ワンピースの刀一覧！業物から最上大業物までをランク別に一挙紹介

原作者尾田栄一郎先生にて、週刊少年ジャンプで1997年34号から連載されている海洋バトルファンタジー漫画です。国内だけではなく、NARUTOと同じく海外でも人気がある週刊少年ジャンプの看板漫画で、単行本の全世界の累計発行部数は2017年10月時点で4億3000万部を突破しています。漫画だけではなく、アニメや劇場版アニメ、小説や絵本、ゲームやアーケードゲームやカードゲームなど多く媒体で楽しまれています。

ルフィをはじめとした麦わらの海賊団のメンバーのなかには、世界一の剣豪を目指すロロノア・ゾロや音楽家で仕込み杖を扱うブルックがいます。その他にも世界一の剣豪と名高いジュラキュール・ミホーク、最悪の世代の一人トラファルガー・ロー、海軍きっての剣士でゾロのライバルたしぎ、ミホークと決闘をする仲の四皇の1人赤髪のシャンクスなど多くの人気キャラクターがいます。

今回の記事では、それらの人気キャラクターが使う刀剣をランク別に一覧形式で紹介します。合わせてキャラクターがその刀剣を入手した経緯や、手放した理由を紹介します。

ワンピースの登場剣士の上位のキャラクター達は、みな苛烈な戦闘に耐えられる業物を持ち、海賊時代を生き抜いています。それらは呼び名によってランク付けがされており、『業物』から『良業物』『大業物』『最上大業物』と品質が良くなっていきます。

業物でも十分な力を発揮しますが、最上大業物となればその所有者は世界上位の剣士に限られています。今回はワンピースに登場する多くの刀のなかから、刀の名やランクがついている刀を中心に、所有者や逸話を一覧形式で紹介していきます。

業物は刀のランクのなかでも一番低いランクの刀です。他のランクでは現存個数が同時に語られているなどされていますが、業物にはその個数がありません。ワンピースの世界で使われる刀の中で、グランドライン突入以降に登場したキャラクターが所有している。または、名前がついているがランクが詳しく語られていない刀はこれに該当する可能性があります。

紫色の逆巻く炎のような独特な刃紋に、赤い鞘の刀です。三代鬼徹（さんだいきてつ）は、歴代の所有者が非業の死を遂げると逸話を持ちます。海兵のたしぎによる鑑定では時価100万ベリー以上とされていましたが、妖刀としての三代鬼徹を恐れたローグタウンの武器屋の店主により5万べりーのバーゲンセール品に紛れて販売されていました。

切れ味は名匠鬼徹一派の名の通りに、非常に切れ味が鋭いです。ランクは業物とされていますが、他の業物にも負けないれっきとした名刀であると評価されています。異常ともともいえる鋭い切れ味を誇り、「持ち主の斬りたい時に斬れる」という業物の定義から逸脱した妖刀なために、ゾロからは「じゃじゃ馬」や「問題児」と評価されています。

ローグタウンの武器屋の店主は「いまとなっちゃこの世に"鬼徹"を使っている剣士は一人もいねぇ。たとえ知らずに使った奴でもこの世からいなくなるからだ」と言っています。武器屋の店主の言葉が真実ならば、ワンピースで生きたまま鬼徹一派の刀を所有するのはゾロのみということになります。

三代鬼徹の製作者、鬼徹一派は切れ味は折り紙付きだが「持ち主を死に至らしめる妖刀」を作るとして有名でした。その呪いのために、三代鬼徹を手に入れた武器屋の店主により5万ベリーの安物の刀に紛れて販売されていました。そこに刀を探していたゾロが訪れます。なにも知らなかったゾロは安物の刀の中から、三代鬼徹を選び出して手に取ります。

三代鬼徹が妖刀だと知っている店主はその経緯を説明しますが、ゾロは動揺しません。それどころか、三代鬼徹を空中に放り投げ、自分の右腕を刀の下にかざし、妖刀が自分の腕を切り落とすか否かの懸けをします。もちろん店主は腕が切り落とされて終わりだと確信しますが、刀がゾロの腕を避けるように回転して落ちる場面を目撃します。こうしてゾロは賭けに勝利して、自分の刀として手に入れます。

