2019年04月03日公開
2019年04月03日更新
コウノドリの最終回に感動!続編はある?あらすじ感想・名セリフまとめ
ドラマ『コウノドリ』は漫画家鈴ノ木ユウ作の同名タイトルをテレビドラマ化したもので、2015年にシーズン1が放送され大人気となり、2017年に続編が放送されました。赤ちゃんを巡る現代の周産期医療を舞台としたドラマの最終回は感動的なものとなっていおり、様々な評価や感想が寄せられました。今回はドラマ『コウノドリ』について観た人の感想や最終回のまであらすじネタバレや、注目のドラマの視聴率、また綾野剛や星野源をはじめとする出演キャストについて詳しくご紹介していき、ドラマの魅力に迫っていきます。
コウノドリとは?
原作はモーニングに掲載されている漫画
『コウノドリ』には原作があります。2012年からモーニングで連載されている同名の漫画で、作者は鈴ノ木ユウさんです。鈴ノ木ユウさんが自分の子供の出産を機に産科医療に興味を持ち、当時奥さんの担当だった産科医をモデルにして描いた人物が主人公の鴻サクラでした。生まれてくる赤ちゃんを中心に、産科医、助産師、そして患者とその家族の物語を描いた、命の尊さや周産期医療の現実を描いた作品となっています。
コウノドリのドラマ情報
ドラマ『コウノドリ』は原作連載開始から2年後の2015年10月16からTBS系「金曜ドラマ」枠で放送が開始されました。綾野剛演じる主人公鴻鳥サクラはジャズピアニスト兼産科医という珍しい経歴の持ち主です。ドラマは主人公のサクラが勤務する病院「聖ペルソナ総合医療センター」の産科で起きる様々な赤ちゃんの誕生物語を1話完結形式で放送した作品となっています。
ドラマ『コウノドリ』第1シリーズは平均視聴率が11.4%あり、最高視聴率は第8話の12.6%で最終回の視聴率も12.3%と大好評のうちに終了しました。そして2年後の2017年10月13日から同じくTBS系「金曜ドラマ」枠で第2シリーズが放送され、サクラ達の2年後を描いています。第2シリーズの平均視聴率は11.9%あり、最高視聴率は第4話の13.6%で最終回の視聴率も10.8%を記録しました。安定した視聴率を誇るドラマです。
ドラマ『コウノドリ』に主演するキャスト
コウノドリに出演する主なキャストを以下に紹介します。今回紹介するキャストさんは物語の中心人物たちですが、この他にもドラマ『コウノドリ』では毎回錚々たるゲストが登場します。また脇役として活躍する聖ペルソナ総合病院の医療従事者たちも魅力的です。気になる方は下のリンクから出演者に関する記事を読むことができます。
- 鴻鳥サクラ:綾野剛
- 四宮ハルキ:星野源
- 下屋カエ:松岡茉優
- 小松ルミ子:吉田羊
- 白川領:坂口健太郎
- 今橋貴之:大森南明
ドラマ『コウノドリ』最終回までのあらすじネタバレ
『コウノドリ』の最終回のあらすじをネタバレする前に、簡単に最終回に至るまでのあらすじをネタバレを含めてご紹介していきます。前作から2年後、ベテラン産科医となったサクラは島根県の隠岐の島へと向かいました。そこには恩師である萩島が医師として働いており、サクラは彼に会いに行ったのでした。その後聖ペルソナ総合医療センターに戻ったサクラは様々な妊婦と出会います。中には救えない命もありました。
そんな中、ペルソナの仲間達にも様々な変化が訪れます。新生児科の白川はより成長するために小児科へ異動します。そしてその同期である下屋も、ある妊婦との出会いから救命への異動を決意します。また助産師の小松はある日突然倒れ、子宮と卵巣に重大な病気が隠れており子宮を全摘出することになります。そして四宮も、同じく医師である父親の癌が判明します。それぞれに転機が訪れ、物語は最終回へと向かいます。
コウノドリの感動の最終回あらすじをネタバレ
それではここでいよいよドラマ『コウノドリ』の最終回のあらすじをネタバレしていきます。それぞれに転機を迎えた聖ペルソナ総合医療センターの仲間たち。最終回ではそれぞれのキャラクターがどうなっていくのか、あらすじを通してご紹介していきます。
コウノドリ最終回あらすじネタバレ:四宮の迷い
