絶対零度シーズン2のあらすじをネタバレ紹介!最終回に横山裕が登場していた?

「絶対零度〜特殊犯罪潜入捜査〜」はシーズン2。絶対零度〜未解決事件特命捜査〜Specialにて頼りになる先輩刑事の塚本圭吾を喪った桜木泉は特殊捜査班のメンバーと共に「特殊犯罪潜入捜査」という新たな任務に就きます。成長した泉は塚本の教えを無にしないためにも一般人になりすまし、犯罪現場に潜入するという困難なミッションに当たります。記事ではネタバレあらすじや最終回に登場するキーマンもご紹介。新たに瀧河信次郎を相棒として奮闘する泉の活躍を描いた作品がシーズン2「絶対零度〜特殊犯罪潜入捜査〜」です。

絶対零度シーズン2のあらすじをネタバレ紹介!最終回に横山裕が登場していた?のイメージ

目次

  1. 絶対零度シーズン2のあらすじが気になる!
  2. 絶対零度シーズン1のあらすじをおさらい!
  3. 絶対零度シーズン2の最終回をネタバレ!横山裕が登場?
  4. 絶対零度シーズン2のキャストを紹介!
  5. 絶対零度シーズン2の続編!シーズン3とは?
  6. 絶対零度シーズン2のあらすじネタバレまとめ!

絶対零度シーズン2のあらすじが気になる!

さて今回ご紹介するのは「絶対零度」シリーズのシーズン2となる「絶対零度〜特殊犯罪潜入捜査〜」です。シリーズヒロインの上戸彩演じる警察官らしくない警察官・桜木泉が配属されたのは特殊捜査班。一民間団体を装った歴とした警察組織で、表の警察組織では介入出来ない事件の内側に入り込むのが彼らの任務です。前作の最終回まで未解決事件捜査に従事していた泉は異動で、今度は潜入捜査に従事するという内容。

いわば捜査のグレーゾーンに乗り込んで事件解決に繋げるという内容。違法捜査で発覚すれば当然、処罰やマスコミからのバッシングを避けられない慎重さが求められる任務。前作から引き続き特殊捜査班を率いる北大路欣也演じる室長の長嶋秀夫に支えられながら「カメ」こと泉は奮闘します。新たな相棒に桐谷健太演じる瀧河信次郎を迎え、事実上の最終回であるスペシャルで殉職した宮迫博之演じる塚本圭吾の無念も背負って臨みます。

「絶対零度〜特殊犯罪潜入捜査〜」はシーズン2ということもあり、シーズン3の「絶対零度 〜未然犯罪潜入捜査〜」に繋がる伏線もちらほら散りばめられています。シーズン2と3とを繋ぐキーマンとして最終回に登場する関ジャニ∞の横山裕演じる山内徹のことも含めて各シーズンのネタバレあらすじや最終回に秘められた謎など徹底紹介していきます。どうか最後までお付き合いください。

解説しますが、「絶対零度」とは物質の温度の下限点(ケルビム)のことで摂氏-273.15℃のこと。あらゆる物質が完全に静止し、これ以上の下限値はないことを指します。

「絶対零度」シリーズのスタッフ

「絶対零度」シリーズはフジテレビ制作の刑事ドラマ。制作局はフジテレビと共同テレビ。(シーズン2まで)演出は村上正典(シーズン1)、岩田和行(シーズン2まで)、北川学(シーズン2)、佐藤源太(シーズン2以降)、城宝秀則(シーズン3)、光野道夫(シーズン3)、佐藤祐市(シーズン3)。

脚本は酒井雅秋(シーズン2まで)、浜田秀哉(Special除く全シーズン)、中邨武尊・谷和俊(シーズン1)、黒岩勉(シーズン2)、小山正太、井上聖司、宇山佳佑(新シーズン)と各シーズンごとに変わっています。シーズン2から3まで7年間間が空いたことも大きく影響していそうです。

「絶対零度」シリーズのメインテーマと各テーマソング

まずは「絶対零度〜未解決事件特命捜査〜」のメインテーマをサウンドトラックから。林ゆうきさんの作品です。

続いてシーズン2「絶対零度〜特殊犯罪潜入捜査〜」のメインテーマをサウンドトラックから。シーズン1と同様に林ゆうきさんの作品です。

更にシーズン3「絶対零度 〜未然犯罪潜入捜査〜」のメインテーマをサウンドトラックから。シーズン1から引き続き林ゆうきさんの作品です。

「絶対零度〜未解決事件特命捜査〜」第1シーズンのテーマソングはLOVE PSYCHEDELICOの「Dry Town ~Theme of Zero~」。著作権の関係でサビだけですが聞けばドラマの世界観に引き戻されます。