業物時雨（しぐれ）は、海軍で佐官である大佐に属しているたしぎが所有している刀です。ワンピースの本編で初登場したのは、ローグタウンにてです。たしぎの初登場当時、単行本11巻時の彼女の階級は曹長でした。彼女は刀の収集を目的として海軍に所属していますが、集めた刀を使用している描写はありません。2年後でも、彼女は愛刀時雨を使用していました。

刀のランクで二番目に良いと評価されている良業物です。ランクが語られるときの数字50工は、ワンピースの世界では50振りしか存在しないとされています。しかし、そのうちの一振り、ゾロが所有していた雪走が全壊してしまったために、また数字が変化している可能性があります。

雪走（ゆばしり）は、黒漆太刀拵・乱刃・小丁字の刀です。手に入れたゾロは、軽くて扱いやすい刀だと評価しています。元々はローグタウンで武器屋をしている店主のいっぽんマツの家宝でした。三代鬼徹の賭けに勝利したゾロを見込んだ彼が、三代鬼徹と共に譲った名刀です。

エニエス・ロビーでサビサビの実の能力者であり、海軍のシュウ大佐と戦闘することになりました。応戦したゾロは、サビサビの能力により雪走の鉄を酸化させられ、破壊されてしまいます。その後、ブルックの生前の仲間の海賊達の以外と共に埋葬されます。その時にゾロは「死んだ刀だ、一緒に供養させてくれ」と発言しており、グランドラインからともに駆け抜けてきた雪走を弔うのでした。

元々はバロックワークス社のフロンティアエージェントMr.11が所有していた刀でした。しかしルフィ率いる麦わらの一味とスモーカー大佐率いる海軍の活躍によりバロックワークス社の思惑は遂げられず。駆けつけた海軍によってメンバーたちは捕えられます。その時に、スモーカー大佐の部下として行動していた、たしぎ曹長がMr.11が所有する刀を良業物花州と見抜いて回収します。

大業物はワンピースの世界では21振りしか存在しないと言われています。ほんの一握りの人物しか扱えないために、漫画内でも言及されているのはゾロが所有する大業物秋水、大業物和道一文字のみとなっています。存在のみが語られているが漫画内では特定されていない二代鬼徹はこのランクに入ると噂をされています。

恐竜に踏まれようとも1ミリも曲がらないという圧倒的な硬度を誇る黒刀で、拵は黒刀・乱刃・大逆丁字ゾロが使う大業物の名刀です。評価は、雪走と比べるとかなり重く、攻防について使い勝手が非常に高いです。しかし威力が高すぎて扱いは難しく、力加減を間違えると斬るつもりが無かった範囲まで余計に切り崩し、破壊してしまうとされています。 

ワノ国の英雄の剣豪リューマの愛刀として国宝に指定されており、リョーマが病死したのちに彼と同じ墓に収められていました。しかし死身の兵士（ゾンビ）を作るために強い者の死体を求めていた海賊ゲッコー・モリアによってリョーマの死体とまとめて盗掘されてしまいます。こうしてリョーマのゾンビ兵の武器として秋水は、麦わらの一味のゾロの前に立ちはだかります。

麦わらの一味がスリラーバーグにやって来た時に、リョーマが持つ秋水に目を付けたのがゾロです。彼はスリラーバーグに来る直前のエニエス・ロビーで雪走を破損させていました。しかし雪走の代わりになる刀を見つけることができていませんでした。

丁度良く「良さそうな刀」を帯びた「伝説の侍のゾンビ」のリョーマを見つけたゾロは、嬉々として彼と一騎打ちを挑みます。激闘の末にリョーマに勝利をしたゾロは、リョーマから「良さそうな刀」秋水を受け継ぎます。こうしてロロノア・ゾロ の手に入ったのです。

実はワンピースに登場するリョーマは、同じ原作者の短編漫画「MONSTERS」に登場する主人公でもあります。「世界一の兵(つわもの)の魂」を持つ最強の剣豪「キング」を探す旅を続けたリョーマは、後々にワノ国の偉大なる英雄として名を残します。しかしMONSTERSでは違う刀を所持しています。リョーマが旅をしてワノ国に帰るまでに手に入れたのでしょう。

元々ワノ国の国宝として扱われており、海賊ゲッコー・モリアによって盗まれた時は国民は悲観に暮れてしまいました。そして国民は宝刀を盗んだ犯人が海賊ゲッコー・モリアだとは知りません。そのために現在の所有者ゾロが宝刀窃盗の誤解を受けてしまうことがありました。

