半分、青い。がつまらない・ひどいとされる理由は？100円ショップ編が面白くない？

朝にこれから仕事をする会社員が家を出発して出勤する前に、これから家の仕事をする人がこれから仕事を開始する前に、家族がテレビで見ているから自分も見る、様々な多くの人たちが08：00から08：15までのたった15分のあいだに、一つのドラマを見ることが日課になっています。それがNHKで放送される連続テレビ小説です。昔から続いた歴史ある連続テレビ小説では、現在「半分、青い。」というドラマ作品を放送しています。

半分、青い。はNHK放送の連続テレビ小説の第98作目の作品です。たった15分のあいだに、視聴者の興味を継続させて、次の放送をドキドキしながら待つことができる気になる展開で引くことが一回の放送のだいたいの流れなのですが、その半分、青い。にて「つまらない、ひどい、面白くない」といった辛辣な感想をネット上で見ることができます。今回の記事ではその「つまらない、ひどい、面白くない」の理由について考察します。

「半分、青い。」はNHK放送の連続テレビ小説の第98作目の作品です。句読点の「。」までが一つのタイトルとなっており、このようにタイトルが句読点で終わるタイトルの連続テレビ小説は初めてのこととなっています。その内容は、町の小さな食堂に生まれた少女楡野鈴愛、愛称すずめという少女が憧れや夢のために、一生懸命にがんばる様子を描いた連続テレビ小説です。

岐阜県東美濃地方の小さな田舎町で経営する食堂で生まれた少女楡野鈴愛が愛称すずめが、幼馴染から貸してもらった秋風羽織作品の少女漫画に夢中になり、漫画家を夢見て実際に行動を開始します。そしてトークショーに行った時に、憧れる漫画家秋風羽織に自作品を見てもらい、夢や憧れを実現する機会を得ます。そして晴れて田舎から東京に旅立っていく、それからの苦楽も描いた物語です。

主人公のすずめは、夢を実現させるために、故郷から出て東京に出たり、実現したものを手放してアルバイト生活をするなど、場面の展開や移動が激しく、登場人物が長く登場しないなどもこのドラマの特徴でしょう。そんな半分、青い。がネット上では、つまらないと酷評されています。つまらないと評価される理由について、次章で考察します。

まず半分、青い。ではすずめは漫画に魅了されて、その面白さや楽しさを自分でも描きたいと考えて、漫画家を目指してひたむきに頑張っています。そのためならば少々の無茶や無理を押し通す強さもちゃんと描かれています。

そのあたりについて、現場を経験しているクリエイターのみなさんは共感と、すずめへの応援をしていました。しかし、その動機以外の様々な部分について脚本を担当した北川悦吏子さんとはずれてしまってたのです。人は誰しも、共感できない相手を心から応援することができません。だからクリエイターの人たちには「つまらない」といった評価をする人がいました。その理由について詳しく説明します。

まずクリエイターというのは、動作の後に結果がくるものです。モネやゴッホなどの巨匠たちも、自分たちが絵を描きたいからと描き続けて、死後にその評価が見直されて、歴史の教科書に載るほどのものになりました。過去の巨匠と、現在のクリエイターもそう違いはありません。自分たちが描き出したいものや、心が訴えたいことを形にするのです。そのあとで、人々が作品を見て評価をするのも、つまらないと言うのも後の祭りです。

半分、青い。がつまらない・ひどい、面白くないと評価しているクリエイターの人たちは「自分がやりたいことをやる」のが基本であり、その逆に「評価が欲しくて作品を創りだす」ことを理由にして作品を描かないのです。つまらない・ひどい、面白くないと評価をされなくても、評価云々のまえに作品を世に出してしまえばそれでいいのです。そのあとで、誰がの完成と一致して評価をされればラッキーといったものなのです。

誰かが自分の作品をつまらない・ひどい、面白くないと言うかもしれないと考えて行動しないのならば、どんな作品作りが上手な人でも、作品を完成させることはありません。先品を一つも完成させない巨匠は、ただの一般人となにも変わらないのです。完成をさせてはじめて良いも悪いも評価がつくのです。そのあたりについて、主人公であるすずめと視聴しているクリエイターの差が出てしまい、つまらないと思わせている節があります。

北川悦吏子さんがそのような考えなのかもしれませんが、すずめは半分、青い。のさくひんのなかで、「結婚に逃げる」といったことを呟いていました。これに関しては、クリエイター以外にも、一般の人たちにも「ん？」と首を傾げさせることになってしまいました。

仕事に専念することも、結婚して家庭をもつことも、どちらかが簡単で、どちらかが逃げ道なんてことはありません。仕事に専念するのであれば、仕事に関しての問題や相応のストレスが選択した人物に降りかかります。結婚して家庭をもてば、誰かのために自分を削ってなにかをしなければなりません。両方とも、人間が人生を歩むうえでの選択肢の一つでしかないのです。

人々にとって物語を評価する理由などのなかに、おもしろいかつまらないかの評判の一つに、主人公に共感できるか、主人公の動機と行動を素直に応援することができるのか、そういった点も含まれています。熱血な主人公がひたむきに頑張る様子に応援して、正義のヒーローと一緒に悪を倒す活躍を応援して、誰かが誰かの幸せのために傷ついて行くのも全て主人公の行動の理由と視聴者と一致して、共感できるからです。

しかしすずめはドラマのなかで結婚は逃げ道といったニュアンスの行動をしました。昔の人たちにとっては「結婚は逃げ道」だという意識があるのかもしれませんが、現在活躍している人たちにとって「結婚は選択肢」だと考えている人たちの方が多いです。そのため、そういった意識の人たちとのすずめとの思考の差がひどいと評価される理由のひとつになっているのです。

