2018年04月07日公開
2018年08月29日更新
銀魂の海坊主は宇宙最強?神威との確執や過去などネタバレまとめ
『ジャンプ』にて好評連載中の人気漫画「銀魂」数多くの人物が登場する「銀魂」ですが、今回は神楽の父親である星海坊主にスポットを当てて見ていきます。「星海坊主とはどんな人物なのか」また、死亡説や、過去のエピソードなどをネタバレを含みつつ解説していきます。
目次
銀魂で最強と謳われる星海坊主とは?
銀魂の星海坊主とはどんな人物?
ここでは、今回紹介する星海坊主とはいったいどんな人物なのか?プロフィールの詳細や、経歴などを見ていきます。星海坊主は銀魂に登場する夜兎族の男性です。年齢は40代。身長168cm、体重65kgと大柄ではありませんが、その体から繰り出される攻撃の数々はスピードもさることながら圧倒的な威力を誇ります。また、今作の主要人物である神楽と、神楽の兄である神威の父親でもあります。
見た目こそただの中年男性ですが、数多の星をめぐり数多くの化物を狩ってきた男。「えいりあんばすたー」という最強の宇宙の掃除人なのです。また、その偉業の数々から、「生ける伝説」とも言われています。
夜兎族とは?
銀魂の星海坊主は夜兎族の男性と紹介しましたが、その夜兎族とはいったいどんな種族なのでしょうか?
夜兎(やと)族とは、銀魂に登場する架空の民族。茶吉尼(だきに)族、辰羅(しんら)族と並び、傭兵三大部族と言われる宇宙最強にして最悪の戦闘民族です。戦場でしか生きられない獣のような種族だと言われています。また、獲物を求めて彷徨う夜兎の血が目覚めると、理性を失いまるで取り憑かれたかのように暴れるという危険な一面も持ち合わせています。
銀魂で星海坊主が初めて登場するのはいつ?
星海坊主の誕生日
— ki99 (@kiki90118) July 20, 2014
素顔でなければ、威厳があるのだが。。。#銀魂#星海坊主 #星海坊主生誕祭 #星海坊主生誕祭2014 #誕生日おめでとう#誕生日キャラ pic.twitter.com/Yf2Omne7Xq
ここではそんな星海坊の初登場時のエピソードを、ネタバレとともに紹介していきます。星海坊主の初登場は、原作の第7巻(57訓)、アニメでは40話になります。宇宙船に取り憑いたえいりあんを瞬殺し、怒鳴りながらの登場というなんともインパクト大の初登場シーンになっています。星海坊主は、娘である神楽を連れ戻すため地球にやって来るのですが、神楽には拒否されてしまいます。
今日は『星海坊主』の誕生日です#銀魂#銀魂好きな人RT#星海坊主#星海坊主好きな人RT pic.twitter.com/7sBISqg2Nk
— 銀魂キャラクター誕生日bot (@Bot36474408Bot) July 19, 2016
必死の説得の末、神楽を連れ出すことに成功した海坊主。しかし、乗り込んだ宇宙船でまさかのえいりあんが大暴れ!銀時たちの援護もあり何とかえいりあんを撃退しますが、そこへ真選組の放った「松っちゃん砲」が迫ってきて絶体絶命のピンチ!しかし、そんな「松っちゃん砲」を星海坊主はなんと傘一本で弾き返してしまうのです!さすが最強の名にふさわしい圧巻のシーンが描かれています。
星海坊主が久々の登場!銀魂「烙陽決戦篇」
銀魂初登場以降はあまり大きく取り上げられることのなかった海坊主が、久々に【銀魂】本編に登場するのがこの「烙陽決戦篇」になります。「烙陽決戦篇」では星海坊主に関するエピソードが非常に多く盛り込まれており、過去の出来事や、神威との確執のきっかけなども明らかになります。
また、星海坊主死亡説が囁かれるなど穏やかではありませんが、豊富な戦闘シーンなど見どころ満載の長篇シリーズとなっています。それでは、星海坊主情報盛りだくさんの「烙陽決戦篇」をネタバレとともに見ていきましょう。
銀魂の最強戦士の星海坊主がまさかの裏切り!?
