2018年08月12日公開
2018年08月12日更新
プリズンブレイクのサラとは?マイケルとの関係や演じている女優も紹介
アメリカで放映されたプリズンブレイクは、脱出が絶望的だとされている監獄から脱出するために策を巡らせながら真相に迫ってくサスペンスドラマです。プリズンブレイクは日本でも海外ドラマブームの一躍を担った人気作です。この記事ではプリズンブレイクに登場するサラとはどんな人物なのか、マイケルとの関係や演じている女優についての情報を紹介します。シーズン1から登場するサラは、囚人たちの診療を担当する女性医師です。
目次
プリズンブレイクのサラはどんな登場人物?演じている女優も紹介!
アメリカだけではなく日本でも大ヒットした海外ドラマ「プリズンブレイク」には従来の脱出ものの王道を踏まえつつ、様々な登場人物の内面描写や人間ドラマが丁寧に描かれています。プリズンブレイクの登場人物であるサラは医者ですが、しかし模範的な人間というわけでもなく、過去には薬物に手を染めていたという過去があります。そんな二面性のあるサラはどんな人物なのでしょうか。演じる女優についても紹介します。
プリズンブレイクとは?
プリズンブレイクはアメリカの制作会社FOXが制作したサスペンスドラマです。作品の題材は「監獄脱出物」であり、総監督は映画「エクスペリメント」を制作したポール・シェアリングです。プリズンブレイクは2018年時点でシーズン5まで放映されています。また、シーズン4の後日談である「ファイナルブレイク」や特別編も数本公開されました。また、プリズンブレイクシーズン6の制作も正式に決定しています。
プリズンブレイクのサラはどんなキャラクター?
プリズンブレイクに登場するサラ・タンクレディはフォックスリバー刑務所に勤務する医者です。シーズン1から登場し、主人公マイケルとの初めての出会いは医者と囚人の関係でした。フォックスリバー刑務所を勤務先に決めた理由は2つあり、ひとつはマハトマガンジーに影響されて人道支援をしたかったという理由で、もうひとつの理由は、過去に自身がモルヒネ中毒になったことが原因で少年を救えなかった事があった為です。
プリズンブレイクのサラの性格
プリズンブレイクのサラの性格は複雑です。友人は少なく、仕事以外で人と積極的に交友することはありません。同僚の看護師からは、働いてばかりいるサラに対してプライベートを心配されてしまう場面もあります。「人を救いたい」という気持ちが強くある一方で、人の死を見すぎたことが原因で薬物に依存するようになるという脆い一面もあります。また、自身について「嫉妬深くはないけど、用心深い」と発言しています。
プリズンブレイクのサラと父親の関係
プリズンブレイクのサラはシカゴで生まれ、シーズン1の時点で29歳です。父親はイリノイ州の知事であるフランク・タンクレディで、娘のサラがフォックスリバー刑務所で働くことに難色を示していています。フランクは犯罪を忌み嫌っており、犯罪者に対する厳しい信念と政策を掲げている関係で、娘の人道支援を中心とした信念と反りが合わず、サラとフランクの関係は良好とは言えません。
プリズンブレイクで刑務所の医師として働くサラ
プリズンブレイクでは、囚人同士の喧嘩や闘争が絶えません。フォックスリバー刑務所で働くサラは、初対面のマイケルのタトゥーを見ても動揺することはありませんでした。それは彼女にとっては日常の光景で、3話でマイケルが足の怪我をして「植木バサミを踏んだ」と申告した際には、傷の状態を見て嘘をついていると見破り、マイケルに隔離房行きを進言しました。医師としての観察力と判断力が優れているのがわかります。
プリズンブレイクでモルヒネに依存してしまうサラ
プリズンブレイクシーズン1の16話でサラの過去が明らかになります。フォックスリバー刑務所に勤める前のサラは、目の下にくっきりと隈が出来ています。その理由は、病院内の備品であるモルヒネの日常的な摂取による薬物中毒でした。更にこのエピソードでは、当時の恋人に対して病院から盗んだ備品を「クリスマスプレゼントよ」と手渡すシーンがあり、堕落した生活と心の闇が垣間見れます。
プリズンブレイクで少年を救えなかったサラ
プリズンブレイクシーズン1の16話。当時の恋人と歩いているサラ。突如として目の前で少年が車に轢かれる交通事故が発生します。サラは子供の元に近づくと、少年の母親に治療するように頼まれます。しかしモルヒネの摂取によって中毒症状になっているサラは、意識が朦朧とした状態で眼の前の光景をただ見つめるだけでした。
プリズンブレイクで心を入れ替える決意をするサラ
