三匹のおっさんのキャストまとめ！ドラマのあらすじや原作小説も紹介

3人のおじさんたちで町内の悪事を裁き、平和を守る正義ドラマ「三匹のおっさん」。3人のおじさんや、彼らを取り巻く家族や友人の掛け合いも温かく描かれています。この記事では、「三匹のおっさん」のキャストや、あらすじ、ドラマと原作の違いを紹介していきます。

清田清一は、キヨという愛称で親しまれている三匹のおっさんのリーダ的存在です。剣術に長け師範階級を持つほどの腕を持ち、劇中その強さをうかがい知ることができました。妻と息子夫婦、孫と共に住んでいます。演じた俳優は、北大路欣也さんでした。原作ファンの間では、ぴったりだという声が多く見られました。

北大路欣也さんは、幼い頃から俳優業をこなしており、数々のドラマや映画、舞台作に出演しています。「火まつり」「春の鐘」の作品では、最優秀主演男優賞を受賞されました。その他の代表的な出演作に、「桜田門外ノ変」「暁に斬る!」「風林火山」など多数あります。

立花重雄は、柔道を得意とします。ぶっきらぼうな性格ですが、実はとても義理人情に熱い性格です。愛称はシゲ。居酒屋を経営しており、仲間の集いの場ともなっています。立花重雄を演じたキャストは、泉谷しげるさんでした。原作読者の間では、最もはまり役だという声が見られたキャストです。

泉谷しげるさんは、歌手、俳優、タレントと幅広く活躍されている方です。役者としての代表的な出演作に「レディ・ジョーカー」「まれ」「誤断」などがあります。

有村則夫は体格はあまり良い方ではありませんが、頭脳明晰で自身が開発した器具を駆使して戦います。愛称はノリ。基本的に穏やかな性格ですが、怒らせると手が付けられないほど恐ろしい一面を見せます。有村則夫を演じたキャストは、志賀廣太郎さんでした。優しそうなメガネのキャラクター。原作ファンの間でも好評でした。

志賀廣太郎さんは、映画「もう、ひとりじゃない」に出演したことで、世間から注目を集めます。その後、「学校の怪談」「リバース」「陸王」など、数多くの人気作に出演しました。

清田芳江は、清田清一の妻です。品が良く愛想も良い人物ですが、共に住む息子の嫁とは相性が悪く、顔を突き合わせる度に何かと嫌味を言い合っています。清田芳江を演じたキャストは、中田喜子さんでした。中田喜子さんは、元々歌手として芸能界デビューをされた方でした。その後、「やっちゃば育ち」に出演したことでたちまち人気に火が付きます。「春よ、来い」「ゆとりですがなにか」など多数の代表作があります。

清田健児は清一と芳江の息子で、同じ屋根の下に住んでいます。穏やかで押しに弱い性格の、ごく普通の会社員です。清田健児を演じたキャストは、俳優の甲本雅裕さんでした。「踊る大捜査線」シリーズで、緒方薫を演じたことで一躍有名になります。代表作に、「はみだし刑事情熱系」「こころ」「ブラックジャックによろしく」などがあります。

清田貴子は、学生時代から交際していた健児の妻です。自信家で気が強く、義母の芳江とはしばしば言い争いに発展します。清田貴子を演じたキャストは、西田尚美さんでした。西田尚美さんは、モデルとして非常に人気のある方でした。ドラマ「オレたちのオーレ!」で本格的に女優として活動を始めます。代表作に、「白い巨塔」「図書館戦争」「真夏の方程式」などがあります。

清田祐希は、健児と貴子の息子であり清一と芳江の孫です。則夫の娘・早苗とは恋人関係にあります。清田祐希を演じたキャストは、大野拓朗さんでした。ドラマ「美咲ナンバーワン!!」に出演したことで、俳優としての活躍の場を広げます。近年、「猫忍」に主役として出演したことで更に注目を集めました。代表作に「ホーンテッド・キャンパス」「LOVE理論」「西郷どん」などがあります。

立花登美子は、重雄の妻です。重雄とはよく口げんかをする仲ですが、互いに大切に思い合っていることが劇中でわかります。立花登美子を演じたキャストは、藤田弓子さんでした。藤田弓子さんは、「あしたこそ」に出演したことで一躍有名になります。その後も数多くの人気作に出演しました。代表作に、「オケ老人!」「刑事ヨロシク」「花嫁のれん」などがあります。