シーズン2「絶対零度 〜特殊犯罪潜入捜査〜」のテーマソングは引き続きLOVE PSYCHEDELICO の「It's You」。やはりサビだけですがドラマの記憶が蘇るはず。
 

主人公交替のあった第3シーズン「絶対零度 〜未然犯罪潜入捜査〜」から家入レオの「もし君を許せたら」となっています。

「絶対零度」ネタバレトリビア

何故長嶋室長は泉を「カメ」と呼ぶか?これは若い方には馴染みがないですが1980年代の人気ドラマ「スチュワーデス物語」(TBS系列放送)に由来します。ヒロイン役の堀ちえみが自分を「ドジでのろまなカメです」と自嘲していたことに由来します。

何故シーズン1の第7話だけ再放送の際にカットされるか?これはゲスト俳優の松尾敏伸さんが起こした不祥事が原因(詳細は引用文参照)です。今年のことですので当分解除されそうにありません。このため通常の再放送では第7話だけ視聴出来ませんがFOD(フジテレビオンデマンド)では視聴出来るようです。

2018.5.14 13:55

俳優の松尾敏伸容疑者を覚醒剤使用の疑いで逮捕 「仮面ライダー響鬼」出演

松尾敏伸

 警視庁原宿署は14日までに、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで、仮面ライダーシリーズなどに出演した俳優の松尾敏伸容疑者(40)=東京都世田谷区=を逮捕した。逮捕は9日。逮捕容疑は、4月から5月上旬、都内かその周辺で覚醒剤を使用した疑い。容疑を否認している。原宿署によると、都内で警察官が松尾容疑者に声を掛け、尿検査をしたところ陽性反応が出た。本人名義のブログによると、松尾容疑者は特撮ドラマ「仮面ライダー響鬼」の映画に出演。ドラマや舞台でも活動していた。

何故シーズン3で主人公交替となるのか?ネタバレするとシリーズヒロインである上戸彩さんの事情。私生活でEXILEのHIROさんと結婚して女優業は半分引退している状態。このため特別出演に変更となりました。続編が作るに作れない日本テレビ系列の「ヒガンバナ」よりはマシといったところです。

絶対零度〜特殊犯罪潜入捜査〜 - フジテレビ

絶対零度シーズン1のあらすじをおさらい!

さてここからはまずは「絶対零度〜未解決事件特命捜査〜」(2010年4月13日から6月22日まで、毎週火曜21時 - 21時54分に放送)と、事実上シーズン1最終回で衝撃の展開となった「絶対零度〜未解決事件特命捜査〜Special」のあらすじについてネタバレあらすじでご紹介します。あくまで前作ですのでネタバレあらすじについてはシーズン2に繋がる要所要所だけのご紹介とさせて頂きます。

寝癖頭とショルダーポーチがトレードマークという新米刑事の桜木泉がメモを片手に活躍します。それではネタバレあらすじスタートです。

新米刑事・桜木泉

3ヶ月前に配属されたばかりの新人刑事・桜木泉巡査部長25歳は警視庁捜査一課に新しく設置された「未解決事件特命捜査対策室」に配属されます。一見すると古い雑居ビルですが中は最新のハイテク機器が整う最新鋭部署。室長の長嶋秀夫ら経験豊富な刑事達が揃う中で、新人刑事の泉は完全に浮いています。

泉は失敗と挫折、無力感を味わいながらも塚本圭吾や倉田工(杉本哲太)、白石晋太郎(中原丈雄)指導役の高峰涼子(山口紗弥加)ら一癖も二癖もあり、それぞれに過去を抱えた先輩刑事達に厳しく教育され、いっぱしの刑事になっていきます。彼らが扱う事件は「コールドケース」と呼ばれる時効寸前の未解決事件。つまり、タイムリミットが迫り、警視庁捜査一課の精鋭による組織捜査をしても解決出来なかった事件です。

