事件のショックによるものでした。この事件が弓神とも深く関係しています。

この氷川和美を演じるのは、山本美月さんです。2009年に「東京スーパーモデルコンテスト」で初代優勝となり、モデルデビューを果たし、2011年には、ドラマ「幸せになろうよ」に出演し、ドラマデビューも果たします。その後も、2012年公開の映画「桐島、部活やめるってよ」、2015年公開の映画「東京PRウーマン」、2017年公開の映画「ピーチガール」等数多くの映画・ドラマに出演しています。

次に紹介するのは、菅能理香です。うきよ署刑事課強行犯係長で、弓神の直接の上司になります。以前までは弓神の部下でしたが、今では上司と部下の関係が逆になりました。弓神の適当な行動にはあきれ返りますが、刑事としての優秀さは信頼している為、自分が責任を取ると、かばうこともあります。

この菅能理香を演じるのは、稲森いずみさんです。1989年の高校3年生の時にモデルデビューを果たし、1990年（には、「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」でバラエティ番組に初出演します。1994年放送のドラマ「上を向いて歩こう!」で念願の女優デビューを果たし、1996年放送のドラマ「ロングバケーション」、1997年放送のドラマ「ビーチボーイズ」、2005年放送の大河ドラマ「義経」等、数多くの作品に出演されています。

次に紹介するのは、多々木挙男です。うきよ警察署刑事課強行犯係の中で一番の年長者の刑事です。弓神のことも昔から知っており、7年前の事件についても知っているベテラン刑事です。

この多々木挙男を演じるのは、仁科貴さんです。俳優・川谷拓三の長男であり、1997年公開の映画「ピエタ」で、映画デビューを果たし、北野武監督、深作健太監督の作品など、映画を中心に活動していました。

次に紹介するのは、町尾守です。うきよ警察署刑事課強行犯係の刑事で、多々木と共に強行犯を捕まえるしっかり者です。この町尾守を演じるのは、橋本淳さんです。2004年「WATER BOYS2」でドラマデビューを果たします。2007年放送の朝ドラ「ちりとてちん」、2014年放送の大河ドラマ「軍師官兵衛」、2015年放送のドラマ「夢を与える」等、数多くの作品に出演されています。

一覧の最後は、この話の重要人物・横島不二実です。小説家、『ロイコクリディウム』の作者です。小説ストーリーに添って、連続殺人を起こしていた事が判明しますが、逮捕寸前に逃亡し、焼身自殺をはかります。

この横島不二実を演じるのは、オダギリジョーさんです。1999年に舞台「DREAM OF PASSION」で俳優デビューを果たし、2000年放送の「仮面ライダークウガ」で主演を務めます。2003年公開の映画「アカルイミライ」では、カンヌ国際映画祭主演男優賞を受賞する等、数々の賞を受賞されています。

ここでは、ドラマ「刑事ゆがみ」の視聴率とドラマの各話の簡単なあらすじを一覧で紹介していきます。視聴率はいったいいくつだったのでしょうか？

弓神適当（浅野忠信）は、うきよ署強行犯係の刑事で、適当な性格とはちゃめちゃな行動で、周りを巻き込みますが、独自の視点で捜査をし難事件を解決しいていきます。そんな弓神の相棒となるのは、若手刑事の羽生虎夫（神木隆之介）でした。羽生は、弓神のはちゃめちゃな行動に呆れますが、毎回弱みを握られ、振り回されることになります。

そんなある日、女子大生の押田マイ（小倉優香）が、歩道橋下で仰向けに死んでいるのが発見されます。マイは酒に酔っていて、帰宅途中に、足を踏み外し、階段から転落した可能性が高いとされていました。しかし、怪しいと感じた弓神は、羽生を巻き込み、勝手に捜査を始めてしまいます。すると、証言から1週間前にマイが電車内で痴漢した男を捕まえ、警察に届け出ない代わりに男から現金を貰っていたことがわかりました。

ある日、強姦未遂事件が起こります。被害者は、中学校の国語教師・早杉千里（水野美紀）でした。仮眠中、自宅アパートで、不法侵入した男に襲われそうになり、千里を訪ねてきた教育実習をの打越将也（中川大志）に助けられたということでした。打越は、その際、犯人ともみあいになり、ケガをしてしまいます。

千里は被害届を出しませんでした。それは、事件を忘れたい、という理由で、捜査協力も拒んでいましたが、菅能（稲森いずみ）は、法改正で強制性交等罪の非親告罪化が決定したため、千里に説明し、捜査を開始します。そこで、ある人物が候補に挙がります。それは、前科3犯の下着泥棒・郷亀哲史（斎藤工）でした。しかし、郷亀は容疑を否定し、弓神は現場に行き、羽生を脅し、捜査に協力させます。

羽生（神木隆之介）と菅能（稲森いずみ）は、今年定年を迎え、退官する真下誠巡査部長（寺脇康文）の退職辞令交付式に参加していました。真下は、羽生が交番勤務の頃にお世話になった上司でした。

