【テセウスの船】矛盾した伏線・謎一覧まとめ！つまらないと言われる理由は？

ドラマ『テセウスの船』は2020年1月から3月までTBS系で放送されました。原作は東元俊哉さんの漫画『テセウスの船』で、「モーニング」で2017年から2019年まで連載されました。主人公の田村心は父親が殺人犯のため、殺人犯の子としていじめを受けて育ちました。母親の笑顔を見たことがないという暗い家庭環境で育った心ですが、亡くなった妻が父親の無罪を信じてくれていたことから、父親と向き合う覚悟を決めます。

生まれる前に父親が殺人犯として逮捕され、加害者家族として生きていた田村心(竹内涼真)が父親の事件と向き合う決意をしたところ、平成元年にタイムスリップしてしまいます。心は父親である田村文吾(鈴木亮平)と出会ったことで無実を信じます。心は事件を防ぐために奮闘しますが、それによって歴史が変わり、さらに悲惨な未来となってしまいます。心は再び過去に戻り、家族の運命を変えるために行動します。

ここまで『テセウスの船』のドラマの概要とあらすじをまとめていきました。ここからは、『テセウスの船』の最終回までの矛盾した伏線・謎について一覧で紹介をしていきます。

『テセウスの船』の最終回までの矛盾した伏線・謎一覧の1つ目は金丸茂雄(ユースケサンタマリア)を崖から落とした犯人です。刑事の金丸は、音臼村で起こった事件や事故の真相を掴みかけていました。しかし、真実を全て知る前に、何者かによって崖から突き落とされたのです。金丸が崖から突き落とされる現場を佐々木紀子(芦名星)が目撃していましたが、最終回においても金丸を突き落とした犯人が誰だったのか謎のままです。

『テセウスの船』の最終回までの矛盾した伏線・謎一覧の2つ目は未来の田中正志(「霜降り明星」せいや)を殺した犯人です。『テセウスの船』の最終回で真犯人は田中正志であったということが明らかになりましたが、未来において田中正志は何者かによって殺されています。未来で誰に田中正志が殺されたのか、なぜ殺されたのかという謎が残っています。

『テセウスの船』の最終回までの矛盾した伏線・謎一覧の3つ目は185cmの男性が倒れていると連絡した人物です。185cmの男性が倒れているという通報のタイミングは、田村心が殺されたと視聴者に思わせるためだったと考えられますが、通報したのが誰なのかは謎のままであり、嘘の通報であったのか本当に村の男性が倒れていたのかは分からないままです。

テセウスの船の最終回までの矛盾した伏線・謎一覧の4つ目は心の顔が同じだと気づかない家族です。心の顔が同じであるにもかかわらず、未来の佐野家のみんながあの時の心さんだと気づいていないことが矛盾していると思った人が多くいるようです。最終回では、父親である佐野文吾だけがあの時の心さんだということを知っているようでした。

『テセウスの船』の最終回までの矛盾した伏線・謎一覧の5つ目は由紀(上野樹里)は心を永遠に待っている？です。『テセウスの船』の第6話において、心が過去にタイムスリップする前に由紀は「また会えますよね。」と言いました。その後、タイムスリップした心は死んでしまいますが、この世界での由紀は永遠に心を待っているのではないかと心配する声があがっています。

『テセウスの船』の最終回までの矛盾した伏線・謎一覧の6つ目は父親が殺人犯でなくなった未来の田村鈴(貫地谷しほり)が整形している理由です。鈴は父親である佐野文吾が逮捕され、殺人犯の娘であるという正体を隠すために整形をしていました。

しかし、父親が殺人犯ではなくなった未来において、鈴は整形をする必要がなかったにも関わらず、整形した顔のまま登場したのです。事件が起こらず父親が殺人犯でなくなった未来で、なぜ鈴が整形していたのか矛盾しているし謎だという感想が多く寄せらています。

『テセウスの船』の最終回までの矛盾した伏線・謎一覧の7つ目は本の差し入れです。最終回において殺人犯として捕まっていた父親の佐野文吾に本が差し入れされていました。差し入れの本にはメッセージが記されており、家族を脅すようなことが書かれていました。

