きみが心に棲みついたの星名が怖い？キョドコとの関係や整形の過去など考察まとめ

きみが心に棲みついた、で主人公・キョドコ（小川今日子）に付きまとう星名。どんなにキョドコが離れようとしても、言葉たくみにキョドコをコントロールし離しません。かといって、キョドコを恋人にするわけでもなく、自分は他の女性と付き合ったり、キョドコに恋人ができると無理やり引き離したりと執着心をあらわにします。そんな星名の姿は、見るものに恐怖を与えているのです。

そんな星名ですが、原作「きみが心に棲みついた」では過去に母親からの頼みで整形を行っています。不本意な整形をしたこともあり歪んだ星名の性格が生まれたようです。今回は星名に注目しながら、きみが心に棲みついた、のあらすじや過去の整形の真相などにせまります。

きみが心に棲みついた、とは漫画家・天堂きりんさんが描く女性向け漫画です。過去、2011年3月号から2013年9月号まで「kiss PLUS」にて連載し、その後「FEEL YOUNG」に移籍し「きみが心に棲みついたS」を続編として掲載しています。そして、2018年1月にはテレビドラマ化も果たしています。

君が心に棲みついた、の作中で怖いといわれている星名漣。星名は、主人公キョドコこと小川今日子の大学時代の先輩です。キョドコに好意をもたれるも、それを利用してキョドコを他の男と関係を持たせたり、酷いことを言い放つなどサディスティックな人物です。ですが、外面がよく、容姿端麗で頭の回転も速いため周囲からの評判はすこぶる良いです。キョドコとは一時疎遠になりますが、偶然再会することになります。

ふたたび星名の歪んだ愛憎が燃え上がります。元々は優しい少年でしたが、複雑な家庭環境や友人関係に悩まされた過去があり、そこから次第に歪んでいきました。母親に対して歪んだ愛情と憎しみをもっており、あてつけるように母親の目の前で女性に酷いことを行うこともあります。姉が1人いますが、仲はよくありません。星名はお金を援助する代わりに、星名自身の居場所は母親に教えないようにきつく言いつけています。

ドラマ・きみが心に棲みついた、では星名役を俳優・向井理が演じています。一見優しそうで、ハンサムな向井さんは星名役にピッタリだと放送前から評判でした。

そして、原作の星名の異常な性格や、歪んだ愛情を見事に演じきり、視聴するファンを恐怖へと陥れたのでした。ドラマでは整形したという過去の設定はなくなっています。

「きみが心に棲みついた」の主人公・小川今日子はキョドコと言うあだ名で呼ばれています。幼少期から母親に愛されず、自分に自身がもてずにいました。そのためいつもキョドキョドと挙動不審になりみんなからバカにされ育ちます。学校では友達も出来ず、家でも居場所がなくつねに孤独でした。ですが、母親は妹には優しくふるまいます。

そして、大学生になり星名と出会います。星名はとても優しく、友人たちにも好かれており、キョドコはどんどん星名を好きになっていきました。誰かに必要とされたいと願っているキョドコは星名に依存していきます。ですが、星名の裏の顔をしり、酷い目にあいながらも大学を卒業。ですが、数年後、ふたたび職場で出会ってしまうのです。星名への依存から抜け出そうと必死にもがきますが、なかなかできず心を縛られてしまいます。

ドラマ「きみが心に棲みついた」では、女優・吉岡里帆さん（1993年1月15日生まれ）がキョドコを演じています。朝ドラ「朝がきた」に出演し、以来、一躍人気女優となりました。初主演でもあるきみが心に棲みついたでは、「必ず面白いドラマにする」と意気込みを見せました。

吉崎は漫画編集部で働いており、面倒見がよく、周りからの信頼も多くあります。きみが心に棲みついた、の主人公・小川今日子に対し、当初は厳しい言い方をするも、変わろうとするキョドコに惹かれ、恋人同士になります。ですが、星名とキョドコの仲に不安がよぎっています。

