いつまでも白い羽根のネタバレ感想!ドラマ最終回の結末が衝撃的?

「いつまでも白い羽根」は、父の失業により看護師の道を目指すことになった新川優愛演じる木崎瑠美。看護師を目指す仲間たちも法学部卒業者や子育てしながらも者もドラマを盛り上げます。一番看護師に向いている伊藤沙莉が演じる山田千夏がネタバレすると最終回を前にして驚きの行動に出たり、法学部を出たさとうほなみ(ほないこか)演じる遠野藤香の選んだ結末など衝撃的な4人の進路を中心に「いつまでも白い羽根」についてネタバレを交えて見ていきます。

いつまでも白い羽根のネタバレ感想!ドラマ最終回の結末が衝撃的?のイメージ

目次

  1. いつまでも白い羽根を観た感想が気になる!
  2. いつまでも白い羽根のキャストを紹介!
  3. いつまでも白い羽根のあらすじをネタバレ!
  4. いつまでも白い羽根の最終回をネタバレ!衝撃的な結末とは?
  5. いつまでも白い羽根の原作を紹介!ドラマの違いは?
  6. いつまでも白い羽根を観た感想を紹介!
  7. いつまでも白い羽根のドラマ主題歌を紹介!
  8. いつまでも白い羽根のネタバレ感想まとめ!

いつまでも白い羽根を観た感想が気になる!

「いつまでも白い羽根」は、土曜の深夜に大人の心に刺さるドラマが選ばれて放送されています。成熟した大人の話もあり、大人の階段を上り始めた人達に注目している作品もあります。内容的にはフジテレビが昼ドラで放送していた内容のものが土曜の夜に放送されている形です。

昼ドラ枠と同様に、一定のファン層のいる落ち着いた年代俳優やフレッシュな若手の起用も多い枠です。「いつまでも白い羽根」は、新川優愛さんが初めての主演作という事で、話題になりました。ドラマの内容のネタバレや原作との違い、キャストについてなどを紹介していきます。

いつまでも白い羽根のキャストを紹介!

新川優愛(しんかわゆあ)/木崎瑠美役(きざきるみ)

「いつまでも白い羽根」の主人公である木崎瑠美は、国立の4年制大学で学ぶことを目指していました。父がうつ病で仕事をやめ、私立大学に行く余裕がなかったからです。母親からは手に職をつけておけば生活に困らないからと大学付属の看護学校の受験も薦められて、行く気もないのに受験しました。

。国立大学は不合格になりましたが、看護学校には合格、初めの1年は仮面浪人でしたが、看護の仲間ややりがいに目覚めそのまま続けることになりました。看護実習の頃から声をかけてくれている小児科の研修医菱川拓海の存在も要因の一つかもしれません。

「いつまでも白い羽根」ドラマの中で木崎瑠美を演じるのは新川優愛、1993年12月28日生まれで、2008年に長男の結婚でドラマデビュー、その後ファッション誌のモデルやグラビアなどで活躍。2018年4月にスタートした「いつまでも白い羽根」は主演としてのドラマデビュー作になりました。

ドラマの番宣番組に出た時に、20年間使っているお気に入りのタオルを紹介した時に、司会の坂上忍から「汚い」と言われ泣いてしまうという結末になってしまった事もありました。この結末にネットでは、坂上忍に非難が集中、ドラマの船出はこんなでしたが、最終回まで頑張りました。

伊藤沙莉(いとうさいり)/山田千夏役(やまだちなつ)

「いつまでも白い羽根」の中の癒しの存在である千夏は、人に気を使うタイプの女性。大好きな瞬也が瑠美に恋心を持つとネタバレすると千夏も瞬也が大好きなのに、瞬也の恋が成就するように瑠美に働きかけてしまいます。それでも強い意志があるから誰もが驚く結末を最終回前に選択します。

伊藤沙莉は1994年5月4日生まれで2003年から子役を経て現在の女優の仕事をしています。気が強い役が多く子役時代は「女王の教室」では主演の志田未来をいじめる生徒役でした。その後朝ドラ「ひよっこ」ではみね子(有村架純)の幼なじみを好きになる米屋の娘を演じて話題になりました。「この世界の片隅で」では、原作にない近所の仲間役なども演じました。名バイブレイヤ―としての活躍が気になる女優です。

