2018年11月25日公開
2018年11月25日更新
クライシスの続編は映画化?最後の敵は小栗旬?今後の展開や伏線を予想
関西テレビ制作・フジテレビ系のドラマ「CRISIS(クライシス) 公安機動捜査隊特捜班」は、小栗旬さん主演で2017年4月から6月まで全10話が放送されています。「クライシス」は、国家を揺るがす大事件に立ち向かう特捜班のハードボイルドな展開や、ハリウッド映画並みのアクションシーンが視聴者に支持されています。最終話では何気に後味を残す展開に、視聴者からドラマや映画化などの続編の声が寄せされています。続編の呼び声高い「クライシス」について迫っていきます。
目次
クライシスの続編は映画化?真相に迫る!
近年、視聴率低迷が続くフジテレビドラマで「クライシス」(2017年春のドラマ)は、前評判では爆死確定と言われていましたが、蓋を開けてみると思わぬ健闘を果たし視聴者の好評を得ることとなります。ドラマの展開は「水戸黄門」に代表する勧善懲悪ストーリーではなく、後味の悪さを残す異色展開が話題となり続編も期待されています。
「クライシス」の主要キャスト陣は、小栗旬さん・西島秀俊さん・田中哲司さん・野間口徹さんという渋い顔ぶれに紅一点の新木優子さんとなっています。サブキャストやゲストも実力派俳優が多数出演しています。原案・脚本は、直木賞作家である金城一紀が担当しています。第8回「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」で、稲見朗役の小栗旬さんが主演男優賞、大山玲役の新木優子さんが新人賞を受賞しています。
金城一紀さんについて
「レヴォリューションNO.3」で小説現代新人賞を受賞後、半自伝小説「GO」が直木賞を受賞しています。翌年に映画化された「GO」は、国内の映画賞を総なめにしています。テレビドラマ2007年「SP 警視庁警備部警護課第四係」や2017年「奥様は、取り扱い注意」で脚本・原案を担当しています。2014年には「BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係」でザ・テレビジョンドラマアカデミー賞脚本賞を受賞しています。
「クライシス」について金城一紀さんは、テレビドラマでやれるギリギリまで攻めることができ、脚本家としての代表作になったと語っています。そして、「クライシス」の見所である俳優自身が行うオウンスタントは、世界に誇れるアクションだと太鼓判を押しています。これだけ骨太で熱いドラマだと、自然と続編を期待してしまいます。
クライシスを制作した関テレとは?
「クライシス」はフジテレビ系列の関西テレビ(通称:関テレ)が制作しています。草彅剛主演の2017年ドラマ「嘘の戦争」は、視聴率低迷が続くフジテレビのドラマで健闘したそうです。他にも2006年「アンフェア」、2006年「結婚できない男」、2008年「チーム・バチスタの栄光」など見応えあるドラマを制作しています。しかし評価が高くとも、視聴率に結びつかないドラマもあり少々残念です。
関西テレビのドラマ制作は、紆余曲折を経て限りある制作費の中で自社制作ドラマのノウハウを築いていきます。社内制作を進めたことで優秀な脚本家や監督が育成されたからこそ、続編制作ができてもおかしくないぐらいの力を兼ね備えたと言えます。このようなシステムを経て関西テレビだけが、プライムタイムに地方局で唯一全国放送のドラマ枠を持つこととなります。
不定期に続編が制作された「アンフェア」
関西テレビ制作の「アンフェア」は終了後、ドラマの続編となるスペシャルドラマ、映画、スピンオフドラマが制作されているので、続編情報がない「クライシス」も同じ経緯で続編が制作されるのを期待します。
キャスト、スタッフの意気込み
「クライシス」の見所である激しいアクションシーンの実現のため、小栗旬さん&西島秀俊さんは撮影が開始する1年前から、「カリ・シラット」という武術を習得している金城さんのもとで訓練をしています。小栗旬さんは、アクションシーンについて「最大限のチャレンジはできている」と胸を張るが、西島秀俊さんは「もっと質の高い動きを求められ、日々へこむ毎日です」と語っています。
主演の小栗旬さんは、特捜班という組織を紹介するためだけに巨大なセットを建てた関西テレビに「狂ってるな、関西テレビ」と思ったそうです。関西テレビが、「クライシス」にかける意気込みが伺えるエピソードです。
カリ・シラットについて
「カリ・シラット」とは、近年アクション系のドラマや映画で採用されています。「カリ・シラット」とは東南アジアで行われる伝統的な武術です。武術習得だけでなく、礼節や他人への思いやりを身に付け、心豊かに生きる事を理想としているそうです。とても奥が深そうな武術です。
金城一紀さんが脚本・原案を担当したテレビドラマ2007年「SP 警視庁警備部警護課第四係」や2017年「奥様は、取り扱い注意」で「カリ・シラット」は採用されています。
クライシスとは?