俳優・桐谷健太さん（1980年2月4日生）は様々なドラマに引っ張りだこの人気俳優です。CMで浦島太郎役をしていることでも有名で「海の声」という歌も出しています。きみが心に棲みついたは、おかしな関係性が多く、これから先の展開が予想できない作品。不思議な感覚で脚本を読み進めていっていると語っていました。

飯田彩香は、きみが心に棲みついたの主人公・今日子（キョドコ）と同じ会社に勤める後輩です。星名のことが好きで、一時期は付き合うもすぐにフラれてしまいます。なぜか星名に必要とされているキョドコに異常なまでの嫉妬心をいだいており、キョドコを地獄へ落とし、星名と復縁することを夢見ています。

石橋杏奈さん（1992年7月12日生）はホリプロの女優・モデルです。2006年のホリプロタレントスカウトキャラバンにて、3万8224人の仲でグランプリを受賞しています。博多出身で博多弁を可愛らしく話す医師ｈ面も持っており、清純派として注目されています。

きみが心に棲みついた、の星名は一見人当たりがよく、周囲からの信頼もあつい人物です。そんな星名の冷酷な一面はどのようなところなのでしょうか？星名の過去とは？あらすじとともにお伝えいたします。

主人公・小川今日子ことキョドコは、家族から愛されず、友人もいなく自分に自信がもてないまま育ちました。そのため、すぐに緊張して挙動不審になってしまいます。ですが大学生になった時、先輩である星名と出会います。星名はとても優しく「キョドコはそのままでいい」と誰にも認められなかったキョドコの心に入り込みます。

そして、母親から唯一してもらった「三つ編み」にこだわっていたキョドコの髪を解き、代わりに「中尾巻き」を与えてもらうのでした。

それからというものの、キョドコは星名に依存をし、異常なまでに電話をかけたりと落ち着きのない行動を繰り返します。ですが、星名は段々と本性を見せ始め、キョドコに対して卑劣な行為や酷い言葉をいうようになっていきました。星名の本性を知り、大学卒業後は疎遠になるも、2,3ヶ月に1回は非通知から着信があります。星名からの着信かもしれないと思うキョドコはずっと星名を忘れられずにいるのでした。

そして数年後、下着メーカーに勤めていたキョドコの前に星名が現れます。そしてなんと一緒に働くことになるのでした。再び星名に依存してしまるキョドコは、星名に認めてもらえるように仕事を頑張ります。ですが、後輩の飯田彩香も星名を狙っており、星名と体の関係を結びます。そして、彩香は星名と付き合うことになったのです。一方、キョドコも仕事で知り合った、吉崎という男性のことが気になっていました。

ですが、それを見抜いていた星名は「何があっても俺を裏切るな」とキョドコに脅しを掛けるのです。そしてさらに星名は、プロジェクトメンバーの配置換えを急遽行い、キョドコではなく彩香を選ぶのでした。反論するも星名はキョドコを突き放します。その後、吉崎がキョドコの仕事先を訪れます。キョドコは吉崎の優しさに触れ、泣き始めてしまいます。

吉崎に慰めてもらったものの、翌日は会社を休んでしまったキョドコ。そして、吉崎に依存し、何十通もメールを送ります。ですが、吉崎はキョドコに電話をし、ご飯に誘ってくれるのです。吉崎と話、仕事へのやりがいを見出したキョドコは会社に復帰します。そして、今回のプロジェクトのデザイナーである八木を納得させ、自分を起用してもらえるように燃えるのでした。ですが、彩香もその座を狙っているため、争うことになります。

ですが、彩香のほうがとても有利な状況になり、キョドコは不安に襲われます。結果を待つ間に、吉崎から下着展示会に誘われますが、ソワソワしてしまいます。すると、星名が後ろにいました。星名はキョドコが吉崎と出かけることを聞きつけていたのでした。星名は仕事を口実にキョドコを連れ出そうとしますが、吉崎は拒みます。笑顔で去る星名でしたが、その内心は穏やかではありません。

