最高の離婚の豪華ドラマキャストまとめ！あらすじや感想・名言や画像も紹介

「最高の離婚」は2013年フジテレビの木曜10時枠の冬ドラマとして、30歳という転換点に立つ4人の豪華キャストで描かれる。相関図一覧から見て撮れるあらすじは、離婚・結婚と言った文字が踊りキャッチコピー「なぜだろう。別れたら好きになる。」という勝手な想いでも共感できるという感想の多いあらすじだった。
 

「最高の離婚」は桜の名所である目黒川をロケ地としているので、キャストたちの桜に寄せる想いもあらすじの中に組み込まれている。

「最高の離婚」は芦田愛菜・松雪泰子の演技が感動を産んだ「Mother」や満島ひかり・瑛太・大竹しのぶの演技が話題になった「それでも生きていく」男女4人の人生を描いた「カルテット」の脚本家坂元裕二のオリジナルストーリー。現在はあらすじをまとめたノベライズ本として売られている。あらすじの中にちりばめられた名言が心に刺さるという感想も多く評判になっている。

坂本裕二の手掛けた作品のキャスト選びにも定評があり、上にあげた芦田愛菜はこの作品から一気にブレイクした。瑛太の出演した「それでも生きていく」の相関図の一覧をみてもその後に大きく名前が知られるようになった満島ひかり・安藤サクラ・田中圭など数年後には豪華キャストと言われる俳優陣が多い。

真木よう子を主役キャストとしてつかった「問題のあるレストラン」では菅田将暉・二階堂ふみ・松岡茉優などの名前が相関図一覧から見付けられる。これから先のブレイクが見えているようなキャストのためのあらすじのかける脚本家である。

「最高の離婚」の主題歌Yin Yang(イヤン)は、サザンオールスターズの桑田佳祐がソロで歌っている。エンディングに瑛太・尾野真千子・綾野剛・真木よう子の4人の豪華キャストがダンスをするシーンで流れる。毎回ダンスの内容が変わり時には桑田佳祐が登場する豪華なエンディングもあった。

毎回豪華なナイトクラブで豪華なドレスやタキシードで正装した4人が踊るシーンは非日常を感じられて面白いエンディングという感想も多くあった。ダンスもダンサー並みの背中のそりなども十分楽しめる作りである。

桑田佳祐名義・サザンオールスターズ名義で桑田佳祐が手掛けたドラマ主題歌の一覧を見ると、こちらも豪華なラインナップになっている。社会問題を描いた「悪魔のKISS」は「エロティカセブン」香取慎吾の「透明人間」では「愛の言霊」冬彦さん現象を巻き起こした「ずっとあなたが好きだった」では「涙のキッス」山下智久主演の「プロポーズ大作戦」での「あした晴れるかな」にも桑田佳祐がエンディングに出演している。

「最高の離婚」の相関図をみると光生と結夏、諒と灯里の豪華なキャストがまず目に入る。相関図はその中で光生と灯里が過去恋人同士だったという伏線まで用意している。光生に昔の女というキャストを用意するように、結夏にも淳之介という若い男のキャストが恋愛相手として用意されている。さらにこの淳之介を演じた窪田正孝は主演を立派に勤める豪華キャストと言われる俳優となった。

光生の祖母役には往年の大スター八千草薫というこちらも豪華キャストである。このほか相関図には光生の姉夫婦など個性的なキャストも載っている。

「最高の離婚」の中で瑛太が演じたキャスト濱崎光生は、歯医者の治療中なのにいろいろ語ってしまうような理屈っぽいところがある。そのくせ神経質で、他人に対してデリカシーの無い発言をしてしまい人をイラっとさせる。もちろん家庭でもその性格は変わらない。東日本大震災の帰宅困難者同士だったことがきっかけで交際に発展し結婚した結夏はそんな光生との生活に疲れて来て…。

瑛太は1982年生まれの俳優でデビューはモデルだった。妻は木村カエラ、弟は永山絢斗と兄弟仲はいいとインタビューで答えている。大河ドラマ「篤姫」「西郷どん」では主人公の支えである役を演じ、どちらの作品も高い評価・感想を得ている。シリアスな役からコミカルなキャストまで求められる人物像に答えられるキャストである。

「最高の離婚」の中で尾野真千子が演じたキャスト濱崎結夏は明るく気のいい性格だが、おおらかすぎるところがある。光生でなくてもがさつさに呆れデートの途中で怒って帰られてしまったこともある。富士山を見ながら育った心の広い人間と自分では言っていた。しかし口うるさい光生の言葉が、だんだん重荷に感じて来て…。