同じ産婦人科医である父親が亡くなった四宮は、父が勤めていた病院から産科休止の話を聞きます。その病院には四宮の父親しか産科医はおらず、引き継いでくれる医師が見つからなかったのです。「この街を子供が産めない町にはさせない」と語っていた父を思い出す四宮。
ある日、サクラは恩師である萩島の元へ四宮を連れて行きます。離島で医師を勤める萩島は、島で分娩や帝王切開を始めたことを話します。四宮は設備の整っていない場所での出産に反対し「医師1人が全てを背負うのは無理がある」と言います。すると萩島は「何を怖がっているんだ」「どこへ行っても1人ぼっちで戦わなきゃならないってことはないんだ」と四宮を叱咤激励します。
コウノドリ最終回あらすじネタバレ:透子の赤ちゃん
出生前診断で、赤ちゃんにダウン症の疑いが見つかった高山透子と夫の光弘。確定診断である羊水検査でも陽性反応が出たため、2人は赤ちゃんを産むことを諦める決断をしました。しかし中絶処置を受ける直前になって迷いが生じた透子は、夫と話し合います。母親の励ましも受けて、赤ちゃんを産む決心をした透子でした。
ダウン症の子どもを受け入れてくれる保育園を探すなどの準備を進める中、それでも不安が拭い切れない透子はサクラにその気持ちを相談します。するとサクラはダウン症の子供を持つ家族の会を紹介し、実際に会ってみないかと持ちかけます。そして新生児科の今橋が透子にある詩の話をしました。それはダウン症の子供を持つアメリカの作家エミリー・パール・キングスレーが書いた『オランダへようこそ』という詩でした。
それから透子と夫の光弘はサクラに紹介された家族会に参加し、そこで木村夫妻に出会います。木村夫妻には壮真というダウン症の子どもがいました。最初は不安だったけれど、育児を通して徐々にダウン症を受け入れていったと話す木村夫妻。世間の誤解から色んなことを言われるが「どんなに辛いことを言われるより、息子が元気ない方が辛い」と話す母親の弓枝の姿と、愛おしそうに我が子を見つめる姿に不安が解消された透子でした。
透子は家族に「オランダへようこそ」の詩を読み聞かせました。この詩は、障害を持った子供を育てるということがどういうことなのかを旅行に例えた詩でした。最初はイタリア旅行に行くつもりでワクワクした気持ちで準備をしていたのに、到着したのは何故かオランダだったという詩です。しかし大事なのは「すごくいやな場所」に連れてこられたのではなく「ちょっと違う場所だった」というだけだと詩には書かれていました。
きっと、あなたはこの先ずっと「私も、イタリアへ行くはずだった。そのつもりだったのに。」と、いうのでしょう。だって、失った夢はあまりに大きすぎるから。でも、イタリアに行けなかったことをいつまでも嘆いていたら、オランダならではの素晴らしさ、オランダにこそある愛しいものを、心から楽しむことはないでしょう。
読み終えた後、透子は子育てを頑張る決意を伝えながらも「私もイタリアへ行きたかったと、思う時があると思う」と言いました。そんな時は支えてほしいと家族にお願いする透子でした。
コウノドリ最終回あらすじネタバレ:京子の出産
助産師の小松の同期である武田京子の赤ちゃんが産まれる日がやってきました。普通分娩で進めていましたが、子宮口の開きが悪く帝王切開での分娩に切り替えるサクラたち。無事に赤ちゃんが産まれ喜びに浸っていたのもつかの間、京子の身体から大量の出血がみられました。吸引しても出血は収まるところを知らず、サクラは出産後に子宮が収縮しない弛緩出血を考えました。
いくら処置を施しても出血は止まらず、京子は重体となります。急遽救命チームも呼ばれ一丸となって助けようとするサクラ達ですが、京子は心室細動となり蘇生処置が必要な状態にまで陥ってしまいます。懸命に蘇生を試みるもついに心肺停止となってしまった京子に、小松が大声で「生きろー!!」と叫びます。
その時、心臓の動きを反映するモニターが僅かに揺れました。心拍が再開したのです。大喜びのサクラ達は、出血が止まらない子宮を摘出した後に適切な処置を施し、京子は一命を取り留めることが出来ました。子宮は失ってしまいましたが、京子の夫は妻と赤ちゃんが助かって良かったと喜ぶのでした。
コウノドリ最終回あらすじネタバレ:それぞれの決断