そしてついに、プロジェクトの結果発表をむかえます。選ばれたのはキョドコでした。当初はキョドコの仕事への姿勢に対して不満があった八木でしたが、生まれ変わったように頑張るキョドコを認めていたのでした。そして後日、試作品のランジェリーを試着するキョドコの前に星名があらわれます。そして、キョドコをけなして去っていきます。そんな星名の態度に、今度こそ星名から離れようと決意するキョドコなのでした。

ある日、星名に資料室に呼び出されたキョドコは「デートをしてやる」と言い出します。ですが、キョドコは断ります。それにおどろいた星名から怒りが溢れてきます。そして、押し倒され吉崎との仲を問われます。キョドコは私のことなんかで吉崎さんに迷惑はかけられない。本当にいい人だからと訴えます。それを聞いてますますキレた星名はキョドコを平手打ちにします。

そこに、八木が現れ、キョドコの様子に対し星名を怪しみだします。八木は以前から星名が怪しいと感じており、大学を調べたところキョドコと同じ大学であることを知ります。そして、以前キョドコが話していた「自分を傷つけた先輩」が星名であることを知るのです。

後日、北海道に主張中の吉崎から写真ともにメールが届きました。そこにはなんと星名も笑顔で写っていたのです。キョドコは恐怖を覚えます。

出張から戻った吉崎は、日曜日にキョドコと待ち合わせをします。そしてお土産を渡しました。その後映画デートをします。会社では、星名がまた裏がありそうなことを提案し、プロジェクトのデザイナーである堀田と八木から反感をくらっています。そんなとき、キョドコは彩香から、先週から星名の部屋にいることを伝えてられます。しかし、キョドコは何も感じません。このまま星名のことは忘れていくのかも。と思います。

そして、翌日星名を呼び出し、吉崎に近づかないよう言い放つのでした。すると星名は「お互いもう干渉するのはやめよう」とあっさり去っていきます。そして、吉崎とバーベキューの約束をしているのでキョドコもくるように言います。バーベキュー当日、星名はなんと元カノで、過去にキョドコをバカにしていたレイコという女と、星名の命令で関係を持たされた牧村の姿がありました。

そして、過去のことを話し出したのです。キョドコはそのまま倒れてしまいます。目を覚ますと吉崎が看病してくれていました。そして泣き出してしまいます。

そんなキョドコをみて吉崎はキョドコと友人として付き合っていきたい。と伝えるのでした。キョドコは、その言葉だけで充分だと思います。そして、皆の場にもどると、レイコがキョドコのことを星名のストーカーだと言い出します。1人で帰ったキョドコを追いかけようとする吉崎ですが、星名に止められます。ですが、そんな言葉には耳をかさず追いかけます。キョドコに追いつきバーベキューに誘ったことを謝る吉崎。

キョドコは「優しくされたら、吉崎さんを諦められなくなる」と言います。そんなキョドコを吉崎は抱きしめるのでした。そして、吉崎もキョドコへの本心を伝えキスをします。一方、彩香は星名に煙たがられており、繊維会社社長である叔父だけが星名をつなぐものになっており、なんとか自分の会社と契約をしてもらおうとします。ですが、レイコと星名がベッドにいるのを目撃してしまうのでした。

彩香の叔父は星名の素性を調べ上げており、星名の母親が過去に殺人を犯し、最近出所したことを彩香に伝えます。そのことから、彩香に星名と別れるように言い、その後現れた星名にも、取引はなしということを伝えます。ですが、それに対し彩香はもう反論します。なりふり構わず食い下がり、叔父も引いてしまっています。一方、キョドコは仕事で気がかりなことがあり、吉崎とのデートに集中できずにいます。

ですが、吉崎はアドバイスをし、優しくキスをしてくれます。そして後日、仕事での問題も解決したキョドコは、足取りも軽く吉崎に会いにいきます。恋に仕事に絶好調なキョドコなのでした。その一方、利用価値のなくなった彩香を星名は切り捨てようと、家の鍵を返すと言います。そして最初から付き合っていなかったと言い放つのです。泣いてすがる彼女に、愛のないほど興奮する。とゲス発言をして去ります。