立花康生は重雄と登美子の息子であり、現在は2人が切り盛りしていた居酒屋の店主です。立花康生を演じたキャストは、津村知与支さんでした。津村知与支さんは、舞台やドラマ、映画と数多くの作品に出演しています。代表的な作品に、「偽りの花園」「嬢王vergin」「ハニー・トラップ」などがあります。

立花理恵子は康生の妻であり、夫や義父母夫婦と共に居酒屋で働いています。立花理恵子を演じたキャストは、鈴木麻衣花さんでした。鈴木麻衣花さんは、昼ドラマ「愛のことば」に出演したことで、一躍有名になります。代表的な出演作に、「不機嫌なジーン」「風のガーデン」「あさが来た」などがあります。

有村早苗は、則夫の娘です。とても父親思いの優しい性格です。有村早苗を演じたキャストは、三根梓さんでした。清楚でしっかりした早苗役にぴったりだという声が、原作ファンの間でも多くありました。三根梓さんはモデル出身の女優で、2013年「八重の桜」に出演したことで世間から注目を集めます。「三匹のおっさん」の他に、「死と彼女とぼく」「平成猿蟹合戦図」「海のふた」などといった出演作があります。

ドラマ「三匹のおっさん」のあらすじを解説していきます。劇中で、キャストはどのような活躍をするのでしょうか。それぞれのキャストの役割や言動なども併せて紹介していきます。

「三匹のおっさん」第一期のあらすじを紹介していきます。居酒屋に集まった清田清一、立花重雄、有村則夫。3人は幼い頃から同じ町に住む旧友で、気心の知れた仲です。しかし、大好きな生まれ育った町は今やあまり治安がよくありません。そこで、3人で町内をパトロールすることになるのでした。まずは、最近町に多く被害が出ていた、ひったくりの常習犯を捕まえます。

会社を定年退職をし、第二の人生を歩み出す清田清一はゲームセンターに経理として就職します。そこのゲームセンターでも問題がありました。なんとそこでは、機械の破壊や恐喝などで毎回被害が発生していたのでした。

前回で悪人を次々と成敗した清一、重雄、則夫の3人。買い物依存症の妻を説得して止めさせてほしいと相談に来た近所に住む隆憲。3人は、隆憲の妻がいつも買い物をしている店に偵察に出向きます。そこでは、高齢者を相手に甘い言葉を並べて商品を売りつける、いわゆる悪徳商法が行われていたのでした。

清一と芳江の夫婦は、豪華なディナーをたしなんでいました。重雄の妻である登美子は、夫婦の仲の良い様子に触発され、重雄をデートに誘います。しかし、いつものように悪態をつかれ、断られてしましました。がっかりした登美子は、出かけ先で幼馴染を名乗る男性に声をかけられます。重雄とは正反対の男性の優しさに、ときめく登美子。しかし、その男性は実は結婚詐欺師だったのです。

「三匹のおっさん」4話のあらすじです。中学校の男子生徒と女子生徒の2人が相談にやってます。飼育小屋で鴨が襲われけがをさせられたため、その犯人を捕まえてほしいというものでした。飼育小屋は、用事がない時は常時鍵がかかってます。そうなると、鍵を触ることのできる職員や教師に疑いの目を向けるのでした。

「三匹のおっさん」5話のあらすじです。女子高生の潤子に気に入られ、付きまとわれるようになった清一の孫・祐希。祐希の父親・健児は、潤子が男に付きまとわれている場面に遭遇し、助けます。潤子は自身の家庭が母子家庭であることや、さっきの男のストーカー行為に悩んでいることなど、胸の内を健児に吐露します。

悩みを打ち明けたことで、どことなく親子のように親密になった2人。しかし、傍から見たらまるで援助交際をしているかのような写真をとられてしまいます。その写真をもとにゆすられる潤子と健児。そしてこの問題にも、三匹のおっさんが立ち向かいます。

結婚してから専業主婦業を担ってきた貴子は、社会で働いた経験がありませんでした。精肉店のパートタイマーとして働きに出ますが、仕事の要領を掴めず中々周囲に馴染めずにいました。そんな中、ようやく親しく接してくれる人と出会います。しかし、その場にいない人の悪口やたかりを受ける貴子。職場の人間関係に悩む人から共感の声が多く挙がったエピソードでした。

