【韓国ドラマ】梨泰院クラスの全話あらすじを最終回までネタバレ！結末やキャストは？

韓国・ソウルの飲食店激戦区・梨泰院（イテフォン）を舞台に、主人公の復讐劇と、仲間との外食産業での成功と奮闘を描いたドラマ作品です。以下では、社会現象を巻き起こした韓国ドラマ「梨泰院クラス」の全話あらすじと、最終回結末のネタバレ、出演キャスト、作品の見どころ、「梨泰院クラス」全話と最終回結末に関する感想などを紹介します。

WEBコミック原作の韓国ドラマ「梨泰院クラス」は、2020年1月～3月にかけて、韓国のケーブルテレビ局での放送された作品で、Netflixにて動画配信されています。テンポの早い展開や、ビジネスを用いた復讐劇は、現役ビジネスマンを中心に注目を集め、同時期に放送されていたドラマ「愛の不時着」と並ぶ人気を博しました。

「梨泰院クラス」は、韓国芸能界でも人気を誇り、BST（防弾少年団）のメンバーV（テテ）は、このドラマが好きで、オリジナルサウンドトラック（OST）を歌いたいと話していました。そして、ドラマの後半にVの曲「Sweet Night」がOSTに起用され、Vの想いが実現しました。

実力派キャストによる迫真の演技や、全話を通じて描かれた主人公・セロイと宿敵・チャン会長との戦いが人気を集めた、ドラマ「梨泰院クラス」の全話・1話～10話までのあらすじネタバレを紹介します。

父親の転勤に伴い転校してきたパク・セロイは、登校初日にチャン・グンウォンのいじめを目撃します。グンウォンは、大手飲食会社チャンガの会長の息子で、彼に目を付けられることは、親子でいいことがないと噂されていました。そのため、学校や担任教師ですら、チャン会長を恐れており、グンウォンの悪事をとがめることが出来ずにいました。

しかし、正義感の強いセロイは、例え財閥の御曹司だろうと、身勝手な振舞いは許されることではないと、グンウォンを殴りつけてしまいます。その後、チャン会長とセロイの父親が学校に呼び出され、セロイは退学を言い渡されます。一方、チャン会長は、息子の前でひざまづいて誤れば今回は許すと提案するも、セロイは、悪いのはグンウォンの方だと反論し、自分の意志を貫きます。

同時に、チャン会長が経営する会社に勤めるセロイの父親も、退職を宣言することで、息子の意志を尊重しました。その後、セロイは高校を退学処分となり、父親がオープンを目指すお店の手伝いをしながら、高卒認定試験の勉強を始めました。しかし、買い出しに出向いた父親が、交通事故に巻き込まれ、亡くなってしまいます。

葬儀後、担当刑事から渡された事件ファイルを確認したセロイとスアは、車のナンバーから引き逃げ犯はグンウォンだと認識します。その後、スアの制止を振り切ったセロイは、グンウォンの入院する病院へ向かい、怒りをグンウォンにぶちまけます。そして、我を忘れたセロイは、石を振りかざし、グンウォンを殴りつけようとします。

寸前の所でスアとオ・ビョンホン刑事が現れたことで、セロイはようやく正気に戻ります。その後、拘置所へ召喚されたセロイの元へ、チャン会長が訪れ、セロイがひざまづくことを条件に、もゥ一度チャンスを与える事を持ち出します。しかし、セロイはチャン会長の要求を拒否します。一方、スアは、チャンガの財団から学費と生活費の援助の話が持ち込まれ、大学進学を目指すスアは思い悩みます。

また、病院を退院したグンウォンは、罪の意識にさいなまれ、父親にセロイを釈放するように話を切り出すも、会長の説得を受けて考えを改めます。裁判では、チャン会長の圧力によって、グンウォンの罪が隠蔽され、セロイは殺人未遂の罪で懲役3年の判決を受けます。そして、刑務所への申告式でもひざまづくように強制されるも、セロイは頑として要求に従いませんでした。

その後、面会に訪れたスアは、大学に合格したことと、チャンガから奨学金を受けることになったことをセロイに謝罪します。一方、セロイはスアのおかげで未遂に終わったことを感謝し、いつか自分の店を開くことを宣言します。そして、セロイは服役期間中にチャン会長の自叙伝を何度も読み返し、復讐心を燃やします。2年後、出所したセロイは、スアの手紙を頼りにソウルの梨泰院（イテウォン）に向かいます。