尾野真千子は、1981年生まれの女優。映画監督の河瀬直美が奈良県の村に行き作品に合う女優を探していた。当時中学生の尾野真千子が校内の下駄箱を掃除しているところをスカウトされ映画デビューになった。その後映画・ドラマなどで活躍し朝ドラ「カーネーション」でヒロインを演じる。朝ドラではめずらしく不倫をする主人公を演じ、不倫相手は綾野剛が演じた。

映画「そして父になる」で子供を取り違えられる家族同士として真木よう子と共演しているため、今回の作品でもとても息の合った演技を見せる。「この世界の片隅に」では厳しい中に優しさのある義姉役には好意的な感想が寄せられた。

「最高の離婚」のキャスト一覧の中で光生と結夏はわかりやすいキャラであるが、灯里たちの夫婦は少し癖がある。父親が亡くなった悲しみを歌で心を慰めていたら、その歌を思い切り光生にけなされそれが原因で別れた元カノである。光生とは逆の面倒くさくない諒と結婚したが、諒の悪気なく浮気をするところに今度は傷ついている。

灯里役の真木よう子は、1982年生まれの女優。子供の頃同年代の安達祐実の映画を見て自分もこうなりたいと、親を説得して無名塾に入る。同期には滝藤賢一などがいる。映画ドラマなどを経験したのち、福山雅治主演の大河ドラマ「龍馬伝」では龍馬の妻お竜を演じた。バッシングを受けていたフジテレビのドラマに出演したためいくつかの作品は低視聴率で叩かれたが、作品を見た人の感想は悪いものではなかった。

「最高の離婚」のキャスト一覧表でみると、過去の駆け落ち相手の存在まである男。灯里と結婚しているが、実は諒は灯里から頼まれた婚姻届けを区役所に提出していないという重大な秘密がある。これは灯里が嫌いとかそう言う理由ではなく、1回出しそびれてそのまま放置してしまったことが原因となっている。美大の講師でありその雰囲気に惹かれた生徒たちから人気があり、生徒と深い仲になった事もある。

諒を演じた綾野剛は、1982年生まれの俳優。モデル・ミュージシャンとしての活動の後「GOLD」「Mother」に出演するがダークサイドの存在としての出演だった。尾野真千子主演の「カーネーション」で記憶を失った仕立て屋の男として出演し、多くの女性からの支持を得た。主役のドラマはいくつもあり中でも「コウノドリ」は作品の評価も高くパート3を望む感想も多い。

「最高の離婚」の相関図一覧の中で4人の主要キャストが全員30歳なのに対して23歳のフリーターと若い。若い自由人といった振舞いは、光生との生活に疲れた結夏の癒しになっている。4人の主役が豪華なのに対して他の作品では存在感のあるオーラをだす窪田正孝であるが、この作品の中では自然体で演じていて、いい意味で強いオーラを感じない。

淳之介を演じる窪田正孝は1988年生まれの俳優。「デスノート」「Nのために」「花子とアン」など活躍している。2020年前期の朝ドラ「エール」で主演を演じる事が決定していて楽しみにしているという感想も多くみられる。

「最高の離婚」のキャスト相関図の中では少し地味な位置にいるキャストであるが、光生の姉として存在感がある。近くで金魚カフェという飲食店を経営していてカフェアートの腕は達人である。光生の祖父母は実業家だったらしく姉智世が引き継いでいる金魚カフェは祖母のもので、結夏が引き継いているクリーニング店は祖父の持ち物だった。

市川実和子は1976年生まれの女優。女優市川実日子は妹である。ファッションモデル・歌手としても活躍し、NHKのドイツ語講座にも参加したことから最近では翻訳などにも挑戦している。

こちらも「最高の離婚」キャスト相関図の一覧の中では地味な存在であるが、祖母から引き継いだ金魚カフェを夫婦で盛り立てている。しかしラテアートの腕前は皆無で、智世が不在のときに頼まれたカフェアートは客を震撼させるものだったという。

松尾諭は1975年生まれの俳優。朝ドラの「ひよっこ」・映画「シン・ゴジラ」などに出演し、その年の紅白では「シン・ゴジラ」の寸劇にも参加した。特に「ひよっこ」は繰り返し見たいという感想の多いドラマで、バスの車掌の演技はデコボコ道を走る中撮影され大変だったという感想を言っていた。

「最高の離婚」の相関図一覧のキャストの中では最年長の80歳である。しかししっかりとした考えを持つ亜以子の存在は結夏にとって大切なものである。光生の祖父と離婚経験があり、光生のめんどくさい性格の理解者でもある。

