ドラマグリムGRIMMが突然打ち切り？その理由と面白いと高評価の要因は？

アメリカの連続ドラマ「グリム」はシーズン６まであり、シーズン５までは1シーズン22話で完結という形を取っていました。しかし2017年1月から始まったシーズン６は全13話で完結と他のシーズンより話数が少なく、ファイナルシーズンということもあり打ち切りでは？と話題になりました。

この記事ではドラマ「グリム」が本当に打ち切りになったのか噂の真相を検証していくと共に、面白いと高評価を得ている理由も併せて見ていきます。またそもそもドラマ「グリム」はどういう物語なのか、そして出演しているキャストたちの紹介やドラマを視聴した方たちの感想・評価も載せていますので、打ち切りの真相を知りたい方だけでなくこれからドラマをご覧になる方にもお勧めです。

ドラマ「グリム」は世界的に有名な「グリム童話」にヒントを得た物語です。ダークファンタジーやホラー要素に加えて刑事ドラマでもあり、アメリカのオレゴン州にあるポートランドを中心としながらヨーロッパも舞台としています。ドラマ「グリム」では世界には純然とした人間だけではなく、グリム童話に登場するような人間外の生き物に変身することができるヴェッセンたちが密かに存在しています。

ドラマ「グリム」には狼男や魔女などのヴェッセンたちがたくさん登場します。ヴェッセンだからといって仲が良いわけではない場合もあり、ヴェッセン同士の争いも描かれます。主人公ニックはグリムなのでヴェッセンにとっては恐怖の対象なのですが、ニックと友人関係になりさまざまな事件の解決に協力してくれるヴェッセンもいます。打ち切りの噂があるドラマグリムは、高い視聴率を誇った人気ドラマです。

ドラマ「グリム」の主人公ニック・ブルクハルトはごく普通の刑事として勤務していましたが、実はヴェッセンたちを”狩る”グリム一族の一員であり、ある日突然身近にいるヴェッセンたちの存在に気がつきます。今まで信じていた世界観が変わっていく中でヴェッセンたちと対峙し、友人たちと共にグリムとして生きていく道を模索しながら事件を解決していきます。

ニックが刑事であることから、始めはヴェッセンたちが絡む事件を一話完結で解決していくというストーリーでした。シーズンが進むにつれニックと彼の友人や恋人たちはヴェッセンたちの争いに巻き込まれていき、ニックの上司であるレナード警部が市長選に出馬したりして物語が広がっていきます。

打ち切りの噂があるドラマ「グリム」はキャスティングが決定した時点であまり有名ではない俳優たちが多く出演しています。ドラマが面白いと高い評価を受けたことで、キャストたちの知名度や人気が上がっていきました。ドラマ「グリム」の主要キャストをご紹介します。

主人公ニック・ブルクハルトを演じたのはデヴィッド・ジュントーリです。デヴィッド・ジュントーリは1980年生まれの俳優で、リアリティ番組に出演したことから俳優業を志すことになりました。ドラマ「ヴェロニカ・マーズ」や「コールドケース迷宮事件簿」などの出演を経てドラマ「グリム」で主演に抜擢されました。

デヴィッド・ジュントーリはドラマ「グリム」で共演したジュリエット役のビッツィー・トゥロックと結婚しています。他に映画「13時間ベンガジの秘密の兵士」などにも出演しています。

ニックの親友となる狼人間のブルットバッド、モンローを演じたのはサイラス・ウィアー・ミッチェルです。サイラス・ウィアー・ミッチェルは1969年生まれて1995年にデビューしました。ドラマ「プリズン・ブレイク」や「マイネーム・イズ・アール」などで既に知名度があり、ドラマ「グリム」の友誼に厚くどこか面白いモンロー役は高評価を得ています。

ニックの上司でヴェッセン界では王子のショーン・レナード警部を演じたのはサッシャ・ロイズです。サッシャ・ロイズは1973年イスラエル生まれのカナダ人俳優です。映画「デイ・アフター・トゥモロウ」やドラマ「メンタリスト」「CSI：科学捜査班」などに出演し、ドラマ「グリム」のレナード役で高い評価を受けました。