異国情緒あふれる梨泰院に魅了されたセロイは、この地でお店を開くことを夢みて、開業資金を貯めるために、遠洋漁業で働くことを決意し、スアとの再会を約束します。そして、7年後の梨泰院には、セロイのお店「タンバム」のオープンに向けた準備が行われ、再会を果たしたスアも、チャンガで働いていました。

帰国子女でソシオパスの少女チャ・イソは、SNSの有名人であり、偶然目撃した区長の娘のいじめ現場を録画・SNS上に流したことで、区長の妻とトラブルを起こしていました。その後、通りかかったセロイに助け出されたイソは、区長の妻のせいで自分の父親が死んだと怒りをぶちまけます。翌日、ダンバムの着ぐるみでチラシ配りをするセロイは、再びトラブルに見舞われたイソを庇い、病院へ運ばれます。

その夜、イソは、グンスと彼の先輩を伴って居酒屋タンバムに入りました。お店では、グンスの先輩が酔った勢いでアルバイトのスングォンに横柄な態度を取りはじめ、店内で乱闘が勃発します。その後、マ・ヒョニの叱責により暴動は収まり、セロイたちは外部から未成年飲酒の通報をされ、警察署に連行されてしまいます。その後、タンバムには2ヶ月の営業停止処分が下されるも、そのへグンウォンが現れます。

そして、これまでの態度を一変させて、事件をうやむやにしようとする刑事や、後を追いかけてきたイソに対して、セロイは怒りを爆発させます。しかし、宿敵の窮地に高笑いするグンウォンに対して、セロイは、彼の時効が切れるまでに復讐することを宣言し、今はその序盤でしかないことを知らせます。

翌日、警察署からランニングと謝罪文の提出を求められたグンスとイソは、セロイのことを気にかけていました。また、イソは、グンウォンが発したセロイとの関係を思い出し、9年前に2人に起こった暴行事件や、グンウォンの話を照らし合わせていました。一方、スングォンは自分のせいでお店が営業停止処分になったことを後悔し、罪の意識にさいなまれていました。

8年前、前科があるために、人生を悲観していたスングォンを励ましてくれたのがセロイであり、出所後は彼のお店で働き始めていました。罪悪感にさいなまれるスングォンに対して、マ・ヒョ二やセロイは次からは気を付けるようにと諭します。そして、営業停止処分となった2ヶ月で自分たちの不足分を補うべく、次の行動に出ます。

新年を迎え、受験した大学に全て合格したイソは、あるナンパ男とのトラブルに見舞われ、セロイとスアの機転によって危機を脱します。その後、カフェに入った3人でしたが、セロイを巡るスアとイソの対立が始まります。イソは、タンバムを警察に通報したのはスアだと指摘し、セロイのことを好きでありながら、彼を裏切る行為に走ったことを非難します。

しかし、スアの事情を知るセロイは、彼女のことを責めることはなく、スアが置かれた状況に理解を示します。スアが去った後、2人きりになったイソとセロイは、お店のことや自分たちの夢を語り合います。そして、数日後、セロイに想いを寄せるようになったイソは、セロイの夢を一緒に叶えるべく、居酒屋タンバムで働くことを決意します。

人件費を理由に断りを入れたセロイでしたが、イソは、SNSで培った知識を武器に、タンバムの悪い点を指摘し、マネージャーとして採用させます。2ヶ月後、イソの提案でタンバムは明るくポップな内装にリニューアルされ、従業員一同で梨泰院制覇を目指します。そして、イソのSNSによる告知により、タンバムは行列ができるほどの繁盛を見せ、従業員一同は感激します。

そして、イソの中心にターゲットの獲得に奔走する中、タンバムの繁盛ぶりを見学するチャン会長は、焦りを覚えていました。同時に、中立の立場を貫くスアを自分の陣営に入れようと促すも、スアは聞き流します。お店を閉めた後、イソとクラブに行ったスングォンはある女性に声をかけます。その女性は、女装したヒョ二であり、彼（彼女）はトランスジェンダーだったことが判明します。

翌日、バンダムの客から料理に関する苦情が相次ぎ、イソは料理人・ヒョ二の解雇を匂わせます。しかし、ここまで懸命に働いてきたヒョニを評価するセロイは、給与をこれまでの2倍支払い、努力を怠らないように激励します。そして、イソのフィードバックを元に、ヒョニは料理の試作に奮闘し、空き時間を利用した2人の努力は、実を結び始めます。