京子の処置が終わったあと、医局に戻ったサクラたち。そこで四宮から「ペルソナを辞める」という話を聞きます。四宮は萩島の言葉を聞いてから心の中の迷いが消え、父の後を継ぐことを決めていました。「飛び込んでみるしかないと思うんだ」という四宮に、サクラは「四宮は、1人じゃない」とその決心を応援するのでした。
そして小松もペルソナを辞めることを2人に告げます。小松が「お母さんのための施設を作りたい。いいかな?」と尋ねると、サクラは「いいですよ」と返します。サクラは離れていても目指すところは同じで、自分はペルソナにいてみんなを繋げていくと思いを語ります。それが赤ちゃんとお母さんの笑顔に繋がって行くと話すサクラに2人は賛同し、小松は「それって家族みたい」と言い、3人は抱き合いました。
コウノドリ最終回あらすじネタバレ:それから
4ヶ月という月日が経ち、透子は無事に出産の日を迎えます。そしてバーでは、サクラことBABYがピアノを演奏していました。それぞれの道に進んだペルソナの仲間達の様子が描かれていきます。サクラは相変わらず、ペルソナで新しい赤ちゃんの誕生に関わっていました。新しい道を歩み始めた仲間達と、ペルソナで変わらず奮闘するサクラ。それぞれ道は違っても、目的は同じでした。以上が、最終回のあらすじネタバレとなります。
コウノドリの最終回の続編はある?
コウノドリの続編・3期は2019年に放送?
漫画コウノドリが連載を開始したのは2013年でした。そして初めてコウノドリがドラマ化されたのは2年後の2015年です。さらにその2年後の2017年にドラマの続編が放送されました。こうして見てみると、コウノドリという作品は2年ごとに何かしらの変化が訪れています。ということは、コウノドリシーズン3が放送されるとすれば2017年から2年後、つまり2019年に放送される可能性が高いといえます。
第1シーズンの放送開始時期が2015年10月16日、そして第2シーズンの放送開始時期が2017年10月13日でした。このサイクルから観て、コウノドリは秋ドラマとして2019年の10月に放送される可能性が高いといえます。そのため、コウノドリファンの方々は今年の秋ドラマに注目することをお勧めします。
コウノドリドラマは第2シーズンで終了?
ドラマコウノドリのシーズン2の最終回放送後、ドラマを観た視聴者の間では「この終わり方は続編はない」という感想が見られました。シーズン2の最終回では四宮や小松を含めたペルソナの仲間達がそれぞれの道を歩んでいくというあらすじになっており、この終わり方だとこれで完結したようにもとれます。
しかし、漫画コウノドリはまだ完結しておらず現在も連載中です。またドラマの最終回はオリジナルではなく原作にもあるストーリーです。そのため漫画が完結しない限りはドラマの続編が放送される可能性はあると考えられます。
また全シリーズを通したドラマの視聴率も続編を放送するかどうかの判断材料になるのではないでしょうか。歴代のヒットドラマの中でも、続編を放送したことで評判を落としてしまった作品も数少なくありません。しかし、『コウノドリ』に関してはシーズン2も2桁台を維持しており、平均視聴率と最高視聴率はシーズン1を上回っています。高視聴率という観点から見ても、続編を期待してもいいのではないでしょうか。
コウノドリの名セリフ集
コウノドリの名セリフ①出産という奇跡の後には…
ドラマの名台詞をご紹介します。「出産と言う奇跡の後には現実が続いていく。赤ちゃんと一緒に現実を生きるのは、僕たちではない。家族だ」これはコウノドリシーズン2最終回のナレーションでサクラが語った言葉です。「出産は奇跡だ」という言葉をよく耳にしますが、この語りはその後が大事だと言っているように聞こえます。生まれた後、家族がどう向き合って赤ちゃんを育てていくのかが大切なのかもしれません。
コウノドリの名セリフ②赤ちゃんの生まれ方は…
「赤ちゃんの生まれ方は万国共通!頑張っていこう!」これはコウノドリ最終回で出た名言です。中国人の妊婦さんが聖ペルソナ総合病院に運ばれて来た時に、助産師の小松さんが言った名台詞です。確かに、文化や言葉に違いはあっても、赤ちゃんの生まれ方は万国共通で違いはありません。みんな同じ人間なんだと感じさせる名言です。
コウノドリの最終回に関する感想や評価は?
