2018年11月21日公開
2018年11月21日更新
伝説の教師は松本人志と中居正広のアドリブコントが面白い!キャストの現在は?
2000年に放送された名作ドラマ「伝説の教師」は、ダウンタウンの松本人志が初主役ということもあって、話題を呼んでいた作品ですが、随所に松本人志と中居正広によるアドリブコントが挟まれていたため、期待通りの面白さがあったと評判です。そんな名作ドラマである伝説の教師のキャストたちは現在どうなっているか調査しました。主演の松本人志や中居正広だけでなく、私立十二社学園の教師たちを演じていたキャストにも注目です。
目次
伝説の教師のアドリブコントが面白いと話題に!
松本人志が原案・主演を務めたドラマ「伝説の教師」は学園コメディとして人気がありますが、その人気の元となっているのが、南波次郎を演じる松本人志と、風間大輔演じる中居正広のアドリブコントです。いじめや少年犯罪といった、重いテーマを取り扱いながらも、随所に挟まれた2人のアドリブによる笑いによって、ずっしりと重くならずに、マイルドに仕上がっているために、面白いと話題になりました。
現在までにVHS化やサウンドトラックと単行本の販売がされている伝説の教師ですが、今だにされていないDVD化も待望されています。そんな、根強い人気を保っている本作の概要を、松本人志と中居正広のアドリブだけでなく、伝説の教師を見た人の感想も紹介していきます。
伝説の教師のキャストとは?現在も調査!
松本人志/南波次郎
伝説の教師の異名を持つ男、南波次郎を演じるキャストは松本人志です。松本人志はお笑いタレントだけでなく、映画監督、作家、コメンテーターなどの肩書を持っており、よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属しています。お笑いコンビ「ダウンタウン」ではボケ担当をしており、ツッコミ担当の相方は浜田雅功です。
吉本総合芸能学院に入学し、初期の頃から相方の浜田雅功とコンビを組みました。1987年に放送されたバラエティ番組「4時ですよーだ」で人気を得て、1988年に放送されたバラエティ番組「夢で逢えたら」で東京進出しました。2007年に公開された映画「大日本人」では企画や主演を務めるだけでなく、映画監督としてデビューしました。
中居正広/風間大輔
私立十二社学園に所属する、サラリーマン教師の風間大輔を演じるキャストは中居正広です。中居正広は、2016年に解散した男性アイドルグループ「SMAP」のリーダーで、俳優や司会者としても活躍しており、SMAP解散後もジャニーズ事務所に所属しています。
1986年にジャニーズ事務所に入り、1988年にSMAPのメンバーになりました。1989年に放送されたドラマ「時間ですよ 平成元年」で俳優デビューし、1995年に放送されたドラマ「味いちもんめ」で初主演を果たし、1996年に橋田壽賀子賞新人賞を受賞しました。2000年には巨人の開幕戦の開幕セレモニーで国歌斉唱を担当しました。2016年にSMAPが解散してからは、ソロタレントとして活躍しています。
永作博美/神宮寺絹香
私立十二社学園のスクールカウンセラーである永作博美を演じるキャストは、神宮寺絹香です。神宮寺絹香は、女優やタレントとして活躍しており、田辺エージェンシーに所属しています。2009年に映像作家の内藤まろと結婚し、現在は女優活動を行いながらも、2児の母として活躍しています。
出典: https://eiga.com
1988年に放送されたバラエティ番組「オールナイトフジ 女子高生スペシャル」の中で、美感少女コンテストのベストパフォーマー賞を受賞し、1989年に放送されたバラエティ番組「パラダイスGoGo!!」の中で松野有里巳と佐藤愛子と共に「ribbon」を結成しました。1994年に放送されたドラマ「陽の当たる場所」で女優デビューした後、第50回ブルーリボン賞助演女優賞や第54回ブルーリボン賞主演女優賞などの賞を受賞しました。
夏木マリ/池内怜子
私立十二社学園の理事長を務める池内怜子を演じるキャストは夏木マリです。夏木マリは女優や歌手として活躍しています。1971年に発表した曲「小さな恋」で歌手デビューし、1995年にミニアルバム「九月のマリー」を発表しました。
1993年には企画や演出など全てを手掛けた舞台「印象派」を公開し、それ以降は、国内にとどまらずにドイツやポーランドでも公演を行なっています。2010年には「One of Love」プロジェクトを開始し、その収益を途上国の女性と子供達の支援にあてています。2016年には女性コーラスユニット「and ROSEs」を結成しました。
益岡徹/岡村公平
私立十二社学園の教頭、岡村公平を演じるキャストは益岡徹です。益岡徹は株式会社仕事に所属する俳優です。1980年に大学を卒業した後、仲代達矢が主宰を務める俳優養成所「無名塾」に応募し、4期生として入門しました。
