11人もいる！で神木隆之介が父に？ドラマのあらすじ・評価まとめ【宮藤官九郎】

2011年に神木隆之介主演で放送された『11人もいる！』が再び話題になっています。人気脚本家宮藤官九郎が制作し、星野源や有村架純などがブレイク前に出演しており、近年評価が上がってます。さらに宮藤官九郎が2019年の大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』の脚本を担当することが発表されたため、注目を集めています。神木隆之介にとってはターニングポイントの作品であり、重要な作品です。

ここではキャスト紹介やあらすじの紹介にはいる前に、ドラマ『11人もいる！』の基本情報について見ていきましょう。ドラマ『11人もいる！』は2011年(平成23年)10月21日から12月16日までの三か月間、毎週金曜日23時15分のテレビ朝日系人気ドラマ枠である『金曜ナイトドラマ』で放送されました。天才子役として知られる神木隆之介を主演に、宮藤官九郎が脚本を担当して制作されたホームコメディドラマとなっています。

『11人もいる！』のタイトルについても話題になっています。『11人もいる！』というタイトルは人気漫画かである萩尾望都の漫画『11人いる!』のパロディーとなっていて、あらすじなどのリンクはありませんが日本屈指の名作のためにパロディーしたタイトルが話題になりました。

ここでは『11人もいる！』の脚本家である宮藤官九郎について紹介していきましょう。宮藤官九郎は様々な職業を持っており、濡れ場評論家、脚本家、俳優、作詞家、作曲家、放送作家、映画監督、演出家、ミュージシャン、似顔絵イラストレーターなどその活動は多岐にわたります。最も著名な職業は脚本家であり、日本を代表する喜劇脚本家として多くの熱狂的なファンが存在します。

またロックバンド『グループ魂』のギタリスト『暴動（ぼうどう）』としても知られており、愛称である「クドカン」は日本では知らない人がいないほど有名です。2019年の大河ドラマの脚本を担当することでも知られており、ますます注目されています。宮藤官九郎の代表作に『池袋ウエストゲートパーク』や『木更津キャッツアイ』など多くの作品があります。

ここからはドラマ『11人もいる！』のドラマキャストを紹介していきましょう。このドラマは主演の神木隆之介をはじめ、広末涼子や田辺誠一、星野源、有村架純、加藤清史郎など多くの人気俳優が出演しています。特に、星野源や有村架純などの今を時めく人気俳優がブレイク前に出演していることでも注目されており、『11人もいる！』のキャストを気にしているひとも多くいます。それではキャスト情報を見ていきましょう。

品策の主人公で真田家の長男であり、高校3年生の男子生徒を子役として知られる神木隆之介が演じています。自分を犠牲にして家族のために尽くすことが長男の役目という考えのもと生活していますが、考えすぎて暴走してしまう面倒くさい男である真田一男を神木隆之介が好演しています。神木隆之介の代表作に『お父さんのバックドロップ』や『妖怪大戦争』、『劇場版 SPEC』シリーズなどがあります。

真田家の父であり、カメラマンをしている一家の大黒柱である真田実で演じているのは実力派俳優として知られる田辺誠一です。人物写真の撮影を中心に活動しているカメラマンではありますが、最近は仕事の依頼が全くないものの全く気にしていない楽天家の真田実を田辺誠一が好演しています。田辺誠一の代表作に『2001年のおとこ運』や『風林火山』、映画『ハッピーフライト』などがあります。

真田家の母であり、実の再婚相手で末子である才悟の実母で、一男たちの継母でもある真田恵を演じるのはお笑い芸人『オアシズ』としても知られる光浦靖子です。見た目は地味ではあるが、子供たちに分け隔てなく愛情を注いでおり、働かない実を世界一のカメラマンと尊敬している良妻賢母である真田恵を好演しています。光浦靖子の代表作に大河ドラマ『おんな城主 直虎』や『めちゃ²イケてるッ!』などがあります。