ですが、絶対に別れないと街中で叫ぶ彩香なのでした。そして、星名の関心を取り戻すために、星名の母親の居場所をつきとめ、訪ねます。そして、星名との絆を深めたいと母親に取り入ろうとします。星名はそんなことも知らず、キョドコを強引にラーメン屋につれていきます。そして、俺のところへ戻ってくると話します。キョドコは否定するも、まだ星名の呪縛である中尾巻きをしていることを指摘されます。

星名が取ってやるというも、拒否してしまいます。翌日は展示会の日でした。キョドコはやめようとするも結局中尾巻きをてしまいます。展示会にて吉崎が星名にキョドコとの関係を伝えると、冷たい目でキョドコから聞いていると話、よろしくお願いしますと吉崎に頭を下げました。そのことをキョドコと部屋で2人きりになったとき、吉崎はキョドコに伝え、過去に星名と付き合っていたのかと問います。

そして否定するキョドコと気持ちを確かめ合います。キョドコの中尾巻きをほどくのでした。吉崎と結ばれ、星名からの呪縛からも解き放たれたキョドコは、もう中尾巻きはしていません。そして、吉崎からもらったネックレスを着けています。それを見た星名は激怒します。そして、タクシーの車内で無理やりキョドコの胸元と首筋にキスマークをつけ、吉崎に会えないようにします。

そして、また俺のところに戻ってくると言い捨て去っていきます。そして、キスマークを隠すために再び中尾巻きをするのでした。翌日、タクシーで吉崎にもらったネックレスを引きちぎられたキョドコは買いなおそうとしますが、そこへ星名が現れ、キョドコにプレゼントします。恐怖に震えるキョドコはなす術もありませんでした。一方、彩香はまだ星名の母親に付きまとっていました。

母親は何かに怯えているようにも見えます。キョドコは星名にもらったネックレスを返そうとしますが、土曜日に会うことになってしまいます。ネックレスはキョドコ自身で買おうと決意します。土曜日になり、キョドコは星名にネックレスを返すと伝えます。ですが、星名はいらないから、一日付き合えと言います。そして、俺はずっとお前を苦しめるから、逃れたいなら殺せ。と話し出します。

ですが、そんなことは出来ません。キョドコは泣いてしまうのでした。その後、タクシーに乗る2人。行き先が星名の自宅だと知ったキョドコは焦りますが「1日俺と付き合う約束だ」と言われ流されてしまいます。

なすがままマンションについてしまいました。その様子を彩香が撮影していました。キョドコは部屋に入るも、後悔し部屋を出ます。星名は合鍵を渡しますがそれも拒否します。出ると、そこには友香が待ち構えていました。そして、星名に必要とされているキョドコに嫉妬をあらわに罵しり去っていきました。そして、キョドコは吉崎にまた秘密が出来たことを悔やむのでした。

その後、吉崎の編集部に差出人不明のUSBが届き見るとキョドコと星名がマンションに入る姿が写っていました。夜に、牧村がいるバーで飲んでいると、牧村から過去、キョドコと関係があったことを暴露されます。星名の命令だということも含めて話し出します。吉崎は冗談でも良くない。と諭します。ですが、話を止めない牧村。そして、自分も星名も吉崎が嫌いだから暴露してやったと言い放ちます。

バーを去る吉崎。そしてそんな苦悩する吉崎に、以前から好意を抱かれていた為末に言い寄られ心が揺れます。後日、キョドコに星名のことを問いかけるも、キョドコはマンションにいっていないと嘘をつきます。それを聞いた吉崎は、キョドコに別れを告げます。ショックのあまり会社を休み続けてしまいますが、八木が訪問し、渇を入れられます。久しぶりに出社すると、星名が意地悪く吉崎のことを訪ねてきます。甘い言葉を囁く星名でしたが、キッパリと断ります。

