ミセン（未生）のキャスト・登場人物一覧まとめ！相関図やあらすじは？【韓国ドラマ】

現代韓国サラリーマンの日常を社会人1年目の新入社員の目線で描いた「未生（ミセン）」は、韓国サラリーマンのバイブルと注目された異色の韓国ドラマです。「ミセン」では、主人公チャン・グレを始めとする個性的な登場人物たちの奮闘や、現実世界にも起こりうる職場での人間関係のようにリアリティあふれるストーリー展開が話題を呼びました。以下では、「ミセン」の登場人物及び相関図一覧・キャスト等を紹介します。

韓国ドラマ「ミセン」とは、囲碁の才能に恵まれた高卒で社会人経験ゼロ・26歳の新入社員チャン・グレの奮闘や職場での上司や同僚との出来事を、現在韓国サラリーマンの日常を基にリアリティに描いた作品です。物語は、ワン・インターナショナルの営業3課を舞台に、社会人1年目の主人公・グレの奮闘や成長を軸に、物語が展開されていきます。

同名のWEB漫画を原作とする韓国ドラマ「未生（ミセン）」は、2014年10月～12月にかけて放送されたテレビドラマで、日本ではMnet及びBSジャパンで放送されました。「ミセン」では、高卒で社会人未経験の主人公が、大企業の新入社員として奮闘する姿を中心に、学歴社会や女性差別、汚職、パワハラなど現在韓国のサラリーマンの日常をリアリティに描かれています。

また、韓国ドラマで多く見られる恋愛や記憶喪失などの要素が一切に描かれていないことも、「ミセン」が注目されるきっかけとなり、現実世界でも起こりうる職場問題を多く取り入れたことから、韓国では、サラリーマンのバイブルとして社会現象を巻き起こしました。

韓国ドラマ定番の要素が一切出ない異色のストーリー展開や、主人公・グレを始めとする個性的な登場人物たちの職場での動向やそれぞれが抱える苦悩にも注目されました。以下では、ミセンのキャスト及び登場人物・相関図一覧を紹介します。

韓国ドラマ「ミセン」では、主人公・チャン・グレ（キャスト：イム・シワン）と彼の同期のアン・ヨンイ、ハン・ソンニュル、チャン・ベッキを軸に、相関図一覧に記載された部署の人間たちの奮闘や人間関係などによる苦悩など、個性的なキャラクター設定にも注目が集まりました。

俳優イム・シワンが演じた主人公・チャン・グレは、かつてプロ棋士として将来が期待されたフリーターで、母親のツテで総合商社にインターンとして仮就職します。高卒認定試験の合格や、26歳まで社会人経験のなかったグレにとって、何もかもが初めての経験で戸惑いも覚えながら、同期を始めとする職場の仲間たちと奮闘していく姿を見せました。

チャン・グレ役のイム・シワンは、韓国のK-POPグループ「ZE：A」のメンバーとして2010年にデビュー、グループでは、ボーカルを担当しています。グループ活動の傍ら俳優業も行なっており、韓国時代劇「太陽を抱く月」ドラマ「赤道の男」「トライアングル」などに出演しています。

「ミセン」の登場人物のオ・サンシクは、ワン・インターナショナルの営業3課の課長・次長で、グレの上司に当たります。相関図一覧・営業1課のソン・ジヨンとは同期であり、ドラマ終盤にて事業失敗の責任等で辞職するも、後に元上司だったキム部長とともにベンチャー企業を立ち上げます。そして、ドラマ終盤にて、グレや彼を慕うキム代理がオ・サンシクが働く入社・転職をしました。

グレの上司・オ課長を演じたイ・ソンミンは、ドラマ「パスタ」「マイ・プリンセス」「ミス・コリア」、映画「弁護士」「ビッグマッチ」に出演する俳優です。

ミセンの登場人物・アン・ヨンイは、グレの同期の紅1点で、資源2課に所属する外国語が堪能なエリート社員です。相関図一覧のハ代理による理不尽な扱いに入社当初は、涙を見せることがあったが、ドラマ終盤では、ハ代理を始めとする男性社員に自分の実力を認めさせるまでに成長します。また、同期入社したグレの実力も認めており、彼が正社員として会社に残れるように、同期のベッキ・ソンニュルと奔走しました。