和道一文字（わどういちもんじ）は大業物21工の一振りです。名刀を集める海兵たしぎの鑑定では、時価1000万ベリー以上とされています。ゾロにとってのライバルだった少女くいなの形見の刀です。ゾロにとっては『世界一に剣豪』になる誓いが込められた大切な刀です。ゾロが三刀流の剣技をする時は、基本的に和道一文字を口に咥えて戦闘をします。

ゾロは東の海シモツキ村にある『一心道場』にて、剣術の指南を受ける少年の一人でした。しかし当時から才覚があったらしく、大人でも少年のゾロに勝てなかったようです。しかしそんなゾロでも、師匠ウシロウの娘のくいなにだけは勝てませんでした。

ある夜にゾロはくいなに真剣を使っての勝負をしかけて、通算2001敗目の敗北をしてしまいます。敗北を噛み締める幼少のゾロに、くいなは女性であるから、力の限界が男性よりも低く、世界一の剣豪になることはできない悩みを打ち明けます。

悲し気にするくいなにゾロが「2人のうち、どちらかが世界一の剣豪になる」と約束を交わします。しかしその翌日、くいなは階段で転倒してあっけなく死亡してしまいます。ゾロは天国にいるくいなの場所まで名がとどろくほどの世界一の剣豪になる野望を誓い、くいなの形見として、父親のウシロウから和道一文字を譲り受けます。

世界一の剣豪になるためには、現在世界一の剣豪鷹の目の男を探し出し、勝負しなければならないと旅立ったゾロは、生活費を稼ぐために賞金首を捕まえているうちに、「海賊狩りのゾロ」と賞金稼ぎとしてして名を馳せます。ルフィと出会い、麦わらの一味の副船長として「最悪の世代」と呼ばれる賞金一億ベリーを超える男になります。

ワンピースが連載されていますが、いまだにはっきりとした所有者と形が知られていない初代鬼徹と同じく伝説として語られたのみの刀の一本です。ゾロに三代鬼徹と家宝の雪走を譲ったローグタウンの武器屋店主が、三代鬼徹の説明をする時に名前が出ました。

最上大業物はワンピースの世界で12振りしか存在しないとされている特別な刀です。漫画内で言及されている最上大業物の所有者は王下七武海に数えられている世界最強の剣士ジュラキュール・ミホークのみとなっています。今後、ワンピースの漫画が進み、さらなる猛者が出て来るうちに、まだ登場していない最上大業物の名刀が登場するでしょう。読者たちの噂では、初代鬼徹が最上大業物のランクに入ると言われています。

刀の刃は乱刃、重花丁字。巨大な十字架のような鍔が左右に吐出した形をしています。刃の長さは所有者のミホークの身の丈ほどある長さの長刀で、真っ黒な刀身が特徴的の刀です。

黒刀夜の逸話は、世界最強の剣士ジュラキュール・ミホークが使用する刀なため、その活躍はミホークの活躍と一致します。四皇の1人となった赤髪のシャンクスと戦闘を何度かした逸話も存在します。また、麦わらの一味の剣士ゾロの体についた刀傷は黒刀夜によって刻まれたものです。

ローグタウンの武器屋の店主は「いまとなっちゃこの世に"鬼徹"を使っている剣士は一人もいねぇ。たとえ知らずに使った奴でもこの世からいなくなるからだ」と言っていました。ということは、死者ならば所有している可能性があります。スリラーバーグのような死者が闊歩する場面が登場するのならば、そのキャラクターの持ち物に最上大業物初代鬼徹がないかどうか注目です。

しかし伝説を語った武器屋の店主がいるローグタウンは、グランドラインに入る手前の町です。そのために、彼が語る情報が古い情報の可能性もあります。だが、ゾロがこのまま戦い続ければ、いずれは登場することになるでしょう。

両手に一振りずつ、口に一振りの刀を咥えて戦う三刀流を使う剣士です。東の海のシモツキ村の「一心道場」で世界一の剣豪を目指して剣を振るう少年でした。大人でも勝てないほどの腕を持っていましたが同年代の女子剣士くいなには勝てませんでした。その勝負の回数は実に2001敗北もしています。