出典: https://miima.jp
1981年に公開された映画「日本の熱い日々 謀殺・下山事件」、1984年に公演された舞台「ハロルドとモード」、1988年に放送されたドラマ「続イキのいい奴」などに出演し、現在でも様々な映画・ドラマに出演しているだけでなく、2014年に放送されたドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」でナレーションを務めるなど、幅広い活躍をしています。
南方英二/安原哲也
私立十二社学園の校長、安原哲也を演じるキャストは南方英二です。南方英二はよしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属していたお笑いグループ「チャンバラトリオ」の元メンバーです。2010年に肝硬変のため、77歳で死去しました。
兄である楠本健二のコネを利用して東映に入社後、1965年に明治座で舞台デビューしました。1963年に山根伸介と伊吹太郎と共にお笑いグループ「チャンバラトリオ」を結成し、ハリセンで叩いてツッコむ担当をしていました。芸人としての活躍以外に、映画などでバイプレーヤーとして活躍したり、趣味の競輪が高じて競輪中継に出演したこともあります。
石井苗子/田辺千代子
私立十二社学園の教務主任である田辺千代子を演じるキャストは石井苗子です。石井苗子はキャスターや女優として活躍していましたが、政治家へと転身し、日本維新の会に所属しています。2016年に第24回参議院議員通常選挙に出馬し、おおさか維新の会公認で参議院比例区に立候補し、当選しました。
1988年に放送されていたドキュメンタリー番組「CBSドキュメント」でキャスターデビューした後、MITSUKO名義で1990年に公開された映画「あげまん」で女優デビューしました。その後、1990年に放送された情報番組「朝だ!どうなる?」でキャスターを務めたり、1993年に放送された情報番組「ウィークエンドライブ 週刊地球TV」で司会を務めていました。
梶原善/永野武史
南波次郎と風間大輔の同僚教師の永野武史を演じるキャストは梶原善です。梶原善はドラマや舞台を中心に活躍するシス・カンパニー所属の俳優です。
1985年に三谷幸喜が主宰を務める劇団「東京サンシャインボーイズ」に参加して「くたばれサンダース」にて舞台デビューした後、劇団員として様々な作品に出演していました。1994年に東京サンシャインボーイズが活動休止した後も俳優として活躍しており、2010年に放送されたドラマ「ゲゲゲの女房」や2015年に公開された映画「ギャラクシー街道」に出演しています、
畑野浩子/小森美弥
私立十二社学園の若手教師の1人、小森美弥を演じるキャストは畑野浩子です。畑野浩子はファッションモデルや女優として活躍しており、Grick株式会社に所属しています。
17歳にファッション雑誌「JJ」の専属モデルとして採用された後、1999年に放送されたドラマ「サラリーマン金太郎」で初主演を果たし、2002年に放送されたドラマ「サトラレ」や2006年に放送されたドラマ「弁護士のくず」に出演します。2009年に仕事を休業して女児を出産後、仕事に復帰しました。
中村綾/篠原亮子
小森美弥と同じ、私立十二社学園の若手教師の1人、篠原亮子を演じるキャストは中村綾です。中村綾は青年座映画放送に所属している女優です。青年座映画放送に所属する前は、ホリエージェンシーやロングブリッジなどの事務所に所属していました。
1983年に開催されたオーディション「ミス南コンテスト」をきっかけに、ファッション雑誌「セブンティーン」の専属モデルとして採用された後、巨乳アイドルブームにのっとって、グラビアアイドルとして様々なメディアに出演しました。1990年頃にはドラマに出演するようになり、1999年に公開された映画「SCORE2 THE BIG FIGHT」では映画初出演を果たしました。
竹中直人/浅井龍次
本物の「伝説の教師・南波次郎」である浅井龍次を演じてるキャストは竹中直人です。竹中直人はレディバードに所属しており、俳優やタレントとして活躍しているだけでなく、多摩美術大学美術学部で教授もしています。
出典: https://eiga.com
1977年に放送されたバラエティ番組「素人コメディアン道場」でチャンピオンになった後、1982年まで放送されていたバラエティ番組「TVジョッキー」でものまねを披露し注目を浴びます。1985年にはコントユニット「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」を結成し、カルト的支持を得ました。俳優としては異色な役柄が多く、外国人役を演じることもありました。
伝説の教師のドラマ主題歌を紹介!
