カラマーゾフの兄弟のドラマキャストを紹介!最終回のあらすじ・結末をネタバレ

テレビドラマ「カラマーゾフの兄弟」のドラマ版キャストやあらすじを紹介します。原作は1880年に出版されたロシアの作家フョードル・ドストエフスキーの小説で、イギリスの作家であるサマセット・モームは『世界の十大小説』のひとつに挙げています。ドラマでは、舞台背景を現代日本にアレンジし、現代日本の物語として描かれています。話題となったドラマ版「カラマーゾフの兄弟」のあらすじやネタバレを含む最終回での結末についても紹介していきます。

カラマーゾフの兄弟のドラマキャストを紹介!最終回のあらすじ・結末をネタバレのイメージ

目次

  1. カラマーゾフの兄弟のドラマキャストが気になる!
  2. カラマーゾフの兄弟のドラマキャストを紹介!
  3. カラマーゾフの兄弟のドラマ最終回のあらすじを結末までネタバレ!
  4. カラマーゾフの兄弟のドラマを最終回まで観た感想を紹介!
  5. カラマーゾフの兄弟のドラマキャストまとめ!

カラマーゾフの兄弟のドラマキャストが気になる!

2013年にフジテレビ系で放送されたドラマ「カラマーゾフの兄弟」について紹介していきます。物語の中心となる黒澤家に豪華キャストが集い、話題となりました。カラマーゾフの兄弟の主役となる黒澤家の次男・勲には市原隼人さん、長男・満には斎藤工さん、三男・涼には林遣都がキャスティングされ、その他のキャストも演技派が揃っています。ここではネタバレを含む最終回での結末についても紹介していきます。

カラマーゾフの兄弟のドラマキャストを紹介!

斎藤工/黒澤満

ドラマ「カラマーゾフの兄弟」で黒澤満のキャストは斎藤工さんです。黒澤満は、黒澤家の長男ながら失業中で遊び人の役です。過去に投資に失敗し多額の借金を背負っており、その返済のために文蔵に遺産の生前贈与を要求しています。原作の小説版「カラマーゾフの兄弟」ではドミートリイ(ミーチャ、退役軍人)の役に当たります。

市原隼人/黒澤勲

ドラマ「カラマーゾフの兄弟」の主人公である黒澤勲のキャストは市原隼人さんです。黒澤勲は、黒澤家の次男にしてエリート弁護士の役です。司法試験に合格し東京の弁護士事務所で働いています。また、趣味として「汚れた血族」いう題名の小説を執筆しています。原作の小説版「カラマーゾフの兄弟」ではイヴァン(ワーニャ、理科大出身の知識人)の役に当たります。

林遣都/黒澤涼

ドラマ「カラマーゾフの兄弟」で黒澤涼のキャストは林遣都さんです。黒澤涼は、黒澤家の三男で医科大学に通う4回生の役です。恩師から精神医学の重要性を学び、精神科医を目指しています。原作の小説版「カラマーゾフの兄弟」ではアレクセイ(アリョーシャ、修道僧)の役に当たります。

吉田鋼太郎/黒澤文蔵

ドラマ「カラマーゾフの兄弟」で黒澤文蔵のキャストは吉田鋼太郎さんです。黒澤文蔵は、黒澤勲ら三兄弟の父で黒澤家の当主にして黒澤地所の社長です。資産家ながら非常に感情的な性格で暴力的であり、近隣から悪評が立つほどのレベルです。原作の小説版「カラマーゾフの兄弟」ではフョードルの役に当たります。

安藤サクラ/黒澤詩織

ドラマ「カラマーゾフの兄弟」で黒澤詩織のキャストは安藤サクラさんです。黒澤詩織は、黒澤文蔵の後妻で黒澤勲、黒澤涼の母親ですが、20年前に手首を切る形で自殺をしています。原作の小説版「カラマーゾフの兄弟」ではソフィヤの役に当たります。