「三匹のおっさん」7話のあらすじです。万引きの被害に悩む町の本屋。清一、重雄、則夫の3人は、犯人を捕まえるべく本屋に密着捜査に入ります。しかし、いずれも犯人は小学生や中学生などの子どもでした。そして、その背景には倫理観の欠如した大人たちの存在があったのでした。余談ですが、原作では小学生たちに万引きをするよう指示する中古販売業者は出てきませんでした。

清一、重雄、則夫の3人は、存在こそなぞに包まれていましたが、町でも有名なおじさん3人となっていました。そんな中、最近町内の平和を維持してきたのは自分たちであるという、別のおじさん3人グループが登場します。そして、彼らは自分たちこそが三匹のおっさんであるとメディアで発言してしまうのでした。「三匹のおっさん」第一期最終回です。

「三匹のおっさん2」のあらすじを紹介していきます。清一、重雄、則夫の3人が、三匹のおっさんを結成して1年が経過していました。いつものように夜道をパトロールする中、おばけ退治をすると意気込む子どもたちに出会います。子どもたちによると、なんでも最近町ではおばけが出没するというのです。

「三匹のおっさん2」2話のあらすじです。学校の帰り道に女子小学生につきまとう男を目撃する祐希。祐希は小学生を助けますが、どうやら様子がおかしいのです。いつものようにパトロールをする3人は、とある家周りをうろうろする奇妙な男に出くわします。そして、その男は小学生につきまとっていた男だったのです。

「三匹のおっさん2」3話のあらすじです。パトロール中に、首輪をつけた中型犬を発見します。飼い主探しに乗り出す三匹のおっさんたちでしたが、どうやら町では、他にも犬が飼い主とはぐれる事件が発生しているようなのでした。

町の商店街の過疎化を何とかしたいと考える3人。そんな中、町おこしとしてご当地アイドルを結成してPR活動をしてもらおうという話しに発展します。オーディションでメンバーが選出され、いよいよという中、プロデューサーに不穏な空気が漂います。

「三匹のおっさん2」5話のあらすじです。ゴミの後始末をしない若者に苦言を呈する3人。清一が働くゲームセンターでも、ゴミを不法投棄する人間に悩んでいた。三匹のおっさんたちは、不法投棄の犯人を捕まえるべく、奮闘するのでした。

「三匹のおっさん2」6話のあらすじです。清一、重雄、則夫の3人が住む町で人気ピアニストを招き、市民オーケストラを決行することになります。しかし、そのピアニストは他の楽団員と上手くいっていないようでした。実はピアニストのもとに脅迫文のような紙が届いていたのでした。事情を知った三匹のおっさんたちは、事件を解決しようと乗り出します。

「三匹のおっさん2」7話のあらすじです。町は毎年恒例の祭りを開催する時期になりました。費用の面で問題が起きますが、何とか工面して町内会長のもとを訪れます。しかし、会長はなぜか祭りに乗り気ではありませんでした。

近々、区長選が行われるという時期に、三匹のおっさんは区長選のポスターがひどく荒されている情景を目にします。立候補者の中には、雅夫という3人の友人もいました。雅夫の妻は、芳江の友人の美代でした。どこか生気のない美代でしたが、どうやら夫の雅夫からモラルハラスメントを受けているようなのです。

ポスターを荒した人物は誰なのか、モラルハラスメントの問題は解決するのか、様々な人間関係が複雑に絡み合う回です。前田吟さん、でんでんさん、鈴木福さんらがゲスト出演している回です。

ドラマ「三匹のおっさん3」のあらすじを解説していきます。第1話では、町で起こる宿泊先の詐欺を取り上げたものでした。遠方からわざわざ来た観光客への詐欺被害をなくすため、立ち上がる三匹のおっさんたち。果たして詐欺の首謀者を突き止めることができるのでしょうか。

三匹のおっさんの友人である洋子は、町で昔ながらのラーメン店を営んでいました。しかし、駅前に新しくできたラーメン店に客をとられ、やや経営が伸び悩んでいました。そんな中、洋子とその息子はそのラーメン店からフランチャイズに加入しないかという誘いを受けるのです。