星海坊主の久々の登場シーンはまさかの裏切り疑惑から始まります。徳川喜喜に裏切られ、宇宙で孤立状態の高杉率いる鬼兵隊と、宇宙海賊春雨から狙われている神威率いる第七師団。この両者が、春雨と共謀した星海坊主によって壊滅させられたという知らせが銀時たちのもとに届きます。にわかには信じがたいその事実ですが、実際に壊滅状態の第七師団の元にいる星海坊主の姿が描かれています。
銀時たちは春雨と敵対関係にあります。その春雨側につくということは、実質銀時たちを裏切ったことにほかなりません。宇宙最強と名高い「えいりあんはんたー」にいったい何があったのでしょうか?星海坊主は本当に春雨の味方になってしまったのでしょうか?
銀魂の星海坊主の裏切りの真相(ネタバレ有)
虚と裏切った十二師団により春雨元老院が始末されると、星海坊主は単身、虚たちのもとへ出向きます。そこで星海坊主が交戦したとき第七師団は拠点ごと爆破させられすでに虫の息だったことが語られます。星海坊主が掃討作戦に参加したのは、春雨元老院の旧い知り合いに第七師団を始末することを依頼されていてたからでした。しかし、星海坊主の真意は別にあり、その目的は神威を自分の手で始末すること。
星海坊主は虚に神威から手を引くよう忠告します。また、組織内部へ入り込み掃討作戦の情報を得た星海坊主は旧知の仲である陸奥にその情報をリークしており、鬼兵隊の万斉らは快援隊により救出され、高杉も第七師団の阿伏兎らとともに烙陽へ逃げおおしています。星海坊主は裏切っていないどころか、たった一人で危険な組織に潜入し、高杉らを救うという見事な働きをやってのけたのでした。
決戦の地「烙陽」へ!
大戦により破壊しつくされ、巨大な廃墟と化した捨てられた惑星「烙陽」。春雨から身を隠すためには最適だと集結の地となったのですが、銀時たちが到着したときにはすでに春雨により掌握されていたのでした。そして、一足先に到着していた阿伏兎らと星海坊主が潜伏していた廃寺院も爆破させられてしまいます。
幸い星海坊主の忠言により阿伏兎らに被害はありませんでしたが、次々と襲い来る春雨の艦隊にこの戦いの激しさがうかがえます。この決戦の行方はいったいどうなるのでしょう?星海坊主の最強っぷりなどをネタバレとともに見ていきましょう。
銀魂の星海坊主はやはり最強だった!(ネタバレ有)
狙った獲物は必ず仕留めると豪語する星海坊主。そのため他人の獲物には絶対に手を出さないことを信条としています。そんな星海坊主は、忠告したにもかかわらず自らの獲物である神威から手を引かない虚に、星一つ潰す覚悟で挑んでくるつもりだと理解し、自らも覚悟を決めます。宇宙で最も危険な生物を狩る覚悟を。春雨十二師団中、六師団が動いたこの残党狩りですが、その半数は星海坊主を狩るために動いていたのです。
艦船に襲われ大岩の下敷きになっても、自分の体の数十倍もの大きさのその大岩を艦船めがけ投げつけ、見事大破させる星海坊主。最強戦士の貫禄を見せつけます。第七師団の実力者である阿伏兎にさえ、星海坊主の力にあやかるしかこの戦場を生き抜けないとまで言わせており、やはり桁違いの強さを持つ人物であることがわかります。また、虚からもやっと出会えた「自分を殺せるかもしれない存在」と評されています。
銀魂の最強戦士海坊主には死亡説がある?
このように銀魂最強である星海坊主なのですが、なんとこの「烙陽決戦篇」の進行に伴い死亡説が飛び出します。なぜこのような死亡説が飛び出したのか、死亡説の経緯などをご紹介します。
海坊主の死亡説とは?
