2019年05月09日公開
2019年05月09日更新
ナオミとカナコの結末あらすじ・感想ネタバレ!最終回は逃げ切れた?【広末涼子】
ドラマ「ナオミとカナコ」の結末あらすじを、ネタバレで紹介します。DV夫・達郎を殺害したナオミとカナコ。達郎の姉・陽子が集めた決定的証拠に加えて達郎の遺体が警察によって発見されます。窮地に立たされた二人は、逃げ切ることができるのでしょうか?ここではドラマ「ナオミとカナコ」の最終回・結末に注目し、さらにナオミとカナコを演じた広末涼子と、内田有紀について紹介します。また、ドラマの感想をネタバレで紹介します。
目次
ナオミとカナコの結末あらすじや感想ネタバレに迫る!
ドラマ「ナオミとカナコ」は、フジテレビ系で2016年の1月から3月まで、全10話で放送されました。このドラマは奥田英朗による小説「ナオミとカナコ」が原作です。DV夫を殺害したナオミとカナコ。完全犯罪を目指し殺人を犯した二人は、DV夫の姉・陽子の厳しい追及と、警察から逃れることができたのでしょうか?原作小説とは違う形で迎えたドラマ「ナオミとカナコ」の最終回・結末のあらすじを、ネタバレで紹介します。
ナオミとカナコの主なキャスト・登場人物紹介
ドラマ「ナオミとカナコ」のは、ナオミ役を広末涼子、カナコ役を内田有紀が演じました。完全犯罪を目論んだナオミとカナコ。二人は逃げ切ることができるのでしょうか?今回はドラマ「ナオミとカナコ」の最終回・結末のあらすじをネタバレで紹介します。また、ドラマのネタバレ感想も見ていきますが、その前にこのドラマが初共演となった広末涼子と内田有紀について紹介します。
小田直美/広末涼子
ドラマ「ナオミとカナコ」で、広末涼子が演じた主人公・ナオミ(小田直美)は、百貨店の外商部に勤めるキャリアウーマンです。父親のDVに苦しむ母親を見て育ったナオミは、親友のカナコ(服部加奈子)がDV夫・達郎に苦しめられていることを知り、激しく憤ります。そしてカナコに達郎殺害を提案します。達郎とそっくりの男・林竜輝を達郎の替え玉にし、完全犯罪を計画します。
広末涼子のプロフィールを紹介します。広末涼子は、1980年生まれで高知県出身です。芸能界に入ったきっかけは、1994年の「第1回クレアラシル ぴかぴかフェイスコンテスト」に応募し、グランプリを受賞したことでした。翌年に「クレアラシル」のCMに出演し、その後も様々なCMに出演しました。ドラマデビューは、「ハートにS」(1995年)でした。
広末涼子の主なドラマ出演作を紹介します。
- 1997年「ビーチボーイズ」和泉真琴役
- 2001年「できちゃった結婚」主演・小谷チヨ役
- 2002年「愛なんていらねえよ、夏」鷹園亜子役
- 2003年「元カレ」佐伯真琴役
- 2009年「トライアングル」葛城サチ役
- 2013年「スターマン・この星の恋」主演・宇野佐和子役
- 2015年「ウロボロス~この愛こそ、正義」柏葉結子役
- 2016年湊かなえサスペンス「望郷 みかんの花」主演・富田美里役
- 2018年「僕とシッポと神楽坂」加瀬トキワ役
広末涼子の、主な映画出演作を紹介します。
- 1999年「秘密」主演・杉田藻奈美/直子役
- 2001年フランス製作「WASABI」主演・ユミ役
- 2008年映画「おくりびと」小林美香役
- 2009年映画「ゼロの焦点」主演・鵜原禎子役
- 2012年「鍵泥棒のメソッド」水嶋香苗役
- 2013年「桜、ふたたびの加奈子」主演・桐原容子役
- 2014年「柘榴坂の仇討」志村セツ役
- 2014年「想いのこし」笠原ユウコ役
- 2015年「はなちゃんのみそ汁」主演・安武千恵役
服部加奈子/内田有紀
ドラマ「ナオミとカナコ」で、内田有紀が演じたもう一人の主人公・カナコ(服部加奈子)は専業主婦で、夫・達郎のDVに苦しめられています。ナオミとは大学時代からの親友。達郎そっくりの林竜輝は、達郎とは正反対の優しく真面目な性格で、カナコは林竜輝に惹かれ、また、林竜輝もカナコを想うようになります。