真田家の長女で高校2年生の女子高生である真田二子を演じるのは現在大ブレイク中の人気女優である有村架純です。勤勉家でまじめな性格な長女であり、家事も率先して手伝うしっかり者の長女をブレイク直前の有村架純が好演しています。有村架の代表作に『あまちゃん』や『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』、『ひよっこ』などがあります。

真田家の五男で小学2年生の少年であり、実と恵の間に生まれた実子で恵とお揃いの赤い縁取りの眼鏡をかけている真田才悟を演じているのは天才子役として知られる加藤清史郎です。一家の長男である一男の事を尊敬しており、幽霊であるメグミが見えて会話まで出来る重要キャラクターを好演しています。加藤清史郎の代表作に『ヤマトナデシコ七変化』や『わが家の歴史』などがあります。

実の前妻で幽霊として真田家に存在しており、才悟を除く子供たちの実母であり元ストリッパーの真田メグミを演じているのは人気女優である広末涼子です。ストリッパー時代の芸名は『二代目ビクトリア蘭子』であり、破天荒で大胆な真田メグミを広末涼子が好演しています。広末涼子の代表作に『オヤジぃ。』や『できちゃった結婚』、『スローダンス』などがあります。

ここからはドラマ『11人もいる！』のあらすじについて見ていきましょう。『11人もいる！』はコメディーに定評のある宮藤官九郎が描いた大家族をテーマにしたシュールコメディかつシリアスな要素も含まれているホームドラマとなっています。簡単なあらすじは8人の子供を持つ貧乏な10人家族が物語の中心となっています。そこに死んだはずの先妻の幽霊が現れ、末子以外には見えないが11人となった家族の様子を描いています。

ここからは『11人もいる！』のあらすじを紹介していきましょう。『11人もいる！』は全9話制作されており、簡単なあらすじをまとめました。

仕事がなくなってしまった父親の代わりに、家族のために真面目に働いていた10人家族である真田家の長男の一男。一男は高校三年生でありながら新聞を配り、ガソリンスタンドで働きながら家族の生活を支えていました。さらに家族に内緒で『ポニー』という源氏名で一男は時給の高いゲイバーで働いていました。それが父にバレてしまい、ゲイだと誤解されてしまいます。さらに、一男はバイト先の先輩・ソアラと出逢います。

一方で、真田家は10人家族でありましたが、実は家には『11人』いました。それは実の前妻であり、才悟以外の実母であるメグミが幽霊として真田家にいついていました。さらに、末子である才悟にだけはメグミの姿が見えており、会話までできていました。メグミは幽霊の立場でありながら、才悟を通じて家族の問題を解決に導いていました。

一男はソアラと一夜を共にしてしまいました。しかしソアラには強面の彼氏であるサムがいることが判明して、一男は愕然しました。さらにソアラが妊娠したと知らされて、一男はパニックになります。そしてサムにソアラが自分の子供を妊娠したと告白した一男は、激怒したサムに頭突きされ、３日間眠り続けてしまいます。そして一男は夢の中でメグミと再会します。

一男はソアラと結婚することを決意して、結婚の許しを請うため実とともにソアラの実家を訪れました。しかし、ソアラの実家はヤクザであり、一男と実はパニックになります。一男はなんとか父になる覚悟をソアラの父に伝えることに成功します。ソアラと婚約した一男は、大学進学を決意して受験勉強に忙しい毎日を送ることになりました。

一男は何とか大学に進学したものの、チャラ男に変身してしまいソアラの事はほったらかしとなってしまいました。紆余曲折あったものの、ソアラは子供を出産します。そして考えを改めた一男は立派な父親として子供に『はじめ』とつけて新たな生活を始めるのでした。

『11人もいる！』はそのコミカルな内容もさることながら、家族を取り巻く様々な問題と向き合っており、コメディーでありながら心温まる作品となっています。『日本を元気にしてくれるドラマ』という評価も多くあり、大河ドラマの脚本家に起用された宮藤官九郎の起用理由がわかるような深いテーマ性を持った作品となっています。そんな『11人もいる！』のおすすめポイントを紹介していきましょう。

