すいかが伝説のドラマとして愛され続ける理由は?出演者・心に残るセリフまとめ

2003年にテレビ放送されていたドラマ『すいか』(日本テレビ系)は、豪華出演者に加え、心温まるあらすじ、心に残るセリフが多くの視聴者の共感をよびました。『すいか』の脚本は夫婦脚本家の『やっぱり猫が好き』『野ブタ。をプロデュース』を手掛けた木皿泉です。今もなお熱烈なファンの支持を得ている、伝説の人気ドラマ『すいか』の、愛され続ける理由を探ります。ドラマ『すいか』のあらすじを追いながら出演者の紹介、また心に残るセリフに注目して探っていきます。

すいかが伝説のドラマとして愛され続ける理由は?出演者・心に残るセリフまとめのイメージ

目次

  1. すいかは伝説のドラマ?出演者やセリフが気になる!
  2. すいかのドラマ出演者を紹介!
  3. すいかは伝説のドラマ?あらすじを紹介!
  4. すいかのドラマに登場するセリフを紹介!
  5. すいかのドラマを観た人の感想や評価は?
  6. すいかドラマ出演者やあらすじ、セリフまとめ

すいかは伝説のドラマ?出演者やセリフが気になる!

2003年7月~9月にかけてテレビ放送されていたドラマ『すいか』(日本テレビ系)を紹介します。脚本は夫婦脚本家の『やっぱり猫が好き』『野ブタ。をプロデュース』を手掛けた木皿泉です。個性豊かな出演者や、あらすじ、心に残るセリフが、今もなお熱烈なファンの支持を得ているドラマです。伝説の人気ドラマ『すいか』の、愛され続ける理由を探ります。

すいかのドラマ出演者を紹介!

ドラマ『すいか』にハマる人の共通項として、ドラマ『やっぱり猫が好き』『パンとスープとネコ日和』『コートダジュールNo.10』、または映画『かもめ食堂』『めがね』『プール』『マザーウォーター』などが好きという人が多いのではないでしょうか?

中でも、小林聡美が出演する作品には、心地よくゆるい、あらすじ、クスッとくるお笑いセンス、個性派揃いの出演陣がクセになる作品が多いです。そんな雰囲気が好きな人にはドラマ『すいか』はドハマりのドラマではないでしょうか?さっそく出演者を紹介していきましょう。

早川基子/小林聡美

『すいか』の主人公・信用金庫に勤める34歳OL早川基子を演じているのは、小林聡美(1965年5月24日東京都生まれ)です。1979年『3年B組金八先生』でデビューした後、『転校生』主演で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しました。『やっぱり猫が好き』で個性派女優として注目されます。『かもめ食堂』や『めがね』などスローライフがテーマの作品に多く出演しています。エッセイストとして本も多数出版しています。

亀山絆/ともさかりえ

『すいか』で、「ハピネス三茶」の住人でエロ漫画家の亀山絆を演じているのは、ともさかりえ(1979年10月12日 長野県出身)です。1995年、ドラマ『金田一少年の事件簿』のヒロイン・七瀬美雪役で一躍脚光を浴びた後、「エスカレーション」で歌手デビューを果たします。数多くのドラマ、映画出演に加え、CMやラジオなどマルチに活躍する女優さんです。

芝本ゆか/市川実日子

『すいか』で、「ハピネス三茶」大家の芝本ゆかを演じているのは、市川実日子(1978年6月13日東京都生まれ)です。モデルとしてデビュー後、映画やドラマ出演を重ね、2016年映画『シン・ゴジラ』では、第40回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞しました。個性派女優として、コメディーからサスペンスまで幅広い作品に出演しています。

崎谷夏子/浅丘ルリ子

『すいか』で、下宿屋「ハピネス三茶」の住人で大学教授の崎谷夏子を演じているのは、浅丘ルリ子(1940年7月2日満州生まれ)です。日本の名女優として数々の作品に出演、多くの賞を受賞してきました。その美しさは、映画界のマドンナとして確固たる地位を確立、唯一無二の女優さんです。

馬場万里子/小泉今日子

『すいか』で、早川基子と同期で3億円を横領して逃走する馬場ちゃんを演じているのは、小泉今日子(1966年2月4日厚木市生まれ)です。1982年「私の16才」でアイドル歌手としてデビューしました。数々のヒット曲を生み出しながらも、女優としても数々のドラマ、映画に出演し続けています。現在は、舞台の制作などプロデューサー業に力を入れています。

すいかは伝説のドラマ?あらすじを紹介!

