銀魂の坂田銀時がかっこいい理由！白夜叉時代の過去や年齢についても調査

少年ジャンプにて連載の銀魂。初連載時こんな始まりからスタートした。江戸後期から宇宙の[天人-あまんと-]という生物により侵略されてしまった地球。その地球の江戸、歌舞伎町に住む主人公の坂田銀時を中心に万事屋や真選組、歌舞伎町の住人たちを巻き込んでのドタバタ劇のギャグ漫画である。作者曰く[SF人情なんちゃって時代劇コメディー]と表現されている。

追加情報として、[銀魂]は原作者空知英秋により週刊少年ジャンプにて大好評連載中。2018年3月現在単行本は72巻まで発行。テレビアニメ銀魂は2006年からスタートし、現在でも途中の休みは取るものの進行中。2010年にはアニメーション映画として第一弾が発足。2017年には銀魂は実写映画化まで果たした人気作である。

坂田銀時。誕生日10月10日。身長177cm、血液型O型で、年齢20代後半の男性。トレードマークの銀髪天然パーマで、青い雲の着物を着崩し、死んだ魚のような眼をし、腰に木刀を差した姿で現れる。金に汚く、無類の甘いもの好き。酒も大好き。ギャンブルも大好き。ジャンプ史上類を見ない主人公らしからぬ本作銀魂の主人公。

ジャンプの主人公なのに甘い物の食べ過ぎで糖尿病寸前など、まるでダメな人間略してマダオだが、決めるときはきちんと決める事が出来るかっこいい主人公。それゆえに、周りからの信頼も厚い。過去に攘夷戦争に参加した経験を持ちあまりの強さから[白夜叉]と恐れられた。

天人より侵略された江戸で[万事屋]を営む銀時。年齢の割に溌剌としたところがなく向上心もなく、日々だらだらとのらりくらりと過ごす。歌舞伎町で何でも屋をしているためか、交友関係は広く、街を歩くと[銀さん]と呼ばれることも多い。しかし、金にだらしないため、道を歩くと「ツケを払え」などと小言も言われる。

追加情報として、[銀魂]坂田銀時のアニメ時の声優は杉田智和、幼少時は矢口アサミ、女性変身時は戸松遥が務める。実写映画化では小栗旬が銀魂主人公の大役を任された。

過去に行き倒れた銀時を救ったお登勢が営む[スナックお登勢]の二階に店を構える万事屋。基本迷い猫の捜索や、人探しなどあまり難しいことはなく、町人の助けになるような依頼が多い銀時。しかし、その中でも厄介なことに巻き込まれる事件を少なくない。それを共にサポートするのが一緒に働く[志村新八][神楽][定春]のメンバーである。

銀魂全キャラのツッコミ担当の志村新八。年齢16歳でほとんどメガネとしか認識されていない可哀そうな立場。家事全般こなせる出来たダメガネ。しかし、剣術の実力は確かなもので地球人以上の力を持つ天人にさえ引けを取らない。万事屋において紅一点の銀魂一のヒロイン神楽。年齢14歳。ヒロインとは程遠く食い気ばかりのゲロインとも称される。夜兎族の一人で強靭な力の持ち主。

志村新八の姉である妙に恋をした真選組局長近藤。しかしそのストーカー被害から妙を守ったばかりに真選組に目をつけられてしまった銀時。銀時の過去が有名な攘夷志士である白夜叉だと判明すると余計に狙われることに。しかし、普段はいがみ合っていても、危機が迫った時はお互い助けに向かうなどお互いが補い合い、力を合わせることが出来る悪友のような立ち位置。

妙のストーカーでもある局長近藤年齢28歳をはじめ、何かと銀時と対立するマヨラーの土方年齢27歳、同じドS属性の沖田年齢18歳などそのメンバーも豊富。いじりキャラとして隠密の山崎なども加えて面倒ごとを解決することが多い。

追加情報として、本作銀魂では史実にある新選組とは異なった表記で[真選組]としている。真選組メンバーも名前の漢字が一文字違いだったり、逆の意味の言葉の漢字だったりと、小さな工夫が施されている。しかし、歴史上の偉人として名高い人物たちな為、混合するとファンから作者に対してクレームが来たこともある。

さすが万事屋というべきで、料理や大工などなんでもできる銀時。過去には新八の家でホールケーキを作ったり、御庭番衆の全蔵の家に押し入り夜な夜なチャーハンを作る。他にも牛乳パックで本棚を作ったりと、性格や年齢に似合わず意外なほど器用になんでもこなすかっこいい銀時。

