リバースのドラマキャストとあらすじ・結末をネタバレ!犯人や原作との違いは?

2017年の春頃にTBSで放送されていたドラマ作品「リバース」は、まだ記憶に新しいドラマです。原作は湊かなえさんが書かれていて、豪華なキャストが演じるということで期待されていた作品です。主人公を演じる藤原竜也さんが二枚目ではなく三枚目を演じることでも話題になった「リバース」ですが、この「リバース」のドラマキャストやあらすじの結末や犯人をネタバレで紹介していきます。また原作との違いも紹介していきます。

リバースのドラマキャストとあらすじ・結末をネタバレ!犯人や原作との違いは?のイメージ

目次

  1. リバースのドラマネタバレが知りたい!
  2. リバースのドラマ作品情報
  3. リバースのドラマキャスト一覧
  4. リバースのドラマあらすじをネタバレ解説!
  5. リバースの犯人は誰?ドラマ結末をネタバレ解説!
  6. リバースのドラマと原作の違いを調査!
  7. リバースを見た人の感想をネタバレ紹介!
  8. リバースのドラマネタバレまとめ!

リバースのドラマネタバレが知りたい!

「リバース」は原作には出ていないドラマだけのオリジナルキャラクターが存在します。そのキャラクターは武田鉄矢さんが演じる小笠原敏雄なのですが、最後まで見逃せないキャラクターになっています。また物語は誰が犯人か分からないほど伏線が多くて、その伏線を回収して最後の最後で犯人が分かるというものです。なので毎回推理をしながら答え合わせを楽しんでドラマを観る人達が多かったようです。

この物語は、3年前の事故死に関わる人間模様が人間の心理が見え隠れします。そこをキーワードになるコーヒーが、どんな風に関わるのかをネタバレで紹介していきます。結末まで分からない犯人ですが、事件を追えば追った分だけ深瀬の親友だった広沢の本当の姿が見えてきて、そちらも興味深い作品です。また原作とドラマとで違う部分なども合わせて、あらすじも詳しく紹介していきます。

リバースのドラマ作品情報

「リバース」のドラマは始まる前から色々と噂されていました。深瀬和久を演じる藤原竜也さんがダサい男を演じることでも注目を浴びる作品となっていました。そんなドラマには、ドラマオリジナルのキャラクターが存在します。武田鉄矢さんが演じる小笠原敏雄さんです。原作にはない人物をどんな風に演じるのか、湊かなえさんが描くヒューマンミステリー、ドラマだけの話もあり面白い作品です。

ネタバレのあらすじになりますが「リバース」のドラマは、原作では書かれていない結末が存在します。ドラマにある結末はドラマだけに存在するオリジナル部分になります。その結末が楽しみにされている方もいれば、原作のままが良いという方も居ますが、最後まで観ていただいて決めてみてはいかがでしょうか。「リバース」のドラマでは多くの付箋が回収されて「リバース」というタイトルに紐づくので確認してみてください。

金曜ドラマ『リバース』|TBSテレビ

リバースのドラマキャスト一覧

深瀬和久/藤原竜也

深瀬和久は、自分には存在価値がないとコンプレックスを抱いています。そんな彼の特技は、美味しいコーヒーを淹れることでした。この物語の主人公ですが、どこか頼りない憎めない感じの彼に彼女が出来ることで少し自信がつきます。自信が出来てきて、これからという矢先に過去の事件で告発文が彼女のところに届きます。

この告発文の犯人を捜すために過去の事件と向き合っていくうちに数々の秘密を知っていくことになります。このオドオドした主人公を演じるのが俳優の藤原竜也さんです。藤原竜也さんと言えば、カイジやデスノートなどで追い詰められて絶叫する役ばかり演じる俳優さんですが「リバース」のドラマでは、オドオドした冴えない主人公を演じます。

