ドラマ火の粉の最終回ネタバレ!原作と結末が違う?武内のラストと感想まとめ

フジテレビ系の「オトナの土ドラ」枠で放送されたドラマ「火の粉」の最終回のあらすじを、ネタバレで紹介します。ドラマ「火の粉」は雫井脩介の小説が原作ですが、ドラマ版の結末と原作の結末の違いについても見ていきます。「火の粉」は、主人公の武内が自身に無罪判決を下した元裁判官・梶間家の隣に引っ越してきたところから始まります。武内と、武内の狂気に振り回される梶間家を描いた物語で、最終回のネタバレあらすじと共に視聴者の感想なども紹介します。

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目次

  1. ドラマ火の粉とは?
  2. ドラマ火の粉の最終回・武内のラストネタバレ
  3. ドラマ火の粉は原作と結末が違う?
  4. ドラマ火の粉の登場人物とキャスト一覧
  5. ドラマ火の粉の最終回に関する感想や評価
  6. ドラマ火の粉の最終回ネタバレまとめ

ドラマ火の粉とは?

ドラマ火の粉の作品情報

ドラマ「火の粉」は、かつて殺人容疑で被告となった男が、自分に無罪判決を下した元裁判官の家の隣に引っ越してくるところから始まります。恩を感じていると話す男は、人の良さそうな笑顔でいつの間にか家族を支配していきます。笑顔の裏に隠された狂気に怯える家族を描いた物語です。主演はユースケ・サンタマリア、元裁判官の家族には、伊武雅刀や優香が出演しています。

ドラマ火の粉の概要

ドラマ「火の粉」は、東海テレビ制作のドラマです。2016年の4月から5月まで全9話が、フジテレビ系列で放送されました。ドラマ「火の粉」は、フジテレビ系の新しい深夜ドラマ枠として誕生した「オトナの土ドラ」第1作目の作品でした。

ドラマ火の粉の再放送

フジテレビ系のオトナの土ドラ枠で放送された、ドラマ「火の粉」の再放送の予定は、ないということです。ただし、フジテレビ動画配信サービス「FOD」で、全話が視聴できます。

ドラマ火の粉の原作

オトナの土ドラ「火の粉」の原作は、雫井脩介(しずくいしゅうすけ)による小説「火の粉」です。小説「火の粉」は、幻冬舎から2003年の2月に発売されたサスペンス小説です。雫井脩介は1968年生まれの推理小説家です。代表作に、2007年に映画化された「犯人に告ぐ」、「クローズド・ノート」や、2018年に映画化がされた「検察側の罪人」などがあります。

ドラマ火の粉の平均視聴率

雫井脩介原作の、オトナの土ドラ「火の粉」の各話の平均視聴率を見ていきます。第1話は5.8%、第2話は3.6%、第3話は3.8%、第4話は4.2%、第5話は3.3%、第6話は5.3%、第7話は4.4%、第8話は3.9%、第9話の最終回は4.9%でした。

火の粉のタイトルの意味

梶間家の隣に引っ越してきた武内は、かつて梶間勲が裁判で無罪とした元被告です。武内は、梶間を恩人として何かと梶間家に入り込んできます。そんな武内に不気味さを感じるようになった梶間勲。原作で、野見山検事が梶間勲に次のような事を言っています。裁判官の時は一段高いところから人を裁いてきた、それは梶間勲にとって他人事でした。

しかし、今回はまるで火の粉のように自分の身に降りかかってきたことで、梶間勲は事件の当事者になってしまったのでした。武内という隣人が「火の粉」で、梶間勲は家族を守るため、この「火の粉」を振り払わなければならないのでした。

ドラマ火の粉のあらすじ

ここで、ドラマ「火の粉」のあらすじを簡単に振り返ります。元裁判官・梶間勲の家の隣に武内という人物が引っ越してきます。武内はかつて殺人事件の裁判で無罪となった男で、その判決は勲が下したものでした。武内は勲を恩人と言い、言葉巧みに梶間家に入り込みます。やがて武内の狂気に気づいた梶間家の長男の妻・雪見ですが、家族は雪見の言うことを信じません。

武内は自分の邪魔をする者、敵対する者を次々と殺害していきます。雪見の友人・琴音はいつしか武内を愛するようになります。勲と勲の妻・尋恵も武内の狂気に気づきます。勲は自身が下した武内の無罪判決について疑いを抱くようになります。家族を守るため勲と梶間家は武内との決別を決意します。ここから、ドラマ「火の粉」は最終回・結末へと向かっていきます。

