救命病棟24時第6シリーズ制作と江口洋介の可能性は？全シリーズのキャストまとめ

『救命病棟24時』は現在第5シリーズまで放送されています。第1～第4シリーズまでは江口洋介さん演じる進藤一生が主役を務めており、江口洋介さんの代表作としても有名なドラマです。しかし第5シリーズでは進藤の登場はありませんでした。今回は第6シリーズの制作と江口洋介さん復活の可能性の考察と、これまでのシリーズのあらすじをご紹介していきます。

救命病棟24時とは、1999年よりフジテレビ系で放送されている救命医療を舞台とした医療ドラマシリーズです。2018年現在で第5シリーズまで放送されており、第1シリーズから第4シリーズまで江口洋介さん演じる進藤一生が主人公でしたが、2013年放送の第5シリーズのみ松嶋菜々子さん演じる小島楓が主人公でした。第1シリーズから人気のあるドラマで、平均視聴率は全シリーズで12.7～20.3％を記録しています。

1999年から2013年にかけて不定期に放送されている救命病棟24時ですが、第6シリーズの制作の可能性はあるのでしょうか。ここでは、これまでの放送時期周期から救命病棟24時第6シリーズ放送の可能性を予想していきます。まずは、これまでのシリーズの放送時期を見ていきましょう。
 

• 第1シリーズ1999年
• 第2シリーズ2001年(前作から2年後)
• 第3シリーズ2005年(前作から4年後)
• 第4シリーズ2009年(前作から4年後)
• 第5シリーズ2013年(前作から4年後)

全シリーズの放送時期を確認すると、救命病棟24時シリーズは2005年以降、4年のサイクルで新シリーズが始まっています。この放送周期から考えると第5シリーズ終了から既に5年の月日が流れており、このことからも2018年に第6シリーズが放送されるのではないかと期待されています。

2017年7月から放送されたコードブルーの第3シリーズに進藤先生が登場し話題となりました。2017年といえば、ちょうど救命病棟24時の第5シリーズから4年後になります。ここでは、一体どんなシーンで進藤先生が登場したのかをご紹介します。

進藤先生が登場したのは、コードブルーの第３シリーズ第7話の冒頭です。医師たちが休憩室でテレビを見ているシーンがありますが、そのテレビというのが、「救命病棟24時」だったのです。そして新木優子演じる横峯あかりが「このドラマを見て医師を目指した」と話すというシーンでした。そして画面上には第3シリーズで小島の婚約者が運び込まれ、処置をする進藤先生のシーンが映し出されます。

ほんの少しのシーンでしたが、ファンにとっては嬉しいサプライズだったようです。視聴者の皆さんは救命病棟24時の第6シリーズの放送、そして進藤先生の復活を待ち望んでいることがわかります。

また、コードブルーに進藤先生が登場したことから、「第6シリーズで江口洋介が復活するのではないか」と期待しているファンの姿も多く見られます。

救命病棟24時のこれまでの作品を見ていくとわかるように、ドラマの舞台は特定の病院ではなく江口洋介さん演じる進藤先生の赴任先です。そのため毎回舞台が変わり、登場するキャラクターも変わります。このようなスタイルからも、このドラマが進藤先生を中心に回っていたと判断してもいいかもしれません。

2013年から救命病棟で主役を務めていた進藤役の江口洋介さんですが、救命病棟24時の第5シリーズには出演されませんでした。その降板の理由は一体何だったのでしょうか。今回はその理由について考察していきます。

実は、江口洋介さんはドラマの話が持ち上がった当初は出演を了承していました。2012年の夏頃にはフジテレビより打診があり、出演する方向で進められており、4月のクランクインに向けて準備が進められていたのです。しかし、その後あることがきっかけで事態は大きく変化します。
 

この当時、江口洋介さんは同じフジテレビのドラマ「dinner」に出演していました。その他にも、2012年～2013年にかけてフジテレビ系のドラマを中心に多数出演しており、さらに映画も２本出演されています。そういった多忙な状況の中、救命病棟24時第5シリーズのプロットが渡されたのは、このドラマ「dinner」の撮影が始まった後のことだったといいます。
 