ある日、チャン会長の圧力のストレスで、お酒を飲み過ぎたスアは、酔った勢いでセロイにキスをしようと近づきす。しかし、イソが間に入ったことでキスは未遂に終わり、スアは、2人と共に居酒屋タンバムに足を運びます。大手チェーンのチャンガには叶わないものの、いつかタンバムもフランチャイズ化することを目標に掲げたセロイは、従業員たちとの結束を強めます。

一方、トイレで一緒になったスアは、イソが社長ことセロイが好きなこと、自分には精神疾患があることを告白します。しかし、セロイと付き合いの長いスアも、余裕の態度を見せ対抗意識を燃やします。翌日、タンバムの繁盛ぶりを聞いたチャン会長は、セロイの動向を警戒し、スアにタンバムの警戒に当たらせます。一方、母親の反対を押し切ってタンバムで働くイソでしたが、母親が悲しんでいることに心を痛めていました。

しかし、セロイがイソを雇った理由は、タンバムを成長させるため必要だったからと話します。そして、タンバムでは週末パートの募集をはじめ、英語・韓国語を操るキム・トニーを雇います。一方、スアも、チャンガ会長側につく決意を固め、セロイに決別を言い渡します。また、チャンガ会長も、セロイのお店を潰すべく次の手に出ます。

そして、順調だったタンバムは大きな壁にぶつかるも、復讐に燃えるセロイは、ファンドマネージャーとなったイ・ホジンに連絡を入れます。そして、父親の死亡保険金の投資合計額が19億ウォンに達したことを受け、他の投資をチャンガに回すように指示します。翌朝には6億ウォンの株式を購入し、大株主に成長したセロイに、チャン会長はただならぬ気配を察します。

グンウォンとスアを伴ってタンバムを訪れたチャン会長は、客人としてセロイとあいさつを交わし、チゲと炒め物を注文します。しかし、味はチャンガに劣ると指摘し、セロイに夢を諦めさせようとします。しかし、復讐に燃えるセロイは、次の一手としてホジンに連絡を入れます。彼は、高校時代にセロイが助け出した同級生であり、グンウォンのいじめを機に、チャンガへの復讐を目論んでいました。

その後、ビジネス大学に進学したホジンは、セロイと面会を果たし、高校で助けてくれたことへの感謝や、セロイの夢を実現させるために、ファンドマネージャーとして協力することを約束していました。また、2人の復讐には、チャンガ2番目の大株主カン・ミンジョンも関わっており、会長がタンバムへ食事に来させるミッションを与えていました。その後、作戦成功を受け、共にチャン親子の失脚に乗りこみます。

翌日、セロイとミンジョンが会っていることを知ったチャン会長は、彼女を呼び出すも、セロイとの関係は言及することなく、お互いの信頼関係を確かめ合います。一方、チャンガとセロイに挟まれるスアの悩みに対して、セロイは自分の意志を尊重するようにアドバイスします。その後、ある人物の元へ向かうべく、バスに乗り込んだセロイは、イソにチャン会長親子との因縁を語り始めます。

そして、小さな村に辿り着いた2人は、セロイの父親のひき逃げ事件を隠ぺいした元刑事オ・ビョンホンを訪ね、真実を明らかにすることを願い出ます。一方、セロイの失脚を狙うチャン会長は、タンバムの建物を買収し、家賃の値上げと新しいお店のオープンのために、契約満了時に撤退することを要求し、セロイを窮地に追い込みます。

チャン会長の理不尽な工作に、セロイも珍しく感情を顕わにし、会長の元に乗りこみます。セロイが別の場所で商売をするなら、こちらもその建物を買収すると強気の姿勢に出る会長でしたが、セロイの敵対心を更にあおる結果を招きました。一方、自分の父親のせいで、タンバムが再び窮地に陥ったことに罪悪感を抱くグンスは、自分がお店を去れば全てが解決すると、従業員たちに話します。

しかし、仲間を大切に想うセロイは、グンスを解雇することなく、建物の買収を宣言します。そして、梨泰院・慶德山（キョンリダンギル）通りの建物にお店を移転させたタンバムは、再オープンに向けた準備を進めます。