星海坊主の死亡説が噂されるようになったのは「烙陽決戦篇」における星海坊主の取り上げ方により死亡フラグが乱立されたことに起因します。まず「烙陽決戦篇」では星海坊主の過去のエピソードが多く語られます。
その中で神威との確執の本質に触れたり、今まで語られることのなかった神楽と神威の母で星海坊主の妻である江華とのエピソードの詳細が語られたりと、星海坊主に関するエピソードがことごとく消化されていくのです。それに星海坊主の置かれている状況も相まって星海坊主死亡説にますます拍車がかかっていきます。
星海坊主と神威の確執とは?
死亡説が出た一つの要因として神威との確執の本質に触れることを挙げましたが、二人の間に何があったのかを要点をまとめて見ていきましょう。
星海坊主の左腕は神威の手によって失われた?(ネタバレ有)
星海坊主の右腕は初登場時すでに義手であることが判明しています。そのことを語る際星海坊主は息子にやられたと言っていますが、ではなぜ神威は父である星海坊主にそのようなことをしたのでしょうか?
かつて夜兎族には、「親殺し」という親を越えてこそという考えのもと行われた悪しき風習がありました。そんな風習ははるか昔に消えた悪習でしたが、神威はそれを実行したのです。星海坊主は本気で自分を殺そうとしている息子と対峙し、そこで気づいてしまいます。神威を止めるのではなく、本気で息子を殺そうとしている自分に。神楽の仲裁により事なきを得るのですが、それ以来星海坊主は家に寄りつけなくなってしまいます。
星海坊主は、もし神楽も兄のように自分を襲って来たとき、自身を抑えることができるのかと不安で仕方なく、幼い神楽と死にゆく妻を残し逃げ続けたのです。家族を壊したくなかったがゆえの行動でしたが、そんな星海坊主の思いも虚しく家族は崩壊してしまいます。
銀魂の星海坊主と神威の確執の本質とは?
長らく明かされていなかった星海坊主と神威の確執の本質が、星海坊主の過去エピソードにてついに明らかになります。なぜ神威は古に消えた風習を実行するに至ったのか?星海坊主一家の過去に何があったのか?などをネタバレとともに見ていきましょう。
星海坊主の妻・江華(ネタバレ有)
銀魂の星海坊主と神威の確執について語るに欠かせない人物が、星海坊主の妻であり神楽と神威の母である江華(こうか)です。江華は対戦で破壊しつくされ毒にまみれ『死の星』とも呼ばれた夜兎の母星である『徨安』という星でたった一人で生きていました。そして星海坊主は、ひょんなことをきっかけに徨安を訪れます。
そこで出会った江華に一目惚れした星海坊主は江華を口説きますが、自分は星とともに死ぬ一族であると断られます。それでも星海坊主は諦めきれず通いつめ、ついには江華を死の星から連れ出すことに成功するのでした。しかし、それが悲劇の始まりとなるのです。
過去における星海坊主と神威の関係(ネタバレ有)
星を出たあと、江華と星海坊主は子宝にも恵まれ幸せな生活を送ります。この頃の星海坊主と幼い神威は仲の良い普通の親子である様子が描かれています。
この頃の神威はこころの優しい少年であり、またとても素直な性格だったようです。星海坊主は神威に優しくも厳しく接しており、それを神威も素直に聞き入れる。とても後に殺し合いをするとは思えない関係性だったのです。こんな二人の関係が変わり始めるのは江華の体に異変が起こってからになります。
神楽が生まれて間もなく江華は体調を崩し床に伏せてしまいます。星海坊主はそれを何とかしようと家を空けることが多くなります。幼い神威は弱りゆく母の心配と父に頼ってもらえない不甲斐なさの中、己の弱さがすべての原因であると思ってしまいます。そして、父のように強くなることだけを考えるようになるのです。
