踊る大捜査線の名言集!ドラマや映画に登場した印象的な名セリフ・名シーンは?

一世を風靡した警察ドラマ『踊る大捜査線』には、名言といわれるセリフが多く存在しています。テレビドラマ版『踊る大捜査線』だけではなく映画版やスピンオフ作品にも、名シーンで名言がみられると話題になっています。特に『踊る大捜査線』の主人公である青島俊作と、一人前の刑事に育てようとした老刑事の和久平八郎とのやり取りが名言集が作れるほど含蓄のあるセリフばかりだと評判でした。『踊る大捜査線』の印象的な名セリフや名シーンから、名言をまとめていきます。

踊る大捜査線の名言集!ドラマや映画に登場した印象的な名セリフ・名シーンは?のイメージ

目次

  1. 踊る大捜査線とは?
  2. 踊る大捜査線の名セリフや名シーン・名言集~青島俊作~
  3. 踊る大捜査線の名セリフや名シーン・名言集~恩田すみれ~
  4. 踊る大捜査線の名セリフや名シーン・名言集~和久平八郎~
  5. 踊る大捜査線の名セリフや名シーン・名言集~その他~
  6. 踊る大捜査線の主要キャスト一覧
  7. 踊る大捜査線に関する感想や評価
  8. 踊る大捜査線の名言まとめ

踊る大捜査線とは?

一世を風靡した刑事ドラマの『太陽にほえろ』や『西部警察』では、派手なカーチェイスや爆破シーンが売りとなっていました。また、昭和の刑事ドラマといえば、犯人逮捕までの過程をドラマ化しているものがほとんどでした。昭和の刑事ドラマは海外刑事ドラマの影響で、日本であるにもかかわらず銃の乱射があったりと、あくまでもフィクションの世界の刑事物語でした。

『踊る大捜査線』は、数ある日本の刑事テレビドラマの中でも大ヒットした作品の一つに数えられています。大ヒットした『踊る大捜査線』は、フジテレビが製作した連続ドラマから始まった後に映画作品が作られ、また舞台作品やゲームにまで展開しました。さらに『踊る大捜査線』はスピンオフ作品まで製作され、1997年のテレビドラマ開始から2012年の映画最終作品まで、ヒットを続けた息の長い作品となりました。

踊る大捜査線のドラマや映画の概要

『踊る大捜査線』というタイトルは、アメリカの古い映画である『夜の大捜査線』と『踊る大紐育』をつなぎ合わせたものとされています。『踊る大捜査線」は、俳優の織田裕二の代表作品としても有名です。また、『踊る大捜査線』は、昭和時代の過剰演出が主流であった刑事ドラマに対して、できるだけリアルな警察組織を演出したことが特徴です。『踊る大捜査線』から新たな「リアル警察ドラマ」が開拓されたともいわれています。

1997年のテレビドラマ『踊る大捜査線』は視聴率が芳しくなくスタートし、当時のフジテレビプロデューサーであった亀山千広が「20%以上の視聴率が取れたら映画化しても良い」といったことでスタッフが気合を入れ直し、物語の後半から視聴率を伸ばし、ついに映画化することになった作品です。結局『踊る大捜査線』に関連する映画は6作品作られ、2時間特別ドラマも6本作られています。

踊る大捜査線のあらすじ

優秀なサラリーマンであった青年が脱サラし、警察官になります。交番勤務を経て、夢であった刑事課に配属されます。ところが出勤してみれば憧れだった刑事課での仕事は、サラリーマン時代と変わらないものでした。それでも熱血漢あふれる青年は、周囲の人たちを巻き込みながら成長し、周囲もその刺激を受けて本来の警察のあるべき姿を追求するようになっていきます。

『踊る大捜査線』の主人公は青島俊作ですが、群像劇のような流れもあります。つまり周囲の人物である、例えば恩田すみれの過去についてのストーリーや真下正義のストーリーなども、他の登場人物たちと複雑に絡み合う仕掛けになっています。また、映画『踊る大捜査線』の各作品に絡んだテレビ特別番組などもあり、立体的に楽しめる作品ともいわれています。

踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望

踊る大捜査線の名セリフや名シーン・名言集~青島俊作~

『踊る大捜査線』以前の刑事ドラマでは、名言や名セリフというものはあまりなく、派手なカーチェイスシーンや銃撃戦などのハリウッド映画的な演出が主流でした。『踊る大捜査線』の基本コンセプトは「リアル」であり、それは警察組織を過剰演出なく描くことでもありました。例えば『踊る大捜査線』では現実に基づいて、刑事を「デカ」とは呼ばず「捜査員」と呼んだりしています。

『踊る大捜査線』のリアルさが、ドラマの軸となり、登場人物たちの様々なセリフが名シーンとともに名セリフ・名言といわれるようになりました。二十余年前のテレビドラマではあるものの、『踊る大捜査線』のセリフの中には現代生活にも活力を与えてくれる名言が多くみられます。中でも『踊る大捜査線』の主人公である青島俊作からは、名言集が出来上がるくらいに多くの名言を聞くことができます。

名言①「事件は会議室で起きてるんじゃない…」

『踊る大捜査線』の代名詞ともなっている名言であり、「ものまね」などでもよく利用されるセリフです。映画第1作目『踊る大捜査線 THE MOVIE』での主人公・青島俊作のセリフです。所轄の刑事である青島俊作に、手柄を独り占めしたい本庁から「指示があるまで待て」と命令が下る名シーンです。『踊る大捜査線』の名言集に収録したいセリフです。

事件は会議室で起きてるんじゃない! 現場で起きてるんだ!

本庁の捜査員が向かうまで現場で待機せよとの指令に対して、青島俊作は怒鳴り声をあげます。被害者や犯人確保に気持ちが焦る現場捜査員の気持ちなど微塵も考えない上層部に対しての不満の表れでした。実際には、例えば机上の空論ばかり説く人に対してや、口ばかりで行動が伴わない人に対して使える名言ともいえます。

名言②「レインボーブリッジ…」

『踊る大捜査線』は、警察という特殊な組織を描いています。特殊と言いながら、実は大企業に見られる縦社会を擁しており、上層部からの無茶な要求に現場が振り回されることも『踊る大捜査線』ではリアルに描いています。主人公である青島俊作の名言は、『踊る大捜査線』の映画第二弾『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』でのセリフです。

レインボーブリッジ封鎖できません

警察無線越しに、呆れた声で対応する青島俊作のセリフは、劇場映画第二弾『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』のテレビコマーシャルでも使用された名シーンのセリフなので、全国的に知名度が高いセリフになっています。このセリフは織田裕二の物まね芸人達も使う有名な名言のひとつで、名言集収録採用確実なセリフのひとつです。

名言③「あんたにはあんたの仕事がある…」

主人公の青島俊作には、多くの理解者がいました。ただし、初めから信用されていたわけではありません。特にキャリアといわれる警察庁長官官房審議官の室井慎次は、はじめこそ青島俊作にきつく当たっていましたが、次第に青島俊作を認め、最後には現場が活躍できる組織を作ると約束するまでの間柄になります。

あんたにはあんたの仕事がある、俺には俺の仕事がある

現場で活躍する刑事の青島俊作と、警察組織をより良きものにしていこうと活躍する室井慎次との、互いの決意を語ったシーンです。なれ合いではなく、無関心ということでもないということを体現した名言ともいえます。『踊る大捜査線』の名言集に収録されることは間違いない名セリフであり、現実の会社組織内でも使うことができる、深みのある名言とも評価されています。

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踊る大捜査線の名セリフや名シーン・名言集~恩田すみれ~

『踊る大捜査線』のヒロインは恩田すみれです。主人公の青島俊作と同じ刑事課ではありますが、強行犯係ではなく盗犯係に所属しています。熱血漢は青島俊作以上であり、間違っていると思ったことは相手が上司であろうが決して譲りません。そのような性格の恩田すみれだからこそ、名言集にまとめたいような名言がたくさん存在します。

また、恩田すみれは主人公の青島俊作に、警察組織の「いろは」を教える立場でもありました。脱サラして警察官になった、夢を見ている青島俊作に現実を教えた人物が、恩田すみれともいえます。強く生きる女性として描かれている恩田すみれですが、実は心に傷を持つ女性でもあります。恩田すみれの名言は、多くの女性に元気を与える名言ばかりと評価されています。

名言①「事件に大きいも小さいもない…」

恩田すみれは青島俊作の先輩として、様々な名言を彼に与えています。あこがれの警察官になって有頂天になっている青島俊作に「刑事はヒーローではない、公務員だ」と説いたのは恩田かおりです。また警察署が会社であることを青島俊作に教え込んだ数少ない先輩警察官です。テレビドラマ『踊る大捜査線』での恩田かおりの名言です。

事件に大きいも小さいもない!