その頃、イソはチャンガの企業セミナーに参加しており、鋭い質問を突きつけるイソに着目したチャン会長は、彼女を自社に引き入れようとします。しかし、イソは、タンバムをチャンガより大きくする目標を叶えるべく、会長のスカウトを断わります。一方、ホジンは、税金対策として、タンバムを法人化することをセロイに助言します。

そして、スングォンの提案で、タンバムは「梨泰院（イテウォン）クラス」に決定し、法人名を「IC.Inc.」に定めました。しかし、慶德山通りは、人通りの少ない場所のため、梨泰院クラスの売上げも移転前より落ちていました。その時、バーのオーナーから助言を受けたセロイは、近所のお店の手伝いに赴き、慶德山通りにかつての賑わいを取り戻すべく奮闘します。

その頃、セロイとタンバムの失脚を目論むチャン会長は、タンバムに食品を納品するビョンフンに近づき、チャンガとの独占契約を持ち出します。しかし、グンウォンのひき逃げ事件の担当刑事だったビョンフンは、会長の要求を断わります。一方、イソは、グンウォンからスカウトの話が持ち込まれ、彼の話に乗るふりをして、セロイの父親のひき逃げ事件の真相を聞き出し、その音声を密かに録音します。

イソの録音に気が付いたグンウォンは、それらを取り上げようと試みるも、駆けつけたセロイと周囲の人々によって取り押さえられ、警察に連行されました。梨泰院での暴行事件は、翌朝のニュースに取り上げられ、同時に10年前のひき逃げ事件の自白も公にされました。息子の不始末に怒りを覚えるチャン会長の元へ、ミンジョンが現れ、会社か息子か、社運をかけた選択に迫ります。

その夜、ホジュンとセロイ・イソと対談したミンジョンは、会長に反旗を翻すべく、次の作戦を指示します。その頃、息子の無実を証明するべく、チャン会長は再び隠ぺい工作に奔走していました。スアは、会社のためにグンウォンを解雇することを提案するも、8年前に起きた株価暴落と回復を持ち出し、グンウォンを切り捨てることはしないと宣言します。

しかし、チャン会長の意志表示は、秘書を通じてミンジョンに伝わり、会長を解任させるための役員会議が開かれました。父親を庇うために、グンウォンが会議の中止を試みるも、ミンジョンの制止により、会議は続行されました。翌朝、グンウォンの出頭を見送ったチャン会長は、記者会見を開き、息子が起こした一連の事件について謝罪の言葉を述べました。

その後の会議で、会長の解任は否決され、ミンジョンは左遷、彼女の側近も追放されたことを、セロイとホジュンに報告します。そして、グンウォンには懲役7年が言い渡され、会長はセロイがこれ以上、反抗してこないだろうと余裕を醸します。しかし、会長が罪を償うことを目指すセロイは、まだあきらめていないことを示します。

チャン会長の妨害にもめげず、韓国一の飲食店を目指すタンバムの奮闘や、予測のつかない最終回結末に多くの期待が寄せられた、「梨泰院クラス」の全話・11話～15話のあらすじネタバレを紹介します。

タンバムの奮闘ぶりは、世間でも有名になりつつあり、テレビ番組への出演依頼が持ち出されました。一方、グンスは、自分の意志でセロイの元を立ち、チャン会長の後継者として、チャンガに入社を果たします。その頃、タンバムが出演する番組を見た投資会社から、お店のフランチャイズ化が持ち出され、話に乗ったセロイたちは、着実にお店を増やしていきます。

そして、TV番組の最強屋台・2回戦では、チャンガのシェフパク部長と対決し、ヒョニの豆腐鍋（スンドゥブチゲ）が勝利しました。その後、スアとグンスも加えた打ち上げで、セロイの恋愛が取り上げられ、スアのことを「好き」とだけ言い、イソのことは「妹分であり、パートーナー」と告白します。一方、セロイの思わぬ発言にイソはショックを受けます。

タンバムの成長も順調に見えた矢先、ホジュンから投資会社を始めとする投資家の撤回を指摘されます。チャン会長による工作と推測するセロイは怒りを爆発させるも、事態を聞いて駆けつけた契約者の対応に追われました。一方、起業当時からチャン会長を知るキム・スンリョは、新聞からセロイの苦境を知り、これ以上、彼に嫌がらせをするなと警告します。