さとうほなみ/遠野藤香役

「いつまでも白い羽根」の中ではお色気担当と言われた遠野藤香を演じたのはさとうほなみです。法学部を卒業したというキャリアを持つ女性なのに看護学生としてのスタートを切るミステリアスな存在。遠野藤香の過去をネタバレすると亡くなった妹の心臓の手術を担当した医師への復讐の為に情報を集めています。法律の知識と看護の知識を得て何をしようとするのか最終回まで遠野藤香の結末が気になる存在です。

ドラマ「いつまでも白い羽根」で女優として体当たりの演技をみせてくれているさとうほなみですが、実はドラマーとしての顔を持っています。「ゲスの極み乙女」の美人過ぎるドラマー「ほないこか」としても活躍しています。佐藤保奈美名義で大人の土曜ドラマ枠では「さくらの親子丼」に続いて2回目の出演です。

酒井美紀/佐伯典子役

「いつまでも白い羽根」の学生ドラマでは珍しく既婚者で二人の子供を育てながら、看護学校に通っています。原作の藤岡洋子さんも子育てをしながら看護学校を卒業されたので、原作者の姿が投影されたキャラでは?とも言われています。

家にお金は入れても家庭や子供には関心を示さない夫とのこれからの生活に不安を持ち、女も手に職をつけたいという理由で看護学校に通います。しかし夫との離婚で看護学校にに通うことが出来なくなり、学校を休学して実家に戻ります。最終回に復学して卒業する瑠美を見送ってくれます。

厳しい境遇ながらも最終回まで明るいキャラクターを通した佐伯を演じた酒井美紀は、1978年2月21日生まれの女優です。岐阜県の高校に伝わる伝統行事を描いたドラマ白線流しのシリーズで主演を演じていました。結婚してお子さんを産んだ後も順調にドラマに出ています。

清原翔/菱川 拓海役

看護学校が付属する大学病院の小児科の研修医。看護学校ではなく国立の4年制大学に行くために勉強しているのを見て、看護師を強く薦めてきます。小児科のイベントに誘ったりしてドラマを盛り上げますが、何度が出会った、瑠美の同級生の遠野が気になり始めるが、相手にされない状態です。

看護学校の学校長である番匠 光太郎に世話になったことがあり、師として慕っています、過去の医療事故で番匠が看護学校の学校長にいるため早く現場の心臓外科に戻ってきてほしいと思っている。

「いつまでも白い羽根」の中で瑠美が好きになる小児科の研修医役を演じる清原翔は、1993年2月2日生まれで着実に演技の幅を広げていますが、これからの俳優さんです。2019年4月からの朝ドラの出演が決まっている注目されていると評判の俳優さんです。

加藤雅也/番匠光太郎役

「いつまでも白い羽根」の中でドラマのオリジナルキャラクター。過去に心臓手術で問題になる事案が発生し、その結果として看護学校の学校長になりました。副校長の岩谷(角替和枝)などは事情を知っているので、優しく接しています。

看護学生たちの成長を学校長室にあるヒヤシンスを育てるように優しく見守っています。問題のあった手術の相手が、遠野の妹だと知ってから、遠野との距離が近くなり、ネタバレするとこの二人も最終回に衝撃の結末を迎えます。

ドラマオリジナルキャラクターの番匠光太郎を演じた加藤雅也は、1963年4月27日生まれで、メンズノンノのファッションモデルから俳優になった人です。横浜国立大学出身で小・中・高の保健体育の教員免許を持っています。俳優としては大河ドラマや時代劇などで織田信長など有名な武将を演じることも多いです。

角替和枝/岩谷 ゆり子役

「いつまでも白い羽根」の中では、生徒たちに時に厳しく、優しく接する存在です。看護実習で生徒に問題があれば責任をもって謝罪に行き、実習先の病院に問題があればその事を問いただす母親のような温かい存在です。番匠が学校長を退任した後、次の学校長になります。