そして、吉崎のことをまだ好きなこと、キョドコでなく小川今日子だと言いはなち、去りました。星名は「お前はキョドコだ。俺のおもちゃだ」とつぶやくのでした。

星名はキョドコと同様、だれからも必要とされない環境で育ち、そのうえ母親の願いで整形を無理やりされてしまうという過去をもっていました。整形前の顔は今とは正反対の地味な顔でした。整形をしても、家族からは必要とされることなく孤独に過ごします。キョドコに自分を投影し依存している彼は、いまだ呪縛から逃れられずにいるのでした。

君が心に棲みついた、のキョドコと星名は共依存の関係にあります。星名が酷い男だとわかっていながらも、少しでも甘い言葉を言われたり、必要とされていると感じると逆らえなくなってしまします。星名自身も、キョドコのことはどうでもいい存在だと言いながらも、ひとたび姿を見ればまた支配欲が生まれ、激しく執着します。せっかくキョドコが前を向き、同僚の男性・吉崎と恋に落ち付き合いますが、星名はそれを絶対に許しません。

星名の言うことなど気にしなければ良い話なのですが、星名の執着は常軌を逸しており、キョドコはふたたび蛇ににらまれたカエルのように自分の意思で動けなくなってしまいます。ですが、星名自身も、自分で自分を縛り付けており、過去のトラウマに苦しめられ、自尊心をもつことが出来ずにいます。

だからと言って、星名の振る舞いは許されるものではありませんが、星名もキョドコも、お互い自尊心を取り戻せたとき、はじめて1人の人間として向き合えるのではないでしょうか？

星名は「きみが心に棲みついた」の作中で衝撃の過去をあかします。それは、自分の顔を少年時代、母親の願いで整形をしたことでした。星名はもとはとても地味な顔立ちをしていて、友達にもいじめられていました。ですが「いじめられる。」ということが「いじめっ子たちに必要とされている」と考え、それを支えに耐えてきました。星名には姉が1人いますが、特に会話もなく、星名のことも邪険にしていました。

星名の父親は現在の星名のように容姿端麗で、少年時代の星名の顔とは似てもつきませんでした。母親にも似ていません。そのため、星名の父親は、別の男の子供だと疑い、星名を嫌悪しています。星名がどんなにいい子でいても絶対に認めません。母親は浮気はしていないと父親に訴えますが、信じることはありませんでした。そんなある日、母親は星名に父親そっくりに整形するよう話してきたのです。

整形することに、とまどう星名でしたが、家族から必要とされたいがために整形を承諾します。ですが、いざ手術台に寝かせられると「本当は整形なんてしたくない」という本心と、恐怖心がこみあげ、必死に母親の名を呼びながら助けを求めます。ですが整形手術は非情にも行われ、星名は別人の顔にされてしまいました。そして、整形をしたかいもなく父親は星名に対して態度を変えることはありませんでした。

そのうえ、母親は家を出てしまうのです。母親は不倫をしており、その男のところへ逃げたのでした。星名は母親を追いかけ居場所を見つけます。その男も星名をこころよく思わず「俺の子じゃないだろう！ぜんぜん似ていないじゃないか！」と母親を責めます。ですが、母親は「あなたの子よ」と、以前から星名の父親に言っていた言葉をいい続けます。そして、星名の精神は壊れていくのです。

きみが心に棲みついたの中で、怖いと意見が多いのが、星名がキョドコに対し「他の男と肉体関係」を強要するシーンです。星名とキョドコは大学の先輩後輩の関係でした。キョドコは優しい星名に対し、どんどん惹かれていき、星名に依存していきます。そんなキョドコに対して星名は「こいつの相手になってくれたら、他の女を全部切ってもいい」と言い出します。相手と言うのは肉体関係のことだと知ったキョドコは愕然とします。

そして、頭の中が真っ白になってしまいます。ちなみにドラマだとやや表現がやわらかくなっているようです。星名が自分にとっての全てになっていたキョドコは、その星名のとんでもない要求を受け入れます。そして、牧村という男に自身の初体験を捧げてしますのです。