その頃、TV番組の最終決戦に向けて、スングォンとヒョニが準備に追われる中、イソとセロイは新たな投資家を探していました。そして、キムヨサ（女史）と呼ばれる不動産業の大物で、トニーの実の祖母であるスンリョと対談したセロイとイソは、最終決戦で優勝したら投資をしようと約束します。そして、決戦当日、グンスの工作によって、ヒョニのトランスジェンダーが世間に公表されてしまい、ショックを受けます。

しかし、セロイの励ましの言葉で立ち直ったヒョニは、自分の持ち場に戻ります。そして、報道の通り、自分がトランスジェンダーであることをカミングアウトし、料理対決で優勝することを宣言します。

決勝戦は、ブラインド方式による対決で、ヒョニが優勝を決めました。一方、敗北したチャン会長は、スアとグンスに詰め寄め、グンスによって最終審査方法方が変更されたことを知ります。一度は怒りを覚えた会長でしたが、ヒョニのことをマスコミに流したのも、グンスだと知ると、態度を豹変させます。タンバムでは、約束通り、スンリョンから100億ウォンの投資が入りました。

その後、タンバムには、フランチャイズの申込みが殺到し、4年後には中国への進出を決め、ソウルに自社ビルを構えるまでに成長しました。そして、セロイは代表取締役に、創設メンバーたちは幹部として業務に当たっていました。しかし、小さな居酒屋時代からの「人と信頼」の経営理念だけは、変わらずに続いていました。

同時に、チャンガを追い抜き、韓国一になる夢もあきらめていませんでした。その頃、チャンガグループでは、本社の常務になったグンス主導のチャンリダン・プロジェクトが始まりました。チャンガにとって巨額の投資となったこのプロジェクトに、チャン会長も乗り気であったものの、開発区域の区長との会合に向かう途中で倒れ、病院に搬送されます。

余命6ヶ月のすい臓がんと診断されたチャン会長の元へ、出所したグンウォンが訪ねてきます。そこへ、グンスも駆けつけ、万が一に備えて早く後継者を選ぶことを会長に進言し、グンウォンと対立します。一方、チャン会長の病気は、セロイの耳にも入り衝撃が走ります。

本社では、セロイとホジュン・ミンジョンらによるチャン会長の解任に向けた計画が練られていました。一方のグンスも、セロイたちの動きを察しており、反撃に向けた準備を始めます。そして、両者の対決は、グンスに軍配があがります。その頃、イソが過労で倒れると同時に、周囲の人々の話から、セロイはようやくイソに対する気持ちに気が付き、彼女の元へ向かいます。

しかし、病室にイソの姿はなく、受け取ったメールからイソの拉致を知ったセロイは、ある場所へ向かいます。その先には、因縁の相手・グンウォンがおり、イソを心配するグンスも駆けつけていました。そして、車がグンスへ向かっていることを知ると、セロイはグンスを庇って車に轢かれてしまいます。

セロイの交通事故を受け、グンスはすぐさまスングォンに連絡を入れるも、グンウォンの部下に遮られ、イソと共に拉致されます。一方、緊急搬送されたセロイは、集中治療を受けていました。その頃、イソとグンスを倉庫に閉じ込めたグンウォンは、セロイのニュース記事を読み、セロイへの復讐に燃えていました。同時に、イソは、自分の縄をほどき始め、次の作戦に出ます。

一方、イソの拉致犯がヒフンであることを特定したスングォンは、彼の事務所でわざと騒ぎを起こして警察に通報し、ヒフンとグンウォンが会っている証拠映像を入手し、証拠写真をスアに託します。翌日、スアは、グンウォンによるセロイのひき逃げ、イソ・グンスの拉致があったとチャン会長に報告し、証拠写真と辞表を提出しました。

その頃、倉庫内ではイソがグンスの縄をほどきながら、お互いにセロイを救うことを決意する一方、セロイは、昏睡状態の中で亡き父との再会し、ようやく目を覚まします。また、グンウォンもチャン会長と決別することを宣言します。グンスはイソを連れて脱出を図ろうとするも、ヒフン達に阻まれてしまいます。

大切なビジネスパートナーの窮地にセロイが下した決断や、15年に及ぶ復讐劇の結末を描いた最終回は、怒涛の展開となりました。以下では、「梨泰院クラス」の最終回結末ネタバレを紹介します。

イソを救うためにチャン会長の前に跪いたセロイは、グンウォンの居場所が書かれたメモを片手に、スングォンとある場所へ向かいます。この先からは危険が伴うものの、イソを家族も同然に想うスングォンは、セロイと行動を共にする決意を固めます。