そのことは幼いゾロにとって非常に悔しいものでした。しかしくいなも、いつかそんなゾロにも腕力で勝てなくなってしまうことがあると悩んでいました。互いの悩みを言い合い、互いに世界一の剣豪になると誓い合った翌日に、しかしくいなは階段から落ちてあっけなく死亡してしまいます。亡きくいなの形見を手に世界一の剣豪の男を倒すべくゾロは島を飛び出します。

ゾロは極度の方向音痴で、一度島を飛び出してみたものの元の島に帰れなくなってしまいます。そこからゾロは旅を余儀なくされ、生活費を稼ぐために賞金首を倒して食いつないでいきます。そうしているうちに本人の意図しないところで「海賊狩りのゾロ」と言われるようになります。この時にバロックワークス社から勧誘を受けていたようですが、断った上に、襲ってきた当時のMr.7を返り討ちにしました。

約束を必ず守ろうとする男で、くいなと共に誓った世界一の剣豪になるべく日夜鍛錬を欠かせません。航行中や乗り物に乗っての移動中は大げさなほどの重りで過重トレーニングをして鍛えています。そのおかげで大人数を一気に担いで走る、食料の恐竜を引きずって持って来る、など力仕事を任されることが多いです。戦闘時でもボスの次に強い人物と対峙する場面があります。

ルフィが初めに声をかけた仲間で、海軍や他の海賊団からは麦わら海賊団の副船長として認識されています。実際に、彼は混乱した状況下でも冷静さと保ち、他のメンバーの混乱を納めて的確な指示を出すことがあります。そんな冷静なゾロですが、故郷から出てから戻れない、一本道で迷う、北と言われて山を登るなど奇跡的な方向音痴で、抜けたところもあります。

ゾロが最初期に所有していたのは「黒い刀」2本と「大業物和道一文字」です。それからミホークとの戦闘で「黒い刀」が砕けたために、ローグタウンにて「良業物雪走」と「業物三代鬼徹」を手に入れます。しかしエニエス・ロビーにて「良業物雪走」がサビサビの能力により酸化してしまい、ルンバー海賊団と共に弔われます。

その後スリラーバークにてリューマとの一騎打ちで「大業物秋水」を手に入れます。2018年現在では「大業物和道一文字」「業物三代鬼徹」「大業物秋水」と名だたる名刀を所有しています。しかしいずれはミホークが持つ最上大業物黒刀夜に見合った最上大業物の名刀を手にすると予想されています。

「ヨホホホホ!」と特徴的な笑い方をするアフロのガイコツの姿をしています。元々はゴールドロジャーが名をはせる以前に、ルフィ達がいる麦わらの海賊団とは別の海賊団、音楽が大好きな「泣く子も笑うルンバー海賊団」にて鼻唄のブルックの異名を持っていました。ゴーイングメリー号に乗るルフィ達がグランドラインに入る直前にある双子岬で遭遇した島クジラのラグーンが待っている人物でもあります。

ルンバー海賊団の船長が熱病で倒れて船を降り、かわりに副船長として率いていたこともありました。しかし海戦に敗れてフロリアン・トライアングルで全滅してしまい、ブルックも死亡してしまいます。しかし、一度だけ蘇ることができるヨミヨミの実で白骨として蘇ったのが今の彼の姿です。

彼が使用するのはいつも持っているステッキに両刃の剣が仕込んである「仕込み杖」です。ゾロのような刀としての使い方ではなく、突きに特化したフェンシングの型を使います。彼が持つ仕込み杖にも名前が付けられており、魂の喪剣（ソウルソリッド）という手長族に研いでもらった仕込み杖です。ゾロが持つ刀のように業物のランクなどはつけられていません。

赤髪の青年で、元は海賊時代幕開けを宣言したゴール・D・ロジャーの船で雑用をしていました。当時のゴール・D・ロジャーからルフィと同じく麦わら帽子をもらい、彼の処刑を涙ながらに見届けるなどをしてきた過去があります。ルフィの仲間のウソップの父親のヤソップを仲間にして赤髪海賊団として旗揚げして、ルフィと出会った時には大海賊としてすでに名が知られていました。