ドラマ『すいか』の物語は、ハピネス三茶という下宿屋を中心に進んでいきます。下宿人は、銀行に勤めるOL・早川基子、エロ漫画家の亀山絆、大学教授の崎谷夏子、大家の芝本ゆかの4人です。子供の頃、1999年に世界が滅亡すると思っていた4人です。個性豊かな下宿人たちと暮らすうちに、基子の心境に変化が訪れます。人気ドラマ『すいか』のあらすじを簡単におさらいします。

しがらみに囚われた主人公

主人公・早川基子は、信用金庫に勤める34歳のOLです。結婚もせず、親離れも出来ずに平凡な日々を送っていました。真面目が取り柄で、自己主張しない性格の基子でしたが、34歳にして親から独立したい、変わりたいという願望が芽生えます。

同期の横領の発覚

そんなある日、基子と同期の馬場ちゃんが、銀行の金3億円を横領していたことが発覚します。当の馬場ちゃんは逃走し続けます。基子はそんな馬場ちゃんを少しうらやましく思う部分もありました。

3億円を横領して逃走中の馬場ちゃんを追って、基子の所へ刑事がやってきます。女刑事は、一見怖そうですが、どこかフレンドリーに基子に接してきます。一方、馬場ちゃんは変哲のない人生に飽き飽きして逃走したはずが、平凡な日々の中にこそ本当の幸せがあるとに気付きます。

1999年の絆の悲劇

ハピネス三茶の下宿人のひとり絆は、心に傷を持っていました。世界が滅亡すると予言された1999年、絆は双子の姉を亡くします。自分とは正反対に出来の良かった姉を、父親は溺愛していました。自分だけ生きていることに苦しむ絆は、心を閉ざしたままです。

自分のやりたいことを仕事にし、自由に暮らしているように見える絆も、実は正直すぎて前に進むことが出来ない不器用な女性です。そんな彼女に好意を寄せる響一の存在で、彼女も少しずつ凝り固まった心が解けていきます。

母と娘の関係

基子と母親は、お互い親離れ子離れが出来ない関係です。自分を変えたい自立したいと思うようになった基子は、ハピネス三茶に下宿を決めます。そんな中、母親が癌であることを知ります。手術は成功しますが、それをきっかけに母も自分の人生を楽しむことを選択します。退院の時、母は基子へ紅白饅頭を渡します。そこには「独立記念日」と書かれていました。

すいかのドラマに登場するセリフを紹介!

ドラマ『すいか』のあらすじを簡単に紹介しました。それぞれが生きていく上で何らかの悩みを抱えています。それでも変わりたい、前に進みたいともがく姿に共感が持てます。幸せになるためにはどうすればいいのでしょうか。あらすじの次は、ドラマのセリフに注目します。

ドラマ『すいか』が、時が経っても愛されつづける理由として、出演者の心に残るセリフが上げられます。変わりたいと思う主人公にかけられる言葉の数々が、自分にかけられた言葉のように感じられます。人間関係、家族、恋、友情、人生の悩みに効くセリフがたくさん登場します。特に印象的なセリフをご紹介します。

私は泣くことを許さないわけじゃないんです

『すいか』の出演者の中で、特に心に残るセリフが多いのが、柴崎教授役の浅丘ルリ子です。彼女の凛とした存在感がセリフに説得力を持たせています。人生の輝かしい先輩からの言葉は、多くの人の心に残ることでしょう。

大学教授の崎谷夏子のセリフです。「私は泣くことを許さないわけじゃないんです。考えることをやめて、適当にごまかすことが許せないんです」など、数々の人生の格言ともいえるセリフが登場します。厳しいが、愛にあふれた人物で、ハピネス三茶の住人達を導きます。「何がおころうと、全てを引き受ける根性さえあれば、生きることは怖いことではない」という持論の持ち主でもあります。

安心して忘れなさい。私が覚えておいてあげるから

失恋した響一(金子貴俊)が、ハピネス三茶の庭にラブレターを埋めているところへ教授がやってきます。「忘れたいものはみんな埋めていいの。安心して忘れなさい。私が覚えておいてあげるから」と声をかけます。人の痛みに寄り添い言葉をかける教授の優しさが伝わるセリフです。

私みたいなもんもいていいんですかね?いてよし

こちらも、教授のセリフです。「私みたいなもんも、いていいんですかね? 」と尋ねる基子に、教授は「いてよし」と答えます。いろんな人がいて良いのです。教授のセリフはどこか説得力に溢れています。

遅すぎることなんてない

ドラマの最後に教授はハピネス三茶を出て旅立ちます。その時残したセリフです。「人はどこでも学べるということを実感したいの。遅すぎることなんてないのよ。私たちはなんでもできるんだから」と、最後まで教授はブレませんでした。

欲しいの数字だけだったんだ

基子は同僚の馬場ちゃんの横領事件をきっかけに、今までの自分から変わりたいと考えます。そして自分の今までの考えに気が付きます。「数字にずっとこだわってきたのは自分だった。欲しい物があるわけでもないのに、ただ数字に執着していただけ」と、漠然と生きてきたことに気付きます。