きれいな顔立ちで二枚目俳優とされている藤原竜也さんが、湊かなえさんの描く「リバース」の深瀬和久をドラマで演じるのか楽しみにされていました。実際にドラマで「リバース」が始まると「オドオドした不器用でさえない深瀬和久にしか見えない」や「演技が演技に見えない」といった藤原竜也さんの演技を褒める言葉が上がりました。

原作「リバース」を書いた作者の湊かなえさんが目の前に深瀬和久が居ると言ったぐらいの藤原竜也さんが演じる深瀬和久は素晴らしいものです。ドラマでは最後の結末まで飽きることなく、犯人は誰なのか、原作とは違った結末を観るのも、どこか憎めないオドオドした深瀬和久を演じる藤原竜也さんだからこそを楽しめるのではないでしょうか。

藤原竜也さんと戸田恵梨香さんは、「デスノート」から11年ぶりの共演らしいですが、こちらも月日を感じさせない息ピッタリ感があり「デスノート」の2人と「リバース」の2人は違ったものがあります。戸田恵梨香さんは「久しぶりに会って恥ずかしかった」と言われてましたが、久しぶりの共演は楽しかったようでイヤミスの女王が自分の作品で、初めて笑えるような作品になっていると太鼓判を押されています。

また藤原竜也さんが作り上げた深瀬和久の姿に湊かなえさんも戸田恵梨香さんも絶賛されているので、ドラマの「リバース」で藤原竜也さん演じる深瀬和久が増々興味津々です。色々な役をされている藤原竜也さんは、最近でも映画「億男」でも良い意味での裏切りがあるので、本当に観ていて飽きない俳優さんです。

広沢由樹/小池徹平

広沢由樹は、ひと言でいうと凄く良い人です。良い人ですが、自分を誰にも見せません。親友ならば知っているだろう好き嫌いも知らない謎多き人物です。しかし結末まで、その真実が見え隠れする状態が重要になってきます。そんな広沢由樹を演じるのは小池徹平さんです。小池徹平さんと言えば解散してしまいましたがウエンツ瑛士さんと一緒にやっていたWaTが有名です。

アイドル歌手として扱われるのがイヤだと言って路上ライブで経験を積んだ持ち主です。紅白ではトラブルにあいながらも路上ライブの経験が、その場の危機を乗り切って成功したように感じます。そんな小池徹平さんは今「大恋愛~僕を忘れる君と~」に出演されています。「リバース」の2人だ!と話題になりましたが、話題を良い意味で裏切るように憎めないけどもヒドイ役をされています。

「リバース」では恋人だった2人ですが「大恋愛~僕を忘れる君と~」では少し違った関係のようです。「リバース」とは違う2人を楽しむのも良いのではないでしょうか。そんな「リバース」では、ネタバレで、あらすじを読んでも難しいくらい伏線がたくさん散りばめられています。その伏線を回収して広沢由樹の事件の真相を、原作とは違った結末を犯人を捜してみてはいかがでしょうか。

また小池徹平さんは、ブロードウェイのミュージカル「Kinky Boots」の日本版で、チャーリー・ブライス役を演じていますが素晴らしいと言われています。2016年に上演されて、再演を熱望されていましたが、やっと2019年に再演されるようです。FNS歌謡祭で演じていましたが、ミュージカルの一部だけを切り取っただけでも迫力満点でした。数々の活躍の幅を広げている小池徹平さんの今後が楽しみと話題です。

越智美穂子/戸田恵梨香

越智美穂子は、深瀬和久の彼女であり広沢由樹の彼女でした。広沢由樹と越智美穂子は高校の同級生で、たまたま遅刻した2人は一緒に缶コーヒーを飲むだけの仲です。そのまま高校では発展なく、大学生で再会を果たして恋人になります。2人は、結婚する予定でしたが広沢由樹が事故死をしたことで関係は終わります。広沢由樹が大好きだった越智美穂子は葬式には行けず心が落ち着いた3回忌に顔を出します。