岩谷ゆり子を演じるのは家族も嫁も、嫁の家族も芸能人一家と言われていた角替和枝さんが演じました。残念なことに2018年10月に原発不明がんで亡くなりました。「いつまでも白い羽根」が2018年の春ドラマでしたからあっという間の事でした。朝ドラの常連で息子の柄本時生の母親役で安藤サクラが嫁という「おひさま」の役もありました。(安藤サクラは長男柄本佑の嫁)

宍戸美和公/波多野 みどり役

瑠美のクラスの担任、看護師教育に力を注いでいて独身、同世代の佐伯の遅刻や欠席に「そんなに頑張らなくてもいいのでは?」と言ってしまい、瑠美はその言葉に大反対しました。悪い先生ではないのでのちに佐伯とは和解します。

脇を固める役者としての活躍が多く、ちょっと嫌味なお小言を言うオバサン役がおおく、近年ではそのキャラクターを生かして「スカッとジャパン」に多く出ています。

瀬戸利樹/日野 瞬也役

千夏の友達で、合コンで千夏が意地悪な女に馬鹿にされているのを見てその女を瑠美が叱り飛ばしたのを見てから、瑠美を好きになってアプローチします。瑠美の気持ちは、菱川にあり、二人の結末は別れになります。

日野俊也を演じている瀬戸利樹さんは、仮面ライダーブレイブで子供達やお母さんたちの人気者になりました。一般的にはまだ知名度は高くないですが、話題のドラマにも出始めているのでこれからの活躍に期待できる俳優です。

笹野高史/千田 仙蔵役

瑠美が最初の実習で出会う職人さん。職人の頑固さだけではなく、看護師に対する思いがありました。戦争中に母親が自分の子供である自分よりも患者を優先したこと、そして妊娠した部下の看護師の代わりに従軍看護婦として戦地に行き亡くなってしまった事などから、看護師という仕事を嫌っています。

仙蔵とも仲の良かった母の部下の看護師に「お前のせいで母が死んだ」と許さなかったことを自分が死を目の前にして謝りたいと言いいだします。

仙蔵さんは80歳くらいの役でしょうか。1948年6月22日生まれの笹野高史は「いつまでも白い羽根」の放送時点ではギリギリ60代。ネタバレになりますが仙蔵さんは亡くなった時に孫に渡してほしいと有るものを瑠美に託します。

仙蔵の孫を演じるのは、笹野高史の息子のささの友間(1993年3月11日生まれ)が演じます。親子なのに祖父と孫を演じました。この家族はスカッとジャパンやモニタリングで共演しています。

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いつまでも白い羽根のあらすじをネタバレ!

白はどんな色にも染まる、真っ白な羽根の鳥は、自分の背中にどんな色の羽根をつけるのかは、それぞれの生き方にかかっている。ドラマの冒頭はそんな鳥の話で始まります。このドラマの大きなネタバレを漠然としています。

父がうつ病になったことで、国立大学か手に職をつける看護学校の進路しかなかった木崎瑠美(新川優愛)は、国立大学の受験に失敗し看護学校に通うことになりました。元々優秀な瑠美だったので、希望していない看護の授業も他の生徒よりもテキパキとこなします。

同じクラスには何故か法学部を卒業してから看護学校に入学して来た遠野藤香(さとうほなみ)、勉強はそれなりに出来るけれど主婦なので子供の事情に振り回されている佐伯典子(酒井美紀)、そして一生懸命だけど成績がいまいちの山田千夏(伊藤沙莉)が居ました。4人は同じ班になったところからドラマは進みます。

看護師としての初めての実習は、オペの見学、普段から顔色の悪い遠野が倒れ、瑠美は、指導医の指示に従い遠野を休憩室に連れてい行きます。そこで出会ったのは、研修医の菱川拓海(瀬戸利樹)実習に戻るように言われて実習に戻った瑠美。

同級生から遠野の悪評「人の男を取る」「金持ちの医者を狙っている」を耳にする瑠美、他人の事にはあまり興味のない瑠美はその場は聞き流しました。た。夏休みになって、千夏が病院内のバイトにつき合って大学に来て図書館で来年の国立大学受験勉強をする瑠美に、遠野が倒れた時に面倒を見てくれた研修医が話しかけてきました。

