ワンピースの赤足のゼフはロジャー海賊団の元クルー？懸賞金や過去を考察

ワンピースとは、週刊少年ジャンプにて1997年から現在も連載が続いている、海洋冒険ロマンを描く大人気漫画です。ワンピースは、アニメ化や映画化がされている他、関連グッズや関連書籍が多数発売されている人気作品です。今回の記事では、この人気作品ワンピースに登場する赤足のゼフについて紹介していきます。

ワンピースに登場する赤足のゼフとは、ワンピース主人公ルフィが率いる麦わらの一味でコック兼戦闘員として活躍するサンジの恩人であり、料理から足技までサンジに全ての基礎を叩き込んだ人物でもあります。そんな赤足のゼフには、ワンピース唯一の海賊王であるゴール･Ｄ･ロジャーのクルーだった過去があるのではないか?という噂が有ります。

現在は海賊稼業を辞め、海上レストランバラティエのオーナシェフとして生きる赤足のゼフに、一体どの様な過去があるのでしょうか?そして、海賊時代の赤足のゼフの強さや、過去に懸けられた懸賞金額はどれ程のものだったのでしょうか?今回の記事では、赤足のゼフに纏わる様々な疑問や噂について、余すところ無く紹介していきます。

この章では、今回取り上げる赤足のゼフについてワンピースの作中で判明している情報を紹介していきます。ワンピースに登場する赤足のゼフは、4月2日が誕生日だという事が明らかになっていますが、年齢については明らかにされていません。この為、赤足のゼフが海賊だった時代については正確な時期が不明であり、同年代の海賊や海兵についても正確な情報は公開されていません。

この為、海賊時代の赤足のゼフがどれほどの強さだったのか?については、ワンピースの作中に描かれた発言やエピソードなどから推測するしかなく、正確な強さは現在も謎のままとなっています。では、ワンピースに描かれた赤足のゼフの強さに迫る発言やエピソードとはどの様なものなのでしょうか?

赤足のゼフは、サンジとの遭難生活の中で｢1年の航海で見つける事は出来なかったが、おれは偉大なる航路グランドラインにオールブルーの可能性を見た｣と発言しています。また、海上レストランバラティエを襲った海賊クリークが、赤足のゼフに対して｢赤足のゼフ!お前はかつて偉大なる航路グランドラインへ入り、丸1年の航海を無傷で帰った男｣と発言しています。

これらの事から、海賊時代の赤足のゼフは偉大なる航路グランドラインを1年間航海し、無事に帰ってきた過去が有る事が分かります。また、偉大なる航路グランドライン前半の海には、オールブルーに関連するような場所が無い事から、赤足のゼフは海賊時代に偉大なる航路グランドライン後半の海｢新世界｣へ突入している可能性が高いと考えられます。

つまり、海賊時代の赤足のゼフは、最低でも偉大なる航路グランドライン前半の海を航海出来るだけの強さを持っている事になります。また、海賊時代の赤足のゼフは幼少のサンジが海に投げ出された際に躊躇する事無く海に飛び込んでいる事から、悪魔の実の能力者では無いと考えられています。

赤足のゼフの強さに迫る発言として、海賊クリークが｢赤足のゼフといえば蹴り技の達人!その強靭な脚力は岩盤をも砕き、鋼鉄にすら足形を残すことが出来たと聞く｣と発言しています。赤足のゼフは悪魔の実の能力者では無かったと考えられる事から、｢鋼鉄にすら足形を残す｣という発言は赤足のゼフが武装色の覇気を習得していた可能性が有る事を意味していると考えられます。

つまり、海賊時代の赤足のゼフは、偉大なる航路グランドライン前半の海を航海出来、武装色の覇気を使いこなす程の強さを持っていた可能性が有るという事です。この考察が正しかった場合、海賊時代の赤足のゼフはコックであり海賊団の船長でもあるという異色な海賊でありながら、その強さは高いレベルのもだったという事になります。

海賊時代の赤足のゼフについては、劇場版「ONE PIECE FILM Z」公開記念特別番組として放送されたワンピーススペシャルアニメ｢エピソード･オブ･ルフィ｣でも一味違った角度から紹介されています。この｢エピソード･オブ･ルフィ｣には海賊好きな蝋人形職人が登場するのですが、この蝋人形職人が作り上げた蝋人形の中に白ひげやレイリー、シャンクなどと並んで、赤足のゼフをモデルにして作られた蝋人形が描かれています。