さらにここでもクリエイターの人たちが、すずめに共感できずにいます。先述の通り、すずめは漫画家になるためにひたむきに努力をして、作品を完成にまでこぎつけることができる実力を持っています。自分がイメージをした「こうゆうことを描きたい」といったことを、自分なりに表現できる実力をもっています。評価されているクリエイターだからこそ「養ってもらえる」が止める理由ではないとクリエイターは声をあげるのです。

先述の通り、クリエイターの人たちは、作品を創りたいから作り出すのです。しかし作りたいものを作るには、先立つもの、つまりお金が必要です。画材を購入したり、生活費や食費なども全てお金が必要です。だからこそ、仕事をしているのです。自分以外の誰かがお金を稼いでくるのならば、自分が描きたいものを描き続けるのです。

さらにクリエイターも結婚を考えるときがあります。その時の条件に、「自分がやりたいことを続けられるか」を条件にして結婚の相手を探します。「そんなことをするなら結婚しない」という相手とは、相当の愛情やなにか因縁がないかぎり、選択しません。そのあたりの結婚して仕事をどうするかといった理由も、すずめとクリエイターの共感できない差ができてしまいつまらない、面白くないと評価する理由の一つになっています。

さらにすずめは、大きな失恋をすると、それに関して封印したいと思わせる描写がありました。しかし、クリエイターは失恋や悲劇、事故など、いいことから悪いことまで、すべての経験が「これを作品にできないかな？」「この状況を資料に残しておこう」とします。全てのことが作品の糧になるのです。これにかんして、一般の人たちは理解できない事でしょうが、涙を流しつつも心の奥底でどうしても作品につなげるのです。

北川悦吏子さんはいままで恋愛ドラマのスペシャリストとして、多くの恋愛ドラマの脚本を執筆してきました。それが主人公のすずめの行動にも、一部出ている節があります。そのため「一般受けする」ことを優先する、「結婚が逃げ道」といった、彼女が考える「一般受け」するキャラクターとして行動させていました。しかし、それらがクリエイターの人々にとっては「ありえない理由だ」といった差につながりました。

主人公の行動理由に共感できなければ、その物語に没入することはできません。その主人公が「理由」で行動をするたびに、違和感を感じた人は主人公から置いて逝かれてしまうのです。今回、半分、青い。では主人公がクリエイターなのにもかかわらず、クリエイターらしからぬ理由で行動をして、クリエイターから離れて行きました。だから、半分、青い。がつまらない、面白くないと評価する人たちがいてしまうのです。

佐藤健は主人公すずめの幼馴染であり、すずめのことを一番に理解している友人の萩尾律を演じている俳優です。すずめはさまざまな理由で、漫画家の道を諦めて転職します。そして100円ショップにアルバイトをして生活をします。元々住んでいた場所からも転居しているため、萩尾律と会うこともありません。そのために、佐藤健のファンの人たちは、長期間彼を見ることができずにフラストレーションをためてしまっていました。

佐藤健演じる萩尾律だけではなく、これまですずめと共に人生を歩んできていたキャラクターたちも半分、青い。から一時退場したようすで、「いままであのキャラクターを応援していたのにどこにいったの？」や「あのキャラクターが出てこないなんて面白くない！」というように、それぞれの俳優のファンたちは半分、青い。を面白くないと評価してしまっています。

俳優のファンたちを置いてけぼりにして、主人公のすずめがクリエイターの人たちを置いてけぼりにしたうえで、100円ショップ編は物語の展開がゆったりしています。NHKの連続テレビ小説は一回の放送に通常08：00から08：15までのたった15分のあいだに、視聴者の興味を継続させて、次の放送をドキドキしながら待つことができる気になる展開で引くことで、予定放送回数の全156回の全話を見てもらうのです。

だがしかし、100円ショップ編では、そのテンポがずれてしまっているのです。そのため、いままでの15分のテンポで見ていた人たちにとって苦痛になってしまい「おもしろくないからもいいいや」と半分、青い。からはなれてしまうコメントもネット上でみることがあります。

いままでのようにひたむきに頑張り続けるすずめとは一風変わっていて、これはこれで面白いといった評価もありましたが、キャラクターが一新されたうえに、テンポがかわってしまったことは、半分、青い。の評価に大きな打撃を与えたことは、ネット上に書き込まれた評価の数々で間違いないでしょう。

すずめが人生のメインを移動させてしまったりして、応援しているキャラクターが登場しなくなってしまうことは半分、青い。ではよくありました。それはドラマの展開上しかたのないことですが、ファンにとっては半分、青い。がすべてつまらないように感じてしまうようです。

NHKの連続テレビ小説の「半分、青い。」をはじめ、多くのこれまでの作品は、一人の少女が夢や憧れのために出会いや別れを経験したことを描き出した物でした。しかし、その主人公に共感できなければ、作品がつまらないと思ってしまうことはしかたがないことかもしれません。

NHK連続テレビ小説「半分、青い。」について、つまらないやひどいとされていり理由についてまとめて、ネット上の評価の一部も紹介してきました。この記事を読んで、半分、青い。の評価について共感できた部分も、できなかった部分もあるでしょう。NHK連続テレビ小説「半分、青い。」は前半部分では、見ている人たちの心に刺さるセリフや、すずめと一緒に感情を共有して楽しむことができたといった評価もみることができました。

しかし半分、青い。がつまらないと評価する人たちのコメントも、クリエイターとしての目線を説明されれば、確かにと納得できるものでした。そんな「半分、青い。」はあと少しですべての話を放送して終了してしまいます。ドラマは終盤の巻き返しが肝です。つまらないと評価されていますが、今後の巻き返しで半分、青い。の評価が決定されます。今回の記事を読んで、半分、青い。が気になった人は是非見てください。