江口洋介さんはこのとき「今はこのドラマの撮影で忙しいから、他のドラマの台本なんて読めないし、考えられない」と伝えたといいます。救命病棟24時といえば、江口洋介さんの代表作です。そのドラマの出演を、一度受けておきながら断るというのは相当な覚悟が必要なことだったと想像できます。

フジテレビはその当時江口洋介さんに連続でドラマ出演のオファーをし、江口洋介さんの事務所側もそれを良しとしていました。そういった多忙な状況の中での救命病棟24時第5シリーズのオファーが来たため、江口さんも断らざるをえなかったのではないかと考えられます。

主人公、進藤一生はを演じる江口洋介さんは俳優です。1986年にデビューし、20代の頃はに数々のトレンドドラマでに出演したことで人気を築きあげます。その当時は長髪の髪型がトレンドマークでした。その人気から歌手活動も行うなどマルチに活躍されていた江口さんですが、「俳優に専念したい」とすぐに歌手活動はやめてしまいます。
 

1990年代はアイドルのような存在の江口さんでしたが、2000年代に入り演じる役柄ががらっと変わります。「救命病棟24時」「白い巨塔」を始めとした医師役や、映画「闇の子供たち」など社会的な作品に出演されており、20代の頃のような恋愛ものには殆ど出演されていません。年齢を重ねたことで、いわゆるトレンディ俳優からの脱却を図ったのではないでしょうか。

私生活では1995年のチャリティーイベントで歌手の森高千里さんと出会い、1999年に結婚。現在2児の父親です。妻の森高さんは結婚・出産後しばらくは芸能活動を控えていましたが2009年頃から再びテレビに出演し始めています。

小島楓を演じるのは、女優・モデルの松嶋菜々子さんです。松嶋菜々子さんは1991年に旭化成の水着マスコットガールに選ばれたことでデビュー。翌年にドラマ「社長になった若大将」で女優デビューします。松嶋菜々子さんも江口洋介さん同様1996年NHKの連続テレビ小説に出演してからトレンディ女優と呼ばれるようになりました。

1998年にドラマ「GTO」で教師役を演じ、主演だった反町隆さんと出会います。その後2001年に結婚。現在は2児の母親です。妊娠のたびに芸能活動を控えていた松嶋さんでしたが、2005年・2009年と「救命病棟24時」の出演をきっかけに女優復帰を果たしています。

2011年にはドラマ「家政婦のミタ」で主演を演じます。これまでとは全く異なった役柄で、無感情・無表情の独特なキャラクターを演じました。このドラマではテレビ離れしている現代において最高視聴率40％という驚くべき数字を記録しています。そして2013年には「救命病棟24時」の主演も果たしました。

堺慎一役を演じるのは俳優の杉本哲太さんです。杉本哲太さんは1981年デビュー。10代の頃は荒れていたそうですが、ある日喧嘩をしていたところをロックバンドの嵐ヨシユキさんに止められ、嵐さんのファンだった杉本さんが「仲間に入れて欲しい」とその場で頼んだことがデビューのきっかけでした。

最初はロックバンドのメンバーとしてデビューしましたが、1981年TBS系ドラマ「茜さんのお弁当」で不良少年役として役者デビューします。そして1984年映画「白蛇抄」で日本アカデミー賞を受賞します。その後も映画やドラマだけでなく、ミュージックビデオやナレーション、バラエティなど幅広く活躍されています。

落合雅人役は俳優の沢村一樹さんです。母子家庭で育った沢村さんは、母親の勧めで芸能界を目指します。20歳で上京しモデルとして活躍していましたが、1996年に日本テレビ系の深夜ドラマ「松田のドラマ」で俳優デビューします。1999年の「救命病棟24時」を始め様々なドラマに出演していましたが、2000年より「浅見光彦シリーズ」で初主演を果たし、沢村さんの代表作となります。2000年に一般人と結婚し、3児の父親です。

辻智宏役は八嶋智人さんです。八嶋智人さんは俳優の他にもタレント、声優、ナレーター、司会と幅広く活躍されています。1990年に早稲田大学で劇団カムカムミニキーナを旗揚げしデビュー。当初はドラマや舞台を中心に活動していましたが、知名度を上げたのは意外医にも缶コーヒーのCMでした。またドラマ「古畑任三郎」をきっかけに俳優としての地位を上げ、現在に至るまで数々のドラマ・映画で名脇役として演じられています。

