ワンピース（ONE PIECE）ナミの正体！結婚・熱愛相手はルフィ？サンジ？

「ONE PIECE-ワンピース」は週刊少年ジャンプにて1997年から2018年の現在まで連載中です。作者は尾田栄一郎先生で、「ONE PIECE-ワンピース」の略称は「OP」「ワンピ」です。単行本は88巻まで刊行されていて、国内累計発行部数は日本の漫画の中でも最高の3億6000万部突破しています。第66巻は初動週刊売上が227万5000部を越え、第67巻では初版発行部数が405万部を記録しました。

「ONE PIECE-ワンピース」単行本の出版史上最高記録をいくつも保持している尾田先生は2015年に「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス世界記録に認定されています。国内だけでなく、国外でも人気のある「ONE PIECE-ワンピース」は翻訳版が複数の国で発売され、国外での累計発行部数は7000万部を突破して、国内外を合わせると4億3000万部を突破しています。

「ONE PIECE-ワンピース」のアニメは劇場版作品もあり、「ONE PIECE FILM Z」の興行収入は劇場版シリーズ最高額68.7億円を記録しました。2017年には連載20周年を記念して連載開始日の7月22日を「ONE PIECE」の日に制定しました。「ONE PIECE-ワンピース」の展覧会や歌舞伎なども展開していて、老若男女に人気のある作品です。

麦わらの一味とはワンピースに登場する海賊で、船長はルフィです。乗船しているメンバー全員が賞金首で、その内の5人は億越えです。全員の賞金額を合わせると27億ベリーを越えています。麦わら海賊団は東の海でルフィが結成した海賊団で、現在は新世界を航海中です。前代未聞の事件を多数起こしている麦わらの一味を世界政府は強く警戒しています。海賊ですが、民間人に危害を加えるようなことは絶対にしません。

麦わらの一味の中で上下関係はなく、全員が対等な立場に立っていて、仲間同士の絆は非常に強く、仲間を第一に考えています。内乱を終結させたり、海賊団の脅威から守るなど、ワンピースの中でも善行の多い麦わらの一味ですが、彼らは自分達を「ヒーロー」とは思っておらず、自分達の信念の元に戦っているルフィ達は自由を求めている海賊であり、献身的なヒーローにはなれないし、なりたくないというスタンスでいます。

ルフィ達は大事な人たちの為に戦い、それが偶然善行に繋がっているだけで、一つ間違えてしまうと国を滅ぼしかねない騒乱を巻き起こしてしまう危険性もあります。そういう意味でも、ワンピ―スの中で彼らはヒーローにはなれないと言えるでしょう。しかし、大事なものの為なら世界とさえ戦える強さと覚悟を持っています。ワンピースの作者尾田栄一郎先生は麦わらの一味を「前代未聞」と表しています。

ワンピースのナミの正体は麦わらの一味の航海士です。ナミの出身は東の海のココヤシ村です。ナミの養母であるベルメール、義姉のノジコと共に平和に暮らしていました。この頃に独学で航海術を学び、いつか自分の手で世界地図を作る事を夢見ていました。ナミが当時10歳の時、魚人海賊団アーロン一味の襲撃を受け、アーロンは村人に貢ぎ金を献上するよう脅して回ります。ナミとノジコは村を出るよう説得されました。

養母ベルメールの全財産では3人分払えなかったのです。ベルメールは嘘でも娘がいないとは言えず、全財産をナミとノジコの分として払うとアーロンに言い、見せしめとしてナミ達の目の前で殺害されてしまいました。ナミの海図を作る能力を買ったアーロンは彼女を連れ去り、測量士として海図を描かされます。ココヤシ村を一億で買い取ると密約を交わしたナミは手先になったと村人に白い目で見られようと資金集めに奔走します。

海賊専門の泥棒として資金集めをしていたナミはルフィと出会い、彼らと行動を共にします。道中でアーロン一味が暴れだしたと知ったナミはお宝とメリー号を奪い、ココヤシ村に戻りました。ココヤシ村を買い取る為の資金を9300万ベリーまで貯めたナミは追ってきたルフィ達を巻き込まない為に突き放した言動をとります。しかし、資金はアーロンの裏切りによって資金を没収されてしまいました。

今までの苦労をぶち壊されたナミは村に残っていたルフィに泣きながら助けを求めます。ナミの悲痛な想いを受け取ったルフィは宝物の麦わら帽子を託し、アーロン一味を倒しました。アーロン一味から解放されたナミはルフィ達の仲間になり、アーロン一味の刺青を消して、みかんと風車をモチーフにした刺青に変えています。ノジコからは腕輪をもらい、家族に縁のあるものを身につけています。