『11人もいる！』の見どころの一つはキャストとキャラクターのギャップです。お笑い芸人として『ブスキャラ』として活躍している光浦靖子が良妻賢母の役を演じていたり、田辺誠一が働かないダメ夫を演じていたりするなどキャストと役どころのギャップがすごいと話題になっています。また清純派女優の広末涼子が元ストリッパーで登場するなど、大胆なキャスティングが注目されています。

『11人もいる！』は人気の脚本家である宮藤官九郎の脚本が高評価されている作品でもあります。宮藤官九郎の近年の代表作であるNHK朝ドラ『あまちゃん』にも通じる個性的なキャラクターとハートフルなストーリーが高評価を受けているポイントです。夜11時台の放送という事もあり、自由に作っている感じや大雑把なところも多くあり、こうしたユルさが若い視聴者を取り込んだ要因の一つです。

今まで天才子役として活躍していた神木隆之介がゲイバーで働いたり、でき婚して子持ちになったりとイメージを脱却するキャラクターであったりと従来の神木隆之介のイメージを完全に脱却するキャラクターとなりました。テンション高めの演技もほとんど違和感なくこなしており、近年多くのコメディーにも出演している神木隆之介の多くの役柄に影響を与える作品となっています。

ここでは多くの人が注目している『11人もいる！』のネット上での評価や感想について紹介していきましょう。『11人もいる！』は若者に人気の高い宮藤官九郎が脚本であり、星野源や有村架純など若者に大人気の俳優も出演しているためネット上でも話題になっています。さらに深夜帯での放送ながら、深いテーマ性をもった作品として『隠れた名作』として知られている作品でもあります。

『11人もいる！』の感想で多いのは『笑って泣けるハートフルな作品』だという感想です。『哀しいことがあっても、癒される』という声が多く、コメディードラマでありながら『家族愛』や『人生の教訓』など様々なことがテーマになっており、コメディードラマとしてだけでなく深いメッセージ性を込めた作品となっています。こうした点がいまだに『11人もいる！』が支持されている理由となっています。

多くの作品に出演して高評価を受けている神木隆之介ですが、『11人もいる！』が神木隆之介作品の中でも一番だという意見も多くあります。神木隆之介は一部では『ヒット請負人』とも呼ばれており、邦画ナンバーワンヒット作品『踊る大捜査線2』や世界的にヒットした『君の名は』など大ヒット作に多く出演しています。そんな多くの作品の中でも、『11人もいる！』は神木隆之介ファンに絶賛されている作品です。

『11人もいる！』は人気脚本家である宮藤官九郎の作品であるため、『クドカンファン』からも注目されています。数多くのヒット作を持っているクドカンの作品の中でも、『期待以上の面白さだった』や『やっぱりクドカン作品好き！』というクドカン独特の感性の作品を絶賛する声が多く上がっています。笑いあり、教訓あり、感動ありの個性的なクドカン作品の中でも『異色の作品』として評価されています。

ドラマ『11人もいる！』はブレイク直前の星野源が出ていることでも注目されています。『11人もいる！』では挿入歌を担当しており、ギター弾き語りを披露することも多くあります。そのため『六年前の源君がかわいい！』という声や『ブレイク前の星野源は貴重！』という感想が多くあります。星野源のブレイクのために、ふたたび注目されているといえます。

今回は『11人もいる！』のあらすじや評価を紹介してきました。昨今話題の芸能人である星野源や有村架純、宮藤官九郎など多くのキャストが出演しており、あらすじなども再び注目されている『11人もいる！』は神木隆之介ファンにも、クドカンファンにも絶賛されている作品となっています。クドカンの『隠れた名作』という呼び声も高いハートフルなホームコメディ『11人もいる！』をぜひ一度ご覧ください。