クライシスの要となる警視庁公安部公安機動捜査隊特捜班とは?
まず、ドラマのタイトルとなっている公安について説明します。警察組織は、「刑事組織」と「公安警察」に分けられ、警察は殺人事件や民間の犯罪を取り締まる役割となる「刑事組織」に属しています。「公安警察」は反社会的活動を取り締り、日本の治安を維持することを役割としています。漫画&アニメでお馴染みの「名探偵コナン」の安室徹も公安です。
「公安機動捜査隊特捜班」ではなく「公安機動捜査隊(略称:公機捜)」は実在し、警視庁の公安部に所属しています。公機捜の任務は、爆弾テロやゲリラ事件の初動捜査や時限発火装置や爆薬の分析等の鑑識活動も行います。「クライシス」は、実在する「公安機動捜査隊」の任務がリアルに追及しています。公安に所属する警察官は、自身の職業を家族に秘密にしています。シビアな職業です。
クライシス、メインキャスト紹介
稲見朗(演・小栗旬さん)は自衛隊員で第1空挺団に所属していた頃、ある特殊任務が原因で除隊となり現在に至ります。警察での階級は巡査部長です。女性に奔放な稲見ですが、行きつけのバーで知り合った女性と真摯な交際をします。
出典: https://asajo.jp
田丸三郎(演・西島秀俊)は、ある事件を契機に公安部外事課所属から異動となり、その後特捜班に引き抜かれるという経緯を辿っています。警察での階級は巡査部長です。鍛冶に「修行僧みたいな顔をしている」と言われるほど生真面目な田丸は、潜入捜査をさせている男の妻に密かな想いを寄せています。
吉永三成(演・田中哲司さん)は特捜班班長で、警察での階級は警部です。元・警視庁捜査一課の刑事で、取り調べのスキルは特捜班でも生かされています。しかし、私生活では妻子と別居中です。
樫井勇輔(演・野間口徹さん)は、機動隊爆発物処理班を経て現在に至っています。警察での階級は巡査部長です。抜群の嗅覚を持ち、匂いが色分けされて見えるという「共感覚」の持ち主であり、その能力は捜査に役立つこともあります。
大山玲(演・新木優子さん)は、サイバー情報分析のスペシャリストであるが、高度な格闘技術で犯人を制圧することもあります。警察での階級は巡査部長です。かつては、凄腕のハッカーとしてならしていた過去があります。
クライシス、サブキャスト紹介
公安機動捜査隊特捜班の創設者である鍛冶大輝役に長塚京三さん、梶野の忠実な部下である青沼祐光役に飯田基祐さん、公安部協力者である林智史役に眞島秀和さん、林の妻・千種役に石田ゆり子さん、女性関係に奔放な稲見が惹かれた松永芳役に野崎萌香さんとなっています。続編が決定した際、メインキャストに絡むサブキャストがどうなるか話題となるでしょう。
クライシス、あらすじ概要紹介
格闘技や情報収集に卓越した特捜班のメンバーが、国家を混乱に陥れようとするテロに立ち向かっていきます。1話完結形式のドラマですが、真の正義を志す平成維新軍や新興宗教団体「神の光教団」の数話に跨る続編エピソードが織り込まれています。9~10話で、フラッシュバックのように挿入された稲見の過去が判明していきます。
硬派なアクションドラマですが、誰にも言えない極秘任務を背負っている特捜班メンバーの心情も描かれています。仕事とプライベートの区別を付けている稲見は、過去の就いた特殊任務がきっかけで心に傷を負っています。そんな稲見の恋模様がさりげなく描かれています。田丸は、新興宗教団体「神の光教団」に潜入させている林の妻・千種に密かな恋心を抱いてます。
クライシスに続編は映画化?ドラマ最終回から考察!