その後、文吾は面会に来た心と佐野和子(榮倉奈々)に「共犯者は俺だ」と言ったのです。本の差し入れは、犯人であった正志からだと考えられますが、ドラマの中では明らかになっておらず謎が残ったままです。

『テセウスの船』の最終回までの矛盾した伏線・謎一覧の8つ目はカフェで働く木村みきお(安藤政信)です。子供の頃のみきお(柴崎楓雅)は複数人の殺人を犯した真犯人であるにもかかわらず、最終回で大人になったみきおがカフェの店員として登場したのです。子供の頃のみきおが殺人を犯した年齢では、逮捕されることはありませんが、カフェで働いている笑顔のみきおの姿に矛盾を感じる人が多くいたようです。

テセウスの船の最終回までの矛盾した伏線・謎一覧の9つ目は未来の慎吾役が澤部です。子供の頃の佐野慎吾(番家天嵩)はとても可愛い男の子でした。しかし、最終回において現代の幸せそうな佐野家のメンバーが集まる様子が描かれたシーンで、「ハライチ」の澤部佑さんが成長し大人になった慎吾役として登場したことで視聴者が驚きました。

子供の頃の慎吾は坊主頭がトレードマークでお調子者な性格であり、その点は一致していますが、美男美女の家族の中で1人だけ遺伝子の受け継ぎ方が違いすぎるという矛盾が残りました。

『テセウスの船』のドラマ最終回がつまらないと言われる理由は、最終回の最後まで共犯者が誰かを分からないように引っ張りすぎ、伏線が回収しきれなかったためです。最後まで怪しい態度をとっていた校長先生(笹野高史)と木村さつき(麻生祐未)も実は犯人ではありませんでした。

また、共犯者が誰なのかを引っ張りすぎたため、犯人の正体が分かった時にがっかりしたという感想が多く寄せられていました。最終回を期待しすぎていた視聴者にとって、多く残りすぎた矛盾した伏線や謎がモヤモヤする結果を招いたようです。

『テセウスの船』のドラマの共犯者は原作と違いました。ネタバレとなりますが、『テセウスの船』の原作での共犯者は、未来の木村みきおでした。ドラマ『テセウスの船』は、最終回においても犯人が誰なのか最後の最後まで分からないようにしていました。

そして、最後には田中正志という意外な人物が共犯者であったことが明らかになりましたが、みきおと正志がいつどこで出会い、どのような経緯で犯行の計画を立てたのかが不明のままです。とくに原作を読んでいたドラマ視聴者は、矛盾した伏線や謎にすっきりしないという感想をもつ人が多くいたようです。

『テセウスの船』のドラマに関する感想や評価に伏線が回収しきれていない最終回だったというというコメントが寄せられています。毎週楽しみに見ていた視聴者が、最終回を期待しすぎていたため、謎が多く残りがっかりしたようです。

『テセウスの船』のドラマに関する感想や評価で、佐野文吾が犯人ではない新しい未来でも娘の鈴が整形してることが気になるというコメントが多く寄せられています。幸せな未来であるにも関わらず、最後も整形をした貫地谷しほりさんが鈴役で登場したことを不思議に思う視聴者が多くいたようです。

『テセウスの船』のドラマに関する感想や評価に竹内涼真さんと「ハライチ」の澤部さんが兄弟とは遺伝子がどうなっているのかというコメントが寄せられています。美男美女の家族の中で、澤部さんだけが遺伝子に無理があるという感想が多く寄せられています。

いかがでしたか？ドラマ『テセウスの船』の矛盾のまとめを詳しく紹介しました。ドラマ『テセウスの船』の共犯者は原作とは違いました。ドラマ『テセウスの船』は、最終話においてもなかなか共犯者が明らかにならないものの最後はハッピーエンドで終わっています。ドラマ『テセウスの船』が気になった方はぜひ原作漫画もチェックしてみてはいかがでしょうか？