伝説の教師の主題歌を勤めたのは、甲本ヒロトがリーダーを務めていた日本のロックバンド「↑THE HIGH-LOWS↓」です。彼らは2000年に発表した曲「青春」を提供しており、それは14枚目のシングルに収録されています。
伝説の教師のあらすじをネタバレ!
私立十二社学園に在籍している教師「風間大輔」は教師としての熱意を持てず、マニュアル通りの行動しかしないサラリーマン教師でした。そのため、風間大輔が担当している2年D組は荒廃してしまします。この状況を重く見た学校側は、風間大輔を副担任に降格し、新しい担任として伝説の教師「南波次郎」をスカウトします。
南波次郎は荒廃した学校を立て直してきたという噂があるため「伝説の教師」という異名を持っていましたが、実際には南波次郎はだらしなく、教育者としてのモラルがありませんでした。そんな破天荒な南波次郎に対して、風間大輔は連帯責任を負うこともあって嫌悪感を持ちますが、次第に認めるようになり、感化していきます。
伝説の教師の松本人志と中居正広のアドリブコントが面白い!
松本人志と中居正広のコントが面白いと話題に!
伝説の教師の中で見せてくれる、松本人志と中居正広のアドリブコントは、毎話に二つは入っているため、ドラマというよりもコント番組を見ているような面白さを持っています。伝説の教師収録時には松本人志が手掛けた、原案にはないアドリブに対して、中居正広はたじろがず、柔軟に対応していきます。そんな中居正広を見て、松本人志はアイドルに対するイメージが覆されています。
伝説の教師の撮影終了後には、2人はお互いに親友と発言しています。撮影期間内で、中居正広の真面目さに惚れ込んだ松本人志と、松本人志のアドリブを毎回対応できた中居正広だからこそ、お互いに認め合って親友と言えるほどの仲になったのだろうと、伝説の教師を見てきた人は語ります。
松本人志と中居正広のコントはアドリブではなかった?
2015年に放送されたバラエティ番組「ナカイの窓」の中で、中居正広が伝説の教師の舞台裏を明かす場面がありました。その中で中居正広は「アドリブと言われているシーンはアドリブではない」と否定し、撮影していた当時、松本人志は中居正広と共にアドリブと言われていたコントを考えていたと発言しました。
伝説の教師は自然なやり取りを演出するために、撮り直しはせずに撮影を続行されていたアドリブコントですが、伝説の教師の予想外な舞台裏を、主演である中居正広から明かされて、ナカイの窓の出演者一同は口を揃えて驚いていました。中居正広は伝説の教師に対して特殊な経験だったと振り返っています。
伝説の教師を観た感想や評価を紹介!
伝説の教師を観た感想や評価①自由なドラマ
まっちゃんが自分のキャラを全開に出来るほどの自由さがありました。
これは今まで見ていたドラマのガチガチに固められたセリフや動きを見ていた人にとっては
その自由さがとても斬新に映ったのでは無いでしょうか。
かくいう僕もこの「自由さ」に惹かれ、魅入っていた一人ですから。
こちらの感想は、伝説の教師は金八先生のような真面目なドラマではなく、キャストが自由なドラマだと述べています。特に松本人志が演じる南波次郎からは不真面目な教師ながらも、自分の信念を曲げない人間らしさを感じているようです。その自由さがなかったら、ここまで魅入られることもないと語られています。
伝説の教師を観た感想や評価②持論が面白い
やはり一番の見所は松ちゃん演ずる南波先生が独自の持論を見せた姿が味を出していて非常に痛快で楽しめました。
こちらの感想は、松本次郎が演じている南波次郎が見せる持論が楽しめたと述べています。伝説の教師は松本人志が初出演ということもあって、当時は話題を呼んでいましたが、松本人志の自由さと中居正広のツッコミによって、話題に負けないほど楽しめたと語られています。
伝説の教師を観た感想や評価③本心をついている
特に本質ついてるなと思ったのは「いじめはなくならない」、もっと切り込めば「いじめほど楽しいものはない」でしょうか。そりゃそうだ、楽しくなきゃやるわけない。
こちらの感想は、伝説の教師内で取り上げたテーマ「いじめ」について、本心をついていると述べています。伝説の教師内で南波次郎は現実問題として「いじめは楽しいからなくならない」と語っています。当然不快感を表す視聴者もいますが、いじめっ子の本心を語る上では不可欠な話だと語られています。
伝説の教師はアドリブコントが面白い伝説のドラマだった!
伝説の教師は松本人志が原案者ということもあって、キャストの自由な表現を見せてくれるコントが面白く、名ドラマとして今も語り継がれています。主演の松本人志と中居正広や、そのほかのキャストは現在も芸能界で活躍しているので、彼らの今後の活躍もチェックしましょう。