ニックの恋人で後にニックと敵対関係になるジュリエット・シルヴァートンを演じたのはビッツィー・トゥロックです。ビッツィー・トゥロックは1981年生まれの女優でハーバード大学を優秀な成績で卒業している才女であり、映画「スター・ウォーズ」のモキュメンタリーである「R2-D2: Beneath the Dome」でデビューしています。

ビッツィー・トゥロックはドラマ「ザ・ホワイトハウス」や「コールドケース迷宮事件簿」「Dr.HOUSE」などにも出演しています。またドラマ「グリム」で恋人役だったデヴィッド・ジュントーリと2017年に結婚しました。出会いはドラマ「グリム」より以前だったということです。

ニックの相棒で刑事のハンク・グリフィンを演じたのはラッセル・ホーンズビーです。ラッセル・ホーンズビーは1974年生まれの俳優でドラマ「SUITS（スーツ）」や「グッド・ワイフ」「LAW&ORDER」などに出演しています。

モンローの恋人で後に結婚し子供を産むフクスバウ（フウロウのヴェッセン）であるロザリー・カルヴァートを演じたのはブリー・ターナーです。ブリー・ターナーは1977年生まれでドラマ「グリム」で高い評価を受けました。他の出演作にドラマ「メンタリスト」「コールドケース迷宮事件簿」などがあります。

最初ニックの敵だったヘクセンビースト（魔女）のアダリンド・シェイドを演じたのはクレア・コフィーです。クレア・コフィーは1980年生まれでドラマ「コールドケース」「ボーンズ」などに出演していますがドラマ「グリム」のアダリンド役で知名度を上げました。2013年にマンドリン奏者であり歌手、作曲家のクリス・シーリと結婚しています。

ニックやハンクが所属しておりレナード警部が指揮しているポートランド署のドリュー・ウー巡査部長を演じたのはレジー・リーです。レジー・リーは1974年生まれで中国系フィリピン人のアメリカの俳優です。ドラマ「ER緊急救命室」「ビバリーヒルズ青春白書」「プリズン・ブレイク」や映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」などにも出演しています。

ドラマ「グリム」はシーズン６がファイナルシーズンとなっていますが、打ち切りではないかという憶測があります。ドラマの評判は高く面白いと言われていたのに、なぜ打ち切りという噂があるのでしょうか。ドラマが打ち切りという噂の理由や本当に打ち切りとなったのかについてご紹介します。

ドラマ「グリム」がシーズン６で終了するということで、アメリカでも打ち切りではないかという噂があります。打ち切りの噂はシーズンを重ねるごとに好調だったドラマ「グリム」の視聴率がシーズン４から下がり始めてしまったことと、ファイナルシーズンとなるシーズン６が13話で完結することからきた憶測のようです。

ドラマ「グリム」はシーズン１から３までは順調に視聴率を上げていきましたが、シーズン４から下がってしまいます。アメリカのドラマは視聴率が下がり採算が取れなくなりそうだと判断すると、容赦なく打ち切りになることがよくあります。ですのでドラマグリムも視聴率の低下によって打ち切りの噂が出たのでしょう。

ドラマグリムはファイナルシーズンの後に、スピンオフ作品の制作が予定されていると報道されています。打ち切りの噂もあるドラマグリムですが、スピンオフが制作されるということは人気があるドラマだということですので、打ち切りではない証左とも言えます。

ドラマ「グリム」は打ち切りではありません。シーズン６を制作する際に、シーズン６がファイナルシーズンとなることが決まっていました。シーズン６が１~５のように22話完結ではないことは視聴率の低下などが関係しているのかもしれませんが、唐突な打ち切りではなくきちんとストーリーが収束し最終話を迎えています。

打ち切りで終わったのではないかという不穏な噂があるドラマ「グリム」ですが、その一方でドラマグリムは大変面白いドラマであるという高い評価も得ており、アメリカだけでなく世界中に多くのファンを獲得しています。次にドラマグリムの魅力に迫ります。