しかし、アニメのミニコーナーでは作ろうとした料理が全然違ったスイーツ料理になるなど、個性的な出来栄えに。器用だがその器用さがどう表れるかは未知数。

金に汚く、足もくさい。ドSでちゃらんぽらんな性格だが、守るべき人はきっちり守る事が出来る銀時。それゆえに年齢の垣根を越えて密かに想いを寄せる銀魂女子キャラが多い。いつも銀時を心配する妙はもちろんのこと、ドSと知ってからマゾっ気を発揮した猿飛あやめ、他の男子は受け付けないが銀時とは手を繋げる久兵衛、銀時本人から綺麗な魂を持った女だと称された月夜。

銀時本人がどうしようもない人間だと知りつつも、手を差し伸ばさずにはいられないほど、銀時に恩を感じ、力になりたいと思っている女性陣が多いようだ。ちなみに万事屋のヒロイン神楽もまたその一人である。

普段の行動がパチンコ、甘味屋巡り、家でごろごろなど何一つ筋トレなどはしていないにも関わらず、銀時の肉体は強靭さを誇っている。振り回す木刀で壁を突き破るなどその力は壮絶。過去に攘夷戦争に参加し白夜叉と呼ばれるほどの実力の持ち主のせいか、一通りの戦い方は難なくこなせる力量の持ち主。

過去に攘夷戦争で戦ったことがあるせいか、対天人でもその力は発揮される。通常銀時が覚えた対人用の戦術以上の力を発揮し、過去に月夜たちを守るため最強と言われた夜兎族の鳳仙とも対峙し、その人間離れした力に負けることなく見事に勝利をつかむことのできる程の肉体美の持ち主。

アニメでの柳生篇でのエンディングでは主要メンバーの肉体美が惜しげもなく紹介されるなど、ファン必見の映像が流れることも。

記念すべき第一話になる回での出来ごと。新八が天人に絡まれているところを助けるシーンである。トラ型の天人だった為発した台詞でもある。「ギャーギャーギャーギャーやかましいんだよ。発情期ですか、コノヤロー。」

同じく第1巻から攘夷戦争のころ、天人たちに囲まれた銀時と桂小太郎。大勢の敵を目の前にして桂は潔く散る選択を銀時に勧めるが、銀時はそれを一蹴。その時の言葉が「美しく最後を飾りつける暇があるなら、最後まで美しく生きようじゃねーか。」

白夜叉として武人にふるまうも、仲間を想いその仲間を助けたいと願う銀時の想いが良く表れている言葉である。

真選組内での反逆が発生した。命を狙われる近藤。それを阻止しようとする沖田、土方。その中に高杉の一派である河上万斉が銀時と対峙する。攘夷戦争の頃と比べて守るものが変わったと言う万斉への返答。「国が亡ぼうが、侍が亡ぼうが、どっちでもいんだよ俺ァ、昔っから。今も昔も俺の護るもんは何一つ変わっちゃいねェ」と今、銀時にとって守るべき存在がたくさんあることを思わせる一言。

第22巻に収録。引きこもりの息子を外へ出してほしいという依頼から思わぬ事件に巻き込まれる銀時。そこには義理の息子ながらも精一杯家族を守ろうとした一人の息子の姿があった。育ての親の想いを守るため一人死にゆくもう一人の息子を前に銀時は言い放つ。「俺だけはしってるぞ。てめーが護ったもんを。てめーが汚名を着てまで最後まで守り通したもんを。てめーは野良犬なんかじゃねェ。気高い狛犬だ。」

第26巻で吉原桃源郷を舞台に最強の部族夜兎である鳳仙と対峙する銀時。月夜たち百華の力を借りながらもぼろぼろになり、瀕死の状態に。それでも立ち上がる銀時を不思議に思う鳳仙に向けて放つ言葉。「お前にゃ俺の火は消せねェよ。何度吹き消そうとも、無駄な話だ。俺にゃ、とっておきの火種があるんだ。絶対に消えねェ太陽(ひだね)がついてんだ。」と仲間のお陰でここにまだ立てていることを信じている銀時であった。

第35巻で起こる歌舞伎町四天王篇。お登勢の旦那である辰五郎との約束を守り続ける次郎長は歌舞伎町を狙う華陀の軍団と対決。その中にはお登勢を傷つけられ、守り抜けなかった銀時もいた。お登勢との約束であんたの大事なもんは守ると墓前に約束していた銀時。

