2018年12月17日公開
2018年12月17日更新
わろてんかで広瀬アリス(秦野リリコ)の演技が上手いと高評価!実在のモデルは?
「わろてんか」は、2018年度下半期放送のNHK「連続テレビ小説」第97作目の作品で、大阪を代表する吉本興業の創設者をモデルにNHKがドラマ化をしました。「わろてんか」と吉本興業にピッタリの作品名です。そのうえ泰野リリコ役の広瀬アリスの演技がうまい!と視聴者だけでなく関係者からも高評価なので広瀬アリスの魅力とともにリリコって実在するモデルはいるの?など気になることについて紹介します。
目次
わろてんかの広瀬アリス(秦野リリコ)の演技が上手いと話題に!
最近、広瀬アリスの演技について高い評価を得ています。特にセリフの言い回しや微細な息使い、立ち居振る舞い、所作、目線、表情の作り方に至るまでそのすべてのパーツがミスリリコというキャラクターを構成するうえで本当に魅力的だと高く評価されています。
中には広瀬アリスさんの演技はイマイチという意見もありますが、9割近くは上手だという意見です。特に「演技が上手くなってきている」という意見が多くあります。この「わろてんか」のキャラクターの中でも、リリコほど様々な職業をしている人はいません。当然、広瀬アリスさんも様々な職業を演じなくてはなりませんので、そのせいもあって広瀬アリスさんの演技の幅も広がってきているようです。
わろてんかとは?
「わろてんか」とは、大阪の方言で意味は笑ってください。笑ってほしいという意味です。古来、笑う動物は人間だけといわれてきました。笑いは苦しさや悲しさから逃れるために人間が長い年月をかけて獲得した<生きるための技術>であることは確かなようです。
でもしばしば、私たちは笑うことを忘れてしまいます。もし、あなたの周りにそんな人がいたら、やさしく「わろてんか」と話しかけてください。そして笑顔で最高のギャグをどうぞ。きっと生きる力が生まれてきます。大阪の“魔法の言葉”=「わろてんか」をタイトルにしました。
「わろてんか」のあらすじ
「わろてんか」は、吉本興業の創業者「吉本せい」(1889年12月-1950年3月)がモデルで、明治後期から第二次世界大戦終了直後の大阪を舞台に寄席経営に挑む姿を描いています。ドラマでは、笑顔の絶えない“ゲラ”(笑い上戸)といかにも朝ドラらしく快活で明るい女性像で描かれておりますが、わろてんかモデルとなった吉本せいさんは「ええとこのお嬢さん」どころか、若い頃から苦労に苦労を重ね、半ば行きがかり上で同社を担うことになり、数多の芸人を育ててきた強い女性です。
「わろてんか」出会い
1902年(明治35年)の秋のこと、主人公の藤岡てん(新井美羽は、京都の老舗薬問屋「藤岡屋」の娘で9才の少女です。ある日、てんは丁稚(でっち)の風太(鈴木福)と薬祭りに出かけその帰り道、てんは男たちに追われる青年・藤吉(松坂桃李)と一緒に小屋に逃げ込みます。
それから8年の歳月がすぎ、ヒロイン「藤岡てん」(葵わかな)は、藤吉(松坂桃李)と手紙をやり取りしながらよく笑いいつも周りを明るくするだけでなく、人を笑わせることが大好きな女の子に成長します。
17歳になったてん(葵わかな)に縁談話がもちあがります。悩んだてんは藤吉(松坂桃李)に会うために大阪へ向かいます。その道中にトラブルに巻き込まれながらも藤吉と再会を果たし、藤吉と運命的な恋に落ち、親の反対を押し切って駆け落ち同然で大阪へやってきます。
「わろてんか」波乱万丈の人生スタート
大阪へやってきたてん(葵わかな)は、藤吉(松坂桃李)の実家が老舗の米問屋であることを初めて知ります。当然、藤吉の母から結婚を反対されたてんは、認めてもらおうと女中として働き始めますが、商いの勉強を始めた藤吉が、詐欺にひっかかり、実家の米問屋は潰れてしまいます。
そんな中、てんは「自分たちが大好きな笑いを商売にしませんか?」と藤吉に提案します。小さな寄席を買い取り「風鳥亭」を開業するのですが波乱万丈の人生のスタートでもありました。
「わろてんか」笑売の始まり
素人同然で興業の世界に飛び込んだ二人は経営危機などの幾度も困難に直面しながらも芸人や従業員たちに支えられ徐々に規模を拡大していきます。「北村笑店」という会社を立ち上げ上方の演芸会を手中に治めていきます。昭和になりラジオ放送が始まった頃、藤吉(松坂桃李)は突然病に倒れます。幸い回復した藤吉はてん(葵わかな)に寄席興業のイロハを教えようと、仕事でも常に一緒に行動するようになっていきます。
「わろてんか」キャスト
出典: https://thetv.jp
「わろてんか」の主要キャスト:※各時代ごとにいろいろなキャストが出演されていますが、一番最初(娘時代)のキャストです。
わろてんかの秦野リリコの役どころとは?モデルはいる?