この｢エピソード･オブ･ルフィ｣は、ワンピースの原作者である尾田栄一郎氏が原作を務めています。この為、四皇に名を連ねる白ひげやシャンクス、海賊王ロジャーの右腕とも言われるレイリーなどと共に赤足のゼフが描かれた事には意味が有ると考えられ、この描写こそ海賊時代の赤足のゼフの強さや偉大さを証明しているのではないか?と言われています。

また、既に紹介している通り赤足のゼフの年齢については詳細は不明であるものの、｢エピソード･オブ･ルフィ｣で蝋人形を製作されている海賊達の多くが海賊王ロジャーに縁の有る者達ばかりである事から、赤足のゼフが海賊をしていた時代は、ロジャーや白ひげ、金獅子のシキなどが躍動していた時代ではないか?と考えられています。

ここまで、海賊時代の赤足のゼフについて強さを中心に紹介してきましたが、海賊時代の赤足のゼフには一体いくらの懸賞金が懸けられていたのでしょうか?この点についてもワンピースの作中では明らかになっていない為様々な説が生まれていますが、有力とされているのが2億ベリー前後とする説と5億ベリー前後とする説です。この章では、赤足のゼフに懸けられた懸賞金は2億ベリー前後だろうとする説について紹介していきます。

赤足のゼフに懸けられた懸賞金額は2億ベリー前後だろうとする根拠は、ここまでに紹介してきた赤足のゼフの強さに由来すると言われています。赤足のゼフは、偉大なる航路グランドライン前半の海を制覇し、新世界にまで突入している可能性があります。そして、悪魔の実の能力者では無く、覇気使いとして強さを示していたと考えられています。この赤足のゼフの強さに近い存在として、比較対象となるのが麦わらの一味サンジです。

サンジは、幼少期から赤足のゼフに足技の叩き込まれており、赤足のゼフの戦闘スタイルと類似していると考えられています。そして、サンジは赤足のゼフと同様に無能力者であり、新世界突入後は覇気使いとなっています。この事から、サンジは赤足のゼフの懸賞金を推し量る場合に、最適な比較対象で有ると考えられています。

この時重要になるのが、サンジがどの時点で掛けられた懸賞金が赤足のゼフの懸賞金に近いのか?という点です。サンジはこれまでにワンピースの作中で3度懸賞金が公開されています。1度目はワンピースウォーターセブン編後に初めて懸けられた懸賞金7700万ベリー、次にワンピースドレスローザ編後に更新された1億7700万ベリー、最後にワンピースホールケーキアイランド編後に更新された3億3000万ベリーです。

サンジが覇気使いとなったのは、ワンピース2年後の海｢新世界｣突入後の事なので、サンジに懸けられた懸賞金の推移の中で該当するのは、ワンピースドレスローザ編後に更新された1億7700万ベリーという事になります。この事から、赤足のゼフに懸けられた懸賞金は2億ベリーに近い金額なのではないか?とこの説では考えているようです。

次に紹介するのが、赤足のゼフに懸けられた懸賞金は5億ベリー前後だろうとする説です。この説の根拠も前章で紹介した理由とほぼ同じですが、違う点は比較対象が麦わらの一味サンジではなく、ワンピース主人公ルフィだという点です。なぜ比較対象がルフィに変わるのか?という点については、赤足のゼフが海賊団の船長であった点や、赤足のゼフが率いていたクック海賊団のクルーに有能な人材が少ない点にあります。

赤足のゼフが率いていたクック海賊団は、ワンピースの作中に1度しか登場していませんが、そこで描かれたクルー達の強さや能力は麦わらの一味の面々が持つ強さや能力には遠く及ばない物です。この事から、クック海賊団は船長である赤足のゼフの強さや能力によって牽引されていた海賊団だと考える事が出来る為、赤足のゼフの懸賞金を考察するには、比較対象をサンジではなくルフィにする必要が有るとこの説では考えています。

ワンピース主人公ルフィの懸賞金は、ワンピース頂上戦争編後に4億ベリーとなっていますが、この時点ではルフィはまだ覇気を習得していません。ルフィが2年間の修行を経て覇気を習得して以降に公開された懸賞金は、ワンピースドレスローザ編後に更新された5億ベリーです。この事から、赤足のゼフに懸けられていた懸賞金も5億ベリー前後だったのではないか?とこの説では考えています。