高梨臨/遠藤加奈子

ドラマ「カラマーゾフの兄弟」で遠藤加奈子のキャストは高梨臨さんです。遠藤加奈子は、黒澤満の彼女で市長の娘という役です。満の才能に惚れ込み、無職の満に金銭的な援助をするほか、満の将来を案じて勲に相談なども行っています。原作の小説版「カラマーゾフの兄弟」ではカチェリーナ(カーチャ)の役に当たります。

松下洸平/末松進

ドラマ「カラマーゾフの兄弟」で末松進のキャストは松下洸平さんです。末松進は、黒澤家の家事全般を担当している使用人という役です。ネタバレとなりますが、物語の結末では彼も黒澤文蔵の子だということが明らかになります。原作の小説版「カラマーゾフの兄弟」ではスメルジャコフ(使用人、コック)の役に当たります。

渡辺憲吉/小栗晃一

ドラマ「カラマーゾフの兄弟」で小栗晃一のキャストは渡辺憲吉さんです。小栗晃一は、黒澤文蔵の秘書という役です。原作の小説版「カラマーゾフの兄弟」ではグリゴーリイ(老使用人)の役に当たります。

小野寺昭/園田志朗

ドラマ「カラマーゾフの兄弟」で園田志朗のキャストは小野寺昭さんです。園田志朗は、黒澤涼が通う医科大学の教授という役です。専門は精神医学で、涼が精神医学を志すきっかけとなった人物です。原作の小説版「カラマーゾフの兄弟」ではゾシマ(修道院の長老)の役に当たります。

芳賀優里亜/吉岡久留美

ドラマ「カラマーゾフの兄弟」で吉岡久留美のキャストは芳賀優里亜さんです。吉岡久留美は、黒澤文蔵の愛人という役割です。原作の小説版「カラマーゾフの兄弟」ではアグラフェーナ(グルーシェンカ)の役に当たります。

滝藤賢一/入江悟史

ドラマ「カラマーゾフの兄弟」で入江悟史のキャストは滝藤賢一さんです。入江悟史は、県警の刑事部刑事という役割です。黒澤文蔵が殺された事件を捜査し、特に三人の息子、黒澤満、黒澤勲、黒澤涼を容疑者とし、執拗に取り調べを行っています。

カラマーゾフの兄弟のドラマ最終回のあらすじを結末までネタバレ!

最終回に至るまでのあらすじ

黒澤家の当主、黒澤文蔵は不動産業と建設業を営む地元の名士として有名でした。一方、ビジネスではその権力を活かした不平等な契約を押し付けたり、本人の横暴な性格などもあり、表立って批判するものこそいないが、街中から嫌われている存在でもありました。

黒澤文蔵には三人の息子がいました。失業中で借金を抱えた長男、黒澤満。東京の弁護士事務所で働く次男、黒澤勲。医科大学に通う三男、黒澤涼。彼らともまた黒澤文蔵は不仲でした。

1月14日、黒澤文蔵が何者かによって殺されているのが発見されました。第一発見者は三男の涼で、三人とも容疑者として連行され、取り調べを受ける事となりました。

刑事は、三人の兄弟それぞれに殺害の動機があると見ていました。一つは20年前に自殺した黒澤勲、黒澤涼の実母、黒澤詩織の存在。満は実の子ではありませんでしたが、詩織は分け隔てなく接していました。その詩織はビジネスのために黒澤文蔵の命令で体を売ることがあり、それが苦になったのか黒澤邸内で手首を切って自殺したのでした。

取り調べが進み、黒澤文蔵が撲殺される前に、何者かによって階段から突き落とされて意識を失っていた黒澤文蔵の秘書、小栗晃一が目を覚ましました。晃一は事件当日、満が文蔵に殴りかかっており、仲裁に入った際に突き飛ばされた、と証言したのです。また、文蔵の爪の間から満のDNAが発見され、満が逮捕される事となりました。

さらに取り調べが進み、当日家にいたはずの使用人である末松進が、その間体調不良で倒れていた原因も明らかになります。原因はトリカブトによる食中毒でした警察は「満が使用人にトリカブトを盛って排除し、秘書を突き落として犯行に及んだ」といった方向で捜査を進めます。