麦わらの一味にいる中で、戦闘の重要性を感じたナミは少しでも戦力になる為に、ウソップが製作した「天候棒（クリマ・タクト）を使って戦闘に参加するようになりました。ナミの豊富な知識と分析力が高い戦術と「天候棒（クリマ・タクト）」を合わせる事で戦闘で活躍出来るようになります。「天候棒（クリマ・タクト）」から出る気泡を組み合わせて気圧、温度、湿度をコントロールする、天候を使ったナミ独自の戦闘方法です。

麦わらの一味の船長で、異名は「麦わらのルフィ」です。ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）を見つけて海賊王になる事が夢です。幼いルフィを助けて左腕を失くしたシャンクスと再会する事も目標にしています。超人系悪魔の実「ゴムゴムの実」の能力者で、全身を伸縮させる事が出来る「ゴム人間」です。後先考えないルフィの行動に周囲が怒る事もありますが、何事にも臆せず立ち向かう姿勢に好感を抱く人間は多くいます。

冒険が大好きで、「夢・信念・仲間」の為なら死を恐れず戦います。一緒に航海する仲間達を大切に想っていて、仲間達からも信頼の厚い船長であり、大切な人たちが離れていかないように自分自身が強くなる事を怠りません。幼い頃、ゴムゴムの実を食べて泳げない体となったルフィは山賊ヒグマの怒りを買って海に放り投げられてます。海王類に襲われかけた所をシャンクスに助けられ、海賊王になる決意をしました。

17歳で故郷の村を出て、ゾロ、ナミ、ウソップ、サンジを仲間にして、短期間で東の海屈指の猛者達を破ったことが海軍に知られた事で、危険視されたルフィは「麦わらのルフィ」という異名と共に3000万ベリーの賞金をかけられました。これは平均賞金額300万ベリーの東の海では最高額で、初頭手配にしては異例の金額です。アラバスタやウォーターセブンでの戦いを経て、懸賞金は3億ベリーまで上がります。

ワンピースの中でも大食漢のルフィは肉が大好きで、麦わらの一味の生活はほぼ食費に消えていきます。ナミ曰く、生きているだけで人の3倍エネルギーを消費し、ルフィを匿っていたハンコックの発言から「一食100kg以上で1日5回」食べます。ウソップが横にいる時だけ修学旅行の悪ノリで色気に反応し、ウソップがいなかった時にハンコックの裸や色気に反応する事はありませんでした。

色恋沙汰にある程度の理解はあり、ハンコックから言い寄られた際は「結婚はしねえ」ときっぱり断っています。優しい性分で、敵味方問わず受け入れる包容力があります。シャンクスの他人や友達を傷つける事は許さないという価値観に影響を受けていて、仲間や部下を平気で傷つける人物の事は嫌っています。身体能力が高く、格闘センスもスバ抜けていて、ゴムを生かした長いリーチと反動を利用した戦いを中心にしています。

麦わらの一味のコックで、「黒足のサンジ」という異名を持っています。ルフィと出会った時は海上レストラン「バラティエ」で働いていました。サンジの正体は世界唯一の海遊国家「ジェルマ王国」の王族「ヴィンスモーク家」の三男です。一卵性の四つ子として生まれ、血統因子を操作されて通常の人間より優れた存在として生まれました。

血統因子の効果をなくすためにサンジの母ソラは、劇薬を飲むという抵抗をしたおかげでサンジは唯一人間らしい感情を持つ人間として成長していきます。他の兄弟が超人的な能力を開花させる中、一人遅れをとっているサンジは父から虐げられていました。サンジは母の為に独学で料理を学んで作っていましたが、王族が料理を作る事を良しとしなかった家族に非難され、見限られたサンジは鉄仮面をかぶり、地下牢に監禁されます。

13年前、姉のレイジュにここから逃げ出してコックになると告げ、彼女の助けを得て地下牢から脱出し、停泊していた客船オービット号に乗り込みました。オービット号ではコック見習いとして働いていましたが、ゼフが率いる海賊に襲撃され、嵐に巻き込まれてゼフと共に絶海の孤島で85日間以上の遭難に遭いました。オールブル―をゼフも夢見ていて、自分の食糧の全てをサンジに渡し、彼は自分の足を切って飢えを凌いでいました。

