シャンクスの懸賞金はいくら？実力やトキトキの実の能力者の噂から考察

週刊少年ジャンプで現在も連ら意中の大人気コミック『ワンピース』。連載開始20年以上経つ現在でもその人気は衰えることなく、新たなファンが増え続けています。ワンピースは主人公・ルフィが海賊王を目指して冒険するストーリーとなっていますが単なる冒険譚ではなく、迫力のあるバトルや笑い・涙のある心揺さぶられる人間ドラマの要素も含まれています。

そんな物語には実に多くの登場キャラクターがおり、それぞれのキャラクターがとても魅力的で、主人公ルフィはもちろん、主役でないキャラクターにもファンが付くことがしばしば。今回はそんな、主役ではないもののファンが大勢存在するキャラクターの1人『シャンクス』を紹介します。シャンクスはワンピース1巻第1話から登場する所謂『古株キャラクター』。主人公であるルフィに大きな影響を与えた存在でもあります。

ワンピースでは第1話以降、物語の要所要所で登場。その登場シーンの中には、意味あり気な場面もあります。その事からシャンクスについては、ファンの間で様々な噂が流れているようです。その中でも特に習目されているのは、「シャンクスの懸賞金」「シャンクスは悪魔の実『トキトキの実』の能力者なのでは？」という噂。今回の記事ではこの2つの噂を中心に見ていきます。

ではまず最初に、シャンクスの基本情報についてみていきます。シャンクスの異名は『赤髪』。一般的には『赤髪のシャンクス』として知られているようです。その異名が関係しているのか、シャンクスが船長を務める海賊団の名前は『赤髪海賊団』。ワンピースの中では最も有名な海賊の1人として扱われています。初登場時の年齢は27歳。ルフィが海賊となり旅立った時には37歳となっていました。また2年後の現在の年齢は39歳です。

出身は西の海で、誕生日は3月9日。冒頭でも触れましたが、ワンピースには第1話から登場しています。ルフィがいた『フーシャ村』に滞在していたことがきっかけで、2人は出会ったようです。シャンクスは海賊王であったゴール・D・ロジャーと同じ発言をしたルフィを気に入っており、親しく接していました。ルフィがシャンクスの持っていた悪魔の実を食べてしまった後でもその関係は変わりませんでしたが、その後事件が発生。

ルフィが山賊であるヒグマに、海に投げ込まれてしまったのです。元々カナヅチだったルフィですが、悪魔の実の能力者であることもあり、海では泳ぐことができません。絶体絶命の状況へと陥ったルフィでしたが、そこへ現れたのがシャンクス。ただでさえ溺れてピンチだったところに、『近海の主』に食べられそうになっていたルフィを、片腕を犠牲に助け出しました。

シャンクスが片腕を失ってしまったことをルフィは泣いて悲しみましたが、当のシャンクスは「(ルフィが)無事でよかった」と、安堵していました。その数日後にはシャンクスは『フーシャ村』を出て、再び旅に出ることになりましたが、ルフィはそこで「海賊王になってやる」と公言。シャンクスは最初「お前なんかが海賊になれるか」とからかっていましたが、帽子を預け、「いつかきっと返しにこい。立派な海賊になって」と返答。

このシーンはワンピースの中でも名シーンだとして有名な場面となっています。ルフィは当初から海賊になることを目指していましたが、この出来事がルフィに大きな影響を及ぼしたことには間違いないでしょう。ワンピースという壮大な物語の開幕を飾る重要なワンシーンとなりました。

ワンピースには実に多くの海賊たちが登場します。その中には賞金首となっているキャラクターも。シャンクスについてもその1人だと考えられています。特にシャンクスはワンピースの中では最も力のある海賊『四皇』のうちの1人に挙げられ、他の海賊たちの間にもその名は広く知れ渡っています。

そんなシャンクスですから、当然懸賞首の1人だろうとファンの間では予想されれていますが、その懸賞金額については、未だ本編に描かれていません。登場回数については多いとは言えないながらも、要所要所で登場しており、明らかに今後のストーリーに深く関わってくると予想されている物の、懸賞金についての詳細は一切公開されていないのです。