ドラマ火の粉のキーパーソン

ドラマ「火の粉」のネタバレあらすじを見てきましたが、ドラマの結末に向けて、キーパーソンになると言われる人物について紹介します。それは佐々木琴音で、原作にはいないオリジナルの登場人物です。雪見がパートで働いている和食屋の娘です。原作では雪見は専業主婦です。何かと雪見の相談相手になる琴音ですが、武内を愛するようになります。

しかし、どんなに武内を想っても、彼が梶間家のことしか考えていないことを知り、雪見に嫉妬し、憎むようになります。最終回・結末に向けて、琴音の言動に注目して、最終回・結末のネタバレあらすじをご覧ください。

火の粉|東海テレビ

ドラマ火の粉の最終回・武内のラストネタバレ

ドラマ「火の粉」の最終回のネタバレあらすじを紹介します。第8話のラスト、琴音が池本亨を刺したところで終わり、第9話(最終回)へと続きます。それでは、ここからドラマ「火の粉」の最終回のネタバレあらすじを見ていきます。

最終回ネタバレ①琴音との再会

武内は、池本を刺殺した琴音を連れてその場から逃げました。武内は公園で琴音の手についた血を洗いながら、なぜこんなことをしたのか尋ねます。琴音は、武内のことが好きで、武内がかつて夫を殺してくれたように自分も武内を助けたかったのだと言いました。そんな琴音に対して武内は「やりすぎだ、迷惑だ」と言いました。

最終回ネタバレ②武内の涙

武内が梶間家にお土産を持って来ました。一つずつ説明する武内に、尋恵が「もうあなたを歓迎しません」と言いました。梶間家の人々に一斉に拒絶された武内は逆上します。武内は「これが最後のチャンスだったんだ」と怒鳴りました。泣き出したまどかに武内が近づきます。そこへ俊郎が飛びつき、スタンガンを押し付けました。

気絶した武内の両手を縛った俊郎。目を覚ました武内のそばには勲が立っています。勲は裁判官の顔になり、今からここで裁判を開廷すると言いました。的場さん一家殺人事件のやり直しと、勲の母と関孝之助弁護士、そして琴音さんの夫への殺人罪だと述べる勲。武内は、こんなの茶番だと言いますが、勲は的場さん一家殺人事件の裁判こそが茶番だったと答えます。

勲は「被告人を死刑に処する、ただちに死刑を執行する」と言い、そばにあった置物を手にしました。勲が武内に襲い掛かろうとした瞬間、雪見と俊郎が部屋に駆け込んできて止めました。すると武内は「恩返しがしたかっただけです」と言い、涙を流しながら「私は有罪です」と繰り返し言いました。

最終回ネタバレ③最後のお願い

これから琴音と一緒に警察に行くと言った武内は、最後にみなさんと一緒に食事をしたいと言いました。尋恵は、これで最後にするならと答え、料理はこちらで用意すると言いました。武内は自宅へ戻り、バームクーヘンを焼き始めます。そしてこの家族は今日で終わりと言い、梶間家の写真を燃やしました。

琴音が武内の家にやって来て、以前武内の家で青酸カリのようなものが入ったビンを何本か見つけ、その1本を雪見に渡したと告げました。そして「愛しては壊して、いつまで繰り返すの?」と言い、私は自首すると言い残し去って行きました。武内は焼き上げたバームクーヘンを投げつけ、「疲れた」と呟きました。

最終回ネタバレ④心理戦

梶間家では雪見が琴音からもらった毒の入ったビンを、家族みんなで見つめています。武内が作り直したバームクーヘンを持って梶間家を訪れました。尋恵と雪見の手料理が並んでいます。スープを飲みたいと言ったまどか。雪見は、大人のスープだからと与えません。警戒する武内。いつもと違う雰囲気を感じたまどかが、ケンカしたの?と聞きました。

勲がおどけた言葉でみんなの緊張をほぐします。武内がスープを飲もうとすると、一瞬みんなが緊張したように感じ、竹内は飲むのを止めました。武内はまどかのためにジュースを作ってきたからと、飲ませようとします。雪見はそのジュースの毒見をしましたが、問題はありませんでした。夜も遅くなり、雪見はまどかを寝かしつけに行きました。