またバラエティーでは2001年「ココリコミラクルタイプ」を皮切りに活躍し始め、翌年「トリビアの泉」では司会者としての才能も発揮されます。以来現在に至るまでマルチタレントとしてお茶の間には欠かせない存在となっています。

香坂たまき役は女優の松雪泰子さんです。1989年に「第1回メンズノンノ・ガールフレンド」に合格しモデルデビュー。1991年にドラマ「熱血！新入社員宣言」で女優デビューし、2年後に「白鳥麗子でございます！」で主演を果たし、そのキャラクターが話題となりました。その後もドラマや映画、舞台などを中心に活躍されています。

小田切薫役は俳優の渡辺いっけいさんです。渡辺いっけいさんは1983年に大阪芸術大学の劇団「劇団☆新幹線」に所属しデビュー。1992年にNHK連続テレビ小説に出演し俳優としての地位を確立します。以後ドラマや映画、舞台で名脇役として活動されています。

矢部淳平役は伊藤英明さんです。1993年「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で準グランプリに輝きデビュー。1997年日本テレビ系ドラマ「デッサン」で俳優として活躍し始めます。2002年には大河ドラマに出演。2006年にドラマ「海猿」で主演を務め、後に映画化もし自身の代表作となります。ヒーローのイメージが強い伊藤さんでしたが、2012年映画「悪の教典」で悪役を演じました。

神林千春役は俳優の小日向文世さんです。1977年に「オンシアター自由劇場」に入団しデビュー。1993年に結婚し長男が誕生しますが、その翌年に劇団が解散し借金生活となります。しかし2001年にフジテレビ系ドラマ「HERO」のレギュラーに抜擢。その後もテレビやドラマを中心に活躍されていますが、2016年より「ぶらり途中下車の旅」でナレーター、2017年にアニメ「いぬやしき」で声優にも挑戦しています。

馬場武蔵役はお笑い芸人の宮迫博之さんです。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。1989年に蛍原徹とお笑いコンビ「雨上がり決死隊」を結成しデビュー。松田勇作に憧れており演技の勉強のためにお笑いを始めます。1995年に映画「ごんたくれ」で俳優デビュー。その後も様々な役柄をこなし、その他にも歌手やし開業をこなすマルチタレントです。1998年に一般の女性と結婚し、長男をもうけています。

城島俊役は俳優の谷原章介さんです。1992年に「メンズ・ノンノ」でモデルデビュー。1995年に映画「花より男子」で俳優デビューします。デビュー当時は二枚目キャラが多かったのですが、20代後半から様々な役柄に挑戦しています。また児玉清の助言で司会業にも挑戦、2007年から2017年まで「王様のブランチ」にも出演していました。1992年に元タレントの三宅えみと結婚。三宅の連れ子1人を含め6人の子供がいます。

黒木春正役は俳優・歌舞伎役者の香川照之さんです。父親が歌舞伎役者、母親が元宝塚という芸能一家出身。1989年に大河ドラマでデビュー。両親が離婚し歌舞伎役者にはなりませんでしたが、父との和解と息子の誕生をきっかけに2012年より歌舞伎役者としてもデビュー。また2016年のNHK番組をきっかけに昆虫好きとして話題になり、2018年に昆虫モチーフのアパレルブランド「インセクトコレクション」を立ち上げます。

看護師佐倉亮太役を演じるのは大泉洋さんです。大泉洋さんは俳優、声優、タレント、作家、歌手と幅広く活動をされています。北海道出身で、大学時代の演劇研究会を通して知り合った安田顕、戸次重幸、森崎博之、音尾琢真と「TEAM NACS」を結成します。また1996年には深夜番組「水曜どうでしょう」に出演。当初は北海道のローカル番組でしたが、口コミでその人気が広がり2007年に全国放送を果たします。

その後全国に大泉洋さんの名前が広がり、東京のバラエティー番組などに出演し始めます。その頃から歌手としても活動し「本日のスープ」ではミュージックステーションなど数々の歌番組にも出演します。2005年の「救命病棟24時で連続ドラマ初出演を果たし、以後数々の映画やドラマに出演。映画「探偵はバーにいる」で主演を果たし、2012年には同映画で日本アカデミー賞主演男優賞も受賞されています。

