2018年09月24日公開
2018年09月24日更新
ツイン・ピークスのネタバレあらすじと登場人物まとめ!結末まで分かりやすく解説
ツイン・ピークスの登場人物やあらすじを結末までご紹介!ツインピークスと言えば有名な映画監督のデヴィッド・リンチさんが関わったテレビドラマ作品です。視聴者からの人気が高かったため映画版も制作され、2017年には27年ぶりに続編となるシーズン3も公開されました。そんなツイン・ピークスはどんな登場人物が活躍するのか?ミステリー作品でありながら、犯人探しに重きを置かない独特な作風で注目を集めるツイン・ピークスのあらすじとはどんなものなのか?ツイン・ピークスの登場人物からあらすじの結末まで徹底解説します!
目次
ツイン・ピークスのあらすじを結末までネタバレ!登場人物もまとめて紹介
アメリカの有名なテレビドラマに、デビッド・リンチ監督が手掛けた「ツイン・ピークス」という作品があります。ツイン・ピークスは謎がひしめくミステリーやサスペンスのあらすじ要素と、デビッド・リンチ監督の独特な個性が結末まで作品に反映されています。
ツイン・ピークスはアメリカのテレビドラマの流れを変えるような新しい試みを結末まで行っている作品でもあります。ツイン・ピークス依然、アメリカのテレビドラマの主流は1話完結のあらすじにありました。
しかしドラマが連続して続き、毎回視聴者に次の展開が気になってワクワクさせてくれるあらすじの変化をもたらしたのがツイン・ピークスです。ここではそんなツイン・ピークスのあらすじを初めから結末まで一挙ネタバレでご紹介していきます。またツイン・ピークスの登場人物も結末までまとめていきますので、ツイン・ピークス好きな人は是非最後までご覧になっていって下さい!
ツイン・ピークスとは?
ツイン・ピークス(Twin・Peaks)とはアメリカで制作され、1990年から1991年に渡りテレビドラマとして放映された作品を指します。ツイン・ピークスの製作総指揮をしたのがデヴィッド・リンチさんとマーク・ロフトさんです。
ツイン・ピークスのネタバレで、ツイン・ピークスという空想上の田舎街を舞台に社会の暗い部分や、宗教、社会問題、環境問題、オカルトなど複数のテーマを扱ってあらすじは描かれていきます。
ツイン・ピークスの特徴として映像に北ヨーロッパ的な空気感があり、1950年代を思わせる音楽が使われます。またツインピークスは他の名作で使われた言葉などを取り入れて物語が展開していくこともあります。ツイン・ピークスは結末までハラハラドキドキさせてくれる面白いあらすじの作品です。
ツイン・ピークスの独特な面白さとは?
ツイン・ピークスは瞑想を行う事で到達できる、深い心の領域から生み出されたといいます。そのためツイン・ピークスのあらすじには結末まで風変わりな所があり、そのぶん流行に左右されない面白さを持っています。
ツイン・ピークスには他の作品とは一線を画す個性があるのです。それはデヴィッド・リンチさんの独特な感性からくるあらすじの世界観や雰囲気だと言えます。またデヴィッド・リンチさんはツイン・ピークスの物語に意味不明な要素を加えながらも、哲学的な深い意味を持たせています。
出典: http://amass.jp
すでにツイン・ピークスが発表されてから20年以上たっていますが、見るたびに新しい発見をさせてくれるような作品です。ツイン・ピークスのあらすじは人によってとらえ方が異なるような作り方がされているので、考えさせられる要素もあるでしょう。
ツイン・ピークスの見どころとは?