現在の時点で懸賞金が不明となっているシャンクス。しかし、1話から登場しているにも関わらず、懸賞金が不明となっているのはシャンクスだけではありません。シャンクス率いる『赤髪海賊団』のメンバーについても同様の事が言えます。

赤髪海賊団のメンバーの詳細については未だ分かっておらず、名前が明らかになっているキャラクターもほんの一部。ここからはシャンクス率いる赤髪海賊団の中でも、名前が判明しているキャラクターについて、紹介していきます。

まず初めに紹介するメンバーは、『ベン・ベックマン』。ワンピース本編での登場回数はほんの2、3回程度にもかかわらず、ファンから注目されているキャラクターの1人でもあります。現時点ではっきり分かっている情報は、赤髪海賊団では副船長を務めていることと、誕生日が11月9日であることです。

また、コミックス8巻の時点ではSBS内でワンピースに登場したキャラクターの内、最もIQが高い人物であると紹介されていました。戦闘能力についても未だ詳しい情報は開示されていませんが、マリンフォード頂上戦争の際には、ルフィ達を追撃しようとしていた海軍本部大将・黄猿の足止めをしていたことから、相当な実力者であるとファンから推測されています。

次に紹介するのは『ラッキー・ルウ』。こちらのキャラクターにつては、ベン・ベックマン以上に詳細不明となっています。開示されている情報は、海賊団の幹部である事と誕生日が7月6日であることのみ。しかしワンピース1話で山賊と戦った際には敵を容赦なく射殺していた場面が描かれています。

1話で確認した限りでは陽気な性格をしているようでしたが、敵と見なした相手には一切容赦しないようです。余談ではありますがワンピースの原作者、尾田先生による読み切り『ROMANCE DAWN』にラッキー・ルウに瓜二つの、敵キャラクター『三日月のギャリー』が登場していますが、主人公であるルフィあっけなく敗北してしまっています。

続いて紹介する赤髪海賊団のメンバーは『ヤソップ』。ヤソップについては、赤髪海賊団の幹部であるという以外に、狙撃手であるということが分かっています。狙撃手としての腕前は一品のようで、回想シーンでは遠方にある林檎を銃で簡単に打ち抜いていました。

本人の言い分では、アリの眉間を打ち抜くことも可能とのこと。ファンブック『YELLOW』では没となったウォーターセブン編終盤のネームで、『追撃者(チェイサー)』という異名がある事が判明していますが、あくまで没ページでのことですので、この設定が現在も活きているのかは不明です。しかし、ヤソップについては他にも情報があり、その情報とは麦わらの一味であるウソップの父親であるということ。

ヤソップはフーシャ村に滞在していた際、ルフィに「お前くらいの年頃の息子がいるんだ」と何度も話していたようです。ルフィがウソップにそのことを確認したところその事実に間違いはなく、更にウソップが海賊であるヤソップを尊敬していることも明らかになりました。他の船員同様、登場回数は少ないものの、情報は比較的公表されている数少ないキャラクターです。

シャンクスだけでなく、そのメンバーでさえも未だ不明な部分が多い赤髪海賊団。しかし、そんな中でも懸賞金額がはっきりしているキャラクターが1名だけいます。そのキャラクターとは『ロックスター』。赤髪海賊団の新入りとして登場しました。

シャンクスからの使いとして、白ひげに面会しており、そこでロックスターは赤髪海賊団に入団する前から海賊として活動していたことが判明しています。それなりに名を上げていたようですが、世界最強と名高い白ひげからは相手にされていませんでした。そんな彼の懸賞金額は9千400万ベリー。

ワンピース本編での登場シーンはほんの一瞬でしたし、扱いとしてはあまり良いものではありませんでした。しかしルフィの懸賞金額がアーロンパークを破壊し、初めて懸賞金を掛けられた時は3千万ベリーだったことを考えると、ロックスターはそれなりの実力を持っていたと考えられます。新入りでさえこの懸賞金額なのですから、他のメンバーの懸賞金額がもっと高額であることには間違いないでしょう。

シャンクス始め、その殆どが詳細不明となっている赤髪海賊団。ワンピースではキャラクター関連グッズが多数販売されていますが、シャンクス率いる赤髪海賊団についても同様。その人気から多数グッズが販売されています。その中でも今回注目したいのがワンピースのグッズの1種である、各キャラクターの懸賞金が書かれてた『手配書』です。