秦野 リリコ(はたの リリコ)を演じるのは「 広瀬アリス」です。旅芸人一座「福楽座」の芸人のちに女優、そして川上四郎との漫才コンビミス・リリコ アンド シローの片割れミス・リリコとなります。藤吉(松坂桃李)に恋心を抱く自由奔放な女性です。
「わろてんか」秦野リリコ(広瀬アリス)の役どころとは?
本名や娘義太夫芸人としての名の表記は凛々子(りりこ)です。てん(葵わかな)の恋敵でもあります。幼少期に両親を亡くし、父親の知り合いの芸人仲間に引き取られて以来、旅芸人を続けています。幼い頃から優しくしてくれた藤吉(松坂桃李)に恋をし、藤吉とてん(葵わかな)の仲を引き裂こうと策略を図りますが見事に失恋します。藤吉に失恋後は自棄になり贔屓客の後添いになろうとしますが、藤吉から義太夫の才能を理由に引き止められて考えを改めます。
「わろてんか」リリコ娘義太夫から人気女優へ
明治43年の時点では関西で人気娘義太夫として活躍します。風鳥亭開業と同じ頃に東京へ進出し人気の娘義太夫となりますが、大正4年に引退し大阪の芸人長屋に戻ります。その後、藤吉(松坂桃李)と伊能栞(高橋一生)に勧められ、栞が興行する活動写真の専属女優に転身します。気まぐれな気質で早々に女優業に飽き、契約を一方的に破棄しようとするなど自由奔放ですが、乙女組の指導などを経て次第にプロとしての自覚を得てゆき主演級の人気女優として活動していきます。
「わろてんか」ミス・リリコ アンド シロー結成&命名
北村笑店上層部の手動により、半ば強引にコンビを組まされたリリコ(広瀬アリス)と川上四郎(松尾諭)のコンビ名を決めるようとしますがなかなか決まりません。そんな中、てん(葵わかな)の息子・隼也(成田凌)がアメリカ留学から帰ってきます。隼也は、アメリカのミスコンテストで美女が選ばれる様子を現地で見て、日本一のべっぴんさんであるリリコに「ミス・リリコ」という称号を与えてみてはどうかと提案します。そこに相方である川上四郎のシローを加え「ミス・リリコ アンド シロー」と命名されました。
「わろてんか」リリコアンドシロー愛の物語
リリコ(広瀬アリス)は女性客に向けた人気漫才師を世に送り出したいてんの要望に応え、伊能栞(高橋一生)を説得して伊能商会から業務提携先の北村笑店に移籍します。のちに川上四郎(松尾諭)とコンビを組み、ミス・リリコ アンド シローのコンビ名で漫才師として歩み出すこととなります。当初は四郎と気が合わなかったものの次第に結束してゆき、やがて四郎と恋に落ち彼の上海行きを機に結婚します。そして夫を支えるため漫才活動を休止し家庭に入ることを決意します。
「わろてんか」てんとの再会
昭和14年、四郎が所属する上海の楽団の解散と、風太らが上海に慰問に来たことを機にミス・リリコ アンド シローとして「わろてんか隊」に加入し漫才活動を再開します。慰問活動を終えて四郎とともに帰国したリリコは昭和15年、洋風の名前を禁じる「芸名統制令」の施行により、芸名を「凜々子」に変更させられます。
昭和20年の北村笑店解散時には、田舎の生活が合わないために大阪に残ることを告げますが、昭和21年、路上で歌を披露していたところにてんと再会し北村笑店に復帰します。
「わろてんか」秦野リリコ(広瀬アリス)は恋敵?