広沢由樹のことを聞きたくてゼミのメンバーに近づいた越智美穂子は、広沢由樹を特別な存在だと言っていた深瀬和久にも近づいて恋人になります。そこから物語が深まっていくのですが、この越智美穂子を演じるのが戸田恵梨香さんです。戸田恵梨香さんと言えば、LIAR GAME 神崎直やSPECの当麻紗綾など役にとって雰囲気の違うカメレオンのような素晴らしい女優です。

今話題の「大恋愛~僕を忘れる君と~」も若年性アルツハイマー型認知症と難しい役に挑戦されています。「大恋愛~僕を忘れる君と~」は、ムロツヨシさんが出るから脚本を変えたと言われており、以前「同棲恋愛あるある」で恋人役をされてる2人の掛け合いは面白いものです。「リバース」ではミステリー作品でシリアスになりますが、また違った雰囲気で楽しめる作品のようです。

告発文を出したのは越智美穂子ですが、10年前の事故と結びつくまでハラハラドキドキしてしまうのは戸田恵梨香さんの演技力のように感じます。この作品の中で大事な存在の越智美穂子を戸田恵梨香さんが結末まで、どのように引っ張るのか、また犯人なのか、色々なことを考えながら観てみるとドラマ「リバース」の奥深さを感じることが出来るのではないでしょうか。

そんな戸田恵梨香さんですが、30歳を迎える前にインスタグラムの投稿していたツイートを削除して話題になりました。ちょうど「大恋愛」のドラマがスタートする頃だったので、話題をつくったのか?とも言われていますが、ただ30歳になる自分への気持ちの区切りだったようで、バラエティー番組に「大恋愛」の番宣でムロツヨシさんと出た時に本人が話をされています。

自分からポジティブに話を繰り広げるキャラクターが気に入られてなのか?2019年秋のNHK朝ドラ「スカーレット」のヒロインに抜擢されています。今後の活躍に目が離せない実力派の女優さんです。

村井隆明/三浦貴大

村井隆明は、県議会議員である父親の秘書をやりながら後継ぎとして政略結婚させられたりと自由に生きることが出来ない人物です。そんな村井隆明が大学生の時に卒業旅行として提案したスキー旅行ですが、言い出した本人は遅刻してしまいます。しかし、この遅刻がなければ、無理矢理「迎えに来い」と言わなければ広沢由樹は亡くなっていないかもしれません。

広沢由樹の亡くなる原因を作る張本人が村井隆明ですが、もしかしたら犯人ではないかと色々な伏線が絡み合って難しい役です。この村井隆明を演じるのは、俳優の三浦貴大さんです。お兄さんに似ているので分かる方も居るかもしれませんが、三浦貴大さんは、三浦友和さんと山口百恵さんの子どもになります。当初は俳優は考えていなかったようです。

そんな彼が、大学で精神保険福祉を学び国家試験を取ろうと実習に行っているうちに向いてないのではないかと考えるようになり色々考えた結果の消去法が俳優という枠です。最近では、お兄さんの三浦祐太朗さんも両親の話をされますが両親の力を借りて今の地位まできたワケではなく、実力で上がってきた方です。消去法でも、形にできない人がいるのが芸能界ではないでしょうか。

そんな中で、七光りを隠されて演技でデビューされていたので同作に出演されていた方々は、あの両親の子どもなんて知らなかったが多いようです。それだけの演技力があるので「リバース」のドラマでイヤな役柄を演じることが出来るのでしょう。自分のことしか考えない村井隆明が、周りを考えてくれていたら広沢由樹は生きていたのかもしれないなど考えながら、ドラマの結末まで観ていくのは楽しいのではないでしょうか。

谷原康生/市原隼人

谷原康生は、上司からのパワハラや不当な人事異動に悩みながらも周囲に言えない明るい人物です。みんなのイメージする自分で居ようとするのですが、学生の頃から恋焦がれていた奥さんが広沢由樹を好きだと知っていた為、広沢由樹に対してだけは嫌悪感をあらわにしていたと考えられます。そんな何処にでも居そうな人物をリアリティに演じるのは、俳優の市原隼人さんです。

