空飛ぶ広報室の主題歌は安室奈美恵!「Contrail」の歌詞や意味も紹介

2013年4月から6月にTBSで放送された、ドラマ「空飛ぶ広報室」。あまり普段注目されることが少ない航空自衛隊がストーリーのメインであることで話題となりました。同じく注目されたのは、ドラマの主題歌。その主題歌は安室奈美恵が歌う「Contrail」という曲です。このドラマ「空飛ぶ広報室」のために書き下ろされました。書き下ろし主題歌とだけあり、そのタイトルの意味や歌詞の内容は「空飛ぶ広報室」にぴったり。ドラマの簡単な紹介、キャストや主題歌「Contrail」の歌詞の一部分など、お楽しみください。

空飛ぶ広報室の主題歌は安室奈美恵!「Contrail」の歌詞や意味も紹介のイメージ

目次

  1. 空飛ぶ広報室の主題歌が気になる!
  2. 空飛ぶ広報室とは?
  3. 空飛ぶ広報室のドラマキャストを紹介!
  4. 空飛ぶ広報室の主題歌は安室奈美恵のContrail
  5. 空飛ぶ広報室主題歌「Contrail」の歌詞を紹介!
  6. 空飛ぶ広報室の主題歌まとめ

空飛ぶ広報室の主題歌が気になる!

ガッキーこと新垣結衣や綾野剛といった人気若手俳優をメインキャストにし人気となったドラマ「空飛ぶ広報室」。その主題歌は、今年2018年9月に日本中に惜しまれつつ引退した安室奈美恵の曲、「Contrail」です。ドラマのために書き下ろされた主題歌で、その歌詞はドラマ「空飛ぶ広報室」の世界観を表しています。ドラマのキャストやストーリーだけでなく、主題歌「Contrail」の意味やサビの歌詞も、ご紹介していきます。

空飛ぶ広報室|ドラマ・時代劇|TBS CS[TBSチャンネル]

空飛ぶ広報室とは?

「空飛ぶ広報室」原作は有川浩による小説

主題歌「Contrail」のご紹介の前に、「空飛ぶ広報室」についてご紹介いたします。普段、一般の人にはあまり馴染みのない航空自衛隊。「は実際の航空自衛隊の全面協力のもと撮影が行われ、かなりリアルな部分まで描かれています。主題歌は後ほど。

ドラマ「空飛ぶ広報室」の原作は、有川浩による同名小説です。実際に航空自衛隊への取材を重ねる内、「広報室を舞台にしたら面白いかも?」というわけで、広報室メインで書き上げられました。実は作者有川に対し、「航空自衛隊をメインに小説を書きませんか」と持ちかけたのは、当時の空幕(航空幕僚)広報室室長。ドラマにも出ている広報室室長のモデルになった人です。作中の広報室長は、「空飛ぶ広報室」に必須の重要人物です。

「空飛ぶ広報室」あらすじ①リカが航空自衛隊広報室に登場

「空飛ぶ広報室」の簡単なあらすじをご紹介いたします。主人公の稲葉リカは、負けず嫌いで理不尽とは徹底的に戦うキャリアウーマン。帝都テレビに勤めるディレクターです。バラエティーなどを担当する情報局に所属しているのですが、元々は事件の報道などする報道局に所属していました。その異動には過去のリカの失敗が関係しています。そんなリカがある番組の企画のため、航空自衛隊を取材することになりました。

取材するとなるとまず窓口となるのは、防衛省の中にある、航空自衛隊の「広報室」。そこには異動してきて間もない空井大祐がいました。実は大祐は元々戦闘機のパイロット。事故に遭い戦闘機に乗れなくなり、広報室に異動してきていました。取材を始めた頃のリカは完全に知識不足で、「空自(航空自衛隊)」のことを軍隊を意味する「空軍」と言ったり、大祐に対しズケズケと「戦闘機は人殺しのための機械ですよね?」と言ったり。

元々大祐は穏やかな人物のようですが、さすがにこの時は大声で「人を殺したいと思ったことなんて一度もありません!!」と声を荒らげました。大祐が元パイロットであることを知らないにしても、リカは取材をするというより完全にケンカを売っている状態です。なんでリカはこんな失礼な態度で取材をするのか?この意味は作中でちゃんと描かれています。