泉は毎度のように職場泊まり。そんな中、塚本たちと難事件の解決に向けて行動します。未解決事件は被害者、関係者に大きな心のしこりを残し、手口を真似た模倣犯の影にも怯えることになる。本当の安心を取り戻すためにも犯人を逮捕しなければならない。警察のメンツや自身のプライドのためでなく、ただ被害者たちを安堵させるため泉は奮闘するのでした。

杉並女子高生誘拐事件

室長の長嶋と高峰にとってトラウマとなっているのがこの事件。捜査の全面指揮をとっていた長嶋と、プロファイラーとして参加した高峰はプロファイリングで容疑者を絞り込みますが、容疑誤認により自殺者を出してしまいます。死後、男性にはアリバイがあり完全な冤罪事件でした。高峰はプロファイラーとしてのキャリアを粉々に打ち砕かれ、長嶋は未成年の被害者の命を救えなかった悔恨が残ります。

実は被害者の本谷翔子の父親には愛人がいました。ある日、学校の階段から転落して頭部を打った我が子を診察させるため河野は病院に行きますが、本谷は権力で診療順序を入れ替え、そのことで結果的に河野は我が子を喪います。本谷への復讐のため翔子を拉致した河野は滝藤という人物が作った特殊装置に翔子を閉じ込めて、徐々に酸素を奪って窒息死させたのでした。

捜査で翔子のことを調べていた泉は真相に近づきつつあり、それに気づいた河野は泉を拉致します。河野は泉を翔子殺害時と同様に特殊装置で窒息死させようとし、自らも同じ部屋で自殺しようと目論みますが、特殊捜査班の仲間たちが到着して二人とも助かったのでした。

絶対零度〜未解決事件特命捜査〜Special

金曜プレステージ枠で放映(2011年7月8日)されたスペシャルドラマ(事実上シーズン1最終回にして放映時期的にシーズン2の第1話)で扱われるのは八王子都営住宅女性射殺事件(通称、八王子事件)と板東産婦人科医院殺人放火事件。事件発生当時、捜査に関わった白石にとっては因縁の事件です。シーズン1の劇中でも伏線として描かれていました。

「八王子事件」とは銃殺された中国人女性の遺体がゴミ捨て場に捨てられていたという事件で、板東産婦人科医院殺人放火事件とは院長が殺害された後、病院が放火されたというものでした。二つの事件に共通するのは使用された拳銃が線条痕から同一であるということ。シーズン1最終回で念願の殺人犯係への異動が決まっていた塚本ですが、最後の花道を飾るためにも泉を伴って奮闘します。

「解説」します「線条痕」とはピストルを撃った際に弾丸表面に残る痕跡のことで、これは同型のピストルであっても別の形の螺旋が刻まれます。いわば弾丸の指紋。凶器の特定に役立つものとして捜査現場で活用されています。

事件の真相には板東医院が行う「人身売買」が関係していました。困窮する中国人の女性から子供を買って欲しがる人物に斡旋する。斡旋と仲介には板東院長が関わっており、現場で射殺体となっていた野沢という人物は「購入者」でした。院長は見せしめのため中国人女性を殺害。これが「八王子事件」。14年後に野沢の子は白血病を発症。実の母親にドナーとなって貰うよう頼みに行きますが事件発覚を怖れた立花という人物が証拠隠滅。

それが板東産婦人科医院殺人放火事件の表の筋書きでしたが立花は溺死体で発見され、拳銃からは女性のDNAが検出されます。実はもう一人の人物が事件に関わっていたのでした。その人物こそは婦長で病院経理も担当する畑山昭子。事件の真相に気づいた塚本と泉は畑山昭子を追います。

泉と塚本は婦長の畑山昭子を地下駐車場まで追い詰めるのですが、塚本が銃撃され犯人確保よりも塚本の介抱を優先した泉は畑山を取り逃がしてしまいます。泉の腕の中で息を引き取る塚本。走り去る車から泉を一瞥して去った畑山昭子。この事件は泉のみならず特殊捜査班全員にとって痛恨の事件となってしまい、シーズン2最大の懸案となります。

絶対零度シーズン2の最終回をネタバレ!横山裕が登場?