ツイン・ピークスの面白い見どころは、まず第一にデヴィッド・リンチ監督の独特な不条理世界をそのまま楽しむことにあります。時にはあらすじがどうしてそうなるの?と思うことがあるかもしれませんが、分かりづらい部分も映画の表現として純粋に楽しむという観方ができます。
ツイン・ピークスのあらすじは人によっては意味が分からないと思えることもあるでしょう。でも意味が分からないぶん人によって解釈の違いを出せるという事でもあります。またツイン・ピークスの見どころとして登場する俳優、女優の魅力も挙げられます。役者を選んだのはデヴィッド・リンチさんだと言われているので、監督の独特な個性がここでも生かされています。
またツイン・ピークスは思わずまどろんでしまうような不思議な映像世界が味わえます。ツイン・ピークスは哲学的な内容を感じさせますが、しっかり独特のギャグ要素も入っているので楽しめる作品となっています。
ツイン・ピークスシリーズ
ツイン・ピークスシリーズ1と2について
ツイン・ピークスシリーズは新作の「ツイン・ピークス the return」を除けば、全2シーズンとなります。2シーズンと聞くと長そうに感じますが、実際はそれほど多い話数ではありません。
ツイン・ピークスの第1シーズンが8話で、第2シーズンが22話なので、あわせて30話の内容となります。他のドラマと比べると、人気のある作品であれば10シーズン以上続くことも考えれば、ツイン・ピークスはエピソード数が少ない方だといえます。シーズン3に当たるツイン・ピークス the returnは全18話なので、ツイン・ピークスの全シリーズをまとめて観てもそれほど多いエピソードにはなりません。
映画版のツイン・ピークス
テレビドラマ作品として有名なツイン・ピークスですが映画バージョンも存在します。映画版のタイトルは「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最後の7日間」で、テレビドラマのあらすじを基本としながら、若干の変化を入れて制作された作品になります。
テレビドラマ版のツイン・ピークスが好きなファンからすると、映画版ツイン・ピークスは受けがイマイチでした。映画版ツイン・ピークスはテレビドラマ版のスピンオフ的位置づけにあるので、別作品として楽しむと良いかもしれません。
ツイン・ピークスの登場人物・出演キャストや相関図を紹介!
ここからツイン・ピークスに出てくる登場人物についてネタバレでご紹介していきます。ツイン・ピークスにはたくさんの登場人物が登場してあらすじが展開していくので、ここでおさらいをしていきましょう。
FBI捜査官のデイル・クーパー
ツイン・ピークスに登場するデイル・バーソロミュー・クーパーはFBI捜査官です。デイル役にキャストされたのは、カイル・マクラクレンさんです。ツイン・ピークスではローラ・パーマーという女性が殺されてしまう事件が起きるのですが、これを調査するためにクーパーはやってきました。
クーパーはダイアンという登場人物に聞かせるために、常時カセットテープを常備して録音をしています。クーパーはチェリーパイが大好物です。そんなクーパーはツイン・ピークスにやってきて、恋をすることになります。
相手はダブルRダイナーに務めているウェイトレスでした。クーパーは以前ウィンダム・アールという同僚の奥さんと深い仲になったことがあります。この恋の行方はクーパーにとって厳しい現実を体験させてくれました。クーパーの吹き替え声優を担当するのは原康義さんです。
カイルさんは1959年、アメリカワシントン州に生まれました。ドイツ人の血を引いており、ワシントン大学を卒業後、デヴィッド・リンチ監督の「デューン/砂の惑星」の主演を任されています。リンチ作品によく抜擢される人物でもあります。その後1987年「ヒドゥン」、1993年「トライアル/審判」などの映画に出演されています。
デヴィッド・リンチが演じるゴードン・コール
ツイン・ピークスに登場するゴードン・コールを演じているのはデヴィッド・リンチさんであり、ゴードンは捜査官クーパーの上司に当たります。またゴードンの吹き替え声優を務めるのが池田勝さんです。ゴードンは耳が聞こえづらいために補聴器を音量最大にして、いつもつけています。