骨太ドラマ「クライシス」は視聴率が一桁に落ちた回もありましたが、昨今の地上波ドラマ離れの中で健闘したドラマだと言えます。最終話、事件は解決するものの、特捜班のメンバーらそれぞれの正義感が揺らいでしまいます。これで終わりかと思いきや、緊急ニュースが入ったという意味深な展開のラストシーンは視聴者の好奇心を刺激し、ドラマか映画化続編を期待するという声が爆増することとなります。
現時点で「クライシス」の続編情報は未定です。仮に続編があったとしても、売れっ子俳優の小栗旬さんや西島秀俊さんなど特捜班メンバーのスケジュールを抑えるのは大変です。ハリウッド映画に匹敵するようなアクションを展開するドラマなので、撮影にかかる準備も大掛かりになるはずです。大人の事情も加味しても、ドラマか映画化どちらかで続編を制作するにしても相当の時間を要するはずです。
ちなみに金城一紀さんが手掛けた「BORDER」も「クライシス」同様衝撃的なラストシーンで終わりましたが、ドラマ終了3年後に続編がスペシャル版で放送されています。金城一紀さんが手掛けたドラマは、続編が制作できるほど評価が高いので、「クライシス」の続編があるのを気長に待ちます。
小栗旬さん、フジに絶縁宣言の噂?続編はどうなる!
「クライシス」4話の冒頭シーンでの北朝鮮のニュース映像を制作局の関西テレビがカットしています。当時、情勢が緊迫していたことがカットの理由です。「クライシス続編」に動きがないのは、そのような行為をした関西テレビ・フジテレビに小栗旬さんが絶縁宣言したことが理由だと噂になっています。小栗さんサイドは否定しています。
小栗旬さんは、「やっちゃいけないことが多すぎて。テレビがおもしろくなくなるのはやだなって」と某バラエティー番組で本音を吐露しています。規制が多くなると続編を制作しようとする意欲もなくなる恐れもあるので、小栗旬さんのドラマ作りに対する真摯な気持ちも理解できます。
クライシスの今後の展開や伏線を予想考察!最後の敵は小栗旬?
国家を揺るがす事件に立ち向かう特捜班メンバーは、善と悪の狭間に苛まれながら最終回を迎えます。「クライシス」のラストとなる緊急ニュースが入ったというシーンが、続編に繋がるかもしれない今後の展開のキーポイントになると想像できます。
緊急ニュースの前に、正義と悪の狭間で揺れ動く特捜班メンバーの個々のシーンがあります。ラストの緊急ニュースと特捜班メンバーの誰かが、何かしら関わっているという展開も考えられます。一番わかりやすいのは、某国のスパイを接触した田丸かなと想像します。クオリティの高いドラマなので、続編のネタには尽きないはずです。
最後の敵は小栗旬?