次男の勲は、逮捕された長男の満と面会するも満から罵られます。それでも三男の涼は、満は無実だと信じて関係者に会いに行くなど行動を起こします。その涼に動かされる形で勲は弁護士として満に面会します。そして父親への積年の殺意を語る満に、自分も心の中では殺意があったことを話し、兄を弁護することを宣言します。

涼は過去に黒澤家に務めていた使用人を訪ね、文蔵にはもう一人子供がいたこと、そしてその子供が父親である文蔵を憎んでいたことを知ります。その子供の写真を手に入れた涼は急いで警察へ向かいました。そして同時刻、勲は一連の事件の中で末松の証言が怪しいと感じ、末松を問い詰めました。すると末松は自分が文蔵の子供であり、文蔵を殺害したことも認めました。

最終回のあらすじネタバレ

最終回は、真犯人である末松の自白から始まります。末松はかつて黒澤文蔵に自分の出生を打ち明けてはいましたが、文蔵は全く取り合おうとはしませんでした。その後、成長し黒澤家へ使用人として入った際も文蔵は全く気づきませんでした。

実の兄弟として近くから観察していた末松は、長男の満と三男の涼に落胆します。一方で勲に対して憧れに近い感情を抱いており、それを決定的にしたのが勲の小説を盗み見たときでした。末松は勲に代わって文蔵を殺すことを心に決めたのです。

事件当日、自作自演で食中毒を偽装し、電話で満を呼び出し、トラブルを誘発することで満に文蔵を殺すように仕向けました。しかし予定外に早く帰ってきた秘書、小栗晃一に止められます。満は突き飛ばされた小栗の倒れた姿を見て逃走したため、末松が満の指紋のついた凶器で殴打して文蔵を殺したのだと勲に話しました。

末松は勲のために行った犯行だと言いますが、その末松を勲は否定し拒絶します。一方的に憧れ、信じていた勲に否定された末松は逆上して勲に襲いかかりますが、殺すことは出来ず末松は逃走します。逃走した末松は、自殺した状態で発見されました。末松は勲に対して自白はしましたが、その後自殺してしまったため、満の裁判はそのまま行われることになりました。

数年後、勲の弁護で満の無罪が確定します。三兄弟は揃って両親の墓参りに行った後、それぞれの道へ別れていきました。

カラマーゾフの兄弟のドラマを最終回まで観た感想を紹介!

ここでは、ドラマ「カラマーゾフの兄弟」を最終回まで観た人の感想を紹介します。ネタバレやあらすじ、物語の結末などを含む場合がありますのでご了承ください。

今回のドラマ版「カラマーゾフの兄弟」を視聴したあと、原作のドストエフスキー版「カラマーゾフの兄弟」に対しても興味を持ったといったような感想は、この方以外にも複数いらっしゃいました。原作も掘り下げたいと思わせる魅力があったのだと思われます。

非常に重厚なドラマで、一般的な明るいドラマや恋愛ドラマとは違ったドラマであった点を評価する声も多かったです。また、各キャストの演技に対する良い意味での感想も数多く見受けられました。特にこの方の感想にもあります吉田鋼太郎さんは、この「カラマーゾフの兄弟」での演技で第76回ザテレビジョンドラマアカデミー賞の助演男優賞を受賞しています。

ドラマ版「カラマーゾフの兄弟」は2013年の作品ですが、2018年に放送され、流行語大賞にノミネートされるほどの人気となった「おっさんずラブ」で共演している林遣都さんと吉田鋼太郎さんに注目している旨の感想が非常に多く見受けられました。

カラマーゾフの兄弟のドラマキャストまとめ!

ネタバレ込みで、ドラマ「カラマーゾフの兄弟」をあらすじから最終回の結末まで含めてご紹介いたしました。このドラマは2013年の作品ですが、放送後に更に人気になったキャストが非常に多く、実力派の役者が揃った作品だったと言えます。ロシア文学を原作にしながら、あらすじから結末まで日本を舞台に変更されたことで、原作のネタバレがあったとしても、ドラマ版の犯人は誰かという点でも楽しむことが出来る作品です。

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