色々な作品に出ていますが、ROOKIESが一番印象強いのではないでしょうか。半分青いに出演されていた佐藤健さんやauのCMで浦ちゃんでおなじみの桐谷健太さんも出演されていた野球の作品です。野球のドラマのように熱血的で憎めない少年役が多いイメージの市原隼人さんですが、演じる役に対して熱いのは、どの役も一緒で「リバース」のドラマでは多くの伏線を握っている人物になります。

その伏線によっては、谷原康生は犯人なのかと考えたり、越智美穂子と繋がってるのかと考えたりと伏線の紐解きを楽しみに観ると良いかもしれません。「リバース」のドラマでは、原作のあらすじを知らない人が、結末まで推理をして答え合わせをしながら家族や友達と観た作品と言われています。市原隼人さんのように実力がある俳優さんが集まった作品だからこそ出来たことではないでしょうか。

谷原明日香/門脇麦

村井隆明の妹で谷原康生の妻である谷原明日香は、ドラマだけに存在するオリジナルキャラクターで10年前のスキー旅行に同行していたり、広沢由樹に恋焦がれていたりします。実際には、その頃から想われていた谷原康生と10年後には夫婦になって一児の母親になっています。このドラマの沢山の伏線に繋がるキーパーソンで、この人が犯人なのか?この人を守るために他の人が?と思わせるような場面が見え隠れする人になります。

あらすじネタバレですが結果犯人でも何でもないのは救いです。恋焦がれていた人を殺めるのは、悲しすぎるので犯人ではないのは良かったです。そんなキーパーソンになる役を演じるのは、門脇麦さんです。中学生時代にバレリーナになりたかったらしい門脇麦さんですが、自身で才能がないと諦めたという見極めが清い方です。そんな多感な時期に宮崎あおいさんや青井優さんの出演されている映画を観て女優になりたいと夢見たそうです。

夢見ていた気持ちが覚めなかったので、高校卒業と共に事務所に履歴書を送って今に至るそうですが、バレリーナも体を使って表現するものなので似ているのかもしれません。ちなみに麦という名前は、芸名かと思っていたら本名で「麦のようにどこまでもまっすぐ育ってほしいとの思いで名付けられたそうです。緊急入院するような病気になってもピンと舞台に立っている姿は、踏まれて芽を出す麦のように芯が強い方なのでしょう。

浅見康介/玉森裕太

浅見康介は、高校の社会教師です。真面目な性格の浅見康介は、広沢由樹の事件後は禁酒をしていますが、事故現場では犯人を意識して血痕を消したりと人間の心情が見え隠れしています。それは、広沢由樹の事件の時に呑んだから運転をしないと言っていた罪の意識でしょうか。そんな人間臭い真面目な浅見康介を演じるのは、Kis‐My‐Ft2のメンバーである玉森裕太さんです。

Kis‐My‐Ft2と言えば、ジャニーズでは光GENJIの次にローラースケートを使って踊るグループになります。最近では、メンバーそれぞれ色々な活躍をされているのでKis‐My‐Ft2というグループ名は知らなくても人物は知っている方が居るのではないでしょうか。日本版ドラマ「美男ですね」の曲にKis‐My‐Ft2のデビュー曲が使われており、その「美男ですね」の主人公でドSキャラの桂木慶を玉森裕太さんが演じています。

玉森裕太さんはドラマと映画の「ごくせん」が俳優としてのデビューになります。様々な作品にも出演して、ドラマの主役を演じてきた玉森裕太さんですが「リバース」ではジャニーズと気づかない視聴者が多く、演技が格段と上手になっていたので本業で俳優されている人のようだと話題になりました。