アン・ヨンイを演じたカン・ソラは、ドラマ「ドクターチャンプ」「ドリームハイ」「ドクター異邦人」、映画「サニー永遠の仲間たち」に出演する女優です。

ミセンの登場人物でグレの同期のチャン・ベッキは、ワン・インターナショナル・鉄鋼部門に所属する高学歴インターン社員です。エリート意識の高さから、相関図一覧のカン代理から任される基本的な業務に嫌気を挿しさたり、高卒・コネ入社のグレに嫉妬心を抱いていました。後に自らの実力不足であることを悟り、基本的な業務にも進んで行うようになりました。

チャン・ベッキを演じたカン・ハヌルは、ドラマ「花ざかりの君たちへ」「モンスター～私だけのラブスター～」「相続者たち」、映画「きみはペット」「少女怪談」などに出演しています。

ミセンの登場人物で、繊維部門に所属するハン・ソンニュルは、グレの同期で自惚れ屋な一面を持つファッショニスタです。ブルーカラーと呼ばれる労働者家庭で育った経緯から、入社直後は、オフィスで働く社員たちに良い印象を持っていませんでした。しかし、同期のチャン・グレとの付き合いを通じて、事務職の大切さも学びました。

ハン・ソンニュルを演じたピョン・ヨハンは、映画「監視者たち」「野良犬たち」などに出演する俳優です。

韓国ドラマ「ミセン」は、アルバイト生活を送るチャン・グレが、母親のツテで総合商社に入社し、2年間の契約社員として奮闘する姿が描かれました。以下の韓国ドラマ「ミセン」を、あらすじを相関図一覧と照らし合わせながら辿ってみませんか。

少年時代に、得意とする囲碁のプロ棋士を目指していたチャン・グレ（キャスト：イム・シワン）は、父親の死によりプロ棋士の夢を絶たれてしまいます。そして、大学にも進学できず26歳までアルバイトで生計を立てていたグレは、母親の知人の紹介でワン・インターナショナルのインターンになり、社会人として働き始めます。

しかし、これまでアルバイト経験しかなかったグレは、コピー機の使い方すら分からず仕舞いで、困りごとがある度に優秀な同期・アン・ヨンイ（キャスト：カン・ソラ）に助けを求めていました。ある日、会社の商品に異物が混入疑惑が持ち上がり、グレと同期が問題の工場へ派遣されます。

異物混入問題は無事に解決したものの、連絡ミスにより同僚たちから置いてけぼりを喰らったグレは、その後は、会社に残り頼まれた業務をこなしていました。すると、グレの様子を見ていた上司は、仕事には共同作業が必要なことを彼に教えます。そして、社内では共同作業が必要なプレゼンが持ちかけられており、同僚たちがこぞってグレとパートナーに指名してきました。

スキルと経験もないグレは、見栄っ張りのナンパ男の同僚・ハン・ソンニュル（キャスト：ピョン・ヨハン）とパートナーを組むことに決め、プレゼン発表の準備を始めます。しかし、ソンニュルは、プレゼン内容を全てをグレに任せっきりにし、営業3課オ課長はグレの状況を心配します。また、営業3課では、商品の輸出を巡るトラブルが発生していました。

トラブルに対する責任から、キム代理の懲戒処分が下されることを知ったオ課長（キャスト：イ・ソンミン）は、キム代理と営業3課を守るために、策を練ります。

個人プレゼンのテーマがそれぞれのパートナーに物を売ることに決まります。そして、グレたちインターンは、資料集めに奔走しながら、プレゼン発表当日を迎えます。グレと極度の緊張状態に陥ったソンニュルの個人プレゼンは、ソンニュルの現場を大切にすることや、グレのデスク業務も大切だという2人の意見が見事かみ合ったことで、高い評価を得ます。

プレゼンで合格点を獲得したグレは、2年間の契約社員として営業3課に配属されました。一方、営業3課のオ課長は、営業3課から資源2課への引継ぎの原本を巡って、資源部・マ部長とチョン課長との間で口論を繰り広げていました。一方、グレと同期入社したヨンイは、上司からの理不尽な叱責に人知れず涙を流していました。

女子トイレの片隅で泣くヨンイの姿に、ワーキングマザーとして仕事と家庭の両立に悩むソン次長が気づきます。また、同期のソンニュルやエリート意識の強いベッキ（キャスト：カン・ハヌル）もそれぞれに仕事上の悩みを抱えながら奮闘していました。

