最高の離婚のドラマあらすじを最終回までネタバレ！豪華キャストや名言も紹介

瑛太さん、尾野真千子さんといった人気あるキャストが起用されたことでも話題となったドラマ「最高の離婚」。この記事ではそんな「最高の離婚」について、あらすじや最終回の内容、作中の名言などをネタバレありで徹底的に解説していきます。作中の見どころは？最終回のあらすじは？気になる要素盛りだくさんです。

ドラマ「最高の離婚」は、2013年にフジテレビで放映されたドラマです。東京都にある目黒川周辺を舞台とし、あらすじはやや癖のある登場人物たちの奇妙かつ複雑な人間ドラマが描かれています。離婚という重いテーマを扱った作品ですが、コメディ要素が強く、シリアスになりすぎないところが魅力の一つです。くっついたり、離れたりと最終回での恋の行方が気になった視聴者も多くいました。

濱崎光生はドラマ「最高の離婚」の主人公です。非常に真面目で細かく、きっちりした性格の持ち主。しかし、たまに空気の読めない発言をしてしまい、妻・濱崎結夏から反感を買うこともあります。濱崎光生役を演じたキャストは、大河ドラマ「篤姫」や「西郷どん」などに出演したことでも知られる俳優の瑛太さんでした。その他、「ラスト・フレンズ」「ミックス。」など多数の人気作に出演しています。

濱崎結夏は「最高の離婚」における濱崎光生の妻です。明るく非常にハキハキと物を言う性格で、濱崎光生とは真逆のタイプ。濱崎結夏を演じたキャストは、女優の尾野真千子さんでした。1997年公開の映画「萌の朱雀」に出演したことで一躍注目を集めます。演技力の高さから、その後も「カーネーション」「夫婦善哉」「そして父になる」「きみはいい子」などの話題作に次々と出演されました。

上原灯里は、上原諒の妻であり濱崎光生の昔の恋人です。マッサージ店を営んでおり、偶然腰を痛めて来店した濱崎光生と再会します。ネタバレですが、最終回目前で妊娠が発覚します。上原灯里を演じたキャストは、女優の真木よう子さんでした。2006年公開の映画「ゆれる」で高い演技力を評価されます。その後も数々のドラマや映画に出演。その後、2013年公開の映画「さよなら渓谷」で数々の女優賞を受賞されています。

上原諒は上原灯里の夫です。ひょうひょうとした性格で、ネタバレですが女性との関係が絶えません。最終回でもその性質は変わらないようでした。上原諒のキャストは、俳優の綾野剛さんでした。綾野剛さんは、2003年「仮面ライダー555」で俳優として本格的に活動を始められます。俳優として数々の栄誉ある賞を受賞されています。今まで出演された代表的な作品に、「コウノドリ」「そこのみにて光輝く」などがあります。

濱崎亜以子は、濱崎光生の祖母にあたる人物です。おしとやかな見た目とは裏腹に、濱崎結夏とは非常に相性が良く、2人で買い物やプロレス観戦に出かけるほどの仲です。最終回にも登場しました。濱崎亜以子を演じたキャストは、八千草薫さんでした。代表作に「フードファイト」「宮本武蔵」「ディア・ドクター」などがあります。

瀬田智世は光生の姉です。劇中、度々登場する金魚カフェに勤めています。後述のあらすじでも紹介しますが、光生の良き相談相手です。瀬田智世を演じたキャストは、市川実和子さんでした。市川実和子さんは、女優活動を始める前はモデルとして活躍されていました。女優としての代表的な出演作に、「結婚しない」「八日目の蝉」「はやぶさ/HAYABUSA」など多数あります。

海野菜那は、濱崎光生行きつけの歯医者の歯科衛生士です。濱崎光生の家庭の愚痴を、仕事をしながらいつも聞かされていました。ネタバレですが、最終回では別の男性と結婚します。海野菜那を演じたキャストは、芹那さんです。芹那さんは、SDN48の元メンバーであったことでも知られています。ドラマ「最高の離婚」の他に、「ブラッディ・マンディ」「ブラックリベンジ」などに女優として出演されています。

初島淳之介は濱崎結夏と合コンで知り合った年下の男性です。最終回にも少しだけ登場します。初島淳之介を演じたキャストは、窪田正孝さんでした。窪田正孝さんは、ドラマ「チェケラッチョ!! in TOKYO」に出演したことで注目を集めます。その後も「デスノート」「THE LAST COP/ラストコップ」「東京喰種」など数々の人気作に出演されています。