本人の「お兄さん達の背中を見て、たくさん吸収しつつ良い作品に出来るように頑張る」という意気込み通り良い形になったようです。2019年春公開される「パラレルワールド・ラブストーリー」にも、玉森裕太さんは主人公として出演されています。原作者の東野圭吾さんが「今では、もう書けない」「ぶっ飛んだアイデアで良く書いたものだと感心します」と自身のことを言いながら、完成した映画を観て満足されたようです。

「パラレルワールド・ラブストーリー」は2019年春公開ですが、Kis‐My‐Ft2の演技派と言われるようになった玉森裕太さんの今後が楽しみです。Kis‐My‐Ft2は他のメンバーも活躍されていて、2018年のクリスマスイブ~クリスマスにかけてメンバー全員で24時間ラジオされたりと話題を呼んでいます。玉森裕太さんだけでなくKis‐My‐Ft2の今後も楽しみとファンの中では話題となっています。

小笠原俊雄/武田鉄矢

広沢由樹が失踪した事件の担当刑事だったが、この事件で大きく人生が変わってしまった人物です。事故で片付けられそうになったのを「事件性がある」と上司に主張したので、結果的に刑事を辞めてしまったという過去があります。現在はフリージャーナリストとして、広沢由樹の事件を追っているところ深瀬和久と繋がりを持ち、最後まで執念で真実を突き止めます。

この小笠原俊雄は、原作に居そうな雰囲気を漂わせてますがドラマだけのオリジナルキャラクターです。原作で、あらすじを知っている方を良い意味で裏切るスパイスのような役割をしています。そんな小笠原俊雄を演じるのは、武田鉄矢さんです。武田鉄矢さんと言えば「3年B組金八先生」の金八先生イメージが強いですが、元は海援隊というフォークデュオです。

金八先生と言えば「贈る言葉」という卒業式には必ず歌われる定番曲が有名ですが、「贈る言葉」は失恋ソングです。そんな味のある作詞は、武田鉄矢さん本人が書いています。やっぱり、どこか金八先生節があるのでしょうか。金八先生以外でも「101回目のプロポーズ」という恋愛が下手で真面目な役をされています。車の前で「僕は死にましぇん」というセリフは有名です。

「101回目のプロポーズ」は裏話があり、当初は振られて終わるバットエンドだったんですが、武田鉄矢さん演じる役の誠実さに心打たれた視聴者からの要望で、急遽ハッピーエンドになった作品です。そんな誠実さは「リバース」でも出ており、最後の言葉には金八先生を思わせるようなセリフもあったため、ドラマだけのオリジナルキャラクターですが居てくれてよかったという感想もありました。

リバースのドラマあらすじをネタバレ解説!

3年前の事件

あらすじネタバレ注意ですが原作では3年前の事件ですがドラマでは、10年前となっている部分です。少しずつ原作と違う部分がありますが3年前の事件についてドラマでの時系列を基準にネタバレで書いていきます。大学のゼミ仲間5人で卒業旅行に行くのですが主催した村井隆明は遅刻をしていきます。村井隆明を除くメンバーで車の運転が出来るのが広沢由樹と浅見康介の2人で交代で険しい雪山を運転して、なんとか別荘に着きます。

別荘では楽しい時間が流れますが、谷原康生が深瀬和久と広沢由樹にお酒を勧めたことで雲行きが変わります。深瀬和久は、お酒をアレルギーで受け付けないため断り、広沢由樹は苦手だと断ります。しかし谷原康生は断られたことに機嫌を悪くしたため優しい広沢由樹は、お酒を呑み谷原康生の機嫌を取ります。そんな時、無人駅に着いた村井隆明が迎えに来いと連絡をしてきます。

当初は呑んだのでタクシーで来いと言っていたのですが、村井隆明が逆切れをしたため迎えに行くことにします。浅見康介は教師になることを理由に拒否り、ここでも優しい広沢由樹が迎えに行くことになります。そんな広沢由樹の為に深瀬和久は酔いが覚める様にとコーヒーを淹れます。