内田有紀のプロフィールを紹介します。内田有紀は、1975年生まれで、東京都出身です。中学2年生でモデルとなり、芸能活動を始めました。女優デビューは1992年で、ドラマ「その時、ハートは盗まれた」でした。その後、女優の他に歌手としてもデビュー(1994年)し、フジテレビのビジュアルクイーンに選ばれました。2000年に、つかこうへいの劇団に入団しました。
内田有紀の主なドラマ出演作を紹介します。
- 1994年「時をかける少女」主演・芳山和子役
- 2001年「ビッグウイング」主演・吉川久美子役
- 2002年「北の国から 2002遺言」高村結役
- 2007年「バンビ~ノ!」宍戸美幸役
- 2012年「最後から二番目の恋」長倉万里子役
- 2012年~2017年「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」シリーズ城之内博美役
- 2013年「火怨・北の英雄 アテルイ伝」佳那役
- 2018年「荒神」主演・朱音役
- 2019年「わたし、定時で帰ります。」賤ケ岳八重役
内田有紀の主な映画出演作を紹介します。
- 1995年「花より男子」主演・牧野つくし役
- 1997年「キャッツ♥アイ」主演・来生愛役
- 2007年「クワイエットルームへようこそ」主演・佐倉明日香役
- 2009年「禅 ZEN」おりん役
- 2010年「ばかもの」主演・吉竹額子役
- 2012年「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」篠原夏美役
- 2013年「俺俺」サヤカ役
- 2017年「斉木楠雄のΨ難」斉木久留美役
ナオミとカナコの最終回結末あらすじは?
ここからは、ドラマ「ナオミとカナコ」の最終回・結末のあらすじを紹介します。DV夫・達郎を殺害したナオミとカナコは、逃げ切ることができるのでしょうか?原作とは違うというドラマ版での結末あらすじを、ネタバレで見ていきます。
ナオミとカナコの結末あらすじ
完全犯罪を目論んだナオミとカナコですが、達郎の姉・陽子が、警察に提出した防犯カメラの映像が決定的証拠となり、カナコは警察で取り調べを受けることになりました。警察は、カナコが深夜、マンションからゴルフバッグを運び出す姿と、達郎の替え玉となった林竜輝が、ATMでお金を下ろす姿が映った防犯カメラの映像についてカナコを追及します。
さらに警察は林竜輝の存在も、達郎の遺体をどの山に埋めたのかも掴んでいました。しかし、カナコはシラを切り通します。一方、ナオミは李社長を訪ねました。李社長はナオミに、達郎の遺体が見つかれば終わりだと言いました。ナオミは、自分たちの計画が穴だらけだったと言い、カナコが妊娠していることも告白し、助けて欲しいと頭を下げました。
達郎の姉・陽子が林竜輝と接触し、カナコとナオミの犯罪を林竜輝に暴露しました。その上で陽子は林竜輝に、知っていることをすべて話さないと共犯者になると脅し、二人のことを白状するなら不法滞在の件について助けることができると言いました。動揺する林竜輝。そんな中、警察に中国人弁護士が現れ、カナコの拘束を解くよう要請しました。任意同行ということでカナコは帰ることができました。
李社長は、知人の中国人弁護士をカナコに付けてくれたのでした。弁護士はカナコを、李社長とナオミが待つホテルへ連れて行きました。ロビーで待っていたナオミと抱き合うカナコ。李社長はナオミとカナコを自身の自宅に連れて行き、おいしい肉マンを食べさせてあげるのでした。李社長は、「女に暴力を振るうのは最低の男、殺してしまっていい、自分の人生を守るためならどんなことをしても、それは正当防衛だ」と語りました。
そしてナオミとカナコに、上海行の航空チケットをプレゼントし、上海には自分の友人がいるから訪ねなさいと言いました。李社長は、そこで赤ちゃんを産めばいいと言い、「人生はこれから、二人は私の妹、家族を守るのは当たり前のこと」だと言いました。感極まって涙を流すナオミとカナコは、李社長と抱き合いました。