シーズン1が完全なる最終回を迎え、いよいよシーズン2に突入。ここからは「絶対零度~特殊犯罪潜入捜査~」(2011年7月12日から9月20日まで、毎週火曜21時 - 21時54分で放送)のネタバレあらすじとなります。塚本の殉職と畑山昭子の失踪。特殊捜査班は「特殊犯罪潜入捜査室」として再始動します。泉もそれなりに成長し、お馴染みの仲間達と共に新たな任務に従事することになります。

一般市民を装い、彼らを騙して捜査情報を聞き出すという良心の呵責に揺れ動く泉。泉の苦悩を冷たく突き放す瀧河。その瀧河にはネタバレすると緑内障による辞職まで残り3ヶ月というタイムリミットがあります。それでは「絶対零度」シーズン2のネタバレあらすじスタートです。まずは第1話と第2話に跨がる連続企業不審事故捜査のネタバレあらすじから始めます。

新コンビ結成と連続企業不審死事件

冒頭、尾行中の泉の姿から物語は始まります。男を追跡して同じオフィスビルに入る泉。それは特殊捜査班の新たなメンバーとして加わった瀧河信次郎から課せられた「追跡監視」の課題でした。優秀な捜査官ですが冗談や軽口が通じない真面目すぎる男。長嶋室長は泉の教育係に瀧河をあてますが、瀧河による「追跡監視」のダメ出しが始まり、メモ魔である泉からメモを取り上げ「大事なことはすべて頭に記憶しろ」と言い放ちます。

その頃、巷では企業による死亡事故により13人もの被害者が出ており市民団体代表の朝倉千佳子は糾弾の急先鋒に立っていました。被害者遺族からの証言で事故の前に被害者と話す不審な男(飯野)の存在が明らかになります。泉は飯野という男の同棲相手・香織に接近することになりOLになりすまして香織と親しい関係を築きます。長嶋と高峰は朝倉千佳子に捜査協力を求めますが、警察への嫌悪感から拒否されます。

一方、飯野を監視していた瀧河たちは飯野と接触する日高という人物を特定します。飯野が日高に手渡していたのは介護を担当する老人の免許証でした。日高の背後に主犯格がいると突き止める特殊捜査班でしたが、被害者と飯野の接点が見出せません。そんな中、香織との関係を深くする泉は自宅に招かれるというチャンスを得ます。しかし、自分への信頼を裏切る行為に泉は躊躇いますが、悩んだ末に盗聴器を仕掛けます。

そんな中、日高が朝倉と会っており姿を消し、部屋のゴミ箱から西葛西というメモが発見されます。香織から飯野が西葛西について話していたのを聞いた泉も現場に向かいますが、リストの人物が火災現場から運び出される処でした。またしても手遅れ、白石たちは架空の市民団体をでっちあげて朝倉千佳子に接近します。隙を見て盗聴器を仕掛ける白石たち。

倉田は一連の死亡事故が殺人である証拠を発見します。飯野が老人たちから集めたのは振り込みに使われる架空口座情報だった。事件の黒幕は朝倉事務所に通報される企業不祥事に精通している人物。最も怪しいのは朝倉千佳子本人ですが、白石は聞き込みで朝倉には経営パートナーの沢田という男性がいると聞きます。

黒幕である沢田逮捕に朝倉の協力を依頼した長嶋と高峰は活動情報が不正利用している事を説き、協力を得ます。一方、デート中の飯野と香織に偶然を装って接近した泉は飯野のPCから情報を引き出し、事故被害者が自殺志願者であることを突き止めます。白石は日高を確保。更に日高の事務所に捜査員が雪崩れ込むのを見た沢田も逃亡しようとしますが確保します。飯野も逮捕され、泉の携帯には香織からの着信が、悩んだ末に消します。

潜入捜査の内容がわかる事件

一話一話ネタバレあらすじ解説をすると大変な文量になってしまいますのでシーズン2の軸となる「潜入捜査」について比較的わかりやすい事件のネタパレあらすじをご紹介します。それでは第6話またはcase6の「有働コレクション強奪事件」。ゲスト出演は石黒賢です。

高名な有働コレクションから作品が一品だけ盗まれるという事件が起きます。警備員は重体となり後に死亡。絵画展を訪れていた人たちに着目した特殊班は有働コレクションを鑑賞しに来た中年男性が入館時に残した「美術講師」ではなくこの男が駐車場で接触していたのが画家・椎名清剛だと突き止めます。泉は椎名の求めるハウスキーパーの仕事に従事するフリをして潜入します。