無人島から脱出してからゼフの海上レストランで恩返しをする為に働いて調理と足技を叩きこまれて、副料理長にまでなりました。チビナス扱いするゼフと喧嘩は絶えませんでしたが、心の底ではゆるぎない絆を互いに持っていて、オールブル―の夢を持ちながらゼフに恩義があり、彼の元を離れる事が出来ないでいました。ルフィと出会い、彼らの信念とゼフ達の不器用な促しを受けて彼らの冒険に同行しました。

新世界ではヴィンスモーク家三男の過去にケリをつける為にルフィ達の元を一度離れますが、ゼフを人質に取られてしまい、政略結婚から逃げられなくなってしまいました。自分を追いかけてきたルフィとナミと再会しますが、逃げ場がないサンジはルフィを一方的に痛めつけます。ルフィはサンジを信じていて、彼の言葉に涙を流しながら立ち去りました。その後、ルフィに本音を吐露し、仲間の元に戻りたいと伝えました。

麦わらの一味の戦闘員であり、「海賊狩りのゾロ」という異名を持っています。ルフィの最初の仲間で、三刀流の剣士です。世界一の剣豪になるという夢を抱き、船内での鍛錬を怠りません。ルフィに次ぐ実力の持ち主で、戦闘時では前線に立って戦います。周囲からは麦わらの一味のナンバー2という認識をされています。船長であるルフィを立てて、彼に厳しくありながら、船長の判断には信頼を置いていて、黙って従います。

麦わらの一味のピンチの際はゾロが一味の引き締め役となり、進む道を決定する事もあり、副船長のような立場に見られる事もあります。ゾロの性格はクールで皮肉屋ですが、極度の方向音痴で、仲間が目を離した隙にどこかに行ってしまいます。本人の方向音痴の自覚はなく、自分が迷子になっても仲間が迷子になったと思う程です。ナミに次ぐ酒豪で、酒好きです。サンジとは相性が悪く、いつも喧嘩しています。

麦わらの一味の狙撃手で、「狙撃の王様そげキング」「ゴッドウソップ」という異名を持っています。ルフィの3人目の仲間で長鼻が特徴的です。海賊団の狙撃手だった父のような「勇敢なる海の戦士」を目指しています。しかし、ウソップは臆病な性格で、逃げる事ばかり考えています。自分を認めてくれたルフィ達の想いを踏みにじると反省してからは少しずつ戦闘にも参加するようになりました。

新世界では勇敢さが高くなり、肉体も筋肉質でたくましい体になっていますが、慎重さと臆病さは時々顔を出す事もあります。美術と工芸の才能に長けていて、手先が器用な事もあり、麦わらの一味の海賊旗を描いたのはウソップです。メリー号の修理やナミの天候棒（クリマ・タクト）を制作したり、フランキーの手伝いで船の修理や大工工事を手伝う事もあります。病気には一度もかかった事がありません。

麦わらの一味の船医を務めていて、「わたあめ大好きチョッパー」の異名を持っています。ルフィの5人目の仲間で青鼻トナカイです。「ヒトヒトの実」を食べた能力者で人獣型、人型、獣型に変形でき、人間の言葉を離せる「人間トナカイ」です。性格は純粋無垢で、大の甘党です。医者としての知識と技術が高く、動物の言語を理解して通訳するなど、多彩な能力をいくつも持っています。鼻が利くのできつい匂いが苦手です。

麦わらの一味の中ではウソップと仲が良く、彼が離反した時は単身で説得に行き、ウソップが復帰した時は泣いて喜ぶなど、固い友情で結ばれています。人間に襲われたチョッパーを助けたDr.ヒルルクの病気を知り、万能薬と思っていた毒キノコを彼に渡します。ヒルルクは毒キノコと知りながらチョッパーの気持ちに応える為、スープを飲み干し、最後は液体爆薬で自害しています。彼の死の経験から万能薬になるという夢を掲げました。

麦わらの一味の考古学者で、「悪魔の子」という異名を持っています。ルフィの6人目の仲間で、クールで頭脳明晰です。「ハナハナの実」の能力者で体の一部を花のように咲かせる事が出来ます。初登場の時は「バロックワークス」の副社長で、ルフィ達とは敵対関係にありました。空白の100年という歴史上の謎を解き明かす為にルフィ達の仲間となり、旅の目的にしています。