次の章からは、赤足のゼフに隠された謎や、赤足のゼフの発言に隠された伏線と言われている事柄などについて紹介していき、赤足のゼフに纏わる最大の噂と言われている｢赤足のゼフは海賊王ロジャーのクルーだった?｣という噂に迫っていきます。

ワンピースに登場する赤足のゼフは、偉大なる航路グランドラインを丸1年航海し無事に帰還した海賊で有る事がワンピースの作中に描かれています。そして、この航海を記録した｢航海日誌｣を赤足のゼフが大切に保管している事も作中に描かれています。では、この航海日誌には一体何が書かれているのでしょうか?

赤足のゼフが持つ航海日誌には何が書かれているのか?この点については、赤足のゼフが｢一年の航海でおれは見つける事が出来なかったが、偉大なる航路グランドラインにオールブルーの可能性を見た｣と発言している事から、オールブルーに関する情報が書かれている可能性が高いと考えられています。

ある考察では、ワンピース原作者尾田栄一郎氏がワンピースは5年くらいで完結する予定だったと話している事から、ワンピース連載当初の構想の中ではこの航海日誌に重大な情報が描かれる予定だったのではないか?と考えています。しかし、ワンピースは20年以上連載が続く長寿作品となった為、現在この航海日誌には何の意味も無いのではないか?という声も多く聞かれるようです。

赤足のゼフが持つ続いての謎は、なぜ王下七武海鷹の目のミホークの事を赤足のゼフが知っているのか?という点です。赤足のゼフは鷹の目のミホークについて、｢お前が確かにその男の目を鷹のように感じたかは証拠にならねェが、そんな事をしでかす事そのものが奴である十分な証拠だ!｣と発言しています。この発言から、赤足のゼフは鷹の目のミホークと面識が有る事が伺えます。

しかし、赤足のゼフが海賊を辞めたのは11年も前です。仮に鷹の目のミホークが11年前の時点で王下七武海に名を連ねていたとした場合、王下七武海とは偉大なる航路グランドライン三大勢力の一つであり、海賊の敵である事から赤足のゼフと鷹の目のミホークに面識が有る場合、それは交戦した過去が有るという事になります。しかし、赤足のゼフは無傷で偉大なる航路グランドラインを1年間航海したと言われています。

つまり、赤足のゼフと鷹の目のミホークが過去に出会っている場合、第三者の仲介が入っているか、鷹の目のミホークがまだ王下七武海に加わっていない時期だった事が考えられます。しかし、ワンピースの作中には赤足のゼフと鷹の目のミホークに纏わる過去のエピソードは全く描かれておらず、赤足のゼフと鷹の目のミホークの関係については謎のままとなっています。

赤足のゼフが持つ続いての謎は、赤足のゼフ最大の謎発言とも言われる｢たまにいるんだ。標的を決めたら死ぬまで戦うことをやめねぇバカが...｣という発言です。この発言が持つ謎とは、この発言が誰を意味しているのか?という点です。この発言は、主人公ルフィが愚直に海賊クリークへ突進する姿を眺める、赤足のゼフの口から出た言葉です。

この事から、赤足のゼフはルフィと似た誰かを想像しながら、この言葉を口にしたと考えられています。しかし、赤足のゼフのこの言葉が誰を想像していたのかについては、ワンピースの作中に描かれておらず、未だ謎のままとなっています。

続いて紹介するのは、海賊王ロジャーと赤足のゼフに纏わる噂についてです。この噂は、赤足のゼフに纏わる噂の中でも最も注目されている噂です。その噂とは、赤足のゼフは過去にゴール･Ｄ･ロジャーが率いたロジャー海賊団のクルーだった時期が有るのではないか?というものです。

この噂は、ロジャー海賊団のクルーの構成や、赤足のゼフが持つ多くの謎を根拠として生まれたもので、ワンピースファンの間では広く知られている噂でもあります。この噂について、根拠とされている事柄などを中心に次章から紹介していきます。

｢ゼフが過去にロジャー海賊団のクルーだった時期がある｣という噂の根拠とされているのが、ロジャー海賊団のクルー構成です。その為、この章では現在までに判明しているロジャー海賊団のクルーを簡単に紹介していきます。まずは、ロジャー海賊団を率いていた船長ロジャーです。ロジャーは、ワンピースの世界で唯一偉大なる航路グランドラインを制覇した海賊団の船長であり、後に海賊王と呼ばれる事となる人物です。