鼻息が荒くなっている青島俊作は「誘拐事件は大きな事件、窃盗事件を小さい事件」と区別しました。その青島俊作に言い放ったセリフが、この名言です。ドラマの中だけではなく、実際の仕事の中で使える名言です。上司から部下に対して使える名言の一つとして、ビジネス向けの名言集では有名な名言のひとつです。

名言②「私たちの仕事はやらなきゃいいと…」

仕事に誇りを持つことの重要性を、恩田かおりは教えてくれました。この名言は劇場映画版第二弾『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』の名シーンでした。恩田かおりが優先順位をつけずに仕事に取り組んでいる姿勢をみて、キャリア上司である警視庁刑事部捜査第一課強行犯担当管理官である沖田仁美から「そんな仕事なんか、やらなきゃいい」といわれます。

私たちの仕事はやらなきゃいいと言われるようなそんな仕事ですか

所轄の刑事は事件の大小にかかわりなく、事件解決後の手柄の大きさに関係なく、市民のために働くだけだと恩田かおりは考えていました。上司の縦社会的発想に反発した、恩田かおりの名シーンです。どんなに小さいな仕事でも胸を張って取り組む勇気を、恩田かおりの名言からもらったとネットなどでは「かおり名言集をつくりたい」などと、高く評価されています。

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踊る大捜査線の名セリフや名シーン・名言集~和久平八郎~

いかりや長介が演じた老刑事である和久平八郎には、含蓄のある名言が数多存在します。『踊る大捜査線』の中では、主人公の青島俊作に刑事のイロハを教え込む定年前の刑事でした。様々な経験を経た名刑事が発する言葉は、主人公のみならず、視聴者さえもが感動しました。和久平八郎の名シーンは、涙なくして語れないシーンが多いと高い評価を得ています。和久名言集とまとめられているサイトも存在するほどです。

名言①「大切なものから目を離しているものは…」

和久平八郎を演じた俳優のいかりや長介は、2003年5月にがんを患ったために緊急入院しました。闘病生活を経て夏に退院し、その翌々日に実写映画版第二弾『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』の舞台あいさつに参加しています。そして2004年3月20日に、いかりや長介は癌の転移により死去しています。

大切なものから目を離している者は、真実には辿りつけない。

この名言は、いかりや長介死後に作られた映画3作目『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』で使われた名言です。伊藤淳史が演じる和久平八郎の甥っ子が刑事になり、和久平八郎の名言集を大事に持ち歩く設定になっていました。仕事や勉強、そして人間関係にまでいえる金言・名言・名セリフだと、ネットでは高く評価されています。

名言②「生きたいと思う奴は…」

スポーツ根性ものなど、昭和時代にはドラマや漫画で定番のスタイルがありました。歯を食いしばって、ひたむきに努力する姿で、読者や視聴者を魅了する手法でした。和久平八郎は、定年を間近に控えた老刑事です。いくつもの修羅場を超えてきた貫禄は、その一言が名言・名セリフに値します。

生きたいと思う奴は死なない。

劇場版映画第二弾の『踊る大捜査線』での、和久平八郎の何気ない一言が名言として評価されたものです。青島俊作たち警察官が、国際テロ組織たちから襲撃を受けます。銃弾に倒れた仲間に動揺する青島俊作たちを、和久平八郎は、この言葉で救います。「大丈夫だ」というよりも、もっとリアルな、仲間を信じた言葉として名言と言われています。

名言③「あきらめるな…」

頑張っている人に「がんばれ」と励ますことは、無情なことだといわれます。昭和から平成に、そして令和になった現在、様々なものの価値が変化しています。そのような社会の中であっても、自分をしっかり持ち、仕事や学業にまい進することの大切さを、和久平八郎の名言から学ぶことができます。