しかし、神威は次第に強さとは何なのかが分からなくなってしまいます。家族を護るため強くなれと言う父は、そばにいてほしいと願う家族を置き去りに戦いに出向く日々。その矛盾に神威は次第に押し潰されていきます。一方の星海坊主は江華の命を繋ぐため家族の側を離れ、たとえ父親でなくなろうとも家族を護らんとしていたのでした。
星とともに死ぬ一族の本当の意味
星海坊主は知りませんでした。江華の言った星とともに死ぬ一族の本当の意味を。江華は徨安のアルタナの影響を受け生まれた変異体。つまり徨安にいる限り、そのアルタナを喰らい続ける限りは死ぬことのない不死者だったのです。しかし、それは徨安のアルタナがなければ生きられないということに等しく、「星とともに死ぬ一族」とはそういう意味だったのです。
その事実を知った神威は父星海坊主に問います。なぜ母を好きになったのか、母をあの星から連れ出さなければ母は死にゆく運命を辿らなかったのではないか。母は父のせいで死ぬのかと。星海坊主はその通りだと認めます。しかし、それでもひとりぼっちの江華を放っておけなかった。護ってやりたかったと胸の内を語ります。そして、実は自分が護られていたということも語ります。
江華は、死の星では生きられない星海坊主に何も告げることなく死の星から旅立っていたのでした。星海坊主は神威に告げます。もしその事実を過去に知っていたとしても、自分もそして母も、今と同じ道を選んだと。それでも子どもたちに会えるならと語ります。
その事実はさらに神威を苦しめることとなります。父のように強くなれば家族を護れると思っていた神威。しかし、その護りたかった母を苦しめているのは他でもない自分たち家族なのだと。そして神威はより強さへの固執を強め悪の道へと堕ちていくのでした。
自分には父には母を救えないと知った神威は母を徨安へ連れ返そうとします。側にいなくても、家族ではなくなっても、それでも神威は母に生きていてほしかった。神威が江華を連れ出そうとしているところへ父星海坊主が帰宅します。
なぜ自分が帰っている時を選んだのかと問う星海坊主に神威は母を救うためには家族であることを捨てるしかないと告げます。家族を護るため強くなれと言ったのは父であると言い、母を護るため家族でなくなろうとも父を討ち母を連れて行くと星海坊主へ襲いかかる神威。そして、あの星海坊主が左腕を失った戦いへと繋がっていくのです。
銀魂の星海坊主VS神威を紹介
星海坊主は自身の手で神威を殺すことを目的と語っていますが、その本位は別のところにありました。星海坊主は不器用な性格がゆえに戦い以外での愛情を示す術が分からなかったのです。星海坊主が危険を犯してまで春雨に潜入したのもおそらく息子を護るためだったのでしょう。大切に思っていた家族、大切だった息子。どれだけ憎まれようとも愛情の示し方も分からなくても、それでも星海坊主は父であり続けたかったのでしょう。
春雨との戦いが激化する中、掃討作戦以降行方のわかっていなかった神威が星海坊主のもとへ現れます。そして星海坊主に襲いかかりこの状況の中宇宙最凶の親子喧嘩が始まってしまうのです。
誰にも止められない史上最強の親子喧嘩が加熱する中、そんな二人を止めようと神楽が現れます。神楽はただの家族に還ろうと諭しますが、神威はそんな神楽さえも手に掛けようとします。そこへ突如として虚まで参戦。虚の攻撃から神威を庇った星海坊主は義手である左腕を切断されてしまいます。春雨艦船の攻撃により足場が崩れ神威と神楽は崖下へ。
銀魂の宇宙最強のえいりあんばすたー『星海坊主』VS宇宙で最も危険な生物『虚』
この戦いは過去のエピソードと同時進行で描かれています。非常に激しく、また過去のエピソードも絡めて描かれているため星海坊主死亡説が飛び出した戦いです。最強対最凶の戦いの行く末とは?また、星海坊主の死亡説の結末をネタバレとともに見ていきましょう。