八千草薫は宝塚出身の女優。「越路吹雪物語」などでも名前が出る才能あふれる存在である。宝塚卒業後は、映画・舞台・ドラマで活躍し落ち着いた語り口調は朝ドラのナレーションなども何度か選ばれた。最近では「やすらぎの郷」「やすらぎの刻」などに出演している。八千草薫に憧れの感想をもつ俳優も多い。

「最高の離婚」のキャストの中では仇役になる諒と肉体関係を結んでしまう美大の教え子である。ピロートークの中で諒が実は灯里との婚姻届けを出していないという事を知る。それがのちに灯里を追い詰める火種となる。

小野ゆり子は1989年生まれの女優。映画・舞台・ドラマに出演している。真木よう子主演の「セシルのもくろみ」やブレイク前の横浜流星の出ていた「彼氏をローンで買いました」などに出演した。結婚していて子供もいる。夫は大森南朋。
 

「最高の離婚」のキャストの中では光生の愚痴の聞き役というスタンスの配役である。歯医者の治療だというのに延々としゃべり続ける光生を聞いているふりして上手にさばく手法は接客のプロともいえると評判になっていた。玉の輿に乗り、歯科医院は退職する。スペシャルでは別の歯科助手のキャストが出てくる。

芹那は1985年生まれのタレントで元SDN48のメンバーとして活動していた。一時期はバラエティタレントとしてテレビに出ていたが最近は地道に「刑事ゆがみ」や「大恋愛〜僕を忘れる君と」などのドラマにゲスト出演している。テレビへの露出が減ったことから｛引退した？」という感想もあったが、地道な活動をしている。
 

「最高の離婚」のキャストの中では地味な位置のキャストである。結夏が祖母から引き継いだ「かめちゃんクリーニング」の従業員である。

宮地雅子は1966年生まれの女優。東京サンシャインボーイズの劇団に過去にいたことから、三谷幸喜の作品に良く出ていた。最近では「この世界の片隅に」などの母親役が多い。

「最高の離婚」のあらすじを簡単に紹介。光生と結夏は東日本大震災の帰宅困難者同士として一緒に夜の道を歩いたことがきっかけで付き合いだし結婚した。一緒に暮らすうちに光生の神経質な程の愚痴に結夏が怒る。一方結夏のルーズさも相当で光生でなくても怒るレベルである。そんな二人は離婚を考え始めていた。

そんなモヤモヤしている中で、光生は偶然大学時代につき合っていた灯里と出会う。灯里もすでに既婚者だった。アロマテラピーの店をひとりで切り盛りするしっかりした灯里。どうして灯里と別れてしまったのか理由のわからなかった光生だが、実は光生の考えなしの灯里の心を傷つける言葉があった。灯里は光生のような面倒くさくない諒と結婚していたが、この諒は浮気を悪いと思っていないような男だった。

結夏と光生は離婚届を書くが、仕事などの都合もありしばらく同居することになった。夫婦ではなく他人として暮らすとまた違うお互いが見えてくる。その中で灯里と結夏も親しくなり、4人は一緒に飲みに行ったり、行き来するようになった。光生と灯里の別れた理由もわかってくる。離婚した結夏は合コンで知り合った若い淳之介と仲良くなり、いろいろな出会いで二人の価値観が変わっていく。

それは結夏と光生だけではなくて、結婚したのに諒が未だに婚姻届けを出していなかったことも分かる。4人の結婚離婚はどこに着地するのか。いろいろな想いを感じられると評判の作品だった。

「最高の離婚」の主人公光生は神経質で口うるさくて面倒くさいが、実は心の奥にはみんなとうまく付き合っていきたいとそんな願いのような想いがあった。丁寧に語りすぎる言葉は長すぎて相手に届く前に「面倒句くさい」で終わってしまう。そんな光生の名言。

結夏（尾野真千子）との結婚生活が間違っていたと感じ始めた光生（瑛太）の前に現れた元カノ灯里（真木よう子）の存在に光生の心が揺れる。さらに結婚していると思った灯里が婚姻届けを出していないと聞いて揺れる想いのときに出た言葉が「大縄跳びのような」から続く言葉である。社会人としてみんなが上手く飛んでいる大縄跳びの中の人たち。けれど光生にとって大縄跳びに入るタイミングすらわからない。

不器用だから周りに気を使い過ぎてそれが神経質に光生は他の人から見えてしまう。光生自身も不器用な自分を持て余している。どうやったら上手く縄の中にはいれるのか、入ったとしても縄を踏まずに飛び続ける方法すらわからない。大縄跳びに例えた光生の弱音である。