補聴器がついているのに、大きな声でしゃべっても聞こえないくらい耳の遠い人物がゴードンなのです。そのためゴードンの話す声は非常に大きいです。ただしシェリーというウェイトレスの声だけはしっかり聞き取れるという面白い面も持っています。
デヴィッド・リンチさんは1946年アメリカモンタナ州出身の映画監督で、脚本家やプロデューサー、ミュージシャン、アーティスト、俳優など様々な顔を持っています。リンチさんが監督した有名作品には1976年「イレイザー・ヘッド」や1980年「エレファント・マン」などがあります。
DEA捜査官のデニース・ブライソン
ツイン・ピークスの登場人物にデニース・ブライソンというDEA捜査官がいます。デニースはかつてクーパーと同じ職場で働いていた男性です。デニースは以前捜査官として女装をして潜入活動をしたことがあるのですが、これが病みつきになり女装をするようになりました。
デニースは同性愛者ではないですが、男の姿をしている時はデニス、女装をしている時はデニースと自分を呼びます。そんなデニースを演じているのはデヴィッド・ドゥカヴニーさんで、吹き替え声優は鈴置洋孝さん、てらそままさきさんが担当しています。
デイヴィッドさんは1960年にアメリカニューヨーク州に生まれた俳優です。歌手としても活動しており、1988年「ワーキング・ガール」や1992年「ベートーベン」などに出演しています。
FBIの鑑識官アルバート・ローゼンフィールド
ツイン・ピークスの登場人物にFBI捜査官のアルバート・ローゼンフィールドがいます。アルバートを演じるのはミゲル・フェラーさんで、吹き替え声優は江原正仕さんが務めます。
アルバートは仕事のできる人物なのですが話し方が雑で態度が大きい性格をしています。このため周りの人と問題を起こすことの多いアルバート。しかしアルバートの性格は彼独特の考え方からきているので、クーパーはアルバートを評価しています。
ミゲルさんは1955年にアメリカカリフォルニア州に生まれた俳優です。父は俳優、母は歌手という両氏のもとで育ち、1987年「ロボコップ」や1993年「アサシン暗・殺・者」などの作品に出演されています。
元FBI捜査官のウィンダム・アール
ツイン・ピークスの登場人物で元FBI捜査官をしていたのがウィンダム・アールです。ウィンダムを演じているのがケネス・ウェルシュさんで、吹き替え声優は原田一夫さんです。ウィンダムはチェスが強い男で、かつてクーパーと仕事で組んでいました。
ネタバレでクーパーとウィンダムの妻が不倫関係にあったことから、自分の奥さんを殺害してしまいます。このためウィンダムは精神病院に入ることになりました。しかしクーパーに恨みを果たしたいウィンダムは、精神病院を抜け出してツイン・ピークスにやってきます。
ケネスさんは1942年にエドモントンに生まれたカナダの俳優で映画やテレビドラマに出演されています。1996年に出演した「死の愛撫」ではジニー賞を受賞しています。
ツイン・ピークス保安官のハリー・S・トルーマン
ツイン・ピークスの登場人物にハリー・S・トルーマンがいます。ハリーを演じるのはマイケル・オントキーンさんで、吹き替え声優は銀河万丈さんです。
ハリーの性格は品行方正な正義感の強い人物です。仕事場の人や町の人からも評判の良いハリーは、クーパーと組んで仕事をしていきます。またハリーはジェシーという製材所に務める女性と親密な関係にあります。
マイケルさんは1946年にカナダのブリティッシュ・コロンビア州に生まれた俳優です。出演作品には1977年「スラップ・ショット」や1982年「メーキング・ラブ」などがあります。
ツイン・ピークス保安官補のアンディ・ブレナン
ツイン・ピークスの登場人物で、ツイン・ピークス保安官補をしているアンディ・ブレナンがいます。アンディを演じるのはハリー・ゴアスさんで、吹き替え声優は幹本雄之さんです。アンディはつらい体験をすると泣いてしまう男で、ローラの遺体を目撃した時も思わず泣いてしまいました。そんな男げない人物ですが仕事は真面目にこなします。
アンディはルーシーという保安官事務所で働いている女性の事が好きなのですが、恋は思うようにいきません。ルーシーは別の男性とデートしたり、妊娠騒ぎを起こしたりするので、アンディとしてはつらい状況です。
ハリー・ゴアスさんは1960年にアメリカに生まれた俳優で、2005年「デッドルーム」などに出演しています。
ツイン・ピークス保安官補のトミー・ホーク・ヒル