他にも看護学生がいたのにとっさに動くことが出来た瑠美を褒めてくれ、受験し直すというと、標本室に瑠美を連れて来て、菱川が医者を目指した話をしてくれました。夏休みの間、何度か図書室であう菱川にだんだん心惹かれていく瑠美。

夏休みのある日、瑠美は遠野からある封筒を渡され、男と一緒にいてその封筒の中身を隠したい様子です。家に帰って封筒を開けてみると、男と遠野がベッドにいる写真。「金持ちの医者を狙っている」という遠野の悪口が浮かんできた留美でした。

夏休みが明けて学校へ行くと、クラスメイトが減っていて、看護師という仕事を知って辞めていく学生も多いのだと教師は言います。辞めると決めていた瑠美でしたが、徐々にその気持ちの変化もありました。父子家庭の千夏の家の居心地の良さ、気になる菱川の存在。

ただ千夏と合コンに行った時に知り合った千夏の幼なじみ瞬也が、瑠美に関心を持ち、千夏が自分も瞬也が好きな癖に瑠美との間を取り持とうとするのには、瑠美は困っていました。友達として一緒にあうのは良くてもそれ以上には考えられないのです。

欠席の続いていた佐伯が学校へやってきました。担任から「大事な家庭を犠牲にして無理に頑張らなくていいのでは」とクラス全員の前で言われた佐伯。その言葉に「無理しても自分が望む人生をおくることができるなら、私は無理をしたい」瑠美は佐伯をかばいましたが、本当はこれまで自分が無理をしてたことを「そんなに頑張らなくても」と言われた過去に対する怒りもありました。

実家が父親が高校生の妹の手伝い出成り立っている中華料理屋の千夏、父の自慢のチャーハンとシューマイで今日の瑠美を褒めてくれました。そして千夏が、呼び出した瞬也が店にやってきて、瑠美を送ってくれました。合コンの時、周りの顔色を気にして千夏を守れなかったことを瑠美に怒られた瞬也は「あの時自分がヒトの顔色をうかがって生きている」ことの反省を口にしました。

瞬也の事は嫌いではないけれど、恋人としては見られない瑠美は「ここまででいい」言って家に帰ります。次の日、学校を休んでいる佐伯の所に行くことを千夏と決めて言ってみると、そこは高級住宅街、満ち足りたセレブな奥さまの佐伯の普段の生活に驚く瑠美と千夏。

瑠美はなぜこんな生活なのにあえて看護師を目指すのか聞くと「自立したかった」と答える佐伯「これ以上は聞かないでほしい」という雰囲気に深いところまでは聞けなかった瑠美達。

家に帰ると、うつ病から回復した父が、次の仕事の為の履歴書を書いています。横でパートから戻ってスーパーの売れ残りのお惣菜を中心の食事を作る母。そこへ遠野から写真を返してほしいと連絡が入ります。

次の日、瑠美は千葉の遠野が幸せだった頃の家に連れていかれました。遠野の妹の手術に失敗した医師のせいで幸せな家庭が壊れ、一家はバラバラになり、この家も明日には取り壊されると遠野は瑠美に話します。医者にハニートラップを仕掛けながら、金をせびり、妹の手術にかかわった医師を探しているという遠野。

看護実習に向かうための試験が始まり、男にしょっちゅう呼び出されながらもトップを維持する遠野、瑠美も遠野に続く2位。欠席の多い佐伯は番匠校長の配慮で何とか試験を受けられるようにしてもらい、合格しました。千夏だけは追試がありましたが、試験の結末は4人そろっての戴帽式出席です。

戴帽式を終えた瑠美たちは、実習へと向かいます。瑠美が担当するのは、頑固で看護師に優しくない千田でした。看護師という仕事まで否定されてしまいます。

気の強い瑠美は、とうとうキレて千田に反論してしまいます。実習生の担当の看護師が飛んできて瑠美を制止します。「ニコニコ笑って本音を隠す」なんてことは、瑠美には出来ません。その後も本音でぶつかり、逆にそれが千田に気に入られる瑠美。

これは、菱川からのアドバイスもありました。「一生懸命本気でやっているからぶつかる」そう言ってくれてそこにいた小児科の子が、瑠美に懐いているのをみて「君には裏表がないから患者さんも安心する」と言ってくれました。