ドラマコウノドリ感想①:ストーリーに感動
コウノドリ2の最終回は何回見ても泣ける
— あんな (@gene_anna_0317) March 26, 2019
小松さんが「武田!生きろおおお」って言った瞬間に心拍再開するの本当に鳥肌たつ
ところでコウノドリ見てた人いる?
それではここでドラマ『コウノドリ』を観た人の感想をご紹介していきます。最終回に関する反響も大きく、「泣ける」「感動した」という感想も多くありました。最終回ではダウン症の赤ちゃんの誕生や助産師小松の同期である武田京子の出産、そしてメインキャラクターの旅立ちなど感動シーンが随所に散りばめられている印象がありました。
コウノドリ2の最終回をやっとみた!
— 音ごはん🎤子育て応援主婦バンド もともとこ (@motomotoko3) March 19, 2018
もう泣きすぎてつかれたー( TДT)
ありがとう😭✨ありがとう😭✨ pic.twitter.com/T6mn6PMgh9
最終回で涙を流した視聴者も多くいらっしゃったようです。命の誕生、赤ちゃんを取り巻くそれぞれの立場の話や愛情溢れるストーリー構成となっているドラマ『コウノドリ』。最終回はその集大成とも言える回になったのではないでしょうか。
ドラマコウノドリ感想②:考えさせられる作品
あーあ…
— Ono Suzuki Yukari (@suzutan1225) December 22, 2017
コウノドリ終わっちゃったなぁ…
ほんと色々考えさせられるし
思い出すし複雑な気持ちになるけど、最高のドラマでした!
温かいし愛おしい。
ピアノも良すぎ!
CD借りなくちゃ!
ありがとうコウノドリ♥#コウノドリ2 #綾野剛#清塚信也 #鴻鳥サクラ
感動するばかりでなく、「考えさせられた」という感想も多く寄せられていました。現代の周産期医療には様々な問題があります。出生前診断など、医療が発展したからこそ発生した問題もあります。ドラマの最終回でも出生前診断を行った夫婦の赤ちゃんがダウン症だとわかり、産むべきかどうかと悩む姿が印象的だったのではないでしょうか。
今回も考えさせられる回。
— か ほ (@kaho_genhoshino) December 15, 2017
自分が親になる時、どうするのか。
子供にもしもがあったらどうするのか。
世の中はどうなっているのか。
それは分からない。
でも自分の子供は可愛くて、愛しいんだろうな。
今回も感動をありがとう。#コウノドリ2
ドラマ『コウノドリ』を通してこうした問題を知った視聴者も多かったのか、「自分だったらどうするか考えさせられる」という感想も多くみられました。赤ちゃんが生まれるという単に温かい感動話で終わらせず、現実的な部分も包み隠さず伝えたドラマだったからこそ、ここまで多くの視聴者からの支持を受けたのかもしれません。
コウノドリの最終回ネタバレまとめ
いかがでしたか?ここまでドラマ『コウノドリ』第2シリーズの魅力について、視聴者の感想だけでなくドラマの名言や最終回のあらすじをネタバレしながら詳しくご紹介してきました。赤ちゃんを巡る現代の周産期医療を舞台に繰り広げられる様々なストーリーが毎回感動を呼んでいたドラマ『コウノドリ』。今年は続編が期待されていますので、気になる方は第1シリーズと第2シリーズをおさらいしながら第3シリーズの放送を待ってみてはいかがでしょうか。