ドラマ「最高の離婚」のあらすじを紹介していきます。主人公・濱崎光生は真面目で神経質な部分がある会社員です。妻の結夏は明るく社交的で、光生とは正反対の性格。そうした性格の差異から、度々夫婦喧嘩に発展します。光生は、妻への不満を行きつけの歯医者で愚痴ることが習慣となっていました。

光生は、草野球の帰り道で腰を痛め、たまたま目に入ったマッサージ店に来店します。そこのマッサージ店を経営していたのが、かつて恋人だった上原灯里でした。灯里は、美術大学に勤める上原諒と結婚しています。光生は、昔の恋人との再会を喜びました。ここまでが「最高の離婚」1話のネタバレありのあらすじになります。

互いに離婚を意識していた光生と結夏。なんとなく離婚せずにそのまま時が経ちます。そんなある日、結夏がついに離婚届けを光生に差し出し、実家に帰ってしまいました。そんな中、光生は町で諒に遭遇します。社交的で明るい諒は、躊躇なく距離を縮めていき、挙句光生の身内が経営する金魚カフェに共に行くことになりました。

光生はそのカフェに勤める姉に、結夏を迎えに行くようアドバイスを受けます。アドバイスを受け、結夏の実家に行く光生でしたが、そこで親戚のにぎやかな集まりに参加させられます。その後、ようやく2人で会話をする時間をとり、離婚を決意した経緯などを聞き出します。光生も結夏に対しては不満が多く、離婚を意識していたはずでした。

しかし、いざ離婚するとなると気持ちは晴れやかではありません。そんな複雑な心境の中、光生は浮気性の諒が女性と楽しそうに過ごす場面に出くわします。光生は灯里にそのことを告げるのでした。話す中、光生は灯里に恋人として付き合っていた頃、楽しい思い出などなかったと言われ、ショックを隠せません。

離婚を決意した結夏は、新たな出会いを求めて合コンに参加します。社交的な結夏は、すぐにフリーターやサラリーマンの男性と出会い、遊ぶ約束を取り付けました。自宅に戻ってきた光生と結夏。いつものように口げんかを繰り広げます。別居するその日まで、2人の規則を決めることを提案しました。内容は、不満や愚痴は言わないことと、恋愛は自由にしてもよいというものでした。

光生は、歯医者でいつものように歯科衛生士の菜那に結夏の愚痴をもらします。菜那は、SNSを活用してよりを戻すのはどうかとアドバイスをしました。光生はスマホを購入し、SNSのアカウントを作ります。まず、灯里の名前を検索しますが出てきません。その次に結夏も調べます。すると、結夏は合コンで知り合った男性たちと楽しく遊ぶ画像をアップしていたのでした。

光生は、会社の付き合いで再び草野球をさせられます。疲れ切った帰り道、金魚カフェを訪れるとそこには諒の姿がありました。諒はまだ婚姻届を提出しておらず、灯里とは夫婦関係ではないことを話します。結夏は合コンで知り合った男性と話しが盛り上がり、酒を飲みかわします。そして、朝目が覚めた場所はその男性の自宅でした。一方、諒は浮気相手と一夜を過ごした後自宅に帰宅します。

諒は灯里を旅行に誘うためパンフレットを手渡します。夫の昨晩のことを気にしつつ灯里は表面上笑顔で対応するのでした。場面は光生に切り替わります。もともと神経質な性格のためか、ストレスから脱毛に悩まされる光生。無気力から金魚カフェで食事をとるべく来店しますが、再びそこで諒に会います。光生は、諒に婚姻届を提出していない理由を聞きます。

諒は婚姻届の日付を指さしながら説明してくれました。区役所に持って行こうとしたその日、灯里は体調が悪く自宅で寝込んでいました。１人で提出を試みましたが、迷子になった犬を探している人に遭遇し、その手伝いに追われて提出できなかったと言います。話しを聞いても納得できない様子の光生。その時、灯里が店に来店します。光生はその提出されていない婚姻届をあわてて隠すのでした。

結夏は光生の祖母である亜以子に離婚のことを話そうとします。しかし、結局話すタイミングを逃してしまいました。一方、灯里は婚姻届が提出されていなかったことを知り、ショックを受けます。灯里は亜以子とともにカラオケに行きますが、そこでナンパに遭います。それを見ていた光生は止めようと一歩踏み出しますが、転んでしまい骨折するという大けがをしてしまいます。

入院している光生のもとへ見舞にくる菜那と結夏。どことなく気まずい雰囲気になります。しかし、結夏は合コンで知り合った淳之介とデートをします。男性の方は結夏のことを気に入っているようです。ようやく退院し、金魚カフェを訪れる光生でしたが、そこでまたも諒に会います。光生は婚姻届のことを聞きますが、灯里は何事もなかったかのように振る舞うと言います。