担当者に会うことすら難しいウィルマートとの取引の機会を得たオ課長は、取引成功に大きな期待を寄せていました。しかし、ウィルマートの担当者は、オ課長を意図的に待たせたり、高級クラブで接待させたり、異様な雰囲気を見せていました。

一方で、人が好いところが玉にキズのIT営業課・パク代理は、押しの弱さから取引先からも在庫を確保することが出来ず、そのような光景を見ていたグレは、何とか力になりたいと思い始めます。

新規事案を巡って、営業3課のオ課長は、実現の可能性が低いイランの案件を支持します。しかし、グレは実現可能な中国の案件を選ばなかったオ課長に対して不安を覚えます。また、上司から温室効果ガスの排出権に関する承認する指示があったことをヨンイから聞かされたグレは、疑問を覚えます。そして、承認には、女性の財務部長の承認が必要なことを知ったグレは、部長に直訴することをアドバイスします。

部長からIT営業課が推し進める案件担当を命じられたオ課長は、取引先のムン社長が契約の条件として課す夜の接待について頭を悩ませていました。なんとか夜の接待をせずに契約にこぎつける方法を模索する中、営業3課の面々は、ムン社長を泥酔させた上で契約に取り付けようと実行に移します。

営業3課に中東のエキスパート・パク課長が配属されます。パク課長は仕事上ではやや問題のある人物であり、グレは、事あるごとに高卒呼ばわりされ、パクにこき使われ始めます。同時に、グレの同期たちも似たような状況に陥っており、ベッキは仕事の手順を教えてもらえず、ソンニュルは先輩から仕事を押し付けられ、優秀なヨンイは、机拭きやゴミ箱掃除などの雑用をやらされる始末です。

パク課長の社内での素行の悪さに、我慢の限界を超えたオ課長は「共に働けないと」一方的に告げます。それでも、中東のエキスパートと呼ばれるパク課長は、ヨルダンの中古車案件を推し進めていました。そんな中、パク課長の案件の資料を観たオ課長は、自社利益が少なさや取引業者の不自然な利益高に疑いの目を向けます。

そこで、パク課長の不正を暴くため、キム代理とグレは内部監査として中古車取引案件の取引先へ向かわせ、その一部始終を録音させます。やがて、監査チームによる調査結果は、社内中に知れ渡ると同時に、専務の耳にも入りました。

ヨルダンの中古車取引に関する不祥事により、パク課長を始めとする不正取引に関与した社員は解雇・辞職に追い込まれ、営業部長のキム部長も責任を取る形で会社を去っていきました。そして、不正を暴いたオ課長は次長に昇進し、営業3課には、かつてオ次長やキ代理と共に働いていたチョン課長が配属されました。

パク課長による不正事件によって、営業3課は社内で高い評価を得ました。一方で、オ次長によって発覚したパク課長の不正により、事件に関与した幹部を始めとする多くの人材が解雇されたことを受け、オ次長に対する風当たりが強くなり、グレたち営業3課は、素直に喜ぶことをためらいます。

営業3課では、パク課長が推し進めていた中古車の案件の再開で、意見が分かれていました。しかし、内部調整の上で正式に打診した結果、専務もこの企画に興味を示し、営業3課では取りやめてきた中古車案件を再開し始めます。そして、中古車案件のプレゼンを成功させるべく、資料作りを最初からやり直し奮闘します。

営業課3課のプレゼンには、専務・役員に加えて、社長まで会議室に並ぶ注目度を浴びていました。そして、プレゼンは、様々な不祥事のデータから開始させる従来とは異なる手法で始まり、成功を収めます。そして、グレの働きかけにより、企画を進めることになったことを知った社長はグレを褒め、グレは社内の注目を集める存在となり、同期のベッキは焦りを覚えました。

プレゼンをきっかけに注目の新人となったグレを巡り、欠員の出た部署の次長がグレを探りに訪れていました。その頃、正社員の年俸契約の季節がくる中、同期で唯一の契約社員であるグレは疎外感を覚えていました。そして、追い打ちを掛けるように、オ次長から契約社員の厳しい現実を聞かされます。

韓国社会の契約社員は、大卒で実力が認められても、正社員登用される可能性は低く、高卒認定試験を合格したグレが、正社員になることは極めて難しいことでした。

どんなに結果を残しても契約社員から正社員になることは難しいことを知ったグレは、それでも残された期間を一生懸命に働こうと気持ちを新たにします。そんな中、オ次長は、グレに10万ウォンで品物を仕入れて、それらを今日中に街で売りさばく課題を与えました。同期のベッキもパートナーとしてグレと共に、街に出ましたが、商品は思うように売れず、厳しい現実を身を持って知ります。