次郎長との最終決戦を迎え激しく対峙することに。次郎長の命を奪うかと思われたが銀時が切ったのは次郎長が持つ辰五郎の形見でもあった煙管だった。敗れたのは次郎長の約束だと、そして「俺ァ二度と約束は違わねぇ。禁煙しろ。クソジジイ。」そう言い残し同じだけ他の人間から想われている次郎長を生きさせることを選択した。

銀時は過去、桂小太郎、高杉晋助、坂本辰馬らと一緒に攘夷戦争に参加し、攘夷四天王の一人として天人たちと戦っていた。当時天人や戦闘部族さえも近づけさせぬ強靭さと、勇猛果敢な戦いぶりから銀髪の鬼、白夜叉と恐れられていた。

白夜叉と呼ばれる所以に単身奇襲をかける戦術があり、本人もそれを得意と言い張ることがあった。そのせいもあってか、真選組一派から[桂に匹敵するほどの伝説の攘夷志士]であると言われる。

しかし、その白夜叉伝説もある人物の死去で幕を閉じる。その人物とは銀時の育ての親でもある吉田松陽である。彼を自らの手で下さなければならなくなった時、白夜叉である鬼の目から一筋の涙がこぼれる。

アニメ放送時に加え、当時ではまだ出演回数が少なかったキャラにも物語に加われるように新しく編集された劇場版紅桜篇。初の銀魂劇場版としてキリっといくこともなく、銀魂らしく笑いあり、真剣みありの映画と仕上がった。大筋の物語は変わらないものの、原作では登場しなかった真選組や終わりの全員集合など既存のファンにも嬉しい展開に仕上がっている。

本誌や過去のアニメに引き続きかっこいい銀時が描かれている新訳紅桜篇。白夜叉である攘夷戦争時の戦友である高杉との決定的な決別となったこの物語。実写映画化でも同作で描かれたため、アニメ、映画、実写映画と見比べるとより銀時のかっこ良さが理解できるだろう。

劇場版第2弾として公開された原作者完全オリジナルストーリーの本作では銀時はタイムリープし、5年後の未来へと飛ばされる。そこでは5年後の自身でもある銀時は謎の失踪を遂げ、江戸では謎のウイルスが蔓延し、以前の歌舞伎町の姿はどこにもなくなっていた。

原因追及をしていくうちに、過去攘夷戦争で白夜叉として戦っていて折に受けた傷が謎のウイルスの正体であると判明する。これにより銀時は、過去に自分が白夜叉であった時に受ける傷を未然に防ぐため、5年後の未来から遡り、攘夷戦争時の過去へと向かっていく。

銀時自身様々な思いが葛藤する中、本来は居ないはずの万事屋、真選組、歌舞伎町の面々が銀時を助けるために集結する。みんなの想いを受け取り、銀時は過去の清算をするべく、戦いへと向かっていく。

大まかなあらすじは、銀魂としては固く感じてしまうが、本編の様々なところに見られるギャグ要素や、決めるところはかっこいい感じで決める銀時の姿、また5年後として成長した様々なメンツの容姿など、ファンにはたまらない仕上がりに。銀魂ファンは一度は見ておきたい作品だ。

本誌銀魂ではちゃらんぽらんでマダオな銀時だが、次元を超えて現世では大人気な銀時。それは2010年度に行われた結婚したいアニメキャラランキングの花婿にしたいキャラ1位に見事選ばれた。また年齢別でも全年齢で一位を獲得するなどかっこいい銀時が世の女性陣を魅了したランキングでもある。

料理も出来、職業不詳であるが神楽など大食い娘を相手に家計をやりくりしている経済力など三次元の女性陣からみてもかっこいい男を貫いている銀時。このランキングでも銀時が人気な理由が伺える。

長編作としてジャンプにて連載中の銀魂だが、惜しむ声もありながら徐々に最終回へと向かっている模様。最終決戦として銀時のかつての師であった吉田松陽が倒すべき最後の相手として君臨することに。[虚]と名を変え世界を滅ぼすために行動し始める。この思惑によって歌舞伎町は様々な天人に狙われ始める。

しかし、ただで倒れないのが銀時の仲間たちである。大勢の天人、強敵をぼろぼろになりながらも力を合わせて倒していく。遺恨が残っていて神楽たち家族の問題や、攘夷戦争終結後仲違いしていた高杉達とも和解をし、地球人として、また侍として大きな力を取り戻した銀時達。

最終決戦に向かうにつれ様々な想いが繋がり、絆を深めていく。未だ強敵である虚を倒す術が見つけられてはいないが、銀魂の主人公、決めるときはかっこいい姿で決める銀時が最後まで銀魂本誌を引っ張って行くであろう。今後の展開に最後まで注目したい。