2人で話しているところにやってきた祖母の亜以子。亜以子は、光生に温泉で身体をいたわることをすすめます。前々から灯里と旅行に行こうと思っていた諒。結局、流れで光生、結夏、諒、灯里の4人で温泉旅行に行くことになりました。結夏は灯里に婚姻届を提出するようにアドバイスをします。しかし、一緒にいられるだけで十分だと言う灯里。

諒は、婚姻届を提出していなかったことを必死に謝り、もう一度婚姻届を書こうと灯里に提案します。後日、風邪を引きながらも出社する光生は偶然にも灯里に会い、婚姻届の件について聞きます。灯里は、婚姻届はまだ提出していないと言い、それ以上話そうとはしませんでした。

一方、同じく風邪を引いてしまった結夏。クリーニング店をどうするか悩んでいる時、合コンで出会った淳之介から連絡が入ります。淳之介に店のことを任せ、休息をとる結夏。店を手伝ってくれたお礼として、結夏は淳之介に家で晩御飯を食べるよう誘います。帰宅した光生はどことなくそれが面白くなさそうです。ついついつっけんどんな態度を取ってしまい、結夏にたしなめられます。

次の日、で晩御飯を食べてすぐに休まずアルバイトに出向いた淳之介を心配し、結夏は自宅で仮眠をとるようすすめます。淳之介を光生のベッドに寝かせ、結夏はお風呂に入ります。そこへ亜以子が訪ねてきます。光生がまだ寝ているのだと勘違いした亜以子は、シーツをめくり見知らぬ男性が寝ているのを目撃します。

そこへお風呂から上がった結夏に遭遇し、そそくさと帰宅するのでした。光生に経緯を説明する結夏。亜以子に離婚をすることを打ち明けます。すると、亜以子は2人の離婚は認めないと言い張りました。後日、金魚カフェを訪れた結夏は、亜以子に白髪を染めてほしいと頼まれ、それを手伝います。離婚の件はもう少し踏みとどまってはもらえないかと説得される結夏。

諒は灯里とぎくしゃくした関係が続いており、家に帰りづらいと感じていました。漫画喫茶に寝泊まりする上原諒に見かねた光生は、彼を連れて灯里のもとを訪れます。帰宅した光生は、結夏の荷物がなくなっていることに気付き、出て行ってしまったことを悟ります。その後、家に泊めてほしいと諒が来たため、追い返すこともできず泊めてあげることにします。

仕事から帰宅した光生と晩御飯を作って待っていた諒。そこへ葬式でたまたま東京に来ていた結夏の父・健彦が訪ねてきます。結夏とのことを中々言い出せない光生。後日、東京を観光したいという健彦の申し出を受け、共に出かけます。そこで、結夏と離婚することを話すのでした。

後日、クリーニング店に灯里が来店します。光生は、諒が家にとまっていることを知らせます。その後、金魚カフェに入って話す2人。灯里は、諒のことはもう未練はないと語るのでした。灯里が店を出た後、亜以子が1人で出かけていくところを目にします。気になった光生は、祖母を尾行することにします。行先には結夏と待ち合わせをする姿がありました。

灯里は諒とのことをやはり引きずっている様子。そんな灯里を光生は競馬に誘うのでした。別のシーンで結夏は諒と2人で飲み交わします。酔った結夏は勢いで上原諒にキスをしますが、彼女はそのことが記憶に残っていないようでした。灯里と出かけることを意識して美容院に行き、新しい洋服を新調した光生。その後、灯里と共に競馬に出かけ夕食も共にとることを約束します。

結夏は淳之介から酔ったら誰彼かまわずキスをするクセがあることを指摘され、諒にまでキスをしてしまったことを知ります。結夏はスーパーで灯里に出会い、諒にキスをしてしまったことを打ち明け、謝ります。しかし、灯里はもう関係ない相手だからと言います。結夏は、灯里が馬券を持っていることに気付くのでした。

その後、光生は灯里が妊娠していることを知ります。結夏にそのことを相談しますが、光生が父親になってあげればいいと言われます。光生はそんなことはできないと怒りを露わにしました。光生は諒に会おうとしますが、けんかをしてしまいます。一方、新しい仕事を探す結夏。町でアダルトDVD出演のスカウトに声をかけられます。