勲と尋恵は、二人が出会った頃の話を始めたことで、食卓は良い雰囲気になっています。そんな中、竹内が再びスープを手に取ると、みんなの注意が武内に集まります。しかし竹内はまたしてもスープを飲まず、今度は雪見と俊郎の出会いを尋ねました。俊郎が雪見の良いところを話し、結婚したいと思ったと言うと武内は、自分が家族になれなかったのは当然だというようなことを呟きました。

そしてついにスープを一口飲みました。その瞬間苦しみ出した武内ですが、思わず叫んだ言葉は「辛い」でした。このスープは俊郎しか食べられない激辛の香辛料が入っているのだと梶間家の人々が言い、みんなで笑いました。食事が終わり、武内は持参した手作りのバームクーヘンを出しました。

昔、母親が自分のために心を込めてバームクーヘンを作ってくれたのだと言い、大人になり、今度は自分も誰かのため、心を込めて作ろうと思ったのだと言いました。また、母親が読んでくれた「みにくいアヒルの子」は、仲間に入れてもらえない恐怖を感じたと言いました。母親だけが自分を愛してくれたと言う武内に俊郎は、武内を兄のように思っていたと言いました。

勲は、武内のおかげで梶間家が本当の家族になれたと感謝します。一番先に雪見がバームクーヘンを食べ始めました。なぜ食べるのかと聞く武内に、雪見は「武内さんのバームクーヘンだから」と答えました。武内は優しい表情で笑いました。

最終回ネタバレ⑤武内のラスト

梶間家から自宅に戻った武内は、投げつけた方のバームクーヘンを食べ始め、「上出来」と一言呟きました。次の朝、梶間家の家族が武内の家を訪れました。部屋に入ると、武内が亡くなっているのを発見しました。

Thumb火の粉のネタバレあらすじ!キャストや原作の結末は?【ユースケ・サンタマリア】 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

ドラマ火の粉は原作と結末が違う?

原作の結末①武内の無罪判決

原作小説「火の粉」でも、的場さん一家殺人事件の被告として裁判に立った武内は、裁判官の梶間勲によって無罪となりました。

原作の結末②武内の背中の傷

裁判で武内を無罪とした理由は、武内の背中に残る傷、でした。的場さん一家殺人事件で武内は、親しく付き合いをしていた的場さん一家が犯人に襲われたとき、自分も犯人によって傷付けられたと主張しました。武内が犯人だと立証するためには、武内が自分自身で傷を付けられることを証明しなければなりませんでした。勲は当時、それは無理だと思い込んだのでした。

武内の脅威にさらされた時、勲は自分が下した判決が正しかったのかどうか検証します。的場家に入った勲は、和室の柱に金属バットを縛り付け、「でんでん太鼓」のように振り回す方法なら、自分で背中に傷を付けることができると確信しました。武内は的場さん一家殺人事件の犯人だったのでした。

原作の結末③殺人者になる勲

勲が下した無罪判決の結果、武内に取り込まれてしまった梶間家。武内は自分の邪魔をする者を徹底的に排除します。勲は自分の過ちに気づき、苦しみます。ドラマ版とは違い、原作では武内は自分の別荘に梶間家を招待します。武内を信じていた俊郎も、武内の異常な心理に気づき、武内から家族を守ろうと戦います。そんな中別荘に駆けつけた勲は、武内を自らの手で殺害します。

原作の結末④ラストは勲の裁判

ドラマ版では武内は、自ら作った毒入りのバームクーヘンで自殺しますが、原作では、梶間勲の手に掛かって殺されます。そして裁判で裁かれることになった勲。原作のラストは、勲の裁判で終わります。

ドラマ火の粉の登場人物とキャスト一覧

ドラマ火の粉の相関図

上の画像は、ドラマ「火の粉」の相関図です。元裁判官の家庭に入り込み、家族を恐怖に陥れる主人公・武内を演じたのは、ユースケ・サンタマリアです。他の主要なキャストは、武内の恐怖にさらされる元裁判官梶間勲を伊武雅刀、その妻・尋恵を朝加真由美、勲の息子俊郎の妻・雪見を優香、俊郎を大倉孝二が演じました。ここからは、ドラマ「火の粉」のキャストを紹介していきます。

武内真伍役/ユースケ・サンタマリア

ドラマ「火の粉」で主人公・武内役のユースケ・サンタマリアです。ユースケ・サンタマリアは1971年生まれ、大分県出身です。主な出演作は、1997年~2012年のドラマ・映画「踊る大捜査線 」シリーズ、2002年のドラマ「アルジャーノンに花束を」で主演、2005年の映画「交渉人 真下正義」、2006年の映画「UDON(うどん)」で主演、2018年のドラマ「生田家の朝」で主演などです。