事故で少年を救うことが出来なかったサラは、この出来事がきっかけで「苦しんでいる人を救いたい」と強く願うようになり、新しい職場であるフォックスリバー刑務所で再スタートすることを決意しました。サラの信念の根底には「非暴力、非服従」で有名なガンジーの存在があります。ガンジーの「世界を変えたいなら、まず自分が変わりなさい」という言葉はサラが好きな言葉で、サラの意思決定に大きな役割を与えています。
プリズンブレイクのサラの好きな異性のタイプ
プリズンブレイクシーズン1の17話。サラは看護師のケイティと私生活の話題になった際に「働きすぎよ。息抜きも必要。デートはしないの?」とケイティに尋ねられ、サラは「異性関係で話せるネタはゼロ」「男を見る目がないの。どこか影のある男ばかり好きになる。」と発言しています。過去の経験からか、恋愛に対しては消極的な性格であることがわかります。
プリズンブレイクで職を失うサラ
プリズンブレイクシーズン1の終盤、サラはマイケルの脱走に加担してしまい、罪悪感から再びモルヒネに手を出してしまいます。モルヒネを過剰摂取したことで生死の境を彷徨いましたが、病院のベッドの上で生還しました。その後は、マイケルの脱走を手助けした容疑でフォックスリバー刑務所の医師の職を失ってしまいます。
プリズンブレイクで父親を失ったサラ
プリズンブレイクシーズン2の7話で、サラは父親のフランクが死亡したことを知ります。警察によってフランクの死因は自殺だとされていましたが、サラは父の死を不審に思っていました。自宅に帰ったサラは、父の同僚と名乗る男に命を狙われてしまいます。しかし男を振り切って逃げ延びることに成功したサラは、父がなんらかの事件に巻き込まれたことを知り、口封じに自分の命も狙われていることを知ります。
プリズンブレイクで拷問に耐えるサラ
プリズンブレイクシーズン2でサラはケラーマンに拷問されてしまいます。ケラーマンはサラが父親の重要な情報を持っていると言い、サラを水に沈めて拷問し情報を吐かせようとします。無言を貫くサラに対して次第に拷問が苛烈になっていく中、サラはそれでも絶え続けます。そしてサラは最終的にケラーマンの隙をついて逃げ出すことに成功しました。サラの強靭な精神力が垣間見えるエピソードです。
プリズンブレイクのサラとマイケルの関係を紹介!
ここからは、プリズンブレイクの主人公マイケルとサラの関係性を紹介していきます。マイケルが監獄から脱出するために明晰な頭脳を使って悪戦苦闘する中、医師であるサラとの関係も徐々に深まっていきます。フォックスリバーの囚人と医者という複雑な関係の2人の仲は一言で語ることは出来ません。2人の恋路はプリズンブレイクのシナリオを一層引き立てます。
プリズンブレイクのマイケルとサラとの出会いは?
サラとマイケルの出会いはプリズンブレイクの1話からです。サラのマイケルへの第一印象は「不思議な人」というものでした。サラはマイケルについて書かれた資料を読んで、マイケルが優秀な成績でロヨラ大学を理学修士号で卒業したことに驚きます。そしてサラはマイケルの診療を続けている内に、マイケルの影のある魅力に興味を持つようになります。
しばらくしてサラはマイケルが死刑囚のリンカーンの弟だと知ります。サラの父親で州知事であるフランクは犯罪者の処罰に厳しい為、その関係でサラ自身もマイケルに嫌われているのではないかと思っていました。しかしマイケルは「娘まで嫌な人間とは思わない」と発言したことで、お互いの気持ちが近づきました。
プリズンブレイクのマイケルへの好意と不信感
プリズンブレイク7話で、刑務所内の暴動で危機に陥ったサラはマイケルの助けによって難を逃れました。サラはマイケルへの好意が募る一方で、マイケルが時折見せる不可解な発言や、不可解な怪我によって不信感が募ります。マイケルの素性を資料で調べるほど、マイケルが強盗をするような人物には思えなくなっています。
一方でマイケルはサラに対して好意を抱いているものの、サラの立場上から、脱出計画を打ち明けることができないので、サラを利用してしまう形になってしまうことに罪悪感を感じています。
プリズンブレイクのサラとマイケルの縮まらない距離
プリズンブレイクシーズン1の終盤ではお互いの想いが通じ合い、愛の言葉を交わすまでになりました。しかしそれも長くは続かず、プリズンブレイクシーズン2に入ってからは再びサラの気持ちに再び迷いが生じます。8人もの脱出に加担してしまったことや父親の死に直面したことなどが原因で、マイケルに対して複雑な感情を持つようになります。