ラストの緊急ニュースの内容も気になりますが、その前の虚無感に陥っている稲見が無視した恋人?松永からの電話も気になります。続編では、女性関係に奔放な稲見が真摯に付き合い始めた松永に危機が迫ったことにより、稲見が特捜班の敵になるという展開が一番面白そうです。
もし続編があるなら、金子一紀さん脚本の映画「SP 革命篇」での岡田准一さんVS堤真一さんの鬼気迫るアクションを超えるような小栗旬さんVS西島秀俊さんのアクションを期待します。まだ見ぬ続編の宣伝で、小栗旬さんVS西島秀俊のアクションがあるだけで釘付けになりそうです。
クライシスの続編や映画化を期待する声を紹介!
CRISIS 公安機動捜査隊特捜班って続編ないのかな~?
— すもも (@2015Ciel) November 16, 2018
2017年に終了後、1年経っても「クライシス続編希望」というツイートがあるのは喜ばしいことです。
ほんとそれな!!!ほんとうにそれ!!!crisisみてから新木優子ちゃんだいぶ推し。続編やってほしい…
— オズ (@chihirohijikata) November 14, 2018
イケメンで演技派の小栗旬さん&西島秀俊さんのアクションには、一見の価値があります。もし続編があるなら、小栗旬さん&西島秀俊さんのパワーアップしたアクションを期待します。そして、カワイイだけを売りにしていない新木優子さんも注目です。大人の事情もあると思いますが、様々なクラシス(危機)を乗り越えた先に続編があることを願っています。
CRISISは小栗さんの作品では1番好き。BORDERも良いけど、CRISISの方が不条理さの表現の仕方が好きかも。あと、音楽が澤野さんだったのは大きい。映画や続編なくてもスペシャル期待してたけどなさそうだなぁ。。
— ak1ra (@ak1rak1ra) November 12, 2018
クオリティの高い「クライシス」は、10話で終わってしまうのは勿体ない続編必須のドラマです。ドラマ、スペシャル版、映画化どんなケースでもいいから、続編を制作してほしいと言う意見もあるのも頷けます。
クライシス最終話の小栗旬vs金子ノブアキはリアルタイムで観てたら相当盛り上がったんじゃないかな。まさにクローズゼロ2だわ。あの最後の闇落ちを匂わせるシーンは続編か映画化を期待してしまうんだけど動きが無いね
— ぱすかる (@rowser0120) November 13, 2018
意味深な展開のラストに反応して、「クライシス続編期待」や「クライシス続編は映画化を期待」の声があるものの実際には動きがないのが非常に残念です。
小栗旬主演『CRISIS』公式ブログ更新"いったん最後"報告に続編期待の声続々 #CRISIS #小栗旬
— 【公式】マイナビニュース・エンタメ (@mn_enta) June 19, 2017
https://t.co/IXow4FzbbI
「クライシス」の公式ブログはドラマ終了後「一旦、最後となります」と報告後、更新は終了となっています。続編を匂わせるような?「一旦、最後となります」と報告されたので、「クライシス」続編は、ドラマか映画化どちらかの報告を待っているファンは多いはずです。
「クライシス」関連のレビューサイトでも好意的な意見が多く、ドラマか映画化どちらかで続編期待の声が多いです。好意的な意見が多かったものの、視聴率に直結しなかったのは残念です。その場限りの続編を制作するのではなく、海外ドラマのように数シーズンかけてやって欲しいドラマです。
クライシスの続編についてまとめ!
ネット配信などにより、手軽に低価格で海外ドラマが観やすくなっているせいか地上波のドラマ離れが加速しています。そんな中、地道に骨太なドラマを制作している関西テレビの「クライシス」は視聴者から好評を受けます。多くを語らないストイックで後味の悪い展開は、視聴者の好奇心を刺激し番組終了後には続編希望の声が続々と寄せられています。現時点では残念ながら、「クライシス」の続編は未定です。
「続編希望」の声が挙がるぐらい「クライシス」はクオリティの高いドラマです。いつ続編があるか不明ですが、未見の方には是非お薦めします。DVD・Blu-rayはレンタル&リリース中です。FODプレミアムやネットフリック等でネット配信もしています。