相変わらず歯医者に行って歯科衛生士の海野（芹那）が聞いていようがいまいが語り始める光生。「結婚とは打算（DASAN）惰性（DASEI）妥協（DAKYOU)の３Dだ」と持論を語る。結夏との結婚生活に嫌気がさしていて自分にも言い聞かせるように言っていた光生だった。

「最高の離婚」のあらすじの中で結夏の名言は光生に自分をわかってほしいという気持ちのもどかしさがあった。離婚を決めて家を出て行くときの改めて光生に対して思う結夏の想いの一覧が手紙にちりばめられている。キャストの中でも一番そばにいたら面倒くさそうな光生と結婚した結夏。結夏の手紙が読み上げられると光生の魅力がじわじわわかってくるという意見もあった。

「最高の離婚」の中の名言として結夏の言葉は、何気ないときの感情を光生に語っている。光生と離婚したけど同居していて、もう家族じゃないけど、光生と家族になりたいと思った時の感情を伝えている。帰宅困難者同士として知り合って、一時の不安な気持ちから寄り添った光生との関係。普段の生活で美味しいものを食べている時光生にも食べさせたいとか、どんな表情するかとか結夏は考えるようになったという。

自分の周りの人の一覧の中で、何故か濱崎光生の顔が浮かんで来てしまう。それこそが家族という名の一番心が寄り添いたいと思った相手になっていたと結夏は気持ちの変化を光生に伝えた。富士山の元で暮らしていた暖かい家族で暮らしていた結夏の普通の感覚だと…。

あるタレントがブログに料理をアップするのは「家族が美味しいといってくれないから。ブログにアップすればイイネとかおいしそうとかたくさん褒めてもらえる」と言っていた。結夏の言いたいことも頑張ったことを褒めてほしいただそれだけだという推察がある。外での食事はその手間と工夫に「美味しかった」の代わりにお金を払う。結夏は「家庭では美味しかったなどの感想がお金の代わり」と光生に言葉をぶつける。

家事を担当している女性からの評価の高い名言だった。しかしこの名言に対して「結夏は光生が部屋の片づけをした時にお礼を言っているのかな。それと同じだと思う」という意見もあった。あるのが当たり前と思わないで、その都度感謝の気持ちが大事という意見も多かった。

結夏が自分を振り返りながら光生に向けて書いた手紙も名言の宝庫だった。感覚が会う人とは、今までうまく行かなかった結夏。そんな時光生に出会って、光生のすることや、いう事に同意できなくても…でも光生を好きだという結夏の矛盾する気持ちを素直に手紙に書いている。光生の行動を一覧にして記入してそれを光生の飼っている猫のように見ているのが結夏は好きだったと書いている。

恋人時代に待ち合わせで光生の待っている姿を見付けて、この人は私を待っていてくれると思うだけでうれしかったことや光生の謎な部分に少しずつ近づいて行くことも楽しかったこと、光生の言葉足らずと言ったけれど本当は結夏が言っていれ場良かったことなど、結夏の手紙は恋をしたての頃の不器用で、でも胸がドキドキするような名言が光生にも突き刺さっていた。

最高の離婚」の相関図一覧の中で一番傷つきやすいタイプの灯里。ギリギリまで思いをため込んで爆発させるタイプの女性。自分を好きになれない灯里がそれを乗り越えた時に強くなったとも言われている。

「最高の離婚」のキャストの中では繊細で傷つきやすい心をもつ灯里は自分自身も好きになれない。かつての恋人だった光生の無神経な言葉に傷つけられた過去もある。そして一緒にいて面倒くさくないという事で選んだ諒には何度も浮気をされて辛い思いをしてきた灯里だった。灯里に子供が出来て諒も変わり灯里も自分が変わっていくのが分かった時にこの名言が灯里の口から出た。

「自分の事を好きになるより、人を好きになる方が簡単で、人を好きになれば自分を好きになれる」生まれてくる子供が女の子だったら、変な男に騙されないか心配だと言う諒をみながらこの言葉を言う灯里の笑顔は幸せそうだった。

「最高の離婚」の相関図一覧をみると光生の祖母である。孫の嫁の結夏の相談相手として仲がいい。離婚経験者で結夏と光生の離婚は理解する。けれど反対もする。年を重ねた大人の意見としてあらすじに深みを与えている。