数日後、山菜狩りに訪れた老夫婦が、裏山で頭から血を流して倒れている真下を発見します。真下は、何者かに頭部を強打され意識不明の重体でした。被害者が真下だと知り病院に駆けつけた羽生は、意識がまだ戻らない真下をみて、犯人を必ず捕まえると決意し、捜査を始めます。

高遠建設が手がける完成間近のデザイナーズビルの非常階段で、女性の声と悲鳴が聞こえ、警備員が非常階段に駆けつけると二人の女性がおり、男性が階段から転落死していました。亡くなった男性は、このビルの設計を手掛けた建築士・大山昇（姜暢雄）で、現場にいたのは、高遠建設の社員・堤祥子（高梨臨）と高遠玲奈（池端レイナ）でした。

羽生（神木隆之介）、弓神（浅野忠信）、菅能（稲森いずみ）が現場にやってきて検証を行います。玲奈は高遠建設の社長令嬢で亡くなった大山と婚約しており、祥子とは同期という関係性でした。大山はもみ合っているうちに非常階段から落下した可能性が高いと見られましたが、現場には、防犯カメラも他の目撃者もいない為、それぞれ聴取をすることになります。

女の子が誘拐される事件が起きます。女の子は、前花道市長の娘・宇津巻京子（板谷由夏）と市議会員・誠治（丸山智己）のひとり娘・真利奈（後藤由衣良）でした。犯人の要求で、両親は報道陣の前で会見することになります。そこに花道署からの要請で、弓神と羽生は捜査に協力することとなりました。

今回なぜ捜査の協力要請があったかというと、誘拐現場に残された誠治の娘・真利奈のバレエシューズの裏にカタツムリが描かれていたからでした。7年前、花道署管内である一家が襲われ夫婦の命が奪われるという残酷な事件が起きます。唯一生き残ったのは当時12歳だった娘だけというその事件「ロイコ」という小説の内容と似ていたため、「ロイコ事件」と呼ばれました。

ロイコとは、ロイコクロリディウムの略で、カタツムリに寄生し、脳まで支配する寄生虫で、この小説の主人公も殺人鬼に寄生されて心を操られ、殺人を犯したというストーリーでした。

小説そっくりな事件が起き、本は売れてベストセラーとなりましたが、実はロイコ事件の犯人は小説の著者・横島不二実だったのです。警察は横島を追い詰めましたが、逮捕直前で焼身自殺してしまいます。この横島を追い詰めた刑事が弓神でした。そして、要請された弓神は、捜査を開始します。

ある日、プラネタリウムで、腹部を刺される傷害事件が起こります。被害者は、総資産300億の若きIT起業家・貝取勝平（新田真剣佑）でした。第一発見者は貝取の運転手で、運転手の証言では、プラネタリウムに送り届けたのは、21時で、運転手が迎えにきた深夜0時には、血を流して倒れていたということでした。

凶器も見つかっておらず、指紋も足跡も複数あり特定することは困難でした。やがて、目を覚ました貝取のもとに、羽生（神木隆之介）と弓神（浅野忠信）が訪れ、話を聞きますが、非協力的な態度に羽生は怒り、病室を後にします。羽生たちは、怨恨の線で考え、貝取が強引に買収した企業の人物を捜査し始めます。

菅能（稲森いずみ）はおしゃれして大学の同窓会に参加していました。同窓会では、結婚生活の話や子供の話で盛り上がっており、話についていけない菅能は、外で一人でタバコを吸っていました。会場に戻ると、親友・絵理子（りょう）が会場に来ていることに気付きます。二人は、バーへと行くことにします。

翌日、絵理子が自宅で亡くなっているのが発見されます。第一発見者は警察官で、1ヶ月前に絵理子は300万円のひったくり事件にあったため、自宅を訪れたところ発見されました。死因は青酸カリによる服毒死で、死亡推定時刻は昨日22時~23時と判明します。その時間は、菅能が一緒にいた時間で、菅能はいつも以上に凄い剣幕で部下に捜査を指示します。

弓神（浅野忠信）は、新聞で好きな競走馬の引退を知り、ショックを受けます。弓神は憂さ晴らしに、羽生（神木隆之介）を連れて、キャバクラに行きます。もてはやされる羽生と対照的に全く相手にされない弓神でしたが、一人のキャバクラ嬢が弓神も横に座ります。弓神の元についたキャバクラ嬢・猿渡愛実は、かつて窃盗で弓神に逮捕されましたが、更生し、児童養護施設にいる息子・実の為に働いていると告げます。

数日後、愛実が高級マンションの敷地内で遺体となって発見されます。愛実の手には現金が握られており、このマンションで一人暮らしをしている沼田という男の部屋から現金を盗み、逃げる際に足を滑らせ、ベランダから転落したと見られました。事件は事故として処理されようとしますが、納得のいかない弓神は捜査を続けます。