瑠美が千田の部屋に行くと容体が悪化していました。いつも元気に怒鳴っている千田ですが、病名は末期がん、明日はいないかもしれない千田が病気なのだと気づき、次の朝、反論したことを謝りに行く瑠美。

「お前のせいで死にかけた」と言いながら「お前は愛想がない、でも俺は、愛想笑いする奴は大嫌いだ」と言って瑠美を受け入れてくれて看護婦(当時の呼び方)だった母の事を話してくれました。

その後は関係もスムーズに対応できる瑠美と千田、ある日抗がん剤の副作用で苦しむ千田、症状は落ち着いたものの、まだ痛みが繰り返す千田に「ちくしょう」って嫌なことがあったら叫ぶんですと話すと、千田も「ちくしょう、ばかやろう」と叫びます。「スッキリしますね」と言って二人で「ちくしょう、ばかやろう」と叫んでいるものだから、他の看護師も来てしまいます。

千田は息子との関係も良くありませんでした。財産問題でもめているところに瑠美が入ると逃げるように去って行く長男。その後千田は母がある女性の代わりに従軍看護婦として戦地に行き、戻ってこれなかったことから、その女性を許していなかった話をします。

「死んでしまう前に許すと伝えたい」その思いの手紙を瑠美に託しますが、患者のプライベートには立ち入れない仕事です。それでもその女性を探しましたが、見つかりません。死ぬ前に唯一、千田に懐いていた孫への手紙を託されます。

千田が息を引き取る時に来ると思って預かっていた瑠美ですが、逢えないままです。せめてこの手紙は渡したいと佑太(ささの友間)に手紙を渡したが、それが病院にバレ、瑠美は実習中止の処分になりました。番匠校長の配慮でレポートで対応してもらえました。

患者の事を想ってしたことなのにこの処分はひどいと、遠野が教師に噛みついたと千夏から連絡が入ります。その遠野は夜には番匠と二人でホテルの部屋にいました、遠野が陥れようとした医者の代わりに来ていたのです。体で番匠の口止めしようと服を脱ごうとした遠野に「私は君の力になりたい」そう言ってお金を渡して帰っていきます。

恋の模様はみんなが片思いで、遠野の気持ちは番匠に向いているので、菱川の思いもかなっていません。そんな菱川を好きな瑠美の気持ちも、瑠美を好きな瞬也の気持ち、瞬也を好きな千夏の気持ち。それは、実習中止になった瑠美を慰めるためのバーベキュー大会でもみんなが感じたことでした。

そして番匠は看護学校長の仕事から、元の心臓外科医としての仕事に戻れることになりました。子供の頃から番匠を慕っていた菱川は、その喜びを遠野に話します。そこで番匠が心臓外科医だったことを知る遠野。

そして佐伯もまたみんなの所から去ることになりました。夫にとって家庭は、寝に帰る所、生活費だけを渡すだけの夫の役割、そんな生活に見切りをつけた佐伯は離婚を決意し、実家に身を寄せ暮らすことにしたのでした。瑠美にその事を伝える佐伯は明るいままでした。

瑠美は実習中止の謹慎も開け、学校に戻ると陰口を言う人もいます。けれど「決まりは守らなきゃいけない。でもそれが一番大切なことではない」そう言ってみんなの前に逃げる事無くもどってきます。

戻ってきた瑠美に遠野が、菱川を自分の名前で呼び出し、そこに瑠美を向かわせます。仕組まれた菱川とのデート、好きなのにいつも相手にされない菱川は、そのまま瑠美を東京タワーのデートに連れていきます。菱川が遠野を好きなことを知っていても瑠美は、菱川に告白します。

菱川ははっきりと「ごめん」と言って瑠美の告白を断ります。瑠美もそれを受け入れて実習や学校の勉強に励み、看護学校の最終学年3年生になります。3年生としての勉強を千夏と頑張りながら、瞬也と付き合っている瑠美。でも自分の心を偽って付き合うのにも限界を感じ、瞬也に別れを告げる瑠美。

看護学校や病院で出会った人たちのおかげで、両親との関係も良くなった瑠美は千夏と遠野を母に言われて呼ぶことになったが、千夏は父がぎっくり腰になり、店が忙しくてこれなくなって、遠野だけが来てくれました。