フーシャ村に滞在中にゴール・D・ロジャーと同じ言葉を言う少年モンキー・D・ルフィに興味を持ち、親しくなります。騒動に巻き込まれたルフィを守り腕を犠牲にしてなお、「この帽子をお前に預ける。おれの大切な帽子だいつかきっと返しに来い。立派な海賊になってな」と言ってルフィにトレードマークの麦わら帽子を授けた人物です。

彼も武器に刀剣を所有しています。その刀剣の名前はグリフォンと呼ばれている長剣です。最強の剣士とうたわれているジュラキュール・ミホークと何度か斬り合ったという逸話が語られています。最上大業物黒刀・夜を使用するジュラキュール・ミホークの決闘をするのだから同じく最上大業物かもしくはそれに追随する相当な名刀なはずだとファンの間では噂になっています。

ショートボブに切りそろえられた黒髪に、近眼で赤フチの眼鏡をつけています。その顔はゾロの幼い頃のライバルのくいなとうり二つの容姿をしています。たしぎは海軍のスモーカー大佐の部下として初登場しました。彼女の刀に対する知識や愛情はかなり大きく、彼女が海軍に所属する理由も命を懸けて世界中の悪党の手に渡った名刀を集めて回るというものです。

ローグタウンで新しい刀を探していたゾロと出会い、彼が持つ刀が「大業物和道一文字」だと見抜きます。ゾロと初対面の時に海賊と知らず会話をし、その後海賊と知り、知らなかった自分のことを小ばかにしたのかと激怒し、さらにゾロに戦いを挑んで敗北してからは、ゾロを目の敵にしています。

生真面目な性格をしていますが、かなりおっちょこちょいな性格で、少々抜けた性格をしており、上司のスモーカーに「とろい」と言われている場面がしばしばあります。だが剣の腕は紛れもない本物です。剣士として鍛錬を欠かさず、女だからと卑下されることを嫌います。容姿も似ていることからゾロのなかでは、幼馴染のくいなとかぶって見えてしまい「存在が気に入らない」「パクリ女」と言われて苦手意識を持たれています。

彼女が愛刀として帯刀しているのは業物時雨のみです。ワンピースの物語の中では彼女の刀剣を取り戻す目的から、バロックワークス社のMr.11からの押収した良業物花州を回収するなどをしていますが、一貫して業物時雨を使用しています。

本名はトラファルガー・D・ワーテル・ローで、ワンピースの世界では重要な意味を持つ「D」の名前を持つ人物の一人です。麦わらの一味と同時期にシャボンディ諸島に到達した「11人の超新星」の一人と呼ばれる人物で、死の外科医の異名を持つハートの海賊団を率いる船長です。彼は海賊の心臓100人分を生きたままの状態で海軍本部へ手土産をして、王下七武海に参入しています。

非常にクールでつかみどころがない自由に重きを置く性格の人物です。かつては不治の中毒「珀鉛病」に罹っていたうえに、10歳の時に世界政府によって故郷の国が滅ぼされてしまいます。その時に「目に入るもの全部壊したい」と体中に爆弾を巻き付けてドンキホーテファミリーの元に行くが、その行動と彼の絶望と破壊願望を見抜かれて逆にファミリーに迎え入れられます。

ファミリーのなかで仲良くなった仲間に、「D」を持つ本名トラファルガー・D・ワーテル・ローを名乗ったことで、コラソンの手によって攫われる形でドンキホーテファミリーを抜けることになります。その後、不治の中毒「珀鉛病」を直すために世界中の病院を巡り、ドンキホーテファミリーが狙っていた悪魔の実オペオペの実を横取りすることで自分で不治の病を治療します。そのかわりにコラソンは殺されて、自由の身になります。

オペオペの実の能力者で、指定した範囲にROOM（ルーム）と呼ばれる球体の空間を展開し、ルームの内部にある生物や物体を交換、切断、接着、浮遊、移動させることができます。その能力で、スモーカーとたしぎの肉体と精神を交換して、スモーカーの中にたしぎの意識が、たしぎの肉体にスモーカーが入っている状態にするなどもしています。

ローが所持する刀剣は、191cmもあるローの身長よりも長い大太刀の鬼哭（きこく）です。あまりにもの長さのために、ゾロのように帯刀するのではなく、手に持って運ばれています。鬼哭を使う場合も、鞘から刀身を引き抜いて、鞘を放置して戦闘に使います。しかし、ロー自身がオペオペの実の能力で対象を切り裂く力を持っているので、作中で実際に使われた描写はそれほどありません。