また、ロジャーは｢Ｄの一族｣の1人でもあり、頂上戦争で命を落としたエースの父親でもあります。しかし、ロジャーは船長であって、コックではありません。ワンピースの作中にもロジャーが調理している姿は一切描かれていません。

ロジャー海賊団の副船長であり、ロジャーの右腕と呼ばれたのが冥王の異名を持つレイリーです。レイリーは、ワンピース主人公ルフィに覇気を習得させた人物です。しかし、コックではありません。そして、ロジャーと同様に作中に調理シーンは一切描かれていません。

ロジャー海賊団の船医を務めていたのが、現在双子岬の灯台守をしているクロッカスです。クロッカスは、3年間のみロジャー海賊団のクルーとしてロジャーに同行した人物です。しかしコックではありません。そして、これまでと同様に調理シーンは描かれていません。

光月おでんは、白ひげ海賊団のクルーだった時期にロジャーによってスカウトされ、ロジャー海賊団のクルーとなった人物で、歴史の本文ポーネグリフに刻まれた文字を読み書き出来る人物です。しかし、コックではありません。

この他にも、ロジャー海賊団には主要クルーとしてスコッパー･ギャバンやシーガル、見習いクルーとして乗船していたシャンクスやバギーなどがいますが、いずれもコックではありません。

前章で紹介してきた様に、ロジャー海賊団にはコックらしいコックが描かれていません。この為、制覇不可能と言われた偉大なる航路グランドラインを唯一制覇したロジャー海賊団に、コックがいないのはあまりにも不自然ではないか?と考えられており、そこで注目が集まったのがクック海賊団船長でありコックでもある赤足のゼフです。

赤足のゼフはこれまでに紹介している通り、戦闘員としてもコックとしても申し分ない人物である為、ロジャー海賊団のクルーだった可能性は十分に有ると考えられており、ロジャー海賊団にコックがいないという点は｢ゼフが過去にロジャー海賊団のクルーだった時期がある｣という噂を肯定する根拠と考えられています。

｢ゼフが過去にロジャー海賊団のクルーだった時期がある｣という噂の根拠として挙げられるのがオールブルーの存在です。赤足のゼフは、麦わらの一味サンジと同様にオールブルーの存在を信じている人物の一人です。しかし、ワンピースの作中にはクック海賊団のクルーの言葉として、｢船長言ってやって下さいよ。オールブルーなんてモンは偉大なる航路グランドラインには無かったってよ!｣と描かれています。

その一方で、サンジと共に遭難した赤足のゼフは｢一年の航海で見つける事は出来なかったが、偉大なる航路グランドラインにオールブルーの可能性を見た｣と発言しています。この食い違う発言は何を意味しているのでしょうか?クック海賊団は、ワンピースの作中に1隻の海賊船(母船)しか描かれていません。この事から、赤足のゼフだけがオールブルーの可能性を見て、他のクルー達が全員その可能性を見逃すと言うのは矛盾します。

つまり、赤足のゼフはクック海賊団としてオールブルーの可能性を見たのでは無く、別の機会にオールブルーの可能性を見たと考えられます。そして、オールブルーの可能性を見た赤足のゼフは、クック海賊団と共に再び偉大なる航路グランドラインを航海し、オールブルーを見つけようとしたのではないか?と考える事が出来ます。

では、赤足のゼフがオールブルーの可能性を見た｢別の機会｣とは一体いつだったのでしょうか?この別の機会こそが、赤足のゼフがロジャー海賊団のクルー(コック)としてロジャーの航海に同行した過去なのではないか?と考えられています。こうした考察から、赤足のゼフがオールブルーを語った点もまた、｢ゼフが過去にロジャー海賊団のクルーだった時期がある｣という噂を肯定する根拠と考えられています。

次に｢ゼフが過去にロジャー海賊団のクルーだった時期がある｣という噂を肯定する根拠として挙げられているのが、赤足のゼフ最大の謎発言と言われている｢たまにいるんだ。標的を決めたら死ぬまで戦うことをやめねぇバカが...｣という発言です。既に紹介している通り、この発言の中にある｢バカ｣が誰を指しているのか?という点がこの発言が持つ謎です。