その頃、倉庫の外では、グンスがグンウォンたちを足止めしている間に、イソを遠くに逃がしていました。しかし、グンスはヒフンに倒され、イソの後をグンウォンの車が追いかけてきました。その時、対向車がグンウォンの車と衝突事故を起こします。そして、エアバックが作動した車内からはセロイが現れイソは、無事に保護されます。

スングォンが時間稼ぎをする間に、再び逃亡するセロイとイソでしたが、怪我が回復していないセロイは激しい頭痛を起こして、走れずにいました。イソが心配する中、再び、グンウォンの車が2人に近づき、止まりました。そして、セロイから携帯を託されたイソは、彼のことを心配しつつも、警察からの連絡を待つべく、その場を去っていきます。

一方、残されたグンウォンとセロイは、殴り合いでお互いの気持ちをぶつけます。そして、警察が駆けつけたことで事態は収束に向かい、セロイとイソは安堵します。翌日、スアによる内部告発により、チャンガの不正行為が大々的に報じられました。その後、大ダメージを負ったチャンガは、取締役会で会社の売却が検討される中、グンスからある会社との買収の話が持ち出されます。

一方、このままでは終われないチャン会長は、創業時から付き合いのあるトニーの祖母・スンリョンに助けを依頼するも、冷たくあしらわれてしまいます。その頃、グンウォンは、ホジンと面会し、チャンガの不正・買収の報道を知らせます。そして、自分はかつてグンウォンにいじめられていた同級生であり、今はセロイとミンジョンのファンドマネージャーであることを明かします。

また、チャンガの不正ニュースを知り、セロイの元を訪れたイソの母親は彼に詰め寄り、セロイは危険な目に合わせてしまったと、謝罪します。しかし、母親が何と言おうと、イソとセロイは固い絆で結ばれていました。

タンバムを訪れたチャン会長に対して、セロイはスンドゥブチゲを振舞い、チャンガの運営にはミンジョンに任せるとし、企業イメージを変えるために、社名を変えることを報告します。そして、かつてチャンガの危機を脱するきっかけとなったセロイの父親のレシピを元にした、アレンジソースをチャン会長に振る舞います。

その美味しさに感激したチャン会長は改心し、身勝手な理由でセロイや彼の父親を人生を狂わせてしまったことを詫び、2人は和解します。その後、チャンガと梨泰院クラスの合併が株主総会で報告され、セロイは「人と信頼を重視する」新たな会社作りを目指すことを宣言します。その夜、タンバムを訪れたグンスは、ヒョ二とスングォンに謝罪をします。

その後、遅れて登場したイソは、アメリカへ行くことを話し、グンス達に別れを告げました。一方、梨泰院では、新しくレストランをオープンさせたスアの姿がありました。まだ、準備中ではあるものの、面接に訪れたシェフの腕前に、スアと投資家のソクチョンは、彼の採用を決定します。

イソからデートの誘いを受けたセロイは、その日のスケジュールを全てキャンセルし、梨泰院を散策していました。恋に不器用なセロイとのデートは、どこかぎこちなかったものの、イソもセロイには、温かい愛が芽生えていました。

「梨泰院クラス」は、全話を通じて個性豊かな人物が登場し、多彩な役柄を演じたキャスト陣にも注目が集まりました。以下では、韓国ドラマ「梨泰院クラス」のキャスト一覧を紹介します。

パク・セロイ役のキャスト・パク・ソジュンは、「第2のキム・スヒョン」と称された韓国を代表する俳優で、「梨泰院クラス」では、黒髪と短髪にイメチェンした役作りが話題となりました。パク・ソジュンの出演作品は、近年は「花郎」（2016年）、「キム秘書はいったい、なぜ？」（2018年）等に出演しています。

チョ・イソ役のキャスト・キム・ダ二は、主演映画「魔女」で数々の映画祭の新人賞を総なめにした期待の新人女優で、「梨泰院クラス」で、初のドラマ出演を果たしました。

チャン・デヒ役のキャスト・ユ・ジェミョンは、正義感あふれる敏腕刑事役で知られる一方、「梨泰院クラス」では、会社のためなら家族の犠牲も厭わない役を演じ、その怪演ぶりは、ユ・ジェミョンの役者魂が伝わるでしょう。