家族を護る戦い(ネタバレ有)
神楽と神威と切り離された星海坊主は虚と交戦。ただひたすらに家族を護ろうと戦う立派な父親である姿が描かれています。しかし、最強の星海坊主をもってしてもアルタナにより再生してしまう虚は容易に倒せる敵ではなく苦戦を強いられる戦いとなりました。
一方崖下へと転落した神威と神楽。神威は神楽に父と母のことを語ります。母は父によって殺されたのだと。そして家族を捨て母を護ることもできなかった自分にはもう最強である星海坊主を越えることしか残っていないのだと。神威は神楽を振り切り星海坊主のもとへ向かうのでした。
星海坊主死亡説の結末は?(ネタバレ有)
傷を受けても再生してしまう虚には、どれだけの攻撃であっても無意味に等しいものでした。そんな苦しい戦いの中星海坊主はある秘策を打ち出します。自らの肉体を貫かせ虚を捕えた星海坊主はアルタナの結晶石をその体へと打ち込んだのです。
生まれた星のアルタナによって生きている虚たち不死者にとって、別の惑星のアルタナを体内へ送り込まれることは毒を注がれることに等しく、虚は地に倒れます。これにより星海坊主は勝利したかに見えたのですが、策を察知した虚は戦いの中星海坊主に右腕を吹き飛ばされる直前にその体の全てを右腕に注いでおり、ちぎれた右腕から蘇生したのです。そして体を貫いた剣で右腕もろとも体ごと吹き飛ばされた星海坊主は倒れてしまいます。
瀕死の星海坊主ですが、急激な蘇生により体内のアルタナが底をついた虚を一時撤退させることには成功します。そして、家族を護って右腕を失ったことを自分にしては上出来だと語ります。そんな状況でのそのセリフは星海坊主の死を強く予感させました。また虚との戦いの中での心理描写が実に巧妙であるため死亡説に拍車がかかったのでしょう。果たして本当に星海坊主は死んでしまうのでしょうか?
瀕死の星海坊主のもとへたどり着いた神威はその姿に愕然とします。自分の追い求めていた強さの象徴である星海坊主が今にも死にそうな姿で地に伏せていたのですから当然でしょう。そんな星海坊主に神威はその右腕はバカ息子を殴るために残ってたんじゃないのかと言います。やはり神威もまた父親としての星海坊主に対しての思いを捨てきることはできていないようです。
星海坊主に襲いかかる神威でしたが、すんでのところで銀時たちが止めに入ります。それでも止まらない神威。そんな神威に銀時はまさかの行動に出ます。瀕死の星海坊主に頭突きをかまし、最強は自分だから自分にかかってこいと言い神威VS銀時が開戦されます。神威が銀時と争っている間に星海坊主は定春に連れられ戦線離脱し、陸奥の元で治療を受けた星海坊主は無事に目を覚ましました。
銀魂の神威と神楽について
星海坊主と神威の確執の中、必死に繋ぎ止めようとする神楽の姿には非常に胸を打たれるものがあります。神威と神楽について過去も含めて見ていきましょう。
バカ兄貴VSバカ兄貴(ネタバレ有)
幼い頃より父と兄の仲違いした様子を見てきた神楽でしたが、その思いはいつもただの家族に戻ることでした。その思いを護るため神威と交戦する銀時。自分の弱さを拒み強さを求め彷徨い続けた神威でしたが、自分の弱さを認め自分の中の強さを探し続けた銀時と対峙する中で神威は銀時の胸中や神楽の思いに少しずつ過去の自分を取り戻し始めます。
しかし、銀時の力では神威を抑える限界が訪れてしまいます。銀時を打ちのめそうとする神威の前に神楽が立ちはだかったその一瞬、神威の拳は迷いを見せます。その隙きを逃さなかった銀時により神威は倒れるのでした。終わったかのように思えた戦いでしたが、極限状態に陥った神威は夜兎の血に飲み込まれてしまいます。