プリズンブレイクシーズン2の中盤から二人は共に行動するようになります。リンカーンの事件の真相を追う内にサラはマイケルに対しての不満や疑念は解消されていき、マイケルと共にパナマに国外逃亡することを決めました。しかし逃亡寸前でサラは警察に逮捕されてしまいます。
プリズンブレイクのサラが組織に誘拐される
プリズンブレイクシーズン2終盤でリンカーンが無実の罪だと世間に認知され、サラも自由の身になりました。その後にマイケル、サラ、リンカーンの3人は一度は合流するものの、組織の捜査官を射殺する現場を警察に見つかってしまい、すぐに散り散りとなりました。その後のプリズンブレイクシーズン3では、サラが敵の組織に誘拐されてしまいます。
プリズンブレイクのサラとの再開と妊娠
プリズンブレイクシーズン4では、殺されたと思われていたサラが生存していることがわかり、マイケルと再会を果たします。しかし依然として組織に狙われているという状況は変わらず、仲間たちと協力して組織無力化への行動を開始します。
プリズンブレイクシーズン4で、マイケルらは組織の思惑を探っていく内に思いがけずマイケルの母が生存していることを知ります。更にマイケルに脳の腫瘍があることが発覚し、一時は生死の境を彷徨いましたが、手術を受けたことで無事に回復しました。そしてマイケルらは組織のボスを逮捕に追い込むことに成功し、晴れて誰からも追われることがなくなりました。
プリズンブレイクシーズン4ではサラがマイケルの子供を身ごもっていることが発覚し、エピソード終盤には成長した子供の姿と、マイケルの墓を囲う仲間の映像が流れます。プリズンブレイクファイナルブレイク前編では、二人が結婚式を挙げているシーンがあります。後編ではマイケルが死に至った理由がわかりますが、死んだと思われていたマイケルは実は生存していることがシーズン5で発覚しています。
プリズンブレイクのサラを演じている女優を紹介!
プリズンブレイクのサラ役を演じた女優はサラ・ウェイン・キャリーズです。学歴は大卒で、2018年で41歳になり、生まれはアメリカのイリノイ州です。プリズンブレイクの役名と同じくサラという名前なのが印象的です。夫はロシアの格闘技システマの達人として有名な人物です。プリズンブレイクシーズン3での登場が少ない理由は、実生活で妊娠した為です。ホラーが苦手で、女優として出演したホラー作品も見れないほどです。
夫との結婚は、サラが美術修士号を取得した年の2002年6月21日で、子供は第一子が2007年に生まれ、第二子は養子として2013年に生まれています。サラは高校と大学の在学中に演劇をしていた関係で役を演じる楽しさを発見し、女優の道へと進みました。プリズンブレイクは女優として初めての大役抜擢であり、この作品以降はウォーキングデッドの主人公の妻役にも選ばれています。
プリズンブレイクのサラ役から見たシーズン5
出典: https://ew.com
女優のサラはマイケル役のウェントワース・ミラーとも友人として親しい仲だということです。しかしプリズンブレイクシーズン5のストーリーで実はマイケルが生きている、という展開には「サラと同じように不可能だと思いました。納得するのに1~2ヶ月はかかりました」とインタビューで答えています。また、妊娠が理由で女優業を休止していた際には、サラ役の復帰を快く受け入れてくれたというエピソードも語られました。
サラ役から大出世
サラ・ウェイン・キャリーズはプリズンブレイクのサラ役で世間に演技力が認知されたことによって、後の大ヒット作であるウォーキングデッド出演に繋がります。その後の女優業も順調で「コロニー」や「ロング・ロード・ホーム」では主役を演じています。2018年現在の私生活に関しては、夫との夫婦生活は順調で、長女は11歳になり次男は5歳になるということです。
プリズンブレイクのサラは魅力的なキャラクターだった!
最後にプリズンブレイクのサラの魅力を振り返ります。サラは物語のヒロイン的ポジションにありながら薬物中毒になってしまうといった、精神的に脆い一面があります。その為ネット上の評価では「嫌いだ」という人の意見があります。しかし一方で「人間らしい」「親近感があって好き」と好評価もされており、サラ役を演じた女優のサラも演劇出身の為、自然な演技に定評があり、より一層魅力的な役として引き立たせています。
この記事ではプリズンブレイクのサラという役について、サラを演じている女優の紹介をしましたがいかがだったでしょうか?海外ドラマの中でも有名なプリズンブレイクは今回紹介したほかにも様々な魅力があります。興味を持っていただけたらプリズンブレイクを是非ご覧ください。