契約社員ながら、次々と新しい企画を立案して見事採用されていくグレの姿に、オ次長は悪い予感を感じていました。一方、資源課では、ヨンイの企画が通るも、女性社員を快く思わないマ部長の思惑により、ヨンイは担当から降りることを促されてしまいます。

また、ソンニュルの部署では、上司のソン代理が工場に無理をさせていたことが知れ渡り、現場に詳しいソンニュルは、ソン代理の無謀さを課長に訴え出るも聞き入れてもらえませんでした。

5億ドルものの利益が見込まれる太陽熱発電の事業が、専務から営業3課に持ち込まれ、オ次長は不安を覚え始める中、キム代理の海外赴任が決定します。その頃、仕事一筋で社内人事で不利な立ち回りばかりされているオ次長について、会社の同期たちは不満を漏らし、それらを聞きつけたキム代理は、同期の飲み会で言い争いをしてしまいます。

専務から打診された大仕事について決断を下す日が来ました。事業に成功すればグレを正社員に出来ると考えたオ次長は事業を受けることに決めましたが、事業を進めていくうちに、不可解な事実が露見し始めました。そして、とある会社の仲介によって、マージンを受け取ることに対して、誰もが裏に隠された陰謀を疑い始めます。その頃、グレは、オ次長が自分を正社員にするべくこの事業を推し進めていたことを知ります。

中国支社のソク代理との電話で、チェ専務の太陽光発電事業に関する疑惑についてうっかり話してしまったグレは、営業3課の危機をオ次長から聞かされます。オ次長の悪い予感は的中し、ソク代理から上司に報告された専務の中国事業に関する問題が提起されます。そして、本部から監査が入ったチェ専務は、非上場企業へ移動が決定し、グレたち営業3課も社内での信用を完全に失う結果となりました。

オ次長が会社から去り、営業3課にも落ち着きが戻った中、契約社員のグレには、2年間の契約終了が迫っていました。グレのこれまでの働きぶりを知る同期のヨンイたちは、グレは会社にとって必要な人材であることを社内に知らめると同時に、グレが正社員になれるように働き始めます。そして、ベッキ、ソンニュル、ソン次長たちも加わり、人事部に訴え出ます。

しかし、同期たちの奮闘も虚しく、グレは正社員になれず、契約終了と共に会社を去ります。その後、グレはオ次長と元営業部長が立ち上げたベンチャー企業に就職を決め、後にオ次長を慕うキム代理もワン・インターナショナルを退職し、グレと共に転職しました。

社会人1年目の主人公チャン・グレの奮闘や、ワン・インターナショナルで繰り広げられるリアリティあるストーリー展開だけでなく、日本社会との共通点の多さも人気に拍車をかけた韓国ドラマ「ミセン」に関する感想や評価を以下に紹介します。

恋愛や記憶喪失といったファンタジー要素を取り入れている韓国ドラマは、非現実的な世界観が日本でも高い人気を得る一方、現代韓国サラリーマンの日常を描いた「ミセン」は、これまでのドラマにはないリアリティ溢れるストーリー展開で、現代社会が抱える職場の人間関係や、学歴・女性差別・年功序列など多くの要素を考えさせられる奥の深いドラマです。

日本で問題視されている職場での長時間労働やパワハラのように、職場での人間関係はどの国にも起こりうる問題でです。そして、日本の隣に位置する韓国のある企業を舞台にしたドラマ「ミセン」での主人公・グレたちにふりかかる苦悩は、日本と共通する部分も多く描かれ、日本でも多くの共感を呼びました。

日本でも韓国でも、学歴による差別や偏見は消えることなく、主人公・グレたちにふりかかる災難に誰もが心を痛めたでしょう。しかし、どんなに理不尽な状況でも決してくじけず、足元をしっかり踏ん張って業務に取り掛かるグレ達のたくましい姿は、ドラマ「ミセン」の名シーンです。

韓国ドラマ「未生（ミセン）」のキャスト・登場人物・相関図一覧、あらすじ等を紹介しました。主人公・グレを始めとする個性的な登場人物たちの職場での奮闘ぶりやそれぞれが抱える悩みや苦悩など、一度観たら目が離せない面白さが詰まっています。