この手配書には通常、キャラクターの顔写真と懸賞金について書かれています。対象のキャラクターの懸賞金が上がった際には、新しい懸賞金が販売される場合も。では、赤髪海賊団についてはどうでしょうか。下の画像は赤髪海賊団の手配書なのですが、残念ながらロックスターを除いては懸賞金額がシミを思わせる黒ずみで隠れてしまっています。

これはシャンクスも同様で、やはり懸賞金額は隠れてしまっています。インターネットで『シャンクス』『懸賞金』と画像検索をした場合、実に多数の画像が検索結果として表示され、その中には懸賞金額が書かれたものがあるようですが、どうやらそれはファンの方が個人的に作成された物のようです。やはり公式としてはシャンクスの懸賞金額はまだ発表しないつもりなのでしょう。

未だその詳細について不明な点が多いシャンクス。特にシャンクスの懸賞金については多くのファンが注目しているようです。何故ファンはそこまでシャンクスの懸賞金に注目しているのでしょうか。それは、シャンクスの活躍と物語における立ち位置に理由があるようです。

シャンクスが登場したのはワンピースの第1話。主人公であるルフィに多大な影響を及ぼしたキャラクターとして描かれています。これだけでもワンピースのファンとしてはシャンクスの詳細について興味を持つところですが、更にシャンクスがワンピースの世界では有名な海賊であるという点がその大きな理由となっているようです。

先程少し紹介しましたが、シャンクスはワンピースの世界では最も力を持つ海賊『四皇』の内の1人に数えられています。この四皇についてはその実力から周囲へ脅威として扱われているのは勿論、ワンピースの世界では政府にも影響を及ぼす存在として描かれています。

マリンフォード頂上戦争編では終盤に登場し、戦争を終わらせるのに一役買いました。戦争を終わらせに来たと公言するシャンクスに対し一部の海軍は反発しましたが、最高司令官であるセンゴクが「お前なら良い」とシャンクスの及ぼす影響を考慮したうえで返答しています。このことからもシャンクスの実力・影響力は並大抵のものではないとして、その懸賞金に注目するファンが大勢生まれたのではないでしょうか。

ワンピースの中でもトップクラスの実力者として扱われているシャンクス。懸賞金額は未だ明かされていませんが、その実力については疑いようがありません。インターネット上でファンの手によって作成される「強いワンピースキャラクターランキング」でもほぼ毎回上位に入賞しています。

ワンピース本編ではシャンクス同様トップクラスの実力を有しているとされている白ひげの船へ乗り込む描写がされていました。白ひげ海賊団はかなり大きな海賊団で、具体的な数は不明ですが、本編で確認できるだけでも、船員の数はかなりのもの。しかし、シャンクスの放つ覇気の影響によりその多くが気絶してしまっています。

また、マリンフォード頂上戦争では海軍本部の大将である赤犬による一撃を、剣一本でいともたやすく受け止めました。第1話から登場しているにも関わらず、シャンクスの戦闘シーンはとても少ないのですが、こうした描写だけでもシャンクスがとてつもない実力を秘めていることは間違いがありません。では、ここまで活躍しているにも関わらず、どうしてシャンクスの懸賞金額は未だ不明なままなのでしょうか。

ワンピースの中でもトップクラスの実力を保持しているシャンクス。しかし懸賞金額については未だ不明なままです。しかし、ワンピースのファンの間では、シャンクスの懸賞金が不明なのには理由があると考えるファンも。その中の1つには「四皇の1人であるシャンクスが、ラスボスとして最終的にルフィと戦うことになる」というものも。

かつてはシャンクスを狙っていたキッド達の同盟が、シャンクスとぶつかる前にカイドウと接触することになったのは、その伏線ではないかとファンの間では噂されているようです。ラスボスなのだとすれば、直接対決することになってから懸賞金額が明かされるはずであり、その為強さランキングでは上位にあるシャンクスの懸賞金が不明なままにされているのにも納得できる、というのが一部のファンの考察となっています。