人間は変われますよ

馬場ちゃんを追って女刑事が基子の所にやってきます。フレンドリーな刑事に基子は「馬場ちゃんになりたい。あたしも逃げたい。親から。仕事から。こんな自分から逃げたい」とこぼします。そんな基子に刑事は「人に嫌われてもいいんです。矛盾している自分を許してあげなくちゃ。きっとあなたにも何かがあるはず。人間は変われますよ」と背中を押します。

自分が最低だって言って泣くのは良いことだよ

絆のセリフです。「あたしより偉い、自分が最低だって知っているから。また同じこと繰り返したとしても、自分が最低だって言って泣くことは良いこと」と、基子を励ましながらも、自分の胸の内を明かします。

中身をちゃんと知るということ

絆へ片思い中の野口は「名前だけじゃなくて、その中身をちゃんと知るということ。ひょっとしたらその中には思いも知らない喜びがあるかもしれない」とラブレターを出します。ちゃんと中身を見たいと一途に愛を寄せてくれる野口は、絆にとって頼もしい存在になります。

帰ってちょうだい

もたいまさこ演じる泥舟のママは、お店の閉まる時間になると「帰ってちょうだい」と、毎回同じセリフしか言いません。しかし、お店以外の場所で一度だけ「帰らないでちょうだい」と言うシーンがあります。もたいまさこの存在感が炸裂しています。

宝石箱にしまっておきたくなるようなかけがえのない瞬間がある

ハピネス三茶の大家ゆかが「そのまま綺麗な宝石箱にしまって置きたくなるような、かけがえのない瞬間がある」と、父へ宛てた手紙の内容です。寂しい時、一緒に頷いてくれる誰かがいて、暑い日も風に吹かれる心地よさを感じ、そういう些細なことが、かけがえのない瞬間だとゆかは知っています。何気ない日常が幸せの瞬間で溢れています。

終わるのも楽しいかも

ハピネス三茶の大家のゆかは、明るく能天気っぽいが、幼い頃に母と離別し、父親から下宿を受け継ぎ守り続ける苦労人でもあります。そんな彼女のセリフです。「終わるのも楽しいかも、と私は思います。やっとアイスにハズレが出た時の、あのホッとした感じ。やっと終わったぁという解放感。私は、そんなふうに一生を終えたいです」と、父への手紙です。

梅干しの種見て泣けた

3億円の横領で逃走中の馬場ちゃんが、ハピネス三茶に基子を訪ねてやってきます。留守で会えなかった基子に馬場ちゃんは後に語ります。「早川の下宿行った時、朝ご飯食べた後の食器に残った梅干しの種に泣けた。つつましくて、それが生活するってことなんだなあって」と、自分が手放した日常の平穏に思いを馳せます。

似たような1日だけど全然違う1日だよ

馬場ちゃんは基子と別れて、最後の逃走に向けて覚悟を決めます。「また似たような1日が始まるね」と言う馬場ちゃんに基子は「似たような1日だけど、全然違う1日だよ」と返します。今日という日は二度と来ないからこそ大事なんだということを、基子はハピネス茶屋での暮らしを通して学んでいました。

すいかのドラマを観た人の感想や評価は?

時を経てもファンの多いドラマ『すいか』の気になる感想を見てみましょう。意表を突いたあらすじと、豪華出演者の共演、心に残るセリフにリピーター続出です。スイカを食べる夏になると、ドラマ『すいか』を観たくなるとの評判です。

心に残るセリフが共感を呼ぶと話題の『すいか』ですが、中でも浅丘ルリ子演じる教授のセリフに涙する人が多いようです。時に寄り添い、時に励まし、時に叱ってくれる教授の存在は、なくてはならないものでした。

月日が経っても色あせないと評判のドラマ『すいか』は、見れば見る程クセになるあらすじ、脚本に魅力があります。夫婦脚本家の『やっぱり猫が好き』『野ブタ。をプロデュース』を手掛けた木皿泉のシナリオ本も人気です。

豪華出演者が勢揃いの『すいか』で、小泉今日子さんの演じた馬場ちゃんの人気も高いようです。会社の金3億を横領し、逃走し続ける馬場ちゃんは、平凡な基子の生活に突如起こった非現実的な出来事でした。2人のやり取りがどこかコミカルで事の大きさが分からなくなるという名コンビっぷりです。

『すいか』を、毎年夏になると見たくなるという方も多いようです。「すいか」を食べながら、日々頑張って煮詰まった感情を、ドラマ『すいか』を見てリセットしてみてはいかがでしょうか。凝り固まった考えが解けて楽になれるかもしれません。

すいかドラマ出演者やあらすじ、セリフまとめ

2003年にテレビ放送されていたドラマ『すいか』のあらすじを追いながら出演者の紹介、心に残るセリフを紹介しました。今もなお熱烈なファンの支持を得ている、伝説の人気ドラマ『すいか』の、愛され続ける理由が分かったのではないでしょうか。下宿「ハピネス三茶」の、その後が見たいという声も続出です。

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