麦わらの一味の中でも世界情勢と情報に精通していて、オハラで修めた考古学から遺跡などの分析、調査能力を備えています。過酷な人生を歩んできた影響なのか、不吉な発想をする事があり、仲間達を戦慄させる事もしばしばあります。信頼できる仲間を作らないと決めていましたが、本当の仲間であるルフィ達との出会いで一味の一員であると自覚してからは穏やかな表情をする事が増えました。ナミの扱いに長けています。

麦わらの一味の船大工で、「鉄人（サイボーグ）」の異名を持っています。フランキーというのは愛称で「カティ・フラム」というのが本名です。ルフィの7人目の仲間で水色のリーゼントとサングラスが特徴的です。改造人間で体の中には様々な武器が収納されており、新世界編では更に改造を加えて人間離れした姿となっています。自分の作った船に乗り、その船が世界の果てにたどり着くのを見届ける事が夢です。

ワンピースに登場した際はロビンと同じくルフィ達の敵でした。アイスバーグと自身の素性をCP9に知られてしまい、ウソップと共に連行されましたが、サンジによって解放され、ロビン救出に手を貸しています。絵にエス・ロビーでルフィ達の信念と一家が世話になった事を知ったフランキーは古代兵器復活のカギを握るロビンとルフィ達に賭けて持っていた古代兵器「プルトン」の設計図をCP9の前で焼却しています。

麦わらの一味の音楽家で、「鼻唄のブルック」「ソウルキング」という異名を持っています。仕込み杖を使って戦う剣士で、以前はとある王国の護衛戦団団長・奇襲部隊に所属していた過去があります。ルフィの8人目の仲間で「ヨミヨミの実」の能力者で死亡しても一度だけ蘇生できる「復活人間」です。白骨化した身体で蘇ったアフロヘア―のガイコツ男です。リヴァース・マウンテンで別れたくじらのラプーンとの再会を誓っています。

非常にポジティブでユーモアにあふれており、数々の「スカルジョーク」を飛ばします。「スカルジョーク」自分が白骨死体である事をネタにしたブルック流のジョークで「ホネだけに！」や「私もう死んでますけど」などかなりダークなジョークでもありますが、クスリと笑うファンも多くいます。口調などは紳士ですが、行儀が悪く、女性に目がない彼の一言目は「パンツ見せてもらってもよろしいでしょうか」という節操のない言葉です。

ワンピースの麦わらの一味の船長ルフィと航海士のナミの関係についてファンの間ではよく噂になります。しかし、ワンピースは物語重視で、恋愛要素はほとんど入ってきません。しかし、ルフィはワンピースの主人公であり、ナミはヒロインとして認識され、ワンピース初期から登場しています。二人の関係はいったいどんなものなのでしょうか？物語が進んで、いつかは結婚するのでしょうか？気になるファンも多くいるでしょう。

ナミはアーロン一味に養母を殺され、故郷の村人達が苦しむ姿を見てきました。ココヤシ村を買い取るという夢の為に海賊専門の泥棒という危ない橋を渡り続けていました。その道中でルフィに出会い、アーロンに手酷く裏切られた時は泣きながら助けを求めました。助けを求めるナミにルフィは「当たり前だ！」と言い切り、傷だらけになりながらナミを助ける為にアーロン達と戦ってくれました。

うちの航海士を泣かすなよと終始怒りをあらわにして、ルフィはナミを長年の呪縛から解放しました。ルフィ達と出会わなければナミは永遠に絶望の中にいたでしょう。そこから救い出してくれたルフィをナミは仲間の中でも一番信頼しています。ナミが病気になった際、ルフィはおぶっていくと言い、ナミはよろしくとだけ言いました。この短いやりとりの中に二人の強い信頼関係が見え隠れしています。

クロコダイルとの戦いでもルフィの勝ちを信じ、疑う事がありませんでした。どんな強敵を相手にしてもルフィが負けない事をナミは強く信じています。今まで長い時間、同じ船に乗り、様々な経験をして生まれた強い信頼関係のなせることでしょう。シャボンディ諸島の戦いではナミがルフィに助けてと手を伸ばし、彼女が消えた瞬間、ルフィは自分の力の無さに絶望します。恋愛感情はなくても、特別な関係性がある事がわかります。

新世界で冒険をするようになって、本編にも少しだけ変化がみられるようになりました。読者がその微妙な変化に気付いたのは800話あたりで、今までお色気シーンは多数ありましたが、それとは少し毛色の違う描写が混じるようになったことです。この変化は後にルフィとナミの二人の間で恋愛関係になる伏線では？と噂されています。互いの頬をすり合わせる「ガルチュー」というものが登場しました。