金獅子海賊団の船長で、劇場版アニメワンピースの「ONEPIECE FILM STRONG WORLD」に登場したキャラクターです。「金獅子のシキ」と名がついている通りに、金髪が広がった髪形をしていて、まるで黄金の鬣を持つライオンのような姿をしています。

フワフワの実の能力者で、自分が触れた物体は島や海水など空中に浮かして操ることができます。劇場版アニメのなかでは、海水のなかにルフィを閉じ込めて溺死寸前まで追い詰めたことがありました。この能力で自分が住む島船を空中に移動させていて、原作漫画で「インペルダウンから史上唯一脱獄した"空飛ぶ海賊"」として登場しています。

過去に金獅子海賊団を率いて、一艘の船のゴール・D・ロジャーと戦った過去があります。自分が認めたゴール・D・ロジャーが海軍に捕らえられた時は、不甲斐ないと捕えられているゴール・D・ロジャーを自分の手で殺すべく海軍本部に乗り込んだことがありました。マリンフォードを半壊させた末にインペルダウンに投獄されます。

ゴール・D・ロジャーが処刑されたあと、投獄されてから2年後に悪魔の実の能力を抑える海楼石の足枷につながれている両足を切断して脱獄します。切り落とした両足の代わりに、彼は日本の名刀「桜十」と「木枯し」を義足のようにしてはめています。戦闘の時は足の義足の刀から飛ぶ斬撃を放ち、敵を切り刻みます。

王下七武海の一人で、世界最強の剣士と名高い男です。自分の身の丈ほどもある十字架を思わせる特殊な形状をした真っ黒な刀身の刀、最上大業物黒刀・夜を所有しています。

ゾロが世界最強の剣士になる野望を実現させるために、島を出たのもミホークを探して決闘をするためです。さらに最初にゾロと戦った時は最上大業物黒刀・夜を使わずに。「生憎これより小さい刃物は持ち合わせておらんのだ」と言い、別に所持していた名もなき小刀のみでゾロを圧倒します。新世界編でルフィ達と合流するまで、ゾロの修行を施すなど、ゾロにとっては世界最強の剣士になるために倒すべき敵であり師匠でもあります。

さらに赤髪のシャンクスとはライバル関係にあるようで、何度も決闘をしているのが伝説のように語られています。しかしシャンクスがルフィを助けるために片腕を失ってからは決闘をしておらず、だが飲み会に付き合うなど交友はあるようです。

かつては海賊ゴール・D・ロジャーの右腕として活躍していました。当時の様子は単行本3巻にあるバギーの回想で、雑用時代のバギーとシャンクス二人の喧嘩の仲裁をしてる姿が描かれています。使用武器は刀剣ですが、名前やランクは言及されていません。しかし海賊王の右腕となる彼の使う刀剣は、かなりの名刀だとファンの間で絞殺されています。

現在では隠居してグランドラインのシャボンディ諸島でコーティング職人としてレイさんと呼ばれて親しまれている老人です。しかし現役を引退してなお素手で100ｍ級の海王類を殴り倒し、剣一本で海軍最高戦力の一人を足止めすることができます。世界政府や海軍も彼の消息を掴むことがありますが、「冥王」と評される彼と戦えば大きな損失が伴うことがわかっているために、レイリーが行動しない限り据え置かれています。

過去に盗んだ小舟で漂っているときに麦わら帽子をかぶった大きな男に拾われて、一緒に海賊を目指すようになった過去があります。そのために、麦わら帽子をかぶったルフィにゴール・D・ロジャーの面影を感じて懐かしんでいました。エースが死亡したのちのルフィに覇気の概念を教えて、グランドラインの折り返し地点「新世界」を超えて行けるように2年間の修行をつけた師匠でもあります。

現在のワンピースで最強剣士は最上大業物黒刀・夜を所有する剣士ジュラキュール・ミホークです。しかし、今回説明をした剣士ロロノア・ゾロやそれ以外の剣士達もみな、グランドラインを渡ってきた紛れもない猛者です。

しかし、作中でミホークが所有する最上大業物黒刀・夜に並び立つ刀を持った人物や描写がされていません。これから先もワンピースを応援していけば、また違う剣士や刀が登場するでしょう。その時に彼らが持つ刀に注目してください。