元医師で資産家の薮田が変死体で発見される事件が起きます。この家で家政婦をしている春菜（二階堂ふみ）が、薮田の第一発見者でした。「積年の恨み、ここに晴らすと」と書かれたメモが現場に残されていました。今回の事件の情報を聞き、菅能はこんな事件をどこかで見たことがあると気付き、横島の過去の小説を確認します。すると、今回の事件の内容とそっくりな話が、ロイコが書かれた小説に載っていたのです。

そこで、捜査の目は、息子の春男に向かい、息子が小説を再現して殺したのではないか？と思われました。しかし弓神は、違和感を感じ、信じていませんでした。一方、ヒズミ（山本美月）は、以前から「ロイコの部屋」のホームページにアクセスし、接触を図っており、そんなヒズミに管理人から「ヒズミには知る権利がある」とカタツムリのマークが送られてきます。

ヒズミは、管理人に会いたいと連絡し、指定された公園に向かいます。そこには、以前、ヒズミを助けた男が待っていました。7年前の事件について捜査していた羽生のもとに、ヒズミが意識不明で病院に搬送されたという連絡が入ります。

ヒズミは意識を失っており、首元には、カタツムリのような画が残されていました。ヒズミが意識を取り戻すと、7年前の事件のことを思い出し、ひどく動揺し、「人殺し」と弓神を指差します。

7年前に、弓神がロイコ事件の犯人を焼身自殺したという嘘の報告書を書き、横島不二実（オダギリジョーさん）が生きていたことが判明します。弓神は、横島を連絡を取り、会います。そこで、ヒズミ（山本美月さん）に、ロイコ事件の真相を告げます。真実を聞いたヒズミは、その場で倒れてしみます。

ヒズミが言葉がしゃべられないことや記憶喪失になったのは、7年前の事件のショックによるものでした。横島のゴーストライターを務めていたヒズミの父・武は、妻と横島の関係を疑い、精神的に壊れていきます。

とうとう武は、ヒズミが自分ではなく横島との子供ではないかと疑い、妻を殺してしまい、そこに帰ってきたヒズミが遭遇します。武は、ヒズミにも手をかけようとします。殺されそうになったヒズミは、父親をバットで殺してしまったのです。それが、7年前に起きたロイコ事件の真相でした。

ドラマ「刑事ゆがみ」の視聴率を一覧で紹介していきました。この一覧をみれば分かるように、平均視聴率も6.53％と低い視聴率となっています。「面白い」と言われているにも関わらず、なぜ視聴率が低いのでしょうか？視聴率が低い理由を調査していきます。

フジテレビのがドラマへの不信感があり、実際のドラマが面白い・面白くないにかかわらず、どうせつまらないだろうという固定観念もあり、最初から期待していない点があるようです。実際、過去のフジテレビドラマの視聴率は、月曜9時の「民衆の敵」平均視聴率4.6％、火曜9時の「明日への約束」平均視聴率5.9％というデータになっています。

「刑事ゆがみ」も豪華キャストで面白いと評判なのに、視聴率が低いのは、やはり、「フジテレビだから」というイメージがどうしても払拭しきれていないのではないでしょうか？

この木曜日22時のドラマ枠というもの自体が、もともと視聴率が低い時間枠のようです。「セシルのもくろみ」平均視聴率4.5%、「人は見た目が100パーセント」平均視聴率6.44%、「嫌われる勇気」平均視聴率6.53%というデータになっています。

そもそもこの木曜日22時の時間帯のドラマ自体が視聴率が低く、さらに前回も面白くなかったからと、期待されないということも影響しているのではないでしょうか？

木曜日22時というと、9時放送の大人気ドラマ「ドクターX」の直後の放送時間になります。「ドクターX」は視聴率が20%に迫る勢いの大ヒットドラマになります。その為、「ドクターX」を見て、そのまま報道ステーションを見ている視聴者が多いのではないか？と分析されています。

ドラマ「刑事ゆがみ」が視聴者が低い理由について、検証していきましたが、ここでは、視聴者の実際の感想を紹介していきます。「面白い」という声は本当に多いのでしょうか？

いろんな刑事ドラマが放送されている中で、このドラマ「刑事ゆがみ」が一番面白い、という感想もありました。面白いと毎回楽しみにしており、終わってしまうのが寂しい程のようです。

実際、このドラマ「刑事ゆがみ」を見ている視聴者も、面白いのになぜ？と不思議に思っています。視聴者が視聴率を心配してしまうほど、魅力的な作品だったのでしょう。

ストーリーの面白さだけでなく、キャストやゲスト出演者も豪華で、ゲストの使い方も面白いという感想もありました。そういったところも見ている方も多いようです。

カメラ等の専門家の方でしょうか？カメラワークやアングルといった点に注目しても面白い作品だったようです。ドラマをみている上で、見やすさはこういった点が影響してくるのでしょうか？

ドラマ「刑事ゆがみ」の視聴率について、一覧で紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか？実際、視聴率を一覧でみると、視聴率の低さが目立ちますが、その原因は、放送局や放送の時間帯等、様々な要因があるようです。ただ、実際に「面白い」という声がたくさん見られますので、作品としては魅力的な作品だと言えるのではないでしょうか？みなさんもこの機会にぜひご覧ください。