四皇の1人であるにも関わらず、懸賞金額は不明のままのシャンクス。しかし実力者であるにも関わらず懸賞金額が不明になっているのはシャンクスだけではありません。四皇のメンバーにおいては、全員が未だ懸賞金額不明となっているのです。唯一、部分的に情報が開示されているのは『ビッグ・マム海賊団』の船長であるシャーロット・リンリンのみ。

シャーロット・リンリンの現在の懸賞金額は不明ですが、ワンピース本編では幼少期の懸賞金額が明らかにされています。シャーロット・リンリンには様々な理由があり、6歳の頃から懸賞金がかけられていました。その額なんと5千万ベリー。6歳の子供にこの額の懸賞金がかかる事自体驚異ですが、シャーロット・リンリンの懸賞金はこの後更に膨れ上がります。

その後成長したリンリンにかけられた懸賞金は5億ベリー。この時点でドレスローザ編後のトラファルガー・ローと同等の金額となっています。しかしこの金額でさえ、現在のリンリンよりかなり若い頃の懸賞金となっており、現在のリンリンの懸賞金額は更に上だとされています。

シャンクスと同じく四皇の1人。シャーロット・リンリン。彼女は幼い頃から懸賞金を掛けられており、懸賞金額が億を超えたのはかなり若い頃からとされています。では、彼女の部下にあたる人物の懸賞金はどれほどの額になっているのでしょうか。

これについてはワンピースのホールケーキアイランド編や万国編で明らかにされています。得に幹部のトップ3にあたる人物においては、懸賞金ランキングのランキング上位に入るキャラクターばかり。ここからはそんなキャラクターの懸賞金額についてみていきましょう。

シャンクスと同じ四皇のリンリン。そのリンリンが率いる海賊団の幹部として最初に紹介するのはシャーロット・クラッカーです。彼は『千手のクラッカー』の異名を持っており、悪魔の実である『ビスビスの実』の能力者。クッキーを生成する能力を持っており、母であるリンリンが治める万国ではビスケット大臣として住居の壁などを作成しているようです。

クラッカーが生成したビスケットは非常に堅く、ルフィのギア4による攻撃でようやく破壊できる程。また、生成したビスケットによって兵隊を作り、それを操ることも出来る強力な能力となっています。

この能力に影響を受けているのか、懸賞金も高く、最近の懸賞金ランキングでもかなりの上位に入っています。懸賞金額はなんと8億6千万ベリー。クラッカーが登場した当時、5億を超える懸賞首は非常に珍しく、ワンピースファンの間ではその懸賞金額の大きさが話題となっていました。

続いてビッグ・マム海賊団の幹部として紹介するのはシャーロット・スムージーです。リンリンが治める万国ではジュース大臣を務めています。クラッカーと同じく悪魔の実の能力者であり、「シボシボの実」の能力を保持。この能力によって、人間をはじめとする生き物は勿論、岩等の物体をも雑巾のように絞ることが可能となっています。

絞られた対象者はミイラとなる非常に恐ろしい能力で、ワンピース本編では女性の水分を絞りとり、ワインのように飲んでる姿が描写されています。やはりクラッカーと同じく懸賞金ランキングでは上位にランクインしており、その額は9億3千200万べりー。目立った戦闘シーンは描かれていませんでしたが、相当な実力者であることが予想されています。

ビッグ・マム海賊団の幹部として最後に紹介するのはシャーロット・カタクリ。万国編ではルフィと非常に激しい戦いを繰り広げました。母・リンリンが治める万国では万国粉大臣を担当。悪魔の実である『モチモチの実』の能力者であり、その能力とともに未来を予知できる程鍛え上げた見聞色の覇気を駆使しながら戦う姿が描かれていました。

性格は冷静で仲間思い。その性格もあって、闘いにおいて隙を見せず、3将星の中でも最強の実力者とされていました。その懸賞金額はなんと10億ベリー。ルフィの懸賞金額が更新される前の当時では、後述するとあるキャラにならんで懸賞金ランキング第1位とされていました。

四皇の1人が率いるビッグ・マム海賊団の幹部の懸賞金が10億。これはかなり驚異的な額と言えますが、ワンピースの中で懸賞金額が10億ベリーを超えたキャラクターはもう1人います。それはやはり四皇の1人である『カイドウ』率いる『百獣海賊団』の幹部である『ジャック』。カタクリが登場していなかった当時は、ワンピース懸賞金ランキング第1位にランクインしていたキャラクターです。