更にルフィの耳に甘噛みをするシーンやルフィが人工呼吸をされるシーンもあります。ワンピース読者としては「お？」と驚く人も多かったでしょう。お色気のシーンは多くあっても、恋愛を彷彿とさせるような描写はほとんどありませんでした。人工呼吸のシーンではナミとキャロットのみの反応が描かれ、キャロットはただ驚いているだけに対して、ナミは頬を赤く染めて驚いていました。

お色気パンチと称して自身の裸を見せるなど、初心とは言えない事をしていたナミが人工呼吸に対して頬を赤く染めて恥ずかしそうにするでしょうか？このシーンについては様々な憶測が飛び交いましたが、今は独自で解釈するしかないでしょう。ガルチューや耳たぶ噛み、サンジの結婚話など恋愛に傾いた描写が増えてきていて、ワンピースにもいよいよ恋愛シーンが入るのでは、と期待が高まっています。

あとは単純に作者の尾田栄一郎先生が描いてみたくなったのでは？という推測があります。確かに今までワンピースの中で恋愛の描写はほとんどありませんでした。長い連載の中で描いてみたいという心境の変化があってもおかしくはありません。これからも恋愛を匂わせる描写が増えていけば、麦わらの一味の中でも恋愛関係に発展するキャラクターが出てきてもおかしくないでしょう。ワンピースファンの期待が高まります。

ナミは麦わらの一味の仲間達を呼び捨てにしていますが、その中で唯一サンジだけは「君」付けで呼んでいます。サンジ君と呼んでいるのは特別感があるように思っているファンも多くいます。なぜ、ナミはサンジだけ「君」付けで呼んでいるのでしょうか？その理由についてワンピース原作27巻で明かされています。女王様気質とノリでサンジを「君」付けで呼んでいるのです。ナミの性格がよく出ています。

サンジがナミを「さん」付けで呼ぶ理由は「若いうちは大人として扱われたいという心理をサンジは理解しているのですか？」と聞かれて作者はそうだと答えた話があります。ナミの女王様気質とノリで呼んでいるというのはわかりますが、何故サンジだけなのでしょうか？ナミにとってサンジは理想の態度を取るので扱いやすいという事で「君」付けで呼んで自分の思うように動かしているのではと言われています。

礼節がないというわけではなく、ナミは人を見て呼び方を使い分けているのだと言われています。しかし、普段は「君」付けをしているサンジの事を呼び捨てにしたシーンがありました。政略結婚の事でゼフを人質に取られていたサンジはルフィに対して思ってもいない事を口にして、無抵抗の彼を攻撃します。それを見たナミは「サンジ」と呼び捨てにして彼をビンタしました。サンジに対して怒りを感じている事がわかるシーンです。

サンジが政略結婚をさせられそうになった時、麦わらの一味の中で一番心配して助けに行こうとしていたのはナミです。自分の意志でする結婚ではない以上、仲間を第一に考える麦わらの一味がそれを許すはずはありません。その中でもナミがサンジを助けに行く事に積極的だったのは何故でしょうか？サンジを助けに行くとき、ルフィは何でお前までとナミに聞き、責任を感じているからと答えています。

サンジが無抵抗のルフィに攻撃して激怒したナミはビンタしていますが、その後、ジンベエとの話の中で下唇を出して拗ねたような表情をしています。彼女の気持ちは表情からすべて読み取る事は出来ませんが、いろいろと複雑な胸中である事は伝わってきます。サンジとナミの心の距離は政略結婚をきっかけに近づいていると言えます。突然恋愛関係になる事はないでしょうが、少なからず期待が持てるでしょう。

サンジの政略結婚の相手として選ばれたのはビッグ・マムの娘のプリンでした。プリンの見た目はとても可愛く、サンジ達は写真を見て一目惚れするほどでした。性格は優しく、恥ずかしがり屋です。サンジとは料理好きという点で意気投合し、相性はよく、結婚に対して不満を抱いていませんでした。しかし、サンジから「結婚はできない」と仲間の元に戻る事をあらかじめ伝えられていました。

サンジはルフィ達を見逃してほしいとビッグ・マムと約束し、プリンは自分の母のせいで追い詰められている事に泣きだしてしまいます。サンジに「私との結婚は地獄にさせませんよ」と告げると、サンジはプリンにプロポーズをしました。しかし、プリンの優しい性格は演技であり、サンジの姉レイジュに対して冷酷な一面を見せました。母と同じような性格で、結婚にも男にも興味を持っていませんでした。