諦めるな。願いはきっと実現するから。まぁ、これからどういう世の中になるかわからねぇけどよ。自分の信念貫いて、弱い者の支えになってやれ。なんてな。

警察という特殊な組織の中で揉まれた主人公の青島俊作は、大先輩の和久平八郎の言葉で何度も救われてきました。警察官という職業のイロハを教わっただけではなく、人生観についても叩き込まれました。この名シーンは、『踊る大捜査線』シリーズのなかでも、最も人気のある名言として話題になっています。

踊る大捜査線の名セリフや名シーン・名言集~その他~

『踊る大捜査線』シリーズは1997年のテレビドラマスタートから、2012年の劇場映画版『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』まで、スピンオフ作品や舞台などを含めて様々な作品を生み出してきました。各作品の登場人物たちは個性的であり、名シーンの中には名言と評価されるものが見られます。『踊る大捜査線』は、現代でも通用する名言の宝庫だともいわれているのです。

派手な演出を控え、警察のリアルな姿を軸とし、人間模様を描き出した作品と言われる『踊る大捜査線』の各作品は、群像劇の面も見られます。また『踊る大捜査線』には多彩なゲストが出演していることでも話題になっています。このため、『踊る大捜査線』名言集が作成できるほどです。

名言①「責任をとる…」

東大卒が大半を占める警視庁キャリア組の中で、珍しい東北大出身のキャリアである室井慎次は、青臭いことばかりをいう青島俊作を疎んじていました。湾岸署の捜査員たちに立派な刑事に育て上げられた青島俊作から刺激を受け、室井慎次は組織の上層部から改革を実行する決意をします。

責任をとる。それが私の仕事だ。

テレビドラマ版『踊る大捜査線』の最終回で、「うちに遊びに来い。きりたんぽでも食おう」とまで会話が成立するようになった青島俊作と室井慎次の関係は、映画第二弾でもしっかり描かれていました。青島俊作の行動に対して、全面的に信用信頼している室井慎次の、『踊る大捜査線』名言集入り確実の言葉です。

名言②「組織の中で生きる人間こそ…」

このセリフも柳葉敏郎が演じる、室井慎次の名言です。この名シーンは最終作品となった『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』で、青島俊作と室井慎次の固い絆を表現するセリフとして使われました。室井慎次が青島俊作を見つめながら、周囲に言葉を掛けます。「あいつの背中を見てろ。俺は教えられた。」に続くセリフです。

組織の中で生きる人間こそ信念が必要だ

和久平八郎も使った「信念」という言葉が、室井慎次にも使われています。ひたむきな努力をするための、原動力ともなるものが「信念」であると、『踊る大捜査線』では説明しているのです。そして、ともすれば飲まれてしまうことが普通である組織であれば、より強く「信念」を持つことが大切だと説いている名言です。

名言③「青島君は刑事課です…」

テレビドラマ版が終了した1997年の年末に放映された2時間スペシャル『踊る大捜査線 歳末特別警戒スペシャル』での名シーンです。『踊る大捜査線』のお笑い担当とも表現された神田署長・秋山副署長・袴田刑事課長(通称スリーアミーゴス)のうち、袴田課長のセリフです。日ごろは青島俊作を疎んじているにもかかわらず、部下想いの一面が垣間見られた名シーンです。

青島君は刑事課です。私の部下を馬鹿にしないでいただきたい。

湾岸署に復帰した青島俊作でしたが、迷惑がられて各課をたらい回しにされます。その時、湾岸署の署員に対して袴田課長が言い放ったセリフです。これに先立ち、テレビドラマ版『踊る大捜査線の第9話でも、袴田課長は刺された青島俊作を慮る名セリフを、まだ青島俊作と打ち解けていなかった室井慎次に言い放っています。

名言④「出来損ないでもね…」

テレビドラマ版『踊る大捜査線』の最終回では、神田署長・秋山副署長・袴田刑事課長の三人も、青島俊作に感化され、警察組織への改革を意識し始めます。特殊な縦社会である警察組織は、所轄の捜査員たちを捨て駒のように扱いました。単独捜査をする青島俊作を馬鹿にする本庁の刑事たちに対して、神田署長が言い放ちます。

出来損ないでもね、命はってんだ!!