理性も何も失った神威はただ本能のままに神楽に襲いかかります。自分の体が壊れることもいとわない神威の姿勢に銀時や阿伏兎も必死に制止しようとします。決死の攻防の末、神威は夜兎の本能を押さえ込み自我を取り戻し、神楽への思いや本当の胸の内を吐露します。そして神楽への家族への本当の自分の思いに気づいた神威は神楽を殴ることをやめ、この戦いは幕を下ろすのでした。
神威の本当の思いとは?(ネタバレ有)
母の苦しむ姿を隣で見護り続けることに耐えられず逃げ出した自分。自分の弱さを認めることもできず全てを星海坊主のせいにしていた自分。一方で神楽はそんなつらい状況の中でもたった一人で母を見護り続けました。そんな妹にこれ以上負けるわけにはいかないだろうと兄らしい感情を取り戻した様子が伺えます。
母を大切に思っていたからこそ、その母を護れない自分の不甲斐なさや、愛していたからこそ深い悲しみに襲われてしまった神威。その苦しみから逃れるため全てを星海坊主のせいにし自分を保とうとしていたのでしょう。なにわともあれ神楽の思いが神威に届いたことが何よりの収穫となりました。
銀魂の「銀ノ魂篇」について
銀魂「烙陽決戦篇」では戦線離脱した星海坊主でしたが、次シリーズ「銀ノ魂篇」にて再び登場します。虚の企みによってアルタナ解放軍に掌握されつつある地球で激しい攻防線を続ける銀時たち。虚はその護るべき地球ごと破壊するためアルタナを暴走させます。
銀魂好きはRTお願いします♪
— 皐月@銀魂クラスタ (@satsu0gintama) April 4, 2018
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アルタナの暴走に巻き込まれた銀時を救ったのは、なんと神威でした。神威が現れた真意は不明ですが、銀時や神楽らと共にアルタナの暴走を食い止めるべく行動をともにします。その道中不死の軍団に襲われてしまい絶体絶命の銀時たちの元にさっそうと現れるのが星海坊主です。星海坊主は虚を倒すためアルタナの結晶石を集め地球へやってきたのでした。
その結晶石で作られた武器を手に奮闘するのですが、一筋縄ではいかない虚に為す術なく、次々に仲間たちは倒れていきます。星海坊主も決死の攻撃の末あえなく撃沈。虚の無双ぶりに戦意喪失しかけますが、龍脈を抑え込むべく奮闘していた定春と、星海坊主のアルタナ結晶石の欠片のおかげで次第にその力を失う虚。最後は江戸中の人々が参戦し見事虚を打ち破るのでした。
神威との確執の行方
⚠️銀魂ネタバレ超注意!!
— まつり (@matsuri_km6) September 24, 2017
今週めっちゃ神回でした(;_;)
なんだか烙陽決戦篇が懐かしく感じる(;_;)(;_;)#銀魂 #ジャンプ #神威 #神楽 #星海坊主 pic.twitter.com/xnkSDfjyBL
銀魂「銀ノ魂篇」では、神威の変貌ぶりが色濃く描写されています。虚の攻撃から神楽をかばったり、星海坊主に対して軽口を叩いたりと、ついこの間まで殺し合いをしていたようには見えないほどの変貌ぶりでした。また、星海坊主と神威の共闘する場面も多く描かれており、二人の発言や表情からも確執の件に関しては終息したものと思えます。
銀魂の星海坊主の今後はどうなる?
#gintama
— shion 銀魂.LOVE (@shimaokashion) April 4, 2018
烙陽決戦篇に続き、銀ノ魂篇前篇の振り返りやるので、暇ならチラッと見て頂けると嬉しいです。 pic.twitter.com/v35dz1pfZP
神威との確執も一段落つき、星海坊主に関するエピソードはほとんど消化されたようです。しかし、今後もまだアルタナに関わる展開が予想されるので、アルタナの知識が豊富な星海坊主の出番はまだまだあると言えるでしょう。今後も星海坊主のさらなる活躍に期待しましょう。