蜂蜜の入ったコーヒーが好きな広沢由樹の為に来る途中で購入した蜂蜜で、広沢由樹の好きな味に仕上げます。コーヒーを持って迎えに行った広沢由樹は、村井隆明の車を盗んでいた窃盗犯と遭遇します。広沢由樹は、盗られた車を追いかけますがアナフィラキシーショックを起こして崖に落ちてしまいます。半年後に見つかった遺体は、10kmも流された場所でしたが、捜査続行不可能で事故死として終わってしまいます。

元ゼミ仲間に届いた告発文

その事件が原因で刑事だった小笠原俊雄は、退職します。退職した小笠原俊雄はジャーナリストとなります。事件から10年後に告発文が一緒に卒業旅行に行ったゼミ仲間に届きます。届くことで、中途半端だった事件の真相が浮き彫りになっていきます。目をそむけてた深瀬和久は、ジャーナリストになった小笠原俊雄と協力しながら、事件の真相を調べていくこととなります。

ストーカーの嘘が始まり

最初の告発文は、実は越智美穂子のストーカーが恋人になった深瀬和久に対して行った嫌がらせです。なので、やましいことがなければ話は終わっていた話なのです。しかし、告発文が届いて動揺する深瀬和久を不思議に思った越智美穂子が、どういうことなのか?と聞いていきます。聞くにつれて怒りが込み上げた越智美穂子は、深瀬和久に別れを告げ他の仲間にも事件のことを思い出させようと告発文を送りつけていきます。

リバースの犯人は誰?ドラマ結末をネタバレ解説!

リバースの犯人は、あらすじネタバレ覚悟で結末を言うと、意識朦朧で倒れた原因をつくった深瀬和久です。アレルギー持ちだと知らなかったといえ、蕎麦アレルギーの広沢由樹に【蕎麦の花】で出来た蜂蜜たっぷりのコーヒーを持たせた深瀬和久が犯人です。しかし、この事件は広沢由樹が倒れた時には、窃盗犯が居たので救急車を呼んでいたら助かっていたのに自分達の保身の為に逃げたということです。

他にも、おかしな点があります。親友と言いながらも、広沢由樹がアレルギーを持っていることを深瀬和久に言っていなかったという点です。蕎麦アレルギーのことを言っていれば、深瀬和久は真面目なので忘れることなくサポートをするはずです。なのに広沢由樹は、親友である深瀬和久にもゼミ仲間にも言わずにいたということになります。その要因として広沢由樹の性格があげられます。

優しい広沢由樹と言われていますが、優しい中には争いを極度に嫌い、雰囲気が悪くなるならば自分が請け負うという節があります。また自分の為に誰かが、我慢する気にするというのも極度に嫌っていたようです。なので、卒業旅行で立ち寄った蕎麦屋も「カレーが食べたい」と別行動する広沢由樹は、自己中とゼミ仲間には思われていましたが、蕎麦アレルギーということを伝えて我慢されたり雰囲気が悪くなるのを避けたことになります。

この事故は、広沢由樹の優しさも原因の一つのだと言われています。時に人は、人と向き合って喧嘩をすべきです。険悪なムードになってでも喧嘩をしていれば、深瀬和久は広沢由樹のアレルギーを知ったかもしれません。

しかし、深瀬和久のお酒が飲めないことを知らなかった点もあることから、お互いのことを知っていくには時間が少なかったということでしょうか。この事故の真実を知ると、犯人を決めるのは難しいように感じるという感想もありました。

リバースのドラマと原作の違いを調査!