翌朝日本を発つことになったナオミとカナコは、李社長の自宅からホテルに移動しました。李社長が会社に戻ると、陽子が会社に乗り込んできました。陽子は、林竜輝の不法滞在のことも知っていると言い、ナオミとカナコの犯罪に協力するというなら、会社を人手に渡すことになるだろうと、脅しました。翌朝ホテルを出たナオミとカナコのところへ、陽子が近づいてきました。
二人の前に立ちふさがる陽子は、やがて遺体が発見されるだろう、そうすれば逮捕状が出ると言いました。ナオミとカナコは陽子を振り切り、成田空港へと向かうためタクシーに乗りこみました。二人は、なぜ陽子に自分たちの行動が知られているのかと、疑問に思います。ついに警察が、達郎の遺体が埋まっている場所を特定しました。ナオミとカナコが成田空港に到着しました。二人が思った通り、そこには陽子の姿がありました。
空港には林竜輝もやってきて、カナコのスマートフォンには、いつの間にかGPSが付けられていて、そのため陽子に二人の行動がすべて知られていたのだと言いました。そこで林竜輝がカナコのスマートフォンを持つことで、陽子の追跡をかわそうと考えました。林竜輝は、二人に羽田空港から飛び立つ上海行の航空チケットを渡しました。「逃げ切ってください」と、林竜輝は二人に言いました。
林竜輝と別れたナオミとカナコは、羽田空港へと急ぎました。警察が達郎の遺体を発見したと、陽子に伝えました。陽子は二人が羽田に向かったと気づき、警察に早く逮捕状を出すよう迫ります。羽田に到着したナオミとカナコ。カナコは、ナオミを巻き込んだことを泣きながら謝りました。ナオミは、「あの男と一緒にいれば、いつかはカナコが殺されていた」と言い、「そんなことになれば私は一生後悔したと思う」と言いました。
私たちは一生罪を償っていこうと言うナオミに、カナコはありがとうと答えました。出国審査に挑んだ二人。カナコが先に通りました。しかし陽子と警察が羽田空港に到着し、搭乗手続きの時間となってしまったので、急いでいます。その頃、ナオミの出国審査となりましたが、なぜか係員が交代したり、電話がなったりして、待たされています。妙に見つめてくる係員の態度にナオミは、出国できないのでは、と不安になります。
逃げきれないと覚悟しかけた瞬間、係員がようやくパスポートにスタンプを押しました。笑顔で搭乗ゲートへと歩くナオミとカナコ。出国審査を通ってしまった二人の姿を見た陽子は警察を急かします。逮捕状を持った警察が、二人の後を追いかけていきます。笑顔の二人に迫る警察。ドラマは、サイレンの鳴る中、陽子の微笑で終わります。
結末を観ても残る謎
ここまで、ドラマ「ナオミとカナコ」の結末のあらすじを、ネタバレで紹介してきました。ナオミとカナコは、無事飛行機に乗ることができたのでしょうか?この最終回のラストシーンは、二人が搭乗ゲートを歩いている後を、警察もゲートを通りぬけ、追いかけていきました。二人を逮捕するシーンは描かれていませんが、サイレンが鳴る中、陽子がかすかに笑みを浮かべているところでドラマは終わりました。
二人は無事上海に行くことができたのでしょうか?結末までのシーンをもう一度見てみると、ナオミとカナコが出国審査を通りぬけ、搭乗ゲートへ進んでいってしまい、もう間に合わないと悔しがる陽子でしたが、空港警察が二人の後を追ってゲートに入っていきました。シーンはそこまでで、逮捕されるところは描かれていなかったので、視聴者にはすっきりしない結末となったそうです。
ドラマ「ナオミとカナコ」の原作小説の結末では、ナオミとカナコは逃げ切れたということです。そのためドラマ版で逮捕の瞬間のシーンをあえて作らなかったのは、原作の結末のイメージを壊さないよう、わざとぼやかしたのでは?とも言われています。ただし、テレビという公共のメディアで、犯罪者の逃げ得は許されないという姿勢を見せなければならないという使命について、視聴者は一定の理解を示しているということです。
ナオミとカナコの結末を観た感想や評価は?