有働コレクションを観に来ていた人物は椎名の担当画商・内山和生と判明。近々、闇の美術品取引があると察した特殊捜査班は椎名をマークします。一方、椎名に接近した泉は彼が作品作りに悩んでいる様を目の当たりにし、気分転換などをすすめなんとか支えようとします。やがて椎名が無名時代にロメールという画家の模写を贋作として売買していた過去があったことが判明します。

椎名はロメールの真作を入手して有働に渡そうとしていました。しかし、有働は死ぬ前に娘の三奈子に椎名への遺書を託していました。つまり、敢えて椎名の贋作をロメールの真作として購入することで困窮する一人の才能のある青年を画家として大成させたいと願っていたのでした。椎名は有働の期待に応えたのです。真実を知った椎名は逮捕されますが、いつか自分の真作を泉に見せると約束します。

最終回直前、畑山昭子と木幡雄一を巡る事件

泉たちは事件を解決していくのですが、常に説明の付かない最後の謎が残されます。犯行動機となるメール。捜査妨害、情報改竄など、つまり事件には姿を現さない「共犯者」の影が付きまとっていました。一方、たびたび目撃情報が寄せられていた畑山昭子は何故か自首します。畑山昭子という人物は15年前に既に死亡していました。つまり、「畑山昭子」を逮捕するには彼女の本当の素性を調べなくてはなりません。

泉は畑山昭子と対峙し、彼女の言葉に嘘はないと信じます。そして、畑山昭子が広島県因島の出身であり、本名が上野眞理子だと突き止めます。上野眞理子もまた事件の被害者でした。彼女は木幡雄一という男によって人生を狂わされていました。木幡は決して素顔を見せません。警察無線を盗聴し、犯人になりそうな「素材」を見つけては犯罪プランナーとして望みを叶える方法を教えます。畑山は木幡に繋がる人物の情報を提供します。

事件の影響で変動する株価で財を成し、犯人から成功報酬をせしめる。偽名を使い分ける木幡には数多くの協力者がいますが彼らにも木幡に繋がる情報はひた隠しています。外務大臣の娘を誘拐し、身代金をせしめるという事件を実行中の木幡は特殊捜査班に荷物を送りつけて盗聴していました。すぐ近くにいるというのに職質も拘束も出来ない木幡を追い詰めるためには「木幡雄一」が存在するという確固たる証拠が必要でした。

一方、外務大臣の娘の誘拐は外務大臣その人を人質にするための罠でした。身代金の受け渡し場所で娘は解放されますが、外務大臣がかわって拉致されます。犯行グループは外務大臣が建設予定のガスプラントの危険性を訴えようという市民団体。彼らは単に木幡に利用されていただけでした。犯人グループの説得に高峰が当たります。

畑山昭子は木幡が存在するという確固たる証拠。つまりは畑山と木幡の子供に纏わる品。子供は死産でしたが畑山が子供を産む際の「母子手帳」を切り札としてこれを回収しに姿を現すであろう木幡を逮捕、拘束するという提案を持ちかけます。畑山昭子は泉に拳銃を突きつけて警察を脱走し、木幡と直接対峙しますが銃弾に倒れます。泉たちは畑山昭子が一命を取り留めた(本当は死亡)という偽の情報で木幡を引きずり出します。

木幡と特殊捜査班たちの頭脳戦。木幡は偽の情報で一般大衆を巻き込み、白マスクで顔を隠すという方法をとって捜査を攪乱します。そして、群衆に忍ばせた刺客たちに泉たちを狙わせます。木幡の刺客に襲われそうになった泉を瀧河が身を挺して庇います。「母子手帳」のあるコインロッカーに木幡は必ず現れる。泉はコインロッカーに向かいます。

こうして木幡雄一は確保され、彼だけが知っていた外務大臣の拘束先も判明しました。刺された瀧河は幸い一命を取り留め、緑内障治療手術にも成功しますが警察を離れて家族の許に戻ることを選択して泉に後を託します。かわって最終回に山内徹という刑事が特殊捜査班に配属され、泉が教育係に任じられます。こうしてシーズン2は終幕します。

絶対零度シーズン2のキャストを紹介!