うつ病になる前は、製薬会社にいた父は、貧血気味の遠野に良いせんじ薬があると取り寄せて遠野に渡すと、遠野は久しぶりに触れた人の温かさにきちんとお礼を言いました。そして両親の前で「真っすぐで何に対して嘘のない人だから瑠美さんを信用できるんです」遠野の言葉を喜ぶ両親。

仲良くなれそうな遠野に瑠美は「復讐はやめられないの?」と聞きます、「好きな人が出来たからもうすぐやめる」そう言った遠野の言葉を喜ぶ瑠美。看護学生としての最終回の実習は小児科です。千夏は赤ちゃん、瑠美は治療の為に遠くから入院している女の子の担当。担当医は菱川でした。

遠野は10歳の男の子、苦い薬もと遠野からは飲むと言って、千夏は「美人は子供でも分かる」と笑うけど、それだけじゃない事は二人ともわかっています。

瑠美達の卒業に向けての問題点などないと、思っていた頃、もうすぐ心臓外科に戻る番匠に過去の医療事故の事を書いた怪文書が病院のファックスに届き多くの病院職員が見てしまいました。最終回に向けて、このことが原因で、番匠と遠野は、どうなるのか。

被害者の名前は「遠野実花」担当医師は「北村光太郎」それを見た菱川は、それが離婚前の番匠の名前であることに気が付きます。婿養子だった番匠は、心臓外科医の腕を買われての結婚だったため、失敗を理由に離婚されたのです。

そしてその事は、遠野も知っていました。そして怪文書を流したのも遠野ではないかと菱川と瑠美は話し合っていました。遠野を止められなかった自分の無力さに嘆く菱川。瑠美は「どんなに時間がたっても、どうしても忘れられない思いがあるんですね」と菱川に言いました。

番匠は心臓外科医としての再起も、看護学校の校長の地位も全て失くして遠野に「失敗してもそれが医療の未来に繋がれば、失敗することも正しいと思っていた」と考えていた事を遠野に告げます。遠野は「妹を殺しておいて、笑っていた」番匠はが許せなかったと言います。「僕の負けだ」そう言って遠野の前から去って行く番匠。

そして患者の為にのめり込んでしまう性格の千夏もまた最後の実習で衝撃の最終回を迎えることになってしまいます。千夏も担当していた赤ちゃんの死に対して急患が来て伝えられなかったある事実を看護記録に書いたことをとがめられます。

故意に伝えなかったわけでも、伝えるのを忘れた訳ではない事実、忙しさの中、実習生の書いた記録簿を見ている暇のなかった看護師長も気の毒な点はある現実。医療訴訟の多い昨今、少しでも訴訟原因になる事を避けたい看護師長は千夏の書き込みの削除を依頼します。

けれどそこに書いたのは紛れもない事実、波風を立てないという大人の選択を千夏はどうしても受け入れることが出来ずに、家に引きこもってしまいます。最終回に千夏が出す衝撃の結末も気になります。

いつまでも白い羽根の最終回をネタバレ!衝撃的な結末とは?

「いつまでも白い羽根」は8話で最終回を迎えます。打ち切りだったという説もありますが、大人の土ドラは、普通の帯ドラマよりも短い結末の事が多く、さくらの親子丼も8話で終わりましたが、2018年12月からパート2が放映されることが決まっています。

原作を見ても8回で終わることですべての結末が回収されています。そして最終回には「いつまでも白い羽根」の次から放送の「限界団地」の佐野史郎が出演するという遊び心もありました。もしも打ち切りなら、そんなことをしている余裕はなかったのではないかという見解もあります。

看護学校の仲間たちに問題が起こっても目の前の患者さんをほっておけないのが医療従事者です。瑠美の担当する友香が突然目が見えないと言いだし、検査をすることになりました。検査に向かう時、パジャマではなくワンピースが着たいというわがままを聞いて検査室にはワンピースで行きました。

病室の中で毎日を過ごす友香のささやかな外の世界。「現代医学で、多くの医療は治ると思っていた、でも現実は限界がいっぱい」「医療の進歩が追い付かない所は、僕たちは無力だ、だからこそ患者さんたちには君のような看護師が必要なんだね」と菱川は瑠美に語り掛けます。