カタクリが登場したことによりジャックが同率1位となったのですが、四皇の内の2人が率いる海賊団の幹部にかかる懸賞金が10億ということもあり、ファンの間では「10億の幹部の上に立つ船長だから、それよりも懸賞金額は上のはず」「赤髪海賊団の幹部にも10億の懸賞首がいるのでは？」と推測されるようになりました。

ワンピース屈指の実力者と噂されながらも、懸賞金額が不明のままのシャンクス。懸賞金が未だ明らかになっていないのには何か理由があるという噂もあります。その噂の中の1つには「シャンクスの能力が関係している」というものも。シャンクスは物語の要所において登場しており、その中には意味深とも言えるセリフを口にしています。

その能力が何かというのに対しては「シャーロット・カタクリのような見聞色を始め、最強の覇気による能力」という噂や、「悪魔の実の能力」という話まで。能力により、自分に懸賞金がかからないよう振る舞っているという噂があるのです。特にシャンクスが悪魔の実の能力者であると考えるファンは多く、その中でも「シャンクスは『トキトキの実』の能力者である」という噂はかなり有名な話となっています。

問題はシャンクスが1話目で、ルフィを助けるため海に入った描写があるということですが、これについては「ルフィを助けたあの事件以降に悪魔の実を食べた」という意見が出ています。確かに、ワンピースの世界ではルフィを助けた日から12年物年月が流れている為、その間にシャンクスが悪魔の実の能力者となった可能性は十分にありえると言えます。

ファンの間で囁かれる、シャンクスが悪魔の実・トキトキの実の能力者であるという噂。では、何故そのような噂が流れているのでしょうか。それについては有名な海賊には悪魔の実の能力者が多いから、という事が挙げられます。シャンクスが悪魔の実・トキトキの能力者であると考えるファンの中には、「シャンクスが異様なまでの実力を持っているだとしても、何の能力も無しに四皇となるのは難しいのでは」といった指摘する方も。

マリンフォード頂上戦争では、先日カイドウと衝突していたにも関わらず戦場に現れたという事実もあります。その事から「シャンクスは時間を止める事のできる『トキトキの実』の能力者」と仮定する方が増えたようです。もしシャンクスが本当にトキトキ実の能力者であれば、高額な懸賞金がかけられていても不思議ではありません。しかし同時に「懸賞金をかけても無駄なのでは？」という声も。

また、能力の特性上ワンピースという物語の核心に触れるため、原作者である尾田先生がシャンクスの詳細について描写を控えている理由にもなります。この噂については、「ワンピースという物語が破綻するのでは？」と否定的な意見を持つ方も大勢いらっしゃいます。トキトキの実の能力者であるかどうか、真相は不明ですが、シャンクスが何らかの悪魔の実の能力者であるという可能性は案外高いのかもしれません。

トキトキの実の能力者であり、その能力の特性によって賞金額がまだ書かれていないと噂されるシャンクス。ではここでワンピースの世界における『懸賞金』について1度確認します。ワンピースの世界には懸賞金のかかったキャラクターが多数登場しますが、「懸賞金額＝強さ」というわけではないようです。ワンピースの世界では懸賞金は政府への危険度によって決定します。

その為、懸賞金額は強さの目安にはなりますが、戦闘能力がたとえ高くなくても懸賞金ランキング上位に入賞することがあります。分かりやすい例を挙げるなら、ウソップとフランキーの懸賞金についてはこれが当てはまります。ウソップとフランキーが戦った場合、一般的にはフランキーが勝利すると考えられます。しかし、懸賞金ランキング等ではウソップの方がフランキーよりも上位にいます。

これはウソップがエニエス・ロビーで世界政府の旗を打ち抜く等、政府に対しはっきりとした敵対行動をとっていることが理由だとされています。その為、「トキトキの実の能力者だ」と噂されるシャンクスの懸賞金については「懸賞金額は高い」と考えるファンと、「懸賞金額は低い」と考えるファンに分かれているようです。