「わろてんか」の秦野リリコ(広瀬アリス)はてん(葵わかな)の恋敵としてキャスティングされています。幼いころから旅回りの一座で育ち、後に転がり込んでくる北村藤吉(松坂桃李)を兄のように慕い、恋心を抱きますが。しかし、藤吉はてん(葵わかな)のことを好きになりますので彼女を疎ましい存在として敵視します。二人の仲を裂こうとしてたびたび妨害をするリリコに二人はかなり振り回されます。
「わろてんか」 恋敵から親友へ
その後、リリコは上京して娘義太夫でスターになり、藤吉への思いを断ち切って歩み始めます。またシローとの間に新しい恋も芽生えます。NHKのリリコの紹介文にも「てんの恋敵か?終生の友か?」とあるようにヒロインのてんにとっても重要な役どころでドラマでも大きなカギを握るキャラクターとなっていきます。
「わろてんか」広瀬アリス演じる「秦野リリコ」は実在する?!
「わろてんか」に登場する、秦野リリコのモデルはだれか?いろんな説が飛び出していましたので、まとめてみました。
わろてんか「リリコ」のモデルは?
わろてんか「秦野リリコ」のモデルは、ミスワカナです。「ミス・リリコアンドシロー」はかつて吉本興業で活躍した漫才コンビ「ミスワカナ・玉松一郎」がモデルになっています。ミス・ワカナと玉松一郎は昭和初期から戦時中に活躍した夫婦漫才コンビで、日本各地の方言を混ぜながらしゃべくりを繰り出すミスワカナに対し、的確にツッコミを入れながらアコーディオンを伴奏します。それに合わせてミスワカナが持ち前の歌を交えて舞台を盛り上げる超人気芸人コンビでした。
「わろてんか」リリコとシローの人物像
松尾諭が演じる四郎の風貌は往年の玉松一郎の姿にそっくりで、着物姿の美人漫才師はリリコそのものです。美人として知られたリリコは決してハンサムとはいえない玉松一郎の風貌を上手くイジって爆笑を取るなどして現在も見られる「女性が男性を尻に敷く夫婦漫才」の元祖と言っていい存在です。ミスワカナは非常に気性が荒く、かつ歌が上手く自由奔放な女性だったそうで、こうした人物像がリリコのキャラクター設定に活かされているようです。
ミスワカナに関する豆知識
ご存知の通り「ミスワカナ」は芸名です。そしてミスワカナは実は4人いました!具体的には初代ミスワカナ・川本杉子、2代目ミスワカナ・ミヤコ蝶々、3代目ミスワカナ・三崎希於子、4代目ワカナ・河村節子(ミスワカ子)です。※相方の玉松一郎さんはずっと同じ人です。ちなみにリリコ(広瀬アリス)のモデルは初代のミスワカナさん(以降、ミスワカナ)です。
歴代 ミスワカナ紹介
出典: https://ロケ地.com
ミスワカナさんは芸人一家に生まれ、9才で本格的に芸能活動を始めます。そして、1937年に籐吉のモデルの林正之助の奨めで吉本興業に入社し、「ミスワカナ・玉松一郎」として夫婦漫才をしていました。ミスワカナさんは4才でお父さんを亡くしており、その後も巡業には参加していました。この辺りはリリコの幼少期時代とかなり重なる部分があります。ちなみに実はミスワカナさんは1946年に心臓発作で36才という若さで亡くなってしまいます。
わろてんかの秦野リリコを演じる広瀬アリスを紹介!