続いて絶対零度シーズン2のネタバレキャストのご紹介ですが、塚本役の宮迫博之さんが欠け、新たなメンバーは桐谷健太演じる瀧河くらいのもので他のメンバーは第1シーズンからの継続出演です。しかし、泉を中心に人間関係は大きく変化しています。

山内徹役の横山裕は最終回のみの登場ですのでシーズン3の概要説明にて詳しくご紹介します。また、シーズン3のキーパーソンとして上戸彩演じる桜木泉警部補と定年退職した北大路欣也演じる長嶋秀夫はシーズン3の佳境で登場します。

桜木泉/上戸彩

本作のヒロイン。27歳。母子家庭に育つ。配属当時に比べ、その成長ぶりはチームの仲間達が認めていますが、クセである「メモ魔」を後から配属された瀧河にいきなり否定され、必要な情報は自分の頭に叩き込めと教えられます。潜入捜査では看護師、家政婦、記者など様々な形で従事することになり、他者と壁を作る癖のある瀧河の信頼を徐々に勝ち取っていきます。最終回で山内の教育係となります。

瀧河信次郎/桐谷健太

特殊捜査班の新メンバー。巡査部長で既婚者。「歩くトカゲ」と呼ばれる特殊班の精鋭で、卓越した記憶力と空間認識能力で追跡監視に高い能力を発揮し、どんな細かい事象も見逃さない鋭い観察力を持ちます。長嶋から泉の教育係を任されますが、観察眼が甘く、彼に言わせればまだまだひよっこの泉にペースを乱され、度々苛立つことが多いです。医師から正常眼圧緑内障と診断され初回で既に辞職を決めています。最終回にて退職。

長嶋秀夫/北大路欣也

前作の特命捜査対策室室長から特殊犯罪捜査対策室室長と肩書きが若干変わっただけで相変わらず「室長」。階級は警視。人望が厚く、周囲の人間から信頼されている。時々、タバコを買うがいつも倉田に買ったタバコを渡して禁煙を継続中。普段は部下を気遣い気さくな発言をするなど心優しさを持つが、事件に対しては冷静に考え、事件解決を望む。泉のことを唯一「カメ」と呼び、成長を見守ります。シーズン2にて定年退職。

高峰涼子/山口紗弥加

元敏腕プロファイラー。前作では泉の教育係で厳しい面ばかりが目立った高峰警部補主任ですが、本作では仕事と子育てとの両立に悪戦苦闘するシングルマザーぶりが描かれています。愛娘が事件に巻き込まれそうになり我を忘れて行動するなど「人間らしさ」が描かれます。泉との関係性も「ほっとけない妹」と「しっかり者のお姉さん」といった具合に変化しています。

白石晋太郎/中原丈雄

万年巡査部長という古参刑事。特殊捜査班では最年長。現場叩き上げで徹底した現場主義者。倉田は元部下という関係。過去50年分の未解決事件を全て記憶している記憶力の持ち主であり、パソコンなどの機器の扱いにも長けています。それというのも、窃盗犯係時代に竹林と出会い、以降は竹林からパソコンなどの扱い方を教わったことから「師匠」と呼んでいます。所謂、刑事の勘は磨き抜かれていますが頼りすぎない様にしています。

倉田工/杉本哲太

特命捜査対策室特命捜査第4係係長→特殊犯罪捜査対策室捜査支援分析班情報分析係係長。上席警部。頭脳派の高峰や深沢、現場主義の白石など一癖も二癖もある対策室のメンバーを上手くまとめる係長。新しい情報を誰よりも早く手に入れ伝えるなど、捜査の裏方に徹します。元鑑識官で、30代で刑事に転向。白石は元上司。パソコンの操作が苦手。いつも長嶋からタバコを貰っている為、タバコには困らない様子。

大森紗英/北川弘美

捜査支援分析班の一員。警視庁科学捜査研究所研究員(法医学・化学担当)→特殊犯罪捜査対策室捜査支援分析班分析研究員。言いたいことをハッキリ言う気丈さを持ちながらも、冷静沈着。数々の発言からドSでマッドに近い性格の持ち主。度々グチに近い竹林のぼやきを遠くから見聞きしているなど、地獄耳の持ち主でもある。スズキという名前のイグアナを飼っているが、ネーミングセンスはない模様。

竹林匠/木村了

捜査支援分析班の一員。警視庁科学捜査研究所研究員(物理科学担当)→特殊犯罪捜査対策室捜査支援分析班分析研究員。パーカーの上に白衣を着、メガネをかけています。パソコンなどの機械に長けており、窃盗犯係時代の白石にパソコンの扱い方を教えた張本人でもあるため、白石からは「師匠」と呼ばれて信頼され、白石の頼み事は断れません。軽口の持ち主。彼女をとっかえひっかえしている。終盤、誤認逮捕されるピンチも。