「空飛ぶ広報室」あらすじ②リカと大祐の接近

なんやかんやで取材は進み、航空自衛隊の中のどこの部署に焦点を絞るのかについて、リカは「広報室に焦点を当てよう」と決めます。ここは作者有川浩の体験に基づいているようです。これにより、リカと広報室との交流が始まっていきます。無事広報室のメンバー達とは仲良くなっていくので安心してください。もちろん、ただ働くお姉さんとしてのリカと広報室の仕事が描かれるのではなく、リカと大祐の間で生まれるラブストーリーも…

あっさり言ってしまうと、最終的に2人は結ばれます。ただ、そこに辿り着くまでにはかなり色々と難局があります。しかしその数々の難局の中には、物語として作られたものだけではなく、日本で実際におこったできごとも関係しています。それが、「東日本大震災」です。実は「空飛ぶ広報室」の小説は、元々2011年夏に刊行される予定でした。しかし2011年3月11日に東日本大震災が発生し、作者有川浩自身が刊行を延期。

「空飛ぶ広報室」あらすじ③作品に影響を与えた東日本大震災

震災を受けてあるエピソードを足し、2012年に改めて刊行となりました。そのエピソードには、実際に宮城県東松島市にある、「松島基地」という航空自衛隊の基地が登場します。大祐は出張でこの基地にいた際に震災に遭い、後々リカに対し、震災発生当時の現地はどんな状態で、人々はどんな様子で、自衛隊はどうしたのか、など説明します。また、震災当時の実際の現地の写真であろうものもドラマの中で映し出されます。

震災発生時にはたまたま松島基地にいた大祐ですが、そのまま松島基地に異動して残ることを決意。東京で働くリカのことはどうするのか⁈これについては、大祐もリカも信頼している口達者の広報室長(この時点では定年退職済)の後押しで無事解決します。2人がこの最後に辿り着くまでの紆余曲折も「空飛ぶ広報室」の重要な要素の1つなので、是非お楽しみください。

空飛ぶ広報室のドラマキャストを紹介!

「空飛ぶ広報室」の簡単なあらすじをご覧いただきました。ここからは「空飛ぶ広報室」の主題歌やタイトルの意味、そのサビの歌詞をご紹介…と見せかけて「空飛ぶ広報室」を彩ったキャストをご紹介いたします。それぞれの役どころにぴったりの俳優陣がハマったこの作品。こちらで紹介しきれなかった豪華俳優もいるので、是非ドラマ本編でどうぞ。

新垣結衣/稲葉リカ役

一体何作のドラマや映画の主役をしているのかというくらい大人気の女優、新垣結衣。身長169㎝という長身を活かし、元々ティーン雑誌の「ニコラ」でモデルをしていました。2005年にニコラを卒業して女優業を開始。その美貌を一気に世に知らしめたのは、あの「ポッキー」のCMです。2006年から2008年まで放送されました。「空飛ぶ広報室」では、かわいいだけでなくバリバリ働くかっこいいオンナ、ガッキーを是非ご堪能下さい。

綾野剛/空井大祐役

岐阜県出身の綾野剛。中学と高校時代は陸上競技に取り組み、県大会で優勝や準優勝を誇る選手でした。高校卒業と同時に上京。2003年に「仮面ライダー555」の怪人役で俳優デビューしました。元陸上選手であることを活かし、映画「奈緒子」(2008)では陸上選手役を熱演。撮影では時速25kmから30kmという原付のようなスピードで走っていたそうです。「空飛ぶ広報室」でも長い脚でめちゃくちゃ走りまくる様子が見られます。

柴田恭兵/鷺坂正司役

柴田恭兵といえば、舘ひろしとの名コンビが光った「あぶない刑事」シリーズ(1986-87)。俳優活動は1975年に始め、ドラマ「俺たちは天使だ!」(1979)でブレイクしました。NHK大河ドラマ「武田信玄」(1988)や「軍師官兵衛」(2014)など、大河ドラマでも幾度も活躍。正にダンディズム溢れる柴田恭兵ですが、この「空飛ぶ広報室」では超口の上手い超フットワークの軽い上司役です。’’恭サマ’’の新たな一面と出会えます。

要潤/片山和宣役

うどん県副知事、要潤です。その王子様的な顔立ちにぴったりな乗馬という趣味を持つ要潤ですが、幼少期は吉本新喜劇を欠かさず毎週チェックし、今も「ボケたがり」(二宮和也談)だそうです。2001年に「仮面ライダーアギト」でテレビデビュー。以降ドラマ、映画、CM問わず活躍しています。「空飛ぶ広報室」では、綾野剛扮する空井大祐の上司役。そこそこいい加減なのに憎めない盛り上げ役といったキャラクターを演じています。