花輪勝司役を演じるのは板尾創路さんです。板尾創路さんは日本のお笑いタレントでよしもとクリエイティブ・エージェンシー所属です。当時は関西を中心に活動されていましたが、1991年のフジテレビ系「ダウンタウンのごっつええ感じ」の出演をきっかけに全国に名が知られることとなります。1996年「Dear ウーマン」で俳優デビュー。その後も数々の映画やドラマの名脇役として活動されています。

澤井悦司役はユースケ・サンタマリアさんです。1994年にバンドマンとしてデビュー。俳優としては1997年フジテレビ系ドラマ「踊る大捜査線」のレギュラー出演をきっかけに一気に人気を博します。2005年映画「公証人 真下正義」で日本アカデミー賞主演男優賞を受賞。順風満帆に見られましたが、32歳頃から40歳頃までうつ症状に悩まされていたことを告白しています。

夏目衛役は俳優の時任三郎さんです。1983年にデビューし、1983年のドラマ「ふぞろいの林檎たち」でその名が広がり、以後様々なドラマや映画に出演しています。1984年と1987年にに日本アカデミー賞で優秀主演男優賞を受賞されています。1991年に元女優と結婚し3人のお子さんがいます。2016年、娘のCanaが歌手としてデビューしたことで話題となりました。

本庄雅晴役は俳優の佐々木蔵之介さんです。1990年に劇団「惑星ピスタチオ」の旗揚げに参加しデビュー。1998年の退団後よりテレビ出演を増やします。2000年にNHK連続テレビ小説の出演をきっかけに人気が出始め、2009年よりドラマ「ハンチョウ」で主演を務め、シリーズ化し代表作となりました。

ここでは救命病棟24時全シリーズのあらすじをご紹介していきます。このあらすじはネタバレを含みますので、まだ救命病棟の第1～第5シリーズを見ていない方はご注意ください。

第1シリーズのあらすじをご紹介します。大都会にある都立第三病院救命救急センターの研修医となった小島楓は初日から指導医である進藤一生と衝突します。第1シリーズでは小島楓の成長を中心に、救命医療を舞台にした人間ドラマが繰り広げられます。

第2シリーズのあらすじをご紹介します。妻の死により救命医を辞職していた進藤が、港北医大救命救急センターの医局長に引き抜かれるところから物語は動き始めます。バラバラだった救命のチームワークが出来上がっていくまでの人間関係や派閥争いなどが描かれています。

第3シリーズのあらすじをご紹介します。東京に直下型地震が発生し、震災した患者達が東京中央病院高度救命救急センターに殺到するという物語です。災害医療に直面する救命病棟の苦難と活躍を描いています。このシリーズでは第1シリーズに登場した研修医の小島楓が一人前の医師として成長し再登場します。

第4シリーズのあらすじをご紹介します。海南医大高度救命センターを舞台に、医師不足、医療訴訟、患者のたらい回し、モンスターペシェント、コンビニ受診といった現在の医療現場が直面している問題を取り上げ展開された物語となっています。またこのシリーズでは、医療技術は同等のレベルでも考え方が正反対という進藤と対となる人物、澤井が登場し、進藤との医師としての在り方の違いを比較することができます。

第5シリーズのあらすじをご紹介します。救命医として成長した小島楓が国立湊大学附属病院救命救急センターの医局長に就任します。最新の設備、最高の医療スタッフが揃っている「救命の最後の壁」と呼ばれる国立病院でしたが、実際は急ごしらえで個性派揃いであり、チームをどう導くべきかと苦悩する小島の姿が描かれています。このシリーズは進藤一生は登場せず、代わりに時任三郎さん演じる夏目が登場します。

いかかでしたか？ここまで救命病棟24時の全シリーズのあらすじ、第6シリーズの制作の可能性と江口洋介さんの復活の可能性について考察してきました。やはり救命病棟24時といえば主人公の進藤一生がいてこそというファンも多いのではないでしょうか？第6シリーズが制作されるのかも含め、今後に期待したいところです。