ツインピークス保安官補をしている人物にトミー・ホーク・ヒルがいます。トミーを演じるのはマイケル・ホースさんで、吹き替え声優は中田和宏さんと中野裕さんです。トミーはネイティブアメリカンの人物で、寡黙なキャラクターですが、仲間が危険に陥ると頼もしい存在になってくれます。
またトミーは相手を追跡するのが得意で、アメリカ先住民の事も良く知っています。そんなトミーはクーパーにブラックロッジやホワイトロッジについて教えてくれたこともありました。またトミーには恋人がいて、彼女は博士号を持つほどのインテリです。ただしツイン・ピークス本編でトミーの彼女は登場していません。
マイケル・ホースさんは1949年生まれで、ネイティブアメリカンとしてアメリカに生誕した俳優です。1999年「ロズウェル」などの作品に出演した経歴があります。
保安官事務所の受付ルーシー・モラン
ツイン・ピークスの登場人物で保安官事務所の受付をしているのがルーシー・モランです。ルーシーを演じるのはキミー・ロバートソンさんで、吹き替え声優は安達忍さんが担当します。
出典: http://amass.jp
ルーシーはダンスをするのが上手くて、鼻にかかる独特の声をしている女性です。アンディと恋人関係にあるのですが、ルーシーは浮気癖があって別の異性と付き合ってしまうこともあります。
キミー・ロバートソンさんは1954年にアメリカカリフォルニア州に生まれた女優です。1996年「エレン」、2006年「アメリカン・デッド」などの作品に出演しています。
遺体として発見されたローラ・パーマー
ツイン・ピークスの登場人物で、最大のヒロイン的存在がローラ・パーマーです。ローラを演じているのがシェリル・リーさんで、吹き替え声優は2人います。テレビドラマ版が高島雅羅さん、映画版が小山茉美さんです。
ローラはツイン・ピークスの冒頭で遺体となって発見される17歳の女子高生です。ローラは周りからの評判が良く、ボランティアをしたり、気立てが良かったり、オードリーの兄さんの家庭教師をしてくれたり、ジョシーの英語の先生をしてくれたりしました。
ローラは一見非の打ちどころのない女性に見えますが、実は裏に闇を抱える女性でした。ツイン・ピークスで捜査を進めていくと、ローラの本当の正体が分かってくるのです。
シェリル・リーさんは1967年にドイツに生まれたアメリカの女優です。1992年「バックビート」や1998年「ヴァンパイア/最後の聖戦」などに出演しています。
ローラの父親リーランド・パーマー
ツイン・ピークスの登場人物でローラの父親がリーランド・パーマーです。リーランドを演じるのはレイ・ワイズさんで、吹き替え声優はテレビドラマ版が沢木郁也さん、映画版が堀勝之祐さんです。リーランドはホテル経営を行うベンジャミン・ホーンの弁護士を担当していました。しかし自分の娘が遺体で見つかりショックを受けた後は、精神面がガタガタになってしまいます。
ネタバレでリーランドは弁護士の仕事を休みだすと、ローラ殺人事件の犯人とされる人を殺してしまいます。この影響でリーランドの髪の毛は白く変わってしまいました。
レイ・ワイズさんは1947年にアメリカオハイオ州に生まれた俳優です。ケント州立大学で勉強をした後俳優になり、1987年「ロボコップ」、1988年「長く熱い夜」などの作品に出演しています。
ローラの母、セーラ・パーマー
ツイン・ピークスの登場人物で、ローラの母に当たるのがセーラ・パーマーです。セーラを演じたのはグレイス・ザブリスキーさんで、吹き替え声優は竹口安芸子さんです。セーラは夫と共に、ローラの殺害事件を知った後は精神的な混迷に陥り、不可解な行動をするようになります。
ネタバレでセーラはローラ殺人事件の後、犯人とされるボブをローラの部屋で見つけました。これが印象に残ったのか、セーラは何度もボブの面影を思いだすようになります。
グレイス・ザブリスキーさんは1941年にアメリカルイジアナ州に生まれた女優です。1982年「愛と青春の旅だち」、1989年「ドラッグストア・カウボーイ」などの作品に出演しています。
ローラの従姉妹のマデリーン・ファーガソン
ツイン・ピークスの登場人物で、ローラの従姉妹のマデリーン・ファーガソンを演じているのが、シェリル・リーさんです。またマデリーンの吹き替え声優を担当するのが高島雅羅さんです。ツイン・ピークスでローラを演じたシェリル・リーさんはマデリーンも含めて2役を演じていることになります。