チャン・デヒの愛人の息子で、イソに想いを寄せるチャン・グンス役のキャスト・キム・ドンヒは、WEBドラマ「A-TEEN」で人気を博した韓国の若手俳優です。

セロイの宿敵・チャン・グンウォン役のキャスト・アン・ボヒョンは、ドラマ「太陽の末裔」で、精鋭特殊部隊員役を演じ、共演したソン・ジュンギらと共に注目を集めた俳優です。

料理人のマ・ヒョイ役のキャスト・イ・ジュヨンは、そのイメージとハスキーな声質から、「梨泰院クラス」では難しい役柄のヒョイ役に抜擢され、大きな話題を呼びました。

タンバルのアルバイトキム・トニーは、韓国人とギニア人の血を引くハーフで、クリス・ライオンがトニー役のキャストに選ばれました。

全話を通じて数多くの名言・名シーンが誕生し、感動の最終回結末を迎えた、韓国ドラマ「梨泰院クラス」の見どころを紹介します。

「梨泰院クラス」は、主人公・セロイの復讐を主軸に、イソのソシオパス、ヒョイのトランスジェンダー、トニーに対する人種差別のように、現代が抱える社会問題を、登場人物たちに反映させています。どんな理不尽な目に遭っても決してくじけることなく、ダンバムを大企業へと成長させた彼らの奮闘は、観る者の共感を呼びました。

仲間を信じ、己の信念でチャンガから勝利を獲得したセロイの復讐劇は、ビジネスマンからも高い支持を獲得し、「梨泰院クラス」は自分のバイブルと公言するファンも登場しました。同時に、「梨泰院クラス」では、SNSの使用など、現代社会を感じるポイントも作中に含ませています。

「梨泰院クラス」のヒロイン・イソとスアは、セロイを巡る恋のライバルであるものの、己を信念を貫くかっこいい女性として、注目されました。これまで人に関心の無かったイソが、セロイとの出会いを通じて、彼に惹かれていく姿や、セロイと対立しながらも最後は自分の人生を掴み取ったスアのように、ヒロイン・2人の成長も必見です。

外食産業を舞台にした「梨泰院クラス」は、日韓の芸能界でも高い人気を誇っており、日本では、お笑い芸人・ドランクドラゴンの塚地武雅さんや、トレンディエンジェルの斉藤司さん、音楽グループ・GLAYのヒサシさんらが、ドラマのファンを公言しています。韓国では、SHINeeのメンバー・キーが、入隊中にも関わらず、ドラマの感想をSNSに投稿し、話題を呼びました。

予測不能な展開と、怒涛の最終回結末が人気を集めた「梨泰院クラス」に関する感想や評価を紹介します。

全話を通じてセロイの復讐劇と結末を描いた「梨泰院クラス」は、展開の早さやヒロインとの恋愛絡みなど、視聴者を飽きさせないストーリーが人気に拍車をかけました。また、全話16話とやや短めのドラマ放送でしたが、一度見たら最終回まで気になる展開や、セロイの人柄やキャストの役作りが注目され、ドラマ好きにおすすめの作品です。

大手外食チェーンとの熾烈な戦いを描いた「梨泰院クラス」は、全話を通じて繰り広げられた怒涛の展開・最終回結末だけでなく、様々な事情を抱えた登場人物を演じるキャスト陣の演技も高く評価されています。そして、主演キャスト・ソジュン演じるセロイは、原作漫画を忠実に再現した役作りが大きな話題を呼び、作品に対する情熱を感じさせるでしょう。

ビジネスマンのバイブルと称された「梨泰院クラス」は、ビジネスによる復讐劇やセロイの成功を描いたストーリーが注目を浴び、「愛の不時着」と並ぶ人気を博しました。一方、全話を通じて現代社会を忠実に描いた「梨泰院クラス」は、男性層の支持が高いと言われ、主人公・セロイの誠実な人柄に憧れを抱くビジネスマンが続出しました。

韓国ドラマ「梨泰院クラス」の全話あらすじ、最終回結末のネタバレ、出演キャスト、作品の見どころ、全話・最終回結末の感想や評価などを紹介しました。「梨泰院クラス」は、全話・16話と短いストーリーですが、キャスト陣の迫真の演技や、復讐や恋愛など多彩な要素を盛り込んだ、飽きのこない展開が特徴です。女性だけでなく、ドラマに興味のない男性にも一度は見てほしい、話題の韓国ドラマです。