ナオミとカナコ
— く る み (@kurumirumi9) March 17, 2016
原作では逃げ切るけどドラマでは曖昧にしたのは
逮捕されると原作とは違う結末になるし
逃げ切ると殺人を正当化してしまうから
なのかなぁ
ドラマ「ナオミとカナコ」のネタバレ感想です。この方のように、原作小説では二人は逃げ切ることができますが、ドラマでは二人が逃亡に成功することで殺人を正当化してしまうことは、やはりテレビとして許されないから、あのような結末になったと、理解する声がありました。
#ナオミとカナコ/奥田英朗
— 愛(○´∀`)読書垢 (@boo_ai_ook) January 30, 2018
完読。
ドラマが凄く面白かったから原作読んだけど、めっちゃ面白かった‼!
ドラマでは"結末は想像して下さい"的なラストで吉田羊サンのあの涙がどっちなのか気になってたから、原作でスッキリ☆
もう一回ドラマ観たくなった♪ pic.twitter.com/wicK0HAC4H
ドラマ「ナオミとカナコ」のネタバレ感想です。ドラマが面白かったので原作小説を読んでみた方で、原作も面白く、良かったという感想です。ドラマの結末は、視聴者に想像の余地を残したラストでしたが、原作では二人は逃げ切ったということで、納得できたということです。
ナオミとカナコの最終回を観ました。
— 🌼🌹🌸千秋🌷🍀💐 (@cirol777) March 18, 2016
最後はちょっとモヤモヤしたけど、面白かった!
本当は確実に逃げ切った描写が欲しかったなあ📺
とってもドキドキするドラマでした。
李さん、また出ないかなあ。
#NowPlaying ギラギラRomantic - Lead
ドラマ「ナオミとカナコ」のネタバレ感想です。ドラマの結末にすっきりとしなかったということで、確実に逃げ切れたというシーンを観たかったという感想です。しかしドラマはドキドキさせてくれる、面白いドラマだったという感想です。
悪者が主役のドラマって斬新でおもしろいな〜!ナオミとカナコは吉田羊が正義なのにどう見ても悪役
— ペンギンさん (@mchuxxxx) March 18, 2016
ドラマ「ナオミとカナコ」のネタバレ感想です。殺人を犯したナオミとカナコが主役で、犯罪を暴こうとする吉田羊演じるDV夫の達郎の姉・陽子が、悪役に見えてしまうという斬新なストーリーが面白いという感想です。
ナオミとカナコの結末あらすじや感想ネタバレまとめ
いかがでしたか?ドラマ「ナオミとカナコ」の結末をネタバレあらすじで紹介しました。殺人を犯したナオミとカナコ。二人は逃げ切れたのか?ということについて考察しました。原作では逃亡に成功しますが、ドラマでは警察の手が迫り、二人は逮捕されたかもしれない、というところで終わりました。逮捕の瞬間が描かれていなかったということで、ネット上では結末がすっきりしなかったという感想が多数あったそうです。
それでもドラマ自体は非常に面白かったという感想も多く、ツイッターなどでもナオミとカナコは犯罪者なのに応援してしまったという声も多数ありました。ドラマを全編観たけれどもう一度観たいと思う、と言われるドラマ「ナオミとカナコ」を、どうぞお楽しみください。