マデリーンはローラのお葬式に出席することになり、ツイン・ピークス入りしました。マデリーンは従姉妹だけあってローラに似通った部分があります。
髪の色は異なりますが、雰囲気はローラにそっくりです。マデリーンはドナやジェームズに頼まれて、事件の犯人捜索に関わります。ジェームズはドナと恋人関係にあるのですが、マデリーンはそんなジェームズに恋をするようになりました。
ローラの幼なじみ、ドナ・ヘイワース
ツイン・ピークスの登場人物で、ローラの幼なじみに当たるのがドナ・ヘイワースです。ドナを演じたのはララ・フリン・ボイルさんです。ドナの吹き替え声優を担当したのはテレビドラマ版が高山みなみさん、映画版が佐々木優子さんです。
ドナは学校でも頭が良いことで有名で、親との関係も万全です。幼なじみのローラ殺害事件を知り、ジェームズと一緒に捜査に出ました。ジェームズとドナとは恋人関係にあります。
ララ・フリン・ボイルさんは1970年にアメリカアイオワ州に生まれた女優です。1990年「ルーキー」や1994年「スリーサム」などに出演しています。
ドナの父、ウィル・ヘイワード
ツイン・ピークスの登場人物でドナの父親に当たるのがウィル・ヘイワードです。ウィルを演じているのはウォーレン・フロストさんで、ウィルの吹き替え声優を担当するのは松村康雄さんです。ウィルは医者をしていて、保安官事務所で検視官も行っています。ウィルはローラの殺害事件捜査にも協力してくれる良きお父さんです。
ウィルの妻は足が弱くて車椅子生活をしている人なのですが、そんな妻をいたわってくれる夫でもあります。ウィルにはドナを含めて3人の娘がいて、ローラ一家とは家族で仲良くしています。
ウォーレン・フロストさんは1925年にアメリカに生まれた俳優です。「サイコ4」などの作品に出演しています。
ローラのボーイフレンド、ボビー・ブリッグス
ツイン・ピークスの登場人物でローラのボーイフレンドがボビー・ブリッグスです。ボビーを演じるのはダナ・アユブルックさんで、吹き替え声優はテレビドラマ版が二又一成さん、映画版が檜山修之さんです。ローラとボビーとの関係は、お互いの親が交際を認め合っている正式なものでした。
そんなボビーはローラがいながら、とある人妻と浮気をしていました。ボビーの浮気相手はウェイトレスのシェリーという女性です。ボビーは学校の勉強も部活も真面目にやる方ではなく、サボり魔です。でもフットボール部の選手としては優秀な人物でした。
ダナ・アユブルックさんは1967年にアメリカサンディエゴに生まれた俳優です。テレビドラマ作品によく出演し、1990年「ゴースト・パパ」、2002年「パイソン2」などの作品に出演しています。
ボビーの父、ガーランド・ブリッグス
ツイン・ピークスの登場人物で、ボビーの父に当たるのがガーランド・ブリッグスです。ガーランドを演じるのはドン・S・デイヴィスさんで、吹き替え声優は辻村真人さんです。ガーランドはボビーを大切にする父で、息子が悪いことをしても大目に見てくれる心のゆとりがあります。
そんなガーランドは政府の仕事に関わっており、ブルーブルック計画という重要プロジェクトにも当たりました。ガーランドは愛を大切にしており、無力の愛に対して恐怖を抱く人物でもあります。
ドン・S・デイヴィスさんは1942年にアメリカミズーリ州に生まれた俳優、画家の人物です。1985年「ナティ物語」、1991年「オーメン4」などに出演しています。
ローラのクラスメート、オードリー・ホーン
ツイン・ピークスの登場人物でローラのクラスメートにオードリー・ホーンがいます。オードリーを演じるのはシェリリン・フェンさんです。吹き替え声優は紗ゆりさんと小林優子さんです。オードリーはクーパーのことが好きになり、彼のためにローラの殺人犯捜索に力を貸してくれます。
オードリーはジャック達が経営する売春の店に入り込んで危ない目にもあいました。また売春の店で父親と遭遇するというエピソードも体験します。一時は父の事を見損ないましたが、後には父を救ってくれる活躍もしてくれました。
シェリリン・フェンさんは1965年にアメリカミシガン州に生まれた女優です。ミュージシャンの一家に生まれており、1984年「ワイルド・ライフ」、1988年「トゥー・ムーン」などの作品に出演しています。
ツイン・ピークスのあらすじを結末までネタバレ!