三人(通称スリーアミーゴス)は、そろって本庁に対して辞表をたたきつけます。青島俊作をはじめとする湾岸署の刑事たちを守ろうと、本庁に嚙みついたのです。捜査にも政治が入り込み、所轄と本庁の権力差がある警察機構に、湾岸署が一丸となった瞬間でした。

踊る大捜査線の主要キャスト一覧

『踊る大捜査線』は出演者の個性も目立った作品でした。主人公の青島俊作を演じた織田裕二をはじめ、柳葉敏郎や深津絵里、そしてユースケ・サンタマリアやいかりや長介など、個性的な俳優・女優が出演しています。連続テレビドラマ版に続き、2時間スペシャル版にも出演した準レギュラー陣や映画版に出演したキャストも個性が光る俳優・女優たちでした。

また、スピンオフ作品を含めると6作品にもなる『踊る大捜査線』の実写映画版には、多彩なゲスト出演者で有名となりました。連続テレビ版の視聴率は放映開始当初は振るわず、映画化など夢のまた夢という状況でした。シリーズが幕を閉じた2012年以降もDVDなどの売り上げが好調な『踊る大捜査線』の主要キャストをご紹介します。

青島俊作役/織田裕二

『踊る大捜査線』の主人公である青島俊作を演じた織田裕二は、1967年神奈川県出身の俳優です。小学校から神奈川県の桐蔭学園に通い、高校1年生まではテニス部に所属していました。膝を壊したためテニス部を辞め、バンド活動でギターを担当していました。その後、当時流行していたアメリカの大学の日本校に進学します。ピッツバーグ大学日本校です。

俳優に専念するために、大学は中退しています。1987年に映画『湘南爆走族』でデビューします。織田裕二の俳優としての知名度は、1991年の『東京ラブストーリー』でブレイクします。そして1997年の『踊る大捜査線』が、織田裕二の代表作品となりました。歌手活動をはじめ、CMにも出演する俳優として人気を博しました。

室井慎次役/柳葉敏郎

寡黙な人物である警察庁長官官房審議官の室井慎次はキャリア組といわれるエリート警察官です。その寡黙な室井慎次を演じたのが、柳葉敏郎です。柳葉敏郎は1961年秋田県生まれです。『踊る大捜査線』の室井慎次が秋田出身という設定を秋田弁ネイティブで演じています。室井慎次の性格とは柳葉敏郎は正反対といい「撮影中はきつかった」と回顧しています。

大学受験に失敗し、「劇団ひまわり」に入団します。渋谷のディスコで知り合った仲間と路上パフォーマンス集団である「劇男零心会」に参加します。その後、「劇男一世風靡」を新しく立ち上げ、「一世風靡セピア」の主要メンバーとして歌手デビューします。1983年にはバラエティー番組『欽ドン!良い子悪い子普通の子おまけの子』に出演し、1988年以降はテレビドラマに出演するようになります。

恩田すみれ役/深津絵里

女優の深津絵里は1973年生まれで大分県出身です。母親は書道家の深津諭美子です。深津絵里は1986年にミス原宿グランプリというコンテストで優勝したことがきっかけで芸能界入りしました。1988年に映画『1999年のなつやすみ』に、水原里絵という芸名で女優デビューします。同年にはCM女優としてもデビューしています。また、「高原里絵」という別の芸名でアイドル歌手もしていました。

1990年にTBSドラマ『パラダイスにっぽん』に出演し、様々なドラマ・舞台で活躍していきます。1996年には初主演である、森田芳光監督の『(ハル)』が公開され話題作品になります。そして1997年の『踊る大捜査線』の恩田すみれ役がブレイクし、深津絵里の代表作品となりました。台本を完全に暗記する女優として有名な女優です。

真下正義役/ユースケ・サンタマリア

1971年生まれのユースケ・サンタマリアの本名は、中山裕介です。深津絵里と同じく、大分県大分市の出身です。俳優や司会など多岐にわたる才能を見せるユースケ・サンタマリアですが、芸能活動の出発点は歌手でした。高校時代、地元では有名なバンドのボーカルでした。その後、ラテンロックバンド「BINGO BONGO」のボーカルを務めました。

音楽と同時に、上京してからは司会業に才能を生かしました。フジテレビの『アジアNビート』の視界が有名です。俳優としては1995年に日本テレビの『正義のサラリーマン』に出演した後、1997年の『踊る大捜査線』に出演しました。一時期、精神的に病んでいて、非常に痩せたことがありましたが、現在は完治しているようです。