梶間雪見役/優香

ドラマ「火の粉」で梶間家の主婦・雪見役の優香です。優香は1980年生まれ、東京都出身です。主な出演作は、2004年のNHK大河ドラマ「新選組!」、2012年のドラマ「本日は大安なり」で主演、2016年のドラマ「ちかえもん」、ドラマ「臨床犯罪学者 火村英生の推理」、2018年のドラマ「都庁爆破!」などです。

梶間勲役/伊武雅刀

ドラマ「火の粉」で元裁判官の梶間勲役の伊武雅刀です。伊武雅刀は1949年生まれ、東京都出身です。主な出演作は、1989年のNHK大河ドラマ「春日局」、2003年のドラマ「白い巨塔」、2008年のドラマ「交渉人~THE NEGOTIATOR~」、2018年のドラマ「モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-」などです。

梶間尋恵役/朝加真由美

ドラマ「火の粉」で梶間勲の妻・尋恵役の朝加真由美です。朝加真由美は1955年生まれ、北海道出身です。主な出演作は、1997年の映画「柘榴館」、2003年~2006年のドラマ「Dr.コトー診療所」、2013年の映画「ゆるせない、逢いたい」、2014年のドラマ「S-最後の警官-」などです。

梶間俊郎役/大倉孝二

ドラマ「火の粉」で雪見の夫・俊郎役の大倉孝二です。大倉孝二は1974年生まれ、東京都出身です。主な出演作は、2002年の映画「ピンポン」、2003年の映画「ジョゼと虎と魚たち」、2006年のドラマ「ダンドリ。」、2015年の映画「ロマンス」、2018年の映画「君が君で君だ」、2019年のドラマ「俺のスカート、どこ行った?」などです。

梶間まどか役/庄野凛

ドラマ「火の粉」で雪見の娘・まどか役の庄野凛です。庄野凛は2011年生まれです。主な出演作は、2017年のドラマ「愛を乞うひと」、ドラマ「女の中にいる他人」、映画「ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~」、2018年のドラマ「昭和元禄落語心中」、ドラマ「特捜9」、2019年の映画「そらのレストラン」などです。

関孝之助役/迫田孝也

ドラマ「火の粉」で弁護士・関孝之助役の迫田孝也です。迫田孝也は1977年生まれ、鹿児島県出身です。主な出演作は、2013年の映画「清須会議」、2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」、ドラマ「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」、2018年のNHK大河ドラマ「西郷どん」、2019年のドラマ「集団左遷‼」などです。

池本亨役/佐藤隆太

ドラマ「火の粉」で殺人事件の被害者の兄・池本亨役の佐藤隆太です。佐藤隆太は1980年生まれ、東京都出身です。主な出演作は、2000年のドラマ「池袋ウエストゲートパーク」、2002年のドラマ「木更津キャッツアイ」、2008年のドラマ「ROOKIES」で主演、2019年の映画「コンフィデンスマンJP-ロマンス編-」などです。

ドラマ火の粉の最終回に関する感想や評価

ドラマ「火の粉」の感想です。非常に面白いドラマで、毎週ドキドキさせられ、楽しみだったという感想と、主演のユースケ・サンタマリアさんの演技が素晴らしかったという感想です。

ドラマ「火の粉」の感想で、原作小説も読まれた方の感想です。原作もとても面白いという感想と、ドラマ版を演じられた俳優たちが良かったということで、特に主演のユースケ・サンタマリアさんの演技が良かったということです。ドラマ版は原作とは違う結末でしたが、ドラマ版の最終回は、心に迫る良い結末だったという感想です。

こちらも、ドラマ「火の粉」の感想で、原作小説も読まれた方の感想です。原作で表現されている恐ろしい世界観が、ドラマ版でもそのままに描かれていて、良かったということと、主演のユースケ・サンタマリアさんの演技がとても良かったという感想です。

ドラマ火の粉の最終回ネタバレまとめ

いかがでしたか?ドラマ「火の粉」の最終回をネタバレあらすじで紹介しました。ドラマ「火の粉」は、雫井脩介の小説が原作ですが、ドラマ版と原作の結末が違っており、その違いについても見てきました。ドラマ版の最終回で武内は自殺しますが、原作では梶間勲によって殺害され、勲の裁判で終わりました。主演のユースケ・サンタマリアの演技が見事だという感想が多く寄せられたドラマ「火の粉」をお楽しみ下さい。

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