畑山昭子/堀内敬子

第1シーズンのスペシャルの真犯人。(詳しくはネタバレあらすじ参照)泉にとっては塚本を殉職させた憎き仇。しかし、「畠山昭子」という人物は15年前に死亡しており、偽名だと判明します。自分から人生を奪った木幡逮捕に協力。恩讐を越えて泉は畠山昭子と共闘することになり、彼女から「切り札」を託されます。木幡の部下に銃撃され死亡しますが一矢報います。

木幡雄一/ユースケ・サンタマリア

シーズン2の黒幕。事件解決後に必ず残る動機についての謎の鍵を握るのが知能犯・木幡。本人は何食わぬ顔をして日常生活に溶け込んでいますが、その実、完全犯罪指南をしてギリギリで踏みとどまっていた人の背中を押して犯罪者にする。情報という情報を握って捜査を攪乱します。かつて畠山昭子と関係を持ったことが彼の命取りになります。最終回を飾るのに相応しい強敵です。

絶対零度シーズン2の続編!シーズン3とは?

第3シーズンは主人公を交替しての新シリーズ「絶対零度 〜未然犯罪潜入捜査〜」(2018年7月9日から9月10日まで「月9」枠で放送)上戸彩は特別出演に退き、沢村一樹演じる井沢範人が主人公となります。特殊捜査班の顔ぶれも一新。間を繋ぐ役割がシーズン2最終回に登場した横山裕演じる山内徹です。

簡単なあらすじは過去に妻子を惨殺され、犯人への「復讐」を目論んでいると見られるものの、捜査現場では的確かつ冷静な仕事ぶりでそうした事実を微塵も感じさせない井沢範人。山内は井沢の監視と、突然表社会から姿を消し、何処かで単独捜査を行っていると考えられる桜木泉の独自調査を任務として「未然犯罪捜査班」の一員として活動するという難しい役割を与えられます。井沢の爽やかな笑顔の裏に隠された物とはなにか。

犯罪を起こす可能性のある者(「ミハン」)に対し、「未然犯罪捜査班」は阻止行動を起こして「何も起きないことにする」というのが任務。「ミハン」捜査の中心人物たる井沢が最も疑わしい「ミハン」であるという矛盾。次第に明らかになる前シリーズとの関係性。それが「絶対零度」シーズン3「絶対零度 〜未然犯罪潜入捜査〜」の最大の見所です。

最終回に向かうに連れ、行方不明や死亡説が飛び交っていた桜木泉が登場。また退職後の長嶋秀夫も登場することになり物語は佳境へと向かいます。賛美両論の飛び交う最終回でどんな結末が待っているのでしょうか?

シーズン3の公式HPへのリンクです。シーズン3については榎本時生演じる南彦太郎や、伊藤淳史演じる東堂定春、本田翼演じる小田切唯など、登場人物とキャストは詳しくご紹介していませんのでどうか確認にお使いください。

絶対零度~未然犯罪潜入捜査~ - フジテレビ

絶対零度シーズン2のあらすじネタバレまとめ!

さてシーズン1のネタバレあらすじ、シーズン2のネタバレあらすじ、シーズン2のネタバレキャスト、そしてシーズン3の概要と絶対零度について詳しくご紹介させて頂きましたが感想は如何でしたでしょうか?現在(2018年11月)シーズン3も完結しておりますのでそちらのネタバレあらすじもご紹介できるのですが、そちらはまたの機会とさせて頂きます。シーズン3はFODでも視聴可能なのでどうぞそちらでご視聴ください。

主人公交替という大胆な改変がありましたが「絶対零度」は人気シリーズとして認知されており、新作公開に併せて過去のシーズンも再放送されます。シーズン2もそのようにして視聴する機会が得られるでしょう。刑事物のシリーズ化については「踊る大捜査線」「アンフェア」「ストロベリーナイト」と過去の実績豊富なフジテレビ系列ですので視聴者の期待を裏切ることはないでしょう。

特殊捜査班のメンバーも一新されて更なる広がりを見せることになった「絶対零度」ワールド。今後も目が離せませんのでスピンオフ作品や劇場版などこれから楽しみに待つことにしましょう。あるいはシーズン4にて横山裕の主人公昇格もあるかも知れません。

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