卒業旅行の季節

ネタバレ注意になりますが「リバース」という作品は、原作とドラマの結末は違います。原作の結末は、ドラマで言えば9話までとなり深瀬和久が自分が犯人だと気付くで終わっています。また卒業旅行のシーズンも原作では、夏休みのシーズンでバーベキュー旅行ですが、ドラマでは冬のシーズンでスキー旅行になっていて、この結末に向けてのあらすじも少しずつ変わっていきます。

消えた広沢の発見時期

シーズンが、夏から冬になることで色んな事件が絡み合ってハラハラドキドキが深まります。原作では事故の次の日には、見つかっていた広沢由樹の遺体ですが、ドラマでは半年後に白骨化して見つかるというのも冬だからでしょうか。他にも、原作とドラマの違いがあります。まず事件の時系列が違います。ネタバレになりますが原作では、3年前の夏休みになっています。

3年後から10年後へと時間軸の変化

ドラマでは、10年も経った所からのスタートで、仕事場の立場や結婚などがあり人間関係が複雑になります。またドラマでは、オリジナルキャラクターが2人ほどで出てきます。特に全てのキャラクターに繋がりのある村井隆明の妹で、谷原康生の奥さんは広沢由樹の死因に関する人間の深層心理が浮き彫りになる感じで原作と違った部分が見えて面白いと話題です。犯人が誰なのか?と思わせる人物になりドラマでのカギになっています。

リバースを見た人の感想をネタバレ紹介!

ネタバレになりますが、作品の感想を紹介していきます。原作を知っている方でも、ドラマだけしか知らない方も「リバース」はハラハラドキドキで観れたようです。ドラマの結末は、ドラマだけのオリジナルあらすじですが、深瀬和久と越智美穂子のその後があって幸せが見える感じで終わっています。犯人だったことを伝える部分が、ドラマでの深瀬和久の性格の良さが表現されていて良かったという声があるようです。

またリバースに出演されている俳優は、実力派俳優になります。深瀬和久を演じる藤原達也さんは「バトルロワイアル」「デスノート」などで主人公を演じて、最近では「億男」に奇抜な役で出演されています。そんな方々の演技を吸収したからか、初めての眼鏡スタイルでダサい役を演じていた玉森裕太さんは、普段しょっているKis-My-Ft2という看板を下ろしての演技で絶賛されています。

イヤミス女王と言われる湊かなえさんの作品ですが、イヤミスとは読んだ後にイヤな気分になるミステリーだそうです。だからこそ、あらすじが分かっていても楽しく観れるのではないでしょうか。たしかにタイトル通り、最後にどんでん返しのように話が変わっていくのも面白いです。湊かなえさんの作品は面白くなかったなあと思っていたら最後に付箋回収して劇的に変わっていくのでネタバレでも楽しめます。

リバースのドラマネタバレまとめ!

「リバース」は、イヤミス女王と言われている湊かなえさんの長編小説が原作となっています。オセロのリバースのように最後の一手で全てが変わってしまうような最後まで目が離せない作品です。原作のあらすじを知っている方でも、ドラマのあらすじは少しずつ変わっており楽しめるようになっています。原作を好きな方は、ドラマになるとイメージと違ってたりして嫌う方も多かったりしますがリバースは評価が高いです。

しかし「リバース」は、原作のイメージを壊すことなくドラマ版として観れるようになっていて原作のあらすじを知っていても、湊かなえさんのイヤミスのおかげなのか、出演されている役者の演技力のおかげか、ネタバレされても面白く観ることが出来ます。このドラマは、あらすじを知って観たとしてもハラハラドキドキで観ることが出来るので原作派の人でも良かったという声が多かった作品です。

原作を読んだだけだと、深瀬和久と広沢由樹の小さい世界での話です。しかしドラマでは、ゼミ仲間との関わりやオリジナルメンバーとの関わりなど世界が少し広がっていきます。あらすじだけでも違いは分かりますが、原作とドラマの時系列でのあらすじも素晴らしく面白さが出てきます。この作品は、原作を読んでからドラマでも、ドラマから原作でも、ネタバレで犯人が分かっていても結末まで楽しめる作品です。

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