実は、この赤足のゼフの発言に似た発言をしている人物がいます。それが、現在四皇となっている元ロジャ海賊団のクルーシャンクスです。シャンクスはワンピース頂上戦争編で戦死したエースに対して｢エースの最後の行動を聞いて驚いた。それじゃまるでロジャー船長だ。おれは船長に時には逃げて欲しかった｣と発言しています。

このシャンクスの発言は、赤足のゼフの発言にある｢標的を決めたら死ぬまで戦うことをやめねぇ｣と同様の意味を持つ発言だと考えられます。この事から、赤足のゼフの発言にある｢バカ｣とはロジャーを指している可能性が十分にあります。

そして、赤足のゼフのこの発言には｢この勝負、勝つにせよ負けるにせよ、おれはああいう奴が好きだがね...｣という続きが有り、｢バカ｣がロジャーを指していた場合、ゼフはロジャーが好きだと言う事になります。こうした考察から、赤足のゼフ最大の謎発言もまた、｢ゼフが過去にロジャー海賊団のクルーだった時期がある｣という噂を肯定する根拠と考えられています。

これまで、｢ゼフが過去にロジャー海賊団のクルーだった時期がある｣という噂を肯定する根拠を紹介してきましたが、この噂を否定する根拠もまたワンピースの作中には描かれています。その一つがワンピースシャボンディ諸島編でのレイリーの発言です。既に紹介している通り、レイリーはロジャーが率いるロジャー海賊団の副船長であり、ロジャーの右腕と言われる人物です。

そして、ロジャーが最初に仲間にした人物でもあります。レイリーは、ロジャー海賊団に加わって以降、ロジャー海賊団が解散するまでロジャー海賊団を支え続けた人物である事から、赤足のゼフがロジャー海賊団に加わっていた過去が有った場合、レイリーはその事実を間違いなく知っています。

しかし、シャボンディ諸島で多くを語ったレイリーは、赤足のゼフについて何も語っていません。わずか3年間だけの仲間だったクロッカスについては多くを語っているにも拘らずです。この事から、赤足のゼフがロジャー海賊団に加わった過去は無いと判断出来ます。つまり、｢ゼフが過去にロジャー海賊団のクルーだった時期がある｣という噂は、この考察を根拠に否定する事が出来ると考えられます。

しかし、ワンピース原作者尾田栄一郎氏が意図的に赤足のゼフがロジャーの仲間だった事を隠しておきたいと考えていた場合、この章で紹介した噂を否定する考察も、噂を完全に否定するには至りません。はたして｢ゼフが過去にロジャー海賊団のクルーだった時期がある｣という噂の真相はどちらなのでしょうか?そして、この噂の真相に迫るようなエピソードが、ワンピースの作中に描かれる事は有るのでしょうか?

ここまで、｢ゼフが過去にロジャー海賊団のクルーだった時期がある｣という噂について様々な考察を紹介してきましたがいかがでしたか?この章からは、赤足のゼフ個人に注目した話題を紹介していきます。この章で取り上げるのは、赤足のゼフに残された最後の謎｢なぜ赤足のゼフは海軍に捕まらないのか?｣について紹介していきます。

ワンピースファンであれば一度は頭に浮かぶと言われている、赤足のゼフに纏わる最後の謎｢なぜ赤足のゼフは海軍に捕まらないのか?｣この謎について、ワンピースの作中に明確な答えは描かれていません。逆に謎を深めるシーンの方が多いと言われている位です。ワンピースシャボンディ諸島編でのレイリーと黄猿の会話では、一度懸けられた懸賞金は対象者が捕まるか死ぬまで取り下げられる事は無いと言う事が描かれています。

仮に現在の赤足のゼフに懸賞金が懸けられていなかったとしても、海上レストランバラティエを訪れた海兵を蹴り倒している時点で、海軍に狙われそうなものです。しかし、赤足のゼフは現在も海上レストランバラティエのオーナーシェフであり続けています。海上レストラン最高戦力だったサンジが旅立ったにも拘らずです。

赤足のゼフに残された最後の謎｢なぜ赤足のゼフは海軍に捕まらないのか?｣この謎は一体何を意味するのでしょうか?この謎と同様に、シャボンディ諸島で隠居生活を送るレイリーや、双子岬で灯台守をしているクロッカス、そしてインペルダウンを脱獄して以降自由の身であり続けている金獅子のシキなど、過去に大海賊と呼ばれた面々が何故か海軍に捕まっていません。