ここからツイン・ピークスのあらすじを最初から結末までネタバレでご紹介していきます。ツイン・ピークスの物語は時には意味不明な所があるかもしれません。
しかしよく分からないけど結末まで面白いのがツイン・ピークスの強みです。ここでネタバレあらすじを結末までおさらいしておくことで、より本編が分かりやすくなるかもしれません。
ツイン・ピークスの物語の特殊な所
ツイン・ピークスの物語の中心にあるのはローラ・パーマーという女子高校生の謎の死であり、その殺害犯人を捜すことにあります。ツイン・ピークスの特徴は女子高生殺人事件のミステリーを追う展開にもかかわらず、犯人捜しはそれほど重要にされていない点にあります。
デヴィッド・リンチ監督自身が女子高生殺人事件の犯人探しに関心がないようで、犯人は見つからなくてもいいくらいの心持ちで制作していたといいます。このためミステリー物語なのに、犯人捜し自体に重きを置かれていないという変わった個性を持つ作品になっています。
ローラ・パーマーが遺体で発見される
ツイン・ピークスの物語冒頭、ローラ・パーマーという女子高生の遺体が、架空の田舎町ツイン・ピークスで目撃されました。この事件をきっかけに他の州でも謎の殺人事件が起きてくる中で、主人公のデイル・クーパーがツイン・ピークスに到着します。早速クーパーはツイン・ピークスの保安官とローラ殺人事件の捜索を行います。
これと同じころ、ドナはジェームズと組んで、友達のローラを殺した殺人犯の捜索を始めています。オードリーというホテル主の娘もローラの殺人犯人捜しを始めました。オードリーはクーパーの事が好きな女性で、クーパーに気に入られたい為に捜索を始めたのです。このように幾人かの人達が殺人犯人を捜索する中で、ローラという女性キャラクター像が浮き彫りになり、物語は進んでいきます。
ツイン・ピークスに潜む闇
ネタバレで、捜索しているとローラの殺人犯人候補が幾人か出てくる他、ツイン・ピークスという田舎町に隠された秘密も分かってきます。ツイン・ピークスに潜む謎とは乱れた性に関する事、麻薬の事、土地に関する権利問題などであり、色々な秘密が判明していきました。
ツイン・ピークスという作品は一つのジャンルを切り開いた作品です。それは「田舎町で起きた殺人事件の犯人を捜索する中で、その街自体が持つ負の要素が明らかになる」というタイプの物語です。
実は闇を持っていたローラ・パーマー
ツイン・ピークスのネタバレで、ローラは気立てが良くて皆から愛される人物だと思われていたのですが、捜索を進めていると実は闇の部分を持つ女性だと分かってきます。ローラはコカインを使ったり、二股をかけて男性と付き合っていたこともある女性でした。
その後ローラ殺しの一人目の容疑者としてジェームズが登場します。クーパーはジェームズを見て、彼が犯人でないことを直感しています。一方ローラと付き合っていたボビーは自分が浮気されていたことを知って落ち込むのですが、ボビー自体も浮気をしていました。
さらに捜索が進むうちにローラは売春を行う店で働いていたことも判明してきました。売春の店にたむろしていたのが、ベンジャミンとその弟でした、ベンジャミンはグレートノーザンホテルの経営者です。
オードリーが父親と売春の店で出会う
ツイン・ピークスのネタバレで、ベンジャミンの娘であるオードリーは、捜索の協力のためにローラが勤めていた売春の店で面接を受けて、受かってしまいます。ベンジャミンは売春宿に新しい女性が来たというので、その女性目的でやってきました。
ここでベンジャミンは自分の娘と売春宿で鉢合わせするという展開になります。オードリーは父に対する失望の念を感じざるを得ませんでした。
ジャックが警察に捕まる!
ツイン・ピークスのネタバレでクーパーとハリーは売春宿「片目のジャック」に変装した上で入店します。するとジャックとレオは悪さをしている人物だと分かります。二人は殺人や麻薬の密売を行っていたのです。
クーパーはレオに命令を出していたのは自分だという事をジャックに告げました。そしてクーパーはジャックをとある場所に呼び出すのですが、ジャックが行ってみると警察がいました。ジャックは警察を見て逃げ出すのですが、結局アンディに銃撃されて逮捕されることになりました。
クーパー、何者かに銃撃される!
ネタバレでローラ・パーマーを束縛して暴行を加えたのがレオとジャックだと判明しました。クーパーはレオを取り調べようとした時、レオは銃撃されたという情報を警察から聞かされます。
この瞬間クーパーのいる部屋のドアをノックする音が聞こえました。ドアを開けた時、前に立っていたのはルームサービスの人ではなく、謎の人物でした。ネタバレでクーパーは謎の人物に銃撃されてしまうのです。
嫌疑をかけられたクーパー捜査官!