千夏に助けられてここまで来た瑠美は、千夏の家に行き、何があったのか聞き出そうとします。はじめは閉じこもっていた千夏でしたが、文書の改ざんともいえる書き直しを命じらえた事を瑠美に伝えます。「そんなの修正液で消せばいい」瑠美は言いますが、千夏はそれが出来ないのです。

ココだけ、自分を殺して、修正すれば、すべての看護実習が終わり、看護師国家試験の受験資格がもらえます。けれどそれを拒否したら、3年間やって来た事がすべて無駄になってしまいます。それでも千夏は、自分の心を生かす道を選びました。

遠野はこれまでの千夏の頑張りを病院や学校がみない事に、自分の妹の手術の事に重ねていました。「同じように間違いを見ていた人がいたかもしれない」そう言った遠野に「本当は医師にも立ち止まって悲しみに向き合ってほしかっただけじゃない?」と遠野に問いかける瑠美。

瑠美の言葉に、自分の本当の気持ちに気が付いた遠野は、番匠の元へ向かいます。「二人で小さな島に言って一つの命に向かい合う医療がしたい」そんな思いを重ね合う二人。

千夏も自分の意志を貫くことを決めていました、父にもいろいろ言われましたが、千夏の意思は変わりません。実習で身に着けたシャンプーの技術で、美容師になると言うと、瑠美は「千夏にはセンスがないから無理」と、笑います。そんな千夏の事を看護師国家試験を前に学校と病院を相手取って直談判した遠野。

瑠美も一緒に行くと言っても国家試験を受けるように言って瑠美を守った遠野。結局仲間の中で瑠美だけが、国家試験を受け、合格し卒業式を迎えました。卒業式の朝、二人で旅に出ようとする番匠と遠野を目がけるように突っ込んでくる自動車。

成績優秀だった瑠美は、真っ白なスーツで、卒業式に臨み、答辞を読みました。「いつまでも白い羽根」いつまでも正しさの白い羽根をまとっていたい」そんな願いで学校を後にする瑠美。

それぞれの心の正しさに従い卒業式を迎えた仲間たち、新しい道を歩むという結末を選んだ千夏、患者に寄り添う医療を目指しながら交通事故死という結末を迎えてしまった遠野と番匠。そして、復学してもう一度看護の道を歩みだす佐伯と、最終回は衝撃的な終わり方をしました。

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いつまでも白い羽根の原作を紹介!ドラマの違いは?

「いつまでも白い羽根」の原作は、初版発行が2009年6月23日の作者藤岡洋子さんのデビュー作です。作者の藤岡洋子さんは、同志社大学を卒業したのちに新聞社のスポーツ部門の記者として頑張ったそうですが、文章を書くのが遅いため3年半で退社し、タンザニアの大学でスワヒリ語を学んだ後卒業はせずに帰国。

その後夜間大学に通いながら小説を書いていましたが、結婚で小説を書く時間が無くなり2人の子供を産んだそうです。夫に頼って生きることに不安を感じ、主婦をしながら看護学校に学び看護師資格を取得したそうです。「いつまでも白い羽根」の中での佐伯典子と似た環境で看護師を目指した事がわかります。現在も執筆をしながら看護師を続けているそうです。

ネタバレになりますが、ドラマ「いつまでも白い羽根」のストーリーは、概ね主人公の木崎瑠美のことについては原作通りに進んでいます。衝撃の結末となったドラマの最終回の卒業できるのは木崎瑠美だけというのは同じです。

「いつまでも白い羽根」の原作とドラマの一番違うことは、学校長である「番匠光太郎(加藤雅也)がドラマオリジナルキャラクターで、原作には登場しないという点があります。そのため最後に遠野藤香(さとうほなみ)が番匠と交差点で事故に巻き込まれて亡くなるという最終回の結末もありません。

遠野が亡くなるという結末は一緒なのですが、男性医師と一緒に遠野が運転する車で事故を起こし二人共亡くなったという、遠野が男性を巻き添えにして自殺したという結末も予測できる終わり方です。

いつまでも白い羽根を観た感想を紹介!