本名:広瀬 晶(ひろせ あき)・生年月日:1994年12月11日・出身地:静岡県・身長:165cm・血液型:AB型・職業:ファッションモデル・女優。小学校6年生のときにスカウトされ、ファッション誌「Seventeen」の専属モデルとして活躍をしていました。。妹は「広瀬すず」です。
広瀬アリスプロフィール 詳細
女優としてもキャリアは意外に長く、これまでは“広瀬すず(19)の姉”と呼ばれることが多くありました。姉のアリスは“努力型”でキレイな顔立ちと品のある大人の女性ということで『名バイプレイヤタイプ』と呼ばれています。一頃、“姉妹格差”と言われたこともありアリスも以前、『ライバルは妹』と言っていましたが、2人ともいろんな作品で抜擢され、姉妹ともに若手トップクラスの女優になりつつあります。
わろてんかの秦野リリコを演じる広瀬アリスの演技評価を紹介!
物語が進むにつれ娘義太夫、活動写真の女優などドラマでの立ち位置がはっきりしない時でさえ個性的な役柄をこなしていた広瀬アリスですが、芸人に再転向して「ミスリリコアンドシロー」のコンビを結成してからの評価がすごいです!ネットやTwitterにもたくさんの方が賞賛しています。
「わろてんか」の広瀬アリスのミスリリコの演技の評価!こんなに上手かった?アドリブ編
テンポの良さ、突っ込みや早口でしゃべりたおす関西どくどくの言い回し方など芸人そのもで、広瀬アリスが関西出身だと思われた方も多いのではないでしょうか?もちろんシロー(松尾諭)の演技があってこそ、リリコが輝いて見えているのですがすごい名演技です。
「わろてんか」広瀬アリスの涙演技は最高です!
広瀬アリスの涙の演技が素晴らしい!
3月1日に放送されたNHK朝の連続テレビ小説「わろてんか」で、広瀬アリスさん演じるリリコが相方のシローを想って、お茶に浮かんだ茶柱を見ながら涙をこぼすシーンがありました。本当にお見事!としか言いようのない、素晴らしい演技でした!涙をこぼすタイミングも、リリコのシローを想う心情も伝わってきて鳥肌がたちました!
わろてんか」にミスリリコ役で出演している広瀬アリスの「涙の演技」に絶賛の声が上がって話題になっています。これまでは「広瀬すずの姉」という認識が先行していましたが、この「涙の演技」で姉妹逆転との意見も出ています。
わろてんかの広瀬アリス(秦野リリコ)についてまとめ!
物語初めの頃のリリコは、気が強くて自由奔放で、てん(葵わかな)と藤吉(松坂桃李)を振り回す、ちょっと「面倒くさい存在」ですが、シロー(松尾諭)と出会いコンビを組むことで女としての幸せを感じさせてくれたシローが大好きになります。シローは昔からオーケストラで演奏することを夢みてきた音楽家で、その夢を叶えるために、リリコはシローと一緒に上海へ行くことを決心することからもよくわかります。史実でもミスワカナは玉松一郎と結婚しますが、その後離婚して波乱万丈な人生を送ることになります。
「わろてんか」出演者はみんなさわやかでいい人!
物語では上海に向かうリリコ(広瀬アリス)とシロー(松尾諭)を、社長の北村てん(葵わかなさん)や専務の風太(濱田岳さん)も2人の未来を応援し北村笑店の社員のまま送り出すことを決めます。また戻ってきたら漫才ができるように、日本での居場所も確保してくれます。この時代設定だからかもしれませんが、朝ドラはいい人がたくさん出て来て、話が爽やかでいいと評価されています。