ムロツヨシ/比嘉哲広役

2010年代に一気にブレイクしたムロツヨシ。ムロツヨシといえば佐藤二朗と共に福田雄一監督作品に度々出演。ドラマ「今日から俺は!」(2018)でもそのキャラが全力で引き出されています。これでもかとばかりに個性の強いコメディタッチな演技をするイメージがありますが、「空飛ぶ広報室」の時点ですでにその片鱗は見えています。でも真面目な演技では締めるところは締める。面白い演技も真面目な演技も自在のムロツヨシです。

水野美紀/柚木典子役

2016年に結婚、翌年には42歳にして出産と、最近プライベートも注目された水野美紀。ドラマ「踊る大捜査線」シリーズ(1997~)で柏木雪乃を演じ、ブレイクしました。ちなみに「踊る大捜査線」シリーズにはムロツヨシも出演しています。「空飛ぶ広報室」では「外見は美人、中身はおっさん」という、「踊る~」シリーズの雪乃からは想像できない役どころ。なんでそんな残念な感じになったのか?はドラマで知ることができます。

高橋努/槙博巳役

身長182㎝で強面ガッチリタイプの高橋努ですが、大学時代にフリーの芸人を経験。当時は金髪アフロだったそうです。その後2004年頃に俳優活動をスタート。ドラマデビューは「愛情イッポン!」(2004)、映画デビューは「伝染歌」(2007)です。高橋努といえば映画「クローズZERO」シリーズ(2007~)という方が多いかもしれません。「空飛ぶ広報室」では、水野美紀演じる柚木典子に長年片思い中。是非応援してあげてください。

空飛ぶ広報室の主題歌は安室奈美恵のContrail

いよいよ「空飛ぶ広報室」の主題歌、「Contrail」について、その意味や一部歌詞をご紹介いたします。「Contrail」というのはずばり、「飛行機雲」という意味です。飛行機が飛んだ後に残る飛行機雲。しかしそれは、時間が経つと空に消えていきます。そんな飛行機雲になぞらえた応援の歌が主題歌の「Contrail」です。後ほどサビの歌詞をご紹介しますがその前に!主題歌を歌う安室奈美恵について、少しご紹介いたします。

主題歌を歌う安室奈美恵①社会への影響力

ドラマ「空飛ぶ広報室」の主題歌、「Contrail」を歌う安室奈美恵。1992年から芸能活動を開始し、今年2018年に引退するまで、アーティストとして25年間走り続けました。世の中への影響力は凄まじく、その始まりは1996年頃爆発的に起こった「アムラー・ブーム」。ブームの特徴はファッションで、茶髪のロングヘアーにミニスカート、細眉に厚底ブーツなどなど。日本中の女性たちが安室奈美恵に憧れました。

主題歌を歌う安室奈美恵②様々な賞を受賞

もちろんファッションアイコンというだけでなく、アーティストとしての人気も絶大です。デビュー以来本当に数多くの賞を受賞していて、1995年の「TRY ME 〜私を信じて〜」での第28回 全日本有線放送大賞 ベストリクエスト賞から2018年の沖縄県民栄誉賞に至るまで、60個以上の賞を獲得しています。この中には日本国内だけでなく海外での受賞も多数含まれており、海外での影響力の大きさも感じることができます。

主題歌を歌う安室奈美恵③引退

安室奈美恵ファンにとって運命の日となった、2018年9月16日。この日に引退することは、1年前の2017年9月20日に公式サイトで発表されました。2017年は安室奈美恵のデビュー25周年という節目の年。その翌年の引退とだけあって、日本中がそのニュースに驚きました。2017年の大晦日の第68回NHK紅白歌合戦では、2016年にリリースした「Hero」を熱唱。この時、瞬間最高視聴率48.4%を記録しました。

いよいよ2018年に入ると、2月から国内外最後となるラストツアー「namie amuro Final Tour 2018 〜Finally〜」を開催。全国5大ドームで17公演、約75万人を動員しました。ちなみに応募は約510万人(!)。このツアーは中国・香港・台湾でも開催され、特に台湾の空港での安室奈美恵出迎えの様子は、日本のテレビでも何度も放送されました。台北松山空港に500人近くのファンが詰めかけ、大歓声の中の入国だったようです。