ビッグ・マムはサンジ達ヴィンスモーク家を皆殺しにして彼らの科学力を手にいれ、ルフィ達も見逃すつもりはなかったのです。サンジの決意やプロポーズを悪意のある顔芸で披露して、コケにしているプリンからレイジュは顔を背けるほどでした。結婚式当日、誓いのキスをする際、三つ目の目を見せて動揺を誘おうとしましたが、サンジは「美しい瞳だ」と告げ、プリンは思わず泣き崩れてしまいました。

プリンは三つ目の事で周りから気味悪がられてしまい、母親からさえも疎まれた事が原因で自分を醜い化け物だと思い込み、歪んだ幼少期を過ごしていました。サンジに三つ目を褒められ、動揺したプリンは彼を射殺する機会を失います。彼女の凶悪な性格も自分の身を守る為の演技だったとサンジは見抜きました。この後、プリンはサンジにべた惚れになってしまい、サンジとルフィ達を救いたいと涙を流しました。

サンジとの政略結婚は台無しになり、サンジはルフィ達の所に戻りたいと言っていますので、プリンと結婚する可能性はかなり低いでしょう。プリンは記憶操作が出来る為、サンジから自分の記憶を抜き去っています。プリンの事を忘れてしまった以上、彼女と結婚する可能性はないに等しいでしょう。読者の間では予想できたことではありますが、プリンには次の恋で幸せになってくれることを願いましょう。

ナミはベルメールが養女として引き取り、育ててきました。彼女の出生について、本人でさえ知りません。最近では、彼女の正体が古代兵器ではないかと言われています。何故、ナミの正体が古代兵器なのでしょうか？彼女の出生と正体について紹介していきます。ナミは赤ん坊だった頃、たまたま彼女を見つけたノジコに拾われて、二人を見つけたベルメールが引き取っています。ナミの家族について誰も知らない事がわかります。

ワンピース当初では非戦闘員だったナミですが、アラバスタ編以降、ウソップが製作した「天候棒（クリマ・タクト）」を駆使して戦闘に参加しています。天候を操り、悪魔の実の能力者を倒した事もありました。彼女はシャボンディ諸島で飛ばされた先の「ウェザリア」で新世界の天候について本格的に勉強します。天候について一味の中で誰よりも詳しいナミですが、この事が後の伏線ではないかと囁かれています。

ナミの正体についてですが、人魚ではないかという説が流れています。この説についてはルフィがナミの絵を描いた時に人魚だったこと、ナミに会ったしらほしがホッとすると言ったことがナミの正体が人魚説と疑われている伏線のポイントです。ルフィの絵に関してはギャグとして捉えられていましたが、実は後の伏線ではと囁かれるようになります。しらほしの言葉を聞いたはナミは境遇が少し似ているからかなと答えています。

ナミは昔、アーロンに捕らえられていた過去があり、しらほしの現状と似ているからかと言われていましたが、この言葉にはほかの意味も含まれている可能性があると推測する人もいました。ワンピースに登場しているしらほしとナミは顔が似ている部分もあるのでこの二つの点からナミの正体は人魚であるとワンピースファンの間で予想されています。

ナミの正体のもう一つの説は古代兵器説です。ワンピースの中に登場する古代兵器は「プルトン」「ウラヌス」「ポセイドン」の3つが存在しています。この内の「ポセイドン」はしらほしでした。この中でナミの正体ではないかと囁かれているのは「ウラヌス」です。「ウラヌス」は天候を操作して天変地異を起こすものと噂されています。天候に詳しく、しらほしとも知り合いのナミの正体が「ウラヌス」ではないかと言われています。

麦わらの一味のサンジの過去は最近まで明かされていませんでした。これを踏まえるとナミにも隠された出生があってもおかしくはありません。古代兵器は人間でもなり得ると、しらほしで証明されています。ナミの正体が古代兵器である可能性は捨てきれません。ワンピースの中でもナミのように天候を操れるキャラは登場していません。「ウラヌス」が天候に関係しているのであれば、ナミの正体が古代兵器という可能性もあるでしょう。

ワンピースナミの今後の熱愛相手が誰なのか、彼女の正体が人魚なのか、古代兵器なのかについて紹介しました。ナミの正体が人魚で古代兵器だったら驚きですが、匂わせる伏線は多くあり、彼女の出生も明かされていない以上、可能性はなくはないでしょう。ナミの正体についてはワンピースファンの間でも様々な噂をされていて、今後、彼女の出生や正体が明かされていくのか、期待するワンピースファンも多いでしょう。