和久平八郎役/いかりや長介

いかりや長介は、1931年生まれのコメディアンであり、俳優であり、ミュージシャンです。いかりや長介は東京都墨田区に生まれました。戦争による静岡県への疎開を経て、終戦後は高校を中退しハワイアンバンドでスチールギターを担当していました。もちベースに転向し、1959年に上京してミッキー・カーチスやジミー時田などと活動を共にしました。1962年にドリフターズに参加します。

ビートルズの初来日時の前座を務めたドリフターズでしたが、1969年から放映された『8時だョ!全員集合』でコメディアングループとして全国的に知られるようになります。1985年にドリフターズが解散すると、いかりや長介は俳優に軸足を置きました。1987年のNHK大河ドラマ『独眼竜政宗』での鬼庭左月役は高い評価を得ています。

柏木雪乃(真下雪乃)役/水野美紀

女優の水野美紀は1974年に香川県で生まれています。その後三重県四日市市で育ち、小学校六年生で福岡県福岡市に転居しました。1987年、『第2回 東鳩オールレーズンプリンセスコンテスト』で準優勝となり、それをきっかけとして芸能界入りします。1992年のCMで「チューして」というシーンで話題となりました。1994年に事務所をバーニングプロダクションに移籍してから、女優業をメインにしていきます。

1997年の『踊る大捜査線』の柏木雪乃役で大ブレイクし、2001年にはフジテレビのドラマ『女子アナ。』で初主演を果たします。それ以降、様々な作品に出演しています。2005年には個人事務所に移籍し、また2007年にはデザイナーを務める「サード・ファクトリー」でカバンなどのデザインを手掛けています。

踊る大捜査線に関する感想や評価

シリーズ最終作品が終了して、10年近くの時間がたっている『踊る大捜査線』ですが、ネットにはいまだにファン達からの声が見られます。「あのころのドラマの面白さは、いまにはない」「何度見ても傑作」「つい、見ちゃう」という声もあり、『踊る大捜査線』の人気の高さがうかがえます。

和久平八郎

『踊る大捜査線』の真骨頂と言えば、青島俊作と和久平八郎のやりとり、といわれています。「和久さんの言葉は、どれも逸品」「いかりや長介が、こんなに良い俳優だったなんて」「和久さんの言葉なら、信じられる」など、和久平八郎の名言のファンが、予想以上に多いことが分かります。

影響力

長寿漫画・アニメである『名探偵コナン』をはじめとして、『踊る大捜査線』の名言が他の作品に使われていることが分かります。「影響力、半端ないね」「これをきっかけで、警察リアルものが増えたんでしょ?」「あれ?っておもうと、踊るからのパクリ、だったりするよね」など、特に警察関係作品への『踊る大捜査線』の影響力が高いということがよくわかります。

Rhythm And Police

アニメやドラマの主題歌やテーマソングは、大ヒット作品になると同時に強力な影響力を持つことになります。『踊る大捜査線』のオープニングテーマの原曲はメキシコの作曲家であるロレンソ・バルセラータの『エル・カスカベル』という曲です。ラテン系の元気な曲に「これ聞くと走りたくなる」「つい、口ずさむ」などの声がネットには見られます。

本物にも影響

ドラマの主人公が愛用していた服などがブームになることがあります。『踊る大捜査線』で主人公が着ていたコートは「青島コート」とも呼ばれ、一時期大ヒット商品となっていました。「うちの親父警官なんだけど、これ、買ったわ」「懐かしい。青島コート売り切れが多かった」「町中こればっかりって時期あったよね」など、『踊る大捜査線』の人気を語る声がネットにいは今でも見られます。

踊る大捜査線の名言まとめ

『踊る大捜査線』には、名言と言われるセリフがたくさんあります。主人公だけではなく、それぞれの登場人物の名シーンがあり、そこに名言がちりばめられています。時間がたてば色あせてしまうドラマが多い中、『踊る大捜査線』の名言は、現代社会にも価値が見いだせる、価値あるセリフが多くみられます。『踊る大捜査線』の名言を意識しながら、じっくり時間をかけて楽しんでみるのはいかがでしょうか。

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