主題歌を歌う安室奈美恵「番外編」歴代「主題歌」

「空飛ぶ広報室」の主題歌となった「Contrail」以外にも、安室奈美恵の歌でドラマの主題歌になったものはたくさんあります。その数は少なくとも16曲。どんな曲たちが主題歌になってきたのでしょうか?まとめてみました。ちなみに「空飛ぶ広報室」は、記念すべき(?)10番目のようです。

1995年 「Chase The Chance」(1995) ドラマ「ザ・シェフ」主題歌 
1997年 「CAN YOU CELEBRATE?」(1997) ドラマ「バージンロード」主題歌 
1999年 「I HAVE NEVER SEEN」(1999) ドラマ「夜逃げ屋本舗 第1シリーズ」主題歌 
2004年 「ALL FOR YOU」(2004) ドラマ「君が想い出になる前に」主題歌 
2007年 「Baby Don’t Cry」(2007) ドラマ「ヒミツの花園」主題歌 
2008年 「Sexy Girl」(2008) ドラマ「乙女のパンチ」主題歌 
2009年 「The Meaning Of Us」(2009) Webドラマ「女たちは二度遊ぶ」主題歌 
2011年 「Tempest」(2011) ドラマ「テンペスト」主題歌 
2011年 「Love Story」(2011) ドラマ「私が恋愛できない理由」主題歌

2013年 「Contrail」(2013) ドラマ「空飛ぶ広報室」主題歌 
2014年 「BRIGHTER DAY」(2014) ドラマ「ファーストクラス 第2期」主題歌 
2016年 「Mint」(2016) ドラマ「僕のヤバイ妻」主題歌 
2016年 「Dear Diary/Fighter」(2016) Huluドラマ「デスノート NEW GENERATION」主題歌 
2017年 「Just You and I」(2017) ドラマ「母になる」主題歌 
2017年 「Showtime」(2017) ドラマ「監獄のお姫様」主題歌
2018年 「Body Feels EXIT(from AL「Finally」) ドラマ「Missデビル 人事の悪魔・椿眞子」主題歌 (1995)

書き連ねるとなんとも壮観です。しかしここの16曲はあくまでもドラマの主題歌になったものだけ。映画の主題歌になった曲や劇中歌も合わせると30曲近くになります。「空飛ぶ広報室」をはじめ、それだけ沢山のドラマや映画作品が、安室奈美恵が歌う曲に彩られてきました。

ドラマ「空飛ぶ広報室」の主題歌「Contrail」のPV

「空飛ぶ広報室」の主題歌として生まれた「Contrail」のPVは、全てロサンゼルスで撮影されました。美しい街並みやビーチを見ることができます。PVのコンセプトは「希望の行進」。笑顔で歌う安室奈美恵と共に、かわいい子供たちがそれぞれ楽器を演奏しながら、元気よくロスの街を行進しています。

歌の序盤ではなんだか落ち込んだような顔をしている人々が、最後には空の虹を見上げて笑顔になっていく様子がとても印象的です。

空飛ぶ広報室主題歌「Contrail」の歌詞を紹介!

「空飛ぶ広報室」の主題歌、「Contrail」の気になるサビの歌詞をご紹介します!ドラマのスタートは、主人公のリカや広報室の大祐が、それぞれ過去に囚われ前に進むことに尻込みしてしまっているような様子。

Life
私はそれを知っているんだ
What is life
君にも見えているのだろうか
どこまでも続く雲海を
駆け抜ける 胎動
こんな痛みなど こんな鎖など
前に進む 動力
過去は空に溶ける
and you’ll see a contrail

そこから、「あの時ああすれば、こうすればよかった」と考えるのではなくいかに前に進むか、過去は自分にとって一生の足かせになるものではない、という意味が「空飛ぶ広報室」でもこの主題歌でも描かれています。

空飛ぶ広報室の主題歌まとめ

ドラマ「空飛ぶ広報室」の主題歌、「Contrail」について、その意味やサビの歌詞などたっぷりご紹介いたしました。「空飛ぶ」と「広報室」という単語は普通つながるイメージはありませんが、ドラマを観ていただければ「空飛ぶ広報室」の意味を分かっていただけると思います。主題歌「Contrail」の歌詞に散りばめられた、「あなたは前に進める!」という応援メッセージを、ドラマ「空飛ぶ広報室」から是非とも感じ取ってください!

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