懸賞金額を決める基準を踏まえた上で、シャンクスの懸賞金額については「高い」と考えるファンと「低い」考えるファンに分かれています。ここでは一旦、シャンクスの懸賞金額が高いと考えるファンの方々の意見について説明します。シャンクスの懸賞金額が高いと考えるのは「シャンクスが強すぎる」「政府と敵対していないにしても、政府の味方になっているわけではない」という理由が挙げられます。

戦闘描写は少ないものの未だ戦闘に負けた描写はなく、ファンの手によって作られる『ワンピースキャラ強さランキング』等では、シャンクスは毎回上位にランクインしています。マリンフォード頂上戦争では戦争を止めるために動いた際には、海軍の元帥であるセンゴクが「お前なら…いい」と発言。世の中の海賊にとって、シャンクスが特別な立場にあることが間接的に示されました。

実際ワンピース本編では「邪魔するならこっちも黙っちゃいねェさ…」といった発言や、マリンフォード頂上戦争で海軍本部の大将・赤犬の攻撃を軽々と防いだ描写があります。政府の味方をするわけではないといったスタンスや実力から考えると、ただちに政府の敵になることはなくとも、政府にとっては充分脅威と考えられます。また、シャンクスがトキトキの実の能力者と考えるファンの方々も、懸賞金は高いと考える方が多いようです。

ここからは、「シャンクスの懸賞金額は低い」と考えているファンの方々の意見について説明します。懸賞金が低いと考える理由はシャンクスの性格にあるとされています。シャンクスの性格は冷静というより温厚。第1話で山賊のヒグマから嫌がらせを受けた際にも、怒る様子を見せるどころか笑い飛ばしている様子が描かれています。

また、ワンピースの世界では「最も有名な海賊の1人」とされているにも関わらず「悪い噂は聞かない」という評価も。こうした温厚な性格や、日頃の噂から「政府から見ると、シャンクスの危険度は低いのでは？」考えるファンもいるようです。

ワンピースの世界ではあくまで「懸賞金額＝危険度」ですので、仮にシャンクスがトキトキの実の能力者であったとしても、その性格から考えると、懸賞金額が低くても不思議ではないのかもしれません。

様々な噂が存在するシャンクスの懸賞金。しかし、シャンクスの懸賞金額についてはいつ頃明らかにされるのでしょうか。シャンクスがもし本当にトキトキの実の能力者であるのなら、ワンピースの世界においてシャンクスがほぼ最強の戦闘力を持っているといえます。その為今のところ有力な説としては「ワンピースの物語終盤」という説が挙げられています。

シャンクスの懸賞金額がいつ公開されるのか、はっきりと断言することはできませんが、ルフィはワンピース第1話で、立派な海賊になってシャンクスと再会する事を約束しています。シャンクスが例えトキトキの実の能力者でなかったとしても、シャンクスとルフィの再開は物語の見せ場と言えるはずです。ルフィがシャンクスと並ぶ実力を身につけて初めてシャンクスの懸賞金額が明らかにされるのではないでしょうか。

今回はシャンクスの懸賞金について、シャンクスの実力や「トキトキの実の能力者説」を踏まえた上で紹介しました。ファンの方々が作成する「ワンピース懸賞金予想ランキング」や「ワンピースキャラ強さ予想ランキング」では毎回上位に入るシャンクス。これから先どのような活躍を見せるのかは不明ですが、「いつかはルフィと対決する」ということだけはほぼ確実と予想されます。

パンクハザード編でローから四皇を倒す策として同盟をもちかけられたルフィは、「『四皇』はおれが全部倒すつもりだから」と発言しています。どうやらルフィにとってシャンクスは単なる目標ではなく、いつか超えるべき相手となっているようです。「1人目はシャンクスじゃなきゃまあいいか」とも発言をしているところから考えると、シャンクスとルフィの対決はまだ先でしょう。

物語の特性上、ルフィとシャンクスが対決するのは物語終盤からと考えられますが、実際のところは不明です。果たしてシャンクスは本当にトキトキの実の能力者なのか、トキトキの実の能力者ならどういった場面で能力を発揮するのか。また、シャンクスの懸賞金は果たしてどれ程なのか。これから楽しみにしながらワンピースという物語を楽しんでいきましょう。