ドラマグリムは、グリム童話を現代アメリカ社会に蘇らせた刑事ものという独特の世界観を持っています。この設定だけでも十分オリジナリティがあり面白いのですが、登場する人々やヴェッセンたちのキャラクター設定がしっかりしているところがドラマの高い評価に繋がっています。人気があるのにファイナルシーズンを迎えたことも、打ち切りの噂の一因なのかもしれません。

ヴェッセン(魔物）でありながら人間社会に人間のふりをして暮らす苦悩など、ファンタジーでありながらリアリティのある描写が視聴者をこのドラマグリムの世界に没入する手助けをしているのです。また肉食で獰猛な狼人間のはずなのに実は押しに弱くベジタリアンのヴェッセン、モンローのようにヴェッセンの種族的な特徴を上手く使ったキャラクター作りが功を奏しています。

ドラマグリムはストーリー展開が面白いことにも定評があります。主人公ニックは「普通の人間」として生活していましたが、ある日突然ファンタジーの世界に引きずり込まれる形で自分の特殊性に気づきます。「普通の人間」の視聴者はニックと一緒に現実世界からダークファンタジーの世界に入り込むのです。

ヴェッセンの世界についての設定がきめ細かくリアリティを帯びていることもストーリー展開を面白いものにしています。人間と同じように悩み、恋をし日常生活を営むヴェッセンたちは外見が恐ろしいものであっても共感しやすい存在として描かれています。刑事ものとしてもきちんと楽しめるのでファンタジーが好きな方、刑事ものが好きな方両方に評価が高いのです。

打ち切りの噂があるドラマグリムですが、視聴者はどのような感想を持ち、ドラマにどんな評価を下しているのでしょうか。ドラマグリムを観た感想や評価などをご紹介します。

打ち切りが噂のドラマグリムは6年も続きました。ドラマにはヴェッセン（魔物）が登場するので特殊効果が多用されていますが、人間からヴェッセンに変わる（ヴォーガ）時や戻る時、また魔法などの特殊効果が大変効果的に使われていてドラマを面白くする要因となっているようです。

ドラマに多く登場するヴェッセンたちは、見た目や習性は人間離れしていますが人間と同じ部分もあります。ファンタジーであるヴェッセンの世界観がしっかりと考えられているために視聴者が共感できるようになっています。面白く惹きこまれるドラマであるグリムが突然ファイナルシーズンを迎えたことが打ち切りのような印象を与えているのでしょう。

打ち切りと噂されるドラマグリムですが、シーズン１からどんどんストーリーが展開していくので見始めると止まらないという方も多く見られます。

ドラマの中に出てくるヴェッセンの元ネタが気になる方もおられます。ドラマグリムはグリム童話だけでなく、世界中のおとぎ話やオカルト的な物語を題材にしています。オリジナルの魔物たちがドラマの中でどのようにアレンジされどういう役割を果たすのかについて着目するのもドラマの楽しみ方の一つなのでしょう。

ドラマグリムはハッピーエンドで終了しましたが、面白いドラマはいつまでも終わらずずっと見ていたいという気持ちを持つものです。もっと続いてほしいのに終わってしまうと、ドラマが打ち切りになったと感じてしまうのでしょう。またアメリカのドラマは採算が取れないとすぐ打ち切りになってしまうのも事実です。

打ち切りになったと噂されるドラマグリムについて、あらすじや主要キャスト、また打ち切りなのかどうかなどについて見てきました。アメリカのドラマは視聴率が低調になると、すぐ打ち切りとなってドラマが尻すぼみのような形になることも少なくありません。ドラマグリムもシーズン４からの視聴率の低下ゆえに打ち切りの噂が立っています。

しかしドラマグリムは打ち切りではなく、シーズン５まで積み重ねてきたストーリーはきちんと収束しハッピーエンドで終わっています。シーズン６の話数が少なかったのは予算などの関係もあったのかも知れませんが、物語としては完結しているので打ち切りとは言えないでしょう。

ドラマグリムは打ち切りの噂はあるものの、大変人気のあるドラマです。日常生活から少し離れてダークファンタジーの世界を楽しみたい方、刑事ものが好きな方はぜひドラマグリムの世界を覗いてみませんか。