看護師を目指す学生を描くドラマなので、看護師の立場、学生の立場で見ている人の感想も多いドラマでした。看護師としての実情のネタバレからの結末へのツッコミや「いつまでも白い羽根」への厳しい意見もありました。

実習のあり方とか、今はもうナースキャップは被らないとか、いろいろな意見があって、でも病院なりのやり方もあります。こうあるべきと決めつけないでという意見もありました。写真を貼られている先生も最終回あたりでは良い先生だという事がわかります。

学校の制服や体操服も自分たちと一緒というものをよく見かけました。医療ドラマもそういうのがあるようで、一括して既成のユニフォームに学校名・生徒名を刺繍するだけのものもあるという情報もありました。

深夜ドラマの宿命、放送時間が安定しなかったドラマでもありました。ツイッターでキャストたちが教えてくれることもありました。その他大勢の看護師さんの中には「堺正章」さんの娘さんも出ていました。

宝塚出身の大和悠河さんが出た!ということでもツイッターが盛り上がりました。面白かった、面白くなかったといろいろな意見があった「いつまでも白い羽根」でしたが、自分が楽しめたからよかったという意見も多かったです。衝撃の結末には賛否の意見もありました。

いつまでも白い羽根のドラマ主題歌を紹介!

「いつまでも白い羽根」ドラマの主題歌は感覚ピエロの「一瞬も一生もすべて私なんだ」です。インディーズバンドで自主レーベルですべて自分たちで、頑張ってのし上って来たバンドだそうです。注目されたのは日本テレビの「ゆとりですがなにか」の主題歌に使われた「拝啓いつかの君へ」です。

「ゆとりですがなにか」の主題歌「拝啓いつかの君へ」にも「いつまでも白い羽根」の主題歌「一瞬も一生もすべて私なんだ」もメッセージ性の強い曲で、それが感覚ピエロの特徴でもあると言われています。

決め台詞のように歌詞に「あんたの正義は一体なんだ?」と突き付けられるとドキッとするという意見もありました。こちらは「ゆとりですがなにか」の主題歌ですが、「いつまでも白い羽根」の主題歌「一瞬も一生もすべて私なんだ」も「誰かが決めた正解に惑わされ」という歌詞に最終回に看護師を目指す4人の生きざまが描かれているという意見もありました。
 

最終回直前、伊藤沙莉演じる千夏が自分の中の譲れない正義を曲げられなくて、最後の実習をリタイアし、学校もやめてしまいます。佐伯もお金は入れてくれる夫に我慢していれば裕福な生活は保障されていました。

けれどそんな「誰かが決めた正解」ではない道に歩き出した衝撃の結末に向かった彼女たちの心情をこの歌はとてもよく表現していると解説する人もいます。「ゆとりですがなにか」のドラマも自分の道を探すそんなドラマでした。

感覚ピエロの歌は「道に迷う人に何らかのヒントを与えてくれる」「インディーズだからこそ、自分たちの歌いたい歌詞を自由に歌える」そういう感想もあります。正解を探すより自分の中の正直な気持ちに寄り添う歌詞で、「いつまでも白い羽根」のドラマにとてもあっています。

いつまでも白い羽根のネタバレ感想まとめ!

「いつまでも白い羽根」の感想は良かったというものも多かったですが、「折れる所は折れないと世間は渡って行けない」そんな意見も多く見受けられました。特に最終回直前に千夏が出した答えは賛否両論でした。正しい事を言えない代わりに得る看護師の道。

「組織の中で仕事をしたことのある人は、何度もそんな場面に出会っているだからこそ、千夏のように自分の正義を通すことが出来たのはある意味羨ましい」そう言う声もありました。

看護師という社会を目指す女性たちのお話でしたが、このドラマは人と接して生きる人であれば、誰もがぶつかるテーマです。感覚ピエロの主題歌も世の中の矛盾に「それでいいのか?」と問いかけているようだという人もいます。

難しいテーマですが、テーマをもう一度考えながら自分の生きる道を選択した女性たちを感覚ピエロの歌をかみしめながらもう一度「いつまでも白い羽根」を見ると、違う視点も見えてきます!

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