この点については、ワンピース主人公ルフィらなどの最悪の世代と呼ばれる億越えルーキー海賊の存在などで、海軍が手一杯になっている為ではないか?過去の海賊達がワンピース最終章に必要な存在なのではないか?など、様々な推測を生んでいます。この謎が今後どの様な形で意味を持ってくるのかは不明ですが、この様な謎が残されていると言う事を、頭の片隅に残しておくのもワンピースの楽しみ方なのかもしれません。

続いて紹介するのは、赤足のゼフが今後ワンピース本編に再登場する可能性についてです。この点については、再登場の可能性は低いだろうとする考察が圧倒的に多いようです。その理由としては、現在の赤足のゼフの強さでは新世界で戦力になるのは難しく、赤足のゼフが持つ航海日誌についても現在のワンピースに影響を与えるような情報は書かれていないと考えられている為のようです。

しかし、前章でも紹介したように何故か過去の海賊達が現在も自由な生活を送っている事から、過去の海賊達が何らかの形で再登場する可能性は残されており、再登場の可能性が全く無いとは言い切れないのではないか?とする考察もあるようです。果たして、赤足のゼフのワンピース本編への再登場はあるのでしょうか?

この章では、ワンピース扉絵シリーズに描かれた赤足のゼフのその後の様子を画像と共に紹介していきます。1つ目の扉絵が上の画像です。この扉絵には｢バラティエ本店改装中｣というタイトルが付けられ、赤足のゼフが新聞を読んでいる様子が描かれています。

赤足のゼフが登場する2つ目の扉絵が上の画像です。この扉絵には｢色々有るが元気で何より｣というタイトルが付けられており、サンジの懸賞金が更新された様子を眺めている赤足のゼフの姿が描かれています。この時の赤足のゼフの表情が訝しげな表情にも見える事から、赤足のゼフはサンジの出生や出自について何か知っているのではないか?といった噂が流れているようです。

この章では、赤足のゼフがこれまでに残している名言といわれている発言をまとめて紹介していきます。赤足のゼフの名言といわれる1つが｢航海日誌はかつて航海を共にした仲間達全員とわかつ我々の誇り。貴様にやるには少々重過ぎる!｣という発言です。これは、ワンピース第48話に描かれた発言で、赤足のゼフが持つ航海日誌を要求する海賊クリークに赤足のゼフが放った言葉です。

赤足のゼフの名言といわれる発言｢お前がおれと同じ夢を持っていたからだ｣。これは、ワンピース第58話に描かれた発言で、サンジと共に遭難した赤足のゼフが自らの足を犠牲にしてまでサンジを救った理由を語った言葉です。

赤足のゼフの名言といわれる発言｢全身に何百の武器を仕込んでも腹にくくった一本の槍にゃ敵わねぇこともある｣。これは、ワンピース第65話に描かれた発言で、海賊クリークの全身武装に立ち向かうルフィの覚悟や信念をサンジに教えた言葉です。

赤足のゼフの名言といわれる発言｢おいサンジ、カゼひくなよ｣。これは、ワンピース第68話に描かれた発言で、ルフィと共に旅をする決意をしたサンジを見送る赤足のゼフの言葉です。赤足のゼフは、この発言の後にも｢バカ野郎どもが。男は黙って別れるもんだぜ｣という名言も残しています。

今回の記事では、赤足のゼフの強さや懸賞金、海賊王ロジャーのクルーだったという噂などについて紹介してきましたがいかがでしたか?噂の真相は今も謎のままとなっていますが、ワンピースという作品が考察や推測をする楽しさを持った作品である為、この噂は消える事無くずっと残るだろうと言われています。

また、赤足のゼフはオールブルーという伝説の海に言及した唯一の人物でもあり、赤足のゼフが言う｢偉大なる航路グランドラインにオールブルーの可能性を見た｣という発言は、今後もワンピースに影響を与える発言だと考えられています。果たしてサンジは恩人である赤足のゼフの夢を受け継ぎ、オールブルーを発見する事が出来るのでしょうか?

現在のワンピースは、世界会議レヴェリーとワノ国編が同時進行し、新たな登場人物や新たな情報が多く描かれテンポよくストーリーが展開しています。ワノ国の開国を巡るワノ国編は、かつてないボリュームで描かれるとも噂されており、ますますワンピースから目が離せなくなっています。