当然本意ではないですが、なんとか要求にこたえ、星名のもとに向かうと「汚い手で触るな」と拒絶されます。そして「バカだな」と一蹴されてしまうのです。星名はキョドコとの約束など守る気はなかったのでした。

大学を卒業し、星名とキョドコは会う事もありませんでしたが、必ず2、3ヶ月に1回はキョドコの携帯に非通知で着信がありました。誰なのかはわかりません。ですが、キョドコは星名からではないかと思い、ずっと忘れられずにいました。そして、会社で再会をし、いまだかかってくる非通知を着信拒否にすると「拒否してんじゃねーよ」と星名から言われます。

星名は大学を卒業してキョドコを解放したわけではなく、執念深くずっと自分をわすれさせないようにかけ続けていたのでした。

キョドコは、星名のものであると言う証明のために、マフラーを胸の前で捻って巻くという非情にダサい格好をしています。ですが、吉崎に恋をし、星名の呪縛からのがれようとあがきます。その結果、キョドコはマフラーをはずし、かわりに吉崎にプレゼントされたネックレスをつけるのでした。それを見た星名は衝撃を受けます。そして、不適な笑みを浮かべるのでした。

キョドコと一緒のタクシーに乗った星名は、キョドコの胸をはだけさせ、ネックレスの周辺に強引にキスマークをつけます。そして、お前は俺のものだと再度キョドコに認識させようとします。必死に星名から逃れようとしても、また星名に引きずり戻されてしまうという恐ろしいシーンです。キスマークをつけられたキョドコは吉崎と会えなくなってしまい、吉崎からもあらぬ疑いを持たれてしまいます。

下着メーカーを担当しているキョドコは、展示会にて星名から「下着姿でモデルと一緒にショーへ出る」ように命令されてしまいます。星名は吉崎と仲良くしていることが気に入らなかったのです。そして、俺のそばにいたいならちゃんと償えと星名に言われたキョドコは、恥ずかしさに耐えながらショーにでます。そして、終わった後に「よくやったな。見直したよ」と甘い言葉をかけるのでした。

星名は同じ会社に勤める飯田彩香に好意をいだかれており、恋人関係になります。ですが、そこに愛などはなく、自分の出世のために利用し、かつキョドコに当てつけるためでした。当初、星名はキョドコに見せるようなゲスは一面はいっさい見せませんでした。

ですが、利用価値のなくなった友香に対して、よい顔をする必要がなくなり非情にも切り捨てます。星名はさんざん友香をののしった後、わけがわからず、縋り付く友香に対して「愛のないほど燃えるんだ」と冷たくゲスな言葉を放つのでした。

飯田彩香はなんとしてでも星名と結婚をしたいと思っており、星名の言うことはなんでも聞いてきました。ですが、母親と疎遠になっていると知った彩香は、星名に内緒で、星名の母親の居場所を突き止めます。

母親に取り入り、かつ星名との仲もとりもとうと考えていた彩香ですが、それを聞いた星名は凍りつきます。星名の母親は、過去に人を殺していたのです。そして刑務所に収監され、出所後は清掃員として働いておりアパートに1人暮らしをしていました。彩香は自分をもっと評価してもらおうと、母親と3人で食事会を開きます。すると、星名は優しい笑顔で彩香の頭にワインをぶちまげ、本性をあらわします。

きみが心に棲みついた・の星名の怖さはおわかりいただけたでしょうか？そのあまりの怖ろしさからか、ドラマでは若干表現がやわらかくされており、それによって星名の恐怖感も薄らいでいるそうです。そして、キョドコに対しても、原作に比べ優しく感じられるシーンも多いようです。やはり、テレビでは放送できないような過激な内容だと考えられます。

今回注目した整形についても、ドラマではその設定はないことになるなど視聴者への配慮があります。きみが心に棲みついたのドラマはすでに終了していますが、原作はまだ連載中です。最終回では星名はどうなるのでしょうか？そして、キョドコは依存から抜け出せるのでしょうか？幸せなラストであることを祈ります。