諒とけんかした帰り道で、光生は灯里に会い自宅に招きます。灯里は子供を生むことを決意したと言います。再び諒とコンタクトを取ろうとする光生。しかし、諒は酔って転落し、現在は病院に入院しているといいます。光生は病院を訪れ、諒に灯里の妊娠を報告しました。ここまでが、最終回直前のネタバレありのあらすじになります。

最終回のあらすじをネタバレありで解説します。光生は、父親の濱崎修一が東京に来ることを知り、離婚の件を報告しようと決意します。ある日、光生は、2匹の飼い猫がいなくなっていることに気がつき、探しに出かけます。偶然、金魚カフェにいた結夏も手伝うことになります。婚姻届を改めて書いていた灯里と諒にも出くわし、総出で猫さがしをすることに。しかし、2匹の猫が見つかることはありませんでした。

猫を可愛がっていた結夏は落ち込み、光生は必至になぐさめの言葉をかけます。その後、結夏はアダルト商品出演の面接があると言って、出かけようとしました。それを聞いた光生は、説得を試みます。そして、結夏のことをとても大切に思っていると告げます。ここの光生のセリフは、「最高の離婚」でも注目の名言です。それを聞いた結夏は、面接会場に行くことをやめるのでした。

後日、光生の父・修一が金魚カフェにやってきます。車内にビニールをしいて使うなど、潔癖症な部分は光生とよく似ています。離婚の話しを聞いた修一は、結夏の実家の親戚も集めて会議をしようと言い出しました。そして、結夏の実家で会議をはじめようとします。しかし、集まりや騒ぐことを好む結夏の親戚はお祭り状態になり、会議どころではありません。

光生は明日も仕事があるため、終電で自宅に帰ろうとします。それに結夏も同行しました。電車がくるのを待つ2人。結夏は光生に自宅の合鍵を手渡そうとしますが、光生は何度も取ろうとしては落とすを繰り返します。そして、いよいよ電車が到着します。電車のドアが閉まる直前に光生は結夏を車内に引っ張り上げるのでした。

長い間抱き合い、キスを交わします。その後、新幹線に乗りますが料金が足らず、桜木町で下車し中目黒の自宅まで歩いて帰ることになりました。ここで、光生と結夏の結婚に至るまでの思い出の映像が映し出されます。自宅に戻ると、行方不明だった2匹の猫が帰っていました。

諒と灯里は婚姻届を出し、生まれてくる子どものことについて語り合います。また、光生のことが好きな様子の菜那は別の相手と結婚するなど、最終回らしくその他の登場人物のその後も描かれています。以上が「最高の離婚」の最終回の一連のネタバレありのあらすじとなります。このように、「最高の離婚」最終回ではもとのさやに納まった終わり方をします。

「最高の離婚」の名言を紹介していきます。「二人でする食事はご飯だけど、一人でする食事はエサだ」という名言は、光生が勤める会社の社員が言った名言になります。1人で食べるご飯は味気がなく、2人で楽しく食べることが食事の楽しみであることを表現した名言です。

光生が言った名言になります。結婚ははじまりに過ぎず、離婚は今までの結婚生活はおろか自分の価値観を見直すきっかけになるという意味を含んだ言葉です。あらすじで触れたとおり、「最高の離婚」は結婚と離婚について扱ったドラマです。「最高の離婚」のテーマらしい名言です。

光生が言った名言になります。人間の社会は、個々人それぞれが役割を成して成り立っている世界です。みんながみんな「関係ない」と言って問題を見なければ、何も解決しません。やや屁理屈っぽいですが、真面目な光生ならではの名言でした。

灯里が言った名言になります。ただ一緒に暮らしている同居人ではなく、共に思い出を積み重ねていく存在が家族だという意味の名言です。

1話から最終回まで、数多くの名言やコミカルな夫婦げんか、キャストの演技も「最高の離婚」の魅力の一つです。キャストの言葉の掛け合いや、演技にも注目ください。

あらすじで触れた通り、複雑な人間模様が細やかに描かれています。キャストが吐露する愚痴に共感できる部分も多くあるという意見が目立ちました。

ドラマ「最高の離婚」のエンディングテーマは、桑田佳祐「Yin Yang」です。ドラマの世界観や、あらすじを見事に表現した演出とメロディとなっています。

ドラマ「最高の離婚」について、キャストやあらすじ、最終回の内容、名言をネタバレありで紹介してきました。登場人物一人一人が個性的で、コメディ調の中に夫婦の複雑な人間模様が描かれています。作中、この記事で取り上げた以外の名言も多く登場します。「最高の離婚」は喜劇が好きな方、ヒューマンドラマが好きな方、ドラマに哲学的な要素を求める方、さまざまな人が楽しむことができます。