ツイン・ピークスのネタバレで、命を取り留めたクーパーは何だかんだでローラ殺人事件を解決に導きました。その後クーパーはツイン・ピークスを去るのですが、彼にとってピンチが迫ります。FBIの上層部がクーパーの行動に疑いをかけてきて、停職するように命令してきたのです。
実はクーパーの定職事件の裏には、彼を憎む人物が関わっていました。それがジャン・ルノーです。その後クーパーはデニス・ブライアンなどの仲間と組んで、自分にかけられた嫌疑を解消するために動き出していきます。この頃ジェームズは胸の痛みを晴らしたいと思って旅に出るのですが、この途上で人妻と深い関係になっていきました。
ウィンダムがクーパーに復讐を誓う
ツイン・ピークスのネタバレで、クーパーは無事自分にかけられた嫌疑を晴らすことが出来て、ツイン・ピークスにしばらく滞在することになりました。ここでクーパーが聞いたのが、かつての同僚ウィンダム・アールが消えたという情報です。クーパーはかつてウィンダムの妻と恋人関係にあり、これに怒ったウィンダムは自分の妻を殺してしまったのです。
そんなウィンダムはクーパーに復讐する決意を堂々と示していきます。ウィンダムは以前軍が関わる秘密の作戦に関係していたこともあり、かつ知性の高い人物なので油断できません。
一方ベンジャミンは性格が変わるほどの変化をきたしたので、環境保護を強く訴える人物になっていきました。同時にオードリーとの関係も上手くいくようになります。
ブラック・ロッジの秘密情報を入手して結末へ!
ツイン・ピークスのネタバレでクーパーはアニーという女性に恋をします。アニーとはダブルRダイナーという場所で修道院に入っているノーマの妹に当たる女性です。またクーパー達が知りたかったブラック・ロッジに関する事が判明していき、物語は結末に突入していきます。
ブラック・ロッジに関する情報を教えてくれたのがガーランド少佐でした。こうしてクーパーはブラック・ロッジの秘密に挑戦していき、ツイン・ピークスシーズン2は結末を迎えることになります。
ツイン・ピークスの犯人をネタバレ!
ツイン・ピークスはローラ・パーマーの殺害犯人を探し出すのが物語の中核なのですが、デヴィッド・リンチ監督は犯人自体は誰でも良いくらいの意識でいたとされます。
とはいえ視聴者はローラ殺人事件の犯人が誰かはとても気になるでしょう。ツイン・ピークスでローラ殺しの犯人が明らかになるのは16章です。一応犯人はボブだと分かるのですが、何かまだ秘密が残されていそうな感覚もあります。まずボブというキャラ自体の謎があり、実はボブはツイン・ピークスにおける重要キャラクターだったことも匂わせています。
ツイン・ピークスの続編が27年ぶりに放送!
ツイン・ピークスはシーズン2が結末を迎えて以来長いこと続編が放送されることはありませんでした。ツイン・ピークスファンの中にはもうこれ以上、同作の続編は見れないのではと思った方もいるかもしれません。
しかし2017年5月、ついにツイン・ピークスのシーズン3に当たる続編が27年ぶりに放映されることになりました。アメリカのテレビ局が催すショウタイムにて「ツイン・ピークス the return」が公開されたのです。「ツイン・ピークス the return」では25年前に活躍した主人公役のカイル・マクラレンを含め懐かしのメンバーがキャストされています。
また新しい演者もキャストされて、新生ツイン・ピークスを楽しむことが出来ます。日本では「ツイン・ピークス the return」を独占で放送できる権利をWOWOWが獲得しています。
日本のWOWOWにて、2017年7月22日から、毎週土曜日の午後9時より放送が始まりました。また「ツイン・ピークス the return」の先行放送は2017年7月1日に行われています。
ツイン・ピークスシリーズを見てみよう!
ツイン・ピークスの登場人物やあらすじを最初から結末までご紹介してきました。ツイン・ピークスは何といってもデヴィッド・リンチ監督の独特な個性が結末まで溢れたミステリードラマの傑作です。
ツインピークスはローラの殺人事件犯人を捜すというあらすじがありながら、犯人捜し自体にあまり重き置かない点、物語に意味不明な所があって観る人によって様々な解釈が出来る点が特徴的です。
また犯人探しをする中でツイン・ピークスという街にひそむ闇の部分が明かされていくという新しいスタイルのあらすじを生み出しています。ツイン・ピークスには色々な面白いキャラクターも目白押しなので、今回の記事を参考に今後も続編を期待してツイン・ピークスを楽しんでいきましょう!