三匹のおっさんは、大きな劇場で演劇をすることになります。しかし、チケット販売にはノルマがありました。気合いを入れて準備していた分、やや無理な売り方をしてしまい、周囲からも反発を受けてしまいます。そんな中、彼らのプロデューサーに不穏な動きがあることに気付きます。前川泰之さん、小倉久寛さんといったキャストが出演している回になります。

「三匹のおっさん3」4話のあらすじです。現在も大きな社会問題となっている、オレオレ詐欺を扱った回になります。清田家のもとに、オレオレ詐欺の電話がかかってきます。町でも同様の詐欺被害が多発していることを知り、犯人を特定すべく動き出しました。肥後克広さん、山本圭祐さん、松山愛里さんといったゲストキャストが登場する回になります。

町の少年野球チームを祐希がコーチとして指導することになります。しかし、わが子をレギュラーメンバーに入れたいがため、少年野球チームの間では様々な問題が発生します。子どもの気持ちを顧みない親の問題を扱ったストーリーとなっています。徳重聡さん、安達祐実さん、佐藤正宏さんらがゲストキャストとして出演する回です。

様々な事情を抱える家庭が多くある現代社会で、3人が住む町でも子ども食堂ができていました。子ども食堂は、家庭の事情に配慮して子どもたちに食事を振る舞う場です。しかし、施設への嫌がらせ被害が発生します。三匹のおっさんたちは、犯人捜しに躍起になるのでした。ゲストキャストに、田口浩正さん、酒井若菜さん、木野花さんらが出演しています。

健児の親しい友人であったキャッチ松本は、芸人として活動しています。ひょんなことから、町のイベントに出演しますが、その後次々と事件が起きます。町の人たちが、悪質な訪問販売の被害に遭いはじめたのです。渡辺正行さん、ダンディ坂野さんらキャストが登場する回です。

「三匹のおっさん3」の最終回になります。早速、あらすじを紹介していきます。三匹のおっさんの周辺では、卓球大会に向けて躍起になる人でにぎわいます。というのも、優勝の商品としてハワイ旅行券がもらえるからです。しかし、同時に町では放火の被害が多く発生しました。ハワイ旅行をかけた卓球大会や、放火犯はどうなってしまうのでしょうか。

ここではドラマ「三匹のおっさん」のテーマソングを第一期から第三期まで、順を追って紹介していきます。それぞれ雰囲気やテーマの異なる楽曲。お気に入りが見つかるかもしれません。

「言葉に出来ない男です」は、ドラマ「三匹のおっさん」第一期のテーマソングです。歌うのはミュージシャンの川上大輔さんでした。川上大輔さんは、高く透き通った歌声が魅力的な方です。歌詞は、孤高の男性が、１人の女性を想う気持ちが表現されています。妻に「三匹のおっさん」として活躍していることを内緒にしている3人の心情によくマッチした曲です。

「三匹のおっさん2」のテーマソングに起用されたのは、和田アキ子さんの「晴レルヤ」でした。前向きな言葉で溢れた言葉が散りばめられています。明るく力強い楽曲です。「晴レルヤ」は、公式がダンスの振り付けがわかる動画を挙げています。気分が落ち込んだ時に元気になれると評判です。

「三匹のおっさん3」のテーマソングに起用されたのは、かりゆし58の「オワリはじまり」でした。MVは、夕日の中で歌うメンバー。大好きな人たちと過ごす一瞬、一瞬の時間を大切にしていこうという歌詞が心に響いたという意見が多く見られました。

ドラマ「三匹のおっさん」は、有川浩さんの小説です。原作での主な違いは、派手な戦闘シーンです。ドラマ版では、3人が悪党を華麗に成敗するシーンは大きな魅力の一つです。しかし、原作版だとややあっさり書かれていおり、ドラマ版の方が三匹のおっさんたちは派手に暴れています。とくにスタンガンなどの器具で戦う則夫は、やや奇抜な演出がなされています。

原作と比較してみると、新たな発見があるかもしれません。原作は登場人物の設定においては大きな違いはないので、好きなキャストがいるという方も抵抗なく読めます。

ここまでドラマ「三匹のおっさん」のキャストやあらすじ、主題歌や原作との違いを解説してきました。第二の人生を楽しむ魅力的な三匹のおっさんたちが、華麗に悪と戦う気持ちの良いドラマです。それぞれ違う個性を持ったおっさんたちが、時に可愛く、時にかっこよく描かれています。豪華なキャストや、心に響く主題歌、原作の小説にもご注目ください。