「最高の離婚」の豪華キャラのひとり光生の祖母の亜以子（80歳）の言葉は離婚経験のある亜以子だからこその言葉である。女は男に対してだんだん母のように欠点が見えて来ても許すけど、男は欠点を許さず他の欠点まで探すようになるという。すべての男と女に当てはまるわけではないが、これは亜以子が経験してきたことから生み出された名言。

「最高の離婚」の相関図一覧のキャストの中では、一番若手の23歳の淳之介だから30歳を迎えてどこか、性格をこじらせた4人のキャストにストレートな思いをぶつけてくるような名言も多い。淳之介は「最高の離婚」のキャストの中の癒し系である。

結夏が淳之介に光生との離婚を告げた時、マイナスにとらえがちな離婚もポジティブで無邪気な淳之介には前に進む一歩だと答えてくれた。結夏も淳之介の言葉に心が軽くなり「これから幸せになる途中にいる」という言葉は他の離婚経験者にも元気をくれる言葉になっている。

やり直す決心をして終わった結夏と光生。子供が出来て元のさやにおさまったようにみえた諒と灯里。この二組の夫婦のその後がスペシャルでは見えてくる。スペシャルのキーワードは子供となっている。

「最高の離婚」の本編から1年がたち、光生は相変わらず歯医者に通っている。そして相変わらず相手が聞いていてもいなくても自分の事を話す。「離婚の原因は結婚をしたからです」なんて外で言っているのに同居している結夏ににもう一度結婚してほしいと思っている。そんな2013年の年末光生・結夏・諒と光生の姉夫婦はオートキャンプに出掛けていた。

青森の実家で里帰り出産をしている灯里の帰りを楽しみに待っているという諒。キャンプの後、諒は灯里の戻ってくるのを待つために河口湖駅から東京に向かった。光生たちは、結夏の実家へ向かう。結夏の実家には祖母をはじめ濱崎家が勢ぞろいして新年を迎えた。明るく元気な結夏の実家では、みんながカラオケでもりあがっている。

盛り上がっている中、光生は、結夏ともう一度結婚すると高らかに宣言する。泣いて喜ぶ結夏の父の目の前で急に痛みを訴え倒れる光生。尿管結石だった。一方東京に戻った諒は目黒川のほとりで昔駆け落ちを約束したのに直前で「諒君ではたよりない」と言って逃げてしまった初恋の相手薫（臼田あさ美）と再会してしまった。

灯里が娘薫を抱いて帰ってくる日、諒は上野駅に向かった。頭の中に昔のトラウマ初恋の薫が浮かんで諒は娘の薫を抱いてあげる事もできなかった。諒は薫と出会った時薫から1月11日の寝台特急のチケットを渡されていたのだった。結婚していて、娘が戻ってくるのを迎えに行く事も言えてなかった諒。

灯里と諒にそんな不穏な空気が流れているように、結夏と光生は子供を巡って言い争っていた。光生はまだ結夏との二人の暮らしを楽しみたいが、結夏はそろそろ子どもが欲しいと考えていて、また二人は言い争いになってしまう。スペシャルでは、子供が生まれても昔の女に揺れ動く諒と、子供が欲しい結夏の目の前に現れた子持ちの男性黒部（岡田義徳）と二人の子供達。

光生と結夏、諒と灯里の人生の相関図一覧は、崩れてしまうのか、それとも元の相関図一覧の人たちの元に無事戻れるのかのアラサー男と女の揺れる心情が今回も名言たっぷりで描かれる。スペシャルには新しいキャストが出て来てあらすじを彩る。

妻として聞かされたらイラっとする光生の苦情、他人から見れば面白いと評判だった。シリアスな話も多かったこのドラマが賞を取ったのは「ちりばめられた可笑しさがあるから」という意見も多い作品。

大女優なのに未だにかわいらしさを兼ね備えている八千草薫。八千草薫が孫を起こしたつもりで布団をはぐとそこには見知らぬ男（淳之介/窪田正孝）だった。見知らぬ男の寝姿にドキドキする乙女心がかわいいと評判だった。

名言にすごいと思う人も爆笑する人も多かったこの作品で、これから光る逸材を探すのもドラマ好きには多い。このドラマの中ではメインでないところでもちゃんと演技を頑張っていた窪田正孝のその後の主演ドラマも必見である。

最高の離婚」の脚本家坂元裕二がキャストにしゃべらせるセリフには名言が多いといわれている。人はふとしたことで傷つき、あるきっかけで驚くほど強くなることもある。相関図一覧にある人キャストちもまた傷つきながら、次の道に歩みだしていくさまを描いた最高の離婚は、豪華